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国際政治・世界事情(その2)

1とはずがたり:2014/05/26(月) 19:37:17

国際政治・世界事情(その1)…前スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50

地域別スレ>>2

1524チバQ:2017/12/18(月) 21:09:43
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20171218035.html
ホンジュラス大統領選、現職のヘルナンデス氏が当選=選挙裁判所
14:08ロイター

ホンジュラス大統領選、現職のヘルナンデス氏が当選=選挙裁判所

 12月17日、中米ホンジュラスの選挙裁判所は、11月26日に行われた大統領選は現職のヘルナンデス氏(写真)が当選したと正式に発表した。写真はホンジュラスのテグシガルパ で4日撮影(2017年 ロイター/Jorge Cabrera)

(ロイター)

[テグシガルパ 17日 ロイター] - 中米ホンジュラスの選挙裁判所は17日、11月26日に行われた大統領選は現職のヘルナンデス氏が当選したと正式に発表した。野党候補のナスララ氏は不正があったとして強く反発している。

選挙裁判所の発表によると、保守派のヘルナンデス氏の得票率が中道左派のナスララ氏を1.53%ポイント上回った。マタモロス長官は、一部の投票所で再集計を行い、当局に寄せられた疑問は全て解決したと説明し、ヘルナンデス氏が当選したと宣言した。

ナスララ氏はフェイスブックへ投稿した動画で、選挙の「前後も最中にも」不正があったのは明らかと主張。訪米し国務省や米州機構(OAS)の高官と協議するとし、会談の結果を踏まえて今後の対応を決める考えを示した。

OASのアルマグロ事務総長は17日、開票作業などを巡り「深刻な疑問」があると指摘していた。一方欧州連合(EU)の選挙監視団は再集計に不規則な点は見られなかったとの見解を示した。

アルマグロ氏は、選挙裁判所の判断を受けて17日遅くに声明を発表し、選挙のやり直しを求めた。

不正行為や不備により選挙が台無しになったとし、新たな選挙を実施すべきと主張した。

また、OASの選挙監視団は、選挙が「意図的に操作された」とは確認できないものの、選挙プロセスに多くの問題があったと説明した。

1525チバQ:2017/12/18(月) 21:11:25
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1712180041.html
中米ホンジュラス、現職のエルナンデス大統領再選
13:24産経新聞

 【ロサンゼルス=住井亨介】中米ホンジュラスの選挙管理当局は17日、11月26日に投開票された大統領選について、右派で与党国民党の現職、エルナンデス大統領が再選したと発表した。2位となった中道左派の野党グループ「反独裁同盟」のナスララ氏は不正があったとして結果を受け入れていない。同氏の陣営は支持者らに抗議活動を呼びかけており、混乱も予想される。

 現職大統領の再選は、1982年に軍事政権から民政に移管してから初めて。現行憲法は大統領の再選を禁じているが、最高裁がこれを無効と判断。エルナンデス氏の立候補が可能となったが、野党側が批判して再選の是非が選挙戦最大の争点となっていた。

 選管当局の当初の発表ではナスララ氏がリードしていたが、その後エルナンデス氏が逆転。ナスララ氏側が開票の不正を主張して一部の票が再集計されるなど、当選者の発表が遅れていた。最終の得票率では、エルナンデス氏42・95%、ナスララ氏41・42%で、約5万票差だった。

1526チバQ:2017/12/18(月) 21:12:24
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171218k0000e030138000c.html
<ホンジュラス>現職のエルナンデス大統領が再選
10:29毎日新聞

<ホンジュラス>現職のエルナンデス大統領が再選

エルナンデス氏=AP

(毎日新聞)

 【サンパウロ山本太一】中米ホンジュラスで11月26日に実施された大統領選で、選挙裁判所は17日、現職の右派、フアン・エルナンデス大統領(49)が勝利したと発表した。投票から約3週間後に当選者が確定したが、野党側は抗議デモを呼びかけており、混乱が続く可能性がある。現職の再選は軍事政権から民政への移管(1982年)後、初めて。

 11月27日に発表された中間結果では、中道左派の野党候補でテレビ司会者のサルバドル・ナスララ氏(64)がエルナンデス氏の得票率を約5ポイント上回った。だが開票作業中の29日に選管のシステムがダウンし、その後、エルナンデス氏が逆転。ナスララ氏は不正があったと抗議し、支持者らと治安部隊との衝突では死傷者もでた。選管当局が再集計を進め、選挙裁判所はエルナンデス氏が1・53ポイント差で勝利したとしている。

 憲法は大統領の再選を禁じているが、政権寄りの最高裁が2015年、この条項を無効と判断し、エルナンデス氏の再出馬が認められていた。

1527チバQ:2017/12/18(月) 21:12:43
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171218k0000e030149000c.html
<チリ大統領選>ピニェラ前大統領が当確 中道右派
10:54毎日新聞

<チリ大統領選>ピニェラ前大統領が当確 中道右派

チリ元大統領セバスティアン・ピネラ氏=AP

(毎日新聞)

 【サンパウロ山本太一】南米チリの大統領選決選投票が17日、実施された。選管当局などによると、中道右派の野党連合「チレ・バモス」のセバスティアン・ピニェラ前大統領(68)が、中道左派会派「新多数派」のアレハンドロ・ギジェル上院議員(64)を破り、当選を決めた。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)を強力に推進する立場のピニェラ氏は4年ぶりの返り咲きとなった。

 選挙は中道左派のバチェレ大統領(66)の任期満了に伴うもの。開票率99.2%での得票率は、ピニェラ氏が54.57%、バチェレ氏の後継候補のギジェル氏は45.43%。任期は来年3月11日から4年間で、連続再選は認められていない。

 経済界出身のピニェラ氏は、1990年の軍政から民政移管後に20年間続いた中道左派政権を終わらせ、2010〜14年、初めての中道右派政権を率いた。選挙戦では、前回の在任中に堅調な経済成長を果たした実績を強調し、法人税減税や市場重視の経済政策を進めると主張した。

 バチェレ政権の路線継続を目指す元ニュースキャスターのギジェル氏は、社会福祉の充実や高等教育の無償化などを主張したが、及ばなかった。

 11月の第1回投票での得票率はピニェラ氏が36.64%、ギジェル氏が22.7%だった。

 バチェレ氏を巡っては15年に息子夫婦が絡んだ巨額の土地転売汚職などの疑惑が浮上。資源価格の下落により経済も低迷し、政権支持率は下がっていた。

1528チバQ:2017/12/18(月) 21:49:19
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171216-00000059-mai-m_est
<南アフリカ>与党ANC、新議長選出へ 党勢回復託す
12/16(土) 18:19配信 毎日新聞
 【ヨハネスブルク小泉大士】南アフリカの与党「アフリカ民族会議(ANC)」の新議長を選出する党大会が16日に開幕する。ANCは故ネルソン・マンデラ氏が率い、アパルトヘイト(人種隔離)政策を廃止に導いた組織。1994年の民主化以来、政権与党の座を占めており、新議長は次期大統領就任が有力だ。一方で、長期政権下で汚職が増加し、国民のANCへの信頼は低下。党勢回復を託される新議長選びが過熱している。

 「マンデラの党」として多数派の黒人を中心に絶大な人気を誇ったANCだが、現職のズマ大統領には汚職疑惑が絶えない。白人と黒人との格差是正に取り組んできたが、黒人間の貧富の差が拡大しているのが実態だ。党にはびこる金権体質に国民は不満を募らせ、近い将来の政権交代までささやかれるようになった。

 ただ、2019年の次期総選挙では辛うじて過半数を維持し、新議長が次期大統領に選出されるとの見方が依然有力だ。

 議長選は、かつてマンデラ氏の懐刀として民主化移行プロセスを支えたラマポーザ副大統領と、前アフリカ連合(AU)委員長のドラミニ・ズマ氏の一騎打ち。

 元夫のズマ大統領の後ろ盾を得て初の女性議長就任を目指すドラミニ氏に対し、党勢衰退に危機感を抱く反ズマ派はラマポーザ氏の下での「改革」実現を目指す。

 新議長は各州支部の代議員らの投票で決まるが、支部の支持表明ではラマポーザ氏がリード。ただ、ドラミニ氏は大票田のクワズールー・ナタール州などから推薦を受け、激しく追い上げている。ラマポーザ氏が敗れた場合、「同派が党を割るのでは」との観測が流れ、波乱含みの展開となっている。

 ドラミニ氏は内相などを歴任した実績を持つが、反ズマ派などからは、スキャンダルまみれのズマ氏が元妻を担ぎ出すことで、退任後の保身と影響力維持を狙っているとの指摘も出ている。財界には縁故主義や金権体質が続くことへの嫌悪感が広がっており、ラマポーザ氏に期待する声が強い。

1529チバQ:2017/12/19(火) 20:52:05
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171219k0000e030202000c.html
<南アフリカ>与党の議長にラマポーザ氏 次期大統領有力
10:28毎日新聞

<南アフリカ>与党の議長にラマポーザ氏 次期大統領有力

ラマポーザ氏=AP

(毎日新聞)

 【ヨハネスブルク小泉大士】南アフリカの与党アフリカ民族会議(ANC)は18日、ラマポーザ副大統領を新議長に選出した。同党は1994年の民主化後、一貫して与党の座にあり、ラマポーザ氏は次期大統領への就任が有力視される。

 各州支部の代議員ら約4700人による投票の結果、ラマポーザ氏が、ズマ大統領の後押しを受けた元妻のドラミニ・ズマ氏を約180票差で破った。

 議長を兼任していたズマ氏の大統領職の任期は2019年の総選挙まであるが、政治・経済の混乱が続く「虹の国」の将来を占う重要な政治イベントとして注目を集めた。

 南アは09年からのズマ政権下で腐敗や縁故主義が横行し、経済も低迷。国民の8割を占める黒人層の圧倒的な支持を受けてきたANCだが、昨年8月の地方選挙では得票率が過去最低の50%台前半まで落ち込んだ。

 南アフリカ安全保障研究所(ISS)のジャッキー・シラーズ理事長は、ラマポーザ氏が党の顔となったことで「野党に批判票を投じた都市部の黒人中間層からも一定の支持が見込める」と述べ、ANCが野党に転落する危機は当面回避されたとの見方を示した。

 ドラミニ氏が後継者となれば、金権体質も引き継がれるとみられていただけに、市場も党内の「改革派」を率いるラマポーザ氏の選出を好感。同氏勝利の観測を受けて、18日のランド相場は4ポイント以上上昇し、今年3月以来の高値を付けた。

 一方で、政治評論家のダニエル・シルク氏は、結果が小差だったことや、議長職を除く五つの執行部ポストのうち三つがズマ派から選ばれたことを指摘。「ラマポーザ氏は妥協を強いられ、期待通りの改革を実行できるかは疑問だ」と述べた。

 レームダック(死に体)化が進むズマ大統領は早晩退陣を迫られるのは必至だが、今回の結果を受けて18年中ごろまでずれこむとの見方が出ている。

1530チバQ:2017/12/19(火) 20:52:40
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASKDL535YKDLUHBI015.html
南ア与党党首にラマポーザ副大統領 次期大統領有力に
10:07朝日新聞

 南アフリカの与党アフリカ民族会議(ANC)の議長(党首)を決める党大会が18日開かれ、ラマポーザ副大統領(65)が新議長に選ばれた。現職のズマ大統領(75)は憲法の規定上続投せず、2019年の総選挙を経てラマポーザ氏が次期大統領に就任する可能性が高い。

 ANCはアパルトヘイト(人種隔離)政策を廃止に導き、今も国民的人気を誇る故ネルソン・マンデラ氏が率いた党。1994年の民主化以来、政権を担ってきた。だが昨年の南アフリカの経済成長率は0・28%で、失業率も20%超。縁故主義や政権内部の対立も表面化し、国民の支持に陰りが出ていた。

 今回の議長選は、09年に就任したズマ大統領が3選を禁止する憲法の規定で出馬せず、ラマポーザ氏とズマ氏の元妻、ドラミニズマ氏(68)の事実上の一騎打ちとなった。ラマポーザ氏は2440票を得て、ドラミニズマ氏の2261票をわずかに上回った。ANCは国民議会(400議席)で約250議席を占めており、次期総選挙でも勝利してラマポーザ氏が大統領に就くとみられている。

1531チバQ:2017/12/20(水) 10:16:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171219-00000099-mai-int
<南ア与党議長>日本との関係強化期待 ラマポーザ氏選出
12/19(火) 21:14配信 毎日新聞
<南ア与党議長>日本との関係強化期待 ラマポーザ氏選出
ラマポーザ新議長=AP
 南アフリカの与党アフリカ民族会議(ANC)は18日、ラマポーザ副大統領(65)を新議長に選出した。アパルトヘイト(人種隔離)体制から民主社会への歴史的転換に尽力し、「新生・南ア」の原点を熟知するラマポーザ氏に、汚職などで人気が下降するANCの党勢回復が託された。

 各州支部の代議員らによる投票の結果、ラマポーザ氏が、ズマ大統領の後押しを受けた元妻のドラミニ・ズマ氏を小差で破った。

 ズマ大統領の任期は2019年の総選挙まで。当面は双頭体制が敷かれるが、国民に不人気のズマ氏の下では「選挙を戦えない」(党幹部)との声が強まるのは必至で、来年半ばにも退陣に追い込まれる可能性がある。

 ラマポーザ氏は1980年代に鉱山労働者のストを率い、90年代初頭には故ネルソン・マンデラ氏の右腕として白人政権とのアパルトヘイト撤廃交渉を成功に導いた。卓越した交渉能力と戦略で一目置かれ、94年に黒人初の大統領となったマンデラ氏はラマポーザ氏が自身の後継者となることを望んだという。

 当時は党内の支持が得られず、実業界に転身。通信からファストフード、鉱山に至るまで広く有力企業の株式を取得。米誌フォーブスによると、15年時点の資産は4億5000万ドル(約507億円)に上る。

 12年にANCの副議長に選ばれ、政界に復帰。14年から副大統領を務める。09年からのズマ政権で進んだ腐敗の一掃と、昨年の地方選で過半数割れ寸前まで落ち込んだ党への信頼回復に取り組むことを求められる。

 ズマ政権下で南アは中国との関係を急速に深めたが、ラマポーザ氏が次期大統領になれば「外交の偏りを見直す」(南アフリカ安全保障研究所のシラーズ理事長)とみられ、日本との関係強化にも期待が集まる。

 経済センスにたけ財界とも良好な関係を築くが、政権中枢にありながらズマ氏らの不正蓄財を見過ごしてきたとの批判も。従来の利権構造の中で資産を増やした黒人エリート層の代表格でもあり「矢継ぎ早に改革を進めるかは疑問だ」(政治評論家)との声もある。

1533チバQ:2017/12/23(土) 01:44:48
これですね
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171222-00000023-asahi-int
賛成しなかった国と「友情の宴」 米大使、国連決議に

12/22(金) 10:47配信��

国連総会の緊急特別総会で演説する米国のヘイリー国連大使=21日、米ニューヨークの国連本部、金成隆一撮影

 エルサレムの首都認定を撤回するよう米トランプ政権に求める決議が国連総会で採択されたことを受け、ヘイリー米国連大使は21日、決議案に賛成しなかった米国以外の64カ国の国名を全て列挙し、「国連の無責任なやり口に加わらなかったことに感謝する」とツイッターで発信した。

【写真】国別の投票結果

 国連関係者によると、ヘイリー氏は64カ国を招いて1月3日夜、「米国への友情に感謝する宴(うたげ)」を催すという。64カ国は、米国以外で反対した8カ国、棄権した35カ国、欠席した21カ国の合計。(ニューヨーク=金成隆一)


     ◇

■エルサレム「首都」撤回を求める国連決議に反対、棄権、欠席した加盟国

反対9:グアテマラ、ホンジュラス、イスラエル、マーシャル諸島、ミクロネシア、ナウル、パラオ、トーゴ、米国

棄権35:アンティグア・バーブーダ、アルゼンチン、豪州、バハマ、ベナン、ブータン、ボスニア・ヘルツェゴビナ、カメルーン、カナダ、コロンビア、クロアチア、チェコ、ドミニカ共和国、赤道ギニア、フィジー、ハイチ、ハンガリー、ジャマイカ、キリバス、ラトビア、レソト、マラウイ、メキシコ、パナマ、パラグアイ、フィリピン、ポーランド、ルーマニア、ルワンダ、ソロモン諸島、南スーダン、トリニダード・トバゴ、ツバル、ウガンダ、バヌアツ

欠席21:中央アフリカ、コンゴ民主共和国、エルサルバドル、ジョージア、ギニアビサウ、ケニア、モンゴル、ミャンマー、モルドバ、セントクリストファー・ネビス、セントルシア、サモア、サンマリノ、サントメ・プリンシペ、シエラレオネ、スワジランド、東ティモール、トンガ、トルクメニスタン、ウクライナ、ザンビア

賛成128:日本、英国、フランス、中国、ロシアなど

(国連加盟は193カ国)

1534とはずがたり:2017/12/23(土) 07:07:48
>>1533
有り難うございます!!

こんだけ並ぶとアメリカの権勢が未だ衰えて無いとも読めますね。。

1535チバQ:2017/12/24(日) 20:46:45
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171224k0000m030063000c.html
<南スーダン>停戦合意24日発効 和平実現へ曲折も

12月23日 22:06

 【ヨハネスブルク小泉大士】内戦状態の南スーダン政府と反政府勢力の停戦合意が24日に発効する。4年間に及ぶ内戦終結に向けた大きな一歩だが、和平の実現には今後も紆余(うよ)曲折が予想される。

 交渉は東アフリカの地域機構、政府間開発機構(IGAD)が仲介。エチオピアの首都アディスアベバで21日夜、双方が合意文書に署名した。全土で人道支援の実施を認めることも確認した。

 南スーダンでは2013年12月にキール大統領とマシャール副大統領(当時)の権力闘争から武力衝突に発展。政府と反政府勢力は15年8月に和平協定に署名し、16年4月には暫定政権が発足したが、同年7月に首都ジュバで戦闘が再燃した。

 南アフリカで軟禁状態に置かれているマシャール氏は22日、配下の部隊に合意順守を指示する一方、マシャール派の報道官は合意後も政府軍の攻撃が続いていると非難声明を出した。

 外交筋によると、年明けに交渉を再開し、権力分担や選挙の実施時期について話し合う見込みだという。

 IGADは破綻状態にある和平協定の「再活性化」を掲げているが、現行の和平協定の履行を主張する政府と、見直しを求めるマシャール派の間には解釈に隔たりがあるとされる。内戦下で乱立した反政府勢力をどう組み込むかも課題だ。

1536チバQ:2017/12/25(月) 10:34:28
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-171225X889.html
フジモリ氏に恩赦=12年ぶり自由の身へ―ペルー
09:33時事通信

フジモリ氏に恩赦=ペルー

ペルー大統領府は24日、クチンスキ大統領が、在任中の人権侵害などで禁錮25年の刑に服しているアルベルト・フジモリ元大統領(79)=写真=の恩赦を決めたと発表した。【AFP=時事】

(時事通信)

 【サンパウロ時事】ペルー大統領府は24日、クチンスキ大統領が、在任中の人権侵害などで禁錮25年の刑に服しているアルベルト・フジモリ元大統領(79)の恩赦を決めたと発表した。フジモリ氏が自由の身となるのは事実上、亡命先の日本を離れた2005年11月以来12年ぶり。

 フジモリ氏は急な血圧低下のため、23日からリマ市内の病院に入院している。

 フジモリ氏は近年、がんの手術を受けたり、血圧の低下で頻繁に救急搬送されたりするなど健康状態が悪化。クチンスキ氏は今年6月ごろから「獄死させたくない」などとして、医師団が健康上妥当と判断した場合、恩赦を実施する考えを示していた。

1537チバQ:2017/12/25(月) 14:41:09
http://www.sankei.com/world/news/171222/wor1712220049-n1.html
2017.12.22 22:14

クチンスキ・ペルー大統領が罷免回避 議会が決議否決も疑惑への説明責任を問う声も

 【ロサンゼルス=住井亨介】南米ペルーからの報道によると、同国議会(130議席)は21日、汚職疑惑が浮上したクチンスキ大統領の罷免決議案を採決したが、可決に必要な3分の2以上の賛成が得られず、同氏は失職を免れた。

 政権は少数与党のため失職は確実とみられていたが、決議案を主導したフジモリ元大統領派の野党フエルサ・ポプラルの手法が強引だとして「クーデター」などと批判した政権側の戦略が功を奏し、野党の一部が棄権するなどした。

 議会はフジモリ派が過半数を占め、疑惑への説明責任を問う声も根強いことから、クチンスキ氏は今後も難しいかじ取りを強いられるものとみられる。

 中南米各国で総額8億ドル(約900億円)にも上る汚職疑惑が浮上しているブラジルの建設大手オデブレヒトから2004〜07年、クチンスキ氏の会社にコンサルタント料として約80万ドルを支払われていたことが判明。クチンスキ氏は関連を否定してきたが、04〜05年に経済・財務相、05〜06年に首相を歴任していた時期に当たることから「利益相反」だとして辞任要求が高まり、15日に罷免決議案が議会に提出されていた。

1538チバQ:2017/12/25(月) 17:21:44
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20171225011.html
グアテマラ、イスラエル大使館をエルサレムに移設へ 米国を支持
09:42ロイター

グアテマラ、イスラエル大使館をエルサレムに移設へ 米国を支持

 12月24日、中米グアテマラのモラレス大統領(写真)は、同国のイスラエル大使館をテルアビブからエルサレムに移すよう指示を出したことを明らかにした。グアテマラで11月撮影(2017年 ロイター/Luis Echeverria)

(ロイター)

[グアテマラ市 24日 ロイター] - 中米グアテマラのモラレス大統領は24日、同国のイスラエル大使館をテルアビブからエルサレムに移すよう指示を出したことを明らかにした。フェイスブックの公式アカウント上で発表した。

