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新・鉄道綜合スレ

1158チバQ:2017/01/04(水) 16:00:10
http://www.sankei.com/life/news/161230/lif1612300012-n1.html
2016.12.30 10:40
【よみがえれ JR北海道(上)】
現行総延長の半分近い10路線が維持困難…「残したかったが通勤1人」
 北海道北西部の開拓を担ったJR増毛(ましけ)駅に4日夜、地元のブラスバンドが奏でる「蛍の光」が流れていた。約2千人が見送る中、「最終列車」が静かに駅を離れていった。この日、JR留萌(るもい)線の留萌-増毛間(16・7キロ)が95年の歴史に幕を閉じた。

 「路線廃止が報じられてから多くの鉄道ファンや観光客が来られましたが、今は通常の閑散期に戻った感じです」。自らも鉄道ファンで、九州まで列車を乗り継いで行ったこともあるという増毛町の堀雅志町長(62)は、廃線後の町の様子を語った。

 かつてはニシン漁で栄えた。町名は「かもめの多いところ」という意味のアイヌ語が由来とされる。増毛駅は故高倉健さん主演の映画「駅 STATION」の舞台にもなった。しかし最盛期の昭和30年に1万7千人近かった人口は年々減少。今年11月末現在で4551人まで減り、増毛駅も無人化していた。

 堀町長は「本当は残したかったが、JRから100円の収益を出すのに4161円かかるといった数字を出された。通勤で列車を使う町民は1人、隣の留萌市の病院や高校に通うのも地の利からバスという実態から仕方がなかった…」と肩を落とした。

 JR北海道は11月、先に廃線を決めていた留萌-増毛間に加え、単独では維持困難な10路線13区間を公表した。総延長は約1237・2キロで現行路線の約半分にあたる。釧路湿原を走る釧網本線などがその対象になっている。

    


 JR北海道が路線の廃止・縮小を発表してから1カ月あまりが過ぎた。広大な大地と厳しい冬を抱える北海道の鉄道ネットワークに何が起こっているのか-。JR東日本の社長、会長を歴任した松田昌士氏の提言をもとに生き残りの道を探る。

JR東元社長の提言「駅をサロンや役場に使い人を呼び込め」 路線の廃止・縮小に向けて、JR北海道は着々と動き始めている。今月21日には、島田修社長が自ら出向き、高波で不通が続く日高線の鵡川(むかわ)-様似(さまに)間(116キロ)の廃止・バス転換を沿線近隣の8町に伝えた。

 存続を望む声に対し、JR北海道は防災・老朽化対策を名目に年13億円超の負担を町側に求めていた。沿線自治体が断ると、赤字経営に喘ぐJR北海道は「線路復旧が原則だ。JR北海道には公共交通機関としての役割を果してほしい」(浦河町)という訴えに耳を塞いだ。

 留萌(るもい)-増毛(ましけ)間が廃止された留萌線は、留萌-深川間も廃止・バス転換が検討されている。深川市は「廃止の議論の前に国の支援などやるべきことがある」と反発。既に廃線受け入れを表明した夕張市を除き、ほとんどの沿線自治体が同様の立場だ。

旭川-稚内間を直線に

 昭和62年4月に分割・民営化される前、国鉄は北海道で約3800億円の赤字を出していた。国鉄改革の最中、北海道で収益拡大に尽力した後、JR東日本の社長、会長を歴任した松田昌士氏は、赤字路線の廃止や駅の無人化を進めるJR北海道の方針に危惧を抱いている。

 「駅の無人化が進んでいるが、駅を集会所やお年寄りのサロンに使う方法があっていいのではないか。駅舎に商店や役場が入るとか、とにかく駅に人が集まるように工夫することだ。どんなに沿線の町が縮小されても、住んでいる人はいる。駅が町の中心になっていけば、駅から遠い住民も駅の近くに住もうということになっていくだろう」


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