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国際政治・世界事情(その2)

1とはずがたり:2014/05/26(月) 19:37:17

国際政治・世界事情(その1)…前スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50

地域別スレ>>2

1571チバQ:2018/01/16(火) 18:01:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180115-00000536-san-s_ame
ペルー汚職疑惑 ケイコ氏飛び火 党のかじ取り影響も
1/15(月) 12:02配信 産経新聞
 【リマ=住井亨介】中南米各国で持ち上がっている汚職疑惑が、ペルーのフジモリ元大統領の長女でフジモリ派政党「フエルサ・ポプラル」の党首、ケイコ氏に飛び火している。過去の大統領選で資金提供を受けた疑いが浮上しているもので、昨年末には検察による任意の事情聴取を受けた。父の恩赦により政局が流動化する中、捜査の行方次第では、同党のかじ取りに影響を与える可能性も出ている。

 中南米を中心に12カ国で明らかになっている汚職疑惑の震源は、ブラジルの建設大手オデブレヒト社。米司法省が2016年12月、オ社が過去20年間にわたって12カ国で7億8800万ドル(約891億円)の賄賂を支払ったことを認める文書を公表し、疑惑が各国を揺るがしている。

 ペルーではすでに10人以上が逮捕されているが、特に問題視されているのが、クチンスキ大統領とケイコ氏への資金提供だ。

 クチンスキ氏がかつて経済・財政相、首相だった時期に、同氏の会社にコンサルタント料として78万2千ドルが支払われていたことが発覚。それまで関係を否認していたことから辞任要求が高まり、回避はしたものの議会での罷免決議案採決へとつながった。

 一方のケイコ氏は、11年と16年の大統領選でオ社から選挙資金を提供された疑惑が持たれている。オ社のマルセロ・オデブレヒト社長の携帯電話に、「ケイコ500アップ」とする11年選挙時のメモ情報が残されていたことが判明。現地メディアは「すでに一定の資金提供を受けているうえに増額する」という意味だと報じている。

 オデブレヒト氏はブラジル検察との司法取引に応じ、「(ペルーでは)すべての大統領候補者を援助した。これは企業の作戦だ」と証言。「ケイコ氏に直接現金を渡したかどうかは覚えていない」とも述べ、疑惑は一層深まっている。

 クチンスキ氏に対する罷免決議案はフエルサ・ポプラルが主導したが、フジモリ氏の次男であるケンジ議員らが棄権して否決された。ケンジ氏とクチンスキ氏との間ではフジモリ氏の恩赦を条件にした裏取引があったとされており、同党内での姉弟対立が一連の動きの中で表面化している。

 捜査の進展によってケイコ氏の疑惑が本格化することになれば、党の主導権争いにもつながりかねず、フジモリ氏が再び政治的影響力を行使せざるを得ない状況が生まれるとの観測も出ている。

1572チバQ:2018/01/16(火) 18:01:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180115-00000034-mai-m_est
<リベリア>サーリーフ大統領を除名 与党、党規則違反で
1/15(月) 11:09配信 毎日新聞
 【ヨハネスブルク小泉大士】西アフリカ・リベリアの与党統一党は14日、ノーベル平和賞受賞者のサーリーフ大統領の除名を決めたと明らかにした。AP通信によると、昨年の大統領選で、与党候補のボアカイ副大統領を支持せず、党規約に違反したとしている。

 大統領選は昨年12月に決選投票が行われ、サッカーの元国際的スター選手の野党候補ウェア氏が、ボアカイ氏を破り当選。与党関係者によると、サーリーフ氏はウェア氏と共に選挙運動をしていたのが目撃されたという。

 サーリーフ氏は2006年、アフリカ初の民選女性大統領となり、03年まで14年間に及んだ内戦からの復興に取り組んだ。また女性の地位向上などに貢献したとして、11年にノーベル平和賞を受賞。任期満了で今月末に退任する。

1573チバQ:2018/01/17(水) 18:39:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180116-00000032-jij-m_est

リンチを警告=あの時、退任渋るムガベ氏に―ジンバブエ


1/16(火) 10:29配信

時事通信



 【ハラレAFP=時事】「リンチされたいのか」。

 アフリカ南部ジンバブエで昨年11月、反乱に踏み切った軍は、辞めようとしないムガベ大統領(93)に対し、2011年に群衆に殺されたリビアのカダフィ大佐を引き合いにして警告、退任を説得した。ムガベ氏の報道官だったジョージ・チャランバ氏が、14日付のジンバブエ紙デーリー・ニューズ日曜版に舞台裏を語った。

 反乱後、ムガベ邸に乗り込んできた軍高官たちはチャランバ氏らに対し「大統領を外へ連れ出し事の重大さを認識してもらえ」と迫った。通りには群衆が繰り出し、グレース・ムガベ大統領夫人によって失脚に追い込まれたムナンガグワ副大統領の復権を求めていた。ムガベ氏は、軍高官らに対し、ムナンガグワ氏をもう一度、副大統領に戻すと提案し、延命を図ろうとしたという。

1574チバQ:2018/01/21(日) 21:39:26
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180121k0000m030072000c.html
<ジンバブエ>総選挙6月までに実施 ムガベ政権崩壊後初
01月20日 20:32毎日新聞

 アフリカ南部ジンバブエのムナンガグワ大統領は、昨年11月のムガベ政権崩壊後初めてとなる総選挙を、今年6月までに実施する方針を表明した。政府系日刊紙ヘラルドが18日報じた。

 37年間に及んだムガベ政権下では、選挙のたびに野党政治家や支持者に対する弾圧が繰り返されてきただけに、民主化に向けて歩み始めたジンバブエの将来を占う選挙として注目されている。

 ムナンガグワ氏は英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)のインタビューで「自由で公正な選挙を実施したい」と強調し、国連や欧州連合(EU)などの選挙監視団を受け入れる意向を示した。

 同氏はスイス・ダボスで23日から開かれる世界経済フォーラム年次総会に、ジンバブエ大統領として初めて出席。4月には経済再建のカギを握る中国訪問を予定しているという。【ヨハネスブルク】

1575チバQ:2018/01/24(水) 20:12:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180124-00000531-san-s_ame
ベネズエラ大統領選、4月末までに前倒し
1/24(水) 11:09配信 産経新聞
 【ロサンゼルス=住井亨介】南米ベネズエラの反米マドゥロ政権派で占められている制憲議会は23日、今年後半に予定されていた大統領選を4月末までに前倒しして実施することを決定した。マドゥロ氏はこれを受けて記者団に「(与党の)統一社会党から求められれば、候補となる用意がある」と述べ、再選出馬に意欲を示した。ロイター通信などが伝えた。

 同国が4月に14億ドル(約1544億円)以上の国債利払いなどの返済期限を迎えることや、野党側が分裂状態にある状況を勘案し、政権維持を図るためとみられる。

 マドゥロ氏は、統一社会党が2月4日に候補者を決定すると述べるとともに、選挙日を決定する全国選挙評議会の開催を要請した。

1576チバQ:2018/01/25(木) 20:08:16
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180126k0000m030073000c.html
<南ア大統領>退陣か 「選挙戦えぬ」与党内から辞任圧力
19:46毎日新聞

 【ヨハネスブルク小泉大士】汚職疑惑が絶えない南アフリカのズマ大統領が、任期満了の2019年を前に数週間内に退陣するという観測が浮上している。与党アフリカ民族会議(ANC)の議長にラマポーザ副大統領が先月就任して以降、党内でズマ氏に対する辞任圧力が高まっているためで、早期辞任は不可避の情勢だ。

 「ズマ氏が大統領では選挙を戦えない」

 ANC全国執行委員会は今月中旬に開かれた会合で、議題になかったズマ氏の処遇について協議した。地元紙によると、19年の次期総選挙までにズマ氏の退陣を求める方針が確認されたという。

 ズマ氏は昨年12月下旬の党大会で、10年間務めた議長を退任し、後任にはラマポーザ氏が選出された。以来、両者の間の「二重権力構造」が生まれ、ラマポーザ氏に近い党幹部らは「2月8日の一般教書演説までに大統領を交代すべきだ」と要求している。

 背景にはズマ氏の不人気があり、このまま選挙を迎えれば野党に批判票が流れるのは避けられない。かつては故ネルソン・マンデラ氏が率い、黒人有権者の絶大な支持を得てきたANCだが、腐敗体質がはびこり党勢は衰退傾向にある。

 ズマ氏は公金流用疑惑に加え、不要論が強いロシアからの原発購入計画を押し通そうとするなど「存在自体がリスク要因となっている」(南アフリカ安全保障研究所ジャッキー・シラーズ理事長)との厳しい指摘がある。

 ズマ派の閣僚や党幹部の間でも大統領と距離を置こうとする動きが伝えられ、捜査当局はズマ氏と近いインド系富豪グプタ家が国営電力会社の契約を不正受注したとされる事件の捜査に乗り出した。

 一方、大統領昇格が既定路線とみられるラマポーザ氏は、経済再建や汚職撲滅を訴え、市場の信任も厚い。同氏は党内融和を優先する意向を示しており、当初は数カ月かけてズマ氏の説得にあたるとの見方が有力だった。

 ただ、米格付け会社ムーディーズは2月下旬の予算案発表後に南ア国債の格付けを見直す方針。投機的水準へ引き下げとなれば50億ドル(約5450億円)の資金流出を招くとされ、早急に「リスク要因」を取り除く必要に迫られている。

 政治アナリストのネル・マライス氏は毎日新聞の取材に「ズマ氏が辞任を拒めば党は解任すると圧力をかけていく」と指摘。シリアーズ氏も「辞任はもはや時間の問題」と述べ、いずれも数週間以内の決着を予測した。

1577チバQ:2018/01/25(木) 20:13:34
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20180125028.html
ルラ元ブラジル大統領の有罪判決、控訴裁が支持 次期選挙出馬困難か
12:47ロイター

ルラ元ブラジル大統領の有罪判決、控訴裁が支持 次期選挙出馬困難か

 1月24日、ブラジル南部ポルト・アレグレの控訴裁判所は、収賄と資金洗浄(マネーロンダリング)の罪に問われたルラ元大統領(72、写真)を有罪とした一審の判断を支持する判決を言い渡した。写真はポルト・アレグレで23日撮影(2018年 ロイター/Paulo Whitaker)

(ロイター)

[ポルト・アレグレ(ブラジル) 24日 ロイター] - ブラジル南部ポルト・アレグレの控訴裁判所は24日、収賄と資金洗浄(マネーロンダリング)の罪に問われたルラ元大統領(72)を有罪とした一審の判断を支持する判決を言い渡した。判事3人全員が有罪判決を支持した。

判事が全員一致の判断を下したことで、ルラ氏が上級裁判所に上訴する選択肢は狭まり、10月7日の大統領選に出馬できなくなる公算が大きくなった。ブラジルの法律では、一審の有罪判決が控訴裁で支持されれば出馬資格を失う。

ルラ氏は2003━10年の在任期間中、政府契約の獲得を目指したエンジニアリング企業から賄賂を受け取ったとして昨年、有罪判決を言い渡されていた。控訴裁判所は禁錮の期間を一審から2年半追加し、12年に延長した。

世論調査会社Datafolhaによると、ブラジルの次期大統領選に関する世論調査で有権者の36%がルラ氏を支持すると回答しており、同氏の不出馬はブラジルの政局見通しを大きく変えることになる。

ただルラ氏にはまだ選択肢が残っている。大統領選への立候補を巡っては選挙裁判所が最終的な判断を下す必要があり、その判断は候補者の登録後に行われる。

ポルト・アレグレの控訴裁の判決を受け、ルラ氏は最終判決を遅らせるため、より上級の控訴裁や最高裁に控訴することができる。大統領選の立候補の登録期限となる8月15日までに届け出を行えるよう、時間の確保を目指す可能性がある。

ルラ氏はサンパウロで行われた集会で、今回の判決を「うそ」だとして非難し、引き続き無実を訴えた。

ブラジル株式市場のボベスパ指数<.BVSP>は判決発表を受け、取引時間中の最高値を付けた。ルラ氏が今年の大統領選に出馬しなければ、緊縮策を継続する市場寄りの候補者に道が開けるとの期待が背景。

1578チバQ:2018/01/25(木) 20:16:35
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180125k0000e030212000c.html
<ブラジル>ルラ元大統領、控訴審も有罪 返り咲き出馬困難
10:25毎日新聞

<ブラジル>ルラ元大統領、控訴審も有罪 返り咲き出馬困難

ルラ氏=AP

(毎日新聞)

 【ポルトアレグレ(ブラジル南部)山本太一】収賄罪などに問われたブラジルのルラ元大統領(72)に対し、南部ポルトアレグレの連邦裁判所は24日、禁錮12年1月の控訴審判決を言い渡した。ルラ氏が立候補表明していた10月の大統領選出馬は難しくなった。世論調査では圧倒的な支持を得て本命とみられていただけに、選挙戦の見通しは不透明になった。

 ルラ氏は24日、「何の罪も犯していない」と改めて無罪を主張。所属する左派の労働党はルラ氏を候補とする考えに変わりないと表明した。ルラ氏は判決を不服として上訴する見通し。ブラジルの法律では控訴審で有罪判決を受けると、立候補できなくなるが、上級審や選挙裁判所が判断を覆す可能性も残る。

 1審は昨年7月、禁錮9年6月の判決を言い渡した。控訴審の裁判官3人全員が1審の有罪認定を支持し、「大統領が関与した罪は極めて重い。民主主義を危うくした」として量刑を重くした。

 判決によると、ルラ氏は大統領在任中の2009年、ブラジルの大手建設会社OASが国営石油会社ペトロブラスから工事を受注する便宜を図り、見返りに高級マンション1戸を譲渡された。OASからの賄賂総額はマンション購入費や改装費など370万レアル(約1億3000万円)に上る。

 ルラ氏は「不動産契約書などの書類に自分の名前はなく、賄賂を受け取った証拠はない」と主張したが、退けられた。

 ルラ氏は03〜10年の在任中、低所得家庭への支援事業など貧困層へ手厚い政策を実施し、今も人気が根強い。調査会社「ダッタフォーリャ」が昨年12月に発表した大統領選の世論調査によると、ルラ氏の支持率は34%で、17%の右派ボウソナロ下院議員(62)を大きく引き離し首位に立っている。ルラ氏は第1回投票を1位で通過し、上位2人による決選投票で小差で勝つとみられていた。

 ポルトアレグレやサンパウロではルラ氏の支持者ら1万人以上が判決に抗議するデモを行い、「ルラ氏抜きの大統領選は詐欺だ」と気勢をあげた。ポルトアレグレの集会に参加した会社員のリジアさん(54)は毎日新聞の取材に「判決はルラ氏を陥れる政治的な陰謀だ」と話した。一方、ルラ氏の反対派はサンパウロなどで判決を支持する集会を開いた。

1579チバQ:2018/01/25(木) 20:17:03
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180125X041.html
ルラ元大統領、二審も有罪=収賄で禁錮、返り咲き厳しく―ブラジル
08:51時事通信

 【サンパウロ時事】ブラジル南部ポルトアレグレの連邦裁判所は24日、在任中の収賄とマネーロンダリング(資金洗浄)の罪に問われたルラ元大統領(72)について、禁錮9年6月の一審判決を破棄し、改めて禁錮12年1月の有罪判決を言い渡した。ルラ被告は上訴するとみられるが、目指す10月の大統領選での返り咲きは厳しくなった。身柄は当面拘束されないもよう。

 判決後、ルラ被告はサンパウロ市内で支持者を前に「うそを受け入れることはできない」と述べた。

 ルラ被告は2003年から2期8年にわたる大統領在任中、貧困対策で実績を挙げており、今も国民の人気は抜群。再登板を目指しており、最新世論調査では、支持率が主要予想候補者の中でトップを走っている。

 二審判決によると、ルラ被告は大手ゼネコンOAS社から、国営石油会社の工事受注の見返りとしてサンパウロ州の海岸保養地グアルジャにあるマンションの部屋を提供された。裁判所はこれを約220万レアル(約7500万円)相当の収賄と認定した。3人の裁判官の1人は「巧妙な汚職構造の存在を認識していた」と被告を指弾した。

 二審で有罪となったことで、原則として被選挙権が剥奪されるが、ルラ被告側は法的手段を駆使して、8月15日に締め切られる大統領選への立候補を届け出る方針。受理の可否は選挙最高裁(TSE)が判断する。

1580チバQ:2018/01/25(木) 20:23:27
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018012500801&g=int
FARC、国会議員選に74人擁立へ=割り当て以上の議席目指す-コロンビア


コロンビアの人民革命代替勢力(FARC)のロンドニョ党首=2016年10月、ハバナ(AFP=時事)

 【サンパウロ時事】南米コロンビア最大の左翼ゲリラから合法政党に衣替えした「人民革命代替勢力」(FARC)は24日、3月11日に行われる国会議員選挙(上院102議席、下院166議席)に計74人の候補を擁立すると発表した。ロイター通信が伝えた。
 FARCは2016年11月に政府と結んだ和平合意に従い、両院にそれぞれ5議席ずつ、計10議席の割り当てを保証されている。
 FARC幹部は記者団に「われわれはさらに多くの議席獲得を期待している。10議席からの上積みを信じている」と述べた。最高司令官だったロンドニョ党首は既に、5月27日に実施される大統領選への出馬を表明している。
 政府との半世紀にわたる内戦で約22万人が犠牲になったことに加え、麻薬取引や誘拐を資金源にしていたことから、国民の対FARC感情は厳しく、選挙で割り当て以上の議席を確保できるかどうかは不透明だ。地元ラジオ局などが昨年11月に実施した大統領選予想候補の支持率調査で、ロンドニョ氏はわずか1%しか獲得できなかった。(2018/01/25-14:04)

1581チバQ:2018/01/26(金) 07:21:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180125-00000116-mai-s_ame
<ブラジル大統領選>「トランプ」浮上 元軍人、支持率2位
1/25(木) 21:54配信 毎日新聞
<ブラジル大統領選>「トランプ」浮上 元軍人、支持率2位
警察関係者との会合で発言するボウソナロ下院議員=リオデジャネイロで2017年12月8日、AP
 【ポルトアレグレ(ブラジル南部)山本太一】南米の大国ブラジルで24日、ルラ元大統領(72)が収賄罪で有罪判決を受けた。今年10月に行われる大統領選で本命とされたルラ氏の出馬が困難になったことで、注目されるのが軍人出身の右派、ジャイール・ボウソナロ下院議員(62)だ。過激な発言で「ブラジルのトランプ」と呼ばれるが、支持率はルラ氏に次ぐ2位で、当選する可能性が出てきた。

 ルラ氏に対し、南部ポルトアレグレの連邦裁判所が言い渡した控訴審判決は禁錮12年1月。判決によると、ルラ氏は大統領在任中の2009年、地元の大手建設会社OASが国営石油会社ペトロブラスから工事を受注する便宜を図り、見返りに高級マンションの部屋を譲渡された。OASからの賄賂総額はマンション購入費など370万レアル(約1億3000万円)に上る。

 「歴史的な日だ。共産主義者を社会から遠ざける良いチャンスだ」。左派の労働党に所属するルラ氏が判決を受けた後、ボウソナロ氏はこう述べた。

 14年から捜査が続くブラジル史上最悪の汚職事件では、ルラ氏以外にも多くの政治家が有罪判決を受けている。ボウソナロ氏は若者を中心する政治家への不信感をくみ取り、支持を広げてきた。

 また、周辺国などから幅広く移民を受け入れ、社会保障を提供してきた左派政権の政策を批判。ソーシャルメディアを通じた発信で人気を集めてきた点もトランプ米大統領と似ていると指摘される。

 左翼活動家らの拷問や弾圧を続けた軍事政権(1964〜85年)時代に軍人だったボルソナロ氏は「厳罰に処するしかない。怠け者を刑務所にぶち込むのだ」と当時の強権政治を擁護。さらに左派政権のもとで治安が悪化したとして、国家権力で秩序を回復すると強調する。

 10月の選挙はテメル大統領の任期満了に伴うもの。ルラ氏は03〜10年の在任中、貧困層への手厚い政策を実施し、根強い人気がある。判決前の昨年12月の世論調査では、ルラ氏の支持率は34%で首位。第1回投票を1位で通過し、上位2人による決選投票で小差で勝つとみられていた。

 判決後、ルラ氏は「何が罪なのか分からない。死ぬまで闘う」と改めて無罪を主張。労働党もルラ氏を候補とする考えに変わりないとしているが、ブラジルの法律では控訴審で有罪判決を受けると立候補できなくなる。

 一方、ボウソナロ氏の過激な発言には批判的な市民も多い。政治学者のアンドレ・セザル氏は地元メディアに「ルラ氏が嫌だからボウソナロ氏を支持する人も多く、ルラ氏が出馬できなければ他の候補を選択肢とするだろう。これ以上、ボウソナロ氏に票が集中するとは考えにくい」と指摘している。

1582チバQ:2018/01/29(月) 19:51:42
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180129k0000e030157000c.html
<コンゴ民主共和国>混乱深まる 「大統領退陣デモ」活発化
10:22毎日新聞

