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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

534チバQ:2016/01/13(水) 22:39:12
中東混乱はロシア浮上の鍵

 2015年、ロシアは欧米の間隙をぬって、過激組織「イスラム国」(IS)の空爆に乗り出した。ロシアが横やりを入れたウクライナ東部の紛争やクリミア併合から国際社会の批判の目をそらしただけでなく、欧米が中心となって構築されたシリア和平の枠組みにくさびを入れ、存在感を示すことに成功した。

 サウジアラビアとイランの対立激化も、正当な仲介役として名乗りを上げることで、「ロシア抜きでは中東の混乱をおさめることができない」というイメージを植え付ける格好の材料になりそうだ。

 ロシアとイランは伝統的に良好な関係にあり、昨年には首脳外交も活発化させた。ロシアは武器輸出や原発ビジネスでもイランから経済的利益を得ようとしている。

 一方で、プーチン大統領は昨年11月、主要20カ国・地域(G20)首脳会議の際に、サウジアラビアのサルマン国王と会談。国力を復活させるための戦略である石油価格の上昇に向けて、サウジとの外交交渉を本格化させた。

 サウジにとっても、宿敵であるイランに融和的姿勢を取る米国への当てつけのため、ロシアとの接近を図ることは一定の利益がある。

 中東には他にもシリア情勢やトルコ情勢など多くの火種を抱えている。中東への関与は低下したロシアの国際的地位を浮上させるきっかけとなり、プーチン政権は、国民の生活を犠牲にしてまでも、多額の資金をかけての軍事介入や経済封鎖措置などは今後も継続するとみられる。

 2016年のロシアはどうなるのか?そして、プーチン大統領は次にどんな策を繰り出し、ロシア国民は政権をどう判断するのか?

 「プーチン香水」の売れ行きは、ロシアの状態を見る1つのバロメーターにもなるだろう。


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