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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ

1561とはずがたり:2022/02/25(金) 22:56:15

親ロ地域へ派兵、プーチンの狙いは「ウクライナ解体」か【解説委員室から】
https://www.jiji.com/jc/v8?id=202202kaisetsuiin016
2022年02月23日

 ロシアのプーチン大統領が2月21日、ウクライナ東部の親ロ派勢力が支配する「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を承認し、ロシア軍駐留を命じたことは、長期的なウクライナの「国家解体」につながる可能性がある。

 プーチン大統領は「親友」と呼ぶ中国の習近平国家主席の顔を立て、2月20日の北京冬季五輪閉幕のタイミングで一気に仕掛けたが、東部に特別な自治権付与を規定した「ミンスク合意」はこれで吹き飛んだ。

 当面、「平和維持軍」として親ロ派支配地区に展開したロシア正規軍が、ドネツク州、ルガンスク州全体に進出するかどうかが焦点だ。(拓殖大学海外事情研究所教授・元時事通信モスクワ支局長 名越健郎)

親ロ派は州の40%掌握

 2014年2月の親ロ派ヤヌコビッチ政権崩壊を受けて、ロシアの支援で設置された「ドネツク人民共和国」は、州都ドネツクを含め、州の面積の39%を支配し、住民は17年の統計で230万人。

 「ルガンスク人民共和国」は最大都市の州都を含む約40%を支配し、人口は147万人。ともに「共和国憲法」を制定し、ロシアの通貨ルーブルを使用する。

 ウクライナ政府は両地域の武装勢力を「テロリスト」とみなし、武装勢力の規模を3万5000人、うち偽装ロシア兵が3000人と推定していた。

 ロシアの国営テレビは2月18日ごろから、ウクライナ政府がジェノサイド(大量殺りく)に乗り出したと大規模なプロパガンダキャンペーンを開始。児童ら住民3万人以上をロシア領内に避難させるなど、独立承認の布石を打っていた。

 ロシアが親ロ派支配地区独立を承認し、軍事関係を含む友好協力条約を結んだことで、ウクライナ危機は新段階に入った。

ミニ・ソ連構築?

 ロシアが将来、二つの地域を併合するのは確実だろう。

 14年3月のクリミア併合では、ロシア軍偽装部隊がクリミアを実効支配した後、親ロ派が実権を掌握し、ウクライナからの独立を宣言。ロシアへの併合を問う住民投票が97%の賛成で承認され、ロシアが併合を決めるというプロセスだった。

 ドネツク、ルガンスクについても、いずれロシア編入の是非を問う住民投票が行われそうだ。

 プーチン大統領は昨年末、ロシア国籍取得の手続きを簡素化する法案を下院に提出した。両地域では現在、65万人がロシア国籍を取得したとされるが、残りの住民の国籍取得プロセスも加速化させるとみられる。

 ロシアはジョージアからの独立を目指すアブハジア、南オセチア両地区についても、2008年に独立を承認し、友好協力条約を結んでいる。

 この際、両地区も同時にロシアに併合し、「ミニ・ソ連」を構築するかもしれない。

2州全域支配も

 当面の焦点は、ドネツク、ルガンスクの親ロ派支配地区に進出したロシア軍が、州全体の掌握に乗り出すかどうかだ。仮にロシア軍が州全域の支配に乗り出すなら、ウクライナ軍との戦闘は必至だ。

 この点では、ロシアでも意見が分かれている。カーネギー財団モスクワセンターのドミトリー・トレーニン所長はツイッターで、「ロシア・ウクライナ関係はこれで大規模戦争はなくなった。むしろ、前線は安定化しよう」と予測した。ゲリラ的な親ロ派武装勢力に代わって正規軍が駐留することで、武力衝突は緩和されるとの見立てだ。

 しかし、承認問題を討議した2月21日の安全保障会議で、コロコリツェフ内相は「二つの人民共和国の法的領域を、以前まで存在していた行政上の境界線に設定し、マリウポリも含めることが必要だ」と述べた。マリウポリはドネツク州南部の商港で、ウクライナの物流拠点だ。

 ニコノフ下院外交委員会副委員長も、「人民共和国の領域を画定する必要があり、ロシアはドネツク、ルガンスクの残りの地域を放棄するようウクライナ政府に求めるかもしれない」と述べた。


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