大統領は、イスラエルのネタニヤフ首相と24日に話した後、移設を決めたと説明した。

国連総会は今月21日に開いた緊急特別会合で、トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都に認定した決定を無効とする決議を賛成多数で採択。米国とイスラエルに加え、グアテマラや隣国ホンジュラスなど一部の国が反対票を投じていた。

グアテマラやホンジュラスにとって米国は重要な支援国であり、トランプ大統領は同決議案に賛成票を投じた国への金融支援を打ち切る構えを示していた。

1539チバQ:2017/12/26(火) 19:26:21
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-171225X968.html
「10カ国が大使館移転意向」=グアテマラを歓迎―イスラエル
12/26(火) 6:44配信 時事通信
 【エルサレム時事】中米グアテマラのモラレス大統領が在イスラエル大使館をテルアビブからエルサレムに移転する意向を表明したことを受け、イスラエルのホトベリ外務副大臣は25日、イスラエル放送に対し、「グアテマラに続く予定の国は10カ国以上ある」と述べた。

 具体的な国名は言及しなかった。

 トランプ米大統領が6日に米大使館のエルサレム移転の方針を表明してから、同様の態度を示したのはグアテマラが初めて。イスラエルのネタニヤフ首相は25日、「私の友人、モラレス大統領に神の祝福あれ。エルサレムであなたたちを待っている」と歓迎。「これは始まりにすぎない」とも述べ、追随する国が増えるとの自信をのぞかせた。

 各国は現在、エルサレムをイスラエルの首都と認めず、テルアビブに大使館を置いている。ロイター通信などによると、グアテマラは、イスラエル国会が東エルサレムを含む「統一エルサレム」を首都とする「エルサレム基本法」を制定した1980年までエルサレムに大使館を置いていた。

 一方、パレスチナ自治政府のマルキ外相は声明で、モラレス大統領の決定について「恥ずべき違法行為だ」と非難した。

1540チバQ:2017/12/27(水) 20:44:14
http://www.sankei.com/world/news/171227/wor1712270029-n1.html
2017.12.27 19:39
【フジモリ氏恩赦】
左派離反で窮地のペルー政権 存在感増すフジモリ元大統領
 【リマ=住井亨介】在任中の人権侵害事件で服役していた南米ペルーのフジモリ元大統領(79)に恩赦を与えたクチンスキ大統領への批判が強まる中、フジモリ氏の存在が改めてクローズアップされている。恩赦を契機に左派が離反し、クチンスキ政権が窮地に追い込まれているのを尻目に、国民の間で根強い人気を誇るフジモリ氏が政局に大きな影響力を及ぼす可能性も出てきた。

 「チーノ(フジモリ氏の愛称)、私たちはいつもあなたと一緒だ」。フジモリ氏が入院する首都リマ市内の病院前で26日、仲間とともに声を上げていたサウル・オロルテギさん(53)は「彼にはミスもあったが、それでもペルー史上最高の大統領だ」と強調した。フジモリ氏を支持する声は各地で上がっており、同氏の人気の高さを見せつけている。

 リマなどでは、恩赦直後に展開された大規模な抗議集会が再び予定されているとはいえ、世論の関心は次第に今後の政権運営に移りつつある。

 抗議行動は、事件の被害関係者など反フジモリ派に、反クチンスキ派勢力が加わる形で展開されてきた。音頭を取ったのは富裕層を中心とした左派グループ。高級食材になぞらえ、中傷の意味を込めて庶民から「キャビア」と呼ばれる人々で、中道右派の少数与党であるクチンスキ政権は同派からも閣僚などに起用してきた。

 ところが恩赦決定により、もともと反フジモリであるこうした左派グループがクチンスキ氏から一斉に離反。基盤が大きく揺らぐ事態となっている。

 クチンスキ氏は議会で罷免決議を免れたものの、自らの汚職疑惑を完全に払拭できていない上、決議案提出を主導したフジモリ派野党「フエルサ・ポプラル」の一部議員に恩赦と引き換えに棄権を求めたとされる不透明さも、「反クチンスキ」の空気を醸成している。

 今後、左派の協力が見込めないクチンスキ政権は、フジモリ派との協調を模索するとみられ、これに呼応するかのようにフジモリ氏は26日、フェイスブック上に集中治療室(ICU)のベッドからビデオメッセージを投稿。「私の政権時代に国民の一部の期待を裏切ったことを認め、心から謝罪する」と述べつつ、「私が先頭となり、クチンスキ氏の言う和解、再協調を支援する」と協力姿勢をアピールした。

 一方、フジモリ派からは、フジモリ氏のこうした動きを危惧する声も出ている。同派に近い政治評論家は地元ラジオの取材に、「(汚職疑惑のある)クチンスキ氏はほぼ有罪だ。彼を全面支援し協調することは、フエルサ・ポプラルにとって大きな打撃となりかねない」と強調。「(フジモリ氏のメッセージは)『今後の協調路線を仕切るのは私だ』ということだ」とも述べ、退院後のフジモリ氏が再び政界で影響力を及ぼす可能性に言及した。

     ◇

 フジモリ氏の元弁護士は26日、地元ラジオの取材に「フジモリ氏は27日午後にも退院する」と述べた。

1541チバQ:2017/12/27(水) 20:45:12
https://www.cnn.co.jp/world/35112567.html
フジモリ元大統領、入院姿でビデオ声明 反対派に謝罪 ペルー
2017.12.27 Wed posted at 10:06 JST

CNN) 健康状態の悪化を理由に恩赦を与えられたペルーのフジモリ元大統領(79)が、チューブを装着されて病院のベッドに横たわった姿でビデオ声明を発表し、抗議を続ける国民に謝罪するとともに、クチンスキー大統領に謝意を表した。

フジモリ元大統領は人権侵害の罪で禁錮25年を言い渡されて服役していたが、健康状態の悪化を理由に24日、恩赦が与えられた。

フェイスブックに掲載したビデオ声明では、「人道的恩赦がクチンスキー大統領によって認められたというニュースは、集中治療室にいる私にとって驚きだった」と告白。「私の政権時代の実績は、一方では好意的に受け止められた。だが他方では失望させたことも認識しており、そうした方々に心より謝罪する」と表明した。

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恩赦の決定については、「大統領が下した複雑な決断に深く感謝しなければならない。私の人生の新たなステージにおいて、私は大統領の和解の呼びかけを強く支持することを約束する」と述べ、「クチンスキー大統領の寛大な姿勢に勇気づけられた」としている。

首都リマでは恩赦に対する抗議デモが2夜にわたって続いた。25日にはフジモリ氏が入院する病院前でデモが開かれ、一部からは「裏切り者」「恩赦を撤回しろ」などの叫び声も上がった。警官隊との衝突も発生し、デモ隊に向けて催涙ガスが使われた。

1542チバQ:2017/12/27(水) 20:51:39
https://www.cnn.co.jp/world/35112512.html
フジモリ氏恩赦に批判の声、大統領と「取引」か ペルー
2017.12.26 Tue posted at 12:17 JST
(CNN) 南米ペルーのフジモリ元大統領に対して健康問題を理由に恩赦が出されたことを受け、現地では抗議デモが起きたほか、議員の一部からは恩赦に関連してクチンスキー大統領側と政治的な取引があったのではないかとの疑問の声が出ている。

ペルー大統領府は24日、人権侵害の罪で25年の刑期を務めているフジモリ元大統領に恩赦を与える方針を明らかにした。フジモリ氏は1990年から2000年までペルーの大統領を務めたが、09年に、市民を殺害した軍の作戦を承認したとの罪で有罪判決を受けていた。大統領府によれば、フジモリ氏は進行性の不治の病に苦しんでおり、刑務所の状況は同氏に深刻なリスクをもたらすものだという。

恩赦が出される数日前、クチンスキー大統領は汚職疑惑に関連した罷免(ひめん)決議案について採択を免れていた。罷免決議案は否決されたが、これは、フジモリ氏の息子であるケンジ氏ら10人が棄権していたことも要因のひとつだった。

ケンジ氏は、フジモリ派の野党「フエルサ・ポプラル」の所属。地元メディアによれば、罷免決議案で票が割れたことで、党内であつれきが生まれた。同党の広報担当の中には、一部議員が棄権したのは恩赦のためのクチンスキー大統領との協定の一環だったとするものもいる。

恩赦の判断に対する抗議デモは大統領府から数ブロック離れた場所で行われた。地元メディアによれば、デモ参加者は、催涙ガスを使って群衆を解散させようとした警官らと衝突した。

一方、フジモリ元大統領の支持者は恩赦の知らせを受け、病院の外に集まり、歌ったり踊ったりした。

1543チバQ:2017/12/27(水) 21:30:49
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017122600818&g=int
リベリアで大統領選の決選投票=元サッカー選手と副大統領が接戦


リベリア大統領選決選投票を戦う元サッカー選手ジョージ・ウェア氏(左)とボアカイ副大統領(EPA=時事)

 【モンロビアAFP=時事】西アフリカのリベリアで26日、延期されていた大統領選の決選投票が行われた。世界的に有名なサッカー選手だったジョージ・ウェア氏(51)とボアカイ副大統領(73)の一騎打ちで、接戦とみられている。結果判明には数日かかる見通し。


2011年のノーベル平和賞受賞者、リベリアのサーリーフ大統領=11月7日、モンロビア(EPA=時事)

 今回の選挙は、アフリカで初めて選挙で選ばれた女性国家元首で、2011年のノーベル平和賞受賞者サーリーフ大統領(79)の後継者を選ぶ。第1回投票は10月10日に行われ、ウェア氏が得票率38.4%で首位。ボアカイ氏が同28.8%で次点だった。結果をめぐる訴訟の影響で決選投票の実施は遅れていた。(2017/12/26-19:28)

1544チバQ:2017/12/28(木) 18:26:27
https://mainichi.jp/articles/20171228/k00/00e/030/224000c
ペルー
議員離党や高官辞任相次ぐ フジモリ氏恩赦に抗議
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毎日新聞2017年12月28日 10時54分(最終更新 12月28日 12時06分)
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 【プエルトイグアス(アルゼンチン北部)山本太一】在任中の市民虐殺事件で服役していた南米ペルーのアルベルト・フジモリ元大統領(79)の恩赦を決めたクチンスキ政権が窮地に陥っている。ロイター通信によると、恩赦に対する抗議で与党議員の離党や政府高官の辞任が相次ぐ。27日にはソラール文化相が辞任し、アラオス首相は数日以内の内閣改造を示唆した。


 フジモリ氏は今も国民的人気を誇る一方、虐殺事件の被害者らを中心に「独裁者」などと批判が根強く、恩赦決定後、抗議デモが頻発。クチンスキ氏の罷免決議案採決(21日)を巡りフジモリ氏の長女ケイコ氏が党首の野党「人民勢力党」の一部と取引した疑惑がクチンスキ氏への不信感に拍車をかける。

 ソラール氏は理由については触れなかったものの、ツイッターで辞任を表明した。

 ロイターによると、恩赦を巡っては、ソラール氏辞任に先立ち、クチンスキ氏の辞職を求めていたバソンブリオ内相が、罷免決議案が否決された直後に辞任。2閣僚以外に少なくとも法務省などの政府高官5人が恩赦への不満を理由に辞任したほか、少数与党「変革のためのペルー国民」の議員3人も離党した。ペルーでは10月、内閣が不信任決議を受け総辞職した後、新内閣が発足したばかり。

1545チバQ:2017/12/29(金) 10:19:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171229-00000012-jij-m_est
リベリア大統領選、元サッカー選手ウェア氏勝利=平和賞サーリーフ氏の後任
12/29(金) 8:01配信 時事通信
 【ロンドン時事】西アフリカのリベリアで26日に行われた大統領選決選投票で、同国選挙委員会は28日、開票率約98%の段階で元サッカー選手のジョージ・ウェア上院議員(51)が約62%を得票して勝利したと発表した。

 
 ウェア氏は、アフリカ初の女性民選元首で2011年にノーベル平和賞を受賞したサーリーフ大統領(79)の後任となる。対立候補のボアカイ副大統領(73)の得票率は約39%だった。決選投票は11月初旬の予定だったが、第1回投票で敗れた候補が不正を申し立て、調査のため延期されていた。

 欧州各国のサッカーリーグで1990年代に活躍したウェア氏は、内外で抜群の知名度を誇る国民的英雄。現役引退後、05年の大統領選に出馬し、決選投票まで進んだもののサーリーフ氏に敗北した。Jリーグ入りを目指して08年に設立された福島県のサッカーチーム、バリエンテ郡山の総監督を一時務めるなどする傍ら政治活動を続け、14年末に上院議員に当選した。

1546とはずがたり:2017/12/29(金) 19:53:07
筆致って使い方間違えてない?これは筆跡では?

北方領土は「不幸な課題」 英メージャー元首相?の筆致
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E5%8C%97%E6%96%B9%E9%A0%98%E5%9C%9F%E3%81%AF%E3%80%8C%E4%B8%8D%E5%B9%B8%E3%81%AA%E8%AA%B2%E9%A1%8C%E3%80%8D-%E8%8B%B1%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E5%85%83%E9%A6%96%E7%9B%B8%EF%BC%9F%E3%81%AE%E7%AD%86%E8%87%B4/ar-BBHsRsV#page=2
朝日新聞デジタル 朝日新聞デジタル
6 時間前
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会見で記者の質問に答える民進党の大塚耕平代表=28日午後3時1分、東京・永田町の党本部、岩下毅撮影60円みそ汁つけるか否か、野党の苦悩
 新生ロシアが誕生し北方領土問題の解決へ期待が高まっていた1992年、英国が日本に、問題前進のためにもロシアのエリツィン政権を支援するよう働きかけていた様子が、英公文書館が29日に公開した資料で明らかになった。日本の立場に理解を示しながら、ロシアの改革を後押ししたい英国は、バランスの難しさに苦慮していたようだ。

 4月の羽田孜蔵相(肩書はいずれも当時)、宮下創平防衛庁長官との会談記録によると、メージャー英首相は「日本の立場を理解し同情する」とした上で、「エリツィン大統領には愛国主義者から強烈な圧力がかかっている」と指摘。「立場がより確かなものになった方が、同氏も満足いく解決に向けて交渉ができるようになる。ロシアへの国際的な支援は問題解決の役に立つだろう」と訴えた。

 7月の主要7カ国(G7)首脳会議前に予定されていた宮沢喜一首相とメージャー首相との会談の準備資料では「(日本を)支援する用意はあるが、多国間の枠組みで交渉することが生産的とは思えない」と、G7での取り扱いに慎重な姿勢を見せた。「エリツィン氏の後継者は誰であれ、より権威主義、愛国主義的で北方領土問題の役には立たないだろう。だが改革がうまくいけばエリツィン氏は問題解決に向け行動できる地位を得られる」と、日本にエリツィン政権の後押しを求める方針がつづられていた。

 日本は当時、領土問題の進展なしにロシア支援はしない「政経不可分」の原則を掲げ、強硬な姿勢を保っていた。反動勢力が復権して改革が後戻りすることを恐れ、エリツィン政権への金融支援に積極的な欧米各国とは温度差があった。

 英国は日本の立場にも理解を示しつつ態度を軟化させようと試みたが、日本は原則を変えず、他国を説得してG7の政治宣言に領土問題を明記させた。ロシア側は態度を硬化させ、9月のエリツィン氏訪日を直前にキャンセル、領土問題解決への機運は急速にしぼんだ。

 問題の難しさは英国側も実感していたようだ。7月の日英首脳会談に向け英側が見解をまとめた文書には、北方領土問題の記述にメージャー首相とみられる筆致で「不幸な課題。解決? どうやって?」と書き込まれていた。(ロンドン=下司佳代子)

1547チバQ:2017/12/30(土) 11:51:10
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1712290051.html
【フジモリ氏恩赦】日系社会に募る不安 非難、嫌がらせの記憶…「表に立たぬ方がいい」

12月29日 22:54

ペルーのフジモリ元大統領の恩赦について語る日系人のレストラン経営者、フェデリコ・ナカチさん=27日、リマ(住井亨介撮影)

(産経新聞)

 フジモリ氏への功罪の評価が入り交じった在任中、ペルーの日系人社会は絶えず反感や非難にさらされてきた歴史を持つ。自由の身となったフジモリ氏は再び政治に携わるのか。推定10万人とされる日系の人々には、恩赦を歓迎する気持ちの一方で一抹の不安も入り交じる。

 「反フジモリ派を刺激しないためにも、自らはリーダーシップは取らず、表に立たない方がいい」

 リマ市内の日秘文化会館で長年、レストランを経営するフェデリコ・ナカチさん(70)はこう話す。

 フジモリ氏は国内で絶大な人気を維持し続けるが、反フジモリ派も大きな存在であり続けている。大統領在任中の人権侵害事件や側近による汚職事件などがあるたび、日系社会には非難の目が向けられ、2000年前後のリマでは、「日本人は嘘つきだ」「日本人よ帰れ」といった落書きも目立った。ナカチさんの言葉には、そうした苦い経験が再来することへの危惧がこもる。

 だが、恩赦により政局が流動化する中、フジモリ派政党「フエルサ・ポプラル」の党首を務めるフジモリ氏の長女ケイコ氏と、弟のケンジ議員の確執が伝えられるなど、目立たないように暮らしてきた日系社会が再びクローズアップされつつある。

 比較的若い世代からは、「恩赦は良かった。日系社会への影響は特にない」=アンドレアス・オクヤマさん(40)=と歓迎する声も上がるが、年配の世代の受け止め方はやはり慎重だ。

 日系2世のカルメン・シロマさん(76)は「今後、日系社会の良い評判が落ちるとは思わないが、派手な行動は慎むべきだと思う。反フジモリの動きに乗って日系社会に再び嫌がらせが起きるかもしれないから…」と心配を募らせる。

 さらに「フジモリ氏は日本人の誇り」だとしつつも、政治と距離を置くことを願うかのように「ゆっくり家族と暮らしてほしい」と語った。(住井亨介)

1548チバQ:2017/12/30(土) 12:07:14
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20171230k0000m030009000c.html
<リベリア>大統領に元サッカー選手 74年ぶり民主的交代

12月29日 17:26

ジョージ・ウェア氏=AP

(毎日新聞)

 【ヨハネスブルク小泉大士】西アフリカ・リベリアの選挙管理委員会は28日、大統領選決選投票で、サッカーの元国際的スター選手で野党候補のジョージ・ウェア氏(51)が当選確実となったと発表した。長期政権や内戦が続いた同国で、民主的な政権交代は74年ぶりとなる。

 大統領選は、アフリカ初の民選女性元首で2011年にノーベル平和賞を受賞したサーリーフ大統領(79)の任期満了に伴うもの。今月26日に決選投票が実施された。

 選管によると、開票率約98%で、ウェア氏の得票率は約62%。対立候補のボアカイ副大統領(73)は約39%。

 ACミラン(イタリア)などで活躍したウェア氏は「リベリアの怪人」と呼ばれ、1995年に国際サッカー連盟(FIFA)最優秀選手に輝いた。05年に大統領選に出馬し、決選投票で敗北。Jリーグ入りを目指して08年に発足した福島県のサッカーチーム「バリエンテ郡山」の総監督に就任したこともある。

 同氏の副大統領候補は、隣国シエラレオネの内戦に加担し収監中のチャールズ・テーラー元大統領の元妻。

1549チバQ:2018/01/04(木) 00:43:00
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180102X617.html
中南米「選択の年」=主要国で大統領選

01月02日 14:24

 【サンパウロ時事】中南米にとって、2018年は主要国で大統領選挙が相次ぐ「選択の年」となる。各国でブラジル建設大手オデブレヒト社に絡む政界汚職が次々に明るみに出る中、政治不信がかつてなく高まっており、地域の政界地図が大きく塗り替えられる可能性もある。

 汚職をめぐって政界が混乱しているブラジルは10月に大統領選を実施。支持率トップは中道左派のルラ元大統領だが、汚職で有罪判決を受けて上訴中の身で、出馬できるかどうか微妙。こうした中、トップに近づいたのは右派のボルソナロ下院議員だ。

 軍人出身のボルソナロ氏は、かつての軍政を擁護。「わたしはブラジル軍の大尉だ。もし神が望むなら国民の兵士となる」と述べ、強大な権力で乱れた国の秩序の回復に努める意志を示し、急速に支持を拡大している。

 メキシコでは7月に大統領選が行われる。汚職と貧困との闘いを掲げる中道左派のロペスオブラドール元メキシコ市長が支持率トップ。3度目の挑戦となる同氏は「米政府とけんかをするつもりはないが、われわれの主権を尊重するよう求める」と訴える。移民や貿易問題で難題を突き付ける米トランプ政権に国民は不満を募らせており、左派に追い風が吹く可能性がある。

 反米左派のマドゥロ大統領が独裁を強めるベネズエラも大統領選の年だが、日程は未定。マドゥロ氏は野党への圧力を弱めておらず、選挙から排除する思惑を隠さない。経済破綻のどさくさで選挙が来年以降に延期される可能性もあり、先が読めない。

 一方、革命から60年近くにわたりカストロ兄弟に率いられてきたキューバでは4月、人民権力全国会議(国会)で国家評議会議長(元首)が選ばれる。引退表明したラウル・カストロ議長の後任はディアスカネル第1副議長が有力。もっとも、権力移行後も共産党一党独裁に変化はなさそうだ。

1550チバQ:2018/01/04(木) 00:45:09
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASL114RK6L11UHBI007.html
デモ隊と治安当局が衝突、7人死亡 コンゴ民主共和国

01月01日 14:42

 アフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)で12月31日、任期が切れた後も大統領職にとどまるカビラ氏(46)の退陣を求めた集会の参加者と治安当局が衝突し、少なくとも市民7人が死亡、約120人が逮捕された。

 ロイター通信などによると、デモは教会などが呼びかけ、首都キンシャサなどで実施された。治安当局はデモの実施を認めず、インターネット回線を遮断。一部地区で参加者に発砲したという。

 カビラ氏は2001年、父親の前大統領が暗殺されたことを受け、暫定的に大統領に就任。06年と11年の大統領選に勝利した。憲法は3選を禁じており、カビラ氏は任期満了を迎える16年12月までに退陣する予定だったが、「有権者名簿を更新できない」などの理由で選挙の実施を先送りしている。今年12月に選挙を実施するとみられている。(石原孝)

