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新・鉄道綜合スレ

2857チバQ:2019/10/30(水) 22:29:02
深夜の都心アクセスも改善
もう1点、利用しにくかったのが深夜の成田空港から都心へのアクセスだった。

筆者が執筆した「成田空港『LCC活況』を手放しで喜べないワケ」(2017年7月26日付)でも指摘したが、LCCは夜遅い時間帯の到着便が多く、飛行機の遅延で都心に出られないケースが時々発生している。これまでのスカイライナーの最終列車は22時30分発で、高速バスも23時過ぎが最後となっている。公共交通機関利用の場合は、LCCの遅延で深夜に到着すると朝まで空港内で過ごすしかないこともあった。

だが、今回のダイヤ改正で深夜の都心アクセスも大きく改善された。スカイライナーの成田空港発最終列車の時刻が、今回のダイヤ改正で繰り下がったのだ。

ダイヤ改正で、スカイライナーは成田空港駅22時30分発の後にもう1本増発され、最終は23時20分発(空港第2・第3ビル駅発は23時23分)となった。この列車は日暮里駅に23時59分に到着する。ここから各線に乗り継ぐことで、かなり広範囲の駅まで最終列車で到達することが可能だ。

成田国際空港会社が発表したデータによると、各線に乗り継げば東武スカイツリーラインの北春日部、つくばエクスプレスの守谷、常磐線の取手、京浜東北線の大宮・磯子、東武東上線の川越市、西武線の新所沢・小手指、中央線の高尾、京王線の京王八王子、小田急線の相模大野、東急線の鷺沼・元住吉・奥沢・雪が谷大塚までは電車で行くことが可能となる。

遅い時間のLCCも利用しやすく
深夜のアクセスが充実することは、特に21時以降に到着する便が利用しやすくなることを意味する。成田空港発着便(特にLCC)は、羽田空港発着便以上に遅延するリスクがあり、現状では、到着が遅くなるとタクシー利用や宿泊せざるをえなくなる。LCCを利用しても結果的に割高になってしまうこともあるのだ。


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だが、スカイライナーの終電繰り下げによって、遅い時間でも帰宅できる範囲が広がる。22時前後に到着する便も選びやすくなり、LCC側にとってもメリットは大きいだろう。

また、高速バスにおいても、新たに24時発の東京空港交通(リムジンバス)のT-CAT(東京シティエアターミナル)・新宿駅・池袋駅行き、24時45発のビィー・トランセグループ「アクセス成田」の東京駅・銀座駅行きが新設される。都心までであれば、スカイライナーの最終列車よりさらに遅い時間でも移動可能となる。

今回のダイヤ改正は、日本人はもちろんのこと、訪日外国人にとっても大きなメリットがある。成田空港到着後、時間帯を問わずスムーズに都心に向かえるようになり、移動におけるストレスが減ることになる。空港アクセスの利便性向上は空港自体の価値を高めることにつながるが、成田空港のアクセス交通もようやく世界の国際空港と肩を並べるレベルになりそうだ。


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