<コンゴ民主共和国>混乱深まる 「大統領退陣デモ」活発化

コンゴ民主共和国のカビラ大統領=AP

(毎日新聞)

 【ヨハネスブルク小泉大士】アフリカ中部の「資源大国」コンゴ民主共和国で、任期切れ後もその地位にとどまっているカビラ大統領(46)の退陣を求めるデモが活発化し、治安部隊との衝突が激しくなっている。カビラ政権は大統領選の延期を繰り返す一方、市民の不満を治安当局の力で封じ込めようとしており、欧米諸国などが懸念を表明している。

 コンゴの憲法は大統領の任期を2期までと定めている。カビラ氏は2016年末に2期目の任期が切れた後も退陣を拒否。与野党は昨年中の大統領選実施で合意したが実行されていない。今のところ選挙は今年12月に実施が予定されているが、選挙管理委員会は資金不足を理由にさらなる延期も示唆している。

 今月21日に首都キンシャサなど各地で選挙の実施を求める抗議行動が行われたが、治安当局は集会などの開催を認めず教会に集まった参加者に催涙ガス弾を発射。少なくとも6人が死亡、68人が負傷し、抗議を呼びかけた教会関係者の拘束も相次いだ。

 昨年12月31日のデモでも7人が死亡している。また、国連コンゴ安定化派遣団(MONUSCO)によると、治安当局によって昨年、「超法規的」に殺害された人々の数が1176人に上った。

 こうした事態を受け、米国務省は「最も強い言葉で非難する」との声明を発表。旧宗主国のベルギーや欧州連合(EU)なども相次いで懸念を表明した。

 AP通信などによると、カビラ大統領は26日、6年ぶりに記者会見に臨んだが「政情不安は存在しない」などと持論を展開。しかし、次期大統領選への立候補を明確に否定しなかったため、野党はカビラ氏が「(3選を可能にする)憲法改正をもくろんでいる」と批判を強めている。

 一方、大統領選を巡る問題とは別に、政府軍と反政府武装勢力の紛争が続く東部の南キブ州でも衝突が激化。24〜26日の3日間で、約7000人の避難民が隣国ブルンジに逃れたといい、治安の悪化が懸念される。

 日本の約6倍の国土を誇るコンゴは銅やコバルトなど豊富な天然資源ゆえに紛争が絶えない。1998年に東部を中心に起きた大規模な内戦は周辺国を巻き込んだ国際紛争に発展。2003年に終結したが、紛争関連での死者は約540万人に上った。

1583チバQ:2018/01/30(火) 03:29:54
http://www.sankei.com/world/news/180129/wor1801290038-n1.html
2018.1.29 21:22

グテレス氏、評判上々 国連事務総長就任1年 「存在感が薄い」と酷評された前任者の「潘基文式」を変革

 【ニューヨーク=上塚真由】グテレス国連事務総長が昨年1月に始動してから1年がたった。「存在感が薄い」と酷評された潘基文(パンギムン)前事務総長時代の反省から、グテレス氏は強い指導力を買われ選出された経緯がある。加盟国から大きな期待が集まる中、無難な“滑り出し”を見せている。

 「調整型の官僚タイプ」と評され、会見などで用意された原稿を読み上げていた潘氏。これに対し、英語、フランス語、スペイン語などを流暢(りゅうちょう)に操るグテレス氏は、自分の言葉で国際社会に強いメッセージを伝えるスタイルで、加盟国からの評判も上々だ。

 国連職員は「潘氏時代には、会議の下準備の段階で結論が決まっていることがあったが、グテレス氏は会議の途中で指示を出し、決断する。トップダウン型のリーダーだ」と話す。

 近年は国連平和維持活動(PKO)の隊員らによる性的虐待事件が起き、「国連が変革すべきときに最も適した指導者だ」と国連内での信頼感は厚い。

 ミャンマーのロヒンギャ問題では、2005年から10年間、国連難民高等弁務官を務めた難民問題の専門家だけに手腕が注目された。同問題は中露が「内政問題」との立場で国連安全保障理事会で長年、一致した対応がとれなかったのが実情。グテレス氏は昨年9月に安保理あてに行動を促す異例の書簡を送り、同月、8年ぶりに公開会合を開催するまでにこぎつけた。

 一方、グテレス氏が掲げる平和と安全▽開発▽管理-の3分野での国連行財政改革では、「職員の反発もあるうえ、ロシアが改革に懐疑的な姿勢をみせている」(国連関係者)のが現状だ。6月ごろに具体的な改革案を発表する予定だが、就任2年目でどこまで前進させられるか手腕の見せ所となる。

 グテレス氏は米国第一主義を掲げるトランプ米政権との関係改善に奔走、国連の改革路線で一致した。ただ、米国との関係は予断を許さない。グテレス氏は18年の「年頭のあいさつ」で、緊迫する北朝鮮情勢、加速する気候変動、国家主義・外国人嫌いの台頭などを挙げ「世界は非常事態にある」と宣言。名指しは避けたもののトランプ政権を牽制(けんせい)した。

 国連関係者の間では、「ヘイリー米国連大使と電話した後、激しく憤る様子がみられる」との指摘もある。国連運営には最大の財政貢献国・米国の協力が欠かせず、一層難しい対応を迫られるとみられる。

 一方、米国と比べ中国との関係は良好とされる。事務総長就任前から関係を構築し、英紙の取材に「中国は私を友達だとみていると思う」と自信をみせた。米国に代わって国際協調を主導すると喧伝(けんでん)する中国だが、実際には「2国間外交を重視する姿勢は変わらず、国連で主導権を取って行動するというまでの動きはみられない」(日本政府関係者)。今後、国連の場でいかに大国の責務を担わせるかが課題だ。

 グテレス氏は北朝鮮問題をめぐり、外交的解決の重要性を呼びかけてきた。非核化に向けた情勢作りとして昨年12月、フェルトマン政治局長を北朝鮮に派遣。政治局長として10年以来の訪朝となったが、北朝鮮側は実態の切迫性への危機感を感じていなかったという。安保理外交筋は「北朝鮮の主張を理解するという点では意味があったが、非核化に向けた突破口になるとの期待はそもそもなかった」と指摘。北朝鮮問題の解決に向け、今後どれだけ存在感を発揮できるかが問われる。

1584とはずがたり:2018/01/31(水) 12:06:47
「世界一小さい共和国」独立50年=太平洋の島国ナウル 時事通信社 2018年1月31日 07時47分 (2018年1月31日 11時36分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/world_g/20180131/Jiji_20180131X802.html

 【シドニー時事】「世界一小さい共和国」として知られる太平洋の島国ナウルが31日、独立から50年を迎えた。日本やオーストラリアなど関係国の代表が参加して、記念式典が開かれた。

 人口約1万人、国土面積が約21平方キロで東京都港区の面積とほぼ同じ広さしかないナウルは、太平洋戦争中には旧日本軍が占領。戦後は、国産リン鉱石の輸出先として日本とゆかりがある。

 式典参加のため現地を訪問した堀井巌外務政務官は30日にワガ大統領と会談。加山雄三さんの代表曲「君といつまでも」を口ずさむという大統領は、加山さんのサイン入り色紙やCDを手渡されると、「大変喜んでいた」(同行筋)という。

 ナウルは、島しょ国の諸問題について協議するため5月18?19日に福島県いわき市で開かれる「第8回太平洋・島サミット」に参加する予定だ。

1585チバQ:2018/01/31(水) 20:11:50
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1801310025.html
フジモリ派政党、国会会派から次男議員を除名
11:59産経新聞

 【ロサンゼルス=住井亨介】恩赦を受けたペルーのフジモリ元大統領の長女、ケイコ氏が党首を務めるフジモリ派政党「フエルサ・ポプラル」は30日、汚職疑惑が浮上したクチンスキ大統領に対する同党主導の罷免決議案採決で棄権したとして、フジモリ氏次男のケンジ氏ら3議員を国会の会派から除名する処分を発表した。党籍は維持される。

 これまで党運営などをめぐって確執が伝えられていたケイコ氏とケンジ氏との間の亀裂が決定的となった形で、ケンジ氏は「民主主義を守れ。自由は恐怖を打ち負かす」などと、ツイッターに党批判とみられる書き込みをした。

 昨年12月に行われた罷免決議案の採決では、ケンジ氏ら10議員が棄権したことによってクチンスキ氏は罷免を回避した。採決の3日後にクチンスキ氏が恩赦を発表し、恩赦を求めていたケンジ氏がクチンスキ氏と「裏取引」したとされている。

 処分を受けたケンジ氏らを追って会派を離脱する議員が今後出る可能性もあり、過半数を下回れば国会での同党の影響力低下は避けられなくなる。

1586チバQ:2018/02/01(木) 15:05:58
http://www.sankei.com/world/news/180201/wor1802010014-n1.html
2018.2.1 11:02

フジモリ派が分裂 次男ら、姉の政党から会派離脱 ペルー大統領選に影響も
 南米ペルーからの報道によると、フジモリ元大統領(79)の次男ケンジ議員(37)が1月31日、姉のケイコ氏(42)が党首を務める政党「フエルサ・ポプラル」に仲間9人と共に議会の会派離脱届を出したと発表した。フジモリ派の分裂により、2021年の次期大統領選で別々に立候補する可能性が強まった。

 在任中の軍による人権侵害事件で禁錮刑に服し、昨年末に政府から恩赦を受けたフジモリ元大統領の対応が注目される。

 野党ながら、これまで議会(130議席)で71議席を占めていた同党はケンジ氏らの離脱で過半数割れに追い込まれる。フエルサ・ポプラルは昨年12月、汚職疑惑が浮上したクチンスキ大統領に対する罷免決議案を提出。しかしケンジ氏ら10人の造反で否決され、3日後に元大統領が恩赦を受けた。このためクチンスキ氏とケンジ氏の間で恩赦を巡り取引があったと批判が高まった。ケンジ氏らは1月30日、同党の党紀委員会から追放処分を受けたが、異議申し立てをせずに会派離脱に踏み切った。(共同)

1587チバQ:2018/02/01(木) 15:08:05
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018020100336&g=int
フジモリ派分裂=ケンジ氏が会派離脱-ペルー


31日、リマで記者会見するフジモリ元ペルー大統領の次男ケンジ国会議員(AFP=時事)
 【サンパウロ時事】ペルーのフジモリ元大統領(79)の次男ケンジ国会議員(37)は31日、同志9人と共に、長女ケイコ氏(42)が党首を務める国会最大政党「フエルサ・ポプラル」に会派離脱届を提出した。ケンジ氏らは新会派を組み、同党議員の引き抜きを図る考えとみられ、フジモリ派の分裂が決定的となった。
 党が主導したクチンスキ大統領(79)罷免決議を昨年12月21日に国会で採決した際、ケンジ氏は仲間9人と共に土壇場で棄権に回り、クチンスキ氏を救った。その3日後にフジモリ氏が恩赦を受け、クチンスキ氏と裏で取引した疑いが浮上している。党規委員会は30日、ケンジ氏ら3議員の会派追放を決議していた。(2018/02/01-08:04)

1588チバQ:2018/02/01(木) 15:08:26
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018020100403&g=int
政治家の海外出張禁止=節約のためと大統領-ナミビア


ナミビアのガインゴブ大統領=2016年11月、ハバナ(EPA=時事)
 【ウィントフークAFP=時事】アフリカ南部ナミビアのガインゴブ大統領は31日、予算節約のため政治家や官僚の海外出張を禁止した。政府債務は危機的状況で、大統領報道官は「3月になるまで外国に行くことを考えてはいけない」と強調。大統領も年末の休暇や、エチオピアで1月28、29の両日開かれたアフリカ連合(AU)首脳会議には、大統領専用機を使わず「普通の民間機で行った」と報道官は述べ、理解を求めた。(2018/02/01-09:44)

1589チバQ:2018/02/01(木) 15:54:49
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018013100241&g=pol
「世界一小さい共和国」独立50年=太平洋の島国ナウル

 【シドニー時事】「世界一小さい共和国」として知られる太平洋の島国ナウルが31日、独立から50年を迎えた。日本やオーストラリアなど関係国の代表が参加して、記念式典が開かれた。
 人口約1万人、国土面積が約21平方キロで東京都港区の面積とほぼ同じ広さしかないナウルは、太平洋戦争中には旧日本軍が占領。戦後は、国産リン鉱石の輸出先として日本とゆかりがある。
 式典参加のため現地を訪問した堀井巌外務政務官は30日にワガ大統領と会談。加山雄三さんの代表曲「君といつまでも」を口ずさむという大統領は、加山さんのサイン入り色紙やCDを手渡されると、「大変喜んでいた」(同行筋)という。
 ナウルは、島しょ国の諸問題について協議するため5月18〜19日に福島県いわき市で開かれる「第8回太平洋・島サミット」に参加する予定だ。(2018/01/31-07:48)

1590チバQ:2018/02/01(木) 22:52:12
>>1477>>1501
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180131-35113987-cnn-int
ケニアの野党指導者、「人民の大統領」に就任 首都で式典
1/31(水) 13:10配信 CNN.co.jp
ナイロビ(CNN) ケニアの野党指導者、オディンガ元首相が30日、「人民の大統領」への就任を宣言した。首都ナイロビ中心部での「就任式」には数千人の支持者が集まった。

式典はほぼ平和的に開かれ、終了後は支持者らも早々に解散した。ただ会場の公園付近で看板を外している集団に、警察が催涙ガスを発射する場面もあった。

当局はこれに先立ち、違法な集会を阻止すると述べていた。しかしロイター通信によれば、会場に制服警官や機動隊の姿はなかった。

式典の後、オディンガ氏のツイッター・アカウントの肩書は「ケニア共和国大統領」に更新された。

昨年秋に実施された大統領選のやり直し投票では、現職のケニヤッタ氏が得票率98%で再選を果たした。オディンガ氏はこれに先立つ8月の大統領選に出馬したが、ケニヤッタ氏圧勝の結果が無効とされた後、選管が改善策を取っていないとして、やり直し投票をボイコットした。

ケニアのムイガイ法務相は先月、選挙で合法的に当選した者以外の就任式典は無効だと述べ、主催者や協力者は重大な反逆罪に問われると警告していた。反逆罪で有罪となれば死刑を言い渡される可能性がある。

ケニヤッタ氏はメディアが式典を放映した場合、放送免許を取り消すと事前に警告していた。同国で報道の自由を主張する団体によると、政府は30日朝、主要なテレビ局3社の放送を強制的に停止した。

1591チバQ:2018/02/05(月) 21:08:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180205-00000034-jij_afp-int
エクアドル国民投票、大統領再選制限を支持 コレア氏返り咲き阻止へ
2/5(月) 17:52配信 AFP=時事
エクアドル国民投票、大統領再選制限を支持 コレア氏返り咲き阻止へ
エクアドルの首都キトで国民投票の結果を喜ぶレニン・モレノ大統領(2018年2月4日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】エクアドルで4日、大統領の再選を再び制限する規定を盛り込んだ憲法改正の是非を問う国民投票が実施され、賛成票が64%に達した。2021年の次期大統領選で返り咲きを狙うラファエル・コレア(Rafael Correa)前大統領に対し、国民がはっきりと出馬阻止の意思を表明した格好だ。

 再選制限規定は、コレア氏が大統領だった2015年に廃止されていた。今回の国民投票は、敵対する現職のレニン・モレノ(Lenin Moreno)大統領が主導して行われたもので、選挙管理委員会の発表によれば、有権者の64%が大統領の長期政権を阻む規定の復活に賛成票を投じた。

 また、コレア氏が大統領時代に創設した裁判官ら公職者の選定を担う委員会についても、63%が再編に賛成。前大統領の「遺産」といえる制度が事実上一掃される見通しだ。

 今回の投票結果は、深刻な内部分裂に陥った左派与党「国家同盟(Country Alliance)」の支配権をめぐるコレア派とモレノ派の対立で、モレノ氏が勝利したことを意味する。

 選管の発表にわずかに先立ち、モレノ氏は「明確かつ圧倒的な勝利」を宣言。「対立は過去のものとなった。今こそ、団結に立ち返るときだ」と支持者らに語った。【翻訳編集】 AFPBB News

1592チバQ:2018/02/06(火) 19:16:25
https://www.asahi.com/articles/ASL26150QL25UHBI02C.html
モルディブで非常事態宣言 最高裁判事・元大統領ら逮捕
ニューデリー=奈良部健2018年2月6日12時31分
 インド洋の島国モルディブのヤーミン大統領は5日夜、15日間の非常事態宣言を出した。警察は6日、最高裁判事らを逮捕した。容疑は明らかになっていないが、最高裁は1日、大統領に対し、政治犯の釈放や罷免(ひめん)された国会議員の復権を命じていた。ヤーミン氏は命令を無視して最高裁と対立。野党勢力による抗議デモが続いていた。

 地元報道によると、1日の最高裁命令をヤーミン氏が無視したことから、首都マレでデモが起き、治安部隊が参加者を拘束するなど混乱があった。非常事態宣言後には、最高裁判事の他にヤーミン氏の異母兄ながら野党側との協力を強めたガユーム元大統領も逮捕された。

 ヤーミン氏は、政治犯の釈放が年内にも予定されている大統領選に与える影響を懸念しているとされるほか、与党離党後に罷免された議員が復権すれば、与党が国会で過半数を割り込む可能性があった。(ニューデリー=奈良部健)

1593チバQ:2018/02/06(火) 20:24:29
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3161288.html
モルディブで非常事態宣言、元大統領逮捕 政治混迷深まる
08:47AFPBB News

モルディブで非常事態宣言、元大統領逮捕 政治混迷深まる

モルディブの首都マレの最高裁前で警備に当たる治安部隊。現地紙ミハール提供(2018年2月5日撮影)。(c)AFP PHOTO / MIHAARU

(AFPBB News)

【AFP=時事】観光地として有名なインド洋の島国モルディブのアブドラ・ヤミーン大統領は5日、15日間の非常事態宣言を発令した。重武装した軍の部隊が最高裁に突入し元大統領が逮捕されるなど、同国では政治危機が深まっている。

 最高裁は1日、反体制派9人の釈放を命じるとともに、与党を離党して議員の資格を奪われた12人の復職を命じていた。これが実現すれば議会で野党側が過半数を占めヤミーン大統領弾劾の可能性も生じるが、ヤミーン大統領は最高裁の命令に応じることを拒否していた。

 ヤミーン大統領は大統領に就任した2013年以降、敵対する政治勢力のほぼ全員を収監するなど、何年にもわたって反体制派の取り締まりを続けており、モルディブの高級観光リゾート地としてのイメージを傷つけてきていた。

 警察は5日、ヤミーン氏の異母兄であるマウムーン・アブドル・ガユーム元大統領を逮捕した。同氏は主要野党勢力と協力しヤミーン大統領に反対する運動を行っていた。

 ガユーム元大統領の娘ユムナ・マウムーン氏は、ガユーム元大統領が6日午前0時(日本時間同4時)ごろ、首都マレの自宅から連行されたとツイッターに投稿した。ガユーム氏は同国初の民主的な選挙が行われた2008年まで30年にわたって大統領を務めた。

 ガユーム元大統領は警察に連行される直前、支持者に向けたビデオメッセージを撮影し、「私は逮捕されるようなことは何もしていない。皆さん、決意をしっかりと持ち続けてください。われわれは、現在取り組んでいる改革をあきらめることはない」と話していた。この動画はツイッターに投稿された。

 政府報道官は5日声明を発表し、最高裁の命令は国の最高法規である憲法に公然と反抗するものだと主張するとともに、政府は「平穏を促す」意向であり、「この異常な期間を通して」すべての国民と観光客の安全を保証すると強調した。【翻訳編集】AFPBB News

1594チバQ:2018/02/06(火) 20:41:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180205-00000058-reut-s_ame
コスタリカ大統領選、保守系がリードも決選投票の公算大
2/5(月) 14:54配信 ロイター
コスタリカ大統領選、保守系がリードも決選投票の公算大
 2月4日、中米コスタリカで大統領選の投開票が行われ、保守系キリスト教の歌手でテレビ司会者のファブリシオ・アルバラド候補(43)が対立候補をリードしているが、当選に必要な得票は見込めず、決選投票が行われる可能性が濃厚になった。写真は同候補者のサポーター達。コスタリカのサンノゼで撮影(2018年 ロイター/Juan Carlos Ulate)
[サンホセ 4日 ロイター] - 中米コスタリカで4日、大統領選の投開票が行われ、保守系キリスト教の歌手でテレビ司会者のファブリシオ・アルバラド候補(43)が対立候補をリードしているが、当選に必要な得票は見込めず、決選投票が行われる可能性が濃厚になった。

選挙管理委員会の発表によると、開票率約70%の時点で、国家復興党のアルバラド氏の得票率は25.2%。与党市民行動党(PAC)のカルロス・アルバラド・ケサダ氏が21.1%で2位。

