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新・鉄道綜合スレ

2216チバQ:2018/08/08(水) 03:44:01
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/327642
新幹線開業3年、金沢の活況続く
能登や加賀への波及に課題
2018年5月9日 午前11時30分

平日にもかかわらず、大勢の観光客でにぎわう石川県金沢市の兼六園。外国人観光客の姿も多い=4月 拡大する
平日にもかかわらず、大勢の観光客でにぎわう石川県金沢市の兼六園。外国人観光客の姿も多い=4月


 4月上旬の昼下がり。石川県金沢市の特別名勝「兼六園」と隣接する金沢城公園は平日にもかかわらず、大勢の観光客でにぎわっていた。「北陸新幹線で花見に来たのよ」。東京から、娘と1泊2日で金沢市を訪れた50代主婦は笑顔を見せた。「若いころも電車で来たことがあったけど、だいぶ近くなった印象があるわ」

 2015年3月に北陸新幹線長野―金沢間が延伸開業してから3年たった。東京―金沢間の所要時間は約2時間半で開業前より約1時間20分短くなった。この時間短縮効果は観光客数の増加に如実に表れている。石川県の17年まとめによると、金沢市と近郊の「金沢地域」は1022万1千人と開業前の14年に比べて21・1%増えた。県全体(2475万3千人)の4割以上を占める圧倒的な数字だ。

 開業当初は宿泊施設の不足が指摘されたが、3年たった今では需要増を見込んだ県外資本がホテルを相次ぎ進出させている。市交流拠点都市推進室の本島一二室長によると、17年からの4年間で市内宿泊施設の客室増加率は26・5%になる見込みという。五輪開催を控えた東京とほぼ同率の伸びを示すほどの注目度だ。

 観光地として脚光を浴びる背景を「30年以上前から地道に取り組んできたまちづくりが実を結んだ」と本島室長は解説する。茶屋街など古き良き街並みを保全しながら、金沢21世紀美術館などの新しい魅力も創出し「金沢らしさ」を培った。開業前からメディアを通じて首都圏に情報を発信し、誘客増に成功した。
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 課題もある。「市郊外の湯涌温泉などへ足を運ぶ人が少ない」と本島室長。兼六園などがある市中心部に観光客が集中しているのが現状だ。

 金沢市以外の地域はもっと問題が根深い。石川県の17年観光客数まとめによると、能登地域は14年比13・4%増の785万8千人で、加賀地域は6・5%増の569万5千人だった。伸びは示したものの、3年経過した今も金沢地域とは歴然の差だ。

 石川県観光企画課の巽陽一さんは「金沢市はもともと知名度が高くて観光客が多かった」とした上で、「金沢市内の観光だけで『石川県内全てを見て回った』という感じになっている」と分析する。

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 23年春に新幹線開業を迎える福井県にとって、石川県の姿は「映し絵」になる可能性がある。先行事例の課題を踏まえ、どう取り組むのか。

 福井市は、首都圏での知名度が高い大本山永平寺(永平寺町)、東尋坊(坂井市)との連携を強化し、郊外の一乗谷朝倉氏遺跡や越前海岸をアピールする構え。新幹線開業に向け、朝倉氏遺跡と大本山永平寺をつなぐ観光バスの増便などを検討するという。

 現在の金沢市と同じく、大阪につながるまでの間、暫定的に終着駅となる敦賀市は、敦賀港や日本海側初の鉄路が設けられた歴史をPRする方針だ。既に、首都圏と行き来する高速バスの車体に敦賀市をPRするラッピングを施すなど発信を強化している。

 だが都会にない地方の魅力を首都圏にアピールしているのは沿線自治体のどこも同じ。石川県からさらに、福井県まで新幹線で足を運んでもらうには「県内全体で仕掛けないと効果は出ない」(福井市おもてなし観光推進室)。福井県の総合力が問われている。


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