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ロシア・韃靼・ユーラシアスレ
1274
:
チバQ
:2020/05/08(金) 18:14:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200508-00000531-san-eurp
特派員発 反政権強める「プーチンの子供たち」
5/8(金) 15:35配信
産経新聞
特派員発 反政権強める「プーチンの子供たち」
ロシアのプーチン大統領は5月7日、最初の大統領就任から20年の節目を迎えた。強権的な統治手法を用いつつも、ソ連崩壊に続く1990年代の混乱を収束させ、政治、経済、軍事でロシアを再興させた「救世主」とみなされ、安定した支持を保ってきた。しかしロシアでは今、プーチン流の統治に拒否感を抱き、拘束されるリスクも顧みず反政権デモに参加する若者が増えている。こうした若者層はなぜ形成され、何を望んでいるのか-。現体制下で育った“プーチンの子供たち”の実情を追った。
「プーチンなきロシアを!」「(プーチン体制の永続化を可能にする)憲法改正に反対!」
新型コロナウイルスの感染拡大で外出制限が取られる前の2月29日、モスクワ中心部で2時間にわたり、こうしたシュプレヒコールが響き渡った。プーチン体制の批判者で、2015年に同市の路上で射殺されたネムツォフ元第1副首相の追悼デモの一場面だ。
デモは市当局の許可の下で開かれ、民間集計団体によると、約2万2千人が参加した。同氏殺害事件では実行犯らが検挙されたが、支持者側は「政権周辺が殺害を命じた可能性がある」と主張。追悼デモを毎年開き、再捜査を求めてきた。政権側は反政権的なデモの実施を許可しないことが多いが、同氏の追悼デモは“ガス抜き”のため許可しているとみられている。
ただ、この日のデモは例年とは少し様子が違った。参加者が昨年から1万人以上増えた上、若者の姿が目立っていたのだ。「性的少数者の迫害をやめろ」「インターネットを規制するな」などと、追悼と直接関係のないスローガンも掲げられ、露メディアは「デモは(政権側が抑圧する)リベラル的主張の見本市の様相を呈した」と報じた。
近年のロシアではこのほかにも、18年夏の年金支給年齢引き上げや19年6月に起きた政権批判派記者の逮捕、昨秋のモスクワ市議会選の不正疑惑などに対する大規模な抗議デモが続発している。とりわけ無許可デモでは若者を含む多数の参加者が拘束されてきた。それでもデモに参加する若者は後を絶たない。
■権力硬直化に拒否感
何が若者を駆り立てているのか。デモに参加する若者らに取材すると、現体制下で進んだ権力の硬直化に一様に拒否感を持ち、自由で公正な社会を望む若者層の意識が浮かび上がった。言語学や経済学を学ぶ一般的な大学生や大学院生が目立ち、「反体制活動家」のイメージからは遠い。
その一人がセラフィムさん(19)。プーチン氏を「(14年のクリミア併合で)ロシアとウクライナを断絶させ、米国などの制裁で経済危機を招いた。憲法改正の是非を問う国民投票も形式的なものにすぎない」と批判する。デモに参加したのは「不当な統治に国民は飼い慣らされず、国民には団結する力があり、そして『沈黙は破滅』だということを政権側や社会に示すため」だという。
何がロシアの問題だと思うか尋ねると、イワンさん(19)は「汚職、政治的な自由のなさ、憲法の私物化、貧困の拡大、他国に移住する国民の増加だ」と指摘。エリザベータさん(19)も汚職や特権階級の存在、政権交代の不在などを挙げ、「若者は新しい政治家の登場など、変化を求めている」と話した。
デモへの参加には当局による拘束や政権側から要注意人物とみなされるリスクがある。それでも若者は、変革をもたらしうる数少ない手段としてデモに望みを託している。プーチン政権は選挙から反体制派候補を排除するなど現体制に有利な政治システムを構築しており、意思を表明する機会に乏しいからだ。
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