アルバラド氏は同性婚に反対、一方、ケサダ氏は同性婚の支持を表明している。

開票が進むにつれて対立候補に対するアルバラド氏のリードはやや縮小してきており、決選投票が4月1日に実施される可能性が高い。

1595チバQ:2018/02/06(火) 22:32:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180206-00000059-mai-asia
<モルディブ>非常事態宣言を発令 政治犯釈放で強権的対応
2/6(火) 17:35配信 毎日新聞
 【ニューデリー金子淳】世界有数のリゾート地として知られるインド洋の島しょ国モルディブで、最高裁が政治犯9人の釈放などを命じたのを機に政情不安が深まっている。ヤミーン大統領は最高裁の命令を拒否し、5日に非常事態宣言を発令。対立する異母兄のガユーム元大統領と、最高裁長官ら判事2人の身柄を拘束した。政府の強権的な対応に米欧やインドなどが批判の声を上げている。

 現地からの報道によると、最高裁は1日、2015年に反テロ法違反罪で有罪判決を受けた野党指導者、ナシード元大統領(英国に亡命中)ら9人について、政治的に影響された判決だったとして釈放を決定。昨年7月に与党モルディブ進歩党を離反後に議員資格を停止された国会議員12人の復職も命じた。

 議員らが復職すれば与党の進歩党は過半数を割り込み少数与党となるため、政府は「最高裁が大統領を弾劾しようとしている」として命令を拒否。最高裁に従う意向を示した警察庁長官を解任した。

 非常事態宣言は15日間で、治安部隊の権限が強化され、集会の自由など憲法で保障された権利の一部が制限される。外交関係者によると、首都マレでは6日、多数の警官が街中で警戒に当たっているという。大統領府は「国民や外国人訪問客の安全は保障される」としているが、政情不安が続けば治安悪化につながる可能性もある。

 ガユーム氏の独裁が続いたモルディブは08年に民主化され、ナシード氏が大統領に就任。ヤミーン氏は13年の大統領選でナシード氏を破った。就任後、次々と野党政治家を逮捕するなど、強権姿勢を強めてきた。米国務省のナウアート報道官は5日、声明で「法の支配に従い、最高裁の命令を履行すべきだ」と指摘。英国、インドも同様の声明を出した。

1596チバQ:2018/02/07(水) 15:18:11
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180207k0000e030264000c.html
<ケニア>続く報道機関攻撃 昨年の大統領選巡り混乱

11:19毎日新聞

<ケニア>続く報道機関攻撃 昨年の大統領選巡り混乱
独自に強行した「大統領就任式」で、弁護士を伴って宣誓し、聖書を掲げる野党指導者、オディンガ氏(中央)。式典の中継を巡り主要放送局が放送停止に追い込まれた=ケニア首都ナイロビのウフル公園で2018年1月30日、AP
(毎日新聞)
 【ヨハネスブルク小泉大士】昨年の大統領選挙を巡る混乱が続くケニアで、政府によって主要テレビ局が1週間にわたり放送停止に追い込まれた。ケニア政府は放送の再開を命じた裁判所の決定に従おうとせず、国際社会からも懸念表明が相次いでいる。

 放送停止処分を受けた民放4局は1月30日、野党指導者、オディンガ氏の「大統領就任式」を現場から生中継しようとして、突然放送が遮断された。

 マティアンギ内相は、式典は「政府転覆の試み」であり、「報道機関が違法行為に加担した」と非難した。

 市民団体の申し立てを受け、ナイロビ高裁は1日、ただちに放送停止処分を解除するよう命じたが、政府は応じなかった。

 メディア関係者でつくる「ケニア編集者組合」は、1990年代に1党独裁から複数政党制に移行して以来、「報道機関に対する最もひどい攻撃だ」と政府の対応を批判。NTVとKTNの放送は5日午後に再開されたが、シティズンTVなどは6日夜も放送停止が続いている。

 現職のケニヤッタ大統領とオディンガ氏との事実上の一騎打ちとなった昨年8月の大統領選は、選挙管理当局がケニヤッタ氏の当選を発表したが、オディンガ氏側が票の集計作業に不正があったとして異議を申し立て、最高裁が選挙結果を無効と判断。オディンガ氏がボイコットする中で行われた10月の再選挙でケニヤッタ氏が再選を決めた。これに対し、対決姿勢を崩さないオディンガ氏は「人民の大統領」に就任すると宣言し、先月30日の式典を強行した。

 米国や欧州連合(EU)は、オディンガ氏への不支持を表明する一方で、ケニア政府に対し「表現の自由」を尊重するよう強く要請。国連も裁判所の決定に従うよう促した。

 ケニアのベテラン記者は「(70年代後半から2000年代前半まで続き、独裁と批判された)モイ政権に例える声すらある」と述べ、ケニヤッタ政権による報道機関への圧力が強まっていることに懸念を示した。

1597チバQ:2018/02/07(水) 15:21:20
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180207X739.html
4月の米州首脳会議、混乱の恐れ=ベネズエラ大統領が出席表明

14:14時事通信

 【サンパウロ時事】ベネズエラのアレアサ外相は6日、ペルーの首都リマで4月13、14両日に開催される米州首脳会議にマドゥロ大統領が出席すると発表した。米州諸国の大半は独裁色が強いマドゥロ氏の政権運営に反発しており、出席が実現すれば混乱が予想される。

 アレアサ氏は「大統領は米州の主権を守り、闘志あふれるペルー国民と会うため、会議に出席する」と説明した。

 ペルーは、マドゥロ政権に民主主義の順守を要求する12カ国で構成する「リマ・グループ」の主導国。同国の国会最大会派のフジモリ派「フエルサ・ポプラル」を含む与野党4党は6日、「ベネズエラでは権力分立や表現の自由が侵害されている懸念がある。マドゥロ政権は国際法廷で裁かれるような罪を犯している」と指摘。政府にマドゥロ氏を「ペルソナ・ノン・グラータ」(好ましからざる人物)に指定するよう求めた。ガラレタ国会議長も政府に出席を拒否するよう求めた。

1598チバQ:2018/02/11(日) 18:56:00
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASL2B10PCL29UHBI03T.html
非常事態宣言のモルディブでテレビ局閉鎖 脅迫相次ぐ

02月10日 17:29

 政府と野党側の対立が深まるインド洋の島国モルディブで、同国最大手で独立系のニュース放送局ラージェTVが8日夜、放送を停止した。地元メディアなどが報じた。ヤーミン政権による5日の非常事態宣言以降、放送局への放火や記者への暴力などの脅迫が相次いだためだ。

 同局は2013年の大統領選の前にも放火されており、「社員の安全のため放送を停止する以外に選択肢がなくなった」としている。地元記者は取材に「インターネットも遮断される恐れがある」と話した。

 一方、インド外務省などによると、9日夜、AFP通信の記者2人が首都マレで逮捕されたという。インド政府が確認を急いでいる。

 モルディブでは、最高裁が1日、野党のナシード元大統領(英国に亡命中)ら政治犯9人を無罪とし、政治犯の釈放や罷免(ひめん)された国会議員の復権を命じた。ヤーミン大統領がこの命令を無視したことに野党側が反発、抗議デモが起きた。ヤーミン大統領は5日に非常事態宣言を出し、集会の自由などを制限。警察は最高裁判事2人を逮捕した。こうした事態を受け、ナシード氏は密接な関係を持つインドに、ヤーミン大統領は関係を強めてきた中国に支援を求め、対立と混乱が深まっている。(ニューデリー=奈良部健)

1599チバQ:2018/02/12(月) 00:52:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180211-00000011-san-m_est
南ア大統領窮地 腐敗体制批判の与党内から辞任圧力

2/11(日) 7:55配信��
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南アフリカの政権をめぐる主な経緯(写真:産経新聞)

 【カイロ=佐藤貴生】南アフリカでズマ大統領(75)に対する辞任圧力が強まっている。汚職など数多くの疑惑を抱えながら、持ち前の粘り腰で政治生命の危機を乗り切ってきたズマ氏だが、出身母体の与党、アフリカ民族会議(ANC)からも辞任するよう説得する動きが出ており、土俵際に追い込まれつつあるようだ。

 ロイター通信によると、副大統領でANC議長を務めるラマポーザ氏(65)は9日、「緊急の問題」があるとして行事への出席を取りやめ、ズマ氏との辞任をめぐる協議が山場を迎えたとの観測が出た。ラマポーザ氏は最近、ズマ氏と直接会談したとし、近く結論を出すとの意向を示していた。

 何度も苦境をくぐり抜けてきたズマ氏だが、腐敗した体制を批判するラマポーザ氏が昨年12月、ANCの議長選で勝利。任期終了を待たずズマ氏に退陣するよう迫ってきた。22日に不信任決議案の採決が行われることも決まり、これまでと違いANCの有力者の中からも賛成に回る者が出るといわれる。

 ANCは、アパルトヘイト(人種隔離)を終結に導いた立役者のマンデラ氏が議長を務めた名門政党。ズマ氏も17歳のときにANCに加わり、黒人解放運動の闘士として活躍した。しかし、権力を握るにつれて金権体質に染まった。

 ズマ氏は2009年に大統領に就任し、現在2期目(3選は禁止)。故郷の私邸を改修してプールや劇場、家畜の飼育場などを造ったが、裁判所は16年、公金を流用したとして総額2億5千万ランド(約23億円)のうち一部の返還を命じた。インド系富豪との癒着疑惑も浮上している。05年には兵器取引をめぐり多額の賄賂を受け取った疑いで副大統領を解任されたほか、婦女暴行の罪でも起訴された。

 南アは順調な経済成長を遂げ、中露などと並んで「BRICS」(新興5カ国)の一角を占めてきたが、ズマ氏の統治の下で失業率は28%に上り、若年層に限れば5割を超えるとの見方もある。経済低迷が民衆の暮らしを圧迫、反政府デモが日常化していた。

1600チバQ:2018/02/12(月) 00:53:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180210-00000094-jij-asia
インド洋の楽園混乱=非常事態宣言、最高裁長官を拘束―モルディブ

2/10(土) 19:37配信��
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 【ニューデリー時事】新婚旅行先として日本でも人気の「楽園」として知られるインド洋の島国モルディブで、政治混乱が続いている。

 最高裁が、投獄されていた野党政治家らへの有罪判決破棄を決め、政敵の復権に危機感を抱いたヤミーン大統領が強権を発動。非常事態が宣言され、最高裁長官らが拘束された。

 最高裁は1日、ヤミーン氏の就任後の2015年、反テロ法違反罪で有罪判決を受けたナシード前大統領(16年に亡命)ら野党政治家9人への判決を破棄した。罷免された政治家12人の復権も命令した。ナシード氏らへの判決は「政治的動機」に影響されていたと最高裁は結論付けた。

 命令が実施されれば、議会で与野党勢力が逆転したり、今年予定されている大統領選にナシード氏が出馬したりする事態が想定される。いずれもヤミーン氏には受け入れ難く、命令を拒否すると表明した。

 これを受け野党支持者のデモが激化したが、大統領は5日、期間15日間の非常事態を宣言。治安部隊を最高裁に突入させて長官を捕らえ、強硬姿勢をあらわにした。さらに、ヤミーン氏の異母兄で野党に協力的なガユーム元大統領らも次々拘束した。

 これに屈した最高裁は6日、「大統領の懸念を考慮」し、1日の決定を撤回した。国連や米国などはヤミーン氏の強権姿勢を憂慮する声明を出している。

 一方、シルクロード経済圏構想「一帯一路」でモルディブと協力関係にある中国は対照的だ。外務省の耿爽・副報道局長は8日、モルディブの混乱について「内政問題であり、モルディブの主権を尊重すべきだ」と国際社会の干渉をけん制している。

 首都マレ一帯では、野党支持者と治安部隊との衝突も発生。在モルディブ日本大使館は、邦人観光客に警戒を呼び掛けている。

1601チバQ:2018/02/12(月) 18:21:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180212-00000050-mai-int
<コロンビア>進まぬ難民数十万人の帰還 内戦終結1年超
2/12(月) 17:34配信 毎日新聞
<コロンビア>進まぬ難民数十万人の帰還 内戦終結1年超
FARCへの恐怖を語るコロンビア難民のクリスチアーノさん=2017年12月22日、サンパウロで山本太一撮影
 【サンパウロ山本太一】2016年末に左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(FARC)」と政府との内戦が終わったコロンビア。終戦から1年以上がたっても内戦中に国外に逃れた難民数十万人の帰還は進んでいない。その一人で、サンパウロで暮らす元木材輸出会社社長クリスチアーノさん(42)が、FARCに誘拐された状況や恐怖心が消えない心境を証言した。帰還の難しさが浮き彫りになっている。

 「FARCのメンバーだ」。14年秋、クリスチアーノさんがコロンビア北部モンテリバノで木材を積んだトラックを運転中、トラック2台から降りてきた男数人に囲まれた。銃を突きつけられ、暴行されトラックに押し込まれた。数時間の移動後、森の中で自身の銀行口座の明細を示され「十分払えるな」と現金を要求された。

 FARCは同時に、妻マリアさん(38)と幼い娘2人がいた南部パストの自宅に押し入っていた。脅されたマリアさんが約1カ月間、毎日現金を下ろして身代金計50万ドル(約5400万円)を払い、クリスチアーノさんは解放された。

 誘拐中、食事はなかった。水が渡されるだけでクリスチアーノさんの体重は約170キロから約110キロに減少。「尿を飲まされたこともあった。精神的に崩壊させるのがFARCの手口だ」と話す。

 FARCに目をつけられたのは、もともとみかじめ料として提供していた月5000〜1万ドルの支払いをやめたからだ。メンバーから「何が起こるか分かるな」と脅され、身の危険を感じたクリスチアーノさんは家族を残し国内を転々とした。それでも、モンテリバノに引っ越した2日後に居場所を見つけだされ、誘拐された。違法組織や警察、銀行などとの癒着がはびこるコロンビアでは、組織の内部情報流出は珍しくないという。

 クリスチアーノさんが自宅に帰っても、メンバーは妻らを人質に立てこもっており、警察の指示でレストランにおびき出した。そこで警察とFARCの間で銃撃戦となり、FARCの司令官が死亡。仕返しを恐れた一家は国外に避難した。

 ベネズエラを経由して14年末、サンパウロにたどり着いた。「やっと解放され、自由になった気がした」と振り返る。約5カ月前から難民支援策の一環で採用された自動車メーカーで働く。

 FARCは武装解除したが、一部はゲリラ活動を続ける。コロンビアに残る親族とはメンバーに情報が漏れるのを恐れ連絡をとっていない。「恐怖は一生続くと思う。帰りたいという気持ちは全くありません」

 政党「人民革命代替勢力」に生まれ変わったFARCは3月の国会議員選挙、5月の大統領選にのぞむ。だが、今月9日には選挙活動に対する抗議デモの高まりを受け、治安上の理由から活動を中断すると発表した。「彼らがやったことを忘れて『武器を捨てる』と言われても納得がいかない」。

1602チバQ:2018/02/13(火) 23:14:52
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180214k0000m030163000c.html
<南アフリカ>与党、不信任案同調へ ズマ大統領週内退陣か
21:37毎日新聞

 【ヨハネスブルク小泉大士】汚職疑惑が絶えない南アフリカのズマ大統領は12日夜、来年の総選挙までの任期を待たずに即時退陣を迫った与党アフリカ民族会議(ANC)の要求を拒否した。これに対し同党は、ズマ氏解任の手続きに入り、今週中に国民議会(下院)で不信任決議案を成立させる構え。退陣の時期を巡るギリギリの攻防が続いている。

 同党は12日、最高意思決定機関の全国執行委員会を招集し、ズマ氏に対し「48時間以内」の辞任を求めることを決定。ラマポーザ副大統領らが同日夜、ズマ氏と会談した。地元メディアによると、ズマ氏は辞任までに3カ月間の「周知期間」を設けることなどを要求し、即時退陣は拒否したという。

 南アの大統領は国民議会で選出。野党は22日の不信任案審議を前倒しするよう主張している。6割の議席を占めるANCが賛成に回れば可決される。

 ズマ氏は昨年12月にANCの議長を退任。反ズマ派の支持を受けたラマポーザ氏が新議長に就任して以降、党内で急速に辞任圧力が強まっていた。

 ラマポーザ氏は先週から「権限移譲」を巡ってズマ氏との交渉を続け、8日に予定されていた一般教書演説などの日程が次々と白紙に。この問題に最終的な結論を出すために開かれた全国執行委員会は13時間に及んだ。

 ズマ氏は2009年の大統領就任前から汚職関与が取りざたされ、2期の在任中もインド系富豪との癒着が報じられるなど「権力の私物化」に対する批判が噴出していた。

1603チバQ:2018/02/14(水) 18:39:04
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20180214-567-OYT1T50039.html
独裁色強まるベネズエラ、大統領選前倒し強行へ
14:44読売新聞

 【リオデジャネイロ=田口直樹】南米の産油国ベネズエラで、反米左派のマドゥロ大統領が独裁色を強めている。

 7日には政権の影響下にある選挙管理当局が野党や周辺国の反対を押し切り、大統領選を4月22日に行うと決めた。4月に一部の国債などが債務不履行(デフォルト)に陥る懸念もくすぶる中、選挙強行で同国の政治・経済の混乱に拍車がかかりそうだ。

 ◆野党連合の参加禁止

 「選挙に勝利し、国民が豊かになれる経済モデルを築き上げる」。マドゥロ氏は大統領選候補者としての擁立が決まった2日、与党・統一社会党の党大会で2期目への意欲を強調した。

 大統領派で固めた国権の最高機関・制憲議会は1月下旬、当初12月に予定されていた大統領選を大幅に前倒しして4月末までに実施すると決定。その2日後には、政権寄りの最高裁が、統一候補擁立を模索していた野党連合の選挙参加を禁じた。有力な野党指導者も軟禁下に置かれるなどしており、マドゥロ氏の再選は確実な情勢だ。

 マドゥロ氏には、財政が破綻したり、野党の選挙態勢が整ったりする前に大統領選に持ち込みたいとの考えがあるとみられる。ブラジル、アルゼンチンなど中南米諸国や野党勢力は「正当性を欠いた選挙だ」と批判しているが、同氏は無視する構えを崩していない。

1604チバQ:2018/02/14(水) 18:40:12
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASL2D26GML2DUHBI001.html
自宅改装に公金・暴行…元闘士・南ア大統領、疑惑で窮地
00:18朝日新聞

自宅改装に公金・暴行…元闘士・南ア大統領、疑惑で窮地
ズマ大統領を巡る疑惑
(朝日新聞)
 アフリカ経済を引っ張ってきた南アフリカが、ズマ大統領(75)の進退を巡って揺れている。アパルトヘイト(人種隔離)政策の廃止に貢献した元闘士として大統領に就いたものの、汚職疑惑が相次ぎ人気が低迷。来年の総選挙が迫る中、与党アフリカ民族会議(ANC)内からも辞任要求の声が上がっている。

 ANCの最高政策決定機関である全国執行委員会は13日未明にかけて約13時間にわたって臨時会合を開催。ズマ氏が辞任に応じなければ解任する方針を決めた。ズマ氏は南アフリカや中国などの首脳が出席する7月のBRICSサミットへの出席などのため、「3カ月〜半年の時間が欲しい」と求めたといい、辞任に応じるかは不透明だ。

 次期大統領として有力視されるラマポーザ副大統領(65)は11日、「(ズマ氏からの)権限移行を議論している。国民がこの問題の解決を望んでいるのは分かっている」と演説した。

 野党の辞任要求も強まっており、22日には不信任投票が予定されている。ズマ氏への不信任投票はこれまでも繰り返し実施され、いずれも否決されてきたが、今回はANCから離反者が相次ぐ可能性がある。

 2009年に大統領に就任したズマ氏は、数百とも言われる汚職疑惑で批判されている。プールや劇場などがある自宅の改装費で約2億4600万ランド(約22億3千万円)の公金を使ったとされるほか、武器取引を巡る金銭の授受疑惑などがある。ズマ氏が権力の座に固執するのは辞任後の訴追を恐れているからとみられる。

1605チバQ:2018/02/15(木) 11:23:53
http://www.sankei.com/world/news/180215/wor1802150018-n1.html
2018.2.15 10:13

黒人解放の闘士、過去の名声汚した末の退場 南ア・ズマ大統領辞任
 【カイロ=佐藤貴生】南アフリカのズマ大統領(75)が辞任を表明した。アパルトヘイト(人種隔離)打倒を目指す黒人解放運動の闘士として脚光を浴びたが、権力を握ってからは汚職疑惑にまみれ、辞任を拒み続けて国民の反感を買った。昨年11月に辞任に追い込まれた隣国ジンバブエのムガベ前大統領と同様、過去の名声を汚した末の退場となる。

 ズマ氏は17歳でアフリカ民族会議(ANC)に加わり、軍事部門「民族の槍」の構成員となった。監獄島ロベン島での10年間の獄中生活も経験した。ANCはアパルトヘイト廃止後の政局で主要な地位を占め、ネルソン・マンデラ氏も議長を務めた名門政党だ。

 しかし、ズマ氏をめぐっては、2009年の大統領就任前からさまざまな疑惑が浮上。05年には兵器取引をめぐり多額の賄賂を受け取った疑いで副大統領を解任されたほか、知人女性をレイプした罪でも起訴された。

 その後も金権体質には歯止めがかからず、故郷の私邸を改修した際には多額の公金を流用したとして、裁判所は16年に一部の公金の返還を命じた。ズマ氏と癒着を深めたインド系富豪は、閣僚任命などにも影響力を及ぼしたとされる。

