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新・鉄道綜合スレ

2924チバQ:2019/12/24(火) 18:17:17

■JR直通線と別の意義を強調する東急

 東急にしてみれば競合ルートの出現とともに、そちらに一歩先んじられることになり、ある種の“思い”は想像されるところだが、その対応も含めて相鉄・東急直通線の意義やあり方をどのように考えているのだろうか。
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 東急電鉄で直通線事業の全体を統括する技術戦略部技術企画課の担当者は「JR直通線と東急直通線はそれぞれの特徴がある」と言い、熾烈な競合関係に対策を講じる状況ではなく「横浜市西部地区および神奈川県央部と東京都心部との速達性向上や広域鉄道ネットワークの形成を図るという東部方面線の目的を一にする中での各パーツであり、両輪のように機能させたい」と説明した。その理由として、以下の状況を挙げている。

 JRルートは朝ラッシュ時1時間に4本、それ以外の時間帯は毎時2〜3本と少ないものの、停車駅が少なく、都心にダイレクトにアクセスできる。一方、東急ルートは事業計画において朝ラッシュ時1時間10〜14本、それ以外の時間帯は毎時4〜6本と、JRルートの倍以上の頻度を予定している。


 また、日吉で東横・目黒の両線につなげるので東横線から東京メトロ副都心線、目黒線から東京メトロ南北線や都営三田線方面と多彩な都心ルートに乗り入れ、都内を網羅する地下鉄と密接なネットワークを築ける点である。こうした好条件から、鉄道・運輸機構が示す1日あたり利用者数の予測は、相鉄・JR直通線の約7万人に対して相鉄・東急直通線は4倍近い26万4000人とされる。

 そして東急においては、もう1つ非常に大きな要素として、新横浜にアクセスするメリットを挙げる。
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 これまで、東急沿線の人々が東海道新幹線を利用する場合、品川か、菊名駅乗り換えで新横浜に出るのが一般的だった。いずれもJR山手線や京浜東北線、横浜線への乗り換えが伴う。これが相鉄・東急直通線で新横浜にアクセスできるようになれば、乗り換えが減ったり、回数は同じでも乗り換えに伴う移動距離が格段に短縮され、楽になる(田園都市線においてはあざみ野から横浜市営地下鉄ブルーライン、長津田からJR横浜線経由が一般的で、これは変わりそうにない)。
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 新幹線という国土軸に直結する効果や知名度は、その沿線に用がなければ利用しないという首都圏の一私鉄路線の立場を大きく変えるであろう。ゆえに自社線内だけでなく地下鉄ネットワークを介した相互直通線の利用者をも取り込める。西日本へのゲートウェイになるとの期待が寄せられている。これゆえ、新横浜を境にして相鉄・東急直通線を相模鉄道とともに東急が持ち合う、という事業のスキームも生まれたことであろう。


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