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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

9086OS5:2023/12/11(月) 09:35:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/66b408ca5a1e5237d576964c8aa36c9356990788
【安倍派・裏金疑惑】すべてを知る“金庫番”を直撃 浮かび上がる事件表面化直前の「言動の異変」
12/11(月) 7:15配信
 自民党の最大派閥「清和政策研究会(安倍派)」の裏金疑惑は、“令和のリクルート事件”と呼ばれて政権を揺るがしている。特捜部の動きに戦々恐々とする派閥の重鎮たちがダンマリを決め込むなか、裏金づくりのすべてを知るキーマンを直撃した──。

誰の指示だったのか
 東京都内のとある住宅地。幹線道路からやや離れた閑静な一角にその家はあった。玄関には丹念に手入れされた鉢植えの花が飾られているが、木造2階建ての家屋は昼間も雨戸が閉じられたままだ。インターホンを押しても返事がない。

 12月3日午前10時30分過ぎ、70歳前後と思しき白髪の男性が家から出てきてガレージの車に乗り込もうとした。

「裏金づくりは誰の指示だったのか?」

 本誌・週刊ポスト記者が直撃すると、男性は、「近所の迷惑になるので」と、質問には答えずに車に乗り込み、走り去った──。

 東京地検特捜部の安倍派裏金疑惑の捜査は、「派閥解体作戦」の様相を帯びてきた。

 全国から応援検事を集めて同派の会計責任者や議員秘書らの事情聴取に乗り出し、事務総長経験者の聴取も検討していると報じられている。

 政治資金規正法違反(不記載罪など)の時効は5年で、その間の同派の事務総長経験者といえば、下村博文・元文部科学大臣、松野博一・官房長官、西村康稔・経産大臣、高木毅・自民党国対委員長の4人の大物議員。捜査が政権中枢に及ぶ可能性まで出てきたのだ。

 これほどの捜査の広がりは竹下登内閣時代に発覚したリクルート事件(注:1988年、竹下登・首相ら自民党の有力議員や大物財界人などが、リクルート社から賄賂として未公開株を受け取ったことが発覚。翌年に東京地検特捜部は計12人を贈収賄罪で起訴した。政界では、藤波孝生・元官房長官と池田克也・元衆院議員の2人の有罪が確定)級だ。

 この事態を受けて岸田文雄・首相は12月6日、麻生太郎・副総裁ら各派の領袖クラスの党幹部を招集して緊急幹部会を開き、「派閥パーティー全面自粛」を決めるなど厳戒態勢を敷いた。

 数多くの政界捜査を取材してきたジャーナリストの伊藤博敏氏が語る。

「焦点は安倍派の事務総長経験者や派閥から多額のキックバックを受けて裏金にしていた議員たちを摘発できるかどうかです。ちょうど1年前に似た構図の事件があった。麻生派の薗浦健太郎・元代議士がパーティー収入を少なく記載して政治資金規正法違反に問われ、会計を担当した秘書だけでなく、議員本人も略式起訴されて罰金と公民権停止の略式命令を受け、議員辞職に追い込まれた。

 東京地検はその時の捜査を通じて政治資金パーティーを利用した裏金づくりのカラクリを理解し、判例もできた。その上で満を持して安倍派の裏金づくりの捜査に乗り出したわけです。まずは派閥の会計責任者が追及され、さらに歴代の事務総長が会計責任者に指示したり、経理の報告を受けて了承したかを解明し、政治家の責任に踏み込んでいく方針だと考えられる」

 捜査のキーマンとなっているのが、安倍派事務局長で同派の政治団体「清和政策研究会」の会計責任者を務めるX氏だ。冒頭、本誌が直撃した白髪の男性である。

 安倍派の裏金づくりにどういう役割を果たしていたのか。

9087OS5:2023/12/11(月) 09:36:17
慌てて確認に奔走
 安倍派議員のベテラン秘書が言う。

「X氏はNTT出身で子会社の役員や監査役を務め、4年ほど前に安倍派の事務局長として迎えられた。同じNTT出身の世耕弘成先生(自民党参院幹事長)の紹介でした。民間企業出身だから政治は素人同然だが、われわれ秘書には『高木事務総長がこう仰っている』などと幹部の威光を振りかざす。選挙のことで相談に行くと、『議員が直接言ってこい』と秘書は相手にしない態度でした」

 世耕事務所に経緯を尋ねたところ締め切りまでに回答はなかったが、事務局長に就任したX氏は会計責任者として安倍派の資金を管理することになった、いわゆる派閥の金庫番である。

 同派は所属議員にノルマを課して派閥のパーティー券を売らせ、ノルマを超えて売りさばいた議員にはその分の代金をキックバックしていたとみられる。

「キックバックはだいぶ昔から行なわれていたことですが、かつては派閥が領収書を出したり、議員側が政治資金収支報告書に記載するなど、それが可視化できるようにしていた時期もあった。しかし、そうすると集金力のある有力議員が多額のキックバックをもらった際に、派内で『あの議員は自分で多額の献金を集めているのに、派閥はそんな裕福な議員に金を戻すのか』という不満の声が高まるようになった。

 それが面倒なのでキックバックは現金で渡し、領収書を取らずに政治資金収支報告書にも載せない裏金にしたと聞いています。派内の議員にも金額がわからないようにするためです。このシステムはX氏の前任者の時代にはもうできていて、X氏は引き継いだかたちです」(別の秘書)

 どの議員がパーティー券を何枚売ったかの本当の金額と、キックバックの金額を知るのはX氏とごく少数の派閥幹部だけだという。

 ところが最近、X氏の言動に異変が起きていた。特捜部の捜査が表面化する前のことだ。別のベテラン秘書の話である。

「X氏が複数の事務所の秘書にパーティー券の代金について問い合わせを始めたんです。代金を派閥の口座に振り込んだ分は通帳に記録があり、現金で持ち込んだ分も金額は各事務所が提出した帳簿でわかるが、誰が持ってきたかまでは記録していない。

だからX氏は『現金で持参したのは〇〇さんで間違いないか』とか、派閥から代金のキックバックを受けた事務所には『現金を受け取ったのは〇〇さんで間違いないか』と慌てた様子で確認して回っていた。秘書の間では、“あの時にはもう特捜部の事情聴取を受けていたのでは”という話になっている」

 だとすれば、特捜部はX氏の供述からキックバックの金額や誰が現金で受け取ったかまで詳細に掴んでいる可能性が高い。

 今後の捜査のポイントは、X氏が上司の事務総長や派閥幹部の具体的関与について、どこまで特捜部に供述するかになる。

「裏金づくりは誰の指示だったのか?」

 本誌記者がX氏に質問したのはまさにその点だったが、答えは返ってこなかった。

※週刊ポスト2023年12月22日号

9088OS5:2023/12/11(月) 14:51:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/da1cece05eb10b61ff29ea2689f359e51b0c5e1f
岸田首相、閣僚・自民党役員人事を14日軸で調整 裏金疑惑
12/11(月) 14:43配信

毎日新聞
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=首相官邸で2023年12月11日午前8時57分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相は、自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑を受けて、安倍派の政務三役らを交代させるため、閣僚・自民党役員人事を今国会閉会後の14日を軸に実施する調整に入った。政府関係者が11日明らかにした。【高橋祐貴】

9089OS5:2023/12/11(月) 14:52:15
https://mainichi.jp/articles/20231209/k00/00m/010/271000c?inb=ys
「座長も5人衆も求心力なくなった」 裏金疑惑、憤る安倍派中堅
深掘り 木下訓明 古川宗
政治

速報

政局
毎日新聞 2023/12/9 21:03(最終更新 12/11 11:19)
 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、安倍派の裏金疑惑は、松野博一官房長官ら「5人衆」に座長の塩谷立元文部科学相を加えた幹部6人まで拡大し、底なしにも見える様相だ。多くが政府や党で枢要な役職を担っており、岸田政権は窮地に陥っている。松野氏らを早期に更迭する案や、13日の臨時国会閉会後に内閣改造・党役員人事に踏み切る案が浮上。岸田文雄首相は政権刷新につなげようと模索するが、疑惑による打撃は深刻で奏功するかは不透明だ。

「逃げ回ってばかり」
 政治資金パーティー収入を巡る裏金疑惑は、党内最大の99人を擁する安倍派中枢に及んだ。派閥を率いる立場にありながら説明を避け、政治不信を招く要因ともなっている派閥幹部らの言動に対し、中堅や若手を中心に動揺が広がっている。

 「国民の政治不信を招くことになっているわけだから、大変厳しい影響が出てくるだろう。私自身もその責任の一端を感じている」。安倍派幹部で、自身もキックバックを受けた疑惑が報じられている世耕弘成党参院幹事長は9日、京都府宇治市での講演後、記者団にそう述べた。しかし、派閥や自身の裏金疑惑について見解をただされると「捜査に影響を与えてはいけないという観点から、残念ながら今の時点で詳しく説明することはできない」と説明を拒んだ。

 安倍派では、2022年7月に当時会長だった安倍晋三元首相が死去。その後、会長ポストは空席のまま、塩谷立元文部科学相を座長に据え、意思決定については、松野博一官房長官、高木毅・党国対委員長、西村康稔経済産業相、萩生田光一・党政調会長、世耕氏の「5人衆」を含む常任幹事会による集団指導体制をとってきた。

 派閥のパーティー収入を巡る問題の発覚後、塩谷氏が11月30日にキックバックの慣習について「あったと思う」と発言。直後に撤回したものの派内は混乱した。松野氏や西村氏らも記者会見で「捜査中」などを理由として説明を拒否し続けている。

 こうした状況に派内の若手からは…

9090OS5:2023/12/11(月) 17:29:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/12b27906c340ad0d4dc0073ca6acb678e35c3224
萩生田氏「進退自分で」 安倍派政務三役辞任なら自らも辞任の考え
12/11(月) 16:55配信

朝日新聞デジタル
自民党の萩生田光一政調会長

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、裏金を受け取った疑惑が浮上している同派幹部の萩生田光一政調会長は11日、「今回のことが原因で、閣僚や副大臣などが辞めるならば、政調会長の私の責任も同等に、またそれ以上に大きなものがある。人事は首相の専権事項だが、出処進退については自分で決めたい」と述べた。安倍派の政務三役が辞任する場合は、自らも辞任する考えを示した。

 東京・永田町の党本部で記者団の取材に応じた。岸田文雄首相は、萩生田氏のほか、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅・党国会対策委員長を交代させる意向を固めている。また、安倍派所属の閣僚、副大臣、大臣政務官の政務三役を全員交代させる考えだ。

 萩生田氏は当選6回。安倍派では「5人衆」と呼ばれる幹部の一人で、文部科学相や経済産業相を歴任してきた。

朝日新聞社

9091OS5:2023/12/11(月) 20:09:04
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20231211k0000m010230000c.html
首相、14日を軸に閣僚人事へ 安倍派を交代、無派閥人材を登用か
2023/12/11 20:01毎日新聞

首相、14日を軸に閣僚人事へ 安倍派を交代、無派閥人材を登用か

参院本会議で立憲民主党の徳永エリ氏の質問を聞く岸田文雄首相(右)。奥は松野博一官房長官=国会内で2023年12月11日午後1時36分、竹内幹撮影

(毎日新聞)

 岸田文雄首相は、自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑を受けて、安倍派の政務三役を交代させるため、今国会閉会後の14日を軸に閣僚・党役員人事に踏み切る調整に入った。

 首相は、松野博一官房長官(61)や西村康稔経済産業相(61)ら閣僚と、自民党の萩生田光一政調会長(60)、高木毅国対委員長(67)らも交代させる方針。安倍派の副大臣、政務官も含めた政務三役計15人をすべて代える調整もしている。

 松野氏を含む4人は安倍派「5人衆」のメンバーで、事実上の更迭となる。閣僚・党役員の後任には、無派閥の浜田靖一前防衛相(68)と梶山弘志幹事長代行(68)を国対委員長を含む要職で起用することを検討している。

 首相は周辺に「党全体として問題に向き合うには、無派閥議員との連携は重要だ」と語っており、無派閥の中から即戦力となり得る人材を登用することなどで信頼回復を図りたい考えだ。13日の国会会期末に合わせて記者会見を開き、党改革に向けた方針を打ち出すとみられる。

 政権運営を巡って首相は、党内最大派閥の安倍派(99人)との連携を重視して人事でも重用してきたが、安倍派を要職から外さざるを得ない状況となった。同様の裏金疑惑が浮上する「5人衆」の世耕弘成参院幹事長(61)や、安倍派座長で党税制調査会幹部の塩谷立元文部科学相(73)も交代する可能性がある。

 首相は11日の参院本会議で裏金疑惑に関し「今後事態が明らかになっていく状況を踏まえ、問題の原因や課題を把握しながら、国民の信頼回復の観点から必要な対応を行う」と言及。閣僚・党役員人事については「政治の信頼回復と国政の遅滞回避のため、しかるべきタイミングに適切な対応をとる」と述べた。

 首相は10日に、東京都内のホテルで萩生田氏と会談。その後、首相公邸で森山裕総務会長、茂木敏充幹事長、側近の木原誠二幹事長代理らと個別に相次いで会談した。11日には、麻生太郎副総裁、茂木氏と国会内で会い、人事や今後の政権運営について意見交換したとみられる。

 立憲民主党は11日、松野氏に対する不信任決議案を衆院に提出した。日本維新の会、共産、国民民主の各党も同調する見通しだ。【高橋祐貴、中村紬葵】

9092OS5:2023/12/11(月) 21:05:55
さて、どこまで粛清されるか!?ってレベルですね



安倍派の役職者たち
★は常任幹事(15人)


総務大臣     鈴木淳司
農林水産大臣  宮下一郎
経済産業大臣   西村康稔★
内閣官房長官   松野博一★

内閣総理大臣補佐官上野通子

内閣府副大臣   堀井学
内閣府副大臣   酒井庸行(経済産業副大臣兼任)
内閣府副大臣   宮澤博行(防衛副大臣兼任)
文部科学副大臣  青山周平
外務副大臣    堀井巌

復興大臣政務官  石井拓(経済産業、内閣府大臣政務官兼任)
復興大臣政務官  加藤竜祥(内閣府大臣政務官兼任)
総務大臣政務官  小森卓郎
財務大臣政務官  佐藤啓
厚生労働大臣政務官塩崎彰久
防衛大臣政務官  松本尚

幹事長代理    稲田朋美★
副幹事長     福田達夫
副幹事長     関芳弘
副幹事長     山田美樹
副幹事長     江島潔
副幹事長     吉川有美
副幹事長     山田宏
副幹事長     松川るい

政務調査会長   萩生田光一★
国会対策委員長  高木毅★
国会対策副委員長 西村明宏★

両院議員総会会長 橋本聖子★

参議院議員副会長 山本順三★
参議院幹事長   世耕弘成★
参議院幹事長代行 野上浩太郎★
参議院国会対策委員長岡田直樹★

人事局長     森まさこ
女性局長     高橋はるみ
青年局長     藤原崇
拉致問題対策本部長山谷えり子


安倍派座長    塩谷立★
安倍派常任幹事  柴山昌彦★
安倍派常任幹事  松島みどり★
安倍派常任幹事  末松信介★

9093OS5:2023/12/11(月) 21:39:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/d387155d2ad3c8f113555602d25aebfe3cb4f5a0
内閣不信任案、立民に提出慎重論根強く 維新は賛成の公算「出すことが相当」
12/11(月) 19:03配信


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コメント25件


産経新聞
松野博一官房長官への不信任決議案を岡田憲治衆院事務総長(中央)へ提出する立憲民主党の議員ら=11日午後、国会内(春名中撮影)

自民党派閥のパーティーを巡る「政治とカネ」問題の波及を念頭に、野党第一党の立憲民主党は11日、岸田文雄内閣不信任決議案提出の可否について党内協議を続けた。現時点では、「本番は来年の通常国会だ」(閣僚経験者)として今国会への提出は見送るべきだとの意見が根強い。


慎重論の背景にあるのは、13日の臨時国会閉会後に東京地検特捜部による捜査が本格化するという見立てだ。不信任案提出によって衆院解散の「口実」を首相に与えれば、自民を利する展開になりかねないとの判断が働いている。

立民の安住淳国対委員長は11日、「万一解散になったら(疑惑が)うやむやになる。そういう危険性をはらむ不信任案だから慎重に対応しようと、泉健太代表はわれわれに指示している」と記者団に説明した。

とはいえ、今国会では不信任案提出を巡る環境が大きく異なっている。野党第二党の日本維新の会が、提出された場合は賛成する公算が大きいからだ。

維新はこれまで、会期末に不信任案を出す野党の常套戦術とは距離を置いてきた。だが、馬場伸幸代表は8日の衆院予算委員会集中審議で不信任案賛成の可能性を示唆した上で、国会議員に月額100万円が支給される調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の改革を首相に迫った。

旧文通費見直しが目に見える形で進展していない以上、維新としては振り上げた拳を下ろしにくい状況にある。立民が不信任案提出を封印すれば、野党第一党と第二党がそろって政権に対峙する姿勢を示す好機を逃すことになりかねない。

「不信任案を出すことが普通は相当だと思う」

維新の遠藤敬国対委員長は11日の記者会見で、立民を挑発するように語った。(児玉佳子)

9094OS5:2023/12/11(月) 21:40:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/905a3579ba84a34c3117bfcd145a55f33ea32ee3
岸田首相、裏金疑惑の安倍派4閣僚全員交代を検討 田村元厚労相ら要職検討
12/11(月) 21:05配信
産経新聞
岸田文雄首相

岸田文雄首相(自民党総裁)が、自民最大勢力の安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑を受け、閣僚・副大臣・政務官の「政務三役」から同派所属者の大幅交代を検討していることが分かった。また、自民の田村憲久元厚生労働相と浜田靖一前防衛相の要職起用を検討していることも判明した。政府・与党関係者が明らかにした。

【写真】疑惑の安倍派4閣僚…参院本会議に出席した松野官房長官、鈴木総務相、西村経産相、宮下農林水産相

安倍派出身で交代の対象となる閣僚は、裏金疑惑が浮上している松野博一官房長官と西村康稔経済産業相に加え、鈴木淳司総務相と宮下一郎農林水産相。鈴木、宮下両氏は疑惑を否定しているが、首相は疑惑の有無に関わらず、政治資金について調査させる必要があると判断した。

首相は13日の臨時国会閉会後、速やかに人事に着手する方向で調整している。11日午後の自民役員会では「政治の信頼回復と国政の遅滞回避のために、適切な対応をとっていきたい」と述べた。

安倍派所属の政務三役は閣僚4人、副大臣5人、政務官6人の計15人で、首相は全員の交代を検討した。だが、安倍派の反発や後任選定が難航する懸念が強まり、疑惑を抱えていない若手の政務官は対象から外すことも含め調整を進めている。茂木敏充幹事長は11日の記者会見で「安倍派一掃」に関し、「派閥によって一括の対応といった報道は必ずしも正しくない」と語った。

党幹部では安倍派現事務総長の高木毅国対委員長を交代させる方針。同派の萩生田光一政調会長も交代の公算が強まっている。萩生田氏は11日、記者団に「人事は首相の専権事項だが、出処進退は自分で決めたい」と強調した。また、同日は東京五輪・パラリンピック組織委員会会長を務めた橋本聖子参院議員の疑惑が新たに浮上した。

一方、立憲民主党は同日、松野氏に対する不信任決議案を衆院に提出した。与党は12日の本会議で否決する方針。日本維新の会は賛成する方向だ。

9095OS5:2023/12/11(月) 21:46:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/29823cf20bf3ac6627dc51a6ae01758d807bc9ae
首相、年明けの南米訪問見送りを検討 自民裏金疑惑、外交にも影響
12/11(月) 18:34配信
毎日新聞
記者団の質問を聞きながら首相官邸に入る岸田文雄首相=東京都千代田区で2023年12月11日午前8時56分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相は、2024年1月上中旬に予定している南米訪問を見送る検討に入った。政府関係者が11日、明らかにした。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題への対応に専念するよう求める声が政府・与党内で強まっているためで、この問題が外交にも影響し始めている。

 首相は1月9日をめどに出発し、ブラジルやチリなどの南米諸国を訪問する調整を進めてきた。ブラジルは、国際社会で存在感を強めるグローバルサウスと呼ばれる新興・途上国の代表格。24年の主要20カ国・地域(G20)の議長国でもあり、連携推進を確認する見通しだった。チリは銅やリチウムをはじめとする重要鉱物資源が豊富で、関係を強化していた。1月中旬から開かれる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席するため、南米からスイスを訪れる案も出ていた。

 パーティー券問題を巡っては、東京地検特捜部が13日の臨時国会閉会後から安倍派議員らへの聴取を本格化させる見通し。政権運営は予断を許さない状況で、1月後半の召集とみられる通常国会に向けて、首相は国内で対応にあたる必要があるとの見方が大勢だ。

 ただ、訪問予定国との調整はすでに進めており、外遊中止はグローバルサウスとの関係強化に力を入れてきた岸田外交にとって失点となる。捜査の進展や党内情勢を見極めて最終判断する見通しだ。【川口峻、池田直】

9096OS5:2023/12/12(火) 07:38:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e5c3c8bbb97bc1bf4b326eb3b8cdc61f071b99f
東京地検特捜部、自民安倍派を集中捜査へ 国会会期末後に聴取本格化
12/12(火) 5:00配信
毎日新聞
東京地検が入る庁舎=金寿英撮影

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、東京地検特捜部が、政治資金規正法違反(不記載、虚偽記載)容疑で刑事告発された主要5派閥のうち、最大派閥の清和政策研究会(安倍派)を集中的に捜査する方針であることが関係者への取材で判明した。パーティー券収入のノルマ超過分のキックバック(還流)が数億円に膨らむ恐れがある上に、収支報告書への記載を組織的に避けた疑いもあることから、悪質性が高いとみている模様だ。


 関係者によると、安倍派(99人)では直近5年間で所属議員がノルマを超えて集めた収入と、議員への還流分の支出がいずれも収支報告書に記載されていなかった疑いが持たれている。

 還流資金を裏金化した議員は10人超にとどまらず、数十人規模に上るとされる。中には数千万円の還流を受けていた議員もいるとされ、裏金の総額は数億円に膨らむ可能性がある。

 安倍派では安倍晋三元首相の死去後、座長の塩谷立元文部科学相と「5人衆」と称される松野博一官房長官、高木毅・党国対委員長、世耕弘成・党参院幹事長、萩生田光一・党政調会長、西村康稔経済産業相による集団指導体制が続いている。しかし、6人は直近5年間で1000万円超〜100万円程度を裏金化していた疑いが浮上している。

 特捜部は臨時国会の会期末(13日)後に、裏金化が疑われる議員側への聴取を本格化させる方針。主な対象は組織的な還流が疑われる安倍派で、歴代の派閥幹部も含まれる模様だ。

 安倍派の他に告発されている志帥会(二階派)、平成研究会(茂木派)、志公会(麻生派)、宏池会(岸田派)の4派閥についても捜査を継続するとみられる。【井口慎太郎、北村秀徳、岩本桜、山田豊】

9097OS5:2023/12/12(火) 09:45:53
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023121100719&g=pol
14日にも松野長官交代 岸田首相、経産・総務・農水3閣僚も調整―安倍派一掃には慎重論・裏金疑惑
2023年12月12日00時51分
 自民党最大派閥・安倍派による政治資金パーティー収入の裏金化疑惑を巡り、岸田文雄首相(自民党総裁)は11日、松野博一官房長官に加え、高木毅国対委員長、西村康稔経済産業相、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相を交代させる方向で調整に入った。5人はいずれも同派所属。今国会閉会後の14日にも松野氏ら一部の人事を行い、残りは22日を目指す2024年度予算案の閣議決定後などに先送りする案が出ている。

