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新・鉄道綜合スレ

2178チバQ:2018/07/23(月) 09:55:15
大宮始発は札幌延伸を見据えている?
 2030年に予定されている北海道新幹線の札幌延伸に向けて、東北新幹線のさらなる高速化を実現し、東京〜札幌間を4時間30分で運転しようという動きが始まっています。この場合、大宮〜札幌は最速で4時間を切る可能性があり、世界有数の旅客輸送量を誇る航空路線、羽田〜新千歳線とのシェア争いが本格化してきます。

 そう考えると、大宮始発「はやぶさ101号」の設定から、2030年を見据えた壮大な戦略の一端が見え隠れしてきます。

 東京始発の「はやぶさ」は仙台、盛岡、八戸、新青森など東北地方主要駅への速達輸送を主に担っているため、停車駅においても運賃面においても北海道輸送に特化することは困難です。定期列車は多少時間がかかっても東京から乗り換えなしで移動できることを重視する人や、直前に予約、変更が可能で定時性を重視するビジネス利用者向けの列車として位置付けられることになるでしょう。

 一方の大宮始発の臨時列車は北海道輸送に特化して、できる限りの高速性と、大量の座席を活用したきめ細やかな運賃設定により、とにかく速く安く移動したい人向けに、航空機に直接対抗する列車として位置付けることが可能です。

 東北新幹線の東京〜大宮間は、線形や騒音の制約から在来線と大差ない25分を要するため、池袋や新宿から東北新幹線に乗る場合は、東京に出るよりも大宮に向かった方が早いケースも多々あります。こうした利用者にとっては、大宮始発であることのデメリットはほとんどありません。飛行機利用者であれば大宮駅という「ターミナル」に移動して新幹線に「搭乗」することに違和感もないでしょう。

 以上はあくまで筆者(枝久保達也:鉄道ライター・都市交通史研究家)の予想ですが、北海道新幹線札幌延伸の成否はJR北海道の存続の可否にも直結することから、これから12年かけて様々な取り組みが行われることでしょう。大宮駅はそのキーを握る存在となり得るのか、これからの動きに注目しています。

枝久保達也(鉄道ライター・都市交通史研究家)


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