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新・鉄道綜合スレ

1861チバQ:2018/02/01(木) 21:44:16
若者へアピール

 東海道新幹線の開通当時、社長になった佐伯氏は、乗客の減少が避けられないことを受け止めたうえで「東京1千万の人口を、沿線2時間の射程内に置いた」という逆転の発想で観光路線の強化を掲げた。この方針の下で、名阪間にはノンストップ特急「アーバンライナー」(昭和63年)、奈良・吉野方面には「さくらライナー」(平成2年)、伊勢志摩方面には「伊勢志摩ライナー」(6年)と特急ネットワークを充実させてきた。

 広く沿線外から観光客を呼び込む地道な戦略が、人気観光特急として知られる伊勢志摩方面への「しまかぜ」(25年)や奈良・吉野への「青の交響曲(シンフォニー)」(28年)にもつながっている。

 観光特急のイメージが強い近鉄だが、名阪特急の乗車目的は多岐にわたる。同社の調査によると、観光・旅行が3割▽イベント・コンサートが2割▽出張・ビジネス2割▽その他3割。定期を使う通勤客よりも、長距離路線として収益性の高い定期外旅客が見込める看板路線ということだ。

 近年は、特にユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)やコンサートなどで名古屋から大阪に向かう若者たちが名阪特急を活用している。同社はこうした若者層への認知度アップを図り、昨年9月から大阪市営地下鉄や名古屋市営地下鉄に「お得感と快適さ」を前面に出した広告を展開。「浮いたお金を食事や観光に使いたい、そんな若い乗客を増やしたい」とアピールする。

 東京五輪・パラリンピックが開催される年に登場する新型特急は、訪日外国人の沿線観光への呼び込みにも期待がかかっている。裾野拡大に向けた挑戦はすでに始まっている。


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