 首相は11日の参院本会議で、人事について「政治の信頼回復と国政の遅滞回避のため、しかるべきタイミングに適切な対応を取る」と表明。この後、麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と国会内で会談し、党役員会でも対応を協議した。
 松野、高木、西村3氏は事務総長として安倍派の実務を取り仕切った。さらに同派からパーティー収入の還流を受け、政治資金収支報告書に記載しなかった疑いも出ている。党内では疑惑への関わりが深い3人の責任は免れないとの声が強く、他の安倍派2閣僚と合わせ、首相は情勢を見極めて最終判断する。
 自民参院執行部は約5000万円の還流を受け取った疑いがある大野泰正・参院内閣委員長の交代も検討する。松野、高木両氏と同様に1000万円超の還流を受けた疑いを持たれている世耕弘成参院幹事長の責任を問う声も党内で出ている。
 政権内では閣僚4人に、副大臣5人、政務官6人も加えた安倍派所属の計15人の政務三役全員を一掃すべきだとの声も浮上する。ただ、還流を否定する議員も含まれるため慎重論も強く、政務官は本人の判断に委ねる方向で調整している。
 安倍派の萩生田光一政調会長は11日、党本部で記者団に対し、首相から10日の会談で「税制、予算、大切な仕事を目の前にして、しっかり対応してほしい」と伝えられたと説明。その上で「仮に閣僚や副大臣が辞める事態になるとすれば、政調会長の責任はそれ以上に大きい。出処進退は自分で決めたい」と述べ、展開次第で自身も辞任する考えを示唆した。

9098OS5:2023/12/12(火) 10:46:04

https://news.yahoo.co.jp/articles/607b72751e898455fb2aca43796de48745c45c01?page=2
>「私は政治資金パーティー自体を批判しているわけではありません。裏金が問題なのです。得た収益を堂々と政治資金として記載すればいいだけの話です。そもそもパーティー券は1枚数万円くらいですし、年に何回も開かれません。やれキックバックだ、裏金だと言っても、多くの議員にとってはそれほど大きな額ではないはずです。だからこそ余計に記載しなければならなかったと思います」(同・深谷氏)

これに尽きる気がします。

9099とはずがたり:2023/12/12(火) 10:53:12

自民党スレも満タンになってきて次スレも検討のこのタイミングで自民党がぶっ壊れかねない不祥事勃発ですね〜。

個々の議員にとってはケチな少額でも安倍派が組織的に裏金作りを主導してたとなると悪質性はそれなりである。
>同派がパーティー券販売のノルマ超過分を所属議員側に現金でキックバック(還流)し、還流分を政治資金収支報告書に記載しないよう求めていたことがわかった。

安倍派、現金で還流し収支報告書への不記載求める…5年間で数億円の可能性
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e47c27e9cfdeb513c65e1dde29d5e10dd38c8dd
12/12(火) 5:01配信
読売新聞オンライン

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑で、同派がパーティー券販売のノルマ超過分を所属議員側に現金でキックバック(還流)し、還流分を政治資金収支報告書に記載しないよう求めていたことがわかった。東京地検特捜部は、資金の流れや会計処理の実態を解明するため、派閥の実務を取り仕切る事務総長の経験者を含め、数十人規模の所属議員への事情聴取を検討しているとみられる。

 特捜部は政治資金規正法違反(不記載、虚偽記入)容疑の適用を視野に、全国から事件捜査の経験が豊富な応援検事を集め、50人規模の捜査態勢を整えた。既に一部議員の秘書らの聴取を始めており、現在開かれている臨時国会の閉会後にも捜査を本格化させる見通し。

 関係者によると、安倍派ではノルマを超えてパーティー券を販売した議員側に対し、パーティーの開催後に派閥側から現金でキックバック。還流分については議員側の収支報告書に記載しないよう求め、派閥側と議員側の収支報告書に記載のない裏金になったという。こうして裏金化された資金は、直近5年間で総額数億円に上る可能性がある。

 現金の受け渡しや収支報告書に記載しないことについてのやり取りなどは、派閥の会計担当職員と各議員の秘書らとの間で行われていたとみられ、会計担当職員は、還流について事務総長に報告していたとされる。

 疑惑を巡っては、同派事務総長経験者の塩谷立・元文部科学相(73)や松野博一官房長官(61)、西村康稔経済産業相(61)、高木毅国会対策委員長(67)の4氏側のほか、世耕弘成参院幹事長(61)と萩生田光一政調会長(60)といった派閥幹部側も還流分を収支報告書に記載していなかったとされる。

 このほか、元五輪相の橋本聖子参院議員(59)(比例)、大野泰正参院議員(64)(岐阜選挙区)、池田佳隆衆院議員(57)(比例東海)、谷川弥一衆院議員(82)(長崎3区)の4氏側が還流分を収支報告書に記載していない疑いのあることも判明。裏金化された疑いのある金額は、橋本氏は1000万円超、大野氏は5000万円超、池田、谷川両氏は4000万円超とみられる。

 橋本氏は11日、報道陣の取材に応じ、「調査した上で説明責任を果たしたい」と述べ、「非常に反省しており、政治不信を招いたことをおわびしたい」と語った。谷川氏と、大野氏の事務所は10日、それぞれ取材に「事実関係を慎重に確認している。適切に対応する」などとしている。

9100OS5:2023/12/12(火) 11:53:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc6295d7ee98b53decd3f637bdd03b6bbc22dfe5
岸田首相の派閥でもパーティー収入過小記載の疑い 安倍派のキックバック裏金疑惑より少額か 
12/12(火) 9:27配信
FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
FNNプライムオンライン

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田首相が会長を務めていた「宏池政策研究会」でも、実際に集められた収入より少ない金額が政治資金収支報告書に記載されていたとみられることが分かった。


自民党の派閥の政治資金パーティーを巡っては、安倍派や二階派が販売ノルマを超えて集めた分の収入を所属する議員にキックバックし、派閥の収支報告書に収入として記載しなかった疑いがある。

その後の関係者への取材で、岸田首相が会長をつとめていた「宏池政策研究会」でも、実際に集められた収入より少ない金額が収支報告書に記載されていたとみられることが分かった。

不記載の額は、安倍派や二階派よりも少ないという。

フジテレビ,社会部

9101OS5:2023/12/12(火) 20:36:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/b962f3077562f25232e9f19d967d4d759f53683d
萩生田政調会長交代へ、安倍派政務官5人は留任の公算 松野官房長官の不信任案否決
12/12(火) 19:36配信

産経新聞
衆院本会議で松野官房長官に対する不信任決議案の投票に向かう途中に手を上げる麻生太郎副総裁(左から2人目)と一礼する松野博一官房長官(右から2人目)=12日午後、国会(岩崎叶汰撮影)

衆院は12日の本会議で、自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー裏金問題を巡り、立憲民主党が提出した松野博一官房長官に対する不信任決議案を与党の反対多数で否決した。岸田文雄首相(自民党総裁)は14日にも松野氏を含む安倍派の4閣僚を事実上更迭する方針で、人選を本格化。安倍派の萩生田光一政調会長を交代させる方向で調整に入った。政府・与党関係者が明らかにした。


萩生田氏の交代時期は4閣僚らに合わせて週内か、令和6年度予算案決定後か調整を続ける。

松野氏は不信任案が否決された直後の更迭となるが、首相は松野氏の続投は理解が得られないと判断したとみられる。公明党の山口那津男代表も不信任案否決に先立つ記者会見で「否決したから即信任という評価はできない」と強調した。

一方、首相が全員交代を検討した安倍派所属の閣僚・副大臣・政務官の「政務三役」15人のうち、衆院当選1回の政務官5人は留任する公算が大きくなった。安倍派から、当選1回の5人は裏金を受け取っていないとして「辞めさせるのは理屈が成り立たない」(閣僚経験者)と反対論が噴出し、全員交代案を軌道修正する見通し。

首相はすでに、裏金疑惑が浮上している松野氏と西村康稔経済産業相に加え、疑惑を否定している鈴木淳司総務相と宮下一郎農林水産相を交代させる方針を固めている。安倍派の高木毅党国対委員長も事実上更迭する。

また、首相は12日、岸田派(宏池会)のパーティー収入に関する政治資金収支報告書への過少記載の疑いに関し「具体的なことが確定した段階で私に報告がある。報告を受けたら適切に説明をさせる」と述べた。

9102OS5:2023/12/12(火) 20:36:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/deea55c07540d84e2369c3171cc4a10218907b94
「ポスト松野」難しい官房長官の人選 クリーン、説明力、危機管理…人材少なく
12/12(火) 19:30配信

産経新聞
官房長官が途中で交代するのはどのような場合か

岸田文雄首相(自民党総裁)が党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑を受けて実施する人事の焦点は、松野博一官房長官の後任だ。政府のスポークスパーソンとしての説明力に加え、与党との調整力が求められる「内閣の要」だからだ。また、裏金問題が直撃した政権にあって、平時とは異なる対応力も必要となる。首相はこうした条件を踏まえ、慎重に人選する意向だ。


「(東京地検特捜部による)捜査が行われていると承知しており、私の政治団体についても精査して適切に対応したい」。松野氏は12日の記者会見でも、裏金疑惑に関して従来通りの回答を繰り返した。

政府高官は「官房長官は捜査に影響を与える立場だ。踏み込んだことは言えない」と擁護してきたが、松野氏の「説明拒否」が国民や与野党の反発を招き、事態を悪化させた面がある。次期官房長官にはクリーンさに加え、裏金疑惑に関する説明力が最低条件となる。

与党や省庁との調整力も重要な要素だ。歴代では菅義偉前首相が官房長官在任時の辣腕(らつわん)で知られる。官僚機構を掌握しつつ、与党国対幹部らと頻繁に面会して情報収集や調整を担い、安倍晋三政権の安定を支えた。

特に岸田政権の官邸は国対との連携不足が指摘されてきた。首相周辺は「国会対応ができなければ官房長官は務まらない」と強調する。

加えて、危機管理力も欠かせない条件だ。官房長官は大規模災害などが発生すればいち早く官邸に駆けつけ、指揮や発信に当たる。兼務する拉致問題担当相としての見識と手腕も求められる。

こうした条件を十分に満たす人材は多くはない。自民内には松野氏の後任という「火中の栗」を敬遠する向きも強く、「岸田派(宏池会)が責任を持って引き受けるべきだ」(官房長官経験者)との声がある。首相が思い描く通りに人事が実現するかは不透明だ。(永原慎吾)

9103OS5:2023/12/12(火) 20:39:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/b86c0c8328e290067cd7f5920b91ac3efa84c030
岸田総理 14日に安倍派閣僚を交代へ 岸田派も“不記載”が判明 人事難航 「安倍派一掃おかしい」反発も
12/12(火) 18:21配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN

自民党・安倍派の裏金疑惑を受け岸田総理は、安倍派の閣僚4人らを交代させる人事をあさって行う方向です。しかし、新たに岸田派からも政治資金をめぐる問題が発覚し、人選は難航しています。

きょうの衆議院本会議では、松野官房長官に対する不信任決議案の採決が行われました。あさってにも更迭される松野氏。決議案自体は自民・公明の与党などの反対で否決されましたが、仲間である与党内からも…

自民党 井上信治衆院議員
「捜査に支障が出ない範囲の中で、国民の皆様への説明責任を果たしていただくことを我が党からも強くお願いしたいと思います」

公明党 山口那津男代表
「否決したから即信任したと同じ評価をするべきではないと思います」

収まる気配のない自民党・安倍派の政治資金パーティーの問題。安倍派から議員側にキックバックされた総額は、過去5年間でおよそ5億円にのぼるとみられることがわかりました。このため、複数の政府・与党関係者によりますと、岸田総理は松野官房長官ら安倍派の閣僚4人を交代させる意向を固めました。

安倍派の副大臣と政務官についても大半を交代させる考えですが、後任探しの難しさや安倍派からの反発が大きいこともあり、問題がないと主張している政務官については除外する方針です。

現職政務官
「対応が難しい。自分だけ残るわけにもいかないし…」

ところが、きょうになって新たな疑惑が。

岸田派でも政治資金パーティーの収入を収支報告書に少なく記載していた疑いがあることが、関係者への取材で分かりました。

岸田総理
「宏池会の事務局に対して調査を行い、そして当局に説明を行い、そして修正の必要があるならば適切に対応する。このように指示しています」

岸田総理はこのように説明しましたが、党内からは安倍派の議員ばかり交代させることへの反発の声が上がっています。

安倍派議員
「岸田派だってニュースになっている。安倍派の一掃はおかしいよ」
現職政務三役
「そんなバカなことしないでしょ。自民党から人がいなくなるよ」

岸田総理はあさって14日に、閣僚と副大臣の交代に踏み切る方向です。

政府関係者によりますと、松野官房長官の後任については「安定感があること」を重視しているほか、他の人事についても「閣僚経験者」や「無派閥議員」を中心に人選が進められています。

しかし、新たな政治資金の問題が表面化したことで人事は難航が必至です。

TBSテレビ

9104OS5:2023/12/12(火) 20:45:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a9c7c1b53f2a8985c99f8cca96b5075e729d226
「罪人扱いか」自民安倍派が被害者ぶって批判殺到も…SNSに蔓延する「解散総選挙すれば自民勝つ」説
12/12(火) 15:22配信

SmartFLASH 自民党・安倍派が政治資金パーティーの収入を裏金化していた疑惑を受け、岸田文雄首相は、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相の4閣僚を含め、安倍派15人を交代する調整に入った。12月14日を軸に、閣僚・党役員人事に踏み切るとみられる。

【ランキング】岸田内閣「もっとも評価できない大臣は?」

 岸田首相の方針に対しては、安倍派内部でも不満が出ているようだ。朝日新聞は12月11日、《「安倍派というだけで罪人扱いか」 首相に批判噴出、疑惑ない議員も》と題する記事で、安倍派中堅議員のこんな言葉を報じている。

「とんでもない悪手だ。(資金の流れを知りうる派幹部の)事務総長経験者は責任ある立場だったから別にしても、何もしていないのに辞任させられては罪人になってしまう。

 安倍派一掃を首相に勧めたのは他の派閥の領袖なんだろうが、その派閥は絶対に許さない。そして、助言を受け入れた首相も許さない。もう即刻、総理を辞めてもらいたい」

 だが、この議員の発言には、SNSで批判が殺到した。

《裏金作って甘い汁を吸う議員を多数出しておきながら、何を被害者ぶっているの?》

《ついには被害者ぶってきた。どこまで醜いんだ》

《安倍派、首相にいじめられているかのような「被害者」アピール。人はなぜか、都合が悪くなると、途端に、「被害者」アピールを始める。「被害者」アピールをする前に、説明責任を果たすべきではなかろうか?》

 12月11日、NHKが報じた岸田内閣の支持率は、11月より6ポイント下がって23%。不支持率は58%。支持率は2021年10月の岸田内閣発足以降、最低を更新した。

 政党支持率は自民が激減し、29.5%。30%を下回るのは、2012年に自民党が政権復帰以降、初めてという。

 危険水域といえる数字だが、それでも政権交代は起きないという説が、SNSでは蔓延している。

《今解散したってまた自民党が勝つよ。だって地方の小選挙区では相変わらず野党が割れてて投票率も低いから自民が当選するし野党は辛うじて複数人区と比例で議席確保するに留まるから。政権交代が起こるには”風”が不可欠》

《岸田内閣支持率低下と言うが解散総選挙ではやはり自民党が勝つ。立憲民主党の泉では勝負にならない。維新は万博で国民は玉木の自民寄りに国民は横を向く》

《解散総選挙しても自民が勝つよ。野党の選挙資金をショートさせる意味でもやってみたら?》

 野党が弱い現状では、自民党以外の選択肢を見出せない多くの人たちが無党派となり、投票率が下落。結果として自民が有利になるとの指摘もある。

 安倍派を排除するという “荒療治” に打って出る岸田首相。解散総選挙で信任を得られれば、たしかに政権の立て直しにはなるが――その覚悟を岸田首相は持つことができるだ

9105OS5:2023/12/12(火) 20:46:48
何が良くて何が悪いかをミスリードさせるような記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/8687ee535ed4262fd1726ed5e3c52995a8ea2dce
派閥パーティーは資金調達の場 安倍派は販売分の4割来場せず 料理も全員分用意せず
12/12(火) 15:00配信

産経新聞
5月に行われた安倍派のパーティー=東京都港区(松井英幸撮影)

自民党派閥のパーティー券問題が政界を揺るがしている。そもそも派閥は、どのようにして政治資金パーティーを資金源としているのか。パー券は1枚2万円で販売されるケースが多いが、会場の飲食代などの原価はごくわずかだ。政治資金規正法への記載義務が生じる条件も一般の個人献金より緩く設定されている。パーティーは、実質的に政治資金を回収する舞台となってきた。

派閥のパーティーは、一般的に東京都内の大手ホテルの宴会場で開かれる。寿司やサンドウィッチ、ビールやワインなどが立食形式で提供され、出席者は所属議員と名刺交換などができる。首相や党幹部、他派の派閥会長らが来賓に訪れ、あいさつして場を盛り上げる流れだ。

麻生派(志公会)のパーティーでは、来場者が最後に麻生太郎副総裁とツーショット写真を撮影する場面が設けられており、目玉の一つになっている。

派閥にとって、パーティーは政治資金を調達する重要な機会となっている。今回、パー券収入を大規模に裏金化していた疑惑を持たれた安倍派(清和政策研究会)の政治資金収支報告書をみると、昨年5月17日に東京プリンスホテル(東京都港区)で開いたパーティーの収入は9480万円。これに対し、会場代や飲食代などパーティーの開催事業費は2592万円と報告しており、差し引いた6888万円は同派の利益となる。

パーティー券は1枚2万円で、単純計算では、同パーティーで4740枚が売れた形だ。一方、参加者は約2800人(主催者発表)にとどまる。約1940人がパーティー券を購入したものの、来場しなかったことになる。

ある派閥の事務局長経験者は「そもそもパーティー券の販売分全員が来るわけではない。食事を用意するのは半分もない。そこを見越してホテル側と調整している」と明かす。

主催者側はより多くの政治資金を得ようとするが、来場者に対する待遇があまりにも〝塩対応〟であればSNS(交流サイト)で酷評されることもある。ある派閥のパーティーの来場者はX(旧ツイッター)で「出されたのはペットボトル入りのお茶。お土産は会員名簿。散々だった」などと訴えた。

政治資金規正法はパーティー券の購入額が20万円以下ならば、購入者や購入金額の政治資金収支報告書の記載は義務付けていない。一方、個人献金にあたる一般の寄付は5万円以上で記載が義務付けられる。パーティーは、政治資金の入手経路が不透明になりかねないといった懸念もある。

9106OS5:2023/12/12(火) 20:47:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/a29ce87b6ab976a5dee17cfd417c3bcff23ae1e3
安倍派一掃、見送りへ 閣僚・副大臣交代、政務官自主判断 岸田首相、14日にも人事・裏金疑惑
12/12(火) 14:54配信
時事通信
取材に応じる岸田文雄首相=12日午後、首相官邸

 自民党安倍派の政治資金パーティー収入の裏金化疑惑を巡り、岸田文雄首相(党総裁)は政権内で浮上していた政務三役からの同派一掃案を見送る方向で調整に入った。

 複数の政府・与党関係者が12日、明らかにした。閣僚4人と副大臣5人は交代させる一方、政務官は疑惑への関与が薄ければ続投させる意向。14日にも人事に踏み切る。

 首相は12日、人事について、首相官邸で記者団に「適切なタイミングで対応したい。この考えは変わっていない」と語った。13日夜に記者会見し、規模や時期について説明する見通しだ。

 安倍派所属の政務三役は松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相、副大臣5人に加え、政務官6人の計15人。鈴木、宮下両氏らは裏金の受領を否定しているが、東京地検特捜部の捜査がどこまで広がるか読み切れないため、政権内では全員を交代させてリスクを減らすべきだとの声が出ている。

 周辺によると、首相は政務三役について「全員交代を求めることはできない」と言明。「疑惑への関わりを精査する。検察に立件される可能性が高いなら代える」と語った。後任人事の難航が予想される中、安倍派の反発が強まれば政権が揺らぎかねないと懸念したとみられる。

 政務官6人には疑惑への関与の度合いを自ら精査し、進退を「自主判断」させる案が出ている。副大臣5人については閣僚と同様の扱いとする方向で、松野氏は既に一部の副大臣に「自主的に辞表を出してほしい」と伝えた。

9107OS5:2023/12/12(火) 21:40:26

>>9101
>首相は12日、岸田派(宏池会)のパーティー収入に関する政治資金収支報告書への過少記載の疑いに関し「具体的なことが確定した段階で私に報告がある。報告を受けたら適切に説明をさせる」と述べた。
>>9103
「宏池会の事務局に対して調査を行い、そして当局に説明を行い、そして修正の必要があるならば適切に対応する。このように指示しています」

岸田は宏池会から抜けたんじゃないんですか?抜けた人に報告とか 抜けた人が指示とは?
命令けいとうとしておかしくないですか?

