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新・鉄道綜合スレ

1924荷主研究者:2018/03/26(月) 23:21:33

http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20180315/CK2018031502000057.html
2018年3月15日 中日新聞
新幹線に押されないよう 挑戦の年 IR加速

開業3周年を記念して掲げられたヘッドマーク=金沢駅構内で

利用客増加へ力

 並行在来線をJRから引き継いだ第三セクターのIRいしかわ鉄道(金沢市)も十四日、北陸新幹線とともに開業から丸三年を迎えた。利用者数は開業前の当初の想定を上回るが、他の交通手段の選択肢も増え、新幹線の敦賀延伸に伴う運行区間の延長も見据えると将来的な見通しは決して明るくない。IRは利用客を掘り起こすため、沿線企業への訪問など新たな取り組みも始めた。

 IRによると、二〇一七年上半期(四〜九月)の利用者数は四百八十一万四千八百九十二人。前年同期と比べ1%減った。通年でみると、開業直後の一五年度は九百四十七万六千百二十一人、一六年度は九百三十六万一千百三十七人で、同じく1%減に収まり、一六年度は経常利益で約五億六千五百万円の黒字を保つ。

 その背景には、サンダーバードの乗り入れや能登かがり火、臨時観光列車「花嫁のれん」の特急列車による押し上げがある。能登へ観光に向かう利用者が増え、「好調な新幹線の波及効果」(IR担当者)でプラスに働いているという。

 ただ、懸念材料もある。五年後には北陸新幹線が敦賀まで開業し、金沢以西区間がJRから経営分離される。新たに加わる距離は金沢から富山県境の約二・五倍にあたる五一・五キロ。輸送密度も現行区間の七割にとどまる。谷本正憲石川県知事は十四日、報道陣の取材に「並行在来線は住民の足であり、維持、存続していかないといけない。これまで以上にさまざまな知恵を出し、創意工夫していかなければならない」と話した。

 さらに、のと里山海道の無料化に代表されるように道路事情が改善され、マイカーを利用する人は多く、高速バスも走る。富山方面からは富山市や富山県高岡市が新幹線通学に補助を出しており、新幹線が「日常の足」になりつつある。

 IRは全体の約七割を占める定期利用者のうち、通勤客に着目。二月から七野利明社長自ら市場調査のため、津幡駅や森本駅周辺の企業への訪問を始めた。企業が立地する地域と駅を結ぶバスや乗り合いタクシーなどを求める声もあるという。

 IRではこれまでもJR時代のダイヤに加え、平日夜の帰宅時間帯や土日祝日の午前中に各一便増やすなど利便性向上に努めてきた。五年後に迫る県内全線開業。七野社長は「それまでにノウハウを蓄積し、この区間の経営を盤石なものにしたい」と力を込める。 (並木智子)


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