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新・鉄道綜合スレ

1860チバQ:2018/02/01(木) 21:43:48
http://www.sankei.com/west/news/180201/wst1802010001-n1.html
2018.2.1 08:00
【ビジネスの裏側】
リニアが来ても独自路線 近鉄名阪特急、新車両でも「2時間のくつろぎ」追求
 近畿日本鉄道が平成32年に大阪難波-近鉄名古屋駅間に新型特急を投入する。名阪間の移動といえば、所要時間50分のJR東海道新幹線が主流で、将来的にはリニア中央新幹線もやってくる。スピードでは勝ち目のない競合路線を横目に、近鉄は新型特急でも速度を追わず「2時間のくつろぎ」という独自路線をひたむきに走りつづける。(石川有紀)

 乗客の声盛り込み

 真っ赤な車体が印象的な新型特急は「くつろぎのアップグレード」をテーマに開発された。先頭と最後部車両の「ハイグレード車両」には本革を使用した座席を3列でゆったり配置。電動リクライニングとレッグレスト、角度を調整できるヘッドレストも備え、横揺れを抑えるサスペンションまで仕込んでいる。座席の前後間隔は東北新幹線、北陸新幹線の最上級車両「グランクラス」と同じ130センチにしたぜいたくなつくりだ。

 近鉄の和田林道宜(みちよし)社長は会見で「近鉄特急は先駆的サービスで豊かさと快適さを提供してきた。開発に当たり、お客さま目線で利用者調査をした」と新型特急開発への思いを語った。

 同社は27年2月、名阪特急の乗客約2500人の調査に加え、ほかの交通手段利用者もインターネットで1200人を調査。そこで「座席を倒すときに後部座席の乗客を気にする」という声があったことから、業界で初めて座席後部を覆う「バックシェル」を全席に設置したという。また、増加する訪日客のニーズにこたえ、大型荷物用ロッカーや無料Wi-Fi、車内表示は日・英・中・韓の4カ国語対応とした。

私鉄有料特急の先駆者

 新型特急開発に熱い思いをかける同社だが、新幹線との競合について和田林社長は「新幹線との乗客シェア比率は8対2程度。新型特急でシェアを大きく変えるのは難しい」と厳しい環境を冷静に受け止めてもいる。そのうえで「速達性を求めるか、旅のくつろぎを選ぶか、顧客ターゲットは違う」と独自の価値を強調する。その背景には、70年を超える近鉄特急の歴史への自負がある。

 近鉄は昭和22年、私鉄初の座席定員制の有料特急を名阪間(現大阪上本町-近鉄名古屋)に投入、その2年後に座席指定制とした。戦後の混乱期、鉄道が大混雑するなか当時の佐伯勇専務が「指定券さえもっていけば、子供を抱いた婦人でもお伊勢参りができる」と必ず座れる特急創設に尽力したという。

 それから17年後、39年に東海道新幹線が東京-新大阪で開通。平成4年の「のぞみ」誕生で名阪間の所要時間はいまや50分に縮まった。

 それでも近鉄は新型特急の最高速度を従来通りの130キロとして、名阪間2時間の所要時間を速めることはないという。速さを追わない理由は「非常ブレーキをかけて600メートル以内に停止させる」という国土交通省の鉄道運転規則(平成14年に廃止)をもとに信号や軌道を整備しているため。踏切のない専用軌道を最高速度285キロで走行可能な新幹線とはそもそも戦う土俵が違うのだ。


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