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新・鉄道綜合スレ

1350チバQ:2017/04/03(月) 17:14:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170403-00000011-mai-soci
<JR北>高波で不通の日高線 DMV実用化に高いハードル

毎日新聞 4/3(月) 9:28配信
高波などによる線路被害で不通が続くJR北海道・日高線の鵡川-様似間(116キロ)について、沿線自治体は線路と道路の両方を走行できる特殊車両「デュアル・モード・ビークル(DMV)」を使った運行を検討し始めた。15年前にJR北海道が開発を始め、四国では導入に向けた具体的な動きも出ている。ただ北海道内での実用化はハードルは高く、専門家からは「現実的ではない」との指摘もある。【野原寛史】

 ◇膨らむ期待

 日高線(苫小牧-様似)のうち鵡川以南は高波や台風などの災害が相次ぎ、15年1月から不通となっている。

 特に日高町と新冠町にまたがる豊郷-清畠間、厚賀-大狩部間は路盤が流出するなど被害が甚大で、JR北は運行再開には100億円以上かかると試算。地元自治体に対し、バス転換を提案した。

 これを受けて沿線7町は2月、全線復旧を断念する一方、被災2区間は道路を走る形で「通し運転」をするDMVを導入し、鉄路を維持することを模索。3月には導入検討のための新組織設立を決めた。

 同月27日には新ひだか町の酒井芳秀町長らが、JR北に協力を要請。「DMVは観光資源として大きな魅力を伴う。地方創生のモデルケースとして検討いただきたい」などとする要望書を提出した。

 ◇導入の動き

 DMVを巡っては、実用化に向けて新しい動きがある。

 徳島、高知両県を走る第三セクター「阿佐海岸鉄道」沿線自治体は、全線8.5キロにJR牟岐線の1区間を合わせた約10キロについて、観光資源として20年までにDMV運行開始を目指すことを決めた。総事業費は約10億円で、徳島県は今年度予算に車両製作費や駅舎改築設計費などを計上した。

 半面、開発元のJR北海道にとってDMVは既に「過去の遺物」となっている。

 かつては日高線を含む道内各地のローカル線で試験走行があり、釧網線では乗客を乗せての「試験的営業運転」も実施された。だが特急の脱線炎上事故や貨物列車脱線とその後発覚したレール検査数値改ざんなどの問題が相次ぎ、経営の悪化もあって14年9月に開発中止を公表した。

 ◇課題も山積

 JR北の島田修社長は3月16日の定例記者会見で、日高線沿線自治体の動きについて「提案があればお答えしたい」と協議に応じる姿勢を見せる一方で、慎重な姿勢を崩さなかった。

 DMVについては、技術面や効率の上からも課題が大きい。

 1台の定員は最大29人にとどまり、国土交通省の技術評価委員会は「(連結しない)単独運行が前提」とする。ほぼ観光客の利用に限られる阿佐海岸鉄道に対し、日高線の場合は通学の学生が中心で、朝夕のピーク時に対応ができない。

 従来の運行システムが使えず、長大な日高線で踏切などの設備を更新するには巨額のコストが想定される。車体が軽く高速化が難しいうえ、積雪や強風に弱いのも欠点。試験走行中に雪で脱線したこともある。

 全区間で国道が並行し「高速・大量輸送」という鉄路の特徴も生かせない中、あえてDMVを使う利点が見い出しづらい状況だ。


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