したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

676チバQ:2016/09/29(木) 20:32:01
http://www.sankei.com/world/news/160929/wor1609290046-n1.html
2016.9.29 19:50

中央アジアで進む大統領終身化、親族への権力委譲準備の動き
(1/2ページ)

 【モスクワ=黒川信雄】旧ソ連の中央アジア各国で現職大統領が終身的に任期を継続できる制度を導入したり、大統領の親族が権力を継承しやすくしたりするなどの動きが顕著になっている。中央アジアでは2日にウズベキスタンのカリモフ大統領が死去したが、各国はウズベクの権力委譲の推移を注視しつつ、自国内で混乱が起きる可能性を排除する狙いがあるとみられる。

 カザフスタンでは16日、ナザルバエフ大統領(76)の長女ダリガ氏(53)が上院の国際関係・国防委員会トップに選出された。カザフでは大統領が死亡したり職務不能になったりした場合には上院議長が代行するため、今回の人事はダリガ氏への将来的な大統領権限の委譲に向けた準備との観測が出ている。ダリガ氏は副首相など重要ポストを歴任していたが、13日に大統領自らがダリガ氏を上院議員に任命していた。

 また、トルクメニスタンでは14日、大統領任期を延長し、さらに70歳までだった大統領選出馬の年齢制限も撤廃する憲法改定が実施された。改定案はベルドイムハメドフ大統領(59)自身が率いる委員会がまとめたもので、同氏を事実上の終身大統領とするための動きだ。

 タジキスタンでは5月、国民投票によりラフモン大統領(63)が無制限に大統領選に出馬できる憲法改定がなされ、大統領選の出馬年齢の下限も35歳から30歳に引き下げられた。ラフモン氏を終身大統領としつつ、必要に応じて2020年の次期大統領選に息子のルスタム氏(28)が立候補できるようにする措置とみられている。

 中央アジア情勢に詳しいカーネギー財団モスクワ・センターのマラシェンコ研究員は、「どの国も安定を望んでおり、(中東・北アフリカで11年に政権崩壊が相次いだ)『アラブの春』の再来を見たいとは思っていない」と指摘。各国の動きは、将来の権力委譲時に起こりうる国家体制の不安定化を押さえ込む狙いがあるとの見方を示したうえで、指導者間の争いなどが起きれば「イスラム過激派につけいる隙を与えかねない」とも警告する。

 そのうえでカザフを例に「ナザルバエフ氏は自身の死後、権力の分散化や政治・経済面での改革が必要だと認識している」とし、同様に大統領が独裁的な権力を維持してきたウズベキスタンの権力委譲がどのように進むかを注視していると分析する。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板