1551チバQ:2018/01/04(木) 01:11:57
https://www.jiji.com/sp/article?k=2018010300601&g=int

政治経済社会国際スポーツエンタメ写真動画

クーデター阻止=「大統領暗殺」狙う?-赤道ギニア

2018年01月03日23時21分

赤道ギニアの独裁者ヌゲマ大統領=2017年11月、南米ボリビア中部サンタクルス(AFP=時事)

 【マラボAFP=時事】中部アフリカの産油国、赤道ギニアのオバマヌチャマ国家安全保障相は3日、公共ラジオを通じ、昨年12月24日に計画されていたヌゲマ大統領暗殺を狙ったクーデターを阻止したと発表した。関係筋によると、駐チャド大使が逮捕され、軍の施設に拘束された。
 国家安保相は「チャド人、スーダン人、中央アフリカ人らが首都マラボなど各地に侵入したが、大統領は別荘で休暇中だった」と述べた。クーデター実行部隊については「後援者に支えられた過激派が傭兵(ようへい)を雇った」と説明した。

1552チバQ:2018/01/04(木) 02:00:21
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180101-00000026-san-s_ame
「ペルーにはフジモリ氏必要」 側近の主治医「政治から離れられない」

1/1(月) 7:55配信��
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 【リマ=住井亨介】恩赦を受けたペルーのフジモリ元大統領の側近で主治医のアレハンドロ・アギナガ氏(67)が12月30日、産経新聞の単独インタビューに応じ、「フジモリ氏は政治から離れることができない。彼の(政治志向の強い)性格と、ペルーという国がまだ彼を必要としているからだ」と述べ、退院後は何らかの形で政治に関わっていくとの見方を示した。入院しているフジモリ氏の状況については、「健康状態を安定させることが大切で、それには数日かかる。退院の話はそれからのことだ」と述べた。

 アギナガ氏は、フジモリ氏への恩赦を「現在のペルーがあるのは彼のおかげで、当たり前だ」とし、「ペルー国民の6割近くがフジモリ氏を支持しており、彼の過去の実績をさらに引き継いでいかなければならない」と述べ、フジモリ氏の影響力が同国内で再び求められていると分析。ただし、退院後に政治の表舞台に立つかどうかは「彼が考え、決心することだ」とした。

 フジモリ派政党「フエルサ・ポプラル」内で伝えられている、党首でフジモリ氏長女のケイコ氏と、次男ケンジ氏との間の確執については、ケイコ氏の側近が原因として排除を求める考えを示しつつ、「(フジモリ氏が)父として話をするだろう」として、解消されるとの見方を示した。

 2021年に予定される次期大統領選をめぐって、ケイコ氏、ケンジ氏以外の、フジモリ家出身ではない「第3の候補」を擁立する可能性も取り沙汰されている中、「候補者は大体目星が付いているが、それは言えない」と具体的な言及は避けた。

 また、フジモリ氏が集中治療室(ICU)から出て、「(見舞いに訪れる)ケンジ氏が色々なことを話し、それを静かに聞いている。自分から話すということは比較的少ない」と説明。危機的状況を脱したとの見方を示しつつ、多くの持病を抱えて治療が必要との認識を示した。

1553チバQ:2018/01/04(木) 02:04:31
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180103-00000511-san-s_ame
フジモリ氏恩赦 人気なお絶大の元大統領「恩赦は最高だよ」 長女・次男の名前がついた村ルポ

1/3(水) 11:18配信��
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食料品や雑貨を売る店でにぎわう「ケンジ村」入り口。道は舗装されておらず、粗末な家々が砂漠地帯の丘陵斜面に密集している(住井亨介撮影)(写真:産経新聞)

 ペルー政府から恩赦を受けたフジモリ元大統領の長女、次男の名前を冠した村が首都リマ近郊にある。いずれも25年ほど前、アンデス高地から過激派テロを逃れたインディオを中心とした人々が土地を勝手に占拠して誕生した村だ。フジモリ氏は大統領在任中にインフラ整備を進めるなど両村を支援、住民の多くは今も同氏を「最高の大統領」とたたえる。次期大統領選で長女、次男の立候補が取り沙汰される中、開発の止まった両村はフジモリ派、ひいてはフジモリ氏への期待を再び高めている。

 リマ市内から北へ車で約1時間走ったカヤオ市ベンタニージャ区。砂漠地帯の丘陵斜面へ張り付くように、れんがや廃材などで作った家々が所狭しと密集していた。

 ペルーではインフラ整備などを期待して時の権力者らの名前を集落名とすることがあり、フジモリ氏の次男で国会議員のケンジ氏の名前を取った「ケンジ村」はそうしたものの一つだ。

 村の入り口には野菜や生活雑貨などを売る店が数軒並び、住民らでにぎわっていた。

 「恩赦は最高だよ」。親指を立てて激賞したのは、25年ほど前に同村ができたときから住むというイルダ・カミーノさん(45)だ。フジモリ氏は上下水道の整備を進め、さらには住民に土地の所有権利書まで与えた。子供たちには学校の制服、教科書、絵本などが行き渡ったという。

 だが、道は未舗装で土ぼこりが舞い上がるうえ、村内には学校がない。新たな住民が住む斜面の上には上下水道が届いておらず、カミーノさんは「フジモリ氏がいなくなってから私たちは見放された」と嘆く。

 村近隣では麻薬が蔓延(まんえん)し、治安も悪化した。「子供のころはもっと安心して暮らせたのに」と振り返るカティー・ヒラルドさん(31)は「ケンジ氏には強い意志を持ち、父のような政治家になってほしい」と期待を込める。

 ケンジ村からさらに車で約30分行くと、全体が見渡せないほど大規模な「ケイコ村」が丘陵に広がっていた。村名はもちろん、フジモリ氏の長女でフジモリ派政党「フエルサ・ポプラル」の党首、ケイコ氏にちなむ。

 ケンジ村と同様に粗末な造りの家々に交じり、しっかりとしたコンクリート造りの建物、学校などが垣間見える。一部の主要な道は舗装され、路線バスも走っていた。新たな住民が次々と流入して村域が拡大しているが、整備は追いついていないようだ。

 ここでもフジモリ氏の人気は強固だった。土地所有権利書をフジモリ氏から直接手渡されたブランカ・サラテさん(69)は、今でもあのときの感動は忘れられないという。だが、フジモリ氏が大統領職を罷免された2000年以降、村への支援はピタリと止まった。道を一本隔てた地区に息子のハイメさん(36)が建てた家には上下水道がまだない。

 「フジモリ派じゃないと駄目だ。物事に迅速に対処し、自ら足を運んで貧しい人々のために尽くしてくれた」。こう語るハイメさんにとって、フジモリ派とはまさにフジモリ氏のこと。再び政治に関わるのかどうかは不透明だが、恩赦に希望を見いだすように言葉を続けた。

 「(次の大統領選は)ケイコ氏、ケンジ氏どちらでもいい。フジモリ派そして、フジモリ氏なら現状を変えてくれる」(カヤオ 住井亨介、写真も)

1554チバQ:2018/01/05(金) 15:52:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180105-00000525-san-s_ame

恩赦の元ペルー大統領、フジモリ氏が退院 約12年間収監の警察施設には戻らない
1/5(金) 12:39配信 産経新聞
 【ロサンゼルス=住井亨介】在任中の人権侵害事件で刑に服し、ペルー政府から恩赦を受けたフジモリ元大統領(79)が4日夜、不整脈などのために入院していた首都リマ市内の病院を退院した。すでに自由の身となっており、約12年間収監されていた警察施設には戻らない。

 車いすに乗ったフジモリ氏は青いセーターにジャージー姿で、次男のケンジ議員とともに車に乗り、病院前に集まった報道陣に向けて笑顔で手を振ってみせた。

 フジモリ氏は昨年12月23日、体調不良を訴えて緊急入院。同24日にペルー政府が恩赦を与えていた。その3日前の21日に議会でクチンスキ大統領の罷免決議案が否決された際、仲間とともに棄権したケンジ氏とクチンスキ氏との間で、恩赦をめぐって裏取引があったとされている。

 フジモリ氏は1990年、日系人初の大統領に就任し、経済の立て直しや左翼ゲリラの撲滅に手腕を発揮した。96〜97年の日本大使公邸人質事件では武力解決を指揮した。

 2000年に側近の汚職疑惑で日本に事実上亡命し、議会が罷免。05年に隣国チリに入国して拘束され、07年にペルー側に身柄を引き渡された。リマ郊外の警察施設に収監され、左翼ゲリラと間違えられた市民らが軍に殺害された事件などで10年に禁錮25年が確定、服役していた。

1555チバQ:2018/01/06(土) 04:39:26
https://mainichi.jp/articles/20180105/k00/00m/030/003000c
赤道ギニア
クーデター未遂 雇い兵潜伏、襲撃計画
毎日新聞2018年1月4日 17時12分(最終更新 1月4日 17時12分)
 アフリカ中部・赤道ギニアの政府は3日、ヌゲマ大統領に敵対する勢力が外国人の雇い兵らを利用しクーデターを計画したが、未然に阻止したと発表した。フランス公共ラジオが報じた。

 クーデター未遂は昨年12月24日に発生した。チャドやスーダン、中央アフリカ出身の雇い兵が首都マラボなど国内各地に潜伏し、ヌゲマ氏を襲撃する計画だった。12月27日には隣国カメルーンの治安機関が、ロケット砲などで武装した約40人を国境付近で逮捕。その後、計画に関与したとして赤道ギニアの駐チャド大使も逮捕された。

 1979年に就任したヌゲマ氏はアフリカ最長政権を維持している。(共同)

1556チバQ:2018/01/06(土) 04:40:20
http://www.sankei.com/world/news/180105/wor1801050040-n1.html
2018.1.5 23:19
【フジモリ氏恩赦】
退院のフジモリ氏、「院政」入りとの観測も

 自由の身となったフジモリ元大統領の今後についてはさまざまな臆測が飛び交っている。左派の支持を失いフジモリ派野党「フエルサ・ポプラル」への依存を強める現クチンスキ政権の生殺与奪権を握りつつ、同党党首で長女のケイコ氏、次男のケンジ議員の陰で「院政」に入るとの観測も浮上している。

 フエルサ・ポプラルを含めたフジモリ派の中には、ケイコ氏派の「ケイキスト」、ケンジ氏派の「ケンジスト」、さらに古くからのフジモリ氏支持者による「アルベルティスト」と呼ばれる3派がある。

 内部3派は支持層が少しずつ重なる一方で、互いを牽制する微妙なバランスの上に成り立ってきた。だが、フジモリ氏の恩赦によってバランスが崩れ、「アルベルティスト」が再び力を得て他2派の上に立つとの見方が強まっている。

 父の恩赦に奔走してきたケンジ氏は、2021年の次期大統領選への出馬がささやかれている。一方で、過去2回の大統領選で敗北し、「公私混同」との批判を避けるためフジモリ氏の恩赦に一定の距離を置いてきたケイコ氏は今後、微妙な立場に追いやられかねず、父-次男のラインが存在感を増す可能性は高い。

 また、クチンスキ政権にとって、影響力を増すフジモリ派、ひいてはフジモリ氏との対話を重視せざるを得ないのは明らかだ。

 これまで「反フジモリ」だったクチンスキ氏が今後、どう関係を改善していくのか。恩赦に反発した左派出身の閣僚を失った政権が、新内閣ではフジモリ派から人材を起用するとみられており、地元紙「エル・コメルシオ」のホワン・パレデス政治論説委員は「クチンスキ氏にとって、(フジモリ派に対して)政治的仲裁能力を発揮できる大臣の起用が政権運営のポイントになる」としている。(住井亨介)

1557チバQ:2018/01/08(月) 05:25:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180107-00000052-jij-int
西サハラ緊張、国連総長警告

1/7(日) 19:16配信��
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 【ニューヨークAFP=時事】グテレス国連事務総長は6日、声明を出し、モロッコが領有権を主張する旧スペイン領西サハラで急激に緊張が高まっていると警告した。

 モロッコは最近、アルジェリアの支援を受ける西サハラ独立派「ポリサリオ戦線」が西サハラ南部のモーリタニアとの境界一帯に設けられた緩衝地帯への侵入を繰り返していると批判を強めている。

 声明は「各派に最大限の自制を求める。現地の民間人や商人の活動を阻害してはいけない。(微妙なバランスを保つ)現状を変更しかねない」と危機感を訴えた。モロッコは1970年代から西サハラの大部分を実効支配している。

1558チバQ:2018/01/08(月) 05:54:54
http://www.sankei.com/smp/world/news/180107/wor1801070021-s1.html
長女・次男の対立鮮明に フジモリ派政党分裂の危機フジモリ氏恩赦2018.1.7 21:43

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 【リマ=住井亨介】恩赦を受けたペルーのフジモリ元大統領の長女でフジモリ派政党「フエルサ・ポプラル」の党首、ケイコ氏と、同党所属議員で次男のケンジ氏との対立が鮮明化している。ケンジ氏が恩赦にあたり、汚職疑惑をめぐる罷免を回避したかったクチンスキ大統領と取引したとされることを同党が公式声明で批判。ケンジ氏らはこれまで「党内分裂の元凶」とされる側近を重用するケイコ氏を非難しており、両者の対立が党分裂に発展するとの見方が強まっている。

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 同党が発表した声明は、「恩赦の方法には賛成できないが、フジモリ氏の自由、解放をたたえる」とし、暗にケンジ氏と政権側とで「裏取引」があったことを認め、批判した。

 過去2回の大統領選で父の存在が足かせとなって敗北したケイコ氏は、「公私混同」との批判を避けるため公党の党首として恩赦を強く求めることはせず、恩赦に奔走したケンジ氏とは一定の距離を保ってきた。巷間(こうかん)伝えられていた確執の顕在化に、地元大手紙「ラ・レプブリカ」が「恩赦におけるケイコ氏、ケンジ氏の対決」との見出しを掲げるなど各紙とも党分裂の可能性を指摘し始めている。

 また、恩赦に反対する左派出身閣僚が去り、新たな組閣が急務のクチンスキ政権が和解、再協調を訴えてフエルサ・ポプラルへの接近を模索している状況にあって、党の声明はケンジ派に対して閣僚登用などの「論功行賞」があるとみられていることを牽制(けんせい)。「党は責任ある建設的野党として汚職との戦いを続ける。党員には行政府への任用に応じないよう忠告する」と宣言、政権との対決姿勢を鮮明にした。

 一方で、ケイコ氏は自身やケンジ氏ら4人の子供に囲まれたフジモリ氏の写真をツイッターに投稿し、親の退院を機に姉弟の和解をアピールしてみせたが、そうした演出がどこまで奏功するかは不透明だ。

 今後の政局について、中道系の「ペルー21」紙は「ポスト恩赦」と題し、両者の対立を前提に「党の分裂、クチンスキ政権の弱体化と続き、罷免問題が再燃する可能性がある」と指摘した上で、「クチンスキ氏はケンジ派、ケイコ派のどちらに近づくのか」と問い掛けつつ、組閣での人選が今後を占う試金石となるとの見方を示している。

1559チバQ:2018/01/08(月) 22:23:15
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018010600369&g=int
揺らぐクチンスキ政権=フジモリ氏恩赦で離反相次ぐ-ペルー


新閣僚と共に記念写真の撮影に臨むクチンスキ大統領(左)=2017年12月(AFP=時事)

 【サンパウロ時事】在任中の人権侵害で禁錮25年の刑に服していたペルーのフジモリ元大統領の恩赦をめぐり、クチンスキ政権の足元が揺らいでいる。
 クチンスキ大統領は昨年12月24日、健康悪化を理由に、10年にわたり警察施設に収監していたフジモリ氏を恩赦。しかし、市民虐殺の責任者として有罪が確定していた同氏の釈放は、猛反発を招いた。デルソラル文化相が27日に辞表を提出すると、1月3日にはニエト国防相も続いた。
 さらに、少数与党「変革のためのペルー国民」からは、国会議員3人が離脱。このうちの1人は「恩赦は人道に基づくものではなく、政治的であることは明白だ」と切り捨てた。政府の幹部職員10人以上が辞職を願い出たとの報道もある。
 反発がここまで高まった背景には、フジモリ派の一部と裏取引があったとの臆測が広まっていることもある。
 国会は12月21日、フジモリ派主導でクチンスキ氏の罷免決議案を採決。可決確実の情勢だったが、土壇場でフジモリ氏の次男ケンジ氏らフジモリ派10議員が造反し、クチンスキ氏は失職を免れた。この時、ケンジ氏との間で、フジモリ氏釈放と引き換えに採決で棄権するとの「密約」が交わされた疑いがささやかれ、最新世論調査でも63%がこの説を支持している。


4日、次男ケンジ氏(右)に付き添われてリマの病院を退院するペルーのフジモリ元大統領(AFP=時事)

 相次ぐ離反で追い詰められつつあるクチンスキ氏は、求心力を高めるため内閣改造を表明。「和解のための新内閣づくりを行う」と宣言し、フジモリ派をはじめ各会派に秋波を送った。「造反組」の取り込みを狙っているとの観測もあるが、実現しても少数与党の現状は変わらず、政治の混乱が収まる気配はない。(2018/01/06-14:16)

1560チバQ:2018/01/09(火) 20:19:36
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018010900305&g=int
ベネズエラのインフレ、2600%

 【サンパウロ時事】ベネズエラ国会は8日、2017年の消費者物価上昇率が2616%に達したと発表した。12月は85%だった。
 同国では、反米左派マドゥロ政権の経済失政や原油価格の下落で財政が逼迫(ひっぱく)。通貨を過剰に供給したため、インフレに歯止めがかからず、多くの国民が、食料や医薬品などを手に入れられずに苦しんでいる。(2018/01/09-09:19)

1561チバQ:2018/01/10(水) 08:51:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180110-00000013-jij-int

フジモリ派の入閣なし=ペルーで内閣改造


1/10(水) 8:15配信

時事通信



 【サンパウロ時事】フジモリ元大統領の恩赦が物議を醸しているペルーのクチンスキ大統領は9日、内閣を改造した。

 19人中10人が再任で、注目されたフジモリ派の入閣はなかった。恩赦をめぐっては、2閣僚が反対の意思を示して辞任していた。

1562チバQ:2018/01/10(水) 10:24:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180109-00000086-mai-m_est

<南スーダン>前参謀長は「反逆者」 政府高官が非難


1/9(火) 20:37配信

毎日新聞



 【ヨハネスブルク小泉大士】内戦状態にある南スーダンで、政府高官は8日、政府軍のマロン前参謀長を「反逆者」と断定し、政権転覆を画策していると非難した。昨年末に政府と反政府勢力が停戦合意を結んだ後も武力衝突は継続。今月4日には首都ジュバ郊外の軍詰め所を反政府勢力が攻撃しており、軍報道官は、マロン氏に近い司令官が攻撃を指揮したとしている。

 マロン氏はキール大統領の盟友として知られたが、昨年5月に参謀長を解任された。その後は政府に反旗を翻すとの臆測が流れ、11月まで自宅軟禁状態に置かれていた。

 最近になり、マロン氏が配下の司令官らに政府軍に対する攻撃を指示する音声が録音されたテープが流出。ロイター通信によると、8日に記者会見したアテニー大統領報道官は「マロン氏は前参謀長だが、録音された会話によれば彼は反逆者だ」と述べた。

 マロン氏は声明でテープは「捏造(ねつぞう)されたもの」と主張した。

1563チバQ:2018/01/10(水) 10:36:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180109-00000052-san-s_ame

フジモリ氏、政治復帰宣言? 「ペルー一丸で行動を」とツイート


1/9(火) 7:55配信

産経新聞



 【リマ=住井亨介】恩赦を受けて自由の身となったペルーのフジモリ元大統領がツイッターに投稿したメッセージが注目を集めている。「(国民が)わだかまりを捨て、より高い目的のためにペルーが一丸となって行動することを熱望する」などと、自らの恩赦をめぐってフジモリ派と反フジモリ派に二分された国民に向けて融和を呼び掛けたものだが、地元各紙や政界は「フジモリ氏が政治復帰への第一歩を示した」などと高い関心を示している。

 フジモリ氏がメッセージを出したのは6日夜。4日の退院後初めてだった。

 メッセージは「新しい人生が始まり、私を取り巻く夢をみんなと共有したい」とした上で、「ペルーを暴力がなく、市民が再び安全に暮らせる国にしよう。個人的利益、ご都合主義、便乗主義を捨て、全員一丸となれば達成できる」と国民に訴えた。

 反フジモリ派にもかかわらず恩赦に踏み切ったクチンスキ大統領が呼び掛ける「和解」「再協調」に呼応したものとみられるが、恩赦で左派基盤を失ったクチンスキ政権がフジモリ派からの協力を模索する中での「政治的」とも取れる発言に、政界からは賛否両論がわき起こっている。

 左派系議員が「思慮のない行動。完全な政治的発言だ」と批判する一方、フジモリ派議員からは「この発言を受け、ペルー国民は和解、再協調し、より良くなるよう行動すべきだ」と評価の声が上がった。

1564チバQ:2018/01/11(木) 02:18:34
http://www.afpbb.com/articles/-/3158045?act=all
半独立国ソマリランド、レイプを犯罪化する初の法案が下院通過

2018年1月10日 21:59 発信地:モガディシオ/ソマリア

ソマリア北部ソマリランドの中心都市ハルゲイサで、立記念日のパレードの際に旗を振る女性(2016年5月18日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / MOHAMED ABDIWAHAB

【1月10日 AFP】ソマリアから1991年に一方的に独立を宣言したソマリランドで、レイプを犯罪化する法案が下院で可決された。保守的なイスラム教徒が多いソマリランドでは初となる法案可決について「女性たちにとっての勝利だ」と歓迎する声が上がっている。

 7年に及ぶ議論を経て、法案は8日、中心都市ハルゲイサ(Hargeisa)に置かれた下院議会で可決。ある議員はAFPに対し、「この法案は、これまでソマリランドで可決されたものの中で最も有益であり、女性に対する侵害行為、特にレイプや性犯罪の一掃に役立つだろう」と語った。