9108OS5:2023/12/12(火) 21:43:57
>>9104

《今解散したってまた自民党が勝つよ。だって地方の小選挙区では相変わらず野党が割れてて投票率も低いから自民が当選するし野党は辛うじて複数人区と比例で議席確保するに留まるから。政権交代が起こるには”風”が不可欠》

いつから、衆院に複数人区が復活したんだ!?記事にするなら選んでよ

9109OS5:2023/12/12(火) 22:13:00
>>9105もだけど、産経は「政治資金パーティーはほかもやってるし」
「キックバックは他の派閥もやってるし」 だから「安倍派だけ攻めるな」論調なんですかね。
論点は不記載なのに

https://www.sankei.com/article/20231212-ZAQPXTNG65N37BRYWZ7YMF75HM/
<独自>安倍派、数十人が不記載か パーティー収入、他派閥は2〜7割還流記載
2023/12/12 01:02
自民党の派閥のパーティーを巡り、最大派閥・安倍派(清和政策研究会)を除く主要4派閥がパーティー券の販売ノルマを超過した分に応じて5年間で10億円弱を所属議員の2〜7割にキックバック(還流)していたと推計されることが11日、政治資金収支報告書の分析で分かった。

安倍派の収支報告書には記載がないが、同様に数割程度の議員が還流を受けた可能性が高く、数十人が総額数億円分を不記載としていた疑いがある。東京地検特捜部は、資金の流れや不記載の経緯などを調べている。

産経新聞は、平成30年〜令和4年分の安倍派▽志公会(麻生派)▽平成研究会(茂木派)▽宏池政策研究会(岸田派)▽志帥会(二階派)-の収支報告書を、関係者への取材に基づき分析。

各派から所属議員の関連団体に支出された寄付金のうち、金額も時期も毎年一定のいわゆる夏の「氷代」、冬の「モチ代」は除外した上で、パーティー開催後、数カ月以内に関連団体ごとに異なる金額で一斉に支出されたものを議員側への還流分と推計、算出した。

これによると、麻生派は所属議員の4〜7割、茂木派は2〜3割、岸田派は3〜5割、二階派は5〜7割の関連団体に、それぞれ還流分とみられる支出を記載。総額は5年間で約9億9千万円に上った。

同時期の安倍派を除く主要4派閥のパーティー収入は総額40億2953万円で、パーティー収入の約4分の1が還流されたとみられる計算になる。一方、安倍派の収支報告書には氷代、モチ代の記載はあったが、還流分とみられる記載はなかった。

9110OS5:2023/12/12(火) 22:13:38

https://www.sankei.com/article/20231212-PRB3J7TRJBOYROPKXN4JPAQA5E/
〝冷遇〟から一転…となるか 小泉進次郎、梶山弘志、浜田靖一氏ら…「無派閥議員」に脚光
2023/12/12 20:20
永井 大輔
市岡 豊大
竹之内 秀介
自民党の「無派閥議員」が注目を集めている。派閥をめぐる裏金疑惑が表面化し、党再建を図る必要性に迫られる中、クリーンな印象が持たれているからだ。岸田文雄首相(自民総裁)は疑惑が浮上した松野博一官房長官らを近く事実上更迭する方針だ。9月の内閣改造・党役員人事の際に〝冷遇〟した無派閥議員を一転、登用するのかが焦点となる。

「無派閥か派閥かという問題ではない。国民の不信感に応え、信頼回復できるようにしなければならない」。自民の小泉進次郎元環境相(無派閥)は12日、国会内で記者団に裏金疑惑についてこう述べた。


「次の首相候補」の常連で、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が9、10両日に実施した合同世論調査では石破茂元幹事長に続く2位。爽やかなイメージがあり、要職での起用が取り沙汰されている。

梶山弘志幹事長代行=12月11日、国会内(春名中撮影)
梶山弘志幹事長代行=12月11日、国会内(春名中撮影)
梶山弘志幹事長代行(無派閥)も期待を集める一人。梶山静六元官房長官を父に持ち、安定した仕事ぶりに定評がある。過去には公選法違反疑惑で経済産業相を辞任した菅原一秀氏の後任として緊急登板し、ピンチを乗り切った。12日の記者会見では「全身全霊で岸田総裁、茂木敏充幹事長を支える」と述べるにとどめた。


疑惑が報じられた安倍派現事務総長の高木毅国対委員長の後任として、頻繁に名前が挙がるのが浜田靖一前防衛相(同)だ。自民重鎮は「浜田氏の名前はちらちら首相の口から出ている」と証言する。国会戦略のプロで与野党の評価は高い。

浜田靖一氏=9月12日(矢島康弘撮影)
浜田靖一氏=9月12日(矢島康弘撮影)
無派閥の有力株は他にも石破氏や斎藤健前法相らがいる。もっとも石破氏は11日のBSフジ番組で、首相の責任の取り方として内閣総辞職が選択肢になると指摘。軋轢(あつれき)を招きかねない言動は「表面的な人気はあるかもしれないが誰もついて行かない」(自民幹部)と不興も買っている。


9月の人事は派閥政治の復権が色濃くにじむ布陣となり、無派閥議員は憂き目を見た。「『派閥、派閥』と言ってやってきて、都合が悪くなると無派閥を頼るのは調子が良すぎる」。無派閥組の重鎮はこうほえたが、その表情は言葉とは裏腹に穏やかだった。(永井大輔、市岡豊大、竹之内秀介)

9111OS5:2023/12/12(火) 22:16:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c5456ddf968333350bebc5b0dd259eae44a36d5
安倍派4閣僚、14日交代 若手ら反発で政務官は留任含め調整
12/12(火) 21:18配信

毎日新聞
裏金の問題を巡り、宏池会のパーティー収入で過少申告があったという一部報道について、記者の取材に答える岸田文雄首相=首相官邸で2023年12月12日午後2時22分、手塚耕一郎撮影

 岸田文雄首相は、自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑を受け、14日に松野博一官房長官(61)ら安倍派の4閣僚を交代させる人事を実施する。政府・自民党関係者が12日明らかにした。首相は安倍派の閣僚に加え、副大臣5人と政務官6人の全員交代も検討したが、若手の政務官については裏金疑惑への関与の有無などを考慮し、続投させることも含め調整している。

 立憲民主党は13日に内閣不信任決議案を衆院に提出する方向で、12日の執行役員会では泉健太代表に対応を一任した。泉氏は国会内で記者団に「総辞職すべきだ。信任に値しない」と語った。

 首相が14日に交代させるのは松野氏のほか、西村康稔経済産業相(61)、鈴木淳司総務相(65)、宮下一郎農相(65)。西村氏の後任には無派閥の梶山弘志幹事長代行(68)が浮上している。首相は国会閉会を受けて13日夜に記者会見して人事について説明するとみられる。安倍派の萩生田光一・党政調会長(60)と高木毅・党国対委員長(67)も交代させる方針で、高木氏の後任には無派閥の浜田靖一前防衛相(68)を起用する案がある。

 首相は安倍派の政務三役を全員交代させて「安倍派一掃」を図る意向だったが、安倍派の若手らが反発。安倍派は最大派閥で人事実施後の政権運営に支障が出かねないことから、方針転換した形だ。

 一方、衆院は12日の本会議で、裏金疑惑を受けて立憲が提出した松野氏に対する不信任決議案を自民、公明両党の反対多数で否決した。日本維新の会、共産党、国民民主党など野党は立憲に同調し賛成した。松野氏は数日で交代する見通し。首相は官邸で記者団に「職務に当たってもらいたい」と語った。松野氏は会見で「与えられた職務を果たしていきたい」と語った。【森口沙織、畠山嵩、安部志帆子】

9112OS5:2023/12/13(水) 07:29:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3a06238dd99a2ea8046ce76b5089aa73349d991
安倍派一掃、岸田首相判断が焦点 裏金疑惑拡大、不可避の声 政権さらに弱体化も〔深層探訪〕
12/13(水) 7:00配信

時事通信
記者団の質問に答える岸田文雄首相=11日午前、首相官邸

 自民党派閥の政治資金パーティー問題で、裏金疑惑が拡大する安倍派を政権人事から一掃するかどうかが焦点に浮上した。党内では、新たな疑惑発覚のダメージを避けるため、同派の政務三役を全員更迭する案が浮上。ただ、これまで重視してきた最大派閥を「敵」に回すことになれば、政権基盤の弱体化が加速するのは避けられず、岸田文雄首相にとって重大な岐路となりそうだ。

 ◇数十人聴取か
 「適切なタイミングで適切に対応を考えたい。それ以上申し上げることはない」。首相は11日朝、首相官邸入りする際に記者団から安倍派の政務三役を交代させる考えを問われ、言葉を選びながら説明。さらなる質問の途中で背を向け立ち去った。

 安倍派の裏金疑惑を巡っては、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長の有力幹部「5人衆」にも還流した疑いが判明。首相は既に松野、西村、高木3氏を更迭する方向で調整しているが、党幹部は「5人とも交代だろう」と話す。

 人事はそれだけにとどまらない可能性がある。臨時国会は13日に会期末を迎えるが、ある政府関係者は閉会直後から東京地検特捜部による関係議員の聴取が始まり、「対象者は数十人に上る」との見方を示す。政府高官は「どこまで捜査が進むのか」と困惑を隠さない。

 安倍派の事務総長経験者を含む5人衆は11日も具体的な説明を避け、疑惑の全容はつかめないままだ。閣僚経験者は「安倍派を三役から全て外さないと政権が持たない」と強調した。

 首相は10日、萩生田氏や茂木敏充幹事長、森山裕総務会長と個別に会談。11日も麻生太郎副総裁、茂木氏と3者で意見を交わした。この場でも「安倍派一掃」案が話題になったとみられる。党幹部は「そういう案を言う人はいる」と述べ、人事上の懸案になっていることを認めた。

 ◇「遺恨残る」
 もっとも、首相にとって安倍派を遠ざける判断は「もろ刃の剣」だ。

 首相は2021年の就任後、麻生、茂木両氏との「三頭政治」を政権運営の柱に据えてきた。しかし、茂木氏との関係は次第にぎくしゃくし、今年9月の内閣改造では、真っ先に萩生田氏を首相公邸に呼んで相談。5人衆全員を政府・自民党の重要ポストに留任させるなど、来年秋の党総裁選を見据え安倍派への傾斜を強めていた。

 そのため、安倍派内では「一掃」案に衝撃が走り、首相に反発する声が出始めた。中堅議員は「他派閥もパーティー問題はあるはずだ。首相と一緒にはやれない」と断言。党関係者も「安倍派に首相がレッテルを貼ることになる。総裁選で協力は望めないだろう」とみる。

 萩生田氏は11日、安倍派の政務三役が交代する場合は「政調会長の責任も大きい」と自身の進退に言及。「一掃」案のけん制が目的と受け止める向きもある。

 政権内のパワーバランスが崩れ始める中、首相の後見役を任じる麻生氏は周囲にこう漏らした。「証拠に基づいて判断すべきだ。それなしには派閥が壊れかねない。遺恨を残すぞ」

9113OS5:2023/12/13(水) 07:31:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/99e3bd4f57ea894eea5c5380f9f3ffe9341fa7ed
「安倍派15人除外」を修正、6人は自主判断に 首相、求心力低下も
12/13(水) 6:00配信

朝日新聞デジタル
(左から)松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、宮下一郎農林水産相、鈴木淳司総務相

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田文雄首相は組織的に裏金を作っていた疑いのある安倍派の松野博一官房長官、西村康稔経済産業相ら4閣僚と、副大臣5人の計9人を14日に交代させる方針を決めた。政務官6人については安倍派に配慮して方針を修正し、辞任は自主判断とする。全ての安倍派議員を政務三役から除外する当初の方針を実現できなければ、首相の求心力低下に拍車がかかる可能性がある。


 複数の政権幹部が明らかにした。首相は安倍派の政務三役計15人をすべて交代させる方針だった。首相周辺は「公務をやりながら政治資金の精査はできない」との考えを示していた。

 だが、安倍派をはじめ党内から不満が上がり、対応の修正を迫られた。官邸幹部は「安倍派の更迭色を薄める措置」「裏金作りへの関与がはっきりしない議員もいる」と説明。安倍派の政務官には続投を希望する議員もおり、政府高官は「全員を辞めさせるのは難しい」との見方を示した。

 一方、官房長官の後任は無派閥から起用する方向で検討に入った。閣僚の交代は松野、西村両氏に加え、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相の4人。全閣僚からいったん辞表を集める内閣改造ではなく、問題がある閣僚だけを入れ替える形をとる。人事後、仮に閣内で不祥事が明るみに出た場合、問題の閣僚だけを交代させやすくする狙いがある。首相は臨時国会の閉会に合わせた13日の記者会見で人事について説明する。

朝日新聞社

9114OS5:2023/12/13(水) 07:31:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/99e3bd4f57ea894eea5c5380f9f3ffe9341fa7ed
「安倍派15人除外」を修正、6人は自主判断に 首相、求心力低下も
12/13(水) 6:00配信

朝日新聞デジタル
(左から)松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、宮下一郎農林水産相、鈴木淳司総務相

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田文雄首相は組織的に裏金を作っていた疑いのある安倍派の松野博一官房長官、西村康稔経済産業相ら4閣僚と、副大臣5人の計9人を14日に交代させる方針を決めた。政務官6人については安倍派に配慮して方針を修正し、辞任は自主判断とする。全ての安倍派議員を政務三役から除外する当初の方針を実現できなければ、首相の求心力低下に拍車がかかる可能性がある。


 複数の政権幹部が明らかにした。首相は安倍派の政務三役計15人をすべて交代させる方針だった。首相周辺は「公務をやりながら政治資金の精査はできない」との考えを示していた。

 だが、安倍派をはじめ党内から不満が上がり、対応の修正を迫られた。官邸幹部は「安倍派の更迭色を薄める措置」「裏金作りへの関与がはっきりしない議員もいる」と説明。安倍派の政務官には続投を希望する議員もおり、政府高官は「全員を辞めさせるのは難しい」との見方を示した。

 一方、官房長官の後任は無派閥から起用する方向で検討に入った。閣僚の交代は松野、西村両氏に加え、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相の4人。全閣僚からいったん辞表を集める内閣改造ではなく、問題がある閣僚だけを入れ替える形をとる。人事後、仮に閣内で不祥事が明るみに出た場合、問題の閣僚だけを交代させやすくする狙いがある。首相は臨時国会の閉会に合わせた13日の記者会見で人事について説明する。

朝日新聞社

9115OS5:2023/12/13(水) 09:01:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/01da14c998b6367dc7a89b0223d89c20c68f3b8c
〈裏金問題・迫る特捜部〉会長も不在、ポストもなしで安倍派は崩壊へ…”裏ボス”森喜朗元首相は「介護施設に入るので」と雲隠れ? 疑心暗鬼の最大派閥内では黒幕探しもはじまって…
12/13(水) 7:01配信

集英社オンライン
集英社オンライン

政治資金パーティをめぐる一連の問題を受け、岸田文雄首相は大臣や、党役員などから安倍派議員を外す人事を行う考えだ。これまで99人の最大派閥として自民党内で大きな影響力をもってきた安倍派だが、会長も不在で、ポストも失うとなれば、派閥としての求心力を失うことは必至。さらに、ここに来て安倍派のオーナー的存在である森喜朗元首相の「雲隠れ」情報や、「黒幕」による裏切りの噂も派内の混乱に拍車をかけている。


「もはや安倍派にいる意味がない」急速に落ちる求心力
「政治の信頼回復と国政の停滞回避のため、しかるべきタイミングに適切な対応をとる」

12月11日、国会でそう語った岸田首相は、国会閉会後の14日という「しかるべきタイミング」に「安倍派の大臣らの交代」という「適切な対応」をとることを決めた。

「首相は、週末に麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長らと相次いで会談しました。こうした他派閥の党幹部の助言も受け、安倍派議員を早期に交代させる方針を決めました」(全国紙政治部記者)

99人を擁する最大派閥の安倍派には激震が走っている。

「ただでさえ安倍派は、松野博一官房長官、西村康稔経産相ら『5人衆』が重要ポストを確保していたので、中堅以下にポストが回って来るのが遅かった。そのうえ『安倍派』というだけでポストからはがされては、たまったものではない。

もっとも、今は無派閥議員も『今、入閣要請されても泥船の岸田政権には入りたくないから断る』という状況で、ポストを求めたいわけではないが……。それでも、安倍派というだけで疑いの目を向けられるし、安倍さんももういないし、もはや安倍派に所属する意味がなくなる」(安倍派議員)

「キックバック額が最大規模だと報じられたある議員は、事務所も閉め、記者にも最低限の対応しかせず、なんとかやり過ごそうとしていますが、安倍派に狙いを定めた検察は本気です。これまで安倍政権は検察の人事に介入するなどして検察を抑え込んできましたが、今回は完全に反撃をくらっている形です」(自民党関係者)

9116OS5:2023/12/13(水) 09:01:29
森氏が先手を打って「逃亡」したのでは
安倍派が大混乱に陥るなか、動向が注目されているのが、派閥に大きな影響力を持つ森喜朗元首相だ。

森氏は安倍氏の死去以降、安倍派会長人事をめぐって「官房長官の松野さんは、今は自分のことで精いっぱい」「萩生田さんは総合力は最も高い」などと口を挟んできた。

そんな森氏の発言の機会となっていたのが、森氏の地元・石川県の北國新聞の連載『総理が語る』だった。ここで森氏は、15人の集団指導体制となった安倍派について「下村博文さんを外すことが狙い」「下村さんは私に土下座するくらい、命懸けで会長を狙っていますが、残念ながら派内に期待する声はない」などと赤裸々に語っていた。

隔週1回、永田町で大きな話題となってきたこの連載が突如終了したのが、11月26日。低支持率に苦しむ岸田政権を「今こそ清和政策研究会(安倍派)が岸田さんをしっかり支えないといけない」などと語ったが、北國新聞の「この連載は今回で終了します」との一文で、24回の連載はあっけなく幕切れとなった。

「折しも、安倍派のパーティ券問題が大きく炎上する直前で連載が終了し、森氏が先手を打って『逃亡』したのではないかと話題になりました。森氏は安倍派の組織的な裏金づくり疑惑が連日報じられている渦中の12月5日夜に、安倍派の西村康稔経済産業相や世耕弘成参院幹事長と都内で会食。一連の問題への対応を協議したとみられますが、その前後には森氏が『介護施設に入るので、外部との連絡がとれなくなる』と友人に連絡したとの情報も駆け巡りました。

安倍派の組織的な裏金作りは20年ほど続いてきた慣習ともいわれており、森氏の関与や認識が問われるのは必至。それだけに森氏は検察の動きを見越して、先回りして動いているのでは、とみられています」(自民党関係者)

森氏と5人衆に反撃したいあの人は…
一方、大混乱に陥る安倍派の「裏切り者」「黒幕」とみられ始めているのが、安倍派の新体制で森氏や5人衆によって外された形となった、下村博文元文科相だ。

「5人衆や塩谷立座長の側が受け取ったキックバック額が具体的に報じられるなか、2018年に事務総長も務めた下村氏側のキックバックが報じられていないことで『安倍派の運営から外された下村氏が検察の捜査に協力し、キックバックによる裏金づくりの仕組みを伝えている』との見方が強まっています」(全国紙政治部記者)

その背景には、下村氏をめぐる現状がある。

「下村氏は、集団指導体制の15人からは外されたうえに、自身が安倍派会長に就任するために2000万円を森氏に渡そうとしたことを森氏に暴露されました(※下村氏は否定)。森氏や5人衆に反撃するため、自身に火の粉が降りかかるのも覚悟の上で、検察に裏金づくりの実態を暴露し、そのことを察知した安倍派幹部も、すでに森氏には下村氏の『裏切り』を報告したのでは、との話が永田町では出回っています。

連日、安倍派のキックバックの実態が報道され、安倍派議員は『次は自分の名前が出るのでは』とおびえ、『誰が裏切ってリークするのか』と疑心暗鬼になっているのです」(同)

過去に分裂を繰り返してきた歴史をもつ安倍派。分裂どころではなく、跡形もなくなってしまうのか……。

※「集英社オンライン」では、今回の事件について情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。

メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com

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@shuon_news  

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

9117OS5:2023/12/13(水) 09:06:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/7627fb504b946e41ed9f9e9bbb220fd4ece1ed36
<独自>パーティー収入巡り安倍派など3ルート重点捜査 東京地検、議員ら聴取本格化へ
12/13(水) 1:05配信

産経新聞
自民党の派閥のパーティーを巡る問題で、東京地検特捜部が最大派閥・安倍派(清和政策研究会)の政治資金収支報告書への不記載など3つのルートを政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載など)の疑いで重点的に捜査していることが12日、関係者への取材で分かった。特捜部は臨時国会が閉会する13日以降、安倍派議員らの聴取などを本格化させるもようだ。


また、岸田文雄首相が7日に離脱するまで会長だった岸田派(宏池会)でもパーティー収入の一部が不記載だった疑いが浮上。数千万円に上るとの情報もあり、特捜部は慎重に確認を進める。

安倍派では所属議員に課したパーティー券販売ノルマの超過分を派閥や議員側の収支報告書に記載せずに議員側にキックバック(還流)していたとされ、不記載額は平成30年〜令和4年分で数億円に上る恐れがある。

関係者によると、特捜部が捜査の重点を置いている主なルートは3つ。

①安倍派のノルマ超過分のパーティー収入と所属議員に還流した分の支出が記載されていない派閥としての不記載疑惑②安倍派から還流された分を所属議員の関連団体が記載していない議員側の不記載疑惑③二階派(志帥会)のパーティー収入の一部が記載されていない派閥としての不記載疑惑-だ。

安倍派では還流分を一切記載しないなどの不記載の慣行が長年行われ、不記載額も5年間で数億円を超えるなど、他派閥に比べて突出していた疑いがある。

特捜部は安倍派の会計責任者だけでなく、派閥の事務を議員側で仕切る事務総長経験者が不記載の経緯を知っていた可能性もあるとみて、安倍派幹部らの任意での事情聴取を進めるとみられる。

還流された安倍派の議員側についても、不記載額が総額数千万円以上に上るなど、悪質性が高い事例を中心に捜査。会計責任者だけでなく議員が不記載に関与しなかったか確認する見通しだ。

二階派はパーティー収入の不記載額が5年間で総額1億円を超える恐れがある一方、還流分は記載。特捜部は会計責任者などの事情聴取を進め、収入だけ記載しなかった経緯などを調べている。

9118OS5:2023/12/13(水) 09:33:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/058daf9c3ccaa46e0af8928297a15f81afcd5eb3
裏金疑惑「安倍派一掃」に森喜朗氏が大慌て…派閥崩壊阻止へ電話“指令”で悪あがきの醜悪
12/13(水) 9:06配信
日刊ゲンダイDIGITAL
自民党大会に出席する安倍派OBの森元首相=2023年2月(C)JMPA

 派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑で、安倍派(清和政策研究会=清和会)は幹部を含め数十人がキックバックを受けながら、政治資金収支報告書に記載していない疑いが浮上。岸田首相は安倍派に所属している政務三役(大臣、副大臣、政務官)計15人全員を交代させる方向で検討に入った。“安倍派崩壊”を予兆させるような前代未聞の異常事態だが、これに大慌てなのが、過去に同派会長も務めたOBの森喜朗元首相(86)だという。

森喜朗元首相がインタビューで岸田首相をブッタ斬り! 蜜月関係の2人に何があったのか?

■「萩生田会長で苦境を乗り切るんだ!」

「裏金問題で連日、松野官房長官ら幹部の名前が報じられ、清和会はガタガタですが、森さんは所属議員らに『今こそ、萩生田会長で苦境を乗り切るんだ!』と電話をかけまくっているそうです。岸田首相にも電話をして、『萩生田は切るな(交代させるな)』と“指令”まで出しているらしい。党幹部では、現職の清和会事務総長である高木国対委員長の交代が早々に既定路線になりましたが、萩生田政調会長についてはすぐには名前が出なかった。岸田首相が、自らを応援してくれている森元首相に配慮したのではないか、という見方が出ていました」(安倍派関係者)

 安倍元首相の死去後、安倍派は「事実上の森派」みたいなものだ。塩谷座長の下での「5人衆(松野、萩生田、高木、西村経産相、世耕参院幹事長)」による集団指導体制も、下村元文科相の派閥運営からの排除も、森元首相がレールを敷いた。御年86歳、政界引退して10年以上経っている森元首相が、キングメーカー気取りでいられるのも、安倍派があってこそなのである。

妻と共に都内の高級介護施設に入所
同大会で、あいさつに駆け寄る議員たちに声を掛ける森元首相(中央左)と寄り添う萩生田光一政調会長(隣り)/(C)JMPA

 驚くのは、派閥のために電話をかけまくる、そのエネルギー。森元首相は今年9月ごろから、背骨の圧迫骨折のために1カ月ほど入院し、退院後は政治家のパーティーなどで、車椅子姿が目撃されている。今は妻とともに都内の高級介護施設で暮らしているという。

「施設に入居したのは1カ月ほど前のようです。親しい周辺には、『今後は連絡が取りにくくなるから』と通知があった。安倍派の裏金問題が表面化するかしないかの頃で、検察の事情聴取を意識したのか。清和会のキックバックによる裏金づくりのスキームは25年前くらいからあり、1998年から2006年まで清和会会長だった森さんは(※途中1年間は小泉純一郎会長)事情をよく知っているはずです」(自民党関係者)

 どこまでも悪あがきだ。

9119OS5:2023/12/13(水) 15:43:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/3062eb1fe0e90fbecaf03b1cc5de7375c51e9aa5
官房長官の後任打診、浜田前防衛相が固辞 「自分にはできない」
12/13(水) 14:23配信

朝日新聞デジタル
浜田靖一氏

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、事実上の更迭となる松野博一官房長官の後任について、岸田文雄首相が首相側近を通じて浜田靖一前防衛相(無派閥)に就任を打診したが、浜田氏は固辞した。複数の政権幹部が明らかにした。

 浜田氏へは12日に打診があったという。首相側近から首相の意向として「官房長官をお願いしたい」と伝えられ、浜田氏は「自分にはできない」などと応じたとされる。首相は裏金問題で派閥への批判が高まっていることを考慮し、官房長官の後任は無派閥から起用したい考え。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/dbd3fdba3ca7a8972b7de63a461aa1a58e87d314
【独自】松野官房長官の後任 林芳正前外相起用を軸に検討
12/13(水) 13:09配信

FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
FNNプライムオンライン

岸田首相は、松野官房長官の後任に、岸田派の林芳正前外相を起用することを軸に検討していることがFNNの取材で明らかになった。


官邸側は、加藤前厚労大臣を充てる案も検討したが、岸田派で実務能力が高く、より岸田総理と距離が近い林氏を充てたい考えだ。ただし、党幹部の中で林氏の起用に反対する声もあるため、調整が続いているとみられる。

松野官房長官を巡っては、安倍派の政治資金パーティー収入の一部から1000万円をこえるキックバックを受けて、収支報告書に記載していなかった疑惑が指摘されている。

岸田首相は、14日にも松野官房長官ら4人の安倍派の閣僚を交代させる見通し。

フジテレビ,政治部

9120OS5:2023/12/13(水) 15:45:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/56001734240fc6061016c9e7149813ed601226b5
安倍派、議員収入で還流分計上を要請か…裏金化の実態を隠す狙い
12/13(水) 15:00配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)による政治資金パーティー収入の裏金化疑惑で、同派が昨年開いたパーティーで所属議員側にキックバック(還流)した現金について、「個々の議員側のパーティー収入として計上してほしい」と要請した疑いのあることがわかった。同派内部から還流を問題視する指摘があったことなどを踏まえ、議員側が独自に集めた資金として政治資金収支報告書に記載させ、裏金化の実態を隠す意図があったとみられる。

