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新・鉄道綜合スレ

3040チバQ:2020/03/16(月) 17:35:16

■急行「伊豆」や特急「あまぎ」…
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 東海道新幹線の開業に伴う1964年10月1日のダイヤ改正では、「伊豆」が急行列車に昇格。新幹線の開業によって廃止となった東海道本線の特急「ひびき」の157系電車を転用し、東京―伊豆急下田・修善寺間2往復体制となった。

 157系電車は東京―日光間の準急「日光」用として登場した車両だが、特急並みの車内設備を誇ることから「ひびき」にも使われていた。「伊豆」への転用は、安価な急行で特急車両を利用できると歓迎されたものである。伊豆方面初の特急となったのも、1969年4月に157系使用の急行「伊豆」を格上げして登場した「あまぎ」だった。
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 1976年1月には、157系の特急「あまぎ」のうち、臨時および季節列車の各1往復が新型特急車両の183系に置き換わり、3月には定期列車の「あまぎ」2往復を含めすべてが183系に置き換えられ「天城山とわさび」の絵入りのヘッドマークが取り付けられた。

 1981年10月のダイヤ改正では、急行「伊豆」に通勤・特急両用として開発された185系電車が登場し、やがて「あまぎ」も「伊豆」も、特急「踊り子」に統合された。
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 白いボディーに緑の斜めストライプが入った185系は、現在もなお活躍を続けている。

■「リゾート21」やSVOで華やぐ鉄路

 1985年7月、伊豆急に画期的な展望電車「リゾート21」がデビューした。伊豆東海岸の観光客誘致を目的とした電車で、前後車両はひな壇式の展望車、車内客席は海側に向いた座席という斬新な車内設備にもかかわらず、特別料金を取らない普通列車として運転されることで話題となった。

 このときの報道公開では中間の「サロン・イベント」車にエレクトーンを設置、生演奏を披露するなど、伊豆急の観光誘致が並々ならぬものを感じた次第。このユニークな電車は1986年に「鉄道友の会」が優秀車両に贈る「ブルーリボン賞」を受賞した。


 翌1987年には国鉄のグリーン車にあたる「ロイヤルボックス」が登場し、さらに国鉄民営化後の1990年2月にはリゾート21をさらにグレードアップした「リゾート21EX」の運転を開始した。

 この電車は、トンネル区間の多い伊豆急線内を走ることから、トンネル内で天井に星空を映し出すスターダストルーフの「ロイヤルボックス」を連結して話題となった。また、臨時列車「リゾート踊り子」として東京駅への乗り入れも果たしている。
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 1990年のゴールデンウィーク前には、JR東日本の新形特急251系「スーパービュー踊り子」(SVO)が運転を開始。時おりしもバブル絶頂期で、各地の鉄道ではジョイフルトレイン、イベント列車が次々と登場し伊豆の観光ブームは頂点を極めた。

 伊豆半島方面への列車としては、1991年3月ダイヤ改正で小田急とJR東海の共同運行になった特急「あさぎり」も特筆される。

 小田急新宿駅から御殿場線経由で沼津までを結ぶ列車で、小田急は新形ロマンスカー20000形「RSE」、JR東海は371系を新造し、ともに眺望重視の一部2階建ての観光電車として話題となった。沼津からはそれぞれ専用バスにより西伊豆方面に接続し、沼津港からは高速船で土肥、松崎港を結んだ。
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 だが、リゾート21やSVOといった花形列車の登場でにぎわいを見せた伊豆の観光は、1990年代半ば以降、バブル崩壊や群発地震、さらに東日本大震災などで衰退の一途をたどった。


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