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新・鉄道綜合スレ

2318チバQ:2018/10/04(木) 18:43:20
■ライバルのTXは? 

 これに対し、並行するつくばエクスプレスの場合、茨城県内の快速通過駅に停まる列車は日中1時間あたり区間快速2本、守谷で快速に接続する普通列車2本の計4本で常磐線と同じだが、快速に追い抜かれる区間快速はないので、この4本がまるまる有効本数となる。

 有効本数という観点で見ると、JRは皮肉にも特快の設定によってかえってライバルのつくばエクスプレスよりも利便性に劣る結果となってしまった。

 もし有効本数を減らさずに特快の利用を推すのであれば、現状、土浦―上野間で特急の通過待ちがある列車を特快に置き換える、または特急の待避駅を土浦駅にシフトするなどして、土浦―上野間での特急の通過待ちをやめるほかないだろう。

 常磐線の例よりもっと都心に近くても、有効本数が1時間に3本という駅もある。JR西船橋駅北口の繁華街の外れのほうにひっそりと佇む、京成西船駅だ。

 西船橋周辺から都心へ出るには、総武線と東西線、武蔵野線の京葉線直通列車、そして京成西船駅から京成線を使い途中駅で都営浅草線直通列車へ乗り継ぐ方法がある。だが、この中で不便なのが京成線だ。駅近くに住んでいたとしても、都心へ急ぐときはちょっと使う気になれないようなダイヤ構成になっているのだ。

 京成西船は各駅停車のみ、毎時6本が停車する。このうち半数は隣の東中山で都営浅草線直通の快速に連絡するが、実は京成西船利用者にとってはこの3本の各駅停車だけが都心アクセスの有効本数なのである。

 もう半数の各駅停車は東中山で特急の通過待ちをしたあと、青砥で前述の都営浅草線直通の快速に連絡する。つまり、どの各駅停車に乗っても、都心に行く場合は結局同じ列車への乗り継ぎになってしまうのだ。

 ちなみに、東中山で各駅停車を追い越す特急は青砥で都営浅草線直通のアクセス特急、またはエアポート快特に接続している。もし東中山に特急を停め、各駅停車から乗り継げるようにできれば、京成西船のほか、海神、東中山から都心への有効本数は毎時6本に増やせるのだが……もったいないところである。

■一見、全部が有効本数だが…

 ちょっと変わっているのは東急東横線大倉山駅だ。同駅は日中、上りは各駅停車のみ毎時10本が発着している。このうち8本は自由が丘で特急または急行と接続する列車だ。残り2本も、元住吉で特急の通過待ちをするものの、大倉山からこの列車に乗った場合は渋谷まで先着する。

 以上のことから、一見するとすべての列車が都心へ行く場合の有効な列車に見える。だが実は10本のうち有効本数は8本である。元住吉で特急の通過待ちをする毎時2分・32分発の1本前にあたる、28分発・58分発の各駅停車は、実は有効ではない。

 なぜかといえば、2分・32分発の列車は元住吉で特急通過待ちの停車中に、並行して走る目黒線の各駅停車西高島平行きに同一ホームで接続しており、この列車に乗ると武蔵小杉で東横線の特急に接続する。つまり、自由が丘で特急に接続する28分・58分発の列車と同じ特急に乗り継げるのだ。

 東横線と目黒線という、異なる路線が並行する区間があるからこその珍しい事例である。

 最後に、本数を増やさなくても接続を改善するだけで大きく利便性が向上しそうな例を紹介する。高崎線と宇都宮線から来た列車が上野東京ライン・湘南新宿ラインへと流れていく大宮駅だ。これらの列車は大宮駅停車時に同一ホームでの接続などはほとんど行われていない。


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