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新・鉄道綜合スレ

1387チバQ:2017/04/26(水) 15:40:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170426-00000108-san-soci
歴史だけに頼らない南海電鉄の強み 七変化する「ラピート」、きめ細かい配慮
産経新聞 4/26(水) 15:10配信

歴史だけに頼らない南海電鉄の強み 七変化する「ラピート」、きめ細かい配慮
SF映画「スター・ウォーズ」のダース・ベイダーをイメージしたラピート(写真:産経新聞)
 関西国際空港と大阪市内を結ぶ南海電気鉄道の特急「ラピート」は平成6年に登場した。コンセプトは「レトロフューチャー(懐古趣味的な未来)」。ロボットを思わせる先頭車両は、関空へと降り立った訪日外国人客に大好評だ。しかも空をイメージした車体の濃紺色は七変化する。

 例えば、人気映画シリーズ「スター・ウォーズ」のダース・ベイダーに似せて黒色になったり、人気アニメ「機動戦士ガンダム」の登場キャラクターに合わせて真っ赤になったり。格安航空会社との提携で白とピンクになったこともある。

 「海外からのお客さまへの対応は、国内のお客さまを関西へ広く迎え入れてきた長い歴史の中で培われてきたものです」

 南海営業部主任の金岡伸二さん(37)はそう説明するが、南海を初めて利用する乗客への配慮は実にきめ細かい。関西空港駅では28年、英語・中国語・韓国語を話せるスタッフが常駐する外国人専用発券窓口を開設。ラピートが到着する難波駅(大阪市浪速区)では列車の方面ごとに床に色分けし、ラインをたどれば目的のホームに到着できるよう表示している。

 こうした手法には同社の“歩み”が影響している。明治17年創業で、現存する日本最古の私鉄である南海は、真言宗総本山の金剛峯寺がある高野山への参詣客輸送を長らく担ってきた。全国から多くの人々を招き入れてきた「高野詣で」こそ、関西圏外の乗客を意識した「対応力」のルーツなのだ。

 ◆サービス意識 

 難波、極楽橋(和歌山県高野町)両駅をつなぐ現在の参詣網を完成させたのは昭和7年のこと。それ以前に、大正14年には南海本線と高野線を連絡し、高野下駅(同県九度山町)への直通を実現し、昭和4年に標高538メートルに極楽橋駅を開業。翌年に同駅から標高867メートルの高野山駅(同県高野町)へのケーブルカーも開通させた。

 高野山への参詣までをいかに快適に過ごしてもらうかという「おもてなし」は各所に施されている。車両をみると、26年に運転開始した特急「こうや号」は、広い窓やホテルロビーのようないすを備えた高級感から「クイーンと呼ばれた」(金岡さん)。車両製造の設計理由書には「サービス」という言葉が書き込まれたほど、もてなしを意識したという。

 高野線の代名詞でもある「ズームカー」は、平坦(へいたん)な箇所と傾斜やカーブの激しい山地を走る。平坦地で最高120キロの速度を出す一方、通常20メートルの車体の長さを17メートルにして半径約100メートルの急カーブもこなす馬力を両立。広角から望遠まで動くズームレンズのような自在さがその名の由来だ。

 ◆関西初の試み   

 平成16年、高野山は熊野三山などとともに「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された。訪日外国人客へのサービスを高めようと、南海は21年に関西で初めて駅名を英語・韓国語・中国語でも表示。高野山付近での車内アナウンスにはフランス語も取り入れ、日本語が読めなくても下車駅が分かるよう、駅の番号化を関西私鉄で初めて全駅に導入した。

 こうした効果もあり、高野山駅の1日あたりの乗降客は、17年度の1775人から27年度には3108人と約1・8倍に増加。橋本-極楽橋の利用客は現在、9割近くを外国人が占める。今年3月にはドイツ語とスペイン語の紹介パンフレットも作った。参詣客輸送を担って養った対応力。「関西鉄道研究会」主宰の藤井信夫さん(83)は「歴史に頼るだけでなく、時代に対応してきたことが南海の最大の強みだ」と評している。


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