 ジンバブエで軍が事実上のクーデターに踏み切り、ムガベ氏を自宅で軟禁した際には、調停する意思を示したズマ氏。しかし、昨年12月に腐敗した体制を批判するラマポーザ副大統領(65)がANC議長に選出されてから急速に求心力を失い、ムガベ氏の辞任からわずか約3カ月後に同氏の後を追う形となった。

1606とはずがたり:2018/02/15(木) 14:14:12
南アフリカにブラジルにベネズエラと途上国は何処も滅茶苦茶だなあ。。┐('〜`;)┌

1607チバQ:2018/02/15(木) 21:51:32
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180216k0000m030134000c.html
<南ア大統領辞任表明>与党へも不満高まり 総選挙控え引導
21:14毎日新聞

 【ヨハネスブルク小泉大士】南アフリカのズマ大統領は14日、来年の任期満了を待たずに辞任すると発表した。アフリカ屈指の経済大国であり、BRICS(新興5カ国)の一角を占める南アだが、約9年のズマ政権下で金権体質がはびこり、経済成長率も鈍化。ラマポーザ次期大統領は早期にズマ氏に引導を渡し「新生南ア」を国内外にアピールする必要があった。

 ズマ氏は故マンデラ元大統領と共に白人政権下のアパルトヘイト(人種隔離)体制を打倒した元闘士だが、2009年の大統領就任前から知人女性に対するレイプ疑惑や武器不正調達にからんだ783件の容疑で捜査対象になっていた。

 就任後も故郷の私邸改修に多額の公費を流用したことが問題になった。親しいインド系富豪のグプタ家が閣僚人事に介入したり、国営企業との間で次々と有利な契約を結んでいたりした疑惑も発覚した。

 在任中、資源価格の下落もあり経済成長は大幅に減速し、失業率も高止まり。市場からは不合理な政権運営を続けるズマ氏こそが「リスク要因」とみなされ、来年の総選挙を前に与党アフリカ民族会議(ANC)に対する国民の不満もかつてないほどに高まった。

 一方のラマポーザ氏は、1月のダボス会議で、腐敗体質にメスを入れ投資環境の改善に取り組む姿勢を国際社会にアピール。国内でも汚職の温床となっていた国営企業の役員が次々更迭され、司法当局も一連の疑惑に関する「グプタゲート」の捜査に乗り出した。

 「潮目が変わった」(政治評論家)ことでズマ氏の辞任は不可避との見方が広がり、退陣の道筋が焦点に。渋るズマ氏に対し、いかに引導を渡すかが、次期ラマポーザ政権の今後を占う「試金石」として注目を集めた。

 白人政権との民主化交渉で手腕を発揮したラマポーザ氏は当初、「ズマ氏に恥をかかせてはいけない」と繰り返し、ズマ派にも配慮して党の分裂回避を優先する慎重な姿勢だった。だが、退陣交渉が長引くにつれ、ラマポーザ氏の姿勢は国民に「弱腰」と映るようになった。このため、新政権への期待が失望に転じる前に手を打つ必要に迫られたラマポーザ氏は、11日の故マンデラ氏生誕100周年集会で「節目を新たな始まりの機会とする」と強調し、党の全国執行委員会を緊急招集。大統領職からの「解任」を決めてズマ氏を辞任に追い込み、南ア再生に向けた「最初の難関」を辛うじてクリアした。

1608チバQ:2018/02/15(木) 21:51:59
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180216k0000m030132000c.html
<南ア大統領辞任>ズマ氏解任必至、追い込まれ
21:12毎日新聞

 【ヨハネスブルク小泉大士】南アフリカのズマ大統領(75)は14日、辞任を表明し15日、国会で辞任が承認された。与党アフリカ民族会議(ANC)の辞任勧告に激しく抵抗したが、不信任案成立が不可避となり辞任を余儀なくされた。下院は15日、ラマポーザ副大統領(65)を新大統領に選出した。

 ズマ氏は約30分間の国民向けテレビ演説で、正当な理由もなく辞任を迫られたと不満を繰り返したが、最後に「ずっと組織の方針に従ってきた」と述べ、自ら身を引くことで政争に終止符を打つ考えを示した。

 汚職疑惑が絶えないズマ氏は昨年12月にANCの議長を退任。来年の総選挙を前にイメージ刷新を目指す与党内からは辞任圧力が急速に強まっていた。

 党の新議長に就任したラマポーザ氏らが、円滑な「権限移譲」に向け説得を重ねたがズマ氏が拒否したため、ANCは大統領職からの「解任」を決定。15日に下院で不信任投票を行うことが決まり、ズマ氏は1年以上の任期を残して辞任か、不信任決議による退陣かの二者択一を迫られていた。

 ズマ氏は2009年に大統領に就任。就任前から汚職関与が取りざたされ、2期9年に及んだ在任中もインド系富豪との癒着が暴露されるなど「権力の私物化」が問題になっていた。

 大統領に昇格するラマポーザ氏は、黒人解放運動を率いた故マンデラ元大統領の下、アパルトヘイト(人種隔離)体制撤廃と民主化に向けた白人政権との交渉を妥結に導いた中心人物として、その実務能力が高く評価され、マンデラ氏も自らの後継者に望んだとされる。市場は新政権誕生を歓迎しており、政府や党内の腐敗体質にメスを入れ、低迷する経済を再び成長軌道に乗せることを期待している。

1609チバQ:2018/02/15(木) 21:56:11
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180216k0000m030059000c.html
<ジンバブエ>ツァンギライ元首相が死去 独裁体制に抵抗
19:07毎日新聞

<ジンバブエ>ツァンギライ元首相が死去 独裁体制に抵抗

ツァンギライ元ジンバブエ首相=2017年11月撮影、AP

(毎日新聞)

 【ヨハネスブルク小泉大士】アフリカ南部ジンバブエの最大野党、民主変革運動(MDC)議長のモーガン・ツァンギライ元首相が14日、大腸がんのため隣国南アフリカの病院で死去した。65歳だった。党幹部が同日夜、明らかにした。

 ツァンギライ氏は昨年11月に辞任したムガベ前大統領(93)の最大の政敵だった。絶えず逮捕や暗殺の危険にさらされながらも独裁体制に抵抗を続け、国民の支持を集めた。

 ジンバブエでは6月ごろにムガベ氏退陣後初めての総選挙が予定される。政権交代を目指す野党は分裂状態にあり、「民主化運動の象徴」の死去は大きな打撃となりそうだ。

 ツァンギライ氏は2008年の大統領選で首位に立ったが、支持者が当局の激しい弾圧を受けて決選投票から撤退。翌年、南アの仲介で誕生した連立政権の首相に就任した。

1610チバQ:2018/02/17(土) 10:59:53
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018021601032&g=int
豪政権、亀裂あらわ=副首相の不倫騒動きっかけ


15日、キャンベラで議会に出席するオーストラリアのターンブル首相(手前)とジョイス副首相(EPA=時事)

 【シドニー時事】オーストラリアのジョイス副首相は16日、不倫が発覚した同氏を批判したターンブル首相の発言を「不適切だ」と逆に非難し、辞任も拒否した。不倫騒動をきっかけに政権内の亀裂が浮き彫りになっている。
 ジョイス氏は、ターンブル首相率いる自由党と与党連合を組む国民党の党首。ジョイス氏の不倫は、大衆紙が今月、妊娠した相手の女性の写真を載せたことで露呈し、政界に波紋を広げた。
 ターンブル首相は15日、ジョイス氏について「衝撃的な判断ミス」を犯したと批判。「自身の立場を考える必要がある」と述べ、ジョイス氏に辞任するよう暗に求めた。
 これを受けジョイス氏は16日、記者団に対し、首相の発言が「さらなる被害をもたらした」と語り、騒動を拡大させたと不快感を表明した。辞任要求に関しても「いかなる職務であれ、個人的な問題で辞めるべきではない」と突っぱねた。(2018/02/16-18:51)

1611チバQ:2018/02/18(日) 13:19:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180217-00000058-mai-m_est
<エチオピア>政府が非常事態宣言を発令 最大州でスト
2/17(土) 18:27配信 毎日新聞
 【ヨハネスブルク小泉大士】エチオピア政府は16日、非常事態宣言を発令した。AFP通信などが報じた。国内最大州である南部オロミア州で政治犯釈放を求めるストなどが続き、前日にはハイレマリアム首相が突然辞意を表明していた。

 国営放送は、非常事態宣言の閣議決定について「通常の治安対応では秩序が維持できないと判断した」と伝えた。国防相は17日、非常事態の期間を6カ月とすることを明らかにした。

 オロミア州は反政府デモの中心で、最大民族オロモ人の間では少数民族ティグレ人らに政権を掌握され、疎外されてきたとの不満が根強い。政府は14日、同州で発生した政治犯釈放を求めるストを受け、オロモ人の政治家ら数百人を釈放した。

 また翌日には、ハイレマリアム氏が2015〜16年の反政府デモで数百人が死亡した責任を取って辞意を示した。ロイター通信によると、16年10月にも非常事態が宣言され、10カ月後に解除されるまでに約2万9000人が拘束されたという。

1612チバQ:2018/02/18(日) 13:19:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180217-00000024-san-m_est
南ア大統領退陣 中国の資源外交に影響は
2/17(土) 7:55配信 産経新聞
 ■アンゴラ、ジンバブエ…親密な政権、相次ぎ交代

 【カイロ=佐藤貴生】南アフリカのズマ大統領(75)の辞任は、アンゴラやジンバブエで政権が交代したアフリカ南部の昨年の流れを受け継ぐ形となった。3カ国はいずれも中国との経済的な結びつきが強いという共通点があり、政権交代が中国のアフリカ投資にどう影響するかが注目される。

 ◆非民主的で汚職体質

 南アのインターネットメディア「IOL」などによると、ズマ氏は1月初旬、中国と国交を結んで20年になるのを機に中国側に祝電を送り、「ウィンウィンの関係」のさらなる発展を呼びかけた。

 2015年には習近平国家主席が南アを訪問。南アは中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設メンバーだ。金やレアメタル(希少金属)、ダイヤモンドを産出する資源の豊富な国土を持ち、鉱物資源輸出への依存度が高い。最大の貿易相手国は中国だ。

 ジンバブエで昨年11月、軍の事実上のクーデターを発端に権力の座から追われたムガベ前大統領も、中国と親密な関係を築いていた。ジンバブエも金やニッケル、ダイヤモンドなどの資源を有する。

 さらに昨年、アンゴラでも1979年から大統領を務めてきたドスサントス氏が退任した。アンゴラは中国が原油を輸入するアフリカ最大の国だ。

 これらの国々は、地下資源が豊かであるほか、政権は非民主的、あるいは汚職体質だ-などと指摘されてきた。

 長期政権で腐敗した首脳が、世論の批判により退場を迫られる事態が相次いでいるアフリカでは、こうした流れが他の国に影響を及ぼす可能性もある。アフリカでの資源確保に躍起になる中国にとっても、ひとごとでは済まされない事態とみられる。

1613チバQ:2018/02/19(月) 14:41:16
https://mainichi.jp/articles/20180219/k00/00m/030/048000c
ナイジェリア
自爆テロで20人死亡 ボコ・ハラム犯行か
毎日新聞2018年2月18日 19時12分(最終更新 2月18日 19時12分)
【ヨハネスブルク小泉大士】ナイジェリア北東部ボルノ州の州都マイドゥグリ郊外で16日、3件の自爆攻撃があり、少なくとも20人が死亡し、約70人が負傷した。イスラム過激派ボコ・ハラムによる犯行とみられる。AP通信などが報じた。

 現場は州都の南東約35キロにあるコンドゥガの魚市場。3件とも実行犯は女とみられ、夜市で買い物客を装って自爆したという。

 ボコ・ハラムは誘拐した女性や子供の体に爆発物を装着し、人混みで自爆を強制するテロを繰り返している。

1614チバQ:2018/02/22(木) 16:08:58
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180222X479.html
ベネズエラ野党連合、大統領選ボイコット=マドゥロ氏再選確実に
09:09時事通信

 【サンパウロ時事】南米ベネズエラの国会で多数を占める野党連合「民主統一会議」(MUD)は21日、独裁色を強めるマドゥロ大統領寄りの中央選管当局が設定した4月22日の大統領選について「(公正な選挙を担保する)条件が整わない限り、われわれの参加は当てにしないでほしい」として、ボイコットする方針を決めた。マドゥロ氏は出馬を表明しており、再選がほぼ確実な情勢だ。

 MUDは声明で「4月22日の行事は、苦しんでいる国民にありもしない合法性を示そうとする政権側のショーにすぎない」と非難。選挙の透明性を確保した上で、今年後半に延期するよう求めた。一方、マドゥロ氏は「野党側は負けるから選挙を妨害したがっている」と主張した。

 マドゥロ氏の任期は来年1月まで。選挙は当初、今年12月ごろに行われるとみられていたが、政権寄りの全国選挙評議会(CNE)は今月になって、4月22日の実施を決めた。

1615チバQ:2018/02/22(木) 16:10:38
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1802220002.html
大衆迎合台頭… 選挙イヤーの中南米大統領選を占う
00:29産経新聞

 中南米では今年、地域大国であるブラジル、メキシコに加え、コロンビア、ベネズエラ、コスタリカ、パラグアイの6カ国(総人口約4億2千万人)で大統領選が行われる。左派系ポピュリズム(大衆迎合)の台頭、経済混乱、内戦終結をめぐる是非…。中南米全体(約6億1千万人)の約3分の2の人口を占める国々の選択は、周辺情勢にも大きな影響を与えることになりそうだ。(ロサンゼルス 住井亨介)

■ブラジル-本命のルラ氏追う「トランプ」に脚光

 10月に大統領選が実施されるブラジルでは、返り咲きを目指し、本命候補とされていたルラ元大統領(72)が汚職事件の2審で有罪判決を受け、先行きが不透明となり始めた。その中で注目を集めているのが、過激な発言で「ブラジルのトランプ」と異名をとる元軍人の右派、ボウソナロ下院議員(62)だ。

 世論調査会社「ダタ・フォーリャ」が1月末に実施した支持率調査では、有罪判決を受けたばかりのルラ氏が34%でトップ。大きく離されながらもボウソナロ氏は16%で続いてみせた。

 軍事政権時代(1964〜85年)に軍人だったボウソナロ氏は「治安が良かった」などと同時代を称賛。中国に経済的依存を強める左派政権を批判し、台湾との関係を重視する。

 女性議員への侮辱的な発言などで物議を醸す一方、ソーシャルメディアでの情報発信を得意とし、フェイスブックのフォロワーは520万人超に上る。トランプ米大統領との類似点もあって人気を集めるボウソナロ氏だが、勝機を見いだせるのはルラ氏が出馬しないという条件下だ。

 ブラジルの法律では2審で有罪判決を受ければ選挙に立候補できなくなるとされている。だが、規定をめぐっては異なる法解釈があり、判決に異議を唱えるルラ氏に立候補の扉が完全に閉ざされたわけではない。

 2003〜10年に大統領を務め、16年のリオデジャネイロ五輪招致の立役者となったルラ氏は労働者階級出身で、在任中の貧困層への手厚い政策で今も人気が高い。同氏の出馬有無が情勢を左右するため、混迷は候補者登録が行われる夏まで続くとみられている。

 一方、選挙熱の高まりとともに懸念されているのがソーシャルメディアなどによる「フェイク(偽)ニュース」の影響で、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、警察当局は大統領選に向けてフェイクニュースを取り締まる特別チームを設置、対策を進めている。だが、候補者らが自身に都合の悪い情報を「フェイクニュース」と非難する傾向もみられ、表現の自由との兼ね合いから議論もある。

■メキシコ-「米国第一」反対、左派党首リード

 ペニャニエト大統領の任期満了に伴って7月に選挙が予定されているメキシコ。すでに事実上の選挙戦が始まっており、現時点では、新興左派政党「国家再生運動(Morena)」党首のオブラドール元メキシコ市長(64)がリードしている。

 2000〜05年にメキシコ市長を務め、大統領選にも過去2回出馬したことから知名度は抜群で、年金増額や奨学金の拡充といった大衆迎合的な政策を掲げ、トランプ米政権に対して強硬姿勢を示すなどして人気を集める。

 治安悪化など現政権に向けられた国民の不満も追い風となっており、メキシコ初の左派政権誕生の可能性も指摘され始めた。

 地元紙「エコノミスタ」の調査(1月)ではオブラドール氏の支持率は23・6%。最大野党で中道右派「国民行動党(PAN)」と有力野党の中道左派「革命民主党(PRD)」との統一候補、アナヤ前PAN党首(38)が20・4%と続き、中道右派の与党「制度的革命党(PRI)」から出馬するミード前財務公債相(48)は、知名度不足に加え党幹部や所属の州知事による汚職が足かせとなり、18・2%と3位に甘んじている。

 こうした中で早くも「選挙後」を懸念する声も出ている。「米国第一主義」を掲げるトランプ政権に対して「思い知らせてやる」と強硬姿勢を示すオブラドール氏は、現政権が進める米国との北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉について「やり直す」と繰り返しており、投資家らに不安が広がる。

 今年の地政学上の10大リスクで4位にメキシコを挙げた調査会社「ユーラシアグループ」は、「NAFTAの将来が不確かならメキシコに重大な市場リスクを招く」と指摘している。

1616チバQ:2018/02/22(木) 16:10:53
■コロンビア-和平合意争点、左派系2氏決選か

 コロンビアでは、左翼ゲリラのコロンビア革命軍(FARC)との半世紀以上にわたる内戦を2016年に終結、和平合意を導いたことでノーベル平和賞を受賞したサントス大統領の任期満了に伴い、5月に選挙が行われる。

 調査会社「インバメル」の世論調査(1月)では、元ゲリラで左派のペトロ前ボゴタ市長(57)が23・5%で首位に立ち、中道左派のファハルド元アンティオキア県知事(61)は20・2%、中道右派のバルガス前副大統領(56)は15・6%などと続いている。

 現時点ではいずれの候補も第1回投票で過半数を制するのは難しいとみられるが、左派系2候補のどちらかが決選投票に進めば、左派内での連携により同国初の左派系大統領が誕生する可能性がある。

 ただ、低迷する経済のほか治安対策などでは有権者が短期的視点で投票する傾向があり、候補者間の訴えに差が生まれにくい。

 その中で国民の間で評価が分かれ、決選投票で最大の争点になるとみられるのが和平合意の是非だ。

 和平合意をめぐっては、「同国政界の『ゴッドファーザー』的な存在」(現地外交筋)とされ、中道右派の民主中道党を率いるウリベ前大統領が反対し、合意内容の撤廃や変更を主張している。

 長くゲリラとの戦闘下で苦しんだ農村部の有権者が「和平やむなし」とする一方、直接の被害が少なかった都市部では、FARCの政治参加やメンバーへの減刑といった合意内容に反対が根強い。右派系が候補を統一化し、こうした声を広く受け止められれば、選挙戦の構図が一変する。

■ベネズエラ-現職マドゥロ氏、政敵排除

 経済、政治が混迷しているベネズエラでは、今年後半の予定だった大統領選が4月22日に前倒し実施されることが決まった。反米左派のマドゥロ大統領(55)は可能性が高まっている財政破綻を前に再選を図る算段とみられ、政敵排除などを着々と進めている。

 ベネズエラの2017年のインフレ率は2616%(国会発表)で、国際通貨基金(IMF)は今年のインフレ率が1万3千%に達するとみている。世界有数の産油国ながら施設の老朽化などで産油量が減少し、経済危機は深まっている。

 同国が4月に14億ドル(約1544億円)以上の国債利払いなどの返済期限を迎えることや、野党側が分裂状態にある状況を勘案し、政権維持を図るため前倒ししたとみられている。

 マドゥロ政権はこれまで、さまざまな形で野党勢力の弱体化を進めてきた。野党主要3党は昨年の自治体首長選をボイコットしたとして政党資格を取り消されたうえ、3党を含む野党連合「民主統一会議(MUD)」の大統領選参加を認めない決定もなされた。

 候補者となりうる人物の排除も進んでいる。過去2回の大統領選で統一候補だったカプリレス元ミランダ州知事(45)が被選挙権を剥奪され、故チャベス前大統領の側近ながらマドゥロ氏に批判的だったラミレス国連大使(54)は更迭された。

 野党による候補擁立が困難になってマドゥロ氏再選が現実味を増す中、国民にはあきらめムードが漂う。

1617チバQ:2018/02/22(木) 21:25:54
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180223k0000m030032000c.html
<ベネズエラ>野党連合が4月の大統領選ボイコットへ
18:07毎日新聞

 【サンパウロ山本太一】南米ベネズエラの野党連合「民主統一会議」は21日、公平な実施を期待できないとして統一候補を擁立せず、4月22日の大統領選をボイコットすると発表した。これにより、マドゥロ大統領の再選の可能性が高くなった。与党「統一社会党」は2020年予定の国会議員選を大統領選と同日実施することを検討しており、独裁体制強化の恐れが出てきた。