 同派が裏金化した疑いのある還流分は直近5年間で計5億円規模に上り、収入と支出を合わせた不記載額は総額で10億円を超える可能性がある。議員側も、還流を受けた分を収支報告書に記載していなかったという。東京地検特捜部は近く本格捜査に着手し、所属議員から一斉聴取する見通し。同派の会計責任者については政治資金規正法違反(不記載、虚偽記入)容疑での立件を視野に入れている。

 関係者によると、同派では議員側にノルマを超えてパーティー券を販売した分を現金で還流し、派閥側の収支報告書に収入や支出として記載せず、議員側の収支報告書にも記載しないよう求めていた。その一方で超過分を含めたパーティー収入の金額や還流先の議員の氏名、金額などの記録を作成していたとされる。

 ところが昨年5月に開催したパーティーの後、同派の会計担当職員が議員側に対し、還流分について、個々の議員側のパーティーの収入として同年分の収支報告書に記載するよう要請。ある所属議員の事務所では要請を受け、還流分の現金を事務所の口座に入金し、関連政治団体のパーティー収入に計上する処理を行ったという。

 還流分の運用を転換させた背景には、同派内部でパーティー収入の会計処理を問題視する声が上がっていたことがあったとされる。また、昨秋以降には同派を含む自民党派閥のパーティーを巡って、収入の過少記載疑惑を指摘する報道や刑事告発が出ていた。同派では、議員側の収支報告書に還流分を記載させることで、派閥側が裏金との指摘を受けないようにした可能性があるという。

 同派では、事務総長経験者の松野博一官房長官(61)、高木毅国会対策委員長(67)ら幹部を含めた所属議員数十人が還流分を裏金化し、このうち10人以上は1000万円超に上るとされている。

9121OS5:2023/12/13(水) 18:27:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/666feb9ef9628b7afe2ef9fe64e681b2bab05958
キックバック「『記載するな』と指示あった」 宮沢防衛副大臣が説明
12/13(水) 18:21配信

朝日新聞デジタル
衆院本会議後、記者の質問に答える自民党の宮沢博行防衛副大臣=2023年12月13日午後4時58分、岩下毅撮影

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、同派の宮沢博行防衛副大臣は13日に国会内で記者団の取材に応じ、販売ノルマの超過分に対するキックバック(還流)について「(政治資金収支報告書への)不記載の指示があった」と語った。誰の指示かは「記憶があいまい」などと明言を避けた。


 宮沢氏は、過去3年間で計140万円の不記載があったと明かし、用途は各種団体への年会費や交際費で「政治活動で使った」と説明した。この問題については派閥から箝口令(かんこうれい)が敷かれているとしたうえで、「多くの議員は適正に管理していたはずで、多くの議員が潔白を説明したいと思っている」と述べた。(国吉美香)

朝日新聞社

9122OS5:2023/12/13(水) 18:28:26
順当というか 他になり手が居ないというか
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ca3f321208efc12f10605cb35f124481c972766
松野官房長官の後任、林芳正前外相で調整
12/13(水) 17:37配信


産経新聞
林芳正前外相=10月4日午後、国会内(矢島康弘撮影)

自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー裏金問題を巡り、岸田文雄首相が裏金疑惑が浮上している松野博一官房長官の後任に林芳正前外相を充てる方向で調整していることが13日、分かった。林氏は岸田派(宏池会)の座長を務めている。

政府・与党関係者が明らかにした。

9123OS5:2023/12/13(水) 18:29:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e65170801c4b621ed7125e70c577ec8c8520164
浜田靖一元防衛相 官房長官打診も固辞 国対委員長起用が有力視
12/13(水) 16:45配信

産経新聞
浜田靖一元防衛相

岸田文雄首相(自民党総裁)が安倍派(清和政策研究会)を巡る裏金疑惑に伴い交代させる方針を固めた松野博一官房長官の後任として、浜田靖一元防衛相に就任を打診し、浜田氏が固辞していたことが13日、分かった。浜田氏は無派閥のベテラン。国対委員長の起用も取り沙汰されている。


複数の関係者が明らかにした。首相は12日に側近を通じ、浜田氏に官房長官起用の感触を探ったが、浜田氏は辞退したという。浜田氏は党防衛族、水産族の重鎮だが、官房副長官や首相補佐官といった官邸勤務の経験に乏しく、「慣れないことはやれない」と語っているという。

浜田氏は国会対策に精通し与野党の老荘青に人脈を持つ。松野氏と同様の疑惑が浮上し更迭される安倍派事務総長の高木毅国対委員長の後継が有力視されている。浜田氏は岸田政権で令和4年8月から今年9月まで防衛相を務めた。

9124OS5:2023/12/13(水) 18:30:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d3de6b699eb9f01fb137986c0fae20e28295eba
国対委員長に浜田氏検討 裏金疑惑、14日に政権幹部人事 岸田首相
12/13(水) 16:05配信

時事通信
浜田靖一前防衛相

 自民党最大派閥・安倍派の政治資金パーティー収入の裏金化疑惑を受け、岸田文雄首相(自民党総裁)は13日、同派所属の閣僚・党役員の交代に向けて調整を進め、高木毅国対委員長の後任に無派閥の浜田靖一前防衛相を充てる方向で検討に入った。

 閣僚などの人事は14日に決める方針だ。

 首相は高木氏に加え、萩生田光一政調会長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相を交代させる方針を固めている。官房長官には林芳正前外相や加藤勝信前厚生労働相、田村憲久元厚労相が浮上。梶山弘志幹事長代行、斎藤健前法相、後藤茂之前経済再生担当相らの要職起用も取り沙汰される。

 萩生田氏は近く辞表を提出する意向だが、首相は22日を目指す2024年度予算案の決定まで受理を先延ばしする方向で検討している。

 一方、世耕弘成参院幹事長は辞任する意向を固め、政権関係者に伝えた。これを受け、自民参院執行部は後任の調整に入った。首相は堀井学内閣府副大臣ら安倍派所属の副大臣5人も交代させる意向で、人選を急いでいる。

9125OS5:2023/12/13(水) 22:49:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/79e9460614e1c52ea86eb3b2ebcf60f74f4d77ca
「架空パーティー。すごいの来た」西村康稔経産相に〝文春砲〟10人足らずの茶話会で儲けは1回数百万…「これはあまりにひどい」ネット上でも怒りの声
12/13(水) 22:29配信

中日スポーツ
西村康稔経産相

 政治資金パーティーを巡る裏金疑惑が連日報道される自民党最大派閥の安倍派。その「幹部5人衆」の1人について、文春オンラインが13日、「《安倍派幹部に新疑惑》西村康稔経産相が捜査中に『架空パーティ』を開催していた!《儲けは1回数百万、経産官僚をサクラに…》」(原文のまま)のタイトルで記事を発信。ネット上でも「架空パーティー」などの関連ワードがトレンド入りした。

 報道によると、パーティーの実態はホテルの会議室に10人足らずの経産官僚を動員し講師の話を聞くという茶話会。スポンサー企業が1枚2万円のパーティー券を購入しているという。西村経産相は14日に岸田文雄首相が行う予定の安倍派閣僚人事刷新で交代するとの報道が出ている。

 臨時国会閉会当日の”文春砲”に、元朝日新聞記者でジャーナリストの佐藤章さんはX(旧ツイッター)で「これはあまりにひどいんじゃないか。西村は年に18回もパーティーやってるが、こんなものばかりか!」と怒りの声を上げた。

 このほかにもX上では「架空パーティー。すごいの来た」「これは酷い…酷過ぎる。自民党議員は裏金を作るのみならず、架空パーティーを開催して荒稼ぎまでしてたのか」「実態は、名前を隠しておこなう企業団体献金」「一体何をしているの? 政治家の仕事って?」「どんどん出てくるよ。これで終わるはずがない」などの怒りや憤りが飛びかった。

中日スポーツ

9126OS5:2023/12/13(水) 22:55:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/89bb94a37767ba5289b4c371fb0496ce8e917206
【速報】安倍派閣僚交代人事の全容判明 西村経産相の後任は無派閥の斎藤健氏 総務相に松本氏が再登板 農水は坂本氏 官房長官は林前外相
12/13(水) 21:09配信
FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
FNNプライムオンライン

岸田首相は、14日に行う予定の安倍派4閣僚を交代させる人事の全容を固めた。

西村経産相の後任として、無派閥の斎藤健前法相を起用する。

そもそも政治資金パーティーって? どうしてキックバックが問題なの?

鈴木総務相の後任には、前任の松本剛明氏が再登板する。松本氏は麻生派に所属。

また、宮下農水相の後任には、森山派の坂本哲志元地方創生相を起用する。

松野官房長官の後任には、既に岸田派の座長を務める、林芳正前外相の起用が固まっている。

また文科副大臣に、無派閥の阿部俊子衆院議員の起用が固まった。

政治部

9127OS5:2023/12/13(水) 22:57:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/824e59be172400ad85eda8ac776abf23a881813b
安倍派の上野通子首相補佐官の交代を調整
12/13(水) 22:30配信

共同通信
 岸田首相は、安倍派参院議員の上野通子首相補佐官を交代させる方向で調整に入った。

9128OS5:2023/12/13(水) 23:00:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ca5a1aae835efc048349f12a6ad1e5cf1278e92
予算説明「どこに行けば…」 裏金疑惑で与党混乱、政策の停滞懸念
12/13(水) 21:10配信
毎日新聞
首相官邸=東京都千代田区で2023年1月11日午前10時44分、竹内幹撮影

 自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑で、政府や党内で要職に就く安倍派幹部が軒並み退く見込みとなった。岸田文雄政権は支持率だけでなく求心力の低下も指摘されており、政策の停滞も懸念されている。

【図解】安倍派を巡る疑惑の構図

 足元では、来年度の税制改正と予算編成作業が大詰めを迎えている。財務省は、すでに来年度以降の財政健全化に向けて有力与党議員に根回しを始めているが、ある財務省幹部は「与党内がこんなに混乱している状況では、どこに説明に行けば良いのか分からない」と打ち明ける。

 霞が関では、来年の通常国会で実現を目指す政策への影響を心配する声も出ている。

 経済産業省では、西村康稔経産相が交代する見込みだ。同省は、脱炭素を進めるためのGX(グリーントランスフォーメーション)関連の法案を通常国会に提出する予定だが、これは前経産相の萩生田光一政調会長が党GX実行本部長を務め旗振り役となってきた。また、世耕弘成参院幹事長も、元経産相として同省の政策に影響力を持つとされる。ある幹部は「大臣だけでなく両氏の去就にも注目している」と話し、政策の推進役が不在とならないか気をもむ。

 NTTへの政府の関与を減らすNTT法見直しを議論している総務省でも、鈴木淳司総務相が交代する見通し。NTT法を巡っては、自民党のプロジェクトチームが通常国会で一部改正を提言しているが、党内の混乱が続けばその機運もしぼみかねない。

 国の農業政策の根幹で「農政の憲法」といわれる食料・農業・農村基本法の改正や、食料安全保障の強化も緊急課題の一つだ。だが、法案を担う宮下一郎農相も交代する見込み。法案自体は農相の交代に影響を受けないというが、農林水産省幹部は「事態が沈静化せず、国会での審議時間が十分取れなくなるのは困る」と話す。

 岸田政権は、目玉政策である防衛力強化や子育て支援を巡り、来年度の税制改正で増税時期や扶養控除縮小など国民の負担増につながる決定を見送る方針だ。求心力の低下に歯止めがかからなければ、今後も難しい政策判断を先送りする傾向が強まる可能性もある。【古屋敷尚子、道永竜命、山下貴史】

9129OS5:2023/12/13(水) 23:00:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ca5a1aae835efc048349f12a6ad1e5cf1278e92
予算説明「どこに行けば…」 裏金疑惑で与党混乱、政策の停滞懸念
12/13(水) 21:10配信
毎日新聞
首相官邸=東京都千代田区で2023年1月11日午前10時44分、竹内幹撮影

 自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑で、政府や党内で要職に就く安倍派幹部が軒並み退く見込みとなった。岸田文雄政権は支持率だけでなく求心力の低下も指摘されており、政策の停滞も懸念されている。

【図解】安倍派を巡る疑惑の構図

 足元では、来年度の税制改正と予算編成作業が大詰めを迎えている。財務省は、すでに来年度以降の財政健全化に向けて有力与党議員に根回しを始めているが、ある財務省幹部は「与党内がこんなに混乱している状況では、どこに説明に行けば良いのか分からない」と打ち明ける。

 霞が関では、来年の通常国会で実現を目指す政策への影響を心配する声も出ている。

 経済産業省では、西村康稔経産相が交代する見込みだ。同省は、脱炭素を進めるためのGX(グリーントランスフォーメーション)関連の法案を通常国会に提出する予定だが、これは前経産相の萩生田光一政調会長が党GX実行本部長を務め旗振り役となってきた。また、世耕弘成参院幹事長も、元経産相として同省の政策に影響力を持つとされる。ある幹部は「大臣だけでなく両氏の去就にも注目している」と話し、政策の推進役が不在とならないか気をもむ。

 NTTへの政府の関与を減らすNTT法見直しを議論している総務省でも、鈴木淳司総務相が交代する見通し。NTT法を巡っては、自民党のプロジェクトチームが通常国会で一部改正を提言しているが、党内の混乱が続けばその機運もしぼみかねない。

 国の農業政策の根幹で「農政の憲法」といわれる食料・農業・農村基本法の改正や、食料安全保障の強化も緊急課題の一つだ。だが、法案を担う宮下一郎農相も交代する見込み。法案自体は農相の交代に影響を受けないというが、農林水産省幹部は「事態が沈静化せず、国会での審議時間が十分取れなくなるのは困る」と話す。

 岸田政権は、目玉政策である防衛力強化や子育て支援を巡り、来年度の税制改正で増税時期や扶養控除縮小など国民の負担増につながる決定を見送る方針だ。求心力の低下に歯止めがかからなければ、今後も難しい政策判断を先送りする傾向が強まる可能性もある。【古屋敷尚子、道永竜命、山下貴史】

9130OS5:2023/12/13(水) 23:00:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ca5a1aae835efc048349f12a6ad1e5cf1278e92
予算説明「どこに行けば…」 裏金疑惑で与党混乱、政策の停滞懸念
12/13(水) 21:10配信
毎日新聞
首相官邸=東京都千代田区で2023年1月11日午前10時44分、竹内幹撮影

 自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑で、政府や党内で要職に就く安倍派幹部が軒並み退く見込みとなった。岸田文雄政権は支持率だけでなく求心力の低下も指摘されており、政策の停滞も懸念されている。

【図解】安倍派を巡る疑惑の構図

 足元では、来年度の税制改正と予算編成作業が大詰めを迎えている。財務省は、すでに来年度以降の財政健全化に向けて有力与党議員に根回しを始めているが、ある財務省幹部は「与党内がこんなに混乱している状況では、どこに説明に行けば良いのか分からない」と打ち明ける。

 霞が関では、来年の通常国会で実現を目指す政策への影響を心配する声も出ている。

 経済産業省では、西村康稔経産相が交代する見込みだ。同省は、脱炭素を進めるためのGX(グリーントランスフォーメーション)関連の法案を通常国会に提出する予定だが、これは前経産相の萩生田光一政調会長が党GX実行本部長を務め旗振り役となってきた。また、世耕弘成参院幹事長も、元経産相として同省の政策に影響力を持つとされる。ある幹部は「大臣だけでなく両氏の去就にも注目している」と話し、政策の推進役が不在とならないか気をもむ。

 NTTへの政府の関与を減らすNTT法見直しを議論している総務省でも、鈴木淳司総務相が交代する見通し。NTT法を巡っては、自民党のプロジェクトチームが通常国会で一部改正を提言しているが、党内の混乱が続けばその機運もしぼみかねない。

 国の農業政策の根幹で「農政の憲法」といわれる食料・農業・農村基本法の改正や、食料安全保障の強化も緊急課題の一つだ。だが、法案を担う宮下一郎農相も交代する見込み。法案自体は農相の交代に影響を受けないというが、農林水産省幹部は「事態が沈静化せず、国会での審議時間が十分取れなくなるのは困る」と話す。

 岸田政権は、目玉政策である防衛力強化や子育て支援を巡り、来年度の税制改正で増税時期や扶養控除縮小など国民の負担増につながる決定を見送る方針だ。求心力の低下に歯止めがかからなければ、今後も難しい政策判断を先送りする傾向が強まる可能性もある。【古屋敷尚子、道永竜命、山下貴史】

9131OS5:2023/12/13(水) 23:11:00
>萩生田氏の後任に岸田派の田村憲久政調会長代行(58)を起用する案が浮上。高木氏の後任には無派閥の浜田靖一前防衛相(68)を充てる方針だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bf134cee5da3a6dc07445b120ff0a9ce656479e2
自民裏金疑惑、首相具体策示さず 複数議員が官房長官就任固辞
12/13(水) 21:02配信


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毎日新聞
臨時国会閉会を受け、記者会見する岸田文雄首相=首相官邸で2023年12月13日午後6時42分、竹内幹撮影

 第212臨時国会が13日、55日間の会期を終えて閉会した。岸田文雄首相(自民党総裁)は党派閥の政治資金パーティー収入を巡る裏金疑惑が取り沙汰される安倍派の閣僚4人と副大臣5人を14日に交代させる方針で、後任の人選を本格化させた。閉会後の記者会見では信頼回復に向け「火の玉となって自民党の先頭に立つ」と強調したが、具体策は示さなかった。

【図解】安倍派を巡る疑惑の構図

 交代させる閣僚は松野博一官房長官(61)、西村康稔経済産業相(61)、鈴木淳司総務相(65)、宮下一郎農相(65)で、松野氏の後任には林芳正前外相(62)を充てる方針を固めた。林氏は参院で当選5回、衆院当選1回で防衛相や文部科学相、外相などを歴任。岸田派では会長に次ぐポストの座長を務める。首相は政権の要である官房長官ポストを無派閥や茂木派の複数の議員に打診したが、岸田内閣の先行き不透明感を背景に固辞。派内から起用せざるを得なくなった。

 農相に森山派の坂本哲志元地方創生担当相(73)を、総務相に麻生派の松本剛明前総務相(64)を、経産相には無派閥の斎藤健前法相(64)を起用する方針を固めた。

 党役員人事も年内に実施し、いずれも安倍派の、萩生田光一政調会長(60)▽高木毅国対委員長(67)▽世耕弘成参院幹事長(61)――を交代させる方針。萩生田氏の後任に岸田派の田村憲久政調会長代行(58)を起用する案が浮上。高木氏の後任には無派閥の浜田靖一前防衛相(68)を充てる方針だ。交代時期については2024年度当初予算案を閣議決定する22日前後とする案が検討されている。萩生田氏は交代に先立ち14日にも岸田総裁に辞表を提出する方針。高木氏も13日、記者団に辞意を語った。

 14日に交代する安倍派の副大臣は、堀井学副内閣相(51)、堀井巌副外相(58)、青山周平副文科相(46)、酒井庸行副経産相(71)、宮沢博行副防衛相(48)。

 首相は当初、安倍派の政務三役15人全員を交代させることも検討したが、党内の反発を踏まえ、若手の政務官6人については続投も認める方針に改めた。

 首相は閉会後、首相官邸で記者会見に臨んだ。裏金疑惑を巡り「政治の信頼回復に向け自民党の体質を一新すべく、先頭に立って戦っていく」などと語ったが、具体的な対策を問われても「党所属議員と膝詰めの議論を集中的に進める」などと述べるにとどめた。対策取りまとめの時期についても「さまざまなケースがある。一律にいつまで、と決めて結果を明らかにするのはなかなか難しい」と明言しなかった。

 来秋の自民党総裁選に再選を目指して立候補するかについて「今はそうした先のことを考える余裕はない」と語った。

 国会閉会に先立ち立憲民主党が岸田内閣に対する不信任決議案を衆院に提出した。自民、公明両党などの反対多数で否決されたが、日本維新の会や共産党、国民民主党などは賛成した。臨時国会では議員立法の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害者救済に向けた特例法などが成立した。【田辺佑介、高橋祐貴、森口沙織、中村紬葵】

 ◇首相記者会見のポイント

<人事>

・国政の遅滞回避の観点から、明日速やかに人事を行う。内容は調整を続けている

<自民党派閥の裏金疑惑>

・党全体として強い危機感を持って一致結束した対応を図っていく。国民の信頼回復のため火の玉となって自民党の先頭に立ち、取り組んでいく

・(政治資金規正法など)法律の問題だという議論になり得るが、事実を把握した上で議論しなければならない

<衆院解散・総選挙や次期自民党総裁選>

・今はそうした先のことを考えている余裕はない

<経済政策>

・物価高から国民生活を守り、物価上昇を上回る賃上げを必ず達成しなければならない。政府の総力を挙げて政策を実行する

<米空軍輸送機オスプレイ墜落>

・引き続き日本におけるすべてのオスプレイの飛行停止を継続してもらいたい

9132OS5:2023/12/13(水) 23:29:43
>>9092
国会 常任委員長

祝儀委員
厚生労働委員会 田畑裕明
安全保障委員会 簗和生

参議院
内閣委員会    大野泰正
外交防衛委員会  北村経夫
財政金融委員会  宮本周司
農林水産委員会  滝波宏文
予算委員会    末松信介

9133OS5:2023/12/13(水) 23:31:47
https://mainichi.jp/articles/20231213/k00/00m/010/295000c
自民・安倍派、突出した悪質性 「5年5億円」「派閥から指示」
深掘り 大場弘行 山田豊
毎日新聞 2023/12/13 19:13(最終更新 12/13 20:30)
 清和政策研究会(安倍派)が、政治資金パーティーの販売ノルマ超過分を所属議員にキックバック(還流)させて裏金化していたスキームは、派閥側の主導だった疑いが浮上している。自民党の派閥の中でも安倍派は悪質性が突出しており、東京地検特捜部は裏金スキームに関与した派閥幹部や議員本人に対する事情聴取に踏み切る構えだ。

 一連の問題のきっかけとなったのは大学教授が提出した告発状だった。自民5派閥の政治団体が収支報告書でパーティー収入を過少記載したとする内容で、特捜部は告発をきっかけとした捜査を通じて、還流の存在を把握したとみられる。

 ただ、還流には派閥によって違いがあった。…

9134OS5:2023/12/13(水) 23:32:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/b06a93a6eacd9f5beeec17b987535195650d2a6d
【独自】安倍派 佐藤財務政務官も交代へ
12/13(水) 19:10配信


テレ東BIZ
安倍派 佐藤財務政務官も交代へ

岸田総理大臣は、あす14日に行う人事で、安倍派の閣僚4人と副大臣5人を交代させる方針ですが、6人いる安倍派の政務官のうち、財務省の佐藤啓政務官を交代させる方針を固めたことがテレビ東京の取材で分かりました。自民党関係者が明らかにしました。今後の調整によっては、政務官の交代が増える可能性もあります。

9135OS5:2023/12/14(木) 08:12:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/28dffab81bea38d63583a4b71ded96cf7e7bb1fc
上野首相補佐官、和田防衛相補佐官も交代へ 安倍派の裏金疑惑受け
12/14(木) 6:00配信

朝日新聞デジタル
首相補佐官に就任し、岸田文雄首相と記念写真に納まる上野通子氏(左)=2023年9月15日午後1時15分、首相官邸、上田幸一撮影

 自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田文雄首相は組織的に裏金づくりをしていた疑いのある同派所属の上野通子首相補佐官を交代させる意向を固めた。上野氏は9月の内閣改造に伴い、首相補佐官に就任した。また、同派所属の和田義明防衛相補佐官についても交代させる方向。政権幹部が明らかにした。(佐藤瑞季)

9136OS5:2023/12/14(木) 08:12:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbaea1ba790533d23bb52ee451813b59566e9561
安倍派切りも出口見えず 岸田首相「火の玉」強調、にじむ苦悩
12/14(木) 7:09配信