 採決で賛成に回ったのは下院の51議員のうち46議員。ただ成立のためには上院での可決および大統領の承認が必要とされる。

 この議員は、レイプされた女性に犯人との結婚を強要する慣習について言及し、「従来の法律では、加害者であるレイプ犯に被害者を与えていたため、女性たちはさらなる屈辱を受けていた」と指摘。こうした事態に至った理由として、被害者が夫を見つけるのに苦労する可能性があるため、社会的な恥辱を避けることにつながるとされていたと説明した。

 だが同議員は「この法律ではレイプ犯は厳しい処罰を受けることになる」と強調。レイプ犯には最大30年収監されることになると付け加えた。(c)AFP

1565チバQ:2018/01/11(木) 02:20:38
http://www.afpbb.com/articles/-/3157963


牧畜民と農民の衝突で80人死亡、8万人が避難 ナイジェリア

2018年1月10日 12:59 発信地:ラゴス/ナイジェリア

牧畜民と農民との紛争で80人以上が死亡したナイジェリア・ベヌエ州の位置を示した図。(c)AFP

【1月10日 AFP】ナイジェリア中部ベヌエ(Benue)州で牧畜民と農民の衝突が続いており、昨年12月31日以降に80人が死亡した。同州の危機管理当局が9日、明らかにした。衝突の影響で約8万人が避難を余儀なくされているという。

 主にイスラム教徒の牧畜民らとキリスト教徒の農民らとの衝突は、ベヌエ州内での遊牧民の移動を禁止する新しい法律が発効されたことで年明けにかけて激化した。

 ナイジェリア中部では同様の報復的な襲撃事件が相次いでおり、宗教的、人種的な分裂が生じるなか、暴力に対する政府の対応不足が露呈している。

 ベヌエ州危機管理当局の責任者はAFPの電話取材に対し、現時点で80人の死亡が確認されたと明らかにした上で、「襲撃は収まっていない」と述べた。また、州内のグマ(Guma)地区とロゴ(Logo)地区の住民数千人が4か所のキャンプに避難しているという。

 衝突が続く中で住む場所を追われた人は現時点で8万人に上っており、別の州からベヌエ州に避難している人々もいるという。(c)AFP

1566チバQ:2018/01/11(木) 22:04:16
http://www.sankei.com/world/news/180111/wor1801110030-n1.html
2018.1.11 18:20
【フジモリ氏恩赦】
ペルー新内閣、フジモリ派入閣せず 与野党の対立再燃も
【リマ=住井亨介】ペルーのフジモリ元大統領への恩赦をめぐって左派出身閣僚が辞任したのを受け、クチンスキ大統領が実施した新たな組閣で、注目を集めたフジモリ派野党「フエルサ・ポプラル」からの入閣はなかった。クチンスキ氏が呼びかけた「再協調と和解」が空振りに終わった形で、今後政権側と野党側との間で対立が再び高まる懸念も出ている。

 恩赦に反対する左派勢力からの支持を失い、政権基盤の安定化が急務となっていたクチンスキ氏は、組閣にあたってフジモリ氏の長女、ケイコ氏が党首を務める最大野党フエルサ・ポプラルなどへ協力を内々に要請していた。

 さらに、汚職疑惑が浮上したクチンスキ氏が議会での罷免決議を回避するため、同党議員でフジモリ氏の次男、ケンジ氏らと恩赦を条件に裏取引し、決議案否決に持ち込んだとされていることから、一連の「論功行賞」としてケンジ氏らの入閣を有力視する向きもあった。

 ところが、9日夕に発表された閣僚名簿には野党側からの入閣者はなく、新内閣は、クチンスキ氏の側近人脈などで固めた「にわか作り内閣」(地元紙「ラ・レプブリカ」)などと揶揄されている。

 フエルサ・ポプラルは組閣を前に、政権側からのポスト提供を拒否するよう党員に呼びかけるなど政権との対決姿勢を示した声明を出しており、党内引き締めが功を奏した形だ。

 政権の不安定化が止まらず、2021年の次期大統領選が前倒しされるとの観測も出始めた。

 一方、優位性が増したとみられるフエルサ・ポプラルも決して盤石とは言い難い。恩赦に一定の距離を置いていたケイコ氏と、恩赦に積極的だったケンジ氏との亀裂が表面化しており、9日夜に開催した幹部会議では、同党が主導したクチンスキ氏罷免決議案の採決で棄権に回ったケンジ氏ら10議員の行動について議論した。

 引き続き10人の処分を検討していくこととなり、党内の火だねはくすぶったまま。政権に対峙していくうえで決して「一枚岩」といえない状況だ。

1567チバQ:2018/01/11(木) 22:06:19
http://www.sankei.com/world/news/180111/wor1801110001-n1.html
2018.1.11 14:00
【国際情勢分析】
汚職、強権、民族対立…アフリカの混乱を助長する「自分本位」「コネ社会」そしてバイオレンス
 2017年12月中旬、アフリカ東部ジブチに出張したときのことだ。エチオピアの首都アディスアベバで飛行機に乗る際に預けた荷物が到着せず、3日間にわたって着の身着のままで過ごした。翌日に出国が迫った日の午後、たまらず空港に行って係官の許可を得て自分で探したら、所有者不明の荷物を集めた場所に記者の荷物もちゃんと届いていた。

 連絡もしてこない杜撰(ずさん)さに閉口したが、驚いたのはその後だ。「空港で預かっていたのだから」と、ある職員が左手を差し出してきた。金をよこせというのだ。文句を言っていたら、上官が来てその場をとりなした。

 その直後の荷物検査で、税関職員の女性が荷物の中からハリウッド映画のDVDを見つけると、小躍りしながら言った。「1枚100ドルの関税がかかる」

 同行していた宿泊先のホテルの運転手が近寄ってきて、何事か話すと、なぜか一銭も払わずに通過できた。運転手は「彼女は私の親類なので許してもらえた」と言った後、「私のおかげで金を払わずに済んだのだから」と、やはり手を差し出してきた。

責任の一因は民衆にも

 ジブチの1人当たり国民総所得は推定約1800ドル(約20万円)。中心部を離れれば土の上に細い木やとたんで支えただけの粗末な住戸が立ち並んでいる。お金が欲しい気持ちは分からないでもない。

 しかし、ちょっと垣間見ただけでも、あきれるほどのコネ社会であり賄賂大国だと痛感する。行き過ぎた官僚制度にも弊害があるが、役人の親類が居合わせたか否かで関税が変わるようでは、おちおち商売もできまい。

 アフリカでは、暴力を持って政敵を完膚なきまでにたたきのめしたり、強権支配の下で私腹を肥やしつつ同族支配をもくろんだりする事例がしばしばみられる。

 先に挙げた民衆の恥じらいのなさや自分本位の考え方、あるいはルール無視の姿勢が、「長いものには巻かれろ」式に多くの人を権力追従へと駆り立て、その結果として長期にわたる権力側の横暴を許してしまう風土を助長している面があるように思う。ジブチも例外ではないようだ。おじのグレド氏に続いて大統領職に就いたゲレ氏が1999年から権力を握り続け、2010年の憲法改正で大統領の再選制限が撤廃されている。

アフリカの強権を象徴

 1980年のジンバブエ成立以来、約40年にわたってトップに君臨してきたムガベ大統領(93)は、アフリカの強権指導者の象徴だった。17年11月、辞任に追い込まれる致命傷になったのも、浪費癖から「グッチ・グレース」の異名を取る妻、グレース氏(52)に大統領の座を引き継がせようとしたことだった。

 ムガベ氏が11月上旬、後継候補と目されていた第1副大統領のムナンガグワ氏を解任したのを受け、同氏と黒人解放運動の時代から親密な関係にあった司令官を擁する国軍が、ムガベ氏を自宅軟禁下に置いて事実上のクーデターを起こした。

 アフリカ連合(AU)は「クーデター」という言葉に極めて敏感だといわれ、“ムガベ後”の国政への影響を考慮した国軍は、「今回の動きはクーデターではない」と頑強に否定し続けた。軍は終始、統制の取れた動きをみせ、ムガベ氏サイドにつけ込む隙を与えなかった。辞任の意思を示さないムガベ氏に怒った群衆が自宅に押しかけようとした際には、軍が群衆を押しとどめて混乱を避けたとされる。

 ムガベ氏の強権が最初に顔をのぞかせたのは80年代のことだ。最大民族ショナ出身のムガベ氏は、白人との武装闘争の同士だったヌコモ氏とたもとを分かつと、ヌコモ氏の出身部族であるヌデベレ族に対し大規模な軍事攻撃を仕掛け、約2万人を殺害したともいわれる。

 2000年には選挙に向けて黒人票を取り込むため、黒人による白人農園の占拠を容認。最大4500人の白人が所有する農園を追われ、その後の深刻な経済破綻の主因となった。大統領選が決選投票に持ち込まれた08年には、相手候補の陣営や支持者に対する弾圧を強め、危険を回避するためだとして相手候補が撤退する事態となった。

 黒人と白人。与党と野党。いずれも遺恨や対立を乗り越え、公平なルールの下で競争原理を導入すれば、相互補完の役割を果たす可能性があったはずだ。それらを暴力でことごとく踏みにじってきたムガベ氏こそ、アフリカ流の「恐怖による統治」の体現者だったといえる。

1568チバQ:2018/01/11(木) 22:06:46
しわ寄せは必ず国民に

 ムガベ氏の辞任問題が急浮上した際、仲裁に乗り出したのが南アフリカのズマ大統領だった。南アフリカはアパルトヘイト(人種隔離政策)を克服した地域の大国には違いないが、テレビ中継で冷静に対処するよう呼びかけるズマ氏の映像には、違和感を覚えずにはいられなかった。2009年の大統領就任後、権力を握って私腹を肥やしたとの観測が絶えない人物だったからだ。

 ズマ氏は故郷の公邸改修に公金をつぎ込んだとして16年、憲法裁判所から返還を命じられた。改修費の総額は2億4600万ランド(約22億円)で、財務省はプールや家畜の囲いなどを作った費用約780万ランドは返還すべきとの見方を示した。また、新興財閥との癒着疑惑もあり、金権体質には批判の声が上がっていた。

 野党が提出した不信任決議案を与党の協力で何度も乗り切ってきたズマ氏だが、17年12月に与党、アフリカ民族会議(ANC)がラマポーザ副大統領を新議長に選出したことで潮目が変わる可能性がある。ANC議長は次期大統領の有力候補であり、同氏は腐敗したズマ体制を批判して刷新を訴えてきたからだ。19年までの大統領の任期を待たずにズマ氏に退陣を迫るとの観測もある。

 南アは中露などと並んで「BRICS」(新興5カ国)と称されたりもしたが、いまや失業率は20%を超え、経済の低迷が民衆の暮らしを圧迫している。ちなみに、経済面でいえばジンバブエの方がさらに深刻で、少しでもよい暮らしを求めて300万人以上がジンバブエから南アなどに越境したといわれる。

 国家指導者が長年にわたって無法な強権をふるったり、腐敗体質が蔓延したりすれば、しわ寄せは必ず国民に返ってくる。そんな過ちを何度繰り返せば変わるのだろう。アフリカ諸国の情勢をみていると、ため息ばかりが出てきてしまう。
(カイロ 佐藤貴生)

1569チバQ:2018/01/12(金) 13:46:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180112-00000021-jij-n_ame

アフリカなどを侮蔑=「便所のような国」と米大統領


1/12(金) 9:03配信

時事通信



 【ワシントン時事】ワシントン・ポスト(電子版)など米メディアによると、トランプ大統領は11日、移民政策をめぐる超党派の上院議員団との会合で、アフリカ諸国やハイチから来た米国在留者を指し「そんな便所のような国の連中を、なぜ受け入れるのだ」と述べた。

 途上国に対する侮蔑的発言として物議を醸しそうだ。

 出席者が同紙などに語ったところでは、トランプ氏は会合で、ノルウェーのような国からの移民を増やすべきだとも主張した。トランプ氏は10日、ノルウェーのソルベルグ首相と会談している。

 トランプ氏の発言は、自然災害や戦乱で祖国を離れた人々に、暫定的に米国在留資格を付与する制度に関する議論の中で飛び出した。トランプ政権は、同制度を使って米国に滞在するハイチやエルサルバドルの災害被災者について、在留資格更新を打ち切り、遅くとも2019年に帰国させると発表している。

1570チバQ:2018/01/13(土) 17:06:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180113-00000082-san-s_ame
ベネズエラ、失政のツケ…インフレ率2616% 大統領独裁でしぼむ改善期待
1/13(土) 7:55配信 産経新聞
ベネズエラ、失政のツケ…インフレ率2616% 大統領独裁でしぼむ改善期待
ベネズエラ最近の動き(写真:産経新聞)
 【リマ=住井亨介】危機的状況にある南米ベネズエラ経済の深刻度が増している。経済失政で財政が逼迫(ひっぱく)していたところに、通貨の過剰供給が加わって昨年の消費者物価上昇率(インフレ率)は2616%と初の4桁台を記録。国民の多くが食料、医薬品の入手に苦しみ、餓死者も出ている。マドゥロ大統領は状況を転換させる“有効打”を繰り出せない中、独裁傾向を一段と強めている。

 ◆4月危機説

 野党が多数を占めるベネズエラ国会が8日に発表した2017年のインフレ率は、経済状況の深刻さを改めて突きつけた。

 同国は世界最大の原油埋蔵量を誇りながら、政権によるバラマキ政策や無理な価格統制がたたって国内製造業が衰えた。さらに、国際原油価格の低迷や米国による経済制裁などで外貨不足に陥ったことで、食料や医薬品など物資の不足が進み、物価が急激に上昇している。

 約3割の国民は1日の食事が2回以下で、約75%が体重を平均19ポンド(約8・6キロ)減らしたとのデータもある。昨年末には、政府からのクリスマス用豚肉の供給がなかったことをきっかけに、市民による抗議デモも起きた。昨年の反政府デモでは120人以上の市民が死亡しており、政情不安は増している。

 4月には国債や国営企業の社債の大規模返済が迫り、昨年11月には金融業界団体が一部デフォルト(債務不履行)も認定している。支払いは現在継続されているが、経済制裁により米国を経由する送金が止まり、償還は滞り気味となっている。

 こうした中、マドゥロ氏は今月5日、昨年12月に導入を明らかにした独自の仮想通貨「ペトロ」について1億単位の発行を命令した。「1ペトロは同国産原油1バレルの価格に相当する」(マドゥロ氏)と原油に裏付けられた仮想通貨であり、金融取引を実行できるようにして制裁を克服する狙いがあるが、国際市場で同国政府の信用は落ち込んでおり、状況の打開は疑問視されている。

 ◆再選へ着々

 窮状を乗り切るため政権内では昨年末、今年後半とされていた大統領選を2〜3月に前倒しし、「4月危機」の前にマドゥロ氏再選を目指す案が浮上した。だが、ここ最近の原油価格の上昇によって当面の危機は遠のき前倒し案は消えた。

 マドゥロ氏は、昨年8月に政権派のみで構成される制憲議会を発足させ、野党が多数派を占める国会から権限を剥奪して独裁を確立。政権与党は同10月の全国知事選で勝利したのに続き、同12月の全国市長選でも大勝した。

 最高裁判事もほぼ与党系で占められ、三権を掌握したマドゥロ氏が政敵を排除し、着々と権力基盤を固めている。

 一方、分裂状態の野党側は有力候補が政権側の工作で次々と失脚させられるなど、統一候補の擁立もままならない状況となっている。

 現地の外交筋は「制憲議会が権力を握り、何でもできるようになった。選挙を急ぐ必要もなくなり、すべてはルールを突然変えられるマドゥロ氏次第だ」と指摘。政権交代による事態打開の期待はしぼみつつある。

1571チバQ:2018/01/16(火) 18:01:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180115-00000536-san-s_ame
ペルー汚職疑惑 ケイコ氏飛び火 党のかじ取り影響も
1/15(月) 12:02配信 産経新聞
 【リマ=住井亨介】中南米各国で持ち上がっている汚職疑惑が、ペルーのフジモリ元大統領の長女でフジモリ派政党「フエルサ・ポプラル」の党首、ケイコ氏に飛び火している。過去の大統領選で資金提供を受けた疑いが浮上しているもので、昨年末には検察による任意の事情聴取を受けた。父の恩赦により政局が流動化する中、捜査の行方次第では、同党のかじ取りに影響を与える可能性も出ている。

 中南米を中心に12カ国で明らかになっている汚職疑惑の震源は、ブラジルの建設大手オデブレヒト社。米司法省が2016年12月、オ社が過去20年間にわたって12カ国で7億8800万ドル(約891億円)の賄賂を支払ったことを認める文書を公表し、疑惑が各国を揺るがしている。

 ペルーではすでに10人以上が逮捕されているが、特に問題視されているのが、クチンスキ大統領とケイコ氏への資金提供だ。

 クチンスキ氏がかつて経済・財政相、首相だった時期に、同氏の会社にコンサルタント料として78万2千ドルが支払われていたことが発覚。それまで関係を否認していたことから辞任要求が高まり、回避はしたものの議会での罷免決議案採決へとつながった。

 一方のケイコ氏は、11年と16年の大統領選でオ社から選挙資金を提供された疑惑が持たれている。オ社のマルセロ・オデブレヒト社長の携帯電話に、「ケイコ500アップ」とする11年選挙時のメモ情報が残されていたことが判明。現地メディアは「すでに一定の資金提供を受けているうえに増額する」という意味だと報じている。

 オデブレヒト氏はブラジル検察との司法取引に応じ、「(ペルーでは)すべての大統領候補者を援助した。これは企業の作戦だ」と証言。「ケイコ氏に直接現金を渡したかどうかは覚えていない」とも述べ、疑惑は一層深まっている。

 クチンスキ氏に対する罷免決議案はフエルサ・ポプラルが主導したが、フジモリ氏の次男であるケンジ議員らが棄権して否決された。ケンジ氏とクチンスキ氏との間ではフジモリ氏の恩赦を条件にした裏取引があったとされており、同党内での姉弟対立が一連の動きの中で表面化している。

 捜査の進展によってケイコ氏の疑惑が本格化することになれば、党の主導権争いにもつながりかねず、フジモリ氏が再び政治的影響力を行使せざるを得ない状況が生まれるとの観測も出ている。

1572チバQ:2018/01/16(火) 18:01:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180115-00000034-mai-m_est
<リベリア>サーリーフ大統領を除名 与党、党規則違反で
1/15(月) 11:09配信 毎日新聞
 【ヨハネスブルク小泉大士】西アフリカ・リベリアの与党統一党は14日、ノーベル平和賞受賞者のサーリーフ大統領の除名を決めたと明らかにした。AP通信によると、昨年の大統領選で、与党候補のボアカイ副大統領を支持せず、党規約に違反したとしている。

 大統領選は昨年12月に決選投票が行われ、サッカーの元国際的スター選手の野党候補ウェア氏が、ボアカイ氏を破り当選。与党関係者によると、サーリーフ氏はウェア氏と共に選挙運動をしていたのが目撃されたという。

 サーリーフ氏は2006年、アフリカ初の民選女性大統領となり、03年まで14年間に及んだ内戦からの復興に取り組んだ。また女性の地位向上などに貢献したとして、11年にノーベル平和賞を受賞。任期満了で今月末に退任する。

1573チバQ:2018/01/17(水) 18:39:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180116-00000032-jij-m_est

リンチを警告=あの時、退任渋るムガベ氏に―ジンバブエ


1/16(火) 10:29配信

時事通信



 【ハラレAFP=時事】「リンチされたいのか」。

 アフリカ南部ジンバブエで昨年11月、反乱に踏み切った軍は、辞めようとしないムガベ大統領(93)に対し、2011年に群衆に殺されたリビアのカダフィ大佐を引き合いにして警告、退任を説得した。ムガベ氏の報道官だったジョージ・チャランバ氏が、14日付のジンバブエ紙デーリー・ニューズ日曜版に舞台裏を語った。

 反乱後、ムガベ邸に乗り込んできた軍高官たちはチャランバ氏らに対し「大統領を外へ連れ出し事の重大さを認識してもらえ」と迫った。通りには群衆が繰り出し、グレース・ムガベ大統領夫人によって失脚に追い込まれたムナンガグワ副大統領の復権を求めていた。ムガベ氏は、軍高官らに対し、ムナンガグワ氏をもう一度、副大統領に戻すと提案し、延命を図ろうとしたという。

1574チバQ:2018/01/21(日) 21:39:26
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180121k0000m030072000c.html
<ジンバブエ>総選挙6月までに実施 ムガベ政権崩壊後初
01月20日 20:32毎日新聞

 アフリカ南部ジンバブエのムナンガグワ大統領は、昨年11月のムガベ政権崩壊後初めてとなる総選挙を、今年6月までに実施する方針を表明した。政府系日刊紙ヘラルドが18日報じた。

 37年間に及んだムガベ政権下では、選挙のたびに野党政治家や支持者に対する弾圧が繰り返されてきただけに、民主化に向けて歩み始めたジンバブエの将来を占う選挙として注目されている。

 ムナンガグワ氏は英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)のインタビューで「自由で公正な選挙を実施したい」と強調し、国連や欧州連合(EU)などの選挙監視団を受け入れる意向を示した。

 同氏はスイス・ダボスで23日から開かれる世界経済フォーラム年次総会に、ジンバブエ大統領として初めて出席。4月には経済再建のカギを握る中国訪問を予定しているという。【ヨハネスブルク】

1575チバQ:2018/01/24(水) 20:12:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180124-00000531-san-s_ame
ベネズエラ大統領選、4月末までに前倒し
1/24(水) 11:09配信 産経新聞
 【ロサンゼルス=住井亨介】南米ベネズエラの反米マドゥロ政権派で占められている制憲議会は23日、今年後半に予定されていた大統領選を4月末までに前倒しして実施することを決定した。マドゥロ氏はこれを受けて記者団に「(与党の)統一社会党から求められれば、候補となる用意がある」と述べ、再選出馬に意欲を示した。ロイター通信などが伝えた。

