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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ
510
:
とはずがたり
:2015/12/07(月) 17:19:39
田中宇氏の去年の記事。反米帝的な視点を小気味良く貫く筆致は英米の報道を見るのが多くなってしまった俺には今や寧ろ新鮮w
プーチンを怒らせ大胆にする
http://tanakanews.com/141118russia.htm
2014年11月18日 田中 宇
ウクライナ東部で親露派が多いドネツクとルハンスク(ルガンスク)という2都市は、今年2月にウクライナ政府が極右主導の反露的な政権になった後、5月に住民投票を行ってウクライナから独立して「ドネツク人民共和国」と「ルハンスク人民共和国」になることを決めた。さる11月2日には、両「共和国」の首相と議会議員を選ぶ投票が行われた。ドネツク市民は、今年8月から指導者の地位にあるアレクサンドル・ザハルチェンコを「首相」に選出した。
両共和国を国家として認めている国は、ロシアを含め、世界にまだない(グルジアから分離独立してロシアやベネズエラだけが国家承認した近隣の「南オセチア」だけは、両共和国を国家承認している)。ロシアを敵視しウクライナを支持する米国政府は、東部2都市の今回の選挙を、ニセモノなので認めないと宣言した。対照的にモスクワでは、2都市の独立と選挙を支持賞賛する集会が開かれた。ウクライナの親露派を支援するロシア人は「米欧は自分たちに都合の良い選挙しか選挙として認めず、民主主義を踏みにじっている」と米国などを非難している。
ウクライナ軍と親露派武装勢力の戦闘は、今年8月から親露派が優勢になり、ウクライナ軍が事実上敗北した状態で、9月に停戦協定が締結された。ウクライナ政府は、ロシアが軍隊を越境侵攻させたので親露派が優勢になったのだと主張したが…ロシアの元軍人たちが私服を着てウクライナに越境し、人材的に親露派を支援し、士気が低いウクライナ軍から奪った武器を使ってウクライナ軍に勝ったのが現実だった。
ウクライナ政府は11月14日、東部におけるすべての政府サービスを停止した。公立の学校や病院の運営を放棄し、東部住民に対する年金支払いを停止した。同時にウクライナ中央銀行は、東部におけるすべて中央銀行業務を停止した。これらは、財政難のウクライナ政府が東部に対する行政サービスを止めて自国から切り離す現実的な政策であり、東部の分離独立の容認だ。ウクライナ政府は、法的に東部の分離独立を拒否しているが、現実策としては東部の分離独立を容認している。
(ウクライナ政府が東部に対する行政サービスを突然停止したことは、独立宣言した東部の経済を麻痺させ、東部の人々を困らせようとする「制裁」の意図がある、とも指摘されている)
タカ派が席巻する米議会は、ウクライナが親露派との戦闘を激化することを希求している。米政府はウクライナへの軍事支援を増やしている。米国の好戦的な姿勢が、劣勢だったウクライナの軍や極右民兵を勢いづかせ、ウクライナ側が停戦を無視して親露派を攻撃する動きにつながっている。
11月2日のドネツクなどでの選挙の後、ウクライナ側からの攻撃が強まった。しかし米欧の政府やマスコミは、ロシア敵視のプロパガンダに流され、ウクライナ側でなくロシア側が停戦違反の戦闘を仕掛けていると報道・発表している。
ウクライナ東部は軍事的に親露派が優勢だ。軍事面では、従来どおりロシアから軍人が「私人」としてウクライナに入国して親露派を支援する(国際法の範囲内の)やり方で十分だ。最近NATOが「ロシア軍と思われる戦車部隊がウクライナに越境侵攻している」と発表したが、ロシア軍であるという具体的な根拠を示していない。ウクライナ政府軍も民兵も親露派も、ロシア製の戦車や武器を持っている。(意図的に)間違った発表や報道が飛び交っている。
10月末には、ロシアの対岸に位置するスウェーデンのストックホルム沖の海中にロシアの潜水艦が潜行していると報じられ、北欧に緊張が走った。欧州ではロシアの脅威を喧伝する大騒ぎが続き、何日か経った後で、潜行していたのがロシアでなくオランダの潜水艦であることをスウェーデン政府も認めた。
11月15-16日に豪州で開かれたG20サミットで…米英豪加のアングロサクソン諸国と日本の首脳は、…プーチンを非難したが、ドイツのメルケル首相はG20の傍らでプーチンと2人で3時間も会談した。メルケルは先日、EUとしてこれ以上ロシアを経済制裁しないとも表明している。実のところプーチンは孤立していない。
最近、ロシアの南隣にあるグルジアでは、親露的な首相が、米国に接近しようとした親米的な国防相を解任し、これを機に親露派と親米派の連立政権が崩壊する政治劇が起きている。グルジアは、サーカシビリ前大統領の時代、米国のタカ派と結託して反露的な動きを展開する国だったが、ロシアと軍事衝突して敗北した後、今では目立たない形で親露的な国に転換している。
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