 野党連合は声明で大統領選について「合法性を示そうとするショーにすぎない」と批判した。13年の大統領選で小差でマドゥロ氏に敗れた野党連合のカプリレス元ミランダ州知事(45)は公職就任を禁止されるなど有力候補の立候補は難しくなっていた。

 マドゥロ政権は今月7日、12月に実施される予定だった大統領選を大幅に前倒しすると発表。マドゥロ氏が自身に有利になるよう、野党連合の準備が整う前に設定したとみられる。

 一方、ディオスダド・カベジョ統一社会党副党首は20日、国営テレビで「野党が(過半数を)支配する国会は機能していないので選挙の必要がある」と述べ、大統領選と国会議員選の同時実施を提案した。マドゥロ氏も賛成しており、近く正式決定される見通し。

 前回15年12月の国会議員選では、野党連合が過半数を占めて三権の一つを支配。17年4〜7月の連日の抗議デモを主導し、政権を揺さぶった。これに対し三権を超える権限を持つ制憲議会が同年8月に発足し、国会廃止を発表したが、国会は制憲議会を承認していない。与党は国会議員選で過半数を獲得し、マドゥロ政権が名実ともに国会を支配する体制を目指している。

1618チバQ:2018/02/25(日) 15:16:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180224-00000060-jij-int
テメル大統領、再選目指さず=財務相は立候補へ―ブラジル
2/24(土) 14:11配信 時事通信
 【サンパウロ時事】ブラジルのテメル大統領は23日、テレビのインタビューで「私は(大統領選の)候補者ではないし、今後なるつもりもない」と述べ、10月に行われる大統領選挙に立候補しない考えを明らかにした。

 
 テメル氏はルセフ前大統領が罷免されたことを受けて、2016年8月末に副大統領から昇格。景気回復をけん引してきたが、国民からは不人気で、最新の政権支持率は6%にとどまっている。

 一方、中銀総裁などを歴任したメイレレス財務相は「キャリアや経験からしても、私は大統領になる準備は十分にできている」と述べ、出馬の意思を明確にした。

1620チバQ:2018/02/27(火) 21:19:06
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180228k0000m030042000c.html
<エジプト大統領選>現職シシ氏とムーサ氏の立候補認める
18:29毎日新聞

 【カイロ篠田航一】3月26〜28日の投票まで1カ月を切ったエジプト大統領選で、選管当局は現職のシシ大統領(63)と小政党ガッド党のムーサ党首(65)の立候補を認めた。ガッド党はシシ氏支持だったが、ムーサ氏は1月29日の立候補締め切り直前に届け出ており、「民主的選挙」を演出するため政権側が急きょ出馬要請したとの見方がある。

 ムーサ氏は地元紙に「私は政権の操り人形ではない」と述べ、立候補は自らの意思だと強調した。一方、シシ氏は国会議員596人中500人前後の支持を固めるなど、勝利は確実視されている。

 有力候補と目されたアナン元軍参謀総長は「軍籍があるのに軍に無許可で出馬表明した」として逮捕され、シャフィク元首相やサダト元大統領のおいのモハメド・サダト氏らも出馬を辞退。国際社会は「透明な選挙を支持する」(ティラーソン米国務長官)と公正な実施を求めている。

 だが「弱いリーダーは政変で倒され、国内が混乱する」と現職支持の首都カイロ市民もいる。2011年のムバラク政権崩壊後の政変で「国民は政治に疲れた」(政治評論家)との見方もある。

 シシ氏は13年、国防相としてイスラム組織「ムスリム同胞団」出身のモルシ大統領をクーデターで追放。14年大統領選に勝利し権力基盤を固めた。

 2期目に向けた焦点の一つは治安だ。東部シナイ半島や西部リビア国境では過激派組織「イスラム国」(IS)などのテロも頻発。政権は反政府的な動きを徹底的に弾圧し、首都周辺では治安は一定程度改善したが、予断を許さない。

 課題は経済だ。シシ政権は16年、国際通貨基金(IMF)から120億ドル(約1兆3000億円)の支援を受け、変動相場制移行を進めた。この影響でエジプトポンドは16年11月の1ドル=約9ポンドが今は同約18ポンドに下落。物価上昇で困窮する国民も増えた。

 エジプトのシンクタンク・アハラム政治戦略研究所のサイード・オケーシャ研究員は「2期目のシシ氏は経済再建の成果を国民に示す必要がある」と分析している。

1621チバQ:2018/02/27(火) 22:29:51
https://mainichi.jp/articles/20180228/k00/00m/030/053000c
南スーダン
再び飢饉 700万人が数カ月内に
毎日新聞2018年2月27日 18時54分(最終更新 2月27日 19時17分)
【ヨハネスブルク小泉大士】内戦が続く南スーダンについて、世界食糧計画(WFP)など国連3機関は26日、人口の3分の2にあたる約700万人が数カ月内に食糧難に陥るとの見通しを示し、「飢饉(ききん)再発の危機にひんしている」と警鐘を鳴らした。


 長引く内戦で農業も壊滅的な打撃を受け、昨年2月に一部地域で初めて飢饉が宣言された。WFPなどによると今年1月の時点で530万人が食糧難に見舞われ、前年同期比で4割増加。食糧不足のピークを迎える5〜7月には15万5000人が極度の飢餓状態に直面する恐れがある。

 国連食糧農業機関(FAO)南スーダン事務所のティソ代表は「(見通しは)脅しではない」と述べ、2013年末に内戦に陥って以来最悪だった昨年を上回る危機的な状況にあると指摘した。

1622チバQ:2018/02/27(火) 22:34:02
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180227k0000m030054000c.html
<南スーダン内戦>虐殺や拷問の報告書 国連人権委
02月26日 18:51毎日新聞

 【ヨハネスブルク小泉大士】国連の南スーダン人権委員会は、南スーダン内戦に関する報告書を公表した。2016年に和平協定が事実上破綻して以降の住民に対する虐殺や拷問、レイプ、焼き打ちなどについて詳述。同委は軍幹部ら40人以上が戦争犯罪や人道に対する罪を犯したことを示す「十分な証拠がある」と指摘している。

 委員会は主に16〜17年に起きた政府軍と反政府勢力側の暴力について、5万8000件の資料や230人の証言を基に報告書をまとめた。3月にジュネーブで開かれる国連人権理事会に提出される。

 その中に、政府軍が17年7月、反政府勢力の拠点がある北東部パガックに侵攻した際の残虐行為が記されている。政府軍兵士17人が17歳の少女をレイプし、娘をかばおうとした母親はやりで目をえぐられた。父親は首を切られて死亡しているのが発見された--とされる。

 委員会メンバーのクラパム氏は「意図的に民間人を狙った組織的な攻撃だった」と述べた。ある女性は、12歳の息子が祖母との性行為を兵士に強制されたと語ったという。

 被害者の証言からは、反政府勢力に政府軍兵士が殺害されたことに対する報復の矛先が、住民に向けられたことが分かる。反政府勢力と出身民族が同じだという理由で、多くの人々が虐殺された。子供にも深刻な影響を及ぼし、見せしめに目の前で家族を殺されたり、子供兵として徴用されたりするケースが多数報告されている。

 15年8月の和平協定は、アフリカ連合(AU)の支援を受けて内戦下の人道に対する罪を裁くハイブリッド法廷を設置すると定めた。だが、現在まで設置されず、専門家は「兵士や民兵の暴力はほとんど野放し状態となっている」と指摘する。

1623チバQ:2018/02/27(火) 22:51:08
https://mainichi.jp/articles/20180224/ddm/007/030/091000c
キューバは今
ポスト・カストロ 前夜/3 政治自由化進まず 市民の関心、変革より経済
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毎日新聞2018年2月24日 東京朝刊
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 キューバは今、ラウル・カストロ国家評議会議長(86)の引退を見据えた「政治の季節」に入っている。だが、盛り上がりにはまったく欠ける。街頭の選挙運動は禁止され、政治的自由は厳しく制限されたままだからだ。


 「選挙前、警察は立候補予定者の身柄を数時間拘束して、選挙に出ないように脅しをかけていた」。反体制派「キューバ人権和解委員会」副代表のドゥルセ・アマンダ氏(27)は昨年11月末の168市(区)の地方議員選(定数1万2515)のことを振り返った。

 同委員会は共産党独裁のキューバで複数政党制導入や民主化を求めている。地方選にはアマンダ氏を含む160人以上の反体制派が立候補に名乗りを上げた。だが、警察は抗議デモへの参加など政治活動を理由に立候補予定者の一部を逮捕。共産党の影響力が強い候補者選定委員会は反体制派を一人も推薦せず、結局誰も立候補できなかった。

 今春の国会議員選を経た後、カストロ氏の後任の新議長は国会議員の中から選出される。有力候補はディアスカネル第1副議長(57)だ。カストロ兄弟というカリスマ指導者が表舞台から去った後、ディアスカネル氏を中心とした集団指導体制を目指す共産党は今のうちから、反体制派への締め付けを強めている可能性がある。

 「政治的自由がすぐに実現されることはない。時間はかかるが、いつか必ずチェンジする」と語るアマンダ氏。その意気込みとは対照的に、市民の間で政治変革を求める声は意外なほど少ない。

 国立ハバナ大3年のダイレネ・フンドラさん(21)は「米国なら市民が直接、大統領を選ぶが、キューバでは指導者を市民の代表者が選ぶ。制度が違うだけの話」と語る。独立系ネットメディアを通じて反政府活動の情報を得ることはできるが、「友人との間で、話題になることはほとんどない」という。

 フンドラさんの関心は政治より経済だ。コンピューター科学を専攻しているが、「ネット産業が未発達で、卒業しても就職先が乏しい。海外での就職を検討している」と嘆き、「新議長には政治より雇用確保を最優先してほしい」と訴える。教育費無料で高学歴社会のキューバだが、学歴に見合う高給を得る職業が少ないのが実情だ。

 こうした国民の不満を吸い上げるのが本来は反体制派組織であってもおかしくないが、別の大学の教授(60)によると、「反体制派は政府への反対ばかりで、建設的な議論をしない」のだという。

 強権政治を恐れる面もあるのか、政府批判の「声」を上げることには総じて抑制的なキューバ国民。ただ、昨年11月末の地方選の投票率は1976年の選挙開始以来、最低の86%。白票や無効票を投じた人も8%いた。これが政治変革を求める国民の「無言の訴え」の表れなのか。見極めにはまだ時間がかかりそうだ。【ハバナで山本太一】=つづく

1624チバQ:2018/02/27(火) 22:52:20
https://mainichi.jp/articles/20180225/ddm/007/030/069000c

キューバは今

ポスト・カストロ 前夜/4 米が鍵握る経済 制裁の強弱に右往左往



毎日新聞2018年2月25日 東京朝刊

 スペイン風のコロニアル建築が建ち並び、外国人旅行者でごった返す世界遺産ハバナの旧市街。その一角でホステル(民宿)を経営するリドビーノ・エリアスさん(65)は「トランプ(米大統領)のせいで月に3〜5人はいた米国人の宿泊客は今、ゼロだ」と憤る。


 2015年の米国との国交回復を契機とする観光ブームで、17年のキューバへの全入国者数は過去最多の約470万人を記録した。オバマ前政権は、教育・人的交流目的の米国人の個人渡航を認め、両国間の定期便運航を再開。米国からキューバへの入国者も14年の約9万2000人から15年は約16万3000人、16年は約28万5000人へと急増した。17年は前年より倍増以上の62万人に達した。

 エリアスさんは16年1月にホステルを開業。自宅アパートの一室に約570ドル(約7万円)かけてトイレ付きシャワー室を設け1泊35ドルで貸し出す。約30年間勤めた国営会社運営の漁船の航海士からの転職だった。当時の月収は約20ドルだったが、月350〜450ドルを稼げるようになり「好きな食べ物をいつでも買うことができるようになった」はずだった。







 だが、17年1月に誕生したトランプ政権は、オバマ前政権が進めた制裁の緩和策を転換すると表明。17年11月から、指定した180のキューバ国営のホテルやレストラン、店舗などの米国人の利用や、個人旅行を禁止した。米国からの入国者は17年12月、前年同月比で3割減少。「特需」は冷めつつある。

 別のホステルの女性従業員(27)によると、オバマ前政権時代はネット予約だけで全3部屋が埋まったが、最近は予約客が減った。「今は毎日、街頭で呼び込みをしないと空き部屋ができてしまう」と頭を痛める。医師の国外派遣に次ぎ、第2の外貨獲得源である観光産業に関わる誰もがトランプ氏への恨み節を口にする。

 ただ、国立ハバナ大3年のホルヘ・アギレラさん(22)が「米国と国交回復しても潤ったのは観光分野ぐらい。経済や雇用の状態は良くなっていない」というように、米国による制裁緩和はごく一部だったのが実情だ。

 市場経済や民主化を求める米国による経済封鎖は今も続いている。ハバナの国営スーパーの商品棚はがらがらで、病院でも医療品、医療機器は慢性的に不足している。

 米国の制裁緩和や強化に一喜一憂するキューバ国民。その姿は、この国の経済の鍵を握るのは米国という現実を改めて浮き彫りにしている。【ハバナで山本太一】=つづく

1625チバQ:2018/02/27(火) 22:53:02
https://mainichi.jp/articles/20180226/ddm/007/030/142000c
キューバは今
ポスト・カストロ 前夜/5止 中間層の拡大急務 災害復興の担い手なく
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毎日新聞2018年2月26日 東京朝刊
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 カリブ海諸国や米国で昨秋、今世紀最強とされる猛威をふるったハリケーン「イルマ」。ハバナのギター講師、セルスティーノ・ドゥアルさん(63)は、5カ月たっても大破したままの自宅前で「政府の支援は不十分だ」と不満を募らせていた。


 ドゥアルさんのコンクリート造り平屋の自宅は、ハバナ西部ハイユニータスの海岸沿いにある。昨年9月10日、イルマの影響で波と風が強くなり、自宅は浸水。テレビや冷蔵庫など家財道具は全て流された。ドゥアルさんは海水の中を流されるようにして近くの高台の友人宅に避難し、一命を取り留めた。「毎年のようにハリケーンが来るが、イルマはいくら対策をとっても無駄だと思えるほどの強さだった」という。

 政府の経済改革諮問機関によると、全国で約17万世帯が全半壊し、観光施設も被害を受けた。経済損失は推定60億ドル(約6410億円)以上。キューバの国内総生産(GDP)は871億ドル(2015年、世界銀行)で、その7%にあたる甚大さだ。

 諮問機関のジェズス・プリード国際関係部長(71)は、政府がセメントなど住宅復旧に必要な資材を国民に無償提供しており、「復興はとても速いスピードで進んでいる」と胸を張る。ただ、全面復興の時期は「まったく分からない」という。

 ドゥアルさんによると、政府から受け取った建設資材はほんの一部で、大半は自費で購入した。ほぼ一人で自宅の再建をしており、「いつ元に戻せるのか見通しは立たない」と途方に暮れる。被害総額は約3万4000ドル(約370万円)と見積もっており、生徒6人にギターを教えて生計を立てているが、月収70ドルでは埋め合わせるのは簡単ではない。

 知人のドゥアルさんを訪ねてきていた大学教授、カルロス・ヤリオンさん(60)は災害復興の観点からも、キューバにほとんど存在しない中間層の拡大の必要性を訴える。キューバの社会構造はごく一部の富裕層以外は、経済的に貧しい一般市民が大半だ。「国全体が発展するためには中間層が育つのを認めるべきだ。そうすれば自力再建できるため、災害復旧も早い」と話す。

 ヤリオンさんによると、流行した外国人向けレストランが店舗数を増やしたところで、政府につぶされた例があるという。中間層が育ち政治的な影響力を持つのを恐れていることが背景にあるようだが、「そんなことをやっているようじゃだめだ」とヤリオンさん。

 16年11月のフィデル・カストロ前国家評議会議長の死去に続き、弟のラウル・カストロ議長が4月末に引退する。新指導部はキューバ革命(1959年)後に生まれた世代が中心となる。ヤリオンさんは「フィデルの時代とは違う。変化を恐れている時ではない」と大胆な社会構造の変革に期待を寄せる。【ハバナで山本太一】=おわり

1627チバQ:2018/03/02(金) 16:48:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180302-00000021-asahi-int
混乱続くベネズエラ大統領選 12月→4月→5月に変更
3/2(金) 9:38配信 朝日新聞デジタル
 政治と経済の混乱が続く南米ベネズエラの選挙管理当局は1日、4月22日に実施するとしていた大統領選の期日を5月20日に変更すると発表した。もともと12月ごろに予定されていた大統領選の大幅な前倒しを巡っては、国内外から批判が高まっており、今回の延期にはこうした批判をかわす狙いもありそうだ。AP通信などが伝えた。

 反米左派のマドゥロ大統領が独裁姿勢を強めるなか、与党支持者が占める制憲議会は1月、大統領選の前倒しを決定。選管は期日を4月22日に決めたが、野党の有力指導者が軟禁されたり亡命したりしていることや十分な準備時間がないことから、マドゥロ氏の再選が濃厚で、中南米諸国や欧州連合は「公正な選挙とは言えない」として期日の再検討を求めていた。

 野党の多くは大統領選への参加を拒否しており、新たな期日についても「1カ月の延期では問題は解決しない」と反発している。(ワシントン=田村剛)

朝日新聞社

1628チバQ:2018/03/09(金) 00:43:15
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180308X247.html
ケイコ氏、弟に「決別宣言」=フジモリ家骨肉の争いへ―ペルー
03月08日 14:33時事通信

 【サンティアゴ時事】ペルーのフジモリ元大統領の長女で最大野党「フエルサ・ポプラル」党首のケイコ氏は7日、地元テレビのインタビューで「(国会議員のフジモリ氏次男)ケンジは(政敵)クチンスキ大統領の側につく決断をした。幸運を祈る」と述べ、関係がぎくしゃくしていた弟との決別を宣言した。既に会派を追われていたケンジ氏は1日に離党。次期大統領選は姉弟が骨肉の争いを演じる公算が大きくなった。

 ケイコ氏は「弟との争い、隔たりがあるのは事実だ」と認めた上で「ケンジは党や所属議員を侮辱したり、批判したりした。姉だが、処分を許可せざるを得なかった」と吐露。「こちらからはしばらく会いたくない」などと語った。

 当選を重ねて自信を深めるケンジ氏は、大統領選2連敗中の姉をたびたび間接的に挑発。昨年12月下旬に「フエルサ・ポプラル」がクチンスキ大統領を罷免決議案で追い込んだ際、ケンジ氏が仲間と共に棄権に回り、決議案が否決されたことで溝は決定的になった。

 直後にクチンスキ氏が獄中にあったフジモリ氏の恩赦を決定。ケイコ氏を飛び越してケンジ氏とクチンスキ氏の間で「密約」が交わされたとみられ、独断専行に業を煮やした党は1月末にケンジ一派の会派追放を決めていた。

 今も大きな影響力を持つとされるフジモリ元大統領はケンジ氏に肩入れしているが、ケイコ氏は「父がどう判断しようと愛情は変わらない。政治とは別」と強調した。ただ、政治指導者の支持率を問う最新世論調査では、トップランナーだったケイコ氏は24%の4位と息切れ気味。一方のケンジ氏は34%で首位を走っており、2021年の大統領選に向けてフジモリ家の分裂は深まりそうだ。

1629チバQ:2018/03/11(日) 00:33:03
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3166690.html


FARCがコロンビア大統領選から撤退 党首の心臓発作で

03月09日 07:38

コロンビアの首都ボゴタで記者会見を行う、左翼政党「人民革命代替勢力(FARC)」の大統領候補、ロドリゴ・ロンドニョ氏(2018年2月28日撮影)。(c)AFP PHOTO / Raul ARBOLEDA

(AFPBB News)

【AFP=時事】南米コロンビア最大のゲリラ組織から移行した左翼政党「人民革命代替勢力」は8日、大統領選挙からの撤退を表明した。元最高司令官で現党首のロドリゴ・ロンドニョ候補が7日に心臓発作で手術を受けた後、代わりの候補者を立てないことを決めた。

 FARCは「コロンビア革命軍(FARC)」の名称で50年にわたり武装ゲリラ活動を展開したが、2016年12月にフアン・マヌエル・サントス大統領率いる政府と和平合意を締結した後、同じ略称を持つ政党に移行した。

 大統領選の投票日は5月27日。決選投票がある場合は6月中旬に投票が行われる。

 世論調査によると、ロンドニョ氏の支持率はわずか1%だった。

 一方、FARCは、11日に予定されている議会選から撤退することはないと表明した。

 FARCは和平合意の規定により、議会の総議席数268のうち少なくとも10を割り当てられることを保証されている。それ以上の議席獲得も可能だが、選挙で支持を得る必要がある。

【翻訳編集】AFPBB News

1630チバQ:2018/03/14(水) 05:18:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180313-00000098-mai-s_ame
<コロンビア>元左翼ゲリラFARC 当選ゼロ 上下両院選
3/13(火) 21:22配信 毎日新聞
 【サンパウロ山本太一】南米コロンビアで11日、上下両院議会選が実施された。左翼ゲリラ「コロンビア革命軍」(FARC)から生まれ変わった政党「人民革命代替勢力」(略称は同じFARC)が初参加したが、両院ともに議席を獲得できなかった。内戦中に多くの殺人や誘拐に関与したFARCへ厳しい国民感情が改めて浮き彫りになった。