 同国が4月に14億ドル(約1544億円)以上の国債利払いなどの返済期限を迎えることや、野党側が分裂状態にある状況を勘案し、政権維持を図るためとみられる。

 マドゥロ氏は、統一社会党が2月4日に候補者を決定すると述べるとともに、選挙日を決定する全国選挙評議会の開催を要請した。

1576チバQ:2018/01/25(木) 20:08:16
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180126k0000m030073000c.html
<南ア大統領>退陣か 「選挙戦えぬ」与党内から辞任圧力
19:46毎日新聞

 【ヨハネスブルク小泉大士】汚職疑惑が絶えない南アフリカのズマ大統領が、任期満了の2019年を前に数週間内に退陣するという観測が浮上している。与党アフリカ民族会議(ANC)の議長にラマポーザ副大統領が先月就任して以降、党内でズマ氏に対する辞任圧力が高まっているためで、早期辞任は不可避の情勢だ。

 「ズマ氏が大統領では選挙を戦えない」

 ANC全国執行委員会は今月中旬に開かれた会合で、議題になかったズマ氏の処遇について協議した。地元紙によると、19年の次期総選挙までにズマ氏の退陣を求める方針が確認されたという。

 ズマ氏は昨年12月下旬の党大会で、10年間務めた議長を退任し、後任にはラマポーザ氏が選出された。以来、両者の間の「二重権力構造」が生まれ、ラマポーザ氏に近い党幹部らは「2月8日の一般教書演説までに大統領を交代すべきだ」と要求している。

 背景にはズマ氏の不人気があり、このまま選挙を迎えれば野党に批判票が流れるのは避けられない。かつては故ネルソン・マンデラ氏が率い、黒人有権者の絶大な支持を得てきたANCだが、腐敗体質がはびこり党勢は衰退傾向にある。

 ズマ氏は公金流用疑惑に加え、不要論が強いロシアからの原発購入計画を押し通そうとするなど「存在自体がリスク要因となっている」(南アフリカ安全保障研究所ジャッキー・シラーズ理事長)との厳しい指摘がある。

 ズマ派の閣僚や党幹部の間でも大統領と距離を置こうとする動きが伝えられ、捜査当局はズマ氏と近いインド系富豪グプタ家が国営電力会社の契約を不正受注したとされる事件の捜査に乗り出した。

 一方、大統領昇格が既定路線とみられるラマポーザ氏は、経済再建や汚職撲滅を訴え、市場の信任も厚い。同氏は党内融和を優先する意向を示しており、当初は数カ月かけてズマ氏の説得にあたるとの見方が有力だった。

 ただ、米格付け会社ムーディーズは2月下旬の予算案発表後に南ア国債の格付けを見直す方針。投機的水準へ引き下げとなれば50億ドル(約5450億円)の資金流出を招くとされ、早急に「リスク要因」を取り除く必要に迫られている。

 政治アナリストのネル・マライス氏は毎日新聞の取材に「ズマ氏が辞任を拒めば党は解任すると圧力をかけていく」と指摘。シリアーズ氏も「辞任はもはや時間の問題」と述べ、いずれも数週間以内の決着を予測した。

1577チバQ:2018/01/25(木) 20:13:34
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20180125028.html
ルラ元ブラジル大統領の有罪判決、控訴裁が支持 次期選挙出馬困難か
12:47ロイター

ルラ元ブラジル大統領の有罪判決、控訴裁が支持 次期選挙出馬困難か

 1月24日、ブラジル南部ポルト・アレグレの控訴裁判所は、収賄と資金洗浄(マネーロンダリング)の罪に問われたルラ元大統領(72、写真)を有罪とした一審の判断を支持する判決を言い渡した。写真はポルト・アレグレで23日撮影(2018年 ロイター/Paulo Whitaker)

(ロイター)

[ポルト・アレグレ(ブラジル) 24日 ロイター] - ブラジル南部ポルト・アレグレの控訴裁判所は24日、収賄と資金洗浄(マネーロンダリング)の罪に問われたルラ元大統領(72)を有罪とした一審の判断を支持する判決を言い渡した。判事3人全員が有罪判決を支持した。

判事が全員一致の判断を下したことで、ルラ氏が上級裁判所に上訴する選択肢は狭まり、10月7日の大統領選に出馬できなくなる公算が大きくなった。ブラジルの法律では、一審の有罪判決が控訴裁で支持されれば出馬資格を失う。

ルラ氏は2003━10年の在任期間中、政府契約の獲得を目指したエンジニアリング企業から賄賂を受け取ったとして昨年、有罪判決を言い渡されていた。控訴裁判所は禁錮の期間を一審から2年半追加し、12年に延長した。

世論調査会社Datafolhaによると、ブラジルの次期大統領選に関する世論調査で有権者の36%がルラ氏を支持すると回答しており、同氏の不出馬はブラジルの政局見通しを大きく変えることになる。

ただルラ氏にはまだ選択肢が残っている。大統領選への立候補を巡っては選挙裁判所が最終的な判断を下す必要があり、その判断は候補者の登録後に行われる。

ポルト・アレグレの控訴裁の判決を受け、ルラ氏は最終判決を遅らせるため、より上級の控訴裁や最高裁に控訴することができる。大統領選の立候補の登録期限となる8月15日までに届け出を行えるよう、時間の確保を目指す可能性がある。

ルラ氏はサンパウロで行われた集会で、今回の判決を「うそ」だとして非難し、引き続き無実を訴えた。

ブラジル株式市場のボベスパ指数<.BVSP>は判決発表を受け、取引時間中の最高値を付けた。ルラ氏が今年の大統領選に出馬しなければ、緊縮策を継続する市場寄りの候補者に道が開けるとの期待が背景。

1578チバQ:2018/01/25(木) 20:16:35
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180125k0000e030212000c.html
<ブラジル>ルラ元大統領、控訴審も有罪 返り咲き出馬困難
10:25毎日新聞

<ブラジル>ルラ元大統領、控訴審も有罪 返り咲き出馬困難

ルラ氏=AP

(毎日新聞)

 【ポルトアレグレ(ブラジル南部)山本太一】収賄罪などに問われたブラジルのルラ元大統領(72)に対し、南部ポルトアレグレの連邦裁判所は24日、禁錮12年1月の控訴審判決を言い渡した。ルラ氏が立候補表明していた10月の大統領選出馬は難しくなった。世論調査では圧倒的な支持を得て本命とみられていただけに、選挙戦の見通しは不透明になった。

 ルラ氏は24日、「何の罪も犯していない」と改めて無罪を主張。所属する左派の労働党はルラ氏を候補とする考えに変わりないと表明した。ルラ氏は判決を不服として上訴する見通し。ブラジルの法律では控訴審で有罪判決を受けると、立候補できなくなるが、上級審や選挙裁判所が判断を覆す可能性も残る。

 1審は昨年7月、禁錮9年6月の判決を言い渡した。控訴審の裁判官3人全員が1審の有罪認定を支持し、「大統領が関与した罪は極めて重い。民主主義を危うくした」として量刑を重くした。

 判決によると、ルラ氏は大統領在任中の2009年、ブラジルの大手建設会社OASが国営石油会社ペトロブラスから工事を受注する便宜を図り、見返りに高級マンション1戸を譲渡された。OASからの賄賂総額はマンション購入費や改装費など370万レアル(約1億3000万円)に上る。

 ルラ氏は「不動産契約書などの書類に自分の名前はなく、賄賂を受け取った証拠はない」と主張したが、退けられた。

 ルラ氏は03〜10年の在任中、低所得家庭への支援事業など貧困層へ手厚い政策を実施し、今も人気が根強い。調査会社「ダッタフォーリャ」が昨年12月に発表した大統領選の世論調査によると、ルラ氏の支持率は34%で、17%の右派ボウソナロ下院議員(62)を大きく引き離し首位に立っている。ルラ氏は第1回投票を1位で通過し、上位2人による決選投票で小差で勝つとみられていた。

 ポルトアレグレやサンパウロではルラ氏の支持者ら1万人以上が判決に抗議するデモを行い、「ルラ氏抜きの大統領選は詐欺だ」と気勢をあげた。ポルトアレグレの集会に参加した会社員のリジアさん(54)は毎日新聞の取材に「判決はルラ氏を陥れる政治的な陰謀だ」と話した。一方、ルラ氏の反対派はサンパウロなどで判決を支持する集会を開いた。

1579チバQ:2018/01/25(木) 20:17:03
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180125X041.html
ルラ元大統領、二審も有罪=収賄で禁錮、返り咲き厳しく―ブラジル
08:51時事通信

 【サンパウロ時事】ブラジル南部ポルトアレグレの連邦裁判所は24日、在任中の収賄とマネーロンダリング(資金洗浄)の罪に問われたルラ元大統領(72)について、禁錮9年6月の一審判決を破棄し、改めて禁錮12年1月の有罪判決を言い渡した。ルラ被告は上訴するとみられるが、目指す10月の大統領選での返り咲きは厳しくなった。身柄は当面拘束されないもよう。

 判決後、ルラ被告はサンパウロ市内で支持者を前に「うそを受け入れることはできない」と述べた。

 ルラ被告は2003年から2期8年にわたる大統領在任中、貧困対策で実績を挙げており、今も国民の人気は抜群。再登板を目指しており、最新世論調査では、支持率が主要予想候補者の中でトップを走っている。

 二審判決によると、ルラ被告は大手ゼネコンOAS社から、国営石油会社の工事受注の見返りとしてサンパウロ州の海岸保養地グアルジャにあるマンションの部屋を提供された。裁判所はこれを約220万レアル(約7500万円)相当の収賄と認定した。3人の裁判官の1人は「巧妙な汚職構造の存在を認識していた」と被告を指弾した。

 二審で有罪となったことで、原則として被選挙権が剥奪されるが、ルラ被告側は法的手段を駆使して、8月15日に締め切られる大統領選への立候補を届け出る方針。受理の可否は選挙最高裁(TSE)が判断する。

1580チバQ:2018/01/25(木) 20:23:27
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018012500801&g=int
FARC、国会議員選に74人擁立へ=割り当て以上の議席目指す-コロンビア


コロンビアの人民革命代替勢力(FARC)のロンドニョ党首=2016年10月、ハバナ(AFP=時事)

 【サンパウロ時事】南米コロンビア最大の左翼ゲリラから合法政党に衣替えした「人民革命代替勢力」(FARC)は24日、3月11日に行われる国会議員選挙(上院102議席、下院166議席)に計74人の候補を擁立すると発表した。ロイター通信が伝えた。
 FARCは2016年11月に政府と結んだ和平合意に従い、両院にそれぞれ5議席ずつ、計10議席の割り当てを保証されている。
 FARC幹部は記者団に「われわれはさらに多くの議席獲得を期待している。10議席からの上積みを信じている」と述べた。最高司令官だったロンドニョ党首は既に、5月27日に実施される大統領選への出馬を表明している。
 政府との半世紀にわたる内戦で約22万人が犠牲になったことに加え、麻薬取引や誘拐を資金源にしていたことから、国民の対FARC感情は厳しく、選挙で割り当て以上の議席を確保できるかどうかは不透明だ。地元ラジオ局などが昨年11月に実施した大統領選予想候補の支持率調査で、ロンドニョ氏はわずか1%しか獲得できなかった。(2018/01/25-14:04)

1581チバQ:2018/01/26(金) 07:21:34
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180125-00000116-mai-s_ame
<ブラジル大統領選>「トランプ」浮上 元軍人、支持率2位
1/25(木) 21:54配信 毎日新聞
<ブラジル大統領選>「トランプ」浮上 元軍人、支持率2位
警察関係者との会合で発言するボウソナロ下院議員=リオデジャネイロで2017年12月8日、AP
 【ポルトアレグレ(ブラジル南部)山本太一】南米の大国ブラジルで24日、ルラ元大統領(72)が収賄罪で有罪判決を受けた。今年10月に行われる大統領選で本命とされたルラ氏の出馬が困難になったことで、注目されるのが軍人出身の右派、ジャイール・ボウソナロ下院議員(62)だ。過激な発言で「ブラジルのトランプ」と呼ばれるが、支持率はルラ氏に次ぐ2位で、当選する可能性が出てきた。

 ルラ氏に対し、南部ポルトアレグレの連邦裁判所が言い渡した控訴審判決は禁錮12年1月。判決によると、ルラ氏は大統領在任中の2009年、地元の大手建設会社OASが国営石油会社ペトロブラスから工事を受注する便宜を図り、見返りに高級マンションの部屋を譲渡された。OASからの賄賂総額はマンション購入費など370万レアル(約1億3000万円)に上る。

 「歴史的な日だ。共産主義者を社会から遠ざける良いチャンスだ」。左派の労働党に所属するルラ氏が判決を受けた後、ボウソナロ氏はこう述べた。

 14年から捜査が続くブラジル史上最悪の汚職事件では、ルラ氏以外にも多くの政治家が有罪判決を受けている。ボウソナロ氏は若者を中心する政治家への不信感をくみ取り、支持を広げてきた。

 また、周辺国などから幅広く移民を受け入れ、社会保障を提供してきた左派政権の政策を批判。ソーシャルメディアを通じた発信で人気を集めてきた点もトランプ米大統領と似ていると指摘される。

 左翼活動家らの拷問や弾圧を続けた軍事政権(1964〜85年)時代に軍人だったボルソナロ氏は「厳罰に処するしかない。怠け者を刑務所にぶち込むのだ」と当時の強権政治を擁護。さらに左派政権のもとで治安が悪化したとして、国家権力で秩序を回復すると強調する。

 10月の選挙はテメル大統領の任期満了に伴うもの。ルラ氏は03〜10年の在任中、貧困層への手厚い政策を実施し、根強い人気がある。判決前の昨年12月の世論調査では、ルラ氏の支持率は34%で首位。第1回投票を1位で通過し、上位2人による決選投票で小差で勝つとみられていた。

 判決後、ルラ氏は「何が罪なのか分からない。死ぬまで闘う」と改めて無罪を主張。労働党もルラ氏を候補とする考えに変わりないとしているが、ブラジルの法律では控訴審で有罪判決を受けると立候補できなくなる。

 一方、ボウソナロ氏の過激な発言には批判的な市民も多い。政治学者のアンドレ・セザル氏は地元メディアに「ルラ氏が嫌だからボウソナロ氏を支持する人も多く、ルラ氏が出馬できなければ他の候補を選択肢とするだろう。これ以上、ボウソナロ氏に票が集中するとは考えにくい」と指摘している。

1582チバQ:2018/01/29(月) 19:51:42
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180129k0000e030157000c.html
<コンゴ民主共和国>混乱深まる 「大統領退陣デモ」活発化
10:22毎日新聞

<コンゴ民主共和国>混乱深まる 「大統領退陣デモ」活発化

コンゴ民主共和国のカビラ大統領=AP

(毎日新聞)

 【ヨハネスブルク小泉大士】アフリカ中部の「資源大国」コンゴ民主共和国で、任期切れ後もその地位にとどまっているカビラ大統領(46)の退陣を求めるデモが活発化し、治安部隊との衝突が激しくなっている。カビラ政権は大統領選の延期を繰り返す一方、市民の不満を治安当局の力で封じ込めようとしており、欧米諸国などが懸念を表明している。

 コンゴの憲法は大統領の任期を2期までと定めている。カビラ氏は2016年末に2期目の任期が切れた後も退陣を拒否。与野党は昨年中の大統領選実施で合意したが実行されていない。今のところ選挙は今年12月に実施が予定されているが、選挙管理委員会は資金不足を理由にさらなる延期も示唆している。

 今月21日に首都キンシャサなど各地で選挙の実施を求める抗議行動が行われたが、治安当局は集会などの開催を認めず教会に集まった参加者に催涙ガス弾を発射。少なくとも6人が死亡、68人が負傷し、抗議を呼びかけた教会関係者の拘束も相次いだ。

 昨年12月31日のデモでも7人が死亡している。また、国連コンゴ安定化派遣団(MONUSCO)によると、治安当局によって昨年、「超法規的」に殺害された人々の数が1176人に上った。

 こうした事態を受け、米国務省は「最も強い言葉で非難する」との声明を発表。旧宗主国のベルギーや欧州連合(EU)なども相次いで懸念を表明した。

 AP通信などによると、カビラ大統領は26日、6年ぶりに記者会見に臨んだが「政情不安は存在しない」などと持論を展開。しかし、次期大統領選への立候補を明確に否定しなかったため、野党はカビラ氏が「(3選を可能にする)憲法改正をもくろんでいる」と批判を強めている。

 一方、大統領選を巡る問題とは別に、政府軍と反政府武装勢力の紛争が続く東部の南キブ州でも衝突が激化。24〜26日の3日間で、約7000人の避難民が隣国ブルンジに逃れたといい、治安の悪化が懸念される。

 日本の約6倍の国土を誇るコンゴは銅やコバルトなど豊富な天然資源ゆえに紛争が絶えない。1998年に東部を中心に起きた大規模な内戦は周辺国を巻き込んだ国際紛争に発展。2003年に終結したが、紛争関連での死者は約540万人に上った。

1583チバQ:2018/01/30(火) 03:29:54
http://www.sankei.com/world/news/180129/wor1801290038-n1.html
2018.1.29 21:22

グテレス氏、評判上々 国連事務総長就任1年 「存在感が薄い」と酷評された前任者の「潘基文式」を変革

 【ニューヨーク=上塚真由】グテレス国連事務総長が昨年1月に始動してから1年がたった。「存在感が薄い」と酷評された潘基文(パンギムン)前事務総長時代の反省から、グテレス氏は強い指導力を買われ選出された経緯がある。加盟国から大きな期待が集まる中、無難な“滑り出し”を見せている。

 「調整型の官僚タイプ」と評され、会見などで用意された原稿を読み上げていた潘氏。これに対し、英語、フランス語、スペイン語などを流暢(りゅうちょう)に操るグテレス氏は、自分の言葉で国際社会に強いメッセージを伝えるスタイルで、加盟国からの評判も上々だ。

 国連職員は「潘氏時代には、会議の下準備の段階で結論が決まっていることがあったが、グテレス氏は会議の途中で指示を出し、決断する。トップダウン型のリーダーだ」と話す。

 近年は国連平和維持活動(PKO)の隊員らによる性的虐待事件が起き、「国連が変革すべきときに最も適した指導者だ」と国連内での信頼感は厚い。

 ミャンマーのロヒンギャ問題では、2005年から10年間、国連難民高等弁務官を務めた難民問題の専門家だけに手腕が注目された。同問題は中露が「内政問題」との立場で国連安全保障理事会で長年、一致した対応がとれなかったのが実情。グテレス氏は昨年9月に安保理あてに行動を促す異例の書簡を送り、同月、8年ぶりに公開会合を開催するまでにこぎつけた。

 一方、グテレス氏が掲げる平和と安全▽開発▽管理-の3分野での国連行財政改革では、「職員の反発もあるうえ、ロシアが改革に懐疑的な姿勢をみせている」(国連関係者)のが現状だ。6月ごろに具体的な改革案を発表する予定だが、就任2年目でどこまで前進させられるか手腕の見せ所となる。

 グテレス氏は米国第一主義を掲げるトランプ米政権との関係改善に奔走、国連の改革路線で一致した。ただ、米国との関係は予断を許さない。グテレス氏は18年の「年頭のあいさつ」で、緊迫する北朝鮮情勢、加速する気候変動、国家主義・外国人嫌いの台頭などを挙げ「世界は非常事態にある」と宣言。名指しは避けたもののトランプ政権を牽制(けんせい)した。

 国連関係者の間では、「ヘイリー米国連大使と電話した後、激しく憤る様子がみられる」との指摘もある。国連運営には最大の財政貢献国・米国の協力が欠かせず、一層難しい対応を迫られるとみられる。

 一方、米国と比べ中国との関係は良好とされる。事務総長就任前から関係を構築し、英紙の取材に「中国は私を友達だとみていると思う」と自信をみせた。米国に代わって国際協調を主導すると喧伝(けんでん)する中国だが、実際には「2国間外交を重視する姿勢は変わらず、国連で主導権を取って行動するというまでの動きはみられない」(日本政府関係者)。今後、国連の場でいかに大国の責務を担わせるかが課題だ。

 グテレス氏は北朝鮮問題をめぐり、外交的解決の重要性を呼びかけてきた。非核化に向けた情勢作りとして昨年12月、フェルトマン政治局長を北朝鮮に派遣。政治局長として10年以来の訪朝となったが、北朝鮮側は実態の切迫性への危機感を感じていなかったという。安保理外交筋は「北朝鮮の主張を理解するという点では意味があったが、非核化に向けた突破口になるとの期待はそもそもなかった」と指摘。北朝鮮問題の解決に向け、今後どれだけ存在感を発揮できるかが問われる。

1584とはずがたり:2018/01/31(水) 12:06:47
「世界一小さい共和国」独立50年=太平洋の島国ナウル 時事通信社 2018年1月31日 07時47分 (2018年1月31日 11時36分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/world_g/20180131/Jiji_20180131X802.html

 【シドニー時事】「世界一小さい共和国」として知られる太平洋の島国ナウルが31日、独立から50年を迎えた。日本やオーストラリアなど関係国の代表が参加して、記念式典が開かれた。

 人口約1万人、国土面積が約21平方キロで東京都港区の面積とほぼ同じ広さしかないナウルは、太平洋戦争中には旧日本軍が占領。戦後は、国産リン鉱石の輸出先として日本とゆかりがある。

 式典参加のため現地を訪問した堀井巌外務政務官は30日にワガ大統領と会談。加山雄三さんの代表曲「君といつまでも」を口ずさむという大統領は、加山さんのサイン入り色紙やCDを手渡されると、「大変喜んでいた」(同行筋)という。

 ナウルは、島しょ国の諸問題について協議するため5月18?19日に福島県いわき市で開かれる「第8回太平洋・島サミット」に参加する予定だ。

1585チバQ:2018/01/31(水) 20:11:50
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1801310025.html
フジモリ派政党、国会会派から次男議員を除名
11:59産経新聞