時事通信
記者の質問を聞く岸田文雄首相(奥)=13日午後、首相官邸

 自民党安倍派が政治資金パーティー収入を裏金化していた疑惑を受け、岸田文雄首相は同派所属の閣僚と党幹部の交代を決めた。

 長引く混乱の収束を図りたい考えだが、会長を務めてきた岸田派でも収入の不記載疑惑が発覚。東京地検特捜部による捜査の行方も読めず、政権発足以来最大の危機は出口の見えない状況が続く。

 首相は13日の記者会見で「国民の信頼回復のため、火の玉となって党の先頭に立ち、取り組んでいく」と強調。その一方で、言葉の途切れる場面が目立つなど、苦悩もうかがわせた。

 沈静化の手始めとして、首相は14日に内閣の要を担う松野博一官房長官ら安倍派4閣僚を更迭する方針。有力幹部「5人衆」をはじめとする「派閥ぐるみ」の疑惑にけじめをつけさせる意図は明らかだ。

 ただ、新たに岸田派でもパーティー収入を過少記載していた疑いが浮上。安倍派からは「わが派だけを悪の温床として扱っていたのは誰だ」(閣僚経験者)との恨み節が漏れるなど、首相との亀裂は深刻さを増しつつある。

 特捜部の捜査対象が見通せないことも、政府・与党内の不安を高めている。政権中枢は「捜査を待てば国政に遅滞が生じる」と「安倍派切り」の狙いを説明するが、党幹部は「捜査状況を把握しているのか。さらに閣僚交代となれば首相はもう終わりだ」と危機感を隠さない。

 政権の求心力が急速に失われる状況下で、臨時国会の会期中ともささやかれた衆院解散論は雲散霧消した。立憲民主党が13日に提出した内閣不信任決議案について、首相は「粛々と対応する」と表明。通常国会が終盤を迎えた今年6月、政局の主導権を握るため、解散に含みを持たせ続けた姿とは対照的だ。

 公明党の山口那津男代表は「政治の信頼を取り戻す努力をしない限り問うべき信がない。当面解散などできる状況ではない」と断じた。

 自民党の麻生太郎副総裁は13日、党幹部が居並ぶ席上で、首相を「気がめいっているように見えるのは良くない」と励ました。しかし、今後の政権運営が「地検の捜査に左右される」(自民関係者)のは確実だ。

 政府内には、政治資金規正法改正など政治改革を掲げて局面転換を図る意見もあるが、首相は会見で具体策への言及を避けた。首相官邸幹部は「流れに身を任せるしかない」と打つ手がないことを認めた。

9137OS5:2023/12/14(木) 14:27:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/abcd37f18ea039b811062a53998a348f03311eba
非常時にはおなじみの顔 辞任の安倍派4人に代わる新閣僚は〝ピンチヒッター〟常連組
12/14(木) 14:19配信

産経新聞
岸田文雄首相(右)と、官房長官起用が内定している林芳正前外相=今年6月、衆院本会議場

岸田文雄首相(自民党総裁)は14日、安倍派(清和政策研究会)のパーティー券を巡る裏金疑惑を受けて、同派の松野博一官房長官ら4閣僚を交代させる。後任に内定した林芳正前外相や松本剛明前総務相らは、過去にも不祥事などで急遽退任した閣僚に代わり起用された経験を持ち、〝ピンチヒッター〟としておなじみの顔が多い。


林氏は松野氏の代わりに、松本氏は鈴木淳司氏に代わる総務相に、斎藤健前法相は西村康稔氏に代わる経済産業相に、坂本哲志元地方創生担当相は宮下一郎氏に代わる農林水産相に、それぞれ起用される。

「首相の女房役」とされる官房長官に就任する林氏は「何度も大臣を任される能力がある」(自民参院議員)とされ、政策全般に明るい。過去に外相をはじめ防衛相や農水相、文部科学相などを歴任し、突然の登板も目立つ。

令和3年11月には、衆院選の選挙区で敗れた甘利明氏の辞任で空席となった幹事長に起用された茂木敏充の後任の外相となった。平成27年2月に西川公也元農水相が政治資金問題で辞任した際も代打を務めた。21年7月には与謝野馨氏が経済関連3閣僚の兼任解消のため、補充人事で経済財政担当相に起用されている。こうした経歴から自民内では阪神タイガースで「代打の職人」としてならした川藤幸三氏になぞらえ「究極のピンチヒッター」(党幹部)と形容された。

松本氏は民主党時代も含め3度目の入閣となる。民主党政権で外務副大臣を務めていた23年3月、在日韓国人から献金を受けたとして辞任した前原誠司外相(当時)の後継に昇格する形で初入閣した。29年9月に自民党に入党し、令和4年11月には寺田稔総務相(当時)が「政治とカネ」問題で事実上更迭され、2度目の入閣となった。

斎藤氏は当選5回の中堅ながら3度目の入閣となる。令和4年11月に死刑制度を巡る失言で更迭された葉梨康弘法相(当時)の代わりに法相に就任。法務政策は経験に乏しい分野だったが、立憲民主党などが反発した外国人の送還・収容の仕組みを見直す改正入管難民法を手堅い答弁や立民側のキーマンと交渉するなどして成立にこぎつけた。経産省の官僚時代は日米貿易交渉に関わるなど将来の経産次官の呼び声も高かった。

坂本氏は2年9月の菅義偉内閣で地方創生担当相として初入閣した。手堅い実務能力とともに、森山派(近未来政治研究会)に所属し、党重鎮の森山裕総務会長の右腕としても知られる。

非常時に要職を託される4人はそれぞれ行政手腕に長けていることに加え、不祥事も少ないとされる。ただ、同じメンバーの登板が相次ぐ背景には、自民党の人材難も指摘される。

9138OS5:2023/12/14(木) 14:29:11
ただ、徹底的に代わりが居ないんですからね・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/984656da0690d9ba96c53a5611feda0aa2ccc19b
【記者解説】「もうこの政権は厳しいだろう」と自民党内からも冷ややかな声 林前外相の官房長官起用めぐる舞台裏
12/14(木) 12:27配信
FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン

自民党の安倍派のパーティー券収入をめぐる問題を受け、松野官房長官など安倍派の4人の閣僚が14日、辞表を提出した。
岸田首相は、松野長官の後任に林芳正前外相を起用する方針。

今回の人事の目玉といえる官房長官への林前外相の起用をめぐる舞台裏と自民党内の反応について、国会記者会館からフジテレビ政治部・福井慶仁記者がお伝えする。

自民党内からも冷ややかな声
13日夜の会見で、信頼回復に向け、「火の玉」になると決意表明し、背水の陣を敷いた岸田首相だが、党内からは「火だるまの間違いじゃないか」と、冷ややかな声が上がっている。

官房長官の後任人事については当初、加藤前厚労相や浜田前防衛相の起用を模索したものの、調整が難航。

そのため、「身内」である林氏が浮上したが、麻生副総裁が外交姿勢をめぐり距離を置く林氏の起用に難色を示した。

岸田首相としては反対意見を振り切り、林氏の起用を決断した形で、首相周辺も「今は平時ではない」として、林氏の高い答弁能力や首相との近さを強調している。

一方、党内からは、岸田派からの起用について、「ただの安倍派外しで、臭いものにふたをしただけだ」、「もうこの政権は厳しいだろう」などと厳しい声が出ている。

これまでスクラムを組んできた党幹部との関係性が変わる可能性もあり、厳しい政権運営を迫られることになりそう。
(「Live News days」12月14日放送より)

Live News days

9139OS5:2023/12/14(木) 14:30:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/244bb1d8c9c74ffb18f5a4371e9911f779ade863
特捜部、安倍派・二階派に強制捜査へ 派閥側関係先を週明けにも捜索か
12/14(木) 12:02配信
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、東京地検特捜部が、安倍派と二階派の強制捜査に乗り出す方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。週明けにも、派閥側の関係先への家宅捜索に乗り出すものとみられます。


この問題では安倍派と二階派、岸田派で、パーティー券収入の一部が収支報告書に記載されていなかったことが分かっていますが、特捜部が安倍派と二階派の関係先に、それぞれ週明けにも家宅捜索に入る方針を固めたことが、関係者への取材で分かりました。

安倍派は、収支報告書に記載のないキックバックの総額が、直近5年間で5億円にのぼるとみられています。

また、二階派は、キックバックについては派閥側と議員側、双方の収支報告書に記載があるものの、直近5年間でノルマを超えた収入1億円あまりを記載していなかったとみられ、特捜部は、いずれも総額が「億単位」で、規模が大きいことなどから強制捜査が必要と判断したものとみられます。

特捜部は、検事や事務官など捜査態勢を100人以上に拡充しており、近く議員らへの聴取も始め、全容解明を進めるものとみられます。

9140OS5:2023/12/14(木) 14:32:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/ccf2f96678826ea7274e2e37253818ae00da0aa7
「めざまし8」風間晋解説委員「激震だと思います」自民党裏金疑惑で宮澤防衛副大臣が暴露
12/14(木) 9:35配信

日刊スポーツ
風間晋氏(2019年3月)

 14日に放送されたフジテレビ系「めざまし8」(月〜金曜午前8時)で、自民党安倍派の宮澤博行防衛副大臣が政治資金パーティーの裏金疑惑について派閥から「しゃべるな」とかん口令を敷かれていたことや、「収支報告書に記載しなくてもいい」と指示があったを明らかにした。


 これに対し、フジテレビの風間晋解説委員は「おーっ、言ったねぇ。彼なりの思惑、計算があって言うことにしたんだと思う。ほかの議員や秘書も考えざるを得ない。激震だと思いますよ」と断言した。

 また、政治ジャーナリストの岩田明子氏は「派閥の運営に対して非常に不満が高まっている。出て行きたいという動きもチラホラある」と話していた。

 宮澤副大臣は、自ら「3年間で140万円」と不記載の金額も明らかにしている。

9141OS5:2023/12/14(木) 16:56:29
これでしょうね。キッシーが出るかどうかはわからんが、総裁選後=秋に解散総選挙でしょうね

https://news.yahoo.co.jp/articles/4cc84f972ce5421c6baf4bf68c20eac70ea74bb2
佐藤千矢子氏「ほとぼりがさめるまで岸田さん。総裁選をして新しい顔で即選挙して勝つ」自民党の青写真
12/14(木) 15:20配信
スポニチアネックス
東京・赤坂のTBS社屋

 毎日新聞論説委員の佐藤千矢子氏が14日、TBS「ひるおび!」(月〜金曜前10・25)に出演。自民党派閥の政治資金パーティー裏金問題について言及した。

 安倍派(清和政策研究会)の裏金問題を巡り、松野博一官房長官が14日午前、自身を含む同派4閣僚の辞表を岸田文雄首相に提出した。事実上の更迭となる。東京地検特捜部は安倍派側の強制捜査に乗り出す方針を固めており、還流を受けたとされる議員への事情聴取を進める。

 交代する4閣僚は松野氏と西村康稔経済産業相、鈴木淳司総務相、宮下一郎農相。党の要職を担う萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長も近く退任する。世耕弘成参院幹事長も交代する見通し。安倍派実力者「5人組」の高木、松野、西村、萩生田、世耕の5氏側はそれぞれ資金還流を受け、高木、松野、世耕3氏のケースは各1000万円を超えていたとされる。

 安倍派の裏金は最近5年間で5億円ほどに上る可能性があり、聴取の対象は同派所属99人のうち数十人規模になる見通し。二階派(志帥会)と岸田派(宏池会)でも政治資金収支報告書への不記載などがあったとされ、特捜部は安倍派と並行して調べるもよう。

 佐藤氏は、今後の自民党について「自民党のピンチで、もう政権交代間際という雰囲気が永田町にはずいぶん流れている。しばらく選挙をやりたくない。だから岸田さんに、こんなヨタヨタでも頑張ってもらって、来年の予算が成立する3月くらいまでは、このまま事件が急拡大、急展開しない限りはやってもらって、そこで代えるかどうかという話」と言い、「自民党は、事件のほとぼりが冷めるのを待ちたいんです。岸田さんを代えるということは、上川さんが出てくるのか、石破さんが出てくるのか分かりませんが、総裁選をやって新しい顔にして即選挙して勝つ。今、選挙をしても勝てないので、もう少し岸田さんにやってもらって、この事件が収まったところで顔、本の表紙を変えて選挙をやりたいと。そんなにうまくいくかなと。野党は今が最大のチャンス」と自身の見解を述べた。

9142OS5:2023/12/14(木) 18:19:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/da5fe24b993c07796e6bc83f2a54cd34bd9684a5
岸田首相〝焼け太り人事〟政権の「泥船」嫌って相次ぎ辞退者 屈指の親中派・林前外相の官房長官就任「絶望しかない」と識者
12/14(木) 17:00配信


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夕刊フジ
岸田首相(右)は同じ派閥だった林前外相を官房長官に起用する

岸田文雄首相は14日、松野博一官房長官ら安倍派(清和政策研究会)の閣僚を一掃する更迭人事を行う。自民党派閥の政治資金パーティー券疑惑が大炎上するなか、キックバック(還流)の裏金化が目立つ最大派閥・安倍派を切り捨て、危機的状況にある政権の延命を図る。官房長官の後任には、自身が先週まで率いた岸田派(宏池会)幹部で、「政界屈指の親中派」とされる林芳正前外相を充てる。米中対立が深刻化するなか、同盟国・米国や、覇権拡大を進める中国の反応も注目されそうだ。林氏の起用は、意中の候補に相次いで固辞されたための窮余の策という。ただ、岸田派でも政治資金収支報告書の「過少記載」が浮上しているのに、政権の要に身内を充てる〝焼け太り人事〟〝厚顔人事〟という批判も聞かれる。

【表でみる】自民党の主な"疑惑"の議員

「政治の信頼回復と国政の遅滞回避の観点から、14日に人事を行いたい」「信頼回復のため、火の玉となって自民党の先頭に立ち取り組む」

岸田首相は13日、臨時国会閉会を受け記者会見で、こう語った。ただ、声のボリュームは低く、目も泳いでいるように見えた。

一連の疑惑は、安倍派や二階派(志帥会)に加え、岸田派にも飛び火している。14日から本格化する東京地検特捜部の捜査の行方次第で、さらなる大混乱となり得る。

岸田首相は人事について、「懸念が生じないよう、諸課題に対応するための体制」と語ったが、閣僚人事は難航を極めたという。

退任するのは松野氏と鈴木淳司総務相、西村康稔経産相、宮下一郎農水相の4人。後任には、総務相に松本剛明前総務相(麻生派)、経産相に斎藤健前法相(無派閥)、農水相に坂本哲志元地方創生相(森山派)を起用する。

ベテラン議員は「派閥の疑惑が〝炎上〟するなか、岸田首相は無派閥や、派閥色が薄く経験豊かな人材を起用したかったようだが、『泥船』を嫌って辞退が相次いだ」と語る。

例えば、無派閥で当選10回の浜田靖一前防衛相には要職に推す声が上がり、岸田首相側は官房長官就任を要請したものの、浜田氏は固辞したという。この他にも、複数の辞退者がいたとされる。

今回の人事をどう見るか。

ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「浮上した閣僚の陣容を見ると、岸田政権を支える主流派で固めた。重大な政権のピンチに、本来なら危機管理に長けた『剛腕』を起用するべきだが、『大改革の覚悟』は感じられない人事だ。頭を低くしてやり過ごしたい意図が透ける。政治不信の根本解決にはならず、岸田首相の求心力はさらに低下した。そもそも、疑惑の全容が不透明ななか、丁寧な検証もなく安倍派を一掃する性急な人事で、強い怒りも鬱積した」と分析する。

中でも、党内に反対論があった林氏の官房長官起用は禍根を生みそうだ。

中国事情に詳しい評論家の石平氏は「官房長官は『内閣の要』『政権の顔』だ。『政界屈指の親中派』である林氏を起用した岸田政権には絶望しかない。中国は大歓迎の人事だろう。来年1月に台湾総統選を控え、挑発的行動を強める中国がますます増長しかねない。政治資金問題も重要だが、今の局面で外交への視点が欠落している」と批判する。

米政界や国際政治に詳しい福井県立大の島田洋一名誉教授も、林氏起用を問題視する。

「岸田首相が2021年、林氏を外相に起用した際、安倍晋三元首相は強く反対した。『異次元の媚中派』だからだ。実際、外相時代には中国に毅然(きぜん)とした姿勢を示さなかった。中国は沖縄県・尖閣諸島での主権侵害や、海洋ブイの設置で、ますます覇権主義的動きを強めているだけに、今回の人事は『日本は譲歩する』という誤ったシグナルに受け取られかねない。林氏は、米国でも超党派で中国への距離感が懸念されている。3月に20カ国・地域(G20)外相会合に欠席したが、この会合は露中に対峙する自由主義諸国の結束を表明する場だっただけに、米側は激怒した。さらに、官房長官は北朝鮮による拉致問題担当相を兼ねることになるだろう。林氏は、救出運動の現場で顔を見たことがない。『親中』の姿勢は、自ずと『親北』の姿勢につながりがちだ。非常に懸念している」

9143OS5:2023/12/14(木) 18:19:49

■「無限の辞任・更迭ドミノ」危機

野党が一致して提出した内閣不信任決議案は13日、否決されたが、14日以降、特捜部の捜査は本格化する。二階派や岸田派に追及が広がれば、「無限の辞任・更迭ドミノ」を招きかねない。

疑惑に絡み、安倍派事務総長の高木毅国対委員長が辞意を伝え、萩生田光一政調会長も辞表を提出する。さらに、世耕弘成参院幹事長も退く見通しで、混乱は続きそうだ。

岸田首相も先の会見で、解散・総選挙や内閣総辞職、来年秋の自民総裁選への対応について、「今は先のことを考えている余裕はない」と述べるなど、追い込まれている。

前出の鈴木氏は「混乱はますます加速するだろう。岸田首相は『政権の延命』を画策しているが、党内の反発が強まり、世論の支持がさらに低下すれば、その立場はますます厳しいものになる」と語った。

9144OS5:2023/12/14(木) 21:57:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/09c32e556b2e9f0dacef03cce14cb7fcc9096391
「5人衆」全員が要職外れる、政務官6人には一律の辞任求めず…首相「信頼回復へ努力」
12/14(木) 21:45配信

読売新聞オンライン
記者団からの質問を聞く岸田首相(14日午後、首相官邸で)=帖地洸平撮影

 岸田首相(自民党総裁)は14日、自民党安倍派による政治資金パーティー収入の裏金化疑惑を受け、同派の4閣僚と副大臣5人全員を交代させた。同日、皇居での認証式を経て新体制が発足した。新閣僚には経験者を起用し、2024年度予算案の編成作業に向け、立て直しを図る考えだ。

天皇陛下から認証を受ける松本剛明総務相(中央は岸田首相)(14日午後、皇居・宮殿「松の間」で)=代表撮影

 首相は認証式後、政治資金を巡る問題について、「実態を把握し、原因と課題を抽出していかなければならない」と指摘し、「党全体として信頼回復に向けて努力していく覚悟だ」と述べた。首相官邸で記者団に語った。

 松野博一官房長官の後任には岸田派の林芳正・前外相を起用した。西村康稔経済産業相は無派閥の斎藤健・前法相と、鈴木淳司総務相は麻生派の松本剛明・前総務相と、宮下一郎農相は森山派の坂本哲志・元地方創生相と、それぞれ交代した。

 自民の萩生田光一政調会長と高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長も同日、辞表を提出した。松野、西村両氏を含め、安倍派の中枢を担う「5人衆」全員が政府と党の要職から外れることになる。

 首相は14日、公明党の山口代表と首相官邸で会談し、24年度予算案を決定する22日にも党人事を行う考えを伝えた。高木氏の後任の国対委員長には浜田靖一・前防衛相が有力視されている。

 副大臣では、青山周平文部科学副大臣の後任に無派閥の阿部俊子・元外務副大臣を起用した。9月に発足した第2次岸田再改造内閣の副大臣では初の女性となった。

 6人いる安倍派の政務官には一律での辞任は求めなかった。同派の佐藤啓財務政務官だけが外れ、後任に進藤金日子・元総務政務官を充てた。上野通子首相補佐官と和田義明防衛相補佐官も辞任した。

9145OS5:2023/12/14(木) 21:57:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4f9c44405b15b717d82f971812ae46ab7d69979
「旧知の即戦力」人選難航で白羽の矢 林芳正官房長官、ポスト岸田へ正念場
12/14(木) 21:30配信


中国新聞デジタル
認証式を終えて官邸に入る林氏

 岸田文雄首相による14日の閣僚交代で最大の焦点だった官房長官に就いたのは林芳正前外相(山口3区)だった。閣外となってわずか3カ月。人選が難航した首相側から「旧知の即戦力」として頼られた格好だ。意欲を持つ「ポスト岸田」へ正念場を迎えた。

 政府のスポークスマンとしての最初の記者会見の冒頭。表情を引き締め「首相から国民の信頼回復に尽くしてほしいとの話があった。長年の同志を支え、職責を果たしたい」と述べた。

 1年10カ月務めた外相を退いたのは9月。来秋の総裁選で再選を狙う首相から「閥務に注力してほしい」と要請された。その役割は、座長を務める自民党内第4派閥・岸田派のてこ入れだった。

 だが、3カ月で政権運営は急転。派閥の政治資金パーティー裏金問題で苦境に陥る。首相側は疑惑の渦中の松野博一氏の後任選びを急いだ。加藤勝信前厚生労働相や浜田靖一前防衛相ら複数が候補に浮上したものの実現せず、最終的に林氏に白羽の矢が立った。

 林氏は首相と、派閥会長とナンバー2の座長として歩んできた。首相周辺は「一番大変な時に気心が知れて能力も高い。即戦力だ」と前を向く。

 岸田首相の後継をうかがう林氏にも、断る道は事実上なかった。岸田派のある幹部は「想定外かもしれないが、官房長官は露出が多い。旧知の首相とタッグを組んで難局を乗り切れば、お互いにプラスだ」と見通す。

 林氏は2015年の農林水産相、09年の経済財政担当相の就任時も前任者の辞職などに伴い「緊急登板」した。かつては会合などで自ら「トラブルシューター」(問題解決人)と称した。高まる国民の政治不信を解消できるかどうか。その手腕が問われる。

中国新聞社

9146OS5:2023/12/14(木) 21:58:44
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/398009
「上はもう総理しかない」 林官房長官に地元関係者から期待の声 内閣支持率低迷続く中の就任に懸念も
地域

山口
21:21
(最終更新: 21:21)
twitter
「決断。」と記された看板が掲げられた林氏の下関事務所(11月4日、下関市)
 衆院山口3区選出の林芳正氏が官房長官に起用された14日、地元山口県では、岸田内閣の要職に就くことに「上はもう総理しかない」と支援者から期待する声が上がった。一方、政治とカネの問題などで内閣の支持率低下が続く中での就任が「吉と出るか凶と出るか」との懸念もあった。

 平成以降に官房長官を経験した30人のうち首相になったのは4人。その一人は昨年7月に亡くなった安倍晋三元首相だった。「安倍氏に続く9人目の宰相に」。山口ではそう期待する声もある。

 次の衆院選で林氏は出身地の下関市を含む新山口3区から立候補を予定する。「総理に向けて通らないといけない道だ。逃げることなく、一つずつクールに対処してくれると思う」。下関地区後援会の岡本博之会長(80)は政治手腕を信じる。

 参院時代の2015年には政治資金問題で辞職した農相の後任となり、17年は加計学園問題を抱える文部科学相に就いた。21年に衆院に転身した直後は党幹事長の交代劇を受け、外相に起用された。林氏に近い江本郁夫山口県議は「いつも『困った時の林さん』という感じだ。大変な難局だがやり抜いてほしい」と心境を明かす。

 自民党の各派閥の政治資金パーティー券を巡る疑惑が広がる中でポストを担うことになる。党県連関係者は「日本の政治が、自民党が、生きるか死ぬかの時。今回の就任は下手をすると政治家としての寿命を縮めるかもしれない」と危惧した。(渡辺裕明)

<関連記事>

9147OS5:2023/12/14(木) 21:59:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/1edbab4c92564a32382dffea60db6b650e97f7df
極めて異例…4閣僚ら辞任で安倍派ゼロに 裏金疑惑で事実上更迭
12/14(木) 20:40配信

