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新・鉄道綜合スレ

2004チバQ:2018/05/03(木) 06:32:10
https://toyokeizai.net/articles/-/218736?display=b
鉄道最前線>新幹線は街をどう変えるのか

乗降客数からは見えない「新幹線駅」の明暗速達列車打ち切りの駅や「道の駅」で沸く駅も

2018年05月03日

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櫛引 素夫��: 青森大学教授、地域ジャーナリスト、専門地域調査士


地方都市にとって、新幹線駅の開業やダイヤ改正は街の命運を握る大問題だ。最近、動揺が広がったのは新高岡駅(富山県高岡市)だった。

1日1往復の臨時便が週末限定へ移行の衝撃

「新高岡��週末のみ停車��臨時かがやき冬ダイヤ」──。2017年10月21日、北日本新聞が社会面トップ記事でそう報じ、地元に衝撃が走った。北陸新幹線の速達列車「かがやき」のうち、新高岡駅に停車してきた1日1往復の臨時便について、平日運行を11月限りで打ち切り、週末限定に移行する、という内容だ。


高岡市は銅器や漆器など「ものづくりの街」として知られる。人口は17万人余りと富山市の約42万人に次ぎ県内2位。飛越能地域(岐阜県・飛騨、越中=富山県西部、石川県・能登)の中核だ。

JR北陸本線が新潟県直江津駅と関西を直結していた頃、在来線駅である高岡駅にはすべての特急列車が1日40往復以上停車し、富山駅や、北陸の中心都市・金沢市の金沢駅と同格の存在だった。だが、2015年3月の北陸新幹線の延伸開業(長野駅─金沢駅間)と同時に、苦境に立たされる。

速達タイプの「かがやき」は平日には新高岡には停車しない(写真:abc/PIXTA)

新高岡駅は高岡駅から1.7km南方、高岡市役所からは4km南方に建設された。地方の中都市にとってはつらい距離だ。直江津駅─金沢駅間の旧北陸本線は、第三セクター化され、特急列車そのものが姿を消した。

加えて、当初の「かがやき」停車駅は、大宮以北は長野、富山、金沢の県庁所在地に限定された。開業に先駆けてダイヤ概要が発表されると地元は猛反発、JR西日本(西日本旅客鉄道)などに陳情を重ねた。その結果、1日1往復の臨時便停車が開業ダイヤに盛り込まれた経緯がある。

地元は開業後も、定期列車化を目指し、行政・経済界を挙げて新幹線利用促進運動を続けた。

その結果、開業2年目に当たる2016年度の1日平均乗車人員は1988人(在来線利用者を含む、以下同)と前年より59人増えた。北陸新幹線全体では利用者が前年から8%減っており、地元の奮闘は無駄ではなかったといえる。

しかし、富山駅(7843人、前年比58人減)、金沢駅(2万2268人、同331人減)と比べれば、絶対数での差は明らかだ。JR西日本は平日の臨時便運行の打ち切りを決め、高岡市民のプライドは大きく傷ついた。

ただ、県内には「仕方がない」という見方もある。富山駅─新高岡駅間は約19km、新高岡駅─金沢駅間は約40kmの距離で、いずれも1駅の区間だ。何より臨時便は上りが早朝に、下りが深夜に停車する。地元住民の首都圏往来を重視した設定で、外部から観光客を呼び込みやすいダイヤではない。

JR西日本は、週末のみ臨時便を残す理由として、平日より利用が好調だったことを挙げ、地元のビジネス利用に限界があった様子がうかがえる。


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