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新・鉄道綜合スレ

1520チバQ:2017/07/03(月) 19:57:16
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170703ddlk06040062000c.html
<ミニ新幹線は走る>山形開通25周年/下 つばさ高速化 悲願の「1時間台」 費用対効果、ネックに /山形
00:00毎日新聞

 「つばさ」の速度を制御するマスター・コントローラー(主幹制御器)に添えた菅野隆也・主務運転士の手が動いた。80、70、60……。7両編成の速度が徐々に落ちていく。駅に近づいたわけではない。米沢-福島間の板谷峠。奥羽山脈中にあり、山形新幹線のルートにおける最大の難所だ。

 「東京-山形間の新幹線を何としても、1時間台にしたい」。今年1月初め、山形市内での新年会。1000人を超える支援者に対し、自民党県連会長(当時)の遠藤利明・衆院議員は打ち上げた。ほぼ同じ距離の東京-仙台間は1時間30分あまり。「東京から1時間台というのと、2時間台というのはイメージが違う」

 一般財団法人「運輸調査局」(東京)などによると、山形新幹線の構想自体は1980年代に始まった。「全国新幹線鉄道整備法」に基づいた整備新幹線さえも後れているなかで、早期の高速化実現に「ミニ新幹線」が現実的とみなされた。

 フル規格の各新幹線において、1キロ当たりの整備費は東北(大宮-盛岡間)約50億円、上越約60億円、北陸(高崎-長野間)約80億円に上った。

 一方で、山形新幹線(山形-福島、87・1キロ)は総事業費520億円。1キロ当たりでは6億円となり、既にある在来線の施設、設備などを活用することのメリットが発揮された。その後の延伸(山形-新庄、61・5キロ)は343億円で、1キロ当たりでは5・6億円とさらに安価となった。

 県民はどこまで、「山形新幹線1時間台」を望んでいるのか。JR東日本の資料によると、山形-東京間は2015年度、260万人が利用。鉄道利用者が97%を占め、ライバルの航空便には圧倒的な優位を示している。

 奥羽線の最高速度アップには曲線区間を可能な限り、直線化する必要がある。フル規格化は既に00年代に県などが検討。板谷峠のトンネル化だけでも、事業費840億円との試算がある。鉄道関係者は「20〜30分の所要時間の短縮にしかならない。費用対効果を考えるべきだ」と指摘している。

    ◇

 この連載は松尾知典、的野暁が担当しました。

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 ■ことば

 ◇整備新幹線

 「全国新幹線鉄道整備法」(1970年5月制定)に基づき、73年11月に北海道、東北(盛岡-新青森)、北陸、九州・鹿児島と長崎2ルート計5線の整備計画が決まった。建設には▽安定財源の確保▽収支採算性▽費用対効果▽JRの同意▽並行在来線の経営分離に対する沿線自治体の合意--の5条件が設けられている。旧国鉄破綻の一因とされ、87年に当時の大蔵省幹部が「戦艦大和、青函トンネル、伊勢湾干拓(のいずれか)を押しのけて、昭和3大バカ査定の一つになる」と批判したのは有名。


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