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新・鉄道綜合スレ

2696チバQ:2019/08/01(木) 08:49:54
2019年3月、西武池袋駅に新しい列車が姿を見せた。

 “Laview”こと001系電車である。西武鉄道の特急専用車は、1969年秋に西武秩父線の開業とともにデビューした5000系“レッドアロー”が最初だった。

 それまでの西武電車にはない明るいクリームと赤帯に装われ、山岳地帯の車窓を満喫できる大きな窓とゆったりしたリクライニングシートを備えて華々しくデビューした“レッドアロー”は、東京都心部と秩父地域を結ぶ大切な足として定着することになる。

■今までにない、けれど西武らしい001系“Laview”

 その“ニューレッドアロー”がお目見えしてから四半世紀、“レッドアロー”からは半世紀を経た今年の春、三代目の特急専用車である“Laview”が走り始めたわけだが、それはこれまでの“西武特急”のイメージをまったくくつがえす出で立ちだった。

 銀色で覆いつくされた車体と、砲弾状の先頭部造形、破格に大きい窓……これだけ特徴がそろえば、目立たないわけがない。“いままでにない電車を作ろう”が目標だったというのだから。愛称だって“レッドアロー”ではなくなった。

 けれど、大きな窓は初代“レッドアロー”からの伝統でもあるし、先頭がまるいのは“ニューレッドアロー”も同じ。加えてシートの色が“西武電車といえば”という理由で黄色なのだから。

 これが西武らしくないとすれば、何が西武なのだろう。

 1972年、京成電鉄では成田空港の開港に備え、連絡特急用として“スカイライナー”AE車を用意し、いつでも営業運転を始めることができる体制を整えた。けれど、さまざまな障害を乗り越えて成田空港が開港したのは1978年だった。駅がターミナルビルから遠くに位置するため、“空港特急”としては実に中途半端な存在となるオマケつきではあったが。

 ターミナルビル直下への乗り入れが実現するのは1991年のこと。その時に新世代のAE100形がデビューしている。羽田空港との連絡も目論んで東京都営地下鉄へ乗り入れることができる構造を採用したのだけれど、それはかなわないままとなった。

■時速160kmの俊足、京成AE形 “スカイライナー”

 2010年にデビューした第三世代AE形の開発に際しては、地下鉄線への乗り入れはきっぱりと諦め、上野と成田空港の間の所要時間短縮に全力を尽くした。

 それは、京成高砂から成田空港駅までの新線に、時速160キロでの運転を可能にする規格を採用するとともに、距離を短縮するという、2つの新展開をはかることで実現している。

 電車そのものにも、時速160kmという高速での運転を可能とするために特別な保安装置を備えるのはもちろんのこと、トンネルでの急激な気圧変化で起こる“耳ツン”現象を防ぐためにドアや空調装置の隙間をふさぐ構造とするなどの工夫をたくさん盛り込んで設計された。いまのところ、在来線の電車では日本国内最速を誇る存在である。

 真っ白な車体に紺碧の空の色を組み合わせたカラーリングとともに、万人の目を惹くのはそのフォルム。なにしろデザインを監修したのは、ファッション界のトップデザイナーの1人である山本寛斎氏である。とがっていないわけがない。見た目も中身もすごい、京成AE形なのである。


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