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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

483チバQ:2015/11/01(日) 20:21:55
 しかも、安倍首相の発言中は記者団を映すことはあまりなく、ベルディムハメドフ大統領が話し始めると、「大統領のありがたいお言葉を頂戴する日本人記者」を演出するためか、記者団の姿が流される。国営放送の編集にも「独裁」色がキラリと光る。どことなく不気味さを感じつつも、その放送しか知ることができないトルクメ国民が気の毒に思えてしまう。

× × × 

 携帯を取り上げられて向かった大統領宮殿は、想像以上に大きかった。旧ソ連時代のことに詳しい記者によると、「巨大なオブジェは旧ソ連、権威主義国の特徴」とのことだ。それを象徴するように街中至るところにベルディムハメドフ大統領の肖像があり、目にしなかったが、銅像も無数あったようだ。巨大な塔が必ずあり、旗が異様に大きいのも中央アジアの国々に特徴的なものだ。

 宮殿に入り、現地警察の案内で式典会場に向かう。驚いたのは、横10メートル以上もある巨大シャンデリアだった。タジキスタンやウズベキスタン、カザフスタンの大統領宮殿にも大きなシャンデリアはあったが、トルクメは桁違いに大きい。

 宮殿のエントランスには国旗と同じ緑色に金モールの飾りが付いた軍服を着た儀仗兵が待機していた。儀仗兵とは、他国の元首や要人を迎え、儀礼・警護を担当する軍隊の一種で、儀仗の美しさは軍隊の練度、統率力をそのまま表すという。

 トルクメの儀仗兵だが、何時間も前から待たされていたようで、ふらふらと帽子をかぶり直したり、よそ見をしたり、どうも落ち着きがない。

 自衛隊の儀仗隊は30分以上前から整列し、微動だにしないし、音、動きが完璧にそろい、声の出し方も含めて美しい。息の合った自衛隊の儀仗隊を見たことがあるだけに、トルクメの儀仗隊はなんともしまりがない。

 居眠りしはじめる儀仗兵もいた。同行記者団が発見し、隊長から注意されるのか、隊長が気づかないのかと気にしていると、やはり隊長に見つかり、叱られるという珍場面もあった。

 そんなトルクメの儀仗兵だが、大統領が登場すると表情は一変。大統領の入場とともに大きな拍手が起こり、隊長が大声で「安倍首相の出迎え頑張ります」というようなことを叫び、その後、ふらふらする“不良”儀礼兵はいなくなった。その後の儀仗ぶりは推して知るべしだ。


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