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雑貨類綜合スレ
158
:
とはずがたり
:2016/12/08(木) 15:02:25
>>157-158
たった数カ月で創業以来過去最高の売り上げに。本人は大パニック!
すぐに特許を取得し、さまざまなところへ売り込みをかけたが、実は最初、思うようには売れなかった。もともと印刷会社である同社は販路を持っているわけではない。売ろうにも開発した“商品の良さ”をどう広めていいのか分からず苦戦したという。
「展示会に出して、商品の良さを理解してくれた人は買ってくれるが、それで終わり。そこから広がらなかった」(中村さん)
ノートの開発に成功してから2年が経ったが、売れない状態が続き、準備していた約8000冊のノートは在庫の山になってしまった。「会社の生き残りをかけて始めたオリジナルノートの企画・販売。これでダメなら廃業しようと考えていた」(中村さん)
会社の体力は限界、もう廃業するしかない――。そのような状況で迎えた2016年の正月、事件が起こる。
一緒にノートを開発していた元製本会社の男性は、遊びに来ていた孫娘に「特許も取得した良いノートなんだが、売れ残っちゃって……。友達に宣伝してくれないか」と少しでも在庫を減らすために宣伝をお願いしたという。
すると、その孫がTwitterを使い、ノートの特徴を画像付きで説明したツイートを投稿。その結果、リツイート数があっという間に3万を超え、多くの人から「こんなノートが欲しかった」とコメントが寄せられたのだ。
ツイートから数時間後、会社への注文も殺到。電話は鳴りっぱなしで、多くの人がノートを求めて会社(家)に押しかけてきたという。当時、中村さんは状況が理解できず、注文がきて嬉しいというよりもパニック状態だったと語る。
「とにかく怖かったですね。電話線は引っこ抜き、誰も入れないようにカーテンを閉めて戸締りをしました。一体何が起こったのだという感じで、喜びよりも怒りの感情の方が強かった」(中村さん)
結局、ノートへの注文はたった2〜3日で3万部を超えた。当時ほどではないが、今でも注文の電話は鳴り止まず、現在累計で20万部を超える注文がきているという。そのノートは手作業でしか作れないため、1日に800〜1000冊ほどしか生産できない。中村氏と従業員はいま、毎日午前4時前に起きて深夜までノート作りに追われているそうだ。それでも、不思議と体は疲れないと語る。
「自分で企画した商品を多くの人から買ってもらえる。しかも、感謝の手紙が毎日届くんですよ。このような経験は今までありません。こんなに嬉しいことはありません」(中村さん)
今後は、地図、楽譜、教科書、絵本に展開?
今では、多くのメディアに取り上げられ、時の人となった中村さん。これからは、この水平開きの技術を多方面に展開していくことも考えている。
例えば、地図、楽譜、絵本、教科書などだ。これらの商品は、中央部分が谷になって見えづらくなっているものが多い。同社の技術でぜひ開発してほしいと、既に各企業から問い合わせが来ているという。ただし、中村さんはノート以外の商品については、まだしばらく手をつけないとも話す。
「今はとにかくノート作り。このノートが届くのを待っている多くの人に一刻も早く届けたいのです。教科書や地図などの展開は、ノートの生産が落ち着いてからにします」(中村さん)
今まで、企画・開発の経験がほとんどなかったのにもかかわらず、大企業でもなかなか出せない大ヒット商品をなぜ作り出すことができたのだろうか。最後に、中村さん聞いてみたら、こんな回答が返ってきた。
「私たちは、崖っぷちだった。売れなきゃ廃業の背水の陣だった。何が売れるのかマーケティングをしている余裕もない。『自分が欲しい』と思う商品なら売れると信じた結果、このアイデアが生まれたし、難しくても成功するまで取り組めたのです」(中村さん)
崖っぷちだったからこそ生まれた“おじいちゃんのノート”。それが奇跡を起こして廃業の危機を救った。ピンチはチャンスという言葉があるが、まさにそれを体現したようなお話である。中村印刷所の今後の展開が楽しみで仕方がない。
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