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新・鉄道綜合スレ

2579チバQ:2019/04/21(日) 23:46:55
https://digital.asahi.com/articles/ASM443DCDM44ULZU008.html?rm=320
壮大な旅、時刻表は今も6万部 正確な運行が生む「謎」
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編集委員・小泉信一 2019年4月8日16時20分

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時刻表の魅力

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 まもなく10連休。列車の旅を計画するのに使われてきたのが、「時刻表」だ。インターネットで経路や乗り継ぎが簡単に調べられる時代でも、色あせない魅力とは何か。数字の並びから生まれたドラマ、歴史を振り返る。

テツの広場
 毎月、新しい号が書店に並ぶ「時刻表」。発売されると、その晩は何時間も読みふけったのが、鉄道を題材にした数々の作品を残した作家の宮脇俊三さんである。出版社勤務時代に国鉄全線を完全乗車した宮脇さん。会社をやめた1978年、北海道の広尾から鹿児島県の枕崎に向かった。

 とはいえ、普通の行程ではない。最短なら2764・2キロだが、あちこち回りながら同じ路線を二度通らず南下する「最長片道切符」の旅だ。1万3319・4キロ。地球の直径に近い。

 ログイン前の続き時刻表を読み込んだからこそ達成できた壮大な旅。その記録をユーモアあふれる筆致でつづったのが著書「最長片道切符の旅」(新潮文庫)だ。その中で宮脇さんは時刻表を「百年を越える日本鉄道史上に作り成された大交響曲」とし、「限られた時間のなかでいかに効率よく乗るかを探ろうとするとき、時刻表をひもどく楽しみは限りないものとなる」と書いている。

 解説でエッセイストの江國滋さんは「現代の人間にもっとも欠けたる、ほんものの贅沢(ぜいたく)が、ここにある」と評した。

時刻表載った「ペトロフ事件」 
 作家の松本清張が57年から翌年にかけて旅行雑誌「旅」に連載した社会派推理小説「点と線」は、時刻表トリックの嚆矢(こうし)といわれる。

 舞台は東京駅。赤坂の料亭の仲居が、霞が関の官僚と博多行き特急「あさかぜ」に15番線から乗るところを、横須賀線の13番線から同僚らに目撃される。頻繁に列車が発着する東京駅。13番線から15番線まで見渡すことができるのは、1日のうちたった4分間しかないことが事件を解き明かす鍵となった。

 元JRマンで鉄道に関する著作がある泉和夫さん(63)は「時刻表通りに発車し、時刻表通りに到着するというのが日本の鉄道の常識だ。そのリアリティーがあるからこそ推理小説が成立する」と話す。

 鮎川哲也のデビュー作「ペトロフ事件」(50年)には、実際の時刻表が載っている。時刻表を目で追いながら事件を解明するような気分にもなるだろう。鉄道ミステリーにとって時刻表とは単なる実用書ではなく、「空想の旅」にひたるための書物なのかもしれない。


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