したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

新・鉄道綜合スレ

1162チバQ:2017/01/04(水) 16:05:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170104-00000041-san-soci
JR30年、歩み7社7様 進むスリム・多角化…格差は拡大
産経新聞 1/4(水) 7:55配信

JR30年、歩み7社7様 進むスリム・多角化…格差は拡大
国鉄分割・民営化30年間の主な出来事(写真:産経新聞)
 国鉄の分割・民営化から今年で30年を迎える。旅客6社と貨物1社に分け、地域の実情に合わせた“民間の知恵”による活性化が狙いだった。スリム化と多角化で国鉄時代にはできなかった事業をいくつも実現。一方で廃線も進み、鉄道をめぐる風景が一変した地域もある。昨年10月、JR九州は念願の上場を果たしたが、11月にはJR北海道が現行路線のほぼ半分について「単独では維持困難」と表明し明暗を分けた。(池田証志、市岡豊大)

 「バケツに穴が開いたような状態」。JR北海道の島田修社長は昨年11月の記者会見で赤字構造をこう例えた。「このままの状況が続けば会社が立ちゆかなくなる」(同社広報)として10路線13区間でのバス転換などについて沿線自治体と協議する方針を示した。

 この中には、故高倉健さん主演の映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケ地となった幾寅駅(南富良野町)がある根室線富良野-新得も含まれた。

 「廃線の結果、衰退した町をたくさんみてきた」。留萌線深川-留萌が13区間の一つとなり、危機感を募らせるのは、北海道深川市の担当者。「経営が難しくなったからといってポンポンと(路線を)切るのは拙速だ」と訴える。もっとも、同区間は「1列車当たりの平均乗車人員が11人」(同社)しかいない。

 「本当に長い道のりだった。上場はゴールではなく、新たなステージでの出発点だ」。JR九州の青柳俊彦社長は上場後の会見で、経営難が予想された「3島会社」(北海道、四国、九州)でいち早く上場を果たした気概を語った。豪華列車「ななつ星」の運行など鉄道事業で元気を見せただけでなく、不動産など多角化で収益を上げた。

 首都圏路線や東海道新幹線といった「ドル箱路線」を抱え、既に上場している「本州3社」(東日本、東海、西日本)は意気軒高。このうち東海はリニア中央新幹線(品川-名古屋間)の平成39年先行開業を目指す。

 人口減少や高速道路網の進展を受け、不採算路線の廃止と高速鉄道網の整備が進み、“鉄道の風景”は大きく変わった。駅構内では、改札バサミに代わり自動改札機、ICカードが導入され、「エキナカ」でおしゃれで便利に買い物が楽しめるようにもなった。

 7社7様の工夫を凝らしてこそ、分割・民営化の神髄が発揮されるだろう。

 ■北海道・四国、経営綱渡り

 JR各社の単体での営業損益を比べると、収益格差が広がり続けていることが明白だ。東海、東日本、西日本の「本州3社」が収益を上げ続ける一方、他の4社は低迷。「3島会社」の中でも、下がる北海道と上がる九州の間に格差が生じつつある。

 都市への人口集中を背景に格差は、分割・民営化時から見込まれた。そのため、37兆円に及んだ旧国鉄債務は本州3社と貨物が計5・9兆円を継承。5・7兆円を引き継いだ新幹線鉄道保有機構は平成3年に本州3社への新幹線売却に伴い解散した。残り25・5兆円は国鉄清算事業団(10年に解散)が引き継いだ。

 こうした“ハンディ”にもかかわらず、本州3社は18年までにいずれも完全民営化。21年以降、インバウンド収入の増加や新幹線事業の好調で、軒並み収益を伸ばし続けている。

 一方の3島会社には分割以降、計1・3兆円に上る「経営安定基金」から生じる運用益を損失補填(ほてん)のために拠出。赤字経営から脱出した九州を除く2社は23年度以降、北海道計4千億円、四国計2千億円の追加支援を受け、かろうじて最終黒字化を図る綱渡り状態が続いているのが実情だ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板