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新・鉄道綜合スレ

28チバQ:2015/08/25(火) 20:56:28
http://www.yomiuri.co.jp/matome/archive/20150818-OYT8T50142.html
さよなら寝台特急「北斗星」…夜行列車の未来(3)
2015年08月19日 05時20分
安定した「サンライズ出雲/瀬戸」
 平成21(2009)年3月のダイヤ改正で、特急「富士/はやぶさ」が姿を消して以来、東京駅を発着するブルートレインは一本もなくなってしまった。そんな東京駅に唯一残っている夜行列車が、出雲市と高松へ向かう特急「サンライズ出雲/瀬戸」だ。

 この列車は、客車ではなく「285系」という電車で運行されており、東京-岡山間は出雲市発着の「サンライズ出雲」と高松発着の「サンライズ瀬戸」を併結。岡山で分割・併合されて、それぞれが単独運行されている。運行開始は「カシオペア」より1年早い平成10(1998)年7月。住宅メーカーが設計したという木目を活いかしたインテリアは、現在でも色褪あせていない。

 「サンライズ出雲」と「サンライズ瀬戸」は7両編成ずつで、いずれにも1人用A個室「シングルDX」、2人用B個室「サンライズツイン」、1-2人用B個室「シングルツイン」、1人用B個室「シングル」「ソロ」を備えている。食堂車やロビーカーこそないが、B個室の充実ぶりは「北斗星」以上だ。加えて、指定席特急券だけで利用できる「ノビノビ座席」というカーペット敷きの指定席車も連結しているので、距離の短い区間利用者やエコノミーな層にも一定の支持を受けているようだ。

 両列車とも絶妙なのはそのダイヤだろう。運行距離が800-900キロ程度なので、「サンライズ瀬戸」では、夜行列車が理想とする航空の最終便の後に出発し、始発便の前に到着するダイヤが設定されているし、競合する羽田-米子・出雲間や羽田-高松間の航空路線は、羽田-新千歳間のような大規模路線ではないので、「サンライズ」が隙間を埋める余地はじゅうぶんに残っている。おまけに、上りの「サンライズ」は、大阪を0時34分に発車するので、最終の新幹線に乗り遅れた人や夜行高速バスが嫌いな人の受け皿にもなっている。そうしたことから、現行の夜行列車ではもっとも安定した人気のある列車と言えるだろう。最繁忙期には285系の予備車を使った臨時列車「サンライズ出雲91・92号」も運行されているほどだ。

 285系は、「サンライズ」の走行距離が長いJR東海とJR西日本が共同で開発したもので、JR東日本はノータッチ。とくにJR西日本は車両を延命させるノウハウに長たけた会社なので、JR東日本のように車齢16年の「カシオペア」を「老朽化」で済ますようなことは簡単にしないだろう。

 この列車も「はまなす」と同様に、長く走り続けると見ているが、東海道本線の熱海以東では通勤時間帯にかかっているため、JR東日本のダイヤ設定によっては、先行きが不透明になることも考えられる。仮に、285系の老朽化により新車が必要になった場合、そのスペック次第では、線路保守などの都合で車種を統一したいJR東日本が乗入れを認めないことも考えられる。利害が異なる会社間で運行される列車の難しさが「サンライズ」の敵となるかもしれない。

(鉄道ライター 佐藤正樹)


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