毎日新聞
記者団に囲まれながら首相官邸に入る松野博一官房長官=東京都千代田区で2023年12月14日午前8時39分、竹内幹撮影

 自民党最大派閥の清和政策研究会(安倍派)の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑を受け、松野博一官房長官(61)や西村康稔経済産業相(61)ら同派の4人が14日、閣僚を辞任した。岸田文雄首相が事実上、更迭した。最大派閥の閣僚がゼロとなる極めて異例の事態となった。党幹部のうち安倍派の萩生田光一政調会長(60)、高木毅国対委員長(67)、世耕弘成参院幹事長(61)の3人も14日、辞表を提出した。安倍派有力議員「5人衆」の松野、西村、萩生田、高木、世耕5氏が全員、要職から外れることになった。

【写真まとめ】安倍派の閣僚らが辞任

 岸田首相は安倍派の閣僚のみを交代させた理由について「所属する政策集団(派閥)がどこかではなく、一人一人の意向や事情を勘案した上で判断した」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 松野、西村両氏のほかに辞任したのは鈴木淳司総務相(65)と宮下一郎農相(65)。4氏は14日、辞表を提出した。岸田首相は直ちに後任人事を行い、官房長官に林芳正前外相(62)=岸田派、経産相に斎藤健前法相(64)=無派閥、総務相に松本剛明前総務相(64)=麻生派、農相に坂本哲志元地方創生担当相(73)=森山派=を充てた。

 安倍派の堀井学副内閣相(51)、堀井巌副外相(58)、青山周平副文部科学相(46)、酒井庸行副経産相(71)、宮沢博行副防衛相(48)の5人も14日、副大臣を辞任した。安倍派は副大臣もゼロとなった。同派は、政務官6人のうち佐藤啓財務政務官(44)と、上野通子首相補佐官(65)、和田義明防衛相補佐官(52)も同日辞任し、14日に辞めた人が計12人に上った。

 松野氏は安倍派の裏金疑惑に関連し、自身も同派から直近5年間に1000万円超のキックバック(還流)を受けた疑惑が浮上している。14日の記者会見で「国政に遅滞を生じさせないよう、職を辞したいと首相に申し上げた」と語った。議員辞職は「考えていない」と否定した。後任の林氏は就任会見で「私自身、パーティー券収入の還流は受けていない」と述べた。

 岸田首相は14日、官邸で萩生田氏から辞表を受け取り、2024年度予算案編成などが終わるまで職にとどまるよう指示した。萩生田氏は記者団に「最後の仕事としてしっかり責任を果たしていく」と語った。首相は安倍派の党幹部3人の交代について「年内の適切なタイミングで行いたい」と記者団に述べた。

 首相は14日に公明党の山口那津男代表と会談し、政治不信を払拭(ふっしょく)するため「結束して取り組みたい」と協力を要請。山口氏は「信頼回復のためには毅然(きぜん)たる対応が望まれる」と述べた。【小田中大】

9148OS5:2023/12/14(木) 22:01:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/39ce11efc7e094ebd352658a4211b65a96721e41
官房長官に林氏 地元は林家vs安倍家 関係者「因縁感じるが…」
12/14(木) 19:56配信
毎日新聞
自民党の林芳正氏

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で空席となった官房長官に14日、林芳正前外相が起用された。林氏の出身地でもある地元・山口県下関市といえば、安倍派を率いた安倍晋三元首相の地盤。裏金疑惑が取り沙汰される安倍派の閣僚交代に伴う林氏の登板に、関係者の脳裏にはかつて激しい争いが繰り広げられた先代以来の因縁もよぎる。

【図で解説】そもそも…今回の疑惑の構図

 「安倍政権時代に政治献金問題で前任者が辞任した時も、林が農相となった。今回も安倍派絡みでの登板だ。因縁を感じる」。林氏の後援会幹部が明かした。林氏は第3次安倍内閣だった2015年2月、政治献金問題に絡んで辞任した農相の後任を務めている。

 林氏は衆院山口3区(同県宇部市など)の選出だが、衆院小選挙区定数の「10増10減」に伴う区割り見直しで、次期衆院選からは新山口3区(下関市など)での立候補を予定している。

 現山口4区から新3区に再編される下関は、安倍氏の父・故晋太郎元外相が中選挙区制当時から地盤とし、安倍氏も22年の銃撃事件で亡くなるまで現4区で議席を得ていた。一方、林氏の父・故義郎元蔵相も中選挙区制当時は下関が地盤で、両者は激しく対立した。

 23年4月の4区補選では、安倍氏の妻昭恵さんが強く推した後継候補が初当選。ただ、自民党内の調整で新3区の支部長は林氏となるなど、安倍系と林系の対立軸がさまざまな場面で現れることも珍しくない。

 そんな中での林氏の官房長官起用に「因縁」を感じながらも、自民を揺るがす非常事態の沈静化を期待したい気持ちは地元で高まっている。

 この後援会幹部は「林にはプラス。林には自民党がこれ以上傾かないよう、岸田文雄首相を支えてほしい」。30年以上前から林氏を支持しているという、飲食店経営の女性は「(9月の内閣改造で)外相を外されたから『どうなるのだろうか』と思っていた。林さんにとっては『ポスト岸田』を狙う重要な局面に来ている」と語気を強める。

 自民県連関係者は、参院議員から衆院議員へのくら替えなど、将来の「首相候補」として県連が林氏を支援してきた経緯があるといい「今後の情勢次第では、首相と共倒れになるのでは」と懸念を明かす。官房長官への就任が「林氏にとってプラスに働くかは未知数」としながらも「いずれにしても本人の頑張り次第。苦境を乗り越えてほしい」とエールを送る。

 ある自民関係者は「今回の裏金疑惑は安倍派だけの問題でなく、自民全体の危機だ。皆が一つになって林さんを支えて信頼を取り戻していかなければ、本当に党として崩れていく」と危機感をあらわにした。【橋本勝利、大坪菜々美、脇山隆俊】

9149OS5:2023/12/14(木) 22:02:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/9cc3f89cdbafdabf4c6f25bd46316701c365ab6d
ぶれぶれ「一択」後任長官選びは二転三転 露呈した首相の求心力下落
12/14(木) 18:40配信
カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 自民党安倍派(清和政策研究会)を中心とした政治資金パーティー裏金問題で岸田文雄首相が更迭を決めた松野博一官房長官(元同派事務総長)の後継選びは難航を極めた。首相本人は「人材は一択」と説明してきたとされるが、その内容は二転三転。巡り巡って最側近の林芳正前外相起用という「ぶれぶれ決着」(野党幹部)で、首相の求心力の低下を露呈した。

◆「一択」その1・上川外相

 いわゆる「身体検査」などの人選作業は先週末から始まっていた。閣僚や自民幹部がこぞって慎重発言にとどめる中、岸田派の上川陽子外相の行動が際立った。

 外相周辺によると上川氏は省内での会見では説明を避けたが8日夕、同省敷地を出てすぐの場所に省担当の記者を呼び集め「私は適正に対応している」と明言した。

 「政府の立場」ではなく「一議員の立場」を体現しようとしたとみられる。政府関係者によると、首相は「長官は自分の所(派閥)から出したい」として信頼を寄せる上川氏起用を示唆していたという。

 「敷地外」対応を「官房長官横滑りへの布石」とみた外務省は「外交二の次で内政を優先したとの誤ったサインを米国などに送ってしまう」と懸念。内閣官房も意見に同調し、首相に見直しの秋波を送ったとされる。

◆「一択」その2・無派閥系

 続いて浮上したのは無派閥議員まとめ役の菅義偉前首相(衆院神奈川2区)に近い議員の面々。菅内閣の官房長官・加藤勝信、経済産業相・梶山弘志、環境相・小泉進次郎、官房副長官・坂井学の各氏だ。

 無派閥から9月に岸田派入りした厚生労働相・田村憲久氏や、総裁選で菅陣営の推薦人代表を務めた無派閥の浜田靖一氏も候補とされたという。

 ところが「固辞者が続出」(首相周辺)。浜田氏のように「別の形で政権を支える」との肉声まで報道各社に報じられるケースも出た。「みんな泥船に乗るのは嫌なのだな」(自民幹部)との臆測が広がったゆえんだ。

 首相は意向伝達と交渉役に木原誠二幹事長代理を使ったという。「岸田さんの側近だが、内閣の人事打診なのだから党人ではなく官房副長官ら官邸勤務者を使うのが筋だろう」と首をかしげる副長官経験者は「総理はわざと断られるような交渉の立て付けにしたのでは」と推測した。

◆「一択」その3・林前外相

 側近(上川氏)から側近(林氏)へという回りくどい経過は、外相当時の中国への姿勢に難色を示す麻生太郎党副総裁への配慮との見方もある。麻生派幹部は「『いろいろ検討したが林さんしかいなかった』というオチの決まった芝居」と酷評。今になり岸田首相は周囲に「もともと『林さん一択』だった」と説明しているといい、新たな火種となりそうな気配も漂う。

 官邸スタッフは「パートナー(官房長官)は別勢力から引っ張らないと党内の過半数勢力を確保するのは困難。それでも身内にすがらなければならないほど不安なのか」と嘆く。閣僚経験者は「首相は松野さんの更迭を引き延ばしてさらし続けた。冷たい印象を抱くのは安倍派にとどまらない」と指摘した。

神奈川新聞社

9150OS5:2023/12/14(木) 22:19:11
●がリリーフ登板
コメントはwikiからコピペ

松本剛明
●外務大臣
2011年1月、菅直人第2次改造内閣で外務副大臣に再任。同年3月、在日韓国人から献金を受けていた問題で辞任した前原誠司の後任の外務大臣に昇格した
●総務大臣
2022年11月21日、第2次岸田第1次改造内閣で総務大臣を務めていた寺田稔が、自身の政治団体の政治資金収支報告書を巡る問題が表面化し、事実上更迭されたことを受けて、その後任として起用された[25]。
●総務大臣2
2023年12月13日、政治資金パーティー収入の裏金問題で辞職する鈴木淳司に代わり総務大臣に就任すると報じられた[32]。

齋藤健
・農林水産大臣
2017年8月3日、第3次安倍第3次改造内閣で農林水産大臣に任命され、当選3回ながら初入閣した
●法務大臣
2022年11月11日、死刑制度と大臣の役割をめぐる失言により事実上更迭された葉梨康弘の後任として、法務大臣に就任
●経済産業大臣
2023年12月13日、政治資金パーティー収入の裏金問題で辞職する西村康稔に代わり経済産業大臣に就任すると報じられた

林芳正
・防衛大臣
2008年8月、福田康夫改造内閣で防衛大臣に就任し初入閣を果たしたが[10][12]、福田康夫首相の突然の辞任に伴い、1ヶ月あまりで退任した。
●経済財政担当相
これは、中川昭一の辞任により財務大臣、内閣府特命担当大臣(金融)、内閣府特命担当大臣(経済財政政策)を兼務していた与謝野馨の兼任を解くために行われた補充人事
今度も在任期間は短命となり2ヶ月程での退任となった。
・中川は酩酊記者会見で辞任
・農林水産大臣
2012年12月、自民党が政権奪還後の第2次安倍内閣で農林水産大臣に任命され、2014年9月の内閣改造まで務めた。
●農林水産大臣2
その後、後任を務めていた西川公也が2015年2月23日に辞任したことで、同日に後任の農林水産大臣として再び任命された[23]。
 *西川は政治献金問題が発覚
・文部大臣
2017年8月3日、加計学園をめぐる問題で文部科学省のガバナンスが揺らぐ中、第3次安倍第3次改造内閣で文部科学大臣に就任。
・外務大臣
11月10日、新たに発足した第2次岸田内閣において第151代外務大臣に就任
●官房長官
同年12月13日、政治資金パーティー収入の裏金問題で辞職する松野博一に代わり官房長官に就任すると報じられた

9151OS5:2023/12/14(木) 22:22:11
リリーフ若林正俊を思い出した・・・
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%A5%E6%9E%97%E6%AD%A3%E4%BF%8A
2006年、第1次安倍内閣で環境大臣として初入閣。2007年5月28日から6月1日まで、自殺した農林水産大臣・松岡利勝の後を受けて農水大臣臨時代理を務めた。これは松岡の外国訪問中にはおおむね若林が臨時代理に指定されていたことなどによる。

8月1日、松岡利勝の正式な後任として農林水産大臣を務めていた赤城徳彦の辞任に伴い、農林水産大臣を兼任。8月27日の内閣改造(第1次安倍内閣改造内閣)により一度は閣僚を退任したが、自分の後任農林水産大臣として入閣した遠藤武彦の辞任に伴い、8日後の9月4日に専任大臣として再度就任。

臨時代理を含めると「3ヶ月余りで3回目の大臣就任[4]」という事態となったことで、「不祥事を起こした農林水産大臣の後のリリーフ役」というイメージが定着し、農林水産省では「抑えの切り札」「ミスター・リリーフ」と呼ばれるようになった(ただし、自身にも関連政治団体への不透明な政治資金が発覚したことがある)。同年9月26日に発足した福田康夫内閣でも農林水産大臣に再任され、2008年8月2日の内閣改造まで1年間在任した。

2009年の第45回衆議院議員総選挙で自民党下野が決まった後の9月16日には、内閣総理大臣指名選挙で自民党の首班候補となり、119票を得た(民主党代表の鳩山由紀夫は327票)。これは、総選挙で惨敗した責任を取って麻生太郎を初めとした自民党幹部が総裁など党役職を辞任すること[5]、この時点で自由民主党総裁選挙が実施されておらず、後継総裁が決まらない状況でもあったことから、自民党議員全員が一致して投票できる候補として、両院議員総会長の職にあった若林に白羽の矢が立ったものである。相次いだ農相リリーフに続く「大役」が話題となり、参議院議員初の自民党指名候補となった[6][7]。若林本人は「若林正俊(の名前を書くこと)自体に、大きな意味があるとは思わない。(自民党の)結束のためだ」とコメントした[8]。

9152OS5:2023/12/14(木) 22:24:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/f04413adf957ce0cfce73e7b5015baf5d653e2db
裏金疑惑捜査本格化で自民苦悩の師走 野党は「一強多弱」打破へ攻勢
12/14(木) 20:42配信
産経新聞
岸田首相へ辞表を提出し記者団の質問に答える自民党の萩生田光一政調会長=14日午前、首相官邸(春名中撮影)

自民党が苦悩の師走を迎えている。安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑を受け、国会議員らの事情聴取や関係先への捜索などが本格化する公算が大きくなっているためだ。岸田文雄首相(自民総裁)は信頼回復へ安倍派所属の4閣僚らの更迭に踏み切ったが、刷新感は演出できていない。野党は長年の「一強多弱」を覆す千載一遇のチャンスと見て、攻勢を強める構えだ。

【表でみる】自民党の主な"疑惑"の議員

14日午前、東京・永田町の自民党本部。人事で明暗を分けた2人の衆院議員がエレベーターの狭い空間を共有する一コマがあった。

一人は農林水産相への起用が決まった坂本哲志氏。扉が閉まる瞬間、外部から「おめでとうございます」と声をかけられると、「いやいや、どうも」と照れ笑いを浮かべた。もう一人は疑惑を持たれ、茂木敏充幹事長に国対委員長の辞表を提出した安倍派事務総長の高木毅氏だ。こちらは無表情。気まずい空気が漂う中、両氏は言葉を交わさず、目も合わせないまま同じフロアで降りていった。

同日は疑惑が浮上した安倍派出身の自民幹部の辞意表明が相次いだ。萩生田光一政調会長は沈痛な面持ちで、記者団に「政治不信を招いた責任を感じ、辞表を提出してきた」と語った。世耕弘成参院幹事長も記者団に「(疑惑の表面化で)同志、仲間が役を離れている。けじめをつけなければいけないと思うに至った」と説明した。

前代未聞の交代劇に連立を組む友党の危機感は強い。公明党の北側一雄副代表は同日の記者会見で、捜査終結を待たずに説明責任を果たすべきだと主張。「事実関係がはっきりしなければ前に進まない。『司法の判断を待って』と言わず、党として積極的に事案解明をやってもらいたい」と自民に注文をつけた。

勢いに乗るのが野党だ。立憲民主党は同日、裏金問題を受けた「調査チーム」を設置し、国会内で初会合を開いた。来年1月召集予定の通常国会を見据えて追及の材料を集める方針。会合の冒頭、安住淳国対委員長は「国民の怒りは頂点に達している」と語気を強めた。

また、共産党の小池晃書記局長も同日の会見で、「けじめをつけるのであれば真相を全面的に明らかにしていただきたい。辞めて済む話ではない」と足並みをそろえた。

14日は公選法違反の疑いで、自民に離党届を出した柿沢未途衆院議員の自宅や事務所に捜索が入った。裏金疑惑とのダブルパンチ。首相に近い自民関係者は「まだまだ波乱があるだろう。気が抜けない日々が続く」とため息を漏らした。(永井大輔)

9153OS5:2023/12/14(木) 22:51:20
>>9150
林芳正の外務大臣就任もリリーフか
(甘利小選挙区落選→茂木が外相から幹事長に移動→林が外相就任の玉突きによる)

9154OS5:2023/12/14(木) 22:51:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/20b9b1b96222ea785de8126d60621a76cc435dea
岸田首相、新体制も厳しい前途「低空飛行どころか潜水艦」 総裁選出馬できず退陣の見方も
12/14(木) 20:40配信


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産経新聞
記者団の取材に対応する岸田文雄首相=14日午後、首相官邸(安元雄太撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は14日、政治資金パーティーを巡る裏金問題が浮上した党安倍派(清和政策研究会)の4人を閣僚から外した新体制を発足させ、政権の立て直しを図る。しかし、情勢は厳しい。選択肢の一つである来年1月の通常国会冒頭の衆院解散は見送られる公算が大きい。党内では、首相が次期総裁選に出馬できず退陣に追い込まれるとの見方もある。

【表でみる】主な「ポスト岸田」候補

「国民の信頼を取り戻せるように結束をして取り組んでいきたい」

首相は14日、官邸で会談した公明党の山口那津男代表に呼び掛けた。

しかし、物価高などが生活を圧迫する中、国会議員の金銭問題に対する国民の視線は厳しく、信頼回復は容易ではない。

首相が7日に退会した岸田派(宏池会)にも派閥パーティー収入の一部が政治資金収支報告書に不記載だった疑いが浮上し、二階派(志帥会)にも同様の疑いがある。新体制発足直後に安倍派以外にも疑惑が拡大する可能性があり、首相が政党の自浄能力を示せなければ、政権の行く末は危うくなりかねない。

裏金の問題がどこまで広がるかは見通せない。野党は来年の通常国会での追及に向けて手ぐすね引いている。自民ベテランは民主党への政権交代が起きた平成21年衆院選を引き合いに「あの時より厳しい。1月解散は無理だ」と話した。

次の節目は来年度予算成立後となる3〜4月だ。首相は今月13日の記者会見でこの時期の内閣総辞職や総裁選への出馬意向を問われ「今はそうした先のことを考えている余裕はない」と述べた。

また、安倍派会長だった細田博之前衆院議長の死去に伴う衆院島根1区補欠選挙が来年4月16日告示-28日投開票の日程で実施される見込みだ。他にも地方選で自民に厳しい結果が出れば、首相が「選挙の顔」として失格とされかねない。こうなると、来年9月の総裁任期満了を前に「表紙」を替える圧力が強まりそうだ。

とはいえ、現状で岸田降ろしの気配はない。閣僚経験者は「首相には、身をていして難題を片付けてもらいたい。低空飛行どころか潜水艦のように支持率が低い状況で総裁選まで続くのではないか」と話した。(沢田大典)

9155OS5:2023/12/14(木) 23:52:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d3bee9c1d48ce5b8b941bd44e50b4b24f41b8b7
堀井学衆院議員にもキックバック 5年間で1200万円超 安倍派裏金疑惑
12/14(木) 19:03配信

北海道新聞
堀井学衆院議員

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑で、最大派閥の安倍派(清和政策研究会)に所属する堀井学前内閣府副大臣(衆院議員、比例代表道ブロック)は14日、自らの政治団体が派閥からの資金のキックバック(還流)として、2018年から22年までの5年間で少なくとも1200万円超を受け取り、政治資金収支報告書に不記載の裏金になっていたことを明らかにした。堀井氏は「道民の皆さまに政治不信を招いたことを深くおわび申し上げたい」と陳謝し、東京地検特捜部の捜査にも全面的に協力する考えを示した。

 堀井氏によると、これまでに確認できた売り上げとして、18年から22年までの多い年では、1枚2万円のパーティー券を300枚以上売るなどしていたという。このため販売ノルマを超過した額として、少なくとも合計で1200万円超が派閥から現金で戻され、受領には秘書が関わっていたとしている。収支報告書に記載がない裏金となっていたが、不記載の理由や具体的な使途は調査中としている。

9156OS5:2023/12/15(金) 07:46:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b80db7b1a53bde76f220ff8491cac9a164ce96d
安倍派、資料2種類作成か 実際の収入と報告書記載分 議員らに聴取要請・東京地検
12/15(金) 7:07配信

時事通信
 自民党の最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとされる問題で、同派側が、実際の収入額が書かれた資料とは別に、政治資金収支報告書に記載する金額を記した資料も作成していたとみられることが14日、関係者への取材で分かった。

 東京地検特捜部が、同派議員に対する任意の事情聴取の要請を始めたことも判明した。

 特捜部は、議員らの認識や資金の使途などについて確認するとともに、近く政治資金規正法違反容疑で同派などへの強制捜査に乗り出すもようだ。

 関係者によると、安倍派では、派閥のパーティー券販売について所属議員の当選回数や役職などによってノルマが設けられ、超過分は議員側にキックバックする運用が行われてきた。ノルマ超過分は派閥や議員側の収支報告書に支出、収入として記載せず、裏金化していた疑いが持たれている。

 同派の事務担当者が所属議員ごとの販売額をまとめた一覧表を作成。これとは別に、収支報告書に記載する金額を記した資料も作成し、それらを基に事務総長に報告していたとみられる。

 大半の議員側が裏金としてキックバックを受けていたとみられ、同派全体では収支報告書の不記載・虚偽記載罪の時効にかからない2018〜22年の5年間で、計5億円規模に上る可能性がある。

 任意聴取を受けた秘書や会計責任者らは、議員側へのキックバックや収支報告書の不記載などについて認め、「派閥の指示で記載しなかった」と説明しているという。

 特捜部は派閥側の不記載を中心に捜査し、議員側については悪質性などを踏まえて立件の可否を判断するとみられる。

9157OS5:2023/12/15(金) 07:48:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ff553123bd34df5fd4d4d803289c396ea3d91a7
ベテラン議員が明かす「裏金作り」の理由 特捜部の標的となる三人の大物議員の名前は?
12/15(金) 6:06配信


デイリー新潮
岸田文雄総理

 ロッキード事件やリクルート事件などの疑獄で名をはせた東京地検特捜部。その最強捜査機関が再び、権力に牙をむこうとしている。ターゲットは自民党最大派閥「安倍派」の大幹部。背景には安倍官邸によって権威を失墜させられた検察の巻き返しがあるという。

【写真】パー券を支援者に大量に売り捌き多額の裏金を作っていたとして名前が上がっている「安倍派4回生議員」

 ***

 COP28出席のため、現地時間11月30日から12月2日までアラブ首長国連邦・ドバイを訪問した岸田文雄総理(66)。羽田空港に3日、政府専用機で帰国したのだが、タラップを下りる際には口を真一文字に結び、いつになく険しい表情だった。

「国内で総理を待ち受ける試練の厳しさを思えば、至極当然です」

 とは社会部デスク。

「東京地検特捜部は自民党の派閥パーティーをめぐる政治資金問題で、各派閥の会計責任者や事務担当者に任意で事情聴取を重ねており、すでに立件は既定路線といえます」

「安倍派が最も悪質性が高い」
 とりわけ特捜部が狙いを定めているといわれているのが、清和政策研究会(安倍派)と志帥会(二階派)である。

「安倍派と二階派では販売ノルマを超えたパーティー券(以下、パー券)の収入を、派閥の政治資金収支報告書に記載しない運用が常態化していました」(同)

