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新・鉄道綜合スレ

1352チバQ:2017/04/03(月) 20:53:07
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-wst1704030002.html
【ビジネスの裏側】ようやく決まった北陸新幹線延伸ルート…全線開業30年先、敦賀以西はスタートライン立ったばかり
07:04産経新聞

【ビジネスの裏側】ようやく決まった北陸新幹線延伸ルート…全線開業30年先、敦賀以西はスタートライン立ったばかり
(産経新聞)
 ようやく北陸新幹線の敦賀から大阪までのルートが決まった。敦賀から福井・小浜を通って京都府南部の新駅を経て新大阪に至る。ただ、全線開業は2046年と約30年先の話。財源や、新幹線敷設でJRの運営から切り離すことになる並行在来線に関する議論はこれから。敦賀以西の大阪延伸はスタートラインに立ったばかりだ。(織田淳嗣)

ちょっと長すぎる

 3月17日午後、大阪商工会議所(大阪市中央区)で行われた定例記者会見。北陸新幹線のルート決定の感想を問われると、尾崎裕会頭(大阪ガス会長)は、70代以上が半数を占める副会頭たちを見回した。

 「2046年だったか…(そのころには)こちら側、誰もいてない…というのは冗談です。何人かは、いてはると思います。でもちょっと長すぎる」

 独特の言い回しで早期延伸を求めたが、新幹線には順番というものがある。国土交通省によると現時点では北海道新幹線の札幌延伸が完了する42年度末まで、北陸新幹線の建設財源はない。

問題は財源

 北陸新幹線敦賀以西の建設費は概算で2兆1千億円。費用は基本的には、国と地方の負担、運営主体のJRが建設主体の「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」に開業後に払う線路・施設の貸付料でまかなわれる。貸付料の値上げを求める声もあるが、JR西は当然難色を示している。

 貸付料は完成後でないと入ってこないため、機構が将来の貸付料を担保に資金を借り入れる案もある。いわば前借りで、現在建設中の北陸新幹線の金沢-敦賀間、九州新幹線の長崎ルート(武雄温泉-長崎)、北海道新幹線の札幌延伸(新函館北斗-札幌)で採用されている手法だ。

 与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)座長の茂木敏充・自民党政調会長は「整備効果を十分に発揮するには早期の全線開通が必須。(財源確保の)議論を遅滞なく進めたい」と意気込む。前倒しも視野に入れ、新たな財源確保のための議論がこれから始まる。

恩恵なき負担に不満

 これとは別に、並行在来線の問題もくすぶっている。

 整備新幹線では似た区間を走る在来線は「並行在来線」と位置づけられ、JRの負担軽減のため地元自治体の同意を得て、JRから経営を切り離す仕組みがとられている。路線は自治体が出資する第3セクターが経営するのが一般的だ。

 今回決定したルートでは、滋賀県西部を走るJR湖西線の並行在来線化が予想されている。ただ、新幹線が通らない滋賀県側には、恩恵が特にないまま経営負担を押しつけられるとの懸念から反発もある。

 与党検討委員会委員長の西田昌司・参院議員は、3月15日のPT終了後「湖西線が並行在来線にあたるとは思っていない」とくぎを刺した。議論は難航しそうだ。

遠ざかるリニア

 今回決定したルートのうち京都-新大阪間では、京都府南部の松井山手駅に接続する新駅を設ける。規制緩和により人口増加が進む「けいはんな学研都市」の利便性を高めるねらいだ。

 京都府側は新駅を将来、リニア中央新幹線の「結節点」としたい考え。ただリニアは整備計画で「奈良市付近」を通ることが決定している。約20キロ離れた松井山手駅へのリニア接続は今のところ非現実的だ。

 新駅が「奈良市付近」から遠ざかることになったのは、北陸新幹線建設の負担を懸念した奈良県が反対したからだ。西田氏は15日のPT終了後、新幹線のルート決定には地元の同意が不可欠と指摘した上で「その是非は後世に判断されるだろう」と記者団に語った。

 ルートが決まり大きく前進したかにみえる北陸新幹線延伸。だが、複雑な課題が山積し、不満は煮えたぎっている。


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