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新・鉄道綜合スレ

29チバQ:2015/08/25(火) 20:57:11
http://www.yomiuri.co.jp/matome/archive/20150819-OYT8T50072.html
さよなら寝台特急「北斗星」…夜行列車の未来(4)
2015年08月20日 05時20分
「青春18族」の支持受ける「ムーンライト」
 「カシオペア」「はまなす」「サンライズ出雲/瀬戸」とは異なり、「ムーンライトながら」と「ムーンライト信州81号」は、特急・急行料金を必要としない全車指定制の快速列車だ。

 そのため、指定席券を買えば、普通列車が延べ5日間乗り降り自由となる「青春18きっぷ」で利用できるため、エコノミー層に根強い支持を受けている。

 東海道本線で運行されている「ムーンライトながら」は、平成8(1996)年まで、俗に「大垣夜行」と呼ばれていた東京-大垣間の定期夜行普通列車がその前身だ。当時はグリーン車も含めて全車が自由席だったので、発車の4-5時間も前から並ぶシーンがよく見られた。「青春18きっぷ」でこの列車を利用する場合、0時を過ぎて最初に停車する駅までの普通乗車券をあらかじめ購入しておけば、わずか2000円少々で、終点の大垣からさらに先の大阪、広島、四国、九州方面まで到達できるため、筆者もよく利用していた。

 「ムーンライトながら」に生まれ変わってからは、JR東海の「373系」という特急形電車に置き換えられて全車指定席(ただし一部車両は途中駅から自由席となる変則指定席)化され、大幅にサービスアップが図られたが、平成21(2009)年3月のダイヤ改正では繁忙期のみに運行される臨時列車に格下げとなり、年々、運転日が減少。今夏は始発駅基準で下りが7月24日から8月22日まで、上りが7月25日から8月23日まで設定されている。車両は特急「踊り子」などでおなじみの「185系」という特急形電車が使われている。

 一方、「ムーンライト信州81号」は、新宿から白馬までの片道運行ながら、JR東日本エリアだけを走る珍しい1社完結夜行だ。営業エリアが広大なJR東日本ならではの列車と言えるだろう。こちらは、かつて特急「あさま」などでおなじみだった「189系」という特急形電車が使われており、7-9月の23日間設定されている。

 この列車が運行されている中央本線・篠ノ井線(新宿-松本間)と大糸線(松本-白馬間)には、沿線に蓼科高原や北アルプスなどが控えているため、ハイカーや登山客に大きな支持を受けていた。そのため、国鉄時代は夜行急行「アルプス」が最盛期に数本運行されていた。加えて新宿-長野間などには廃止反対運動まで起こった夜行普通列車も設定されていた。繁忙期の新宿駅ではこれらの自由席を確保するために、早くからコンコースやホームに並ぶ利用客が多く、最繁忙期には「ワッペン」と呼ばれる整理券が配布されて乗車整理が行われるほどだった。

 両列車とも、もともと相当な人気を背景にしているので、そう簡単に廃止されることはないと思われるが、客単価が低いことが気になる点だ。それでも毎年設定されているのは、国鉄時代からの大ベストセラーである「青春18きっぷ」絡みの収入が無視できないからなのであろうか。「青春18きっぷ」の収入は、JR旅客6社で配分されることになっている。営業距離ごとに均等に分配されているという説や1日あたりの輸送量を基準に配分されているという説もあるが、正式な方法は明らかにされていない。「青春18きっぷ」のシーズンに、JR東日本とJR東海エリアのみ、臨時夜行快速が設定されているということは、輸送量を基準に配分しているのではないかと見てとれないこともないが。

 185系や189系といった国鉄時代の電車を使用していることもあって、その寿命が来てしまえば、「北斗星」と同様に新車を製造してまで存続させることは考えにくいだろう。JR東日本には平成4(1992)年から平成5(1993)年にかけて新造された「E215系」と呼ばれるオール2階建て電車があるが、E231系に押されて用途を失いつつあるので、あるいはこれが充てられることも考えられる。ただし、215系は、JR東海エリアや大糸線に入線した実績がないので、その点がネックになるだろう。

(鉄道ライター 佐藤正樹)


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