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新・鉄道綜合スレ

3018チバQ:2020/03/12(木) 13:22:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200311-00000014-san-l40

乗客減、運転手不足のJR九州と西鉄がライバル「共闘」第1弾 福岡


3/12(木) 7:55配信

産経新聞







乗客減、運転手不足のJR九州と西鉄がライバル「共闘」第1弾 福岡


鉄道とバスの乗り継ぎが改善するJR下曽根駅前=北九州市小倉南区


 ■14日ダイヤ改正で列車とバス乗り継ぎ向上

 JR九州と西日本鉄道は、14日のダイヤ改正に合わせて、列車とバスの乗り継ぎを便利にする取り組みをスタートする。第1弾として、JR日豊線下曽根駅(北九州市小倉南区)で列車に接続するバスの本数を増やし、相互の情報案内を強化する。沿線の人口減や運転手不足など共通の課題に立ち向かうため、好敵手2社が共闘して利便性を高め、乗客離れを食い止める考えだ。(九州総局 高瀬真由子)

 14日のダイヤ改正では、下曽根駅前に停車する全てのバスが、できる限り列車にスムーズに接続できるよう時刻を調整する。列車の到着前後に、駅前を発着するバスを、現行の111便から175便に増やし、利用者の多い午後4〜6時台の列車には、ほぼすべてのバスが接続する。西鉄は、周辺にある団地から下曽根駅に向かうバス系統を新設する。

 こうしたアクセス向上に加え、情報案内を充実させる。駅構内ではバスの位置情報を表示するモニター2基を設置し、バス車内のモニターでは列車の時刻表を表示する。バスを待つ人のためのベンチも増設する。

 下曽根駅は小倉駅から大分方面に5駅の位置にある。沿線住民から小倉駅へのアクセス向上を求める声があり、鉄道とバスを組み合わせ、交通ネットワークを確保する。北九州市が下曽根駅の北口広場の整備を進めていることもあり、具体的な共闘の第1弾の場として選定された。

 ◆選ばれる輸送機関に

 乗客減や運転手不足など交通事業者は大きな課題に直面している。競争に伴う消耗を防ごうと、各地で事業者の連携が進む。

 JR九州と西鉄は昨年、輸送サービス分野での連携を決定し、両社社員で構成するワーキンググループが具体的な事業化案を協議してきた。両社は第1弾の取り組みを「下曽根モデル」と位置づけ、他の駅でもダイヤ調整を展開する。

 過去の競争を知る人にとって、今回の連携は「呉越同舟」にも映る。JR九州と西鉄はこれまで、並行する路線で乗客を奪い合ってきた。列車とバスで、それぞれが運賃の値下げ合戦を繰り広げ、「競合相手に便宜を図らない」という理由で、JRの駅前に西鉄の高速バスを乗り入れさせなかったこともあった。

 しかし、人口減という厳しい現実を見据えれば、戦いを続けて互いに疲弊するわけにはいかない。

 昨年10月、JR九州の青柳俊彦社長と西鉄の倉富純男社長は連携を発表する記者会見にそろって出席し、抱える危機感を強調した。バスや鉄道など複数の交通手段を連携させ、乗客の出発地から目的地までの移動を円滑にする「MaaS(マース)」の観点を取り入れ、選ばれる輸送機関にしたいと知恵を絞る。

 ◆廃線問題身近に

 地域住民も公共交通への意識転換を迫られている。運賃収入で支えられる鉄道やバスは当然、収益が低下すれば維持できない。利用されない交通インフラは廃線の可能性を帯びる。

 宮崎や鹿児島両県では、沿線自治体が利用促進策を考える新たな試みが進んでいる。両県を通るJR吉都(きっと)線の沿線5市町は、路線を盛り上げるサポーターを募り、鉄道振興に対する協力や、路線の魅力発信への支援を呼びかける。地域が支援策を講じることが、路線維持につながるとの考えからだ。

 地方にとって、鉄道やバスの廃線は身近に迫る問題となってきた。交通網を支える主体を、事業者から沿線自治体や住民に広げ、それぞれが当事者として役割を果たす時代になっているといえる。


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