 FARCからは両院で計74人が立候補。選管当局によると、開票率99%でFARCの得票率は上院(定数108)で0・34%、下院(同172)で0・21%にとどまり、当選者は出なかった。ただ、2016年の和平合意に基づき、FARCには両院で26年まで自動的に計10議席が割り振られる。また、和平合意に反対するウリベ元大統領が率いる中央民主党が上院で最大勢力となり合意推進派には厳しい結果となった。合意の是非が争点になる5月の大統領選にも影響を与えそうだ。

 また、FARCは今月8日、元革命軍最高司令官のロンドニョ党首(59)が、出馬表明していた大統領選の立候補を断念したと発表した。健康問題や出馬に対する抗議の強まりを理由としている。

1631チバQ:2018/03/14(水) 05:22:44
http://www.sankei.com/world/news/180312/wor1803120024-n1.html
2018.3.12 09:28

「カストロ後」に注目キューバで国会議員選
 カリブ海の社会主義国キューバで11日、人民権力全国会議(国会)の議員選が実施された。あらかじめ選考された定数通りの候補者への信任投票方式であるため、ラウル・カストロ国家評議会議長(86)ら605人全員の当選は確実。カストロ氏は4月に元首である議長職から引退する見通しで、新国会が選ぶ次期指導部の顔ぶれに注目が集まる。

 政府系メディアによると、候補者の1人で後継議長と目されるディアスカネル国家評議会第1副議長(57)は投票後、記者団に「きょうわれわれが選ぶ政府は、国民に仕える義務がある」と語った。結果発表は12日になる見込み。

 新たな国会が4月19日に最高指導機関である国家評議会のメンバーを選出する。カストロ氏はこの際に議長を引退。実質的に1959年のキューバ革命以来続いてきた、カストロ兄弟による統治が終わりを告げる。

 国会議員選は5年ごとに行われ、全員がキューバ共産党か政府系の候補者。(共同)

1632チバQ:2018/03/14(水) 05:27:14
http://www.sankei.com/world/news/180309/wor1803090046-n1.html
2018.3.9 20:25

ペルーのクチンスキ大統領に再び罷免決議案
 南米ペルーの国会(130議席)で8日、左派系野党が、汚職疑惑の浮上しているクチンスキ大統領に対する罷免決議案を提出した。同氏に対する罷免決議案は昨年12月に続いて2回目で、前回は否決された。決議案に対する態度を決めかねている政党もあり、採決の見通しは不透明。本会議で投票が実施された場合、3分の2以上の賛成で罷免が決まる。(ロサンゼルス 住井亨介)

1633チバQ:2018/03/14(水) 05:27:58
http://www.sankei.com/world/news/180309/wor1803090050-n1.html
2018.3.9 21:00
【激動・朝鮮半島】
“蚊帳の外”の中国…「歓迎」「自賛」「当惑」が錯綜
 【北京=藤本欣也】中国外務省の耿爽報道官は9日の記者会見で、米朝首脳会談の開催について歓迎の意を示し、「積極的な進展を望む」と述べた。ただ、一連の緊張緩和の流れの中で中国は“蚊帳の外”に置かれており、事態の急展開に戸惑っているのが実情といえる。習近平政権が掲げる「大国外交」の看板にも傷が付きかねない事態だ。

 耿氏は会見で、「中国は朝鮮半島の隣国かつ重要な当事国として、対話による問題解決に尽力してきた。その努力は衆目の一致するところだ」と中国の取り組みについても自賛した。

 しかし一連の対話ムードは韓国と北朝鮮が主導し、米国を巻き込もうとしているのが現状。中国の王毅外相が8日の記者会見で、平昌五輪を機に生まれた朝鮮半島情勢の変化に「当惑している人もいる」と指摘したが、それは中国の実情を吐露したものともいえる。

 もちろん、国境を接する北朝鮮情勢が安定することは、難民流入や核事故を懸念する中国にとって歓迎すべきことだ。

 ただ、大国外交を展開する習政権にとって、裏庭である朝鮮半島情勢に影響力を行使できない事態は避けたいのが本音である。

 北朝鮮の核問題をめぐっては、中国が議長国として影響力を保持してきた6カ国協議は2008年に中断。最近は国連制裁に協力する中国に北朝鮮が反発を強め、昨年11月、習国家主席の特使が訪朝した際も、金正恩・朝鮮労働党委員長は会わなかったとされる。

 耿氏は会見で、関係国は今後、「必要かつ有益な2国間、多国間の接触」を行い、「各国の懸念が等しく解決されることを望む」との立場を示した。習政権は、米朝対話の行き詰まりも視野に、中国が参加する対話の枠組みづくりを模索していくもようだ。

1636チバQ:2018/03/15(木) 19:52:13
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018031500772&g=int
大統領、辞めるのやめた?=インド洋の島国モーリシャス

インド洋の島国モーリシャスのギュリブ・ファキム大統領=2015年11月、ヨハネスブルク(AFP=時事)

 【ポートルイスAFP=時事】アフリカ大陸に近いインド洋の島国モーリシャスが、ギュリブ・ファキム大統領の進退で揺れている。ジュグノート首相は9日、大統領が辞意を表明したと発表したが、大統領府は14日、声明を出し「辞任の観測を否定する」と一蹴した。

 大統領に対しては、ロンドンが拠点というNGOからクレジットカードの提供を受けていた疑惑が浮上中。これを受け、12日の独立50周年記念式典後の辞任に同意したと首相は主張していた。
 これに対し、大統領府の声明は「同じ銀行のクレジットカードを大統領も持っていて、間違って使用した」と反論。利用総額は2万6000ドル(約275万円)に上るが、NGOに全額返済したと主張した。NGO側も声明を出し、大統領側と同じ趣旨の説明を行っている。
 大統領は国際的に知られた女性生物学者。「数週間に及んだ攻撃と虚偽の告発」に苦しんでおり、大統領を続け汚名をすすぐ考えという。(2018/03/15-14:50)

1637チバQ:2018/03/17(土) 12:50:17
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3167751.html
民族衝突で隣国に避難、前年はるかに上回る コンゴ民主共和国
11:58AFPBB News

民族衝突で隣国に避難、前年はるかに上回る コンゴ民主共和国

コンゴ民主共和国のアルバート湖畔を歩く国内避難民の女性(2018年3月5日撮影)(c)AFP PHOTO / JOHN WESSELS

(AFPBB News)

【AFP=時事】国連難民高等弁務官事務所は16日、民族間の衝突が続くコンゴ民主共和国北東部イトゥリ州から今年に入って隣国ウガンダに避難した人は5万7000人を超えたと発表した。

 スイスのジュネーブで記者会見したUNHCRのババル・バローチ報道官は今年の国外避難のペースは通年で4万4000人だった前年をはるかに上回っていると指摘。UNHCRによると難民らは主にアルバート湖を渡ってウガンダに入っているが、間に合わせのボートを使うためその旅は危険で、既に「複数」の人が命を落としているという。

 イトゥリ州では牧畜民ヘマ人と農耕民レンドゥ人が長年にわたって土地をめぐって対立している。AFPがまとめた非公式な統計によると、新たな衝突が起きた昨年12月からこれまでに少なくとも130人が死亡した。人道支援団体によると、約20万人が家を追われた。

 UNHCRは、職員がイトゥリ州に行くのは困難になっているため現地の詳しい状況は不明だがレイプや殺人などの「恐ろしい暴力の報告」が届いており、生存者支援の取り組みを強化しているという。

 ジョゼフ・カビラ大統領は2016年12月、憲法で認められた上限の2期目の任期が終わったが退陣を拒否。選挙はその後2度延期され、任期切れから2年遅れとなる今年12月に大統領選が実施される。カビラ大統領の今後をめぐる政情不安もあり、コンゴ民主共和国の情勢は緊迫化している。【翻訳編集】AFPBB News

1638チバQ:2018/03/19(月) 17:14:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180319-00000024-san-m_est
女子生徒110人、依然不明 ボコ・ハラム拉致か 捜索範囲を拡大
3/19(月) 7:55配信 産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】ナイジェリア北東部ヨベ州ダプチで2月中旬、女学校が武装集団に襲われ女子生徒110人が行方不明になった事件で、同国政府は周辺国に範囲を広げて捜しているが、消息はつかめていない。イスラム過激派「ボコ・ハラム」が拉致したとみられ、2014年に北東部ボルノ州で女子生徒270人以上が同組織に誘拐された事件の二の舞いになるとの懸念が広がっている。

 事件は2月19日に起きた。英紙ガーディアン(電子版)などによると、ダプチの学校が武装集団に襲われた際、軍服姿の男らが「われわれはボコ・ハラムではなく兵士だ。助けてやる」と逃げ惑う女子生徒たちを車に乗せ、そのまま連れ去った。車には「アッラーは偉大なり」と書かれており、拉致されたと気づいた生徒らは泣き叫んで助けを求めたという。

 ロイター通信は、政府がニジェールやチャドなど周辺国に範囲を広げ、生徒らを捜索していると伝えた。

 政府やヨベ州当局は当初、生徒たちは「拉致されておらず隠れていた」「数十人は救出された」などと述べていたが、その後、110人が行方不明のままだと訂正。英BBC放送(電子版)によると、14年に270人以上が拉致された事件直後にも、軍や政府が拉致の事実を否定した経緯があり、地元では政府の態度や情報の不備に対する不満が高まっている。

 14年の事件の被害者らをめぐっては、昨年5月にボコ・ハラムの獄中メンバーの釈放と引き換えに80人以上が解放されるなどしたが、現在も100人超が拘束されたままだ。テロ組織との交渉には批判もある。

 ボコ・ハラムは現地語で「西洋の教育は罪」を意味し、シャリーア(イスラム法)の導入を求め武装闘争を展開。政府はこれまで、同組織を打ち負かしたと強調してきたが、繰り返される女子生徒拉致に現地では「危険で通学できない」といった声も上がっている。

1639チバQ:2018/03/19(月) 21:20:47
https://mainichi.jp/articles/20180320/k00/00m/030/091000c
ニューカレドニア
フランスからの独立投票、11月に
毎日新聞2018年3月19日 20時13分(最終更新 3月19日 20時13分)
【パリ賀有勇】南太平洋にあるフランス特別自治体ニューカレドニア(人口約28万人)の議会は19日、フランスからの独立の是非を問う住民投票を11月4日に実施することを決めた。

 AFP通信によると、住民投票案は賛成38、反対14で可決。今後、仏政府と住民投票の質問事項などを協議するという。

 ニューカレドニアは1853年にフランスが併合。1980年代には独立運動が活発化し、多数の死傷者を出した。88年のフランス国民投票で独立の是非を問う住民投票を10年以内に実施することを決定。98年のフランスとの交渉では、自治権拡大に加え、住民投票の実施期限を2018年末まで延長することで合意していた。

 ニューカレドニアは観光のほか、ニッケルの世界的産地として鉱業も盛んだが、独立派のメラネシア系先住民(カナック)の中には貧富の格差に対する不満がある。

1640チバQ:2018/03/19(月) 22:26:58
https://mainichi.jp/articles/20180319/k00/00m/030/010000c
モーリシャス
女性大統領辞任へ 癒着疑惑で批判
毎日新聞2018年3月18日 17時46分(最終更新 3月18日 17時46分)
 AP通信は17日、インド洋の島国モーリシャスのギュリブファキム大統領(58)が辞表を提出したと報じた。辞任は23日付。アフリカで唯一の現職の女性大統領だった。

 アフリカの科学技術向上に取り組む国際非政府組織が提供したクレジットカードを使い、約2万7千ドル(約290万円)相当の洋服や宝石を私的に購入した疑惑が報じられ、辞任を求める声が高まっていた。

 NGO創設者のアンゴラ人ビジネスマンがモーリシャスで事業を計画しており、ギュリブファキム氏と癒着していたとの見方が出ている。

 ギュリブファキム氏は著名な科学者で、2015年に大統領に就任した。(共同)

1641チバQ:2018/03/21(水) 18:37:05
>>1518 昨年末は否定

https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180321X891.html
ロナウジーニョ氏、政界進出か=ブラジル
14:17時事通信

 【サンパウロ時事】サッカーの元ブラジル代表で、1月に現役引退を宣言したロナウジーニョ氏(38)が、10月に行われる連邦上下両院選挙などで政界に打って出る可能性が浮上した。20日、ブラジル共和党(PRB)に入党。「国民に健康、幸福、近代化をもたらし、国をより良くするためのプロジェクトに参加できることは幸せ」と語った。

 元代表では、1994年のワールドカップ(W杯)米国大会優勝に2トップとして貢献したロマーリオ氏が上院議員、ベベト氏がリオデジャネイロ州議員を務めている。

 ロナウジーニョ氏の実兄で、コンサドーレ札幌でもプレーしたアシス氏も同時に入党。アシス氏は弟の引退に際し、「われわれはW杯ロシア大会後、何か大きなことを始める」と語っていた。

1642チバQ:2018/03/22(木) 10:58:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180321-00000073-san-asia
豪、対中警戒強める 内政干渉脅威、諜報規制強化へ
3/21(水) 7:55配信 産経新聞
 オーストラリアで、中国が豪州社会への影響力を拡大しているとの警戒感が強まっている。中国系住民の増加や中国企業の相次ぐ投資計画に加え、昨年夏以降、内政干渉が指摘され始めたためだ。議会では、中国を念頭に外国人の献金禁止や諜報活動への監視を強化する法案の審議が行われており、来月にも審議を終え報告書を提出する見通し。

 防諜機関、保安情報機構(ASIO)のルイス長官は16日、両院合同委員会の公聴会で、中国の当局者から情報の見返りに金銭の提供を持ちかけられたとする経済紙記者の記事について、ASIOが把握する事例と「驚くほど近い」と証言。諜報監視強化の必要を訴えた。

 法案は、ターンブル政権が昨年12月に提出した。昨年公表の国勢調査で、自らを中国系だと答えた数は、前回調査(2011年)の86万人から120万人に増加。約50万人が中国大陸生まれで、「共産党から逃れてきた過去の移民と異なり、経済発展後の移住で本国と結び付きが強い」(研究者)とされる。公共放送ABCは昨年6月、豪州で事業を行う中国人富豪が多額の政治献金で政治的影響力を行使しようとした実態を報じた。

 ターンブル政権は昨年11月、14年ぶりに改訂した外交政策白書で「外国政府やその代理人」による内政への「干渉」に言及。その翌月には、南シナ海問題などで中国寄りの発言をしていた野党、労働党のダスティアリ上院議員がこの富豪に公安情報を漏らした疑いで辞職表明した。同議員は富豪から献金も受けており、中国の「浸透」が鮮明に示される形となった。

 豪州の初代駐中国大使ステファン・フィッツジェラルド氏は産経新聞の取材に「報道では豪州における中国の影響力が実態以上に誇張されている面もあるが、習近平政権は海外に移民した市民にまで祖国への忠誠を求めるなど、一線を越えている」と話した。(シドニー 田中靖人)

1643チバQ:2018/03/22(木) 20:17:05
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3168270.html
ペルー大統領が辞任表明 汚職疑惑、罷免採決前日に
06:33AFPBB News

ペルー大統領が辞任表明 汚職疑惑、罷免採決前日に

ペルーの首都リマの政府宮殿で、国民向けテレビ演説の収録を前に、閣僚らと写真撮影に臨むペドロ・パブロ・クチンスキ大統領(中央、2018年3月21日撮影)。(c)AFP PHOTO-Peruvian Presidency / BYLINE-Juanca GUZMAN NEGRINI

(AFPBB News)

【AFP=時事】(更新)ペルーのペドロ・パブロ・クチンスキ大統領は21日、国民に向けた演説で、辞任を表明した。同国議会では翌日、同大統領の罷免決議案が採決される予定だった。

 ニューヨークで銀行員として働いた経験を持つクチンスキ大統領は、ブラジル建設大手オデブレヒトから賄賂を受け取ったとの疑惑で批判を浴びていた。同大統領は演説で、収賄疑惑を否定しつつ、自身の辞任は「国にとって最良のこと」だと述べた。

 ペルーでは各政党に対する有権者の不満が広がっており、選挙の早期実施を避けるため、現在駐カナダ大使を務めるマルティン・ビスカラ副大統領が新大統領に就任する可能性が高い。

 クチンスキ氏に対しては、買収により罷免決議の反対票を集めようとしているとの疑いが野党側から掛けられ、辞任圧力が高まっていた。

 ケイコ・フジモリ氏が率いる野党フエルサ・ポプラルは、同氏の弟ケンジ氏らが公共事業契約について政府職員と交渉している場面を捉えたとみられる動画を公表し、買収を示す証拠だと主張していた。

 この動画は、昨年12月に行われたクチンスキ氏に対する前回の罷免決議案採決より前に録画されたもの。クチンスキ氏はこの採決で、ケンジ氏の助力を得て罷免を免れていた。

 クチンスキ氏はその数日後、ケンジ氏の父親で、人権侵害の罪により収監されていたアルベルト・フジモリ元大統領の恩赦を発表。恩赦は自身への支持に対する見返りだったとの見方が広がっていた。【翻訳編集】AFPBB News

1644チバQ:2018/03/22(木) 21:25:11
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180322X993.html
フジモリ氏次男、議員買収の疑い=姉が告発、骨肉の争い―ペルー
14:20時事通信

 【サンパウロ時事】ペルーのフジモリ元大統領の次男ケンジ氏ら複数の国会議員が、汚職を問われているクチンスキ大統領の罷免阻止を狙い、野党議員を買収しようとした疑いが浮上した。国会の各会派代表は21日、検察に捜査を求めるとともに、調査委の立ち上げを決定した。

 フジモリ氏長女でケンジ氏と決別した姉ケイコ氏が党首を務める最大野党「フエルサ・ポプラル」が20日、「証拠」のビデオや音声を公開した。

 くしくもフジモリ氏の失脚は、側近が野党議員を買収する様子を捉えた隠し撮り映像がきっかけ。17年余りの時を経て、今度は姉がビデオを武器に、次期大統領を目指すライバルである弟と骨肉の争いを演じることになりそうだ。 

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1645チバQ:2018/03/23(金) 17:55:07
http://www.sankei.com/world/news/180322/wor1803220020-n1.html
2018.3.22 09:45

フジモリ氏次男ら通じた罷免回避の工作発覚 ペルー大統領が辞任 
 【ロサンゼルス=住井亨介】汚職疑惑が浮上し、国会で2度目の罷免決議案が出されていた南米ペルーのクチンスキ大統領が21日、辞任を表明し、議会に辞表を提出した。カナダ大使を務めるビスカラ第1副大統領が大統領に昇格する。任期はクチンスキ氏の残り任期である2021年7月まで。

 22日に予定されていた2度目の罷免決議案採決をめぐり、クチンスキ政権側が、フジモリ元大統領の次男のケンジ議員らを通じて反対票獲得を持ちかけていたとみられる隠し撮り映像などが20日に公開され、クチンスキ氏への非難が高まっていた。

 クチンスキ氏はテレビなどを通じ「私の国と家族がこれ以上傷つかないよう辞任を決めた」と演説した。

 昨年12月に採決された最初の罷免決議案では、ケンジ氏ら10議員が棄権して罷免が回避されたうえ、3日後にフジモリ氏への恩赦が発表されたことから、クチンスキ氏とケンジ氏との間で「裏取引」があったとの批判が出ていた。

1647チバQ:2018/03/26(月) 00:06:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180325-00000020-jij_afp-int
ジンバブエ、過密刑務所から3000人釈放 大統領恩赦で
3/25(日) 14:28配信 AFP=時事
ジンバブエ、過密刑務所から3000人釈放 大統領恩赦で
ジンバブエの首都ハラレのチクルビ刑務所で、恩赦で釈放され護送車の中で歌って喜ぶ女性受刑者(2018年3月22日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ジンバブエでエマーソン・ムナンガグワ(Emmerson Mnangagwa)大統領が過密状態にある国内各刑務所の受刑者少なくとも3000人に対し恩赦を出した。同国当局者が22日、明らかにした。

 今回の恩赦で釈放されるのは、終身刑の受刑者を除いた女性受刑者、障害のある受刑者、未成年の受刑者ら全員。このほか、病気で末期症状にある受刑者と服役期間が刑期の3分の1以上に達した60歳以上の受刑者も釈放される見通し。

 ムナンガグワ大統領は、大規模な退陣要求デモを受ける形で辞任したロバート・ムガベ(Robert Mugabe)前大統領の後任として昨年11月にジンバブエ大統領に就任した。【翻訳編集】 AFPBB News

1648チバQ:2018/03/26(月) 21:16:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180326-00000062-jij-m_est
現職シシ氏の勝利確実=政敵排除、「信任投票」に―エジプト大統領選
3/26(月) 16:45配信 時事通信
 【カイロ時事】エジプトで26日、現職シシ大統領(63)の任期満了に伴う大統領選挙の投票が始まった。

