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新・鉄道綜合スレ

2772チバQ:2019/09/09(月) 13:49:25
https://www.sankei.com/premium/news/190909/prm1909090010-n1.html
どうする近鉄、JR西日本、牙城の「奈良」に臨時特急運行
2019.9.9 13:00
 JR西日本が、近鉄グループホールディングス(HD)の“牙城”にあたる奈良に攻勢を強めようとしている。3月に「おおさか東線」(新大阪-久宝寺間)が全線開通し、関西線と直結したのを受け、11月から新大阪-奈良間をノンストップで結ぶ特急を臨時運行する。奈良県内に主要路線を持つ近鉄には脅威になると思われそうだが、逆に「近鉄にとってもプラス」(広報)とむしろ歓迎する向きもある。秋の行楽シーズンを控え、京都、大阪の訪日外国人客(インバウンド)のにぎわいに比べて、宿泊者数などで伸び悩む奈良。JR西の力も借りて、商機を得ようとする思惑もある。   
(黒川信雄)

「まほろば」通年運行を視野

 「私たちはこれまで、奈良という地域を十分に活用できていなかった。その状況を打破したい」

 大阪市内での8月22日の会見で、JR西の森川国昭執行役員はこう意気込んだ。

 同日、11〜12月上旬に新大阪-奈良間を直通する臨時特急「まほろば」を運行すると発表。土日を中心に計13日間、1日1往復させる。新幹線を利用して関西に来る観光客を奈良に引き込む狙い。森川氏は通年運行も視野に入れる。

 旅行業界関係者は「まほろばの運行開始で、指定席がとれる特急と、新幹線を組み合わせた奈良への旅行商品の販売が可能になる」と算段する。

 JR西はまほろばの運行に合わせ、奈良駅構内でのPRイベントや乗客への地元特産品プレゼント、九州、山陽方面からの旅客向けツアーなどを実施する。

 JR西が奈良に力を入れる背景には、京都や大阪の観光需要に過剰感が出てきたことがある。京都では、市営バスを観光客が多く利用するため、混雑で住民が乗り切れないといった事態も起きている。

 一方、奈良県は「古都奈良の文化財」が世界遺産に登録されるなど、観光資源に恵まれているが、経済効果はいまひとつ。開拓の余地はまだまだある。

 観光庁によると、平成29年に奈良県外から同県を訪れた日帰り客の消費額は4832円で、これは消費額が判明している全国の都道府県で秋田県、岐阜県に次ぐワースト3位だ。

 30年の都道府県別の「延べ宿泊数」の調査では奈良県は229万人と46位。大阪府は2位、京都府が8位にあり比べて差が大きい。

 「交通アクセスの改善は宿泊客増につながらないとの指摘もあるが、そんなことを言っている場合ではない。日帰りでも、より多くの方に奈良を訪れてもらい、その魅力をまず知ってもらうことが重要だ」。奈良市観光協会の高橋一専務理事はこう述べ、JR西の動きを歓迎する。

「わたしは、奈良派」近鉄の思惑

 JR西を迎え撃つ格好の近鉄は、どう受け止めているのか。

 「わたしは、奈良派」をコンセプトにした奈良観光PRを展開する中、「JRが事業を拡充すれば、関西を訪れるお客様の利便性が高まる。奈良の魅力が高まるのは、近鉄にとってもプラスだ」(近鉄グループHD)と評価している。

 近鉄は、新幹線で新大阪に来た観光客を奈良に運ぶ直通ルートは持ち合わせていない。近鉄を使うルートでは、新大阪から大阪メトロ御堂筋線で難波駅を経由したり、JR鶴橋駅で近鉄に乗り換えたりする経路になりがちだ。

 新大阪から奈良に流れる観光客が増大すれば、奈良県内で近鉄グループが展開するバスやタクシー、商業施設などの利用者増が見込め、近鉄にとっても有利に働く可能性がある。

 近鉄は9月からは奈良を周遊する観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」の3周年記念キャンペーンを展開。下旬には奈良県内の世界遺産を周遊する急行バスの実験運行をする。JR西の「まほろば」の影響はどうでるか。この秋の行楽シーズンが試金石になりそうだ。


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