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新・鉄道綜合スレ

2845チバQ:2019/10/24(木) 16:14:40
■特急で都心直通の「速達性」をアピール

 また、列車本数については、もともと都市鉄道利便増進法に基づく速達性向上計画を立案する際に計画されたもので、東横線や目黒線と直通運転する東急線方面の直通本数を朝10〜14本、日中や夕夜間4〜6本とし、それに相鉄線内横浜方面の利便とも一体的に考えて導き出された。東急との直通は、日吉で折り返している目黒線の延伸が基本と考えられるので、JR直通線のような“上乗せ”とは異なる対応が可能なのだ。

 「今回は本数が少ないので、特急を主体にして速達性を打ち出しました。まずは相鉄でスピーディーに都心に行ける点をアピールし、東急直通までに認識を根付かせたい。その一方、日中や土休日ダイヤに各停を多く織り込んだのは、より多くの駅から利用しやすくするためです」

 直通列車を相鉄本線系統に絞ったのも、今回の少ない本数の中でいかに利便を引き上げアピールするかを考えての判断だ。いずみ野線沿線からの期待も大きかったが、二股にすると実質的に朝ラッシュは1時間2本、それ以外は毎時1本となってしまう。そこで、いずみ野線には横浜発着の速達列車として通勤特急と通勤急行を新たに設け、直通列車との接続を図ってフォローする。

 また、運行管理システムの面で、相鉄とJRの装置は直接結ばれているのではなく、中間に相互をつなぐシステムを介しているため、あまり複雑なロジックにしたくない。そこで列車種別は2つのみ、行先は一本化したという背景がある。

 鉄道・運輸機構は、今回の相鉄・JR直通線の利用を1日7万人と想定する。相鉄の年間輸送人員は約2.3億人、1日平均63万人なので、その11%に当たる。相鉄ではこの数字について2019・20年度に80%、2021年度は90%で、2022年度に100%になると予想している。さらに東急直通線の開業時には26.4万人(機構発表の数値)に激増すると見込む。また、羽沢横浜国大駅の利用は開業時に1日約1万人、東急直通時には約1.6万人と予測(相鉄)する。

 こうして相鉄・JR直通線に多くの利用を期する一方、横浜エリアの輸送をおろそかにはできない。相鉄においてはそれが最大の課題となった。横浜は相鉄にとって基盤といえる土地であり、ターミナルを構える西口開発も盛んに行ってきた。そこで横浜をどう捉え直すべきかは、鉄道だけでなくグループ全体で検討した。その答えの1つが通勤特急と通勤急行であった。

 また、朝ラッシュ時の二俣川―横浜間は1時間に28本で増発は困難なので、都心直通列車分は西谷から相鉄線を抜けるが、日中以後は相鉄・JR直通列車の追加のほか、本線、いずみ野線の本数を調整し、利便性を維持する。

 「横浜方面の利用が減少するのは確かですが、朝は直通線経由でも帰宅時や週末には横浜に行く人も多いはずです。グループ全体、さらにはさまざまな関係者とエリアマネジメントの組織を作り横浜西口の魅力の創出に取り組んでゆきます」と言う。


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