 加えて、両派閥はノルマ超過分を議員側にキックバックしていた。もっとも、二階派はその金の流れに関しては派閥の収支報告書の支出欄に記載。一方で、

「安倍派はキックバックについては収支報告書に記載せず、完全に裏金化していました。また各議員の収支報告書からもそうした金の入金の有無は、基本的に確認できません。安倍派が最も悪質性が高いといわれるゆえんです。安倍派の記載のない収支の総額は、直近5年間で数億円に上るとみられています」(同)

キックバックについて認めたが…
 安倍派の塩谷立座長(73)は先月30日、記者団からキックバックについて問われた際、「あったことはあったと思う」と認めたものの、その後一転「撤回したい」と述べて疑惑を否定した。だが、自民党関係者は声を潜めて以下のように語る。

「安倍派では各議員が販売したパー券について、事務方が時間をかけて、議員ごとにその販売枚数を集計していました。そして集計後、事務方が各議員事務所に連絡を入れて、議員事務所のスタッフらを清和会の事務所に呼び出すのです」

 安倍派の販売ノルマは1回生なら60万円。閣僚経験者なら400万円以上で、最高額は750万円だが、

「よほど多額でない限り、ノルマ超過分については、事務所で封筒に入った現金で渡されます。その際、返金の受け手は受取書にサインをする。これまで受取書は、清和会の事務所で保管されてきたと聞いています」(同)

裏金化は事実
堀木博司検事

 塩谷座長がいかに釈明しようと、安倍派がノルマ超過分に関して、キックバックを通じて裏金化していたのは揺るがぬ事実であろう。

 実際、安倍派の重鎮も、

「党のコンプライアンス担当から、それはもうやめた方がいいという指導はありました」

 と述べて、これまでキックバックがあったこと自体は認めるのである。

9158OS5:2023/12/15(金) 07:48:28
 一方、安倍派所属のベテラン議員に聞くと、

「基本的には、キックバックされたお金を自分で使うようなことはしません。きちんと、お金は自己管理でプールする。そしてパー券のノルマが達成できなそうな年に、そのお金で補填する。ノルマ超過分のお金については一時的に手元にとどめてはいますが、あくまで清和会のお金であると考えていた」

 裏金作りの「理由」をそう明かしたうえで、以下のように派内の声を代弁する。

「原資が税金なら問題です。けれど今取り沙汰されているのは、われわれが一所懸命支援者にお願いして買ってもらった、パー券の売り上げの処理の仕方。税金の不正使用ではないのだから、こんなふうに盛んに報じられることには疑問を持ちます」

現役閣僚、党の中心メンバーもターゲットに
 もっとも、最強の捜査機関に容赦などない。

「清和会の会計責任者である事務局長だけではなく、その上の現職事務総長と事務総長経験者が特捜部のターゲットになっています」(前出・社会部デスク)

 政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)の時効は5年である。この間、松野博一官房長官(61)が2019年9月から21年10月まで、西村康稔経済産業相(61)が22年8月まで、さらにその後、高木毅自民党国対委員長(67)が現在まで事務総長を務めている。つまり、

「政権No.2の官房長官以下、現役閣僚、党の中心メンバーが狙われているわけです。彼らは萩生田光一政調会長(60)や世耕弘成参院幹事長(61)とともに“清和会5人衆”として、最大派閥を率いる立場でもあります」(同)

捜査の指揮役は
 だがしかし、仮にも岸田政権の枢軸を担う三名だ。立件ともなれば、それこそ政権は致命的なダメージを負う。特捜部にそんな捜査が本当にできるのか。社会部のベテラン記者が言う。

「事実上、捜査を取り仕切っているのは最高検の森本宏刑事部長(56)です。森本氏は特捜部長時代に文部科学省汚職事件やカルロス・ゴーン事件を手掛けた剛腕で知られています」

 続けて、

「東京地検特捜部は10年に起きた大阪地検特捜部の不祥事のあおりを受けて、体制縮小を余儀なくされた。具体的には独自捜査を担う特殊・直告班が2班から1班になったのです。その結果、バッジ(国会議員)を挙げることができない時代が続いたのですが、森本氏が特捜部長だった19年にIR汚職事件で秋元司元衆議院議員を検挙。10年ぶりに現職国会議員の首級を挙げることに成功しました」

 その森本氏は今、部下の検事たちに次のようにハッパをかけているという。

「事務方を立件するだけでは絶対にダメだからな」

 つまり、議員も立件せよとの厳命だ。法務省関係者が明かす。

「森本氏は安倍派に司直のメスを入れる機会をうかがっていた節があります」

 なぜか。話は安倍政権時代に遡る。

9159OS5:2023/12/15(金) 07:48:55
検察の人事にまで手を突っ込んだ安倍政権に憤怒の念
 20年1月、安倍内閣は“業務遂行上の必要性”を理由に、当時、検察No.2の東京高検検事長だった黒川弘務氏(66)の定年を半年間延長すると閣議決定。検察官の定年延長は異例中の異例だったが、政権中枢に近い黒川氏を定年退職させずにトップの検事総長に据えるための“布石”だったといわれている。

「黒川氏は賭けマージャン問題を起こして引責辞任しましたが、森本氏は安倍政権が検察の人事という聖域にまで手を突っ込んだことに今も憤怒の念を抱いています」(同)

 実際、森本氏率いる特捜部は20年6月に元法相の河井克行(60)・案里(50)夫妻を逮捕。克行氏は菅義偉前総理(75)の最側近として知られていた。

「検察の独立性を脅かした安倍一派及び安倍政権を支えた菅グループの“排除”。それこそが森本氏の本懐でしょう」(同)

エース級の検事も投入
 現に、特捜部の捜査は日増しに本気度を強めている。

 先の記者が言う。

「特捜部は当初、派閥パーティー問題については特殊・直告班内の告訴、告発事件を扱う直告班だけで対応していました。というのも、江東区長選で柿沢未途前法務副大臣(52)が地元区議らを買収したとされる、公職選挙法違反事件の捜査を優先していたからです。しかし今は全国から、応援検事が本件に参戦。さらには、特捜部の主力の特殊班もフル稼働しています」

 目下、森本氏は手持ちの有能な部下を一斉に派閥パーティー問題に投入しているとみられるが、

「中でも特殊班キャップの堀木博司検事(55)は、大阪地検時代に森友学園問題で籠池泰典前理事長(70)を40日間にわたって取り調べたほか、昨年まで東京五輪汚職の捜査を担当しており、エース級の存在といえます。コワモテとしても知られており、時に強引な聴取で物議を醸すようですが、政治家とも渡り合える人物。森本氏ら検察上層部も期待しているのでは」(前出・社会部デスク)

個別の議員は立件できる? 
 今後の捜査の見通しについて、元東京地検検事の落合洋司弁護士は、

「特捜部による過去の政治資金規正法違反事案に照らせば、違反額は最低でも5千万円前後。立件の基準額は基本的に1億円以上です。派閥の収支の話は“幹(みき)”の話なので、入りと出で合計の不記載額が1億、2億と今後、膨らむ可能性があります。ですが、各議員の不記載額は“枝”の話。個別の議員の不記載については立件の基準額に満たない可能性があります」

9160OS5:2023/12/15(金) 07:49:22
 本丸はあくまで、派閥側の不記載であるとの見立てだ。もっとも派閥の会計責任者(事務局長)のみならず、現役事務総長・経験者まで立件するためのハードルは高く、

「派閥の事務局長と共に、議員である事務総長を政治資金規正法違反の共謀共同正犯に問うためには、単に事務局長からキックバックや不記載の話を聞いて知っていた、というだけでは不十分。派閥事務局の報告をその議員が逐一把握していたり、事務局長にノルマ額を具体的に指示したりするなど、派閥のお金の管理に深く関与している必要があります」

「派閥幹部の罪を問うのは難しい」
 04年に東京地検特捜部の検事として、日歯連闇献金事件を捜査した経験を持つ、元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士にも話を聞いた。

「私自身が主任検事として担当した日歯連の闇献金事件では、最終的に元内閣官房長官で、平成研究会(当時橋本派)の会長代理だった村岡兼造さんを起訴しました。平成研の幹部たちが、日本歯科医師会から小切手で受領した1億円を不記載にするかどうかの会議を行っており、議員側の責任を明確にできたのです」

 では、今回のケースはどうか。

「清和会の会計責任者が議員から不記載に関して指示があったと供述したり、そうした指示のメモがあったりすれば政治家の関与も浮き彫りになる。逆にそれがなければ厳しい。キックバックの不記載が慣習化しており、暗黙の了解があったという程度では事務総長など派閥幹部の罪を問うのは難しいのではないでしょうか」

事務総長らの関与
 前出の落合弁護士が補足する。

「一部の派閥では、各議員へのノルマ額やキックバックの金額を記載したリストがあるとも報じられています。そうしたリストは事務局長などが個人的に不記載分を着服していたわけではないと示す目的で、きちんと上司に報告するために作っていた可能性が高い。つまりその場合、事務局長は事務総長ら派閥の幹部に逐一お金の流れを報告していた、とも考えられます」

 派閥幹部がキックバックのシステムを主導的に管理するなどして積極的に派閥の裏金作りに関与していた可能性があるとの指摘だ。

 先のベテラン記者は、

「12月中旬の臨時国会閉会後にも、清和会の事務総長経験者に加えて、ノルマ超過分を不記載にしていた複数の議員に対して、任意での事情聴取が始まるものとみられます」

 加えて、政治資金パーティー問題は岸田総理自身にも飛び火し始めている。

「国民の疑惑を招きかねない大規模なパーティーは自粛すべし、という01年の大臣規範があります。しかし、岸田総理は昨年、合計7回の政治資金パーティーを開催。総額で約1億5千万円の収入を得ていたことが明るみに出ています」(前出・社会部デスク)

 高級ホテルでパーティー三昧、多額の資金を労せず集める総理には、物価高で苦しむ庶民の気持ちを理解するなど土台無理な話か。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は、

「今の展開はリクルート事件を思い出させます。当時は竹下総理が辞任に追い込まれましたが、岸田総理もパー券の問題に無関係ではない。今後の展開次第では辞任論も浮上するでしょう」

 一大疑獄はまだ幕を開けたばかり。事態は底なしの様相を呈してきた。

「週刊新潮」2023年12月14日号 掲載

新潮社

9161OS5:2023/12/15(金) 07:50:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/78580bb80fb711ec33885de1caff22b7e99cc021
文科副大臣に阿部氏 副大臣女性ゼロ→1人 新副大臣・政務官人事
12/15(金) 5:00配信

朝日新聞デジタル
天皇陛下から認証を受ける阿部俊子文部科学副大臣。中央は岸田文雄首相=2023年12月14日午後5時37分、皇居・宮殿「松の間」、嶋田達也撮影

 政府は14日、安倍派所属の5副大臣と政務官1人を交代させ、後任を決定した。安倍派所属で衆院当選1回の政務官5人は続投させる。

 副大臣には無派閥議員2人を起用した。文部科学副大臣に阿部俊子・元外務副大臣、外務副大臣には柘植芳文前総務副大臣を充てる。9月の内閣改造以降、副大臣の女性議員はゼロだったが、阿部氏の起用で1人となる。

 新たな副大臣・政務官の顔ぶれは以下の通り。(敬称略、カッコ内は当選回数と派閥。「参」は参院議員)

 ◇副大臣 【内閣府】古賀篤(4、岸田)【外務】柘植芳文・参(2、無派閥)【文部科学】阿部俊子(6、無派閥)【経済産業兼内閣府】上月良祐・参(2、茂木)【防衛】鬼木誠(4、森山)

 ◇政務官 【財務】進藤金日子・参(2、二階)

朝日新聞社

9162OS5:2023/12/15(金) 07:57:44
https://www.asahi.com/articles/ASRDG5JTTRDGUTIL02F.html?iref=pc_extlink
「総理への道は閉ざされた」裏金疑惑で閣僚交代、支持者に広がる無念
有料記事

山口啓太 白石昌幸 伊藤秀樹2023年12月14日 19時00分


裏金疑惑で官房長官を辞任した松野博一氏の地元事務所。周辺には、複数のポスターが貼られていた=2023年12月14日午後0時33分、千葉県市原市西国分寺台1丁目、山口啓太撮影

 自民党「清和政策研究会」(安倍派)の裏金疑惑で、岸田文雄首相は14日、閣僚らの交代に踏み切った。「これまで応援してきたけれど」。政治不信が高まる中、選挙で自民党候補に票を投じてきた支持者や党員らの思いは揺れている。

「ゴタゴタで政治がないがしろに」
 14日昼、千葉県市原市。官房長官を辞した松野博一衆院議員(千葉3区)の地元事務所には報道陣が集まっていたが、建物の中に人の気配はなかった。安倍派の実務を取り仕切る事務総長を経験した松野氏は、1千万円超の裏金を受け取った疑いがもたれている。

 市原市の男性(72)は前回2021年の衆院選で松野氏に一票を投じた。政府には安全保障や経済対策に取り組んでほしかったが、「今回のゴタゴタで政治がないがしろになっている」と憤った。

 事務所の近くに住む女性(80)は「まさか裏金なんて。がっかり」とため息交じりに語った。「党の重鎮で影響力があるから、地元のために何かをしてくれるはずだ」と前回衆院選では松野氏に投票した。官房長官になった際は、街の代表が重要な役割を担うことを誇らしく思った。ただ、次の選挙の投票先は「少なくとも松野氏は選べない」と感じているという。

 党参院幹事長の辞表を出した…

9163OS5:2023/12/15(金) 08:03:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7162fa2042a2203bd6971b474ec7276d4df8ce8
松野氏更迭 自民党千葉県衆院議員に「政治とカネ」直撃 1年に3人も
12/14(木) 21:05配信

産経新聞
松野博一氏

自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー裏金問題で、官房長官として岸田政権の中枢にいた松野博一氏(61)=当選8回=は事実上の更迭に。千葉県の同党衆院議員による「政治とカネ」の問題が、この1年で3度浮上する異常事態となっている。

【表で見る】千葉県関係の国会議員の「政治とカネ」を巡る問題

「この1年で3人目。千葉ばかりで、イメージが良くない。次の衆院選や自分の選挙も戦えなくなる」。同党の県連幹部の1人は早くも頭を抱えている。

「選挙の陣中見舞いでも必ず領収書を求められたりと、すごく神経質にやっていた。支持者からは『そんな奴じゃねえんだがな』との話が聞かれる」

松野博一氏の選挙区の千葉3区(千葉市緑区、市原市)。市原市の大曽根友三市議は30年来の友人。それだけに落胆が大きい。「松野さんの選挙はつつましい。『パーティー券を買ってほしい』と秘書の方も来ないくらいだ」

同市選出の伊豆倉雄太県議も「地元は官房長官誕生を喜んでいた。私も誇りに思っていた」と言葉少なに語った。

昨年12月、5区(市川市の一部、浦安市)選出の薗浦健太郎氏が政治資金パーティーの収入などを政治資金収支報告書に過少に記載し、議員辞職に追い込まれた。今年9月には9区(佐倉市など)でも、秋本真利氏(比例南関東)が洋上風力発電事業に絡み受託収賄罪で起訴された。

浦安市選出の宮坂奈緒県議は「薗浦先生の件もある。緊張感をもって謙虚にやるしかない」。一方、野党は、立憲民主党の奥野総一郎県連代表が「政治改革で資金の流れの透明化が言われてきたが、反故(ほご)にする事態が本県は続いている。自民党のおごり、気の緩みがある」と厳しく批判した。奥野氏は9区で秋本氏と争ってきた。

評論家の八幡和郎氏は「千葉は港湾の埋め立て地も多く、かつては土地買収で政治家が調整する場面が多かった。周りが懸念するほどの金権体質の県だった」と指摘。その上で「カネに寛容で、それくらいならばと『千葉基準』があったくらい。だが、今の政治家は『もう千葉は特別だと済まされなくなった』と気付くべきだ」と話した。

9164OS5:2023/12/15(金) 11:02:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee73dc7521e9d6cc634356b07ea68b8d64d6f219
「いばらの道、より険しく」 「安倍派切り」で識者指摘 議員立件「ハードル高い」
12/15(金) 7:07配信
時事通信
 自民党安倍派による政治資金パーティー収入の裏金化疑惑で、岸田文雄首相は14日、松野博一官房長官を含む閣僚らの一斉交代に踏み切った。

 東京地検特捜部による捜査が進む中、局面の打開につながるのか。政局や捜査の行方について、識者に聞いた。

 政治アナリストの伊藤惇夫さんは「安倍派切りをアピールしたかったのだろうが、政局を好転させる要因には全くなっていない」と断じる。一貫して派閥のバランスを重視した人事を行ってきた岸田政権は最大派閥の安倍派を特に優遇してきたとして、「そのツケが回ってきた」と分析する。

 今後、捜査が進展することで「岸田首相にとって、いばらの道がより険しくなる」と指摘。「政治資金の『出』と『入り』をガラス張りにしないと、政治への信頼回復は難しい」と語った。

 政治資金に詳しい東京大の谷口将紀教授(現代日本政治論)は、今回の裏金化疑惑について「個人にとどまらず組織的に行われており、かなり衝撃的だ。法制度自体に問題があると捉えるべきだろう」と話す。

 政治資金規正法では、1回のパーティーの購入額が20万円以下であれば収支報告書に記載する必要がない一方、寄付の場合は年間5万円超で記載される。谷口教授は「パーティー券も実質的に寄付と同様の機能を果たしていることが明らかになった。公開基準を見直す必要がある」と強調。収支報告書をデジタル化するなどの必要性も訴えた。

 裏金化疑惑を巡る特捜部の捜査について、元検事の亀井正貴弁護士は「検察は政治に対する影響を考慮するので、来年の通常国会までに証拠を固め、刑事処分のめどを付けるだろう。早めに家宅捜索してメールやメモを押収し、来週には関係者の一斉聴取を始めるのではないか」とみる。

 その上で「派閥の会計責任者の立件は免れないだろう。特捜部は歴代の事務総長ら国会議員もターゲットにしているはずだ」と推測する。ただ、議員の立件には会計責任者との共謀を立証する必要があるため、「ハードルが高い。物証があるかどうかがポイントだろう」と話した。

9165OS5:2023/12/15(金) 23:39:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/22b9680d89714ec00f137cc2c8ef71d0cdf83b42
「最悪の時期」重なった政治資金問題…税制改正、負担増の議論は先送り
12/15(金) 15:05配信

西日本新聞
国会議事堂

 2024年度の与党税制改正大綱は、防衛増税の時期や扶養控除の見直しなど、国民の負担増や恩恵の縮小につながる税制の見直しについては、決定先送りや玉虫色の結論になった。岸田文雄首相への「増税メガネ」批判など国民の税に対する視線が厳しさを増す中、急ごしらえで所得税・住民税減税を決めた一方、政治とカネを巡る混乱も拍車をかけ、さらなる批判を呼びかねないテーマには「ふた」をした形だ。

【画像】2024年度税制改正大綱の主な項目

 「増税はそれなりの政権の力がいる。残念ながら昨今の政治状況は自民に厳しい風が吹いている」

 自民党の宮沢洋一税制調査会長は14日、大綱決定後の会見に臨み、自身が主張してきた防衛増税の開始時期の明記を見送った理由をこう説明した。

 政府は昨年末の大綱で防衛増税を決定した。だが「拙速だ」との党内の反発を抑えるため、増税の実施時期については「24年以降の適切な時期」とあいまいな表現にとどめた。

 大蔵省(現財務省)出身の宮沢氏は、財政規律を重視する立場だ。安定財源の確保が先送りになると心配し、今年の税制改正議論が本格化する前の11月上旬には「(増税開始時期は)年内に結論を出したい」と強い意欲を示していた。公明党が「所得税・住民税の定額減税を行う一方で、増税を決定するのは矛盾がある」と反対しても、立場を崩さなかった。

 最終的に宮沢氏が折れた背景には、いとこである首相の意向があったという。自民党派閥の政治資金パーティー裏金問題で党への逆風が強まる中、増税に道筋を付ければさらに批判が高まる恐れがあり、党執行部からも否定的な声が強まった。宮沢氏は「首相は与党や政治状況を考えると、来年決めるのが一番良いとの考えだった」と明かした。

 他にも家計が関わるテーマは「あいまい決着」が目立つ。高校生年代(16〜18歳)への児童手当支給に伴う扶養控除の扱いは最終盤までもつれ、自民の主張通り縮小を明記したものの、維持を主張する公明に配慮して「25年度の税制改正で適用について結論を得る」との一文を添え、見直しの余地を残した。

 宮沢氏が「1年限り」と主張した所得税・住民税の定額減税も、公明の求めで物価状況などにより「家計の支援を継続する」と大綱に盛り込み、延長に含みを持たせた。一方で、定額減税には「年収2千万円」の所得制限を設けた。国会議員の年収に当たる歳費と期末手当は計約2190万円で、対象から国会議員を除外し、批判をかわす意図もあるとみられている。

 今年10月にはインボイス(適格請求書)制度が始まり、消費税の課税を免除される免税事業者から課税事業者に転換した事業主は130万を超えたという。交流サイト(SNS)上では政府、与党への批判が飛び交い、首相は増税メガネとやゆされた。自民中堅は「国民が税や負担に敏感な時期に政治資金問題が重なった。議論をする上で最悪なタイミングになってしまった」と肩を落とした。 (井崎圭)

9166OS5:2023/12/15(金) 23:42:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/87f035bf10b4827701d6c3f0a4a2e69df19dd4a0
山下貴司議員、弾劾裁判員を辞職 岡口判事の弁護側が忌避申し立て
12/15(金) 20:09配信



朝日新聞デジタル
裁判官弾劾(だんがい)裁判所に向かう岡口基一判事(右)と弁護団=2022年11月30日午後1時47分、東京都千代田区、根岸拓朗撮影

 SNSの投稿で殺人事件の遺族を傷つけたなどとして訴追された岡口基一・仙台高裁判事(57)=職務停止中=の弾劾(だんがい)裁判で、裁判員を務めていた山下貴司・衆院議員が裁判員を辞職した。14日付。山下氏は、岡口判事の弁護側から「不公正な裁判をするおそれがある」として忌避を申し立てられていた。

 山下氏は当選4回。元検察官で法務大臣も務めた。

 弁護側の申立書などによると、山下氏は10月25日の公判で、弁護側証人として出廷した刑法学者に対し、証拠請求されていない書籍の一部を読み上げて、弁護側の主尋問でその部分に触れないのはなぜか、などと問いただした。弁護側が異議を申し立て、裁判長が質問を変えるよう指示した。

 弁護側は、中立公平であるべき裁判員として不適切だとして忌避を申し立てた。野間啓弁護士は「忌避が認められる前に辞めたということだろう」と話した。

 山下氏は、取材に対し「忌避申し立ては、法令や最高裁判例に照らして理由がないことが明らかだが、不測の訴訟遅延をもたらすことがあってはならないと考え、辞任することとした」とした。

 弾劾裁判の裁判員は衆議院と参議院から各7人ずつ、計14人の国会議員が務める。検察官役の訴追委員会と弁護側の立証をもとに、訴追された裁判官の職や法曹資格を失わせるか否かの判断を担う。(千葉雄高)

朝日新聞社

9167OS5:2023/12/15(金) 23:45:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ed62a5fcd35b22728ae46dd13eea8b3d9eb886d
【ポスト岸田】麻生に恨まれる石破、機嫌がいい茂木の計算、なぜか小池の名も…それぞれの事情とは
12/15(金) 17:10配信

デイリー新潮
政権末期と囁かれ始めたが

「リクルート事件」の再来とばかりに大スキャンダルに発展した「派閥パー券裏金問題」。松野博一官房長官など安倍派4閣僚が更迭され、萩生田光一政調会長など、安倍派の党幹部も辞表を提出した。岸田総理は「信頼回復のために火の玉となる」と会見で語ったものの、永田町では早くも「ポスト岸田」の名が取り沙汰されている。


