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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

1802とはずがたり:2022/04/08(金) 00:09:41
【詳しく】プーチン大統領の“誤算” 予兆はいつから?分析
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220405/k10013567821000.html
2022年4月5日 17時18分

ロシアがウクライナ侵攻して1か月あまり。専門家などからは、プーチン大統領の誤算を指摘する分析が相次いでいます。

その予兆はいったい、いつから?

この1か月あまり、プーチン大統領の演説や発言をウォッチしてきた、石川解説委員に分析してもらいました。

プーチン大統領はいつから苦戦を認識?
私が注目したのは、3月3日の安全保障会議での演説です。

侵攻から1週間ほどたった時期に開催されたものです。この演説ではすでに楽観的な見通しが変化を余儀なくされていることがうかがえます。

安全保障会議は、プーチン大統領が議長を務めるロシア安全保障政策の最高立案機関で、定期的に開催されていて、テレビで放送されることもあります。この日はテレビでも大統領の冒頭演説が放送されました。



旧ソビエト以来、「イソプの言葉」ということがあって、ロシアは言われたことを額面通りには受け取りません。行間を読む文化が染みついています。

プーチン大統領は「祖国防衛戦争」だと主張しています。そして、戦死者がでていることにもあえて触れています。
戦死者というのは、隠せません。報道発表しなくても、ひつぎになってもどってきて、地元のニュースなどでは報じられます。彼らは英雄なのですから。

一方で犠牲者というのが、国民にとって一番、侵攻を身近に感じる部分で「不安」を募らせる部分でもあります。隠すことができない、そうであれば逆にその部分に触れ、戦死者を英雄とすることで、愛国心につなげようとするねらいがあったと思います。

愛国心の部分で注目した点は?
戦死した人たちの名前とルーツをあげ、英雄だとたたえているところですね。実は、ロシアは多民族国家です。

プーチン大統領は演説で、ロシアは多民族国家であるとした上で、民族は違っても愛国心は一緒なんだと、力強いことばで訴えています。…

プーチン大統領の心境は?
民族名を連呼するところが多民族国家ロシアの大統領としてのプーチンの特質ですね。

プーチン大統領自身が自分はルスキー・ロシア人だ、それも周りはイワン、マリアというロシア人に多い名前ばかりだと強調することで民族としては純粋なロシア人だと強調しています。

しかし同時にプーチン大統領は、私はチェチェン人、イングーシ人、タタール人と並べています。そしてその一つ一つの民族の上にロシアのナロード(国民)があり、その意味でロシアは一つだと強調しています。ナロードという言葉がキーワードで、ロシアのナロードとしての愛国心を強調しています。

おそらく、このとき、プーチン大統領はすでに予想より厳しい戦いであると実感していたのかと思います。

もともとプーチン大統領はウクライナ侵攻を「特殊軍事作戦」と言っていて、すべての作戦を2週間程度で終わらせられると考えていた可能性があります。しかし、現実はとてもそういう状況ではないと。

この時、「これはかなりの戦争になる」とすでに感じていたのかもしれません。
そこで、死者が出ていることなど被害を国民に伝え、ロシア軍が苦戦しているということを伝えることで、逆にロシア国民をまとめようとしたのかもしれません。つまり、侵攻からおよそ1週間のタイミングで行われたこの演説からは、すでにプーチン大統領の誤算、異変の予兆をみてとれます。



国民にも不安、異変は?
プーチン大統領はロシア国民に「安定」を与え続け、それが支持されてきた大統領です。…

しかし、今回の侵攻で、プーチン大統領ははじめてその安定を壊してしまいました。一種の冒険、冒険主義とも言えるかも知れません。

少しでも国民を安心させようと考えたのか、演説では戦死者の遺族への補償金などにも触れています。…

今回の侵攻で、ロシアは国際社会から切り離され、国民生活にも大きな影響がでています。

ロシア国民も安定から不安にシフトしているのかもしれません。

そして、その国民の不安や変化を、誰よりも感じ取っているのはポピュリストでもあるプーチン大統領なのかもしれません。…


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