 【ロサンゼルス=住井亨介】恩赦を受けたペルーのフジモリ元大統領の長女、ケイコ氏が党首を務めるフジモリ派政党「フエルサ・ポプラル」は30日、汚職疑惑が浮上したクチンスキ大統領に対する同党主導の罷免決議案採決で棄権したとして、フジモリ氏次男のケンジ氏ら3議員を国会の会派から除名する処分を発表した。党籍は維持される。

 これまで党運営などをめぐって確執が伝えられていたケイコ氏とケンジ氏との間の亀裂が決定的となった形で、ケンジ氏は「民主主義を守れ。自由は恐怖を打ち負かす」などと、ツイッターに党批判とみられる書き込みをした。

 昨年12月に行われた罷免決議案の採決では、ケンジ氏ら10議員が棄権したことによってクチンスキ氏は罷免を回避した。採決の3日後にクチンスキ氏が恩赦を発表し、恩赦を求めていたケンジ氏がクチンスキ氏と「裏取引」したとされている。

 処分を受けたケンジ氏らを追って会派を離脱する議員が今後出る可能性もあり、過半数を下回れば国会での同党の影響力低下は避けられなくなる。

1586チバQ:2018/02/01(木) 15:05:58
http://www.sankei.com/world/news/180201/wor1802010014-n1.html
2018.2.1 11:02

フジモリ派が分裂 次男ら、姉の政党から会派離脱 ペルー大統領選に影響も
 南米ペルーからの報道によると、フジモリ元大統領(79)の次男ケンジ議員(37)が1月31日、姉のケイコ氏(42)が党首を務める政党「フエルサ・ポプラル」に仲間9人と共に議会の会派離脱届を出したと発表した。フジモリ派の分裂により、2021年の次期大統領選で別々に立候補する可能性が強まった。

 在任中の軍による人権侵害事件で禁錮刑に服し、昨年末に政府から恩赦を受けたフジモリ元大統領の対応が注目される。

 野党ながら、これまで議会(130議席)で71議席を占めていた同党はケンジ氏らの離脱で過半数割れに追い込まれる。フエルサ・ポプラルは昨年12月、汚職疑惑が浮上したクチンスキ大統領に対する罷免決議案を提出。しかしケンジ氏ら10人の造反で否決され、3日後に元大統領が恩赦を受けた。このためクチンスキ氏とケンジ氏の間で恩赦を巡り取引があったと批判が高まった。ケンジ氏らは1月30日、同党の党紀委員会から追放処分を受けたが、異議申し立てをせずに会派離脱に踏み切った。(共同)

1587チバQ:2018/02/01(木) 15:08:05
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018020100336&g=int
フジモリ派分裂=ケンジ氏が会派離脱-ペルー


31日、リマで記者会見するフジモリ元ペルー大統領の次男ケンジ国会議員(AFP=時事)
 【サンパウロ時事】ペルーのフジモリ元大統領(79)の次男ケンジ国会議員(37)は31日、同志9人と共に、長女ケイコ氏(42)が党首を務める国会最大政党「フエルサ・ポプラル」に会派離脱届を提出した。ケンジ氏らは新会派を組み、同党議員の引き抜きを図る考えとみられ、フジモリ派の分裂が決定的となった。
 党が主導したクチンスキ大統領(79)罷免決議を昨年12月21日に国会で採決した際、ケンジ氏は仲間9人と共に土壇場で棄権に回り、クチンスキ氏を救った。その3日後にフジモリ氏が恩赦を受け、クチンスキ氏と裏で取引した疑いが浮上している。党規委員会は30日、ケンジ氏ら3議員の会派追放を決議していた。(2018/02/01-08:04)

1588チバQ:2018/02/01(木) 15:08:26
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018020100403&g=int
政治家の海外出張禁止=節約のためと大統領-ナミビア


ナミビアのガインゴブ大統領=2016年11月、ハバナ(EPA=時事)
 【ウィントフークAFP=時事】アフリカ南部ナミビアのガインゴブ大統領は31日、予算節約のため政治家や官僚の海外出張を禁止した。政府債務は危機的状況で、大統領報道官は「3月になるまで外国に行くことを考えてはいけない」と強調。大統領も年末の休暇や、エチオピアで1月28、29の両日開かれたアフリカ連合(AU)首脳会議には、大統領専用機を使わず「普通の民間機で行った」と報道官は述べ、理解を求めた。(2018/02/01-09:44)

1589チバQ:2018/02/01(木) 15:54:49
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018013100241&g=pol
「世界一小さい共和国」独立50年=太平洋の島国ナウル

 【シドニー時事】「世界一小さい共和国」として知られる太平洋の島国ナウルが31日、独立から50年を迎えた。日本やオーストラリアなど関係国の代表が参加して、記念式典が開かれた。
 人口約1万人、国土面積が約21平方キロで東京都港区の面積とほぼ同じ広さしかないナウルは、太平洋戦争中には旧日本軍が占領。戦後は、国産リン鉱石の輸出先として日本とゆかりがある。
 式典参加のため現地を訪問した堀井巌外務政務官は30日にワガ大統領と会談。加山雄三さんの代表曲「君といつまでも」を口ずさむという大統領は、加山さんのサイン入り色紙やCDを手渡されると、「大変喜んでいた」(同行筋)という。
 ナウルは、島しょ国の諸問題について協議するため5月18〜19日に福島県いわき市で開かれる「第8回太平洋・島サミット」に参加する予定だ。(2018/01/31-07:48)

1590チバQ:2018/02/01(木) 22:52:12
>>1477>>1501
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180131-35113987-cnn-int
ケニアの野党指導者、「人民の大統領」に就任 首都で式典
1/31(水) 13:10配信 CNN.co.jp
ナイロビ(CNN) ケニアの野党指導者、オディンガ元首相が30日、「人民の大統領」への就任を宣言した。首都ナイロビ中心部での「就任式」には数千人の支持者が集まった。

式典はほぼ平和的に開かれ、終了後は支持者らも早々に解散した。ただ会場の公園付近で看板を外している集団に、警察が催涙ガスを発射する場面もあった。

当局はこれに先立ち、違法な集会を阻止すると述べていた。しかしロイター通信によれば、会場に制服警官や機動隊の姿はなかった。

式典の後、オディンガ氏のツイッター・アカウントの肩書は「ケニア共和国大統領」に更新された。

昨年秋に実施された大統領選のやり直し投票では、現職のケニヤッタ氏が得票率98%で再選を果たした。オディンガ氏はこれに先立つ8月の大統領選に出馬したが、ケニヤッタ氏圧勝の結果が無効とされた後、選管が改善策を取っていないとして、やり直し投票をボイコットした。

ケニアのムイガイ法務相は先月、選挙で合法的に当選した者以外の就任式典は無効だと述べ、主催者や協力者は重大な反逆罪に問われると警告していた。反逆罪で有罪となれば死刑を言い渡される可能性がある。

ケニヤッタ氏はメディアが式典を放映した場合、放送免許を取り消すと事前に警告していた。同国で報道の自由を主張する団体によると、政府は30日朝、主要なテレビ局3社の放送を強制的に停止した。

1591チバQ:2018/02/05(月) 21:08:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180205-00000034-jij_afp-int
エクアドル国民投票、大統領再選制限を支持 コレア氏返り咲き阻止へ
2/5(月) 17:52配信 AFP=時事
エクアドル国民投票、大統領再選制限を支持 コレア氏返り咲き阻止へ
エクアドルの首都キトで国民投票の結果を喜ぶレニン・モレノ大統領(2018年2月4日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】エクアドルで4日、大統領の再選を再び制限する規定を盛り込んだ憲法改正の是非を問う国民投票が実施され、賛成票が64%に達した。2021年の次期大統領選で返り咲きを狙うラファエル・コレア(Rafael Correa)前大統領に対し、国民がはっきりと出馬阻止の意思を表明した格好だ。

 再選制限規定は、コレア氏が大統領だった2015年に廃止されていた。今回の国民投票は、敵対する現職のレニン・モレノ(Lenin Moreno)大統領が主導して行われたもので、選挙管理委員会の発表によれば、有権者の64%が大統領の長期政権を阻む規定の復活に賛成票を投じた。

 また、コレア氏が大統領時代に創設した裁判官ら公職者の選定を担う委員会についても、63%が再編に賛成。前大統領の「遺産」といえる制度が事実上一掃される見通しだ。

 今回の投票結果は、深刻な内部分裂に陥った左派与党「国家同盟(Country Alliance)」の支配権をめぐるコレア派とモレノ派の対立で、モレノ氏が勝利したことを意味する。

 選管の発表にわずかに先立ち、モレノ氏は「明確かつ圧倒的な勝利」を宣言。「対立は過去のものとなった。今こそ、団結に立ち返るときだ」と支持者らに語った。【翻訳編集】 AFPBB News

1592チバQ:2018/02/06(火) 19:16:25
https://www.asahi.com/articles/ASL26150QL25UHBI02C.html
モルディブで非常事態宣言 最高裁判事・元大統領ら逮捕
ニューデリー=奈良部健2018年2月6日12時31分
 インド洋の島国モルディブのヤーミン大統領は5日夜、15日間の非常事態宣言を出した。警察は6日、最高裁判事らを逮捕した。容疑は明らかになっていないが、最高裁は1日、大統領に対し、政治犯の釈放や罷免(ひめん)された国会議員の復権を命じていた。ヤーミン氏は命令を無視して最高裁と対立。野党勢力による抗議デモが続いていた。

 地元報道によると、1日の最高裁命令をヤーミン氏が無視したことから、首都マレでデモが起き、治安部隊が参加者を拘束するなど混乱があった。非常事態宣言後には、最高裁判事の他にヤーミン氏の異母兄ながら野党側との協力を強めたガユーム元大統領も逮捕された。

 ヤーミン氏は、政治犯の釈放が年内にも予定されている大統領選に与える影響を懸念しているとされるほか、与党離党後に罷免された議員が復権すれば、与党が国会で過半数を割り込む可能性があった。(ニューデリー=奈良部健)

1593チバQ:2018/02/06(火) 20:24:29
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3161288.html
モルディブで非常事態宣言、元大統領逮捕 政治混迷深まる
08:47AFPBB News

モルディブで非常事態宣言、元大統領逮捕 政治混迷深まる

モルディブの首都マレの最高裁前で警備に当たる治安部隊。現地紙ミハール提供(2018年2月5日撮影)。(c)AFP PHOTO / MIHAARU

(AFPBB News)

【AFP=時事】観光地として有名なインド洋の島国モルディブのアブドラ・ヤミーン大統領は5日、15日間の非常事態宣言を発令した。重武装した軍の部隊が最高裁に突入し元大統領が逮捕されるなど、同国では政治危機が深まっている。

 最高裁は1日、反体制派9人の釈放を命じるとともに、与党を離党して議員の資格を奪われた12人の復職を命じていた。これが実現すれば議会で野党側が過半数を占めヤミーン大統領弾劾の可能性も生じるが、ヤミーン大統領は最高裁の命令に応じることを拒否していた。

 ヤミーン大統領は大統領に就任した2013年以降、敵対する政治勢力のほぼ全員を収監するなど、何年にもわたって反体制派の取り締まりを続けており、モルディブの高級観光リゾート地としてのイメージを傷つけてきていた。

 警察は5日、ヤミーン氏の異母兄であるマウムーン・アブドル・ガユーム元大統領を逮捕した。同氏は主要野党勢力と協力しヤミーン大統領に反対する運動を行っていた。

 ガユーム元大統領の娘ユムナ・マウムーン氏は、ガユーム元大統領が6日午前0時(日本時間同4時)ごろ、首都マレの自宅から連行されたとツイッターに投稿した。ガユーム氏は同国初の民主的な選挙が行われた2008年まで30年にわたって大統領を務めた。

 ガユーム元大統領は警察に連行される直前、支持者に向けたビデオメッセージを撮影し、「私は逮捕されるようなことは何もしていない。皆さん、決意をしっかりと持ち続けてください。われわれは、現在取り組んでいる改革をあきらめることはない」と話していた。この動画はツイッターに投稿された。

 政府報道官は5日声明を発表し、最高裁の命令は国の最高法規である憲法に公然と反抗するものだと主張するとともに、政府は「平穏を促す」意向であり、「この異常な期間を通して」すべての国民と観光客の安全を保証すると強調した。【翻訳編集】AFPBB News

1594チバQ:2018/02/06(火) 20:41:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180205-00000058-reut-s_ame
コスタリカ大統領選、保守系がリードも決選投票の公算大
2/5(月) 14:54配信 ロイター
コスタリカ大統領選、保守系がリードも決選投票の公算大
 2月4日、中米コスタリカで大統領選の投開票が行われ、保守系キリスト教の歌手でテレビ司会者のファブリシオ・アルバラド候補(43)が対立候補をリードしているが、当選に必要な得票は見込めず、決選投票が行われる可能性が濃厚になった。写真は同候補者のサポーター達。コスタリカのサンノゼで撮影(2018年 ロイター/Juan Carlos Ulate)
[サンホセ 4日 ロイター] - 中米コスタリカで4日、大統領選の投開票が行われ、保守系キリスト教の歌手でテレビ司会者のファブリシオ・アルバラド候補(43)が対立候補をリードしているが、当選に必要な得票は見込めず、決選投票が行われる可能性が濃厚になった。

選挙管理委員会の発表によると、開票率約70%の時点で、国家復興党のアルバラド氏の得票率は25.2%。与党市民行動党(PAC)のカルロス・アルバラド・ケサダ氏が21.1%で2位。

アルバラド氏は同性婚に反対、一方、ケサダ氏は同性婚の支持を表明している。

開票が進むにつれて対立候補に対するアルバラド氏のリードはやや縮小してきており、決選投票が4月1日に実施される可能性が高い。

1595チバQ:2018/02/06(火) 22:32:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180206-00000059-mai-asia
<モルディブ>非常事態宣言を発令 政治犯釈放で強権的対応
2/6(火) 17:35配信 毎日新聞
 【ニューデリー金子淳】世界有数のリゾート地として知られるインド洋の島しょ国モルディブで、最高裁が政治犯9人の釈放などを命じたのを機に政情不安が深まっている。ヤミーン大統領は最高裁の命令を拒否し、5日に非常事態宣言を発令。対立する異母兄のガユーム元大統領と、最高裁長官ら判事2人の身柄を拘束した。政府の強権的な対応に米欧やインドなどが批判の声を上げている。

 現地からの報道によると、最高裁は1日、2015年に反テロ法違反罪で有罪判決を受けた野党指導者、ナシード元大統領(英国に亡命中)ら9人について、政治的に影響された判決だったとして釈放を決定。昨年7月に与党モルディブ進歩党を離反後に議員資格を停止された国会議員12人の復職も命じた。

 議員らが復職すれば与党の進歩党は過半数を割り込み少数与党となるため、政府は「最高裁が大統領を弾劾しようとしている」として命令を拒否。最高裁に従う意向を示した警察庁長官を解任した。

 非常事態宣言は15日間で、治安部隊の権限が強化され、集会の自由など憲法で保障された権利の一部が制限される。外交関係者によると、首都マレでは6日、多数の警官が街中で警戒に当たっているという。大統領府は「国民や外国人訪問客の安全は保障される」としているが、政情不安が続けば治安悪化につながる可能性もある。

 ガユーム氏の独裁が続いたモルディブは08年に民主化され、ナシード氏が大統領に就任。ヤミーン氏は13年の大統領選でナシード氏を破った。就任後、次々と野党政治家を逮捕するなど、強権姿勢を強めてきた。米国務省のナウアート報道官は5日、声明で「法の支配に従い、最高裁の命令を履行すべきだ」と指摘。英国、インドも同様の声明を出した。

1596チバQ:2018/02/07(水) 15:18:11
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180207k0000e030264000c.html
<ケニア>続く報道機関攻撃 昨年の大統領選巡り混乱

11:19毎日新聞

<ケニア>続く報道機関攻撃 昨年の大統領選巡り混乱
独自に強行した「大統領就任式」で、弁護士を伴って宣誓し、聖書を掲げる野党指導者、オディンガ氏(中央)。式典の中継を巡り主要放送局が放送停止に追い込まれた=ケニア首都ナイロビのウフル公園で2018年1月30日、AP
(毎日新聞)
 【ヨハネスブルク小泉大士】昨年の大統領選挙を巡る混乱が続くケニアで、政府によって主要テレビ局が1週間にわたり放送停止に追い込まれた。ケニア政府は放送の再開を命じた裁判所の決定に従おうとせず、国際社会からも懸念表明が相次いでいる。

 放送停止処分を受けた民放4局は1月30日、野党指導者、オディンガ氏の「大統領就任式」を現場から生中継しようとして、突然放送が遮断された。

 マティアンギ内相は、式典は「政府転覆の試み」であり、「報道機関が違法行為に加担した」と非難した。

 市民団体の申し立てを受け、ナイロビ高裁は1日、ただちに放送停止処分を解除するよう命じたが、政府は応じなかった。

 メディア関係者でつくる「ケニア編集者組合」は、1990年代に1党独裁から複数政党制に移行して以来、「報道機関に対する最もひどい攻撃だ」と政府の対応を批判。NTVとKTNの放送は5日午後に再開されたが、シティズンTVなどは6日夜も放送停止が続いている。

 現職のケニヤッタ大統領とオディンガ氏との事実上の一騎打ちとなった昨年8月の大統領選は、選挙管理当局がケニヤッタ氏の当選を発表したが、オディンガ氏側が票の集計作業に不正があったとして異議を申し立て、最高裁が選挙結果を無効と判断。オディンガ氏がボイコットする中で行われた10月の再選挙でケニヤッタ氏が再選を決めた。これに対し、対決姿勢を崩さないオディンガ氏は「人民の大統領」に就任すると宣言し、先月30日の式典を強行した。

 米国や欧州連合(EU)は、オディンガ氏への不支持を表明する一方で、ケニア政府に対し「表現の自由」を尊重するよう強く要請。国連も裁判所の決定に従うよう促した。

 ケニアのベテラン記者は「(70年代後半から2000年代前半まで続き、独裁と批判された)モイ政権に例える声すらある」と述べ、ケニヤッタ政権による報道機関への圧力が強まっていることに懸念を示した。

1597チバQ:2018/02/07(水) 15:21:20
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180207X739.html
4月の米州首脳会議、混乱の恐れ=ベネズエラ大統領が出席表明

14:14時事通信

 【サンパウロ時事】ベネズエラのアレアサ外相は6日、ペルーの首都リマで4月13、14両日に開催される米州首脳会議にマドゥロ大統領が出席すると発表した。米州諸国の大半は独裁色が強いマドゥロ氏の政権運営に反発しており、出席が実現すれば混乱が予想される。

 アレアサ氏は「大統領は米州の主権を守り、闘志あふれるペルー国民と会うため、会議に出席する」と説明した。

 ペルーは、マドゥロ政権に民主主義の順守を要求する12カ国で構成する「リマ・グループ」の主導国。同国の国会最大会派のフジモリ派「フエルサ・ポプラル」を含む与野党4党は6日、「ベネズエラでは権力分立や表現の自由が侵害されている懸念がある。マドゥロ政権は国際法廷で裁かれるような罪を犯している」と指摘。政府にマドゥロ氏を「ペルソナ・ノン・グラータ」(好ましからざる人物)に指定するよう求めた。ガラレタ国会議長も政府に出席を拒否するよう求めた。

1598チバQ:2018/02/11(日) 18:56:00
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASL2B10PCL29UHBI03T.html
非常事態宣言のモルディブでテレビ局閉鎖 脅迫相次ぐ

02月10日 17:29

 政府と野党側の対立が深まるインド洋の島国モルディブで、同国最大手で独立系のニュース放送局ラージェTVが8日夜、放送を停止した。地元メディアなどが報じた。ヤーミン政権による5日の非常事態宣言以降、放送局への放火や記者への暴力などの脅迫が相次いだためだ。

 同局は2013年の大統領選の前にも放火されており、「社員の安全のため放送を停止する以外に選択肢がなくなった」としている。地元記者は取材に「インターネットも遮断される恐れがある」と話した。

 一方、インド外務省などによると、9日夜、AFP通信の記者2人が首都マレで逮捕されたという。インド政府が確認を急いでいる。

 モルディブでは、最高裁が1日、野党のナシード元大統領(英国に亡命中)ら政治犯9人を無罪とし、政治犯の釈放や罷免(ひめん)された国会議員の復権を命じた。ヤーミン大統領がこの命令を無視したことに野党側が反発、抗議デモが起きた。ヤーミン大統領は5日に非常事態宣言を出し、集会の自由などを制限。警察は最高裁判事2人を逮捕した。こうした事態を受け、ナシード氏は密接な関係を持つインドに、ヤーミン大統領は関係を強めてきた中国に支援を求め、対立と混乱が深まっている。(ニューデリー=奈良部健)

1599チバQ:2018/02/12(月) 00:52:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180211-00000011-san-m_est
南ア大統領窮地 腐敗体制批判の与党内から辞任圧力

2/11(日) 7:55配信��
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南アフリカの政権をめぐる主な経緯(写真:産経新聞)

 【カイロ=佐藤貴生】南アフリカでズマ大統領(75)に対する辞任圧力が強まっている。汚職など数多くの疑惑を抱えながら、持ち前の粘り腰で政治生命の危機を乗り切ってきたズマ氏だが、出身母体の与党、アフリカ民族会議(ANC)からも辞任するよう説得する動きが出ており、土俵際に追い込まれつつあるようだ。

 ロイター通信によると、副大統領でANC議長を務めるラマポーザ氏(65)は9日、「緊急の問題」があるとして行事への出席を取りやめ、ズマ氏との辞任をめぐる協議が山場を迎えたとの観測が出た。ラマポーザ氏は最近、ズマ氏と直接会談したとし、近く結論を出すとの意向を示していた。

 何度も苦境をくぐり抜けてきたズマ氏だが、腐敗した体制を批判するラマポーザ氏が昨年12月、ANCの議長選で勝利。任期終了を待たずズマ氏に退陣するよう迫ってきた。22日に不信任決議案の採決が行われることも決まり、これまでと違いANCの有力者の中からも賛成に回る者が出るといわれる。