 投票期間は28日までの3日間。シシ氏と小政党ガッド党のムーサ党首(65)の一騎打ちながら、ムーサ氏はかねてシシ氏支持を公言しており、現職再選は確実。事実上の信任投票となり、シシ政権2期目の基盤を固めるために高い投票率や得票率を獲得できるかが焦点となる。

 エジプトでは中東の民主化運動「アラブの春」を受け、2012年に初の民主的選挙でイスラム組織「ムスリム同胞団」系の政権が誕生した。しかし、失政への批判を機に翌13年のクーデターで崩壊。シシ氏は国防相兼軍トップとしてクーデターを主導し、14年の大統領選では得票率約97%で勝利した。

 シシ氏は一連の政情不安で低迷した経済の立て直しを図ったが、イスラム過激派のテロなどで主力の観光産業が低迷し、財政難が深刻化した。通貨エジプト・ポンド切り下げに伴う物価高騰、各種補助金の削減も市民生活を圧迫。政府への不満は高まっているが、強権的な政治で抑え込んでいるのが実情だ。

 大統領選をめぐっては当初、シシ氏の対抗馬と目された元首相や人権派弁護士などの有力者が出馬表明した。だが、その後逮捕や撤退が相次ぎ、軍や治安機関を強固な支持基盤とするシシ氏による「政敵排除」との見方も出ている。選管当局が強調する「自由で公正な選挙」とは裏腹に、政権に批判的な報道への弾圧も強まっている。

1649チバQ:2018/03/26(月) 21:24:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180325-00000019-san-m_est
エジプト大統領選 再選へ、シーシー氏優勢 爆弾テロ、選挙妨害か
3/25(日) 7:55配信 産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】エジプトで26〜28日、シーシー現大統領(63)の任期満了に伴う大統領選の投票が行われる。立候補したのはシーシー氏とほぼ無名の政党党首、ムーサ氏(65)の2人だけで、シーシー氏の再選が確実な情勢だ。

                  ◇

 24日には北部アレクサンドリアで自動車に仕掛けられた爆弾が爆発し、2人が死亡、4人が負傷した。爆発は地元の治安機関トップが乗った車が通った際に起きており、暗殺する狙いだったとみられる。犯行声明は出ていないが、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の系列組織は、以前から選挙を妨害すると宣言していた。

 23日に出会った首都カイロ中心部の香辛料店主(43)は、「国の安定や治安維持は重要だ。シーシー氏が再選されれば国は発展する」と話した。カイロの繁華街にはシーシー氏を支持する横断幕があふれ、ムーサ氏のポスターはほとんど目にしない。

 エジプトでは、2012年の大統領選でイスラム原理主義組織ムスリム同胞団が出身母体のモルシー氏が当選したが、強引な政治手法や経済失速で支持を失い、13年に軍がクーデターで追放。14年5月の大統領選で当選したのが、軍出身のシーシー現大統領だ。

 安定を望み、シーシー氏を支持する人々には、こうした政治の混乱を避けたいという心理がうかがえる。半面、国連関係者が3月上旬、「候補者やその支持者らの集会が禁止された」と述べるなど、選挙の公平性には疑問の声が出ている。

 ロイター通信によると、大統領選に意欲をみせていた元首相は1月に不出馬を表明。元軍参謀総長も同月、軍に許可を得ず出馬の準備を進めたとして拘束された。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、昨年には、政権に批判的な人々ら少なくとも240人が逮捕された。

1650チバQ:2018/03/26(月) 21:41:58
https://mainichi.jp/articles/20180324/ddm/007/030/171000c
「無風」の行く末
18エジプト大統領選/上 治安改善、自由は… 「国が安定するまで我慢」
毎日新聞2018年3月24日 東京朝刊
 エジプト人映画監督ハリド・ユセフさん(53)は2009年、映画「シェハタの店」を製作した。兄弟間の愛憎を描いた人間ドラマだが、本筋とは別のシーンがその後話題になった。戒厳令が敷かれ、戦車が市街を走る。そんな場面が「11年の革命を予言していた」と評されたのだ。

 「上映当時、エジプトでこんなことは起きないと笑われた」。首都カイロの撮影スタジオ。機材を搬入するスタッフを横目に、ユセフさんは振り返る。「でも現実はその通りになった。常に世界は動くのです」。ムバラク政権は11年の民主化要求運動「アラブの春」で崩壊。カイロには戦車が展開し、夜間外出禁止令も出された。

 政変はその後も続く。現在のシシ大統領は国防相時代の13年、イスラム組織「ムスリム同胞団」出身のモルシ大統領をクーデターで追放し、14年の大統領選に初当選。以来、反政府的なジャーナリスト、人権活動家らを次々に拘束し批判を抑え込んでいる。国連人権高等弁務官事務所は昨年「シシ政権は組織的に市民社会を沈黙させている」と批判した。

 ユセフさんは革命後に国会議員になり、現在は撮影と政治活動を掛け持ちする日々だ。だがある映画関係者は「表現の自由」への懸念も口にする。「過去の出来事として戒厳令を描くのはいい。だが今後、近未来のシーンとして戒厳令を描けば検閲対象になるのでは」

 26〜28日投票の大統領選を前に、政治的発言を控える空気が広がる。取材を受けると言った学者らが「遠慮したい」と断ってきたことが何度かあった。

 一方、強権統治で治安は改善傾向にある。東部シナイ半島ではテロも頻発するが、首都周辺に限れば「安全になった」との声を聞く。「多くの国民は治安や経済が最悪な時にシシ氏は踏ん張ったと思っている。だが十分ではない」。シンクタンク・アハラム政治戦略研究所のサイード・オケーシャ研究員は話す。

 エジプトのジャーナリストは語る。「人権状況はムバラク時代より悪化した。だが国が安定するまで、今は耐えるしかない」

    ◇

 エジプト大統領選は現職シシ氏と小政党・ガッド(明日)党のムーサ党首の一騎打ちだが、シシ氏再選は確実視されている。「無風」の選挙戦の行く末を考える。【カイロ篠田航一】

1651チバQ:2018/03/26(月) 21:42:22
https://mainichi.jp/articles/20180325/ddm/007/030/059000c
「無風」の行く末
18エジプト大統領選/中 かすむアラブの盟主 外交に力割けず
毎日新聞2018年3月25日  内戦下のシリアの首都ダマスカス近郊スベイナ地区。アサド政権軍と反体制派勢力の戦闘があったこの地区を昨年12月に記者が訪れた際、検問所で兵士から荷物検査を受けた。記者がエジプトを拠点に取材していると分かると、現場司令官が苦笑した。「なぜエジプト人はシリアを見捨てたんだ? カイロに戻ったらエジプト政府にぜひ聞いてくれ」

 シリア内戦はイランやロシアがアサド政権を支え、トルコや米国が反体制派を支持する構図だが、エジプトのシシ大統領は「政治解決を望む」との姿勢に終始し、軍事支援などの積極介入を避けてきた。シリア情報省の60代職員は「イラン、イラクは利己的で信用できず、エジプトが一番好き。シリアを助けてほしかった」と話す。

 エジプトはナセル大統領時代の1958〜61年、シリアと「アラブ連合共和国」を構成して一つの国家だった時期もあり、高齢者には「多少のノスタルジーもある」(同職員)という。

 かつて「アラブの盟主」と呼ばれたエジプト。歴代大統領の外交は注目された。アラブ民族主義の指導者ナセル氏、宿敵イスラエルと和解したサダト氏、親米路線で経済成長を図ったムバラク氏。だが2014年から大統領を務めるシシ氏について、シンクタンク・アハラム政治戦略研究所のモアタズ・サラマ氏は「経済再建や国内治安対策に追われ、外交に力を割けない状況が続く」と分析する。

 こうした中、中東メディアは3月、国交がないサウジアラビアとイスラエルの高官が、エジプトの仲介で「秘密会談」をカイロで実施し、台頭するイランの脅威について協議したと伝えた。また米紙ニューヨーク・タイムズは2月、イスラエルがエジプト領シナイ半島で過激派掃討作戦を続けていると報道。エジプト軍は即座に「他国の助けを借りず、自力で戦っている」とイスラエルの援軍を否定したが、水面下での各国との「調整」は常にささやかれる。

 「積極外交ではないが、裏方外交は続けている」(西側外交官)とされるエジプト。トランプ米政権によるエルサレムのイスラエル首都認定問題、イラン台頭などでアラブの結束が試される中、大統領選後の新政権の外交にも注目が集まる。【カイロ篠田航一】東京朝刊

1652チバQ:2018/03/26(月) 21:42:47
https://mainichi.jp/articles/20180326/ddm/007/030/085000c
「無風」の行く末
18エジプト大統領選/下 「1億人」時代の経済 エネルギー確保カギ
毎日新聞2018年3月26日 東京朝刊
 エジプト大統領選を約1カ月後に控えた2月中旬、ある取引が話題になった。イスラエルと米国の企業が、エジプト企業に天然ガスを供給することで合意したのだ。イスラエル沖のガス田から10年にわたり640億立方メートルがエジプトにもたらされる。150億ドル(約1兆6000億円)規模の巨額案件だ。

 20世紀の中東戦争で何度も戦火を交えたイスラエルとのガス取引は、エジプト内政での火種になってきた。「革命」とも呼ばれる2011年の民主化要求運動「アラブの春」で追放されたムバラク大統領(当時)は失脚前、イスラエルへの天然ガス売却が国民に非難されていた。地元紙によるとシシ大統領は今年2月、「合意について隠すことは何もない」と語った。

 大統領選が近づくなか政治リスク含みの取引をエジプト当局が許容した背景は何か。「爆発的な人口増加だ。エジプトは今後、多角的にエネルギー源を確保する必要に迫られている」。カイロ・アメリカン大学のタレク・セリム教授(エネルギー経済)はそう解説する。エジプトの人口は昨年、1億人を超えたと報じられた。00年当時は7000万人とされており、今世紀の人口増加は著しい。

 革命の混乱もあり、巨大人口を支えるインフラ整備が追いつかない面もある。記者が住むカイロのアパートも停電や断水が相次ぐ。エレベーターが止まれば6階の自分の部屋まで階段を上り下りし、すれ違う他の住人と「いい運動になるね」と笑い合う日々だ。

 雨が少なく、日照時間が長いエジプトでは、19年までに世界最大級の太陽光発電所が南部アスワン近郊で稼働する予定だ。エジプトの電源構成は天然ガスなどによる火力発電がほぼ9割を占め、太陽光などの再生可能エネルギーは2%前後だが、政府は将来的に2割を再生エネでまかなう方針とされる。エジプトは1日1・9ドル(約200円)以下で暮らす貧困層が革命前の10年の25・2%から15年には27・8%に増えたが、エネルギー産業の発展は「巨大人口をカバーし、経済発展にもつながる」(セリム教授)という。

 南部の遺跡都市ルクソール。タクシー運転手のアフマドさん(52)は話す。「革命後、観光客は戻っていない。稼ぎが1カ月で2000エジプトポンド(約1万2000円)あればいい方だ」。大統領選後の新政権には、「人口1億人時代」に突入した経済の再建が大きな課題となる。【カイロ篠田航一】

1653チバQ:2018/03/27(火) 19:23:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180327-00000056-jij-int
ルラ氏の出馬、原則不可能に=収賄で有罪、異議却下―ブラジル大統領選
3/27(火) 14:28配信 時事通信
 【サンパウロ時事】ブラジル南部ポルトアレグレの連邦地裁は26日、在任中の収賄とマネーロンダリング(資金洗浄)の罪により、同地裁で審理された二審で禁錮12年1月の有罪判決を受けたルラ元大統領(72)の異議申し立てを却下した。

 憲法の補足法は二審で有罪となった被告は8年間被選挙権を失うと規定しており、ルラ被告が10月の大統領選に出馬できる可能性は原則なくなった。

 ルラ被告は上訴する方針で、ツイッターで改めて無罪を主張。「今ほど大統領選の候補者になりたいと思ったことはない」と述べ、8月15日に締め切られる立候補に強い意欲を示した。出馬可否の最終判断は中央選管に当たる「選挙最高裁」に委ねられる。

1654チバQ:2018/03/29(木) 14:35:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180328-00162449-nksports-socc
ロナウジーニョ、出馬否定「政党に入ることはない」
3/28(水) 15:27配信 日刊スポーツ
ロナウジーニョ、出馬否定「政党に入ることはない」
「金剛筋プロテイン」のイメージキャラクター就任会見で笑顔を見せる元ブラジル代表のロナウジーニョ氏(撮影・野上伸悟)
 今年1月に現役引退を発表した元ブラジル代表FWロナウジーニョ(38)が28日、都内で行われたサプリメント「金剛筋プロテイン」のイメージキャラクター就任記念イベントに出席した。

【写真】誕生日を祝われ、ケーキの火を吹き消すロナウジーニョ

 引退表明後は初の来日となった。15年にブラジルリーグのフルミネンセを退団してからは無所属の状態が続いていたロナウジーニョ。現役を退くことを決めた理由については「38歳という年齢のこともあるし、すべてのことを成し遂げたという思いも強かった」と明かした。全盛期と言われるバルセロナ時代には2度のリーグ優勝と欧州チャンピオンズリーグ優勝に加え、05年には欧州最優秀選手賞「バロンドール」を受賞。W杯でも02年日韓大会で優勝するなど、言葉どおりサッカー選手としてすべてを手にしたといっていい実績を残した。

 今後の活動について、一部報道ではブラジル共和党に入党して選挙にも出馬する予定だとされていたが、「政党に入ることはない」と否定した。自身の名前がついたサッカーアカデミーに加え、所属するバンドで各地を回って活動する見通しも語り、「人々に喜んでもらいたい」と話した。

 6月のロシアW杯に向けては「有名な選手はたくさんいるし、各国に注目選手はいる」と開幕が楽しみな様子。「やはりメッシやネイマールは活躍してほしい」と話した。かつて自身がW杯制覇に導いた母国ブラジルを引っ張ることが期待されるネイマールはコンディション不良で直近のドイツ戦(1○0)を欠場したものの、ロナウジーニョは「特にネイマールは自分の中でも、もっともっと活躍してほしいという思いはある」と、後輩の活躍に期待を込めた。

1655チバQ:2018/03/29(木) 18:30:14
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180314-00000051-sasahi-m_est
難民3世代叶わぬ帰郷 アフリカ「最後の植民地」西サハラの今〈AERA〉
3/29(木) 16:00配信 AERA dot.
難民3世代叶わぬ帰郷 アフリカ「最後の植民地」西サハラの今〈AERA〉
西サハラ亡命政府「サハラ・アラブ民主共和国」の国旗をまとう女性。背後に「砂の壁」が見える。これ以上近づくと地雷とモロッコ軍の銃撃という危険がある(撮影/川名生十)
 42年前の2月27日、アルジェリアの砂漠で西サハラ難民が「サハラ・アラブ民主共和国」の建国を宣言した。しかし、祖国解放はいまだ実現していない。難民生活は親、子、孫の3世代にわたり、限界に近い。ジャーナリスト・平田伊都子氏が西サハラの今をレポートする。

【民族衣装をまとった女性カメラマンなど、その他の関連写真はこちら】

*  *  *
 西サハラは、日本から見て地球の裏側に位置する。

 広さは本州の約1.2倍、大西洋に面する海岸線は1200キロメートル。陸地の大部分は砂漠で、定住民はいない。地下には石油、天然ガス、ウランなどの鉱物資源が眠り、近海には絶滅が危惧されるクロマグロの漁場がある。国連が1960年に西サハラを「非自治地域」に指定し、外国人による資源の採取や採掘は禁止された。

 非自治地域とは、領有権の定まらない地域のことだ。

 アフリカ連合(AU)や約50カ国が西サハラを国家承認している。が、米国や欧州連合(EU)、ロシア、日本は未承認だ。国連、AU、EUはモロッコの領有を認めていない。

 西サハラはかつて、スペインの植民地だった。スペインが撤退した現在、モロッコが西サハラの5分の4にあたる地域を占領している。西サハラ人は、モロッコの支配を逃れてアルジェリアにある難民キャンプに暮らす人々が約20万人、占領地に取り残された人々が約10万人。モロッコは入植者約15万人とモロッコ兵約16万人を占領地に送り込んでいる。

 祖国解放を目指す西サハラは、75年以来、モロッコと激しい戦闘を繰り広げてきた。91年、国連は紛争に終止符を打つため、独立か、モロッコへの帰属かを決める住民投票を提案する。モロッコ正規軍と西サハラ難民軍は提案を受け入れ、停戦した。

 ところが90年代半ば、西サハラの地下で鉱物資源が確認されると、モロッコは一転、住民投票を拒否して領有権の主張を始めた。以来、住民投票は行われず、難民が故郷に戻れるめども立っていない。

 私は92年から毎年のように西サハラ人の難民キャンプを訪れている。アルジェリアの首都アルジェから軍事基地のティンドゥーフに向けて飛行機で2時間半、飛行場から1時間ほど砂漠を走り、西サハラ難民行政センターに入る。さらに南下すると、砂漠の中に五つの西サハラ難民キャンプが点在している。

 各キャンプには数万人の難民が暮らす。小学校もある。小学生は親元から通い、中学生になると全寮制中学に入る。男女共学で学費は無料だが、文房具や備品はないに等しい。

 キャンプは電気もガスも水道もないが、アルジェリア軍事基地に近いキャンプは基地から電気が供給される。井戸水は塩辛くて飲めないため、飲み水はアルジェリアの給水車に頼っている。援助物資の簡易ソーラーパネルでかすかな明かりをともし、ミニガスボンベで伝統の甘茶を入れ、小麦粉やツナ缶や豆といった質素な食材を工夫して食事を楽しむ。見た目は太っていても慢性の栄養不足で、年に1度訪れるスペイン人歯科医のボランティアによれば、「カルシウム不足で歯はボロボロ、治療以前の問題」だという。

 援助物資は各キャンプの配給委員会に届けられ、平等に分配される。キャンプの運営は女性たちが担い、医療や学校などキャンプの要職にも女性が就いている。女性がテントを仕切るのは砂漠の民の伝統でもあるのだ。

 西サハラの悲劇を象徴するのが「砂の壁」だ。北はアルジェリア国境から南はモーリタニア国境まで全長約2500キロメートル、西サハラを切り裂くように縦断している。81年から7年かけてイスラエル軍高官の指導でモロッコがつくった。

1656チバQ:2018/03/29(木) 18:30:32
 壁といっても、がれきを2、3メートルほど積んだだけの一見お粗末な代物だが、10キロメートルごとにモロッコ軍の小さな要塞があり、戦闘機や戦車で重武装した約10万のモロッコ兵が展開している。壁の西側はモロッコ占領地、東側は西サハラ解放区で、難民軍の攻勢を防ぐため、50メートル幅で約600万個以上(国連推定)の地雷が埋められている。地雷は砂嵐や洪水で露出し、漂流する。2009年には壁から20キロメートルも離れた地点で犠牲者が出た。

 砂の壁で分断された難民と被占領民は、かつてのように自由に行き来ができなくなった。それでも4年に1度、被占領民は西サハラの「首都」ラユーンからモロッコのカサブランカ経由でアルジェリアまで、飛行機を乗り継いで難民キャンプを目指す。モロッコの空港ではモロッコ警察の妨害にあい、命がけの大移動だ。「西サハラ民族大会」に参加するためには危険もいとわない。

 西サハラ民族大会は西サハラ人が祖国解放に向けた闘争方針を話し合い、意思決定を行う最も重要なイベントだ。15年12月の第14回大会は、モロッコの妨害を避けて、難民センターから190キロ離れたダハラ難民キャンプで開催された。私は大会を取材するため、難民のアラビ家のテントに居候させてもらった。

 アラビ一家は17人。つぎはぎだらけの古いテントで生活していた。1カ月前まで日干し煉瓦で手作りした小屋に住んでいたが、大洪水で小屋は溶けて流されてしまったという。

 アラビ家の人々は、40年前にあった出来事を私に話してくれた。一家が暮らしていた町に、突然、モロッコ軍機のクラスター爆弾やナパーム弾が襲いかかった。当時11歳のマグダードと10歳のラギーヤの姉妹は、母や近所の人たち数百人と一緒に着の身着のまま町を脱出した。

 父はモロッコ軍との戦闘ですでに戦死していた。冬の砂漠は気温が零度を下回り、老人や幼児は次々と命を落とした。エルワリ率いる西サハラ難民軍に導かれてアルジェリア国境を目指す難民たちに、モロッコ軍は執拗に空爆を続ける。故郷からアルジェリア国境まで200キロ。

「砂漠の遊牧民がラクダのミルクやナツメグをくれなかったら、飢え死にしていたよ」

 とラギーヤ(52)。姉のマグダード(53)は言った。

「モロッコ人は人でなしだ! アッラーの罰があたるよ!」

 難民の逃避行の話になると、だれもが民族衣装の裾で涙を拭う。西サハラ難民のどの家庭にも、こうした難民逃避行の経験がある。悲惨な体験が難民同士を固く結びつけている。(文中一部敬称略)(ジャーナリスト・平田伊都子)

※AERA 2018年3月19日号より抜粋

1657チバQ:2018/03/29(木) 20:06:27
http://www.sankei.com/world/news/180321/wor1803210018-n1.html
2018.3.21 08:15

