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新・鉄道綜合スレ

2391チバQ:2018/11/26(月) 17:27:00
 都市間の速達化を望む長崎県とJR、メリットの乏しい佐賀県の間で協議が重ねられた末、長崎本線肥前山口―諫早間は地元が線路や施設を保有し、新幹線開業後20年、JR九州が運行する上下分離方式を採る異例の手法が、2007年末に三者間で基本合意された。

 これを受けて2008年3月、建設主体である鉄道・運輸機構はまず着工条件が整った武雄温泉―諫早間の工事実施計画の認可を受け、その4月に起工式を行い工事に入った。鹿児島ルート南側区間の開業から4年後のことである。

 それからほどなく、最も重要な動きとして、国の主導で開発が進められていたフリーゲージトレイン(FGT)導入案が具体化した(当初、専門的には軌間可変電車の英訳によりGCTと略されていたが、一般マスコミはFGTと記し、第3次車登場の時点から公式的にもFGTを使うように変化した)。

 スーパー特急の場合は博多からの直通と想定されたが、FGTならば、九州新幹線鹿児島ルートを介して山陽新幹線と直通、関西方面までネットワークが広がり大きな誘客が期待できる。

 これを前提に2012年6月、武雄温泉―長崎間を一体的な事業として標準軌(フル規格)で整備するとともに、佐世保線の複線化を行い、FGTを導入する工事実施計画が新たに認可された。完成、開業は2022年度とされ、2015年1月には可能なかぎり前倒し開業を図るとの政府・与党の申し合せが行われた。

 FGTは、基礎開発から3年後の1997年に第1次試験車両が登場した後、より軽量化を図り、高速性能を備えた2次車が2007年に製作され、それにより実用の技術水準に達したとの技術評価を得て、2014年に営業状態に即した第3次試験車両が製作された。1・2次車は純粋な試験車として山陰、九州、四国や山陽・九州新幹線でと導入を期待する各地で試験が行われたが、第3次車両は実質的に西九州ルートに的を絞って九州新幹線熊本以南と鹿児島本線熊本―八代間で60万kmの走行試験を開始した。これにより万全の耐久性を立証し、量産車製造に結び付けるはずだった。


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