 ANCは、アパルトヘイト(人種隔離)を終結に導いた立役者のマンデラ氏が議長を務めた名門政党。ズマ氏も17歳のときにANCに加わり、黒人解放運動の闘士として活躍した。しかし、権力を握るにつれて金権体質に染まった。

 ズマ氏は2009年に大統領に就任し、現在2期目(3選は禁止)。故郷の私邸を改修してプールや劇場、家畜の飼育場などを造ったが、裁判所は16年、公金を流用したとして総額2億5千万ランド(約23億円)のうち一部の返還を命じた。インド系富豪との癒着疑惑も浮上している。05年には兵器取引をめぐり多額の賄賂を受け取った疑いで副大統領を解任されたほか、婦女暴行の罪でも起訴された。

 南アは順調な経済成長を遂げ、中露などと並んで「BRICS」(新興5カ国)の一角を占めてきたが、ズマ氏の統治の下で失業率は28%に上り、若年層に限れば5割を超えるとの見方もある。経済低迷が民衆の暮らしを圧迫、反政府デモが日常化していた。

1600チバQ:2018/02/12(月) 00:53:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180210-00000094-jij-asia
インド洋の楽園混乱=非常事態宣言、最高裁長官を拘束―モルディブ

2/10(土) 19:37配信��
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 【ニューデリー時事】新婚旅行先として日本でも人気の「楽園」として知られるインド洋の島国モルディブで、政治混乱が続いている。

 最高裁が、投獄されていた野党政治家らへの有罪判決破棄を決め、政敵の復権に危機感を抱いたヤミーン大統領が強権を発動。非常事態が宣言され、最高裁長官らが拘束された。

 最高裁は1日、ヤミーン氏の就任後の2015年、反テロ法違反罪で有罪判決を受けたナシード前大統領(16年に亡命)ら野党政治家9人への判決を破棄した。罷免された政治家12人の復権も命令した。ナシード氏らへの判決は「政治的動機」に影響されていたと最高裁は結論付けた。

 命令が実施されれば、議会で与野党勢力が逆転したり、今年予定されている大統領選にナシード氏が出馬したりする事態が想定される。いずれもヤミーン氏には受け入れ難く、命令を拒否すると表明した。

 これを受け野党支持者のデモが激化したが、大統領は5日、期間15日間の非常事態を宣言。治安部隊を最高裁に突入させて長官を捕らえ、強硬姿勢をあらわにした。さらに、ヤミーン氏の異母兄で野党に協力的なガユーム元大統領らも次々拘束した。

 これに屈した最高裁は6日、「大統領の懸念を考慮」し、1日の決定を撤回した。国連や米国などはヤミーン氏の強権姿勢を憂慮する声明を出している。

 一方、シルクロード経済圏構想「一帯一路」でモルディブと協力関係にある中国は対照的だ。外務省の耿爽・副報道局長は8日、モルディブの混乱について「内政問題であり、モルディブの主権を尊重すべきだ」と国際社会の干渉をけん制している。

 首都マレ一帯では、野党支持者と治安部隊との衝突も発生。在モルディブ日本大使館は、邦人観光客に警戒を呼び掛けている。

1601チバQ:2018/02/12(月) 18:21:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180212-00000050-mai-int
<コロンビア>進まぬ難民数十万人の帰還 内戦終結1年超
2/12(月) 17:34配信 毎日新聞
<コロンビア>進まぬ難民数十万人の帰還 内戦終結1年超
FARCへの恐怖を語るコロンビア難民のクリスチアーノさん=2017年12月22日、サンパウロで山本太一撮影
 【サンパウロ山本太一】2016年末に左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(FARC)」と政府との内戦が終わったコロンビア。終戦から1年以上がたっても内戦中に国外に逃れた難民数十万人の帰還は進んでいない。その一人で、サンパウロで暮らす元木材輸出会社社長クリスチアーノさん(42)が、FARCに誘拐された状況や恐怖心が消えない心境を証言した。帰還の難しさが浮き彫りになっている。

 「FARCのメンバーだ」。14年秋、クリスチアーノさんがコロンビア北部モンテリバノで木材を積んだトラックを運転中、トラック2台から降りてきた男数人に囲まれた。銃を突きつけられ、暴行されトラックに押し込まれた。数時間の移動後、森の中で自身の銀行口座の明細を示され「十分払えるな」と現金を要求された。

 FARCは同時に、妻マリアさん(38)と幼い娘2人がいた南部パストの自宅に押し入っていた。脅されたマリアさんが約1カ月間、毎日現金を下ろして身代金計50万ドル(約5400万円)を払い、クリスチアーノさんは解放された。

 誘拐中、食事はなかった。水が渡されるだけでクリスチアーノさんの体重は約170キロから約110キロに減少。「尿を飲まされたこともあった。精神的に崩壊させるのがFARCの手口だ」と話す。

 FARCに目をつけられたのは、もともとみかじめ料として提供していた月5000〜1万ドルの支払いをやめたからだ。メンバーから「何が起こるか分かるな」と脅され、身の危険を感じたクリスチアーノさんは家族を残し国内を転々とした。それでも、モンテリバノに引っ越した2日後に居場所を見つけだされ、誘拐された。違法組織や警察、銀行などとの癒着がはびこるコロンビアでは、組織の内部情報流出は珍しくないという。

 クリスチアーノさんが自宅に帰っても、メンバーは妻らを人質に立てこもっており、警察の指示でレストランにおびき出した。そこで警察とFARCの間で銃撃戦となり、FARCの司令官が死亡。仕返しを恐れた一家は国外に避難した。

 ベネズエラを経由して14年末、サンパウロにたどり着いた。「やっと解放され、自由になった気がした」と振り返る。約5カ月前から難民支援策の一環で採用された自動車メーカーで働く。

 FARCは武装解除したが、一部はゲリラ活動を続ける。コロンビアに残る親族とはメンバーに情報が漏れるのを恐れ連絡をとっていない。「恐怖は一生続くと思う。帰りたいという気持ちは全くありません」

 政党「人民革命代替勢力」に生まれ変わったFARCは3月の国会議員選挙、5月の大統領選にのぞむ。だが、今月9日には選挙活動に対する抗議デモの高まりを受け、治安上の理由から活動を中断すると発表した。「彼らがやったことを忘れて『武器を捨てる』と言われても納得がいかない」。

1602チバQ:2018/02/13(火) 23:14:52
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180214k0000m030163000c.html
<南アフリカ>与党、不信任案同調へ ズマ大統領週内退陣か
21:37毎日新聞

 【ヨハネスブルク小泉大士】汚職疑惑が絶えない南アフリカのズマ大統領は12日夜、来年の総選挙までの任期を待たずに即時退陣を迫った与党アフリカ民族会議(ANC)の要求を拒否した。これに対し同党は、ズマ氏解任の手続きに入り、今週中に国民議会(下院)で不信任決議案を成立させる構え。退陣の時期を巡るギリギリの攻防が続いている。

 同党は12日、最高意思決定機関の全国執行委員会を招集し、ズマ氏に対し「48時間以内」の辞任を求めることを決定。ラマポーザ副大統領らが同日夜、ズマ氏と会談した。地元メディアによると、ズマ氏は辞任までに3カ月間の「周知期間」を設けることなどを要求し、即時退陣は拒否したという。

 南アの大統領は国民議会で選出。野党は22日の不信任案審議を前倒しするよう主張している。6割の議席を占めるANCが賛成に回れば可決される。

 ズマ氏は昨年12月にANCの議長を退任。反ズマ派の支持を受けたラマポーザ氏が新議長に就任して以降、党内で急速に辞任圧力が強まっていた。

 ラマポーザ氏は先週から「権限移譲」を巡ってズマ氏との交渉を続け、8日に予定されていた一般教書演説などの日程が次々と白紙に。この問題に最終的な結論を出すために開かれた全国執行委員会は13時間に及んだ。

 ズマ氏は2009年の大統領就任前から汚職関与が取りざたされ、2期の在任中もインド系富豪との癒着が報じられるなど「権力の私物化」に対する批判が噴出していた。

1603チバQ:2018/02/14(水) 18:39:04
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20180214-567-OYT1T50039.html
独裁色強まるベネズエラ、大統領選前倒し強行へ
14:44読売新聞

 【リオデジャネイロ=田口直樹】南米の産油国ベネズエラで、反米左派のマドゥロ大統領が独裁色を強めている。

 7日には政権の影響下にある選挙管理当局が野党や周辺国の反対を押し切り、大統領選を4月22日に行うと決めた。4月に一部の国債などが債務不履行(デフォルト)に陥る懸念もくすぶる中、選挙強行で同国の政治・経済の混乱に拍車がかかりそうだ。

 ◆野党連合の参加禁止

 「選挙に勝利し、国民が豊かになれる経済モデルを築き上げる」。マドゥロ氏は大統領選候補者としての擁立が決まった2日、与党・統一社会党の党大会で2期目への意欲を強調した。

 大統領派で固めた国権の最高機関・制憲議会は1月下旬、当初12月に予定されていた大統領選を大幅に前倒しして4月末までに実施すると決定。その2日後には、政権寄りの最高裁が、統一候補擁立を模索していた野党連合の選挙参加を禁じた。有力な野党指導者も軟禁下に置かれるなどしており、マドゥロ氏の再選は確実な情勢だ。

 マドゥロ氏には、財政が破綻したり、野党の選挙態勢が整ったりする前に大統領選に持ち込みたいとの考えがあるとみられる。ブラジル、アルゼンチンなど中南米諸国や野党勢力は「正当性を欠いた選挙だ」と批判しているが、同氏は無視する構えを崩していない。

1604チバQ:2018/02/14(水) 18:40:12
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASL2D26GML2DUHBI001.html
自宅改装に公金・暴行…元闘士・南ア大統領、疑惑で窮地
00:18朝日新聞

自宅改装に公金・暴行…元闘士・南ア大統領、疑惑で窮地
ズマ大統領を巡る疑惑
(朝日新聞)
 アフリカ経済を引っ張ってきた南アフリカが、ズマ大統領(75)の進退を巡って揺れている。アパルトヘイト(人種隔離)政策の廃止に貢献した元闘士として大統領に就いたものの、汚職疑惑が相次ぎ人気が低迷。来年の総選挙が迫る中、与党アフリカ民族会議(ANC)内からも辞任要求の声が上がっている。

 ANCの最高政策決定機関である全国執行委員会は13日未明にかけて約13時間にわたって臨時会合を開催。ズマ氏が辞任に応じなければ解任する方針を決めた。ズマ氏は南アフリカや中国などの首脳が出席する7月のBRICSサミットへの出席などのため、「3カ月〜半年の時間が欲しい」と求めたといい、辞任に応じるかは不透明だ。

 次期大統領として有力視されるラマポーザ副大統領(65)は11日、「(ズマ氏からの)権限移行を議論している。国民がこの問題の解決を望んでいるのは分かっている」と演説した。

 野党の辞任要求も強まっており、22日には不信任投票が予定されている。ズマ氏への不信任投票はこれまでも繰り返し実施され、いずれも否決されてきたが、今回はANCから離反者が相次ぐ可能性がある。

 2009年に大統領に就任したズマ氏は、数百とも言われる汚職疑惑で批判されている。プールや劇場などがある自宅の改装費で約2億4600万ランド(約22億3千万円)の公金を使ったとされるほか、武器取引を巡る金銭の授受疑惑などがある。ズマ氏が権力の座に固執するのは辞任後の訴追を恐れているからとみられる。

1605チバQ:2018/02/15(木) 11:23:53
http://www.sankei.com/world/news/180215/wor1802150018-n1.html
2018.2.15 10:13

黒人解放の闘士、過去の名声汚した末の退場 南ア・ズマ大統領辞任
 【カイロ=佐藤貴生】南アフリカのズマ大統領(75)が辞任を表明した。アパルトヘイト(人種隔離)打倒を目指す黒人解放運動の闘士として脚光を浴びたが、権力を握ってからは汚職疑惑にまみれ、辞任を拒み続けて国民の反感を買った。昨年11月に辞任に追い込まれた隣国ジンバブエのムガベ前大統領と同様、過去の名声を汚した末の退場となる。

 ズマ氏は17歳でアフリカ民族会議(ANC)に加わり、軍事部門「民族の槍」の構成員となった。監獄島ロベン島での10年間の獄中生活も経験した。ANCはアパルトヘイト廃止後の政局で主要な地位を占め、ネルソン・マンデラ氏も議長を務めた名門政党だ。

 しかし、ズマ氏をめぐっては、2009年の大統領就任前からさまざまな疑惑が浮上。05年には兵器取引をめぐり多額の賄賂を受け取った疑いで副大統領を解任されたほか、知人女性をレイプした罪でも起訴された。

 その後も金権体質には歯止めがかからず、故郷の私邸を改修した際には多額の公金を流用したとして、裁判所は16年に一部の公金の返還を命じた。ズマ氏と癒着を深めたインド系富豪は、閣僚任命などにも影響力を及ぼしたとされる。

 ジンバブエで軍が事実上のクーデターに踏み切り、ムガベ氏を自宅で軟禁した際には、調停する意思を示したズマ氏。しかし、昨年12月に腐敗した体制を批判するラマポーザ副大統領(65)がANC議長に選出されてから急速に求心力を失い、ムガベ氏の辞任からわずか約3カ月後に同氏の後を追う形となった。

1606とはずがたり:2018/02/15(木) 14:14:12
南アフリカにブラジルにベネズエラと途上国は何処も滅茶苦茶だなあ。。┐('〜`;)┌

1607チバQ:2018/02/15(木) 21:51:32
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180216k0000m030134000c.html
<南ア大統領辞任表明>与党へも不満高まり 総選挙控え引導
21:14毎日新聞

 【ヨハネスブルク小泉大士】南アフリカのズマ大統領は14日、来年の任期満了を待たずに辞任すると発表した。アフリカ屈指の経済大国であり、BRICS(新興5カ国)の一角を占める南アだが、約9年のズマ政権下で金権体質がはびこり、経済成長率も鈍化。ラマポーザ次期大統領は早期にズマ氏に引導を渡し「新生南ア」を国内外にアピールする必要があった。

 ズマ氏は故マンデラ元大統領と共に白人政権下のアパルトヘイト(人種隔離)体制を打倒した元闘士だが、2009年の大統領就任前から知人女性に対するレイプ疑惑や武器不正調達にからんだ783件の容疑で捜査対象になっていた。

 就任後も故郷の私邸改修に多額の公費を流用したことが問題になった。親しいインド系富豪のグプタ家が閣僚人事に介入したり、国営企業との間で次々と有利な契約を結んでいたりした疑惑も発覚した。

 在任中、資源価格の下落もあり経済成長は大幅に減速し、失業率も高止まり。市場からは不合理な政権運営を続けるズマ氏こそが「リスク要因」とみなされ、来年の総選挙を前に与党アフリカ民族会議(ANC)に対する国民の不満もかつてないほどに高まった。

 一方のラマポーザ氏は、1月のダボス会議で、腐敗体質にメスを入れ投資環境の改善に取り組む姿勢を国際社会にアピール。国内でも汚職の温床となっていた国営企業の役員が次々更迭され、司法当局も一連の疑惑に関する「グプタゲート」の捜査に乗り出した。

 「潮目が変わった」(政治評論家)ことでズマ氏の辞任は不可避との見方が広がり、退陣の道筋が焦点に。渋るズマ氏に対し、いかに引導を渡すかが、次期ラマポーザ政権の今後を占う「試金石」として注目を集めた。

 白人政権との民主化交渉で手腕を発揮したラマポーザ氏は当初、「ズマ氏に恥をかかせてはいけない」と繰り返し、ズマ派にも配慮して党の分裂回避を優先する慎重な姿勢だった。だが、退陣交渉が長引くにつれ、ラマポーザ氏の姿勢は国民に「弱腰」と映るようになった。このため、新政権への期待が失望に転じる前に手を打つ必要に迫られたラマポーザ氏は、11日の故マンデラ氏生誕100周年集会で「節目を新たな始まりの機会とする」と強調し、党の全国執行委員会を緊急招集。大統領職からの「解任」を決めてズマ氏を辞任に追い込み、南ア再生に向けた「最初の難関」を辛うじてクリアした。

1608チバQ:2018/02/15(木) 21:51:59
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180216k0000m030132000c.html
<南ア大統領辞任>ズマ氏解任必至、追い込まれ
21:12毎日新聞

 【ヨハネスブルク小泉大士】南アフリカのズマ大統領(75)は14日、辞任を表明し15日、国会で辞任が承認された。与党アフリカ民族会議(ANC)の辞任勧告に激しく抵抗したが、不信任案成立が不可避となり辞任を余儀なくされた。下院は15日、ラマポーザ副大統領(65)を新大統領に選出した。

 ズマ氏は約30分間の国民向けテレビ演説で、正当な理由もなく辞任を迫られたと不満を繰り返したが、最後に「ずっと組織の方針に従ってきた」と述べ、自ら身を引くことで政争に終止符を打つ考えを示した。

 汚職疑惑が絶えないズマ氏は昨年12月にANCの議長を退任。来年の総選挙を前にイメージ刷新を目指す与党内からは辞任圧力が急速に強まっていた。

 党の新議長に就任したラマポーザ氏らが、円滑な「権限移譲」に向け説得を重ねたがズマ氏が拒否したため、ANCは大統領職からの「解任」を決定。15日に下院で不信任投票を行うことが決まり、ズマ氏は1年以上の任期を残して辞任か、不信任決議による退陣かの二者択一を迫られていた。

 ズマ氏は2009年に大統領に就任。就任前から汚職関与が取りざたされ、2期9年に及んだ在任中もインド系富豪との癒着が暴露されるなど「権力の私物化」が問題になっていた。

 大統領に昇格するラマポーザ氏は、黒人解放運動を率いた故マンデラ元大統領の下、アパルトヘイト(人種隔離)体制撤廃と民主化に向けた白人政権との交渉を妥結に導いた中心人物として、その実務能力が高く評価され、マンデラ氏も自らの後継者に望んだとされる。市場は新政権誕生を歓迎しており、政府や党内の腐敗体質にメスを入れ、低迷する経済を再び成長軌道に乗せることを期待している。

1609チバQ:2018/02/15(木) 21:56:11
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180216k0000m030059000c.html
<ジンバブエ>ツァンギライ元首相が死去 独裁体制に抵抗
19:07毎日新聞

<ジンバブエ>ツァンギライ元首相が死去 独裁体制に抵抗

ツァンギライ元ジンバブエ首相=2017年11月撮影、AP

(毎日新聞)

 【ヨハネスブルク小泉大士】アフリカ南部ジンバブエの最大野党、民主変革運動(MDC)議長のモーガン・ツァンギライ元首相が14日、大腸がんのため隣国南アフリカの病院で死去した。65歳だった。党幹部が同日夜、明らかにした。

 ツァンギライ氏は昨年11月に辞任したムガベ前大統領(93)の最大の政敵だった。絶えず逮捕や暗殺の危険にさらされながらも独裁体制に抵抗を続け、国民の支持を集めた。

 ジンバブエでは6月ごろにムガベ氏退陣後初めての総選挙が予定される。政権交代を目指す野党は分裂状態にあり、「民主化運動の象徴」の死去は大きな打撃となりそうだ。

 ツァンギライ氏は2008年の大統領選で首位に立ったが、支持者が当局の激しい弾圧を受けて決選投票から撤退。翌年、南アの仲介で誕生した連立政権の首相に就任した。

1610チバQ:2018/02/17(土) 10:59:53
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018021601032&g=int
豪政権、亀裂あらわ=副首相の不倫騒動きっかけ


15日、キャンベラで議会に出席するオーストラリアのターンブル首相(手前)とジョイス副首相(EPA=時事)

 【シドニー時事】オーストラリアのジョイス副首相は16日、不倫が発覚した同氏を批判したターンブル首相の発言を「不適切だ」と逆に非難し、辞任も拒否した。不倫騒動をきっかけに政権内の亀裂が浮き彫りになっている。
 ジョイス氏は、ターンブル首相率いる自由党と与党連合を組む国民党の党首。ジョイス氏の不倫は、大衆紙が今月、妊娠した相手の女性の写真を載せたことで露呈し、政界に波紋を広げた。
 ターンブル首相は15日、ジョイス氏について「衝撃的な判断ミス」を犯したと批判。「自身の立場を考える必要がある」と述べ、ジョイス氏に辞任するよう暗に求めた。
 これを受けジョイス氏は16日、記者団に対し、首相の発言が「さらなる被害をもたらした」と語り、騒動を拡大させたと不快感を表明した。辞任要求に関しても「いかなる職務であれ、個人的な問題で辞めるべきではない」と突っぱねた。(2018/02/16-18:51)

1611チバQ:2018/02/18(日) 13:19:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180217-00000058-mai-m_est
<エチオピア>政府が非常事態宣言を発令 最大州でスト
2/17(土) 18:27配信 毎日新聞
 【ヨハネスブルク小泉大士】エチオピア政府は16日、非常事態宣言を発令した。AFP通信などが報じた。国内最大州である南部オロミア州で政治犯釈放を求めるストなどが続き、前日にはハイレマリアム首相が突然辞意を表明していた。

 国営放送は、非常事態宣言の閣議決定について「通常の治安対応では秩序が維持できないと判断した」と伝えた。国防相は17日、非常事態の期間を6カ月とすることを明らかにした。

 オロミア州は反政府デモの中心で、最大民族オロモ人の間では少数民族ティグレ人らに政権を掌握され、疎外されてきたとの不満が根強い。政府は14日、同州で発生した政治犯釈放を求めるストを受け、オロモ人の政治家ら数百人を釈放した。

 また翌日には、ハイレマリアム氏が2015〜16年の反政府デモで数百人が死亡した責任を取って辞意を示した。ロイター通信によると、16年10月にも非常事態が宣言され、10カ月後に解除されるまでに約2万9000人が拘束されたという。

1612チバQ:2018/02/18(日) 13:19:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180217-00000024-san-m_est
南ア大統領退陣 中国の資源外交に影響は
2/17(土) 7:55配信 産経新聞
 ■アンゴラ、ジンバブエ…親密な政権、相次ぎ交代

