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新・鉄道綜合スレ

1094チバQ:2016/12/08(木) 21:47:13
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20161208ddlk42040314000c.html
<フォーカスながさき>FGT検証走行試験開始 /長崎
15:31毎日新聞

 ◇「耐久」再開の判断材料に 「安全、コストに不安」長崎ルート見送り意見も

 九州新幹線長崎ルートに導入予定のフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の検証走行試験が始まった。結果は、車両の不具合で2年前から中断している耐久走行試験再開に向けた判断材料になり、FGT実用化を大きく左右する可能性もある。国などは再開に意気込むが、地元からは「長崎ルートへのFGT導入は見送るべきだ」との声も上がる。【小畑英介】

 今月3日、熊本県八代市のJR新八代駅で、同日始まったFGTの検証走行試験が報道陣に公開された。国土交通省や鉄道・運輸機構の職員らが見守る中、熊本駅を出発したワインレッドとシャンパンゴールドのFGT試験車両(4両編成)が午後11時20分過ぎ、新幹線の下り線ホームに滑り込んだ。

 試験車両が実際の線路を走るのは、耐久走行試験が中断された2014年11月以来。車両に同乗した国交省の潮崎俊也・技術審議官は「260キロで走行したが、問題は感じなかった。台車の改良効果を確認し、ぜひ次の段階(耐久試験)に移行したい」と話した。

 同機構によると、検証試験は九州新幹線熊本-鹿児島中央間と、在来線(鹿児島線)の熊本-八代間で実施する。車輪の幅を変える「軌間変換装置」を使って新幹線と在来線を行き来し、来年3月までに計約1万キロを走行させる計画だ。

 計60万キロの走行を目指し14年10月に始まった耐久試験は、約3万キロ走った時点で車軸の摩耗などが見つかり、中断した。同機構は15年12月、国の専門家委員会に摩耗への対策などを報告。改良した台車の室内試験を今年5月から開始した。

 改良台車は約3万7500キロ走っても問題はなかったが、走行時の振動などを考慮して荷重を約1・3倍にしたところ約9000キロで車軸に摩耗が発生。車両製造などのコストも従来の新幹線に比べ2・5〜3倍に上ると試算され、先月18日の国の専門家委で、今年度中を予定していた耐久試験再開の延期が決まった。

 一方で、国交省などが「1・3倍の荷重は過酷な条件。改良効果を実際の線路で試したい」として、実施の了承を得たのが今回の検証試験だ。国は「検証試験実施で耐久試験の一部を省略できる」などとして、FGTの先行車を22年度の暫定開業時に投入する目標に変更はないと強調する。

 県内では、検証試験の実施に対し、厳しい声が上がる。県議会九州新幹線長崎ルート建設促進議連会長の八江利春県議は「開発を急いで安全やコストに不安を残してほしくない。少なくとも、開業が近い長崎ルートへの導入は断念すべきだ」と全線フル規格化への転換を主張。与党国会議員の一人は「FGT開発には多くの予算がかかっている。国としては、少しでも可能性があれば諦めたくないという状況だろうが、残されたチャンスは少ない」と指摘する。国は来年6月ごろ、検証試験の結果をまとめ、耐久試験再開について判断する予定だ。

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 ◆FGTの耐久走行試験をめぐる経緯◆

2014年10月 開始

     11月 車軸の摩耗などの不具合で中断

  15年12月 国の専門家委員会が不具合対策を了承

  16年 5月 改良した台車の室内試験を開始

     11月 国の専門家委が試験再開見送りと新たな検証走行試験の実施を了承

     12月 検証試験を開始

  17年夏ごろ 検証試験の結果を国の専門家委に報告し、試験再開の是非を判断

〔長崎版〕


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