リビア大統領選にカダフィ氏次男が出馬意向 
リビアの故カダフィ大佐の独裁体制下で、事実上ナンバー2だった次男、セイフイスラム氏が、次の大統領選に出馬する意向を固めた。同氏の関係者が19日、チュニジアの首都チュニスで記者会見を開き明らかにした。20日付のアラブ紙アッシャルク・アルアウサトが伝えた。

 リビアは2011年の独裁体制崩壊後に分裂し、過激派が伸長するなどして治安が悪化。北西部の首都トリポリで国連の支援を受け事実上の統治を進めるシラージュ暫定首相と、東部地域を支配し軍事組織を率いるハフタル司令官は、停戦や大統領選の実施に向け協力することで一致したが、選挙の実施日は決まっておらず、混迷が続いている。国連は年内にも実施するよう促している。

 セイフイスラム氏は11年の反体制デモ弾圧に伴う殺人などの罪で死刑判決を言い渡され、拘束されていたが、西部の民兵組織が昨年6月、北東部トブルクを拠点とする暫定議会が出した恩赦に基づき釈放した。(共同)

1658チバQ:2018/04/02(月) 17:21:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180402-00000063-jij-int
38歳の与党候補が勝利=元閣僚、同性婚に道―コスタリカ大統領選
4/2(月) 15:13配信 時事通信
 【サンパウロ時事】中米のコスタリカで1日、大統領選挙の決選投票が行われ、中道左派の与党・市民行動党(PAC)所属で労働・社会保険相などを歴任したカルロス・アルバラド候補(38)がテレビ司会者出身の右派ファブリシオ・アルバラド候補(43)を破って初当選した。

 就任は5月8日で、任期は4年。

 開票率約96%の時点でカルロス氏が約61%を得票。同氏は支持者らを前に「私の責務は国を一つにまとめ、前に向かって進ませることだ」と勝利宣言し、ファブリシオ氏も敗北を認めた。

 選挙では、米州人権裁判所から認めるよう勧告があった同性婚の是非が大きな争点になった。2月4日の第1回投票では、宗教家でもあるファブリシオ氏が強く反対を唱えて13人中トップに立ち、容認派のカルロス氏が続いた。カルロス氏の当選で、保守的なコスタリカで同性婚に道が開かれることになりそうだ。

1659チバQ:2018/04/03(火) 16:40:51
https://www.asahi.com/articles/ASL4214BDL41UHBI013.html
エジプト大統領にシーシ氏再選 得票率97%
カイロ=翁長忠雄2018年4月3日15時57分
 エジプトの選挙管理当局は2日午後、3月26〜28日に実施された大統領選の集計結果を発表した。現職で元国防相兼軍総司令官のシーシ氏が有効投票総数のうち約97%を得票し、再選した。唯一の対立候補で知名度の低い小政党ガッド党のムーサ党首は3%弱の得票にとどまった。

 登録有権者は約6千万人で投票率は41・05%。前回2014年の投票率47%を下回った。無効票は7%あまりあった。シーシ氏の2期目は6月にスタートする。憲法規定で大統領は2期8年間まで務めることができる。

 元首相や元軍参謀総長らの有力候補が立候補を断念したり、逮捕されたりして対立候補は知名度の低いムーサ氏だけ。シーシ氏に対する事実上の信任投票となったが、選挙戦は低調だった。選挙管理当局は「投票に行かなかった人には500エジプトポンド(約3千円)の罰金を科すことができる」と発言して投票率アップを図った。

経済に課題、国民に不満も
 シーシ氏の支持層は中間層から高所得者層が中心とされる。失業率の高い若年層の投票率は全体の投票率より低かったとみられる。

 14年の就任以来、シーシ氏はシナイ半島を拠点とするイスラム過激派との戦いでの国民の結束を求め、昨年4月には全土に非常事態を宣言した。経済改革では通貨切り下げ、補助金削減に踏みきり、高インフレ率などの痛みを伴うことにも国民に理解を求めてきた。今回の選挙で有権者はシーシ氏に治安の確保と経済再生へのかじ取りを託したことになる。

活動家ら拘束、政権批判抑え込む
 ただ、政権はデモ規制や人権活動家、記者の拘束などで政権批判を抑え込んでいる。国会議員も9割がシーシ氏支持で、野党は政権をチェックする力がない。国際労働機関(ILO)によると29歳以下の失業率は25%前後で高止まりしており、シーシ氏が2期目で経済分野での成果を出せなければ、若者を中心に国民の不満が噴出することになりかねない。

 シーシ氏は士官学校卒業後に陸軍入隊。11年のムバラク政権崩壊後の軍最高評議会では最年少メンバーだった。12年、当時のムルシ大統領が国防相に指名。13年に軍がムルシ氏を排除した後の暫定政権で副首相も兼務した。(カイロ=翁長忠雄)

1660チバQ:2018/04/03(火) 16:41:22
http://www.afpbb.com/articles/-/3169765
シシ大統領、97%の得票で再選 投票率は低下 エジプト
2018年4月3日 5:02 発信地:カイロ/エジプト
【4月3日 AFP】エジプト選挙管理当局は2日、先週行われた大統領選挙でアブデルファタハ・シシ(Abdel Fattah al-Sisi)大統領が有効票の97%を獲得し、再選を果たしたと発表した。同選挙ではシシ大統領に対抗する有力候補は一人もいなかった。

 選挙管理委員会は記者会見で、登録されている有権者約6000万人の41.05%が票を投じたと発表。また、投じられた約2400万票のうち92.73%が有効票だったものの、無効票は200万票近くに上ったとも説明した。

 シシ氏の唯一の対立候補だったムサ・モスタファ・ムサ(Moussa Mostafa Moussa)氏の得票率は2.92%だった。当初はシシ氏の熱心な支持者として同氏の選挙活動に関わっていたムサ氏は、立候補届け出の締め切り直前に登録し、同選挙で候補者がシシ氏ただ一人となる状況を回避していた。

 エジプトで初めて自由選挙により大統領に選出されたイスラム組織出身のムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)氏の下で国防相を務めていたシシ氏は2013年、モルシ政権に対する大規模な抗議デモが発生する中、軍を率いてモルシ氏を退陣に追い込み、2014年の選挙で96.9%の得票率を得て大統領に初当選した。2014年の大統領選時の投票率は47%で、今回の41%と比較してかなり高かった。

 今回の大統領選では、シシ氏に対抗する有力候補がそろって出馬を断念したり、当局に身柄を拘束されたりしており、野党勢力は実体を伴わない見せかけの選挙であるとしてボイコットを呼び掛けていた。(c)AFP

政治

1661チバQ:2018/04/03(火) 16:41:57
https://mainichi.jp/articles/20180403/k00/00m/030/034000c
コスタリカ
中道左派候補、大統領に当選
毎日新聞2018年4月2日 18時51分(最終更新 4月2日 23時05分)
 【メキシコ市・山本太一】中米コスタリカで1日、大統領選の決選投票が実施された。選管当局の中間発表(開票率96%時点)によると、中道左派与党「市民行動党」の元労働・社会保険相カルロス・アルバラド氏(38)が得票率60%を獲得し、39%の中道右派「国民復興党」の歌手ファブリシオ・アルバラド候補(43)を破って当選した。就任は5月8日で任期は4年。

 同性婚の是非が最大の争点だった。賛成派のカルロス氏に支持が集まり、同性婚反対を訴えて第1回投票では1位になったファブリシオ氏に勝利した。大統領選はソリス大統領の任期満了に伴い実施された。憲法の規定により連続再選は禁止のため、ソリス氏は立候補できなかった。

1662チバQ:2018/04/03(火) 16:47:05
https://mainichi.jp/articles/20180331/ddm/007/030/128000c
エチオピア
新首相にアハメド氏
毎日新聞2018年3月31日 東京朝刊
 エチオピアからの報道によると、同国の与党連合は27日、アビー・アハメド元科学技術相を新首相に選ぶことを決めた。近く就任する見通し。エチオピアでは民族間対立による混乱が続いていたが、政府への抗議行動を続けてきた最大民族オロモ出身であるアハメド氏が指導者となることで、緊張緩和が期待される。

 エチオピアでは、少数民族ティグレが政治・経済を掌握してきたことに、疎外されてきたオロモらの不満が噴出。長引く混乱を受けて2月にハイレマリアム首相が辞意表明したのに続き、非常事態宣言も発令された。【ヨハネスブルク】

1663チバQ:2018/04/03(火) 20:11:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180401-00000500-san-s_ame
「難民」急増 かつての“優等生”どこに? ベネズエラ
4/1(日) 6:30配信 産経新聞
 マドゥロ大統領が独裁的な統治を強めている南米ベネズエラで、国民の国外脱出が急増している。深刻な食料不足や政治的抑圧から逃れようとするその数は、今月に入って1日数万人にも達する。かつて中南米一豊かな民主主義の優等生と称され、世界一の原油確認埋蔵量を誇るベネズエラだが、今やシリア、ミャンマーに次ぐ新たな難民危機を生んでいる。

 「難民」は2016年から徐々に流出し始め、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の推計では、これまでに少なくとも150万人が国境を接するコロンビアやブラジルなどに脱出したとみられる。ロイター通信などによると、50万人以上が滞在しているコロンビアのサントス大統領は「難民には寛容でありたいが、われわれは経験したことがない苦境に陥っている」と語り、先月から不法入国を防ぐため、3000人の警備要員を国境に配置した。治安悪化も懸念材料になっている。

 ベネズエラでは13年3月に反米左翼の急先鋒として鳴らしたチャベス前大統領が病死し、後継指名されていたマドゥロ氏が副大統領から大統領に昇格。貧困対策として公共住宅の大量建設などに取り組んだが、バラマキ政策に加えて外貨収入の9割を依存する原油の価格低迷で財政が破綻した。紙幣増刷によってハイパーインフレを招き、17年のインフレ率は2616%(国会統計)、今年は1万3000%と国際通貨基金(IMF)は推計している。

 苦肉の策として、マドゥロ政権は埋蔵原油を裏付けとした仮想通貨「ペトロ」の発行を始めたが、米政府が自国民の取引や国内流通を禁じるなど、効果は疑問視され、“国際金融詐欺”に近いとの指摘もある。

 政治面でもマドゥロ氏は、昨年8月に政権派だけで構成される制憲議会を発足させ、野党が多数派を占める国会から立法権を奪うなど、やりたい放題だ。反政府デモも押さえ込み、多数の死者を出している。

 食料や医薬品を輸入する外貨が不足し、現地ではスーパーの棚が空になっている。飢餓や栄養失調が広がり、シモン・ボリバル大学などの調査によると、ベネズエラ国民の9割が貧困に陥り、昨年1年間で64%の国民が体重を平均11キロも減らしたという。

 UNHCRは13日に声明を出し、「ベネズエラからの避難民は難民として保護されるべきだ」として、近隣国に国境を開放し、強制送還しないよう要請。国際社会にベネズエラと「難民」受け入れ国への人道支援を呼びかけている。

 しかし、現地紙ウルティマス・ノティシアスなどによると、マドゥロ氏はかたくなだ。「ベネズエラに食料不足など起きていない。外国勢力が支援を政治介入の口実にしようとしている」と突っぱね、国際的な支援を拒んでいる。

 戦火を逃れるのとは違った形で大量発生したベネズエラの「難民」。議会や野党を軽視し、聞く耳を持たない独裁、独善的な政治が、いかに国民を苦しめるかを物語っている。(外信部編集委員 佐渡勝美)

1664チバQ:2018/04/05(木) 19:46:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180405-00000058-mai-m_est
<シエラレオネ大統領選>最大野党党首のビオ候補が当選
4/5(木) 18:43配信 毎日新聞
 【ヨハネスブルク小泉大士】西アフリカ・シエラレオネの選挙管理委員会は4日、3月末の大統領選決選投票で、最大野党シエラレオネ人民党党首のジュリアス・ビオ候補が当選したと発表した。ビオ氏は同日、新大統領に就任した。

 選管によると、ビオ氏の最終得票率は51.8%で、与党・全人民会議党のカマラ前外相を破った。同国は、エボラ出血熱流行や資源価格下落で打撃を受けた経済の立て直しが課題となっている。

1665チバQ:2018/04/05(木) 19:56:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180405-35117266-cnn-int
シエラレオネ、新大統領に元軍政トップのビオ氏 決選投票で勝利
4/5(木) 14:03配信 CNN.co.jp
ナイジェリア・ラゴス(CNN) アフリカ西部のシエラレオネで先月行われた大統領選の決選投票の結果が4日に判明し、かつて軍事政権を率いたジュリウス・マーダ・ビオ氏が当選を果たした。

現在は野党・人民党の党首を務めるビオ氏の得票率は51.81%で、与党・全人民会議党のサムラ・カマラ候補の48.19%を上回った。

地元紙の報道によれば、ビオ氏は司法当局が選挙結果を宣告すると直ちに大統領就任の宣誓を行ったという。

ビオ氏は2期10年を務めた現職のコロマ大統領を引き継ぐことになる。同大統領が就任した2007年のシエラレオネは、02年に終結した10年間に及ぶ内戦の影響を色濃く残していた。 

16人の候補者で争った今回の大統領選は、第1回の投票が3月7日に行われた。この時はビオ氏が43.3%の得票率で首位に立ち、カマラ氏が42.7%で2位につけた。どちらも得票率55%に達しなかったため、同月27日に両者による決選投票が実施された。

決選投票では、集計方法をめぐる見解の相違から開票作業に遅れが生じていた。

1996年に軍事政権のトップとして国政を担った経歴を持つビオ氏は、次期大統領として、シエラレオネが抱える極度の貧困の軽減という課題に直面する。人口730万人の同国は昨年発生した土砂崩れで首都フリータウンに住む数百人が死亡。また2014年に猛威を振るったエボラ熱の感染拡大では、4000人近い犠牲者が出たとされる。

1666チバQ:2018/04/07(土) 00:38:16
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3170286.html
大統領選の有権者登録、数百万人分の重複が発覚 コンゴ民主共和国
04月06日 18:28AFPBB News

大統領選の有権者登録、数百万人分の重複が発覚 コンゴ民主共和国

コンゴ民主共和国の首都キンシャサで5年ぶりに記者会見を行うジョゼフ・カビラ大統領(2018年1月26日撮影)。(c)AFP/THOMAS NICOLON

(AFPBB News)

【AFP=時事】コンゴ民主共和国で今年12月に行われる予定の大統領選の有権者登録で、数百万人分の情報が重複して登録されていることが発覚した。選挙管理委員会の委員長が5日、明らかにした。

 12月の大統領選で投票記録の基盤となる選挙人名簿を発表する前日、AFPの取材に対してコルネイユ・ナンガ委員長は、4600万人分の有権者登録があったと明かし、登録手続きの過程で「数百万人分の重複」が確認されたと述べた。

 別の選挙管理委員会関係者は、重複分は1月31日以降に子どもを登録した分とみられ、その数は約600万人分に及んでいると述べた。

 6日に公表される選挙人名簿は、5月までに決定される地方選挙の議席配分の基盤となる。

 ジョゼフ・カビラ大統領は2016年12月、憲法で認められた上限の2期目の任期が終わったが、次期大統領が決定するまで任期を継続できるとする法律のもとで退陣を拒否し、大統領の座に居座り続けている。

 現時点では今年12月23日に大統領選が行われる予定だが、2016年12月31日に合意した和平協定で定められた選挙実施日からは1年遅れとなる。【翻訳編集】AFPBB News

1667チバQ:2018/04/09(月) 21:06:39
https://mainichi.jp/articles/20180410/k00/00m/030/035000c
ブラジル
元大統領が収監 出馬はほぼ不可能に
毎日新聞2018年4月9日 18時43分(最終更新 4月9日 18時43分)
 収賄罪などで禁錮12年1月の控訴審判決を受けたブラジルのルラ元大統領(72)が7日、南部クリチバの連邦警察に収監された。収監のため6日午後5時までに警察に出頭するよう求める裁判所の命令を拒否し、サンパウロ近郊の出身母体の労働組合施設に立てこもっていたが、7日に自ら警察車両に乗り込み、移送された。返り咲きを狙った10月の大統領選への出馬はほぼ不可能になった。【サンパウロ】

1668チバQ:2018/04/09(月) 21:19:37
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018040800258&g=int
シエラレオネ新大統領にビオ氏=対立候補、敗北認める


シエラレオネのビオ新大統領=7日、フリータウン(AFP=時事)

 【フリータウンAFP=時事】3月末に大統領選の決選投票が行われた西アフリカのシエラレオネで、与党・全人民会議党(APC)のサムラ・カマラ候補が7日、野党シエラレオネ人民党(SLPP)のジュリウス・マーダ・ビオ候補の勝利を認めた。選管は4日、ビオ氏が51.81%を得票して勝利したと発表したが、カマラ氏は即座に異議を申し立てていた。
 ビオ氏は1990年代の一時期、クーデターで権力を奪い軍事政権を率いた人物。カマラ氏は7日、ビオ氏の自宅を訪ねた後、記者団の取材に応じ「APCを代表して新大統領を祝福したい」と述べた。
 選挙戦では両陣営の流血が続いた。カマラ氏は「どの党に属するかで苦しむのはやめにしたい。政治を理由に1滴の血も流してはならない」と語り、自らの支持者の保護をビオ氏に訴えた。(2018/04/08-11:07)

1670チバQ:2018/04/11(水) 11:07:27
https://www.asahi.com/articles/ASL3Y4F2TL3YULBJ007.html
 約1200の島があり、豊かな海に囲まれたインド洋の島国モルディブ。世界有数のリゾート地で、ダイビングを目当てに世界中から多くの観光客が訪れる。ただ、海の中にも地球温暖化の影響は現れ始めている。

 首都マレからフェリーで約10分の距離にある島ヴィリンギリ。2月中旬、地元ダイバーが子どもたちと一緒に海に入る「出前授業」があった。島国で暮らしていても、自分の目でサンゴを見たことがない子どももいるという。子どもたちに海の豊かさを伝えようと今年、始まった。

 子どもたちに続いて海に入ると、海底にサンゴが広がり、その周りを小さな魚がたくさん泳いでいるのが見えた。先生役を務めたダイビングインストラクターのズーナ・ナシームさん(42)は「自分の目でこの光景を見て、海の素晴らしさを子どもたちに感じてもらえれば」と話す。

 ただ、海底をよく見ると、異変に気付いた。一部のサンゴが白くなっているのだ。「白化」だ。

 サンゴの体内には褐虫藻(かっちゅうそう)という植物プランクトンが共生しており、褐虫藻が光合成をすることでサンゴは栄養を得ている。ところが、海水温が上昇すると褐虫藻が減ってしまい、サンゴは弱る。色がうすくなったり、骨格が透けて見えたりするので「白化」と言われ、長引くとサンゴは死んでしまう。海水温が30度を超える状態が続くと白化のおそれが高まるという。

 ログイン前の続き「昔はもっときれいだった。少しずつ、着実にダメージを受けている」とナシームさん。

 同国海洋研究所によると、同国の周辺海域で大規模な白化が確認されたのは1998年、2010年、16年の3回。特に全域で被害が大きかった98年は9割以上、16年は約7割が白化したという。同研究所が調べたところ、16年4月下旬〜5月中旬の海面水温は32度を超えていた。いずれも太平洋東部の赤道付近の海面水温が高くなるエルニーニョ現象の影響とみられるが、この20年に集中しており、温暖化の影響もうかがえる。

 サンゴ礁は多くの生物の生息地となっており、生物多様性の宝庫だ。観光面など経済的価値は高い。同国のトーリク・イブラヒム環境エネルギー相は「今後、サンゴの白化は頻繁に起きるかもしれない。観光国のモルディブには深刻な問題だ」と懸念している。

各国で発生、高まる死滅リスク
 サンゴの大規模な白化は、世界最大のサンゴ礁として有名なオーストラリアのグレートバリアリーフでは16、17年に、日本最大の石西礁湖(沖縄)でも16年に発生している。他にもフィリピンやメキシコなど、世界各地で起きている。

 オーストラリアの研究チームは今年1月、世界100カ所のサンゴ礁の観測データを分析したところ、白化の周期が短くなっているという研究成果を米科学誌サイエンスに発表した。1980年代初めには25〜30年に1回の頻度だった白化が、2016年では約6年に1回になったという。

 研究チームは「今後、温暖化による海水温の上昇でサンゴは暖められることが増え、(白化からの)回復に要する時間は長くなり、死滅のリスクが高まる」と指摘する。

 気象庁によると、世界の海水温はこの100年で平均0・54度上がった。国連の「気候変動に関する政府間パネル」は温暖化が最も進んだ場合、今世紀末には水深100メートルまでの海水温は約2度上がると予測する。

 今年は、国際サンゴ礁イニシアチブが定めた「国際サンゴ礁年」。1997年、2008年に続く3回目で、世界的にサンゴの保護や啓発の活動が広がる。日本でも環境省や沖縄県が、サンゴを食べるオニヒトデの繁殖を防ごうと水質を改善したり、海を濁らせる赤土の流入を防いだりする取り組みを進めている。(マレ=戸田政考)


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