 【カイロ=佐藤貴生】南アフリカのズマ大統領(75)の辞任は、アンゴラやジンバブエで政権が交代したアフリカ南部の昨年の流れを受け継ぐ形となった。3カ国はいずれも中国との経済的な結びつきが強いという共通点があり、政権交代が中国のアフリカ投資にどう影響するかが注目される。

 ◆非民主的で汚職体質

 南アのインターネットメディア「IOL」などによると、ズマ氏は1月初旬、中国と国交を結んで20年になるのを機に中国側に祝電を送り、「ウィンウィンの関係」のさらなる発展を呼びかけた。

 2015年には習近平国家主席が南アを訪問。南アは中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設メンバーだ。金やレアメタル(希少金属)、ダイヤモンドを産出する資源の豊富な国土を持ち、鉱物資源輸出への依存度が高い。最大の貿易相手国は中国だ。

 ジンバブエで昨年11月、軍の事実上のクーデターを発端に権力の座から追われたムガベ前大統領も、中国と親密な関係を築いていた。ジンバブエも金やニッケル、ダイヤモンドなどの資源を有する。

 さらに昨年、アンゴラでも1979年から大統領を務めてきたドスサントス氏が退任した。アンゴラは中国が原油を輸入するアフリカ最大の国だ。

 これらの国々は、地下資源が豊かであるほか、政権は非民主的、あるいは汚職体質だ-などと指摘されてきた。

 長期政権で腐敗した首脳が、世論の批判により退場を迫られる事態が相次いでいるアフリカでは、こうした流れが他の国に影響を及ぼす可能性もある。アフリカでの資源確保に躍起になる中国にとっても、ひとごとでは済まされない事態とみられる。

1613チバQ:2018/02/19(月) 14:41:16
https://mainichi.jp/articles/20180219/k00/00m/030/048000c
ナイジェリア
自爆テロで20人死亡 ボコ・ハラム犯行か
毎日新聞2018年2月18日 19時12分(最終更新 2月18日 19時12分)
【ヨハネスブルク小泉大士】ナイジェリア北東部ボルノ州の州都マイドゥグリ郊外で16日、3件の自爆攻撃があり、少なくとも20人が死亡し、約70人が負傷した。イスラム過激派ボコ・ハラムによる犯行とみられる。AP通信などが報じた。

 現場は州都の南東約35キロにあるコンドゥガの魚市場。3件とも実行犯は女とみられ、夜市で買い物客を装って自爆したという。

 ボコ・ハラムは誘拐した女性や子供の体に爆発物を装着し、人混みで自爆を強制するテロを繰り返している。

1614チバQ:2018/02/22(木) 16:08:58
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-180222X479.html
ベネズエラ野党連合、大統領選ボイコット=マドゥロ氏再選確実に
09:09時事通信

 【サンパウロ時事】南米ベネズエラの国会で多数を占める野党連合「民主統一会議」(MUD)は21日、独裁色を強めるマドゥロ大統領寄りの中央選管当局が設定した4月22日の大統領選について「(公正な選挙を担保する)条件が整わない限り、われわれの参加は当てにしないでほしい」として、ボイコットする方針を決めた。マドゥロ氏は出馬を表明しており、再選がほぼ確実な情勢だ。

 MUDは声明で「4月22日の行事は、苦しんでいる国民にありもしない合法性を示そうとする政権側のショーにすぎない」と非難。選挙の透明性を確保した上で、今年後半に延期するよう求めた。一方、マドゥロ氏は「野党側は負けるから選挙を妨害したがっている」と主張した。

 マドゥロ氏の任期は来年1月まで。選挙は当初、今年12月ごろに行われるとみられていたが、政権寄りの全国選挙評議会(CNE)は今月になって、4月22日の実施を決めた。

1615チバQ:2018/02/22(木) 16:10:38
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1802220002.html
大衆迎合台頭… 選挙イヤーの中南米大統領選を占う
00:29産経新聞

 中南米では今年、地域大国であるブラジル、メキシコに加え、コロンビア、ベネズエラ、コスタリカ、パラグアイの6カ国(総人口約4億2千万人)で大統領選が行われる。左派系ポピュリズム(大衆迎合)の台頭、経済混乱、内戦終結をめぐる是非…。中南米全体(約6億1千万人)の約3分の2の人口を占める国々の選択は、周辺情勢にも大きな影響を与えることになりそうだ。(ロサンゼルス 住井亨介)

■ブラジル-本命のルラ氏追う「トランプ」に脚光

 10月に大統領選が実施されるブラジルでは、返り咲きを目指し、本命候補とされていたルラ元大統領(72)が汚職事件の2審で有罪判決を受け、先行きが不透明となり始めた。その中で注目を集めているのが、過激な発言で「ブラジルのトランプ」と異名をとる元軍人の右派、ボウソナロ下院議員(62)だ。

 世論調査会社「ダタ・フォーリャ」が1月末に実施した支持率調査では、有罪判決を受けたばかりのルラ氏が34%でトップ。大きく離されながらもボウソナロ氏は16%で続いてみせた。

 軍事政権時代(1964〜85年)に軍人だったボウソナロ氏は「治安が良かった」などと同時代を称賛。中国に経済的依存を強める左派政権を批判し、台湾との関係を重視する。

 女性議員への侮辱的な発言などで物議を醸す一方、ソーシャルメディアでの情報発信を得意とし、フェイスブックのフォロワーは520万人超に上る。トランプ米大統領との類似点もあって人気を集めるボウソナロ氏だが、勝機を見いだせるのはルラ氏が出馬しないという条件下だ。

 ブラジルの法律では2審で有罪判決を受ければ選挙に立候補できなくなるとされている。だが、規定をめぐっては異なる法解釈があり、判決に異議を唱えるルラ氏に立候補の扉が完全に閉ざされたわけではない。

 2003〜10年に大統領を務め、16年のリオデジャネイロ五輪招致の立役者となったルラ氏は労働者階級出身で、在任中の貧困層への手厚い政策で今も人気が高い。同氏の出馬有無が情勢を左右するため、混迷は候補者登録が行われる夏まで続くとみられている。

 一方、選挙熱の高まりとともに懸念されているのがソーシャルメディアなどによる「フェイク(偽)ニュース」の影響で、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、警察当局は大統領選に向けてフェイクニュースを取り締まる特別チームを設置、対策を進めている。だが、候補者らが自身に都合の悪い情報を「フェイクニュース」と非難する傾向もみられ、表現の自由との兼ね合いから議論もある。

■メキシコ-「米国第一」反対、左派党首リード

 ペニャニエト大統領の任期満了に伴って7月に選挙が予定されているメキシコ。すでに事実上の選挙戦が始まっており、現時点では、新興左派政党「国家再生運動(Morena)」党首のオブラドール元メキシコ市長(64)がリードしている。

 2000〜05年にメキシコ市長を務め、大統領選にも過去2回出馬したことから知名度は抜群で、年金増額や奨学金の拡充といった大衆迎合的な政策を掲げ、トランプ米政権に対して強硬姿勢を示すなどして人気を集める。

 治安悪化など現政権に向けられた国民の不満も追い風となっており、メキシコ初の左派政権誕生の可能性も指摘され始めた。

 地元紙「エコノミスタ」の調査(1月)ではオブラドール氏の支持率は23・6%。最大野党で中道右派「国民行動党(PAN)」と有力野党の中道左派「革命民主党(PRD)」との統一候補、アナヤ前PAN党首(38)が20・4%と続き、中道右派の与党「制度的革命党(PRI)」から出馬するミード前財務公債相(48)は、知名度不足に加え党幹部や所属の州知事による汚職が足かせとなり、18・2%と3位に甘んじている。

 こうした中で早くも「選挙後」を懸念する声も出ている。「米国第一主義」を掲げるトランプ政権に対して「思い知らせてやる」と強硬姿勢を示すオブラドール氏は、現政権が進める米国との北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉について「やり直す」と繰り返しており、投資家らに不安が広がる。

 今年の地政学上の10大リスクで4位にメキシコを挙げた調査会社「ユーラシアグループ」は、「NAFTAの将来が不確かならメキシコに重大な市場リスクを招く」と指摘している。

1616チバQ:2018/02/22(木) 16:10:53
■コロンビア-和平合意争点、左派系2氏決選か

 コロンビアでは、左翼ゲリラのコロンビア革命軍(FARC)との半世紀以上にわたる内戦を2016年に終結、和平合意を導いたことでノーベル平和賞を受賞したサントス大統領の任期満了に伴い、5月に選挙が行われる。

 調査会社「インバメル」の世論調査(1月)では、元ゲリラで左派のペトロ前ボゴタ市長(57)が23・5%で首位に立ち、中道左派のファハルド元アンティオキア県知事(61)は20・2%、中道右派のバルガス前副大統領(56)は15・6%などと続いている。

 現時点ではいずれの候補も第1回投票で過半数を制するのは難しいとみられるが、左派系2候補のどちらかが決選投票に進めば、左派内での連携により同国初の左派系大統領が誕生する可能性がある。

 ただ、低迷する経済のほか治安対策などでは有権者が短期的視点で投票する傾向があり、候補者間の訴えに差が生まれにくい。

 その中で国民の間で評価が分かれ、決選投票で最大の争点になるとみられるのが和平合意の是非だ。

 和平合意をめぐっては、「同国政界の『ゴッドファーザー』的な存在」(現地外交筋)とされ、中道右派の民主中道党を率いるウリベ前大統領が反対し、合意内容の撤廃や変更を主張している。

 長くゲリラとの戦闘下で苦しんだ農村部の有権者が「和平やむなし」とする一方、直接の被害が少なかった都市部では、FARCの政治参加やメンバーへの減刑といった合意内容に反対が根強い。右派系が候補を統一化し、こうした声を広く受け止められれば、選挙戦の構図が一変する。

■ベネズエラ-現職マドゥロ氏、政敵排除

 経済、政治が混迷しているベネズエラでは、今年後半の予定だった大統領選が4月22日に前倒し実施されることが決まった。反米左派のマドゥロ大統領(55)は可能性が高まっている財政破綻を前に再選を図る算段とみられ、政敵排除などを着々と進めている。

 ベネズエラの2017年のインフレ率は2616%(国会発表)で、国際通貨基金(IMF)は今年のインフレ率が1万3千%に達するとみている。世界有数の産油国ながら施設の老朽化などで産油量が減少し、経済危機は深まっている。

 同国が4月に14億ドル(約1544億円)以上の国債利払いなどの返済期限を迎えることや、野党側が分裂状態にある状況を勘案し、政権維持を図るため前倒ししたとみられている。

 マドゥロ政権はこれまで、さまざまな形で野党勢力の弱体化を進めてきた。野党主要3党は昨年の自治体首長選をボイコットしたとして政党資格を取り消されたうえ、3党を含む野党連合「民主統一会議(MUD)」の大統領選参加を認めない決定もなされた。

 候補者となりうる人物の排除も進んでいる。過去2回の大統領選で統一候補だったカプリレス元ミランダ州知事(45)が被選挙権を剥奪され、故チャベス前大統領の側近ながらマドゥロ氏に批判的だったラミレス国連大使(54)は更迭された。

 野党による候補擁立が困難になってマドゥロ氏再選が現実味を増す中、国民にはあきらめムードが漂う。

1617チバQ:2018/02/22(木) 21:25:54
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180223k0000m030032000c.html
<ベネズエラ>野党連合が4月の大統領選ボイコットへ
18:07毎日新聞

 【サンパウロ山本太一】南米ベネズエラの野党連合「民主統一会議」は21日、公平な実施を期待できないとして統一候補を擁立せず、4月22日の大統領選をボイコットすると発表した。これにより、マドゥロ大統領の再選の可能性が高くなった。与党「統一社会党」は2020年予定の国会議員選を大統領選と同日実施することを検討しており、独裁体制強化の恐れが出てきた。

 野党連合は声明で大統領選について「合法性を示そうとするショーにすぎない」と批判した。13年の大統領選で小差でマドゥロ氏に敗れた野党連合のカプリレス元ミランダ州知事(45)は公職就任を禁止されるなど有力候補の立候補は難しくなっていた。

 マドゥロ政権は今月7日、12月に実施される予定だった大統領選を大幅に前倒しすると発表。マドゥロ氏が自身に有利になるよう、野党連合の準備が整う前に設定したとみられる。

 一方、ディオスダド・カベジョ統一社会党副党首は20日、国営テレビで「野党が(過半数を)支配する国会は機能していないので選挙の必要がある」と述べ、大統領選と国会議員選の同時実施を提案した。マドゥロ氏も賛成しており、近く正式決定される見通し。

 前回15年12月の国会議員選では、野党連合が過半数を占めて三権の一つを支配。17年4〜7月の連日の抗議デモを主導し、政権を揺さぶった。これに対し三権を超える権限を持つ制憲議会が同年8月に発足し、国会廃止を発表したが、国会は制憲議会を承認していない。与党は国会議員選で過半数を獲得し、マドゥロ政権が名実ともに国会を支配する体制を目指している。

1618チバQ:2018/02/25(日) 15:16:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180224-00000060-jij-int
テメル大統領、再選目指さず=財務相は立候補へ―ブラジル
2/24(土) 14:11配信 時事通信
 【サンパウロ時事】ブラジルのテメル大統領は23日、テレビのインタビューで「私は(大統領選の)候補者ではないし、今後なるつもりもない」と述べ、10月に行われる大統領選挙に立候補しない考えを明らかにした。

 
 テメル氏はルセフ前大統領が罷免されたことを受けて、2016年8月末に副大統領から昇格。景気回復をけん引してきたが、国民からは不人気で、最新の政権支持率は6%にとどまっている。

 一方、中銀総裁などを歴任したメイレレス財務相は「キャリアや経験からしても、私は大統領になる準備は十分にできている」と述べ、出馬の意思を明確にした。

1620チバQ:2018/02/27(火) 21:19:06
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180228k0000m030042000c.html
<エジプト大統領選>現職シシ氏とムーサ氏の立候補認める
18:29毎日新聞

 【カイロ篠田航一】3月26〜28日の投票まで1カ月を切ったエジプト大統領選で、選管当局は現職のシシ大統領(63)と小政党ガッド党のムーサ党首(65)の立候補を認めた。ガッド党はシシ氏支持だったが、ムーサ氏は1月29日の立候補締め切り直前に届け出ており、「民主的選挙」を演出するため政権側が急きょ出馬要請したとの見方がある。

 ムーサ氏は地元紙に「私は政権の操り人形ではない」と述べ、立候補は自らの意思だと強調した。一方、シシ氏は国会議員596人中500人前後の支持を固めるなど、勝利は確実視されている。

 有力候補と目されたアナン元軍参謀総長は「軍籍があるのに軍に無許可で出馬表明した」として逮捕され、シャフィク元首相やサダト元大統領のおいのモハメド・サダト氏らも出馬を辞退。国際社会は「透明な選挙を支持する」(ティラーソン米国務長官)と公正な実施を求めている。

 だが「弱いリーダーは政変で倒され、国内が混乱する」と現職支持の首都カイロ市民もいる。2011年のムバラク政権崩壊後の政変で「国民は政治に疲れた」(政治評論家)との見方もある。

 シシ氏は13年、国防相としてイスラム組織「ムスリム同胞団」出身のモルシ大統領をクーデターで追放。14年大統領選に勝利し権力基盤を固めた。

 2期目に向けた焦点の一つは治安だ。東部シナイ半島や西部リビア国境では過激派組織「イスラム国」(IS)などのテロも頻発。政権は反政府的な動きを徹底的に弾圧し、首都周辺では治安は一定程度改善したが、予断を許さない。

 課題は経済だ。シシ政権は16年、国際通貨基金(IMF)から120億ドル(約1兆3000億円)の支援を受け、変動相場制移行を進めた。この影響でエジプトポンドは16年11月の1ドル=約9ポンドが今は同約18ポンドに下落。物価上昇で困窮する国民も増えた。

 エジプトのシンクタンク・アハラム政治戦略研究所のサイード・オケーシャ研究員は「2期目のシシ氏は経済再建の成果を国民に示す必要がある」と分析している。

1621チバQ:2018/02/27(火) 22:29:51
https://mainichi.jp/articles/20180228/k00/00m/030/053000c
南スーダン
再び飢饉 700万人が数カ月内に
毎日新聞2018年2月27日 18時54分(最終更新 2月27日 19時17分)
【ヨハネスブルク小泉大士】内戦が続く南スーダンについて、世界食糧計画(WFP)など国連3機関は26日、人口の3分の2にあたる約700万人が数カ月内に食糧難に陥るとの見通しを示し、「飢饉(ききん)再発の危機にひんしている」と警鐘を鳴らした。


 長引く内戦で農業も壊滅的な打撃を受け、昨年2月に一部地域で初めて飢饉が宣言された。WFPなどによると今年1月の時点で530万人が食糧難に見舞われ、前年同期比で4割増加。食糧不足のピークを迎える5〜7月には15万5000人が極度の飢餓状態に直面する恐れがある。

 国連食糧農業機関(FAO)南スーダン事務所のティソ代表は「(見通しは)脅しではない」と述べ、2013年末に内戦に陥って以来最悪だった昨年を上回る危機的な状況にあると指摘した。

1622チバQ:2018/02/27(火) 22:34:02
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20180227k0000m030054000c.html
<南スーダン内戦>虐殺や拷問の報告書 国連人権委
02月26日 18:51毎日新聞

 【ヨハネスブルク小泉大士】国連の南スーダン人権委員会は、南スーダン内戦に関する報告書を公表した。2016年に和平協定が事実上破綻して以降の住民に対する虐殺や拷問、レイプ、焼き打ちなどについて詳述。同委は軍幹部ら40人以上が戦争犯罪や人道に対する罪を犯したことを示す「十分な証拠がある」と指摘している。

 委員会は主に16〜17年に起きた政府軍と反政府勢力側の暴力について、5万8000件の資料や230人の証言を基に報告書をまとめた。3月にジュネーブで開かれる国連人権理事会に提出される。

 その中に、政府軍が17年7月、反政府勢力の拠点がある北東部パガックに侵攻した際の残虐行為が記されている。政府軍兵士17人が17歳の少女をレイプし、娘をかばおうとした母親はやりで目をえぐられた。父親は首を切られて死亡しているのが発見された--とされる。

 委員会メンバーのクラパム氏は「意図的に民間人を狙った組織的な攻撃だった」と述べた。ある女性は、12歳の息子が祖母との性行為を兵士に強制されたと語ったという。

 被害者の証言からは、反政府勢力に政府軍兵士が殺害されたことに対する報復の矛先が、住民に向けられたことが分かる。反政府勢力と出身民族が同じだという理由で、多くの人々が虐殺された。子供にも深刻な影響を及ぼし、見せしめに目の前で家族を殺されたり、子供兵として徴用されたりするケースが多数報告されている。

 15年8月の和平協定は、アフリカ連合(AU)の支援を受けて内戦下の人道に対する罪を裁くハイブリッド法廷を設置すると定めた。だが、現在まで設置されず、専門家は「兵士や民兵の暴力はほとんど野放し状態となっている」と指摘する。

1623チバQ:2018/02/27(火) 22:51:08
https://mainichi.jp/articles/20180224/ddm/007/030/091000c
キューバは今
ポスト・カストロ 前夜/3 政治自由化進まず 市民の関心、変革より経済
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毎日新聞2018年2月24日 東京朝刊
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 キューバは今、ラウル・カストロ国家評議会議長(86)の引退を見据えた「政治の季節」に入っている。だが、盛り上がりにはまったく欠ける。街頭の選挙運動は禁止され、政治的自由は厳しく制限されたままだからだ。


 「選挙前、警察は立候補予定者の身柄を数時間拘束して、選挙に出ないように脅しをかけていた」。反体制派「キューバ人権和解委員会」副代表のドゥルセ・アマンダ氏(27)は昨年11月末の168市(区)の地方議員選(定数1万2515)のことを振り返った。

 同委員会は共産党独裁のキューバで複数政党制導入や民主化を求めている。地方選にはアマンダ氏を含む160人以上の反体制派が立候補に名乗りを上げた。だが、警察は抗議デモへの参加など政治活動を理由に立候補予定者の一部を逮捕。共産党の影響力が強い候補者選定委員会は反体制派を一人も推薦せず、結局誰も立候補できなかった。

 今春の国会議員選を経た後、カストロ氏の後任の新議長は国会議員の中から選出される。有力候補はディアスカネル第1副議長(57)だ。カストロ兄弟というカリスマ指導者が表舞台から去った後、ディアスカネル氏を中心とした集団指導体制を目指す共産党は今のうちから、反体制派への締め付けを強めている可能性がある。

 「政治的自由がすぐに実現されることはない。時間はかかるが、いつか必ずチェンジする」と語るアマンダ氏。その意気込みとは対照的に、市民の間で政治変革を求める声は意外なほど少ない。

 国立ハバナ大3年のダイレネ・フンドラさん(21)は「米国なら市民が直接、大統領を選ぶが、キューバでは指導者を市民の代表者が選ぶ。制度が違うだけの話」と語る。独立系ネットメディアを通じて反政府活動の情報を得ることはできるが、「友人との間で、話題になることはほとんどない」という。

 フンドラさんの関心は政治より経済だ。コンピューター科学を専攻しているが、「ネット産業が未発達で、卒業しても就職先が乏しい。海外での就職を検討している」と嘆き、「新議長には政治より雇用確保を最優先してほしい」と訴える。教育費無料で高学歴社会のキューバだが、学歴に見合う高給を得る職業が少ないのが実情だ。

 こうした国民の不満を吸い上げるのが本来は反体制派組織であってもおかしくないが、別の大学の教授(60)によると、「反体制派は政府への反対ばかりで、建設的な議論をしない」のだという。

 強権政治を恐れる面もあるのか、政府批判の「声」を上げることには総じて抑制的なキューバ国民。ただ、昨年11月末の地方選の投票率は1976年の選挙開始以来、最低の86%。白票や無効票を投じた人も8%いた。これが政治変革を求める国民の「無言の訴え」の表れなのか。見極めにはまだ時間がかかりそうだ。【ハバナで山本太一】=つづく


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