 ***

「ポスト岸田」の話で持ち切り
 今回の裏金問題について、

「パー券問題は、党内でかなりの危機感を持って受け止められています」

 と解説するのは、政治ジャーナリストの青山和弘氏だ。

「当初、岸田さんを始めとする官邸や多くの党の幹部も、ただの政治資金収支報告書への記載漏れで裏金問題まで行くとは思っていませんでした。特に今の官邸は、検察の動きが全くつかめていない。本来であれば官僚の頂点に立つ事務官房副長官が情報を集める役割を担うはずです。が、官邸関係者によると事情聴取が始まっているのに検察がどのくらいの本気度なのか、どちらに捜査が伸びそうなのか、など、大まかな情報すら掴めず機能していないということです。ですから、岸田総理の対応も後手後手に回っています」

 渦中ではこんな情報も。

「たださすがに検察も議員への本格捜査によって政治が停滞してはいけないということで官邸に極秘裏にメッセージを送りました。これは“事情聴取の前に安倍派五人衆をポストから外すこと。そして捜査に協力すれば、年明けの通常国会の前に捜査は終結させる”というものでした。ようやく危機感を持った岸田総理は、まだ誰がどういう罪で立件されるかされないかもわからない状況の中で安倍派の一掃に踏み切ったのです」

 すでに岸田総理は四面楚歌の状態だ。

「岸田さんはすでに防衛増税も先送りしましたし、この先、支持率を回復できるような政策カードがありません。総理の側近には“給付と減税が始まれば、支持率が徐々に回復する”と期待感を示す人もいますが、組織的な裏金作りの問題はそんなことでカバーできるとは思えません」

 おかげで、党内は「ポスト岸田」の話で持ち切りだという。

最有力は石破茂元幹事長か
「ポスト岸田は石破茂さんが最有力という声は党内で少なくありません。これだけのスキャンダルですと、新総裁で自民党が生まれ変わった印象を与えることが必要です。それには幹事長の茂木敏充さんや前厚労相の加藤勝信さんのような、これまで政権の中枢にいた人はふさわしくありません。そこで非主流派で無派閥でもある石破さんという声が上がってきているのです」

 しかし、党内で衆目の一致した候補かと言えば、そんなことはなく、

「石破さんがやる気満々なのは間違いないものの、“党が大変な時に鼻息を荒くしやがって”と、批判的な声もある。最近ではメディアで岸田総理の本予算成立と引き換えの退陣に言及したことはかなり顰蹙を買いました。また“政治集団は解消したらいい”と発言したことに対し、“自分だってこの前まで派閥を持っていたじゃないか”と面白く思わない議員も少なくないようです」

 では、現幹事長である茂木氏はどうか。

「周辺によると茂木さんは最近、なぜか機嫌がよく、岸田政権の窮状を見て、いざと言う時は自分のところに総理の椅子が転がり込んでくるはずだと思っているようです。先日、岸田さんが岸田派の会長を退くという考えを示した際、岸田さんは茂木派の会長を務める茂木さんも一緒に派閥を離れることを期待していたそうなんです。しかし、そうはならなかった。茂木さんからすれば、茂木派の会長でいる方が、次期総裁を射止めるために役立つと考えたのでしょう」

9168OS5:2023/12/15(金) 23:46:14
石破VS上川の構図
 政治部デスクによれば、

「茂木さんは総理になるため、麻生派を束ねる麻生太郎副総裁を後ろ盾としようと、蜜月の関係を維持しています。しかし、当の麻生さんにとって茂木さんは“ポスト岸田”の一人の候補にすぎない。麻生さんはここへきて、上川陽子さんを高く評価するようになっています。他にも総裁候補としては同じ派閥に属する河野太郎さんという手もある。麻生さんはポスト岸田を選ばなくてはならなくなった時に、自分が最も影響力を発揮できそうな候補を総理総裁に推すはずです」

 再び青山氏が言う。

「麻生さんは自身が総理時代に石破さんから退陣を迫られたことを根に持っていて、今も石破さんのことが大嫌い。もし石破さんが出てくるなら、それに対抗するため、“女性初の総理”という触れ込みで上川さんを推してくるんじゃないかと言う人もいます。そうすると、石破VS上川という構図になる。ただ、いくら女性初の総理と言っても、上川さんは岸田派に所属していますから、岸田さんのイメージは引きずってしまいます。麻生派では河野太郎さんも有力な候補とはいえ、いまは閣内にいる。なかなか動きづらいと思います」

 もう一人、女性候補と言えば、高市早苗経済安保相がいる。先月には国力増強をテーマにした勉強会「『日本のチカラ』研究会」を設立したことが話題となった。総裁選を見据えた勉強会と見られている。

「高市さんは保守派から根強い人気があるものの、自民党内では敬遠されています。政調会長時代からのエキセントリックな言動が目立ち、クセが強すぎるというイメージが定着してしまっています。世耕さんに噛みついたり、Twitterで岸田さんに“考えが分からない”と言ったり。党内で主流派になるのは現状では難しいと思います」

意外にもあの女性知事が
 次の総理を狙える人材はいるものの、みな決め手に欠ける。「ポスト岸田」という意味ではどんぐりの背比べ状態なのだ。

 青山氏によれば、党内で意外な名前も浮上しているという。

「小池百合子都知事です。女性候補としては上川さんよりも知名度も人気もあるということで、一部ではあるものの“小池待望論”が聞かれます。最近では、小池さんと萩生田さんが連携し、江東区長選で自民党と都民ファーストの会が相乗りして勝利しました。以前に比べ、小池さんと自民党は良好な関係になっています。自民党幹部からは“石破さんが総理になれば、派閥そのものが解体されかねないけど、小池さんなら扱いやすい”という声も出るほどです」

 そんな“ウルトラC”が聞こえてくるほど、「ポスト岸田」への関心は高い。有力候補がいない中で岸田総理が低空飛行を続けるのか、それとも新しい“顔”を立てるのか。迷走はまだまだ続きそうだ。

デイリー新潮編集部

新潮社

9169OS5:2023/12/15(金) 23:47:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/742d80634ed5ef5db6bf03dfa5ee2d5731050133
また遅刻で「血の気が引いた…」 自民・宮路氏(衆院鹿児島1区)、内閣不信任採決に間に合わず厳重注意
12/15(金) 11:44配信

南日本新聞
宮路拓馬氏

 自民党の宮路拓馬衆院議員(鹿児島1区)が13日の本会議で、立憲民主党が提出した岸田内閣不信任決議案採決に遅れ投票できず、高木毅国対委員長から口頭で厳重注意を受けていたことが分かった。決議案は自民、公明両党などの反対多数で否決された。

 宮路氏によると、業務上の電話で議場を出ている間、想定より早く議事が進み議場封鎖に間に合わなかった。取材に「血の気が引いた。大変申し訳なく猛省している」と述べた。宮路氏は昨年6月にも採決に遅れ投票できなかったことがある。

南日本新聞 | 鹿児島

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9170OS5:2023/12/15(金) 23:56:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/6df8d756daa8233365be9d5cf20a43295d4dfcb5
「安倍派ゼロ内閣」始動 安倍元総理と“犬猿の仲”?林芳正官房長官とは
12/15(金) 20:27配信

テレビ朝日系(ANN)
「安倍派ゼロ内閣」始動 安倍元総理と“犬猿の仲”?林芳正官房長官とは

裏金疑惑に揺れるなか、15日、本格始動したのが、いわば「安倍派ゼロ内閣」。
一方、辞任したばかりの安倍派の前大臣がパーティー収入のキックバック未記載を一転、認めました。

■前大臣“一転” キックバック認める
15日からスタートした“安倍派ゼロ内閣”。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、東京地検特捜部による安倍派側への強制捜査「Xデー」が迫っています。

その安倍派からは、パーティー券の販売ノルマを超えた収入をキックバックされたものの、収支報告書に記載していなかったと認める議員が相次いでいます。

自民党 安倍派・鈴木前総務大臣
「大臣を辞任するにあたりまして、事務所内で取り急ぎ調べたところ、総額で60万円、派閥から還流されていることが分かりました」

鈴木前大臣は、裏金の認識はなかったと釈明しています。

自民党 安倍派・鈴木前総務大臣
「(Q.派閥の方から『記載はするな』という指示はあったのか?)そういう記憶は本当にありません」

■「記載必要なし」派閥の指示か
その一方、安倍派所属の議員秘書らは、東京地検特捜部の任意聴取に対して「政策活動費なので記載する必要がないと派閥から指示された」と説明していることが分かりました。

特捜部では、不正が組織的に行われた可能性があるとみて、一部の議員に対し、任意の事情聴取を要請しています。

■“ピンチヒッター”林新官房長官
そんななか、安倍派の松野前官房長官に代わって岸田政権の要に就任したのは…。

自民党 岸田派・林芳正官房長官
「(Q.官房長官ご自身は、政治資金については法律にのっとって適切に処理されているんでしょうか?)私自身ということでお尋ねがありましたが、今回指摘をされておりますパーティー券収入の還流は受けておりません」

松野前長官が政府の立場にあるとして答えなかった質問に、あっさり答えた林芳正官房長官。
岸田総理の側近で、過去には政治資金問題で辞任した農水大臣の後任や加計学園問題で揺れる文部科学大臣に起用されるなど、実務能力にたけた“ピンチヒッター”として知られています。

■「安倍派ゼロ内閣」本格スタート
同じ下関にゆかりがある安倍元総理とは選挙地盤を巡って犬猿の仲とされていて、安倍派とは少なからぬ因縁があります。

自民党 岸田派・林芳正官房長官
「私の郷里の吉田松陰が好んで用いた孟子の言葉に『至誠通天』という言葉があります。誠意を持って努力すれば必ず天に通じると、こういう意味であります。そういう言葉をこの胸に刻みながら頑張ってまいりたいと」

国民の信頼回復に向けて、その手腕が問われそうです。

テレビ朝日

9171OS5:2023/12/16(土) 17:48:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/d16af2e55be2f39378f73f303f9e8a5f51a81aa7
岸田首相の散髪、なぜ多い?  年24回、安倍・菅氏の2倍【政界Web】
12/16(土) 17:00配信
時事通信
平均滞在は1時間45分
参院予算委員会で質問を聞く岸田文雄首相=11月28日、国会内

 12月10日の日曜の昼下がり、岸田文雄首相の姿は東京・神田駅近くの理髪店にあった。自民党安倍派の裏金疑惑で政権が窮地に陥る中、秘書官との打ち合わせや党幹部との会談の合間を縫って1時間40分余り滞在した。

【ひと目でわかる】岸田内閣の支持率推移

 時事通信が配信する「首相動静」によると、岸田首相は2021年10月の就任以来、月2回の高い頻度で髪を切っている。なぜこんなに理容室に通うのか、そもそも店をどう選んでいるのか。首相担当記者(首相番)が最高権力者の散髪事情を探った。(時事通信政治部 村上顕也)

 首相の日常は忙しい。多くの面会や会合を連日こなし、国会審議を前に午前6時から事務方のレク(説明)が入ることも。休日は住まいの首相公邸で過ごすことがほとんどで、公務や会食以外で外出することはめったにない。

 散髪は、働きづめの首相が私的に外出する数少ない機会だ。首相動静を分析すると、岸田氏が髪を切る頻度は年間平均24.2回。菅義偉前首相の11.4回、安倍晋三元首相の12・2回(第2次安倍政権)と比べても突出して多い。平均滞在時間は1時間45分で、公務や政務で埋まる首相動静の中でも目立つイベントだ。

閉店した「カット・イン・ソーレ」
【図解】首相の年間平均散髪回数と所要時間

 行きつけは前述の「ヘアモードキクチ神田日銀通り店」。系列の銀座店を含め、首相在任2年2カ月の間に計44回通っている。外相時代から通っていた東京・六番町の「カット・イン・ソーレ麹町店」は計3回。東京・紀尾井町のホテル内にある「ヘアサロン大野 ホテルニューオータニ ザ・メイン店」は計6回だった。

 関係者によると、首相は12年に外相に就任するまで、週末に地元・広島に帰った際に散髪することが多かった。東京を離れることが難しくなり、事務所の秘書の薦めで国会から車で5分の「カット・イン・ソーレ麹町店」に通うようになった。

 同店の元店長で、首相の担当も務めた仲沢諒さんによると、首相が注文していたのは約1万円のカットと白髪染め、顔そりのセット。21年9月の党総裁選前日にもこの店を訪れ、「翌日のニュースで総裁に選出されたことを知り驚いた」という。

 首相は党政調会長時代も含めて同店に約6年通ったが、21年11月に移転のために閉店。新店舗は東京・代々木駅近くと遠くなり、行きつけを失った首相は新たな理髪店選びの必要に迫られた。

新たな行きつけ「ヘアモードキクチ」
【図解】岸田首相の理髪店訪問回数

 カット・イン・ソーレ麹町店の閉店に伴い、首相は過去に利用したことのある高級理髪店「ヘアサロン大野」を3回続けて利用。しかし、2万円台後半という会計は「2週間に1回通うには少し高い」(首相周辺)と判断し、別店舗を模索。その結果、首相秘書官から紹介された「ヘアモードキクチ銀座店」に通うことになった。

 系列6店舗を経営する「有限会社キクチ」代表の菊地力央さんによると、首相は警備上の理由から利用店を神田日銀通り店に変更。首相を担当する理容師は当初から銀座店所属で、首相の来店時は神田日銀通り店に毎回出張しているという。

 同店でも首相はカットと白髪染め、顔そりのセットを注文。時折ヘッドスパを付けることもあるという。同店ウェブサイトによると、白髪染めのコースは税込み1万1000円で、所要時間の目安は90分。記者(村上)が個人的に同店を利用した際は、カットとシャンプー、顔そりのコースで税込み5500円。所要時間は約45分だった。

9172OS5:2023/12/16(土) 17:48:51
 首相が愛用していることについて、菊地さんは、「店として公表したことはないが、新聞を読んだお客さんや理容室を営む両親が喜んでくれることがうれしい」と語る。

 首相は今年4月、和歌山市で遊説中に爆発物が投げ込まれた事件が発生した日も、帰京後に散髪に訪れた。菊地さんは「驚いたが、心を落ち着かせるために利用してもらえたと感じ、理容師として光栄だった」と振り返った。

1年9カ月ぶり「ヘアサロン大野」
【図解】岸田首相の訪問理髪店の所在地

 42回連続でヘアモードキクチに通った首相は10月29日、1年9カ月ぶりにヘアサロン大野に足を運んだ。突然の理容室の変更に、首相が散髪に行くことを「キクチ」と呼ぶ報道各社の首相番の間には動揺が広がった。

 この日の首相は、臨時国会序盤のヤマ場、衆院予算委員会2日目の基本的質疑を翌日に控えていた。関係者によると、首相はヘアサロン大野で、カットや白髪染めのほか、ネイルケアも受けた。店長の石井良幸さんによると、同店はマッサージやヘッドスパなどのメニューが充実。爪の表面を研磨するネイルケアは、名刺交換を多くする要人に人気だという。

 記者が個人的に同店を利用したところ、広々とした個室で受けるアロマを使用したシャンプーやシェービングに安らぎを覚えた。髪や肌へのカウンセリングも手厚く、マッサージやスキンケアなどのリラクゼーションが主目的のようにも感じた。所要時間は1時間40分程度、会計は税込み1万4300円だった。

無言で静かに過ごす
散髪を終え、行きつけの理髪店から出る岸田首相=10日午後、東京・鍛冶町

 「大体2、3週間に1回のペースをずっと守っており、今まで通りだ」。首相は就任後間もない21年12月、頻繁に散髪に行く理由を記者団に問われてこう答えた。

 首相は身だしなみに気を使うことで知られる。スーツのポケットには二つ折りのくしを忍ばせ、カバンには整髪料も携える。記者は同行取材で、鏡を前にくしを入れ、身だしなみを整える首相の姿をたびたび目撃した。

 頻繁に理容室に通うのは、いつ誰と会っても失礼がないように身なりを整える政治家としてのポリシーなのだろう。

 一方で首相を担当した複数の理容師によると、首相は散髪中「無言で、静かに目を閉じている」。経済・外交・政局で難題や危機が次々と訪れる中、散髪中に心を落ち着け、政権立て直しに向けた一手を探っているのかもしれない。

9173OS5:2023/12/16(土) 17:50:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/db87e9a4b66d8ed2e95f01d56d3b2b62ffa57f63
「中継ぎ投手」松本総務相 3人が3カ月で閣内復帰 窮状の岸田政権【解説委員室から】
12/16(土) 14:00配信

時事通信
認証式を終え、記念撮影する(左から)斎藤健経済産業相、松本剛明総務相、岸田文雄首相、林芳正官房長官、坂本哲志農林水産相=14日、首相官邸

 自民党の最大派閥・安倍派の裏金疑惑で、岸田文雄首相は事実上更迭した同派4閣僚の後任に、いずれも閣僚経験者を充てた。このうちの3人は、今年8月の内閣改造で閣外に去っており、わずか3カ月での再入閣。松本剛明総務相に至っては、政治資金問題で昨年11月に辞任した寺田稔元総務相の後任として後始末を任されたばかりの再登板で、さながら野球の「中継ぎ投手」。後任人事から、岸田政権の窮状が浮かび上がる。(時事通信解説委員長 高橋正光)

【主な経歴】松本 剛明(まつもと たけあき)氏

 ◇3度目入閣も記念写真なし

 更迭されたのは、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、宮下一郎農林水産相、鈴木淳司総務相。松野、西村両氏は、安倍派の実力者「5人衆」の一人で、派閥の実務を取り仕切る事務総長経験者でもある。後任は順に、岸田派の林芳正、無派閥の斎藤健、森山派の坂本哲志、麻生派の松本の各氏。新人を充てなかったのは、後任に不祥事が発覚して辞任という事態になれば、政権の致命傷になりかねないとの判断からとみられる。

 このうち、松本氏は旧民主党から無所属を経て自民党に移籍した衆院当選8回のベテラン。旧民主党の菅直人内閣で外相を務めており、今回で3回目の入閣となった。実は、外相就任も、外国人からの献金受領で前原誠司氏が引責辞任したことに伴うもの。3回連続での緊急登板だ。

 衆院選後の新内閣発足時や、全員に辞表を提出させて閣僚を入れ替える内閣改造時には、首相と全閣僚らが首相公邸の階段で、記念写真を撮るのが恒例。閣僚経験者のほぼ全員が、議員会館の事務所に、入閣時の記念写真を飾ってある。

 しかし、松本氏は3回とも緊急登板のため、この写真はなし。3回入閣しながら、首相と全閣僚による記念写真がないのは、自民党の歴史で前例がないとみられる。まさにギネスものだ。

 自民党関係者によると、麻生太郎副総裁は2021年10月の衆院選後の第2次岸田内閣発足に際し、幹事長に異動する茂木敏充外相(当時)の後任に松本氏を推薦。しかし、首相は自身の派閥の林氏を起用した経緯がある。麻生氏の意見が通っていれば、松本氏は外相として、記念写真に納まっていた。

 そもそも、辞任する閣僚の後任の人選に当たっては、辞める経緯や後任の条件、政権の現状などさまざまな観点から首相が判断する。3回連続で辞任閣僚の後釜に声が掛かった松本氏は、奇遇と言えよう。


林官房長官、苦渋の決断
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=14日、首相官邸

 定例記者会見で裏金疑惑の説明を拒否し続けた松野氏の後任は林氏。これまで、防衛相、経済財政担当相、農水相(2回)、文科相、外相を務めており、7回目の入閣となった。このうち、経済財政担当相、農水相(2回目)は、前任者の辞任を受けたもので、緊急登板は3回目だ。投手に例えれば、先発もリリーフもこなせる「エース」。

 豊富な閣僚歴が示すように、さまざまな政策に詳しく、答弁も安定しており、「ポスト岸田」候補の1人。党内の予想に反して9月の改造で外相を退任し、無役となった。首相には、林氏に「派内をまとめ、派閥として政権を支える体制を強化させる」(周辺)狙いがあったとされる。

 にもかかわらず、首相が林氏を「内閣の要」の官房長官に据えたことは、政権の窮状を表していると言えよう。党関係者によると、首相は9月まで防衛相を務めた無派閥の浜田靖一氏に官房長官を打診したが、固辞されたという。首相にとって林官房長官は、苦渋の決断だったに違いない。

 西村氏の後任の斎藤氏はかつて、石破茂元幹事長が率いた旧石破派に所属したが、現在は無派閥。これまで、農水相、法相を務めており、衆院当選5回で3回目の入閣。経産官僚出身で、経産行政に精通しており、妥当な人選と言えよう。

9174OS5:2023/12/16(土) 17:50:56
◇森山派から農水相

 農水相の坂本氏は、県議出身の衆院当選7回。菅義偉内閣で地方創生相を務めており、2回目の入閣となった。所属する森山派は、領袖(りょうしゅう)の森山裕総務会長ら8人の小派閥。森山氏は、菅前首相や二階俊博元幹事長と親しく、森山派は政権と距離を置く非主流派に位置付けられるが、首相は非主流派とのパイプ役として、森山氏を重用している。

 首相は、森山派が他の5派閥と異なり、東京地検特捜部の捜査対象になっておらず、同派から閣僚を起用してこなかったことも考慮し、坂本氏を充てたようだ。同氏は農水族の一人で、森山氏自身も農水相を経験した農水族の最大実力者。農林水産行政は当面、党側では森山派が主導することになりそうだ。

 一方、交代した副大臣は5人。文科は無派閥の阿部俊子、内閣府は岸田派の古賀篤、外務は無派閥の柘植芳文、経産は茂木派の上月良祐、防衛は森山派の鬼木誠の各氏に落ち着いた。副大臣の後任をめぐっても、官房長官人事と同様、打診を断った議員がいたようだ。岸田政権の先行きを危惧し「泥船に乗りたくない」との判断があったとみられる。

内閣支持率、退陣前夜の様相
 時事通信社が8〜11日に実施した12月の世論調査によると、岸田内閣の支持率は17.1%(前月比4.2ポイント減)で、自民党が12年12月に政権に復帰して以降、最低を更新。初めて2割を切った。不支持率は58.2%(同4.9ポイント増)。自民党の支持率も18.3%(同0.8ポイント減)で、2カ月連続で2割を下回った。

 内閣支持率に限れば、衆院選で敗北し野党に転落する直前の麻生内閣末期(16.3%)とほぼ同水準で、「退陣前夜」の様相と言える。また、当時の自民党支持率は15.1%。ただ、特捜部の捜査が進めば、自民党の支持率がさらに低下する可能性が高く、党の支持率も「退陣前夜」となるのは時間の問題と思える。

 こうした状況を踏まえ、今後の政治日程を見ると、来年1月に通常国会が召集され、2、3月は衆参予算委員会で、24年度予算案が審議される。審議では首相が、自民党の裏金問題で野党の追及を受けるのは必至。首相が期待する、春闘での大幅賃上げが実現しても、裏金問題で帳消しとなり、政権浮揚につながりそうもない。党内では、リクルート事件で退陣に追い込まれた竹下内閣を引き合いに、予算成立後に岸田内閣が総辞職する「予算花道論」が真剣に語られ始めた。

 もし、安倍派などの裏金疑惑が事実だった場合、国権の最高機関、立法府に身を置く人間が集団で、違法に資金集めをしていたことになる。しかも、政治資金は非課税だ。物価高で苦しい生活を強いられている国民の怒りは、頂点に達するだろう。

 「国民の声が自民党に届いていない」「民主主義の危機」。首相が21年9月の総裁選で、菅政権を批判した言葉だ。世論調査の数字は、国民の声が「岸田政権退陣」に集約されつつあることを物語る。

 首相は党内の全派閥に解散を求めるなど、抜本的な党改革案を打ち出さない限り、国民の信頼を取り戻すのは難しいだろう。それをせずに政権にとどまり続ければ、それこそ、菅政権の比ではない「民主主義の危機」。そう断じても過言ではない。

9175OS5:2023/12/16(土) 17:52:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/03355fd96d33337de4ecb54067c098b88acfb551
岸田政権止まらぬ危機 求心力低下、底割れ現実味 早期退陣シナリオも〔深層探訪〕
12/16(土) 7:00配信
時事通信
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=14日午後、首相官邸

 自民党派閥の政治資金パーティー問題に端を発した政権の危機が深刻さを増している。岸田文雄首相は裏金疑惑の渦中にある安倍派所属閣僚の一斉更迭に踏み切ったが、後任人事は難航。求心力低下をより印象付けた。支持率の「底割れ」も現実味を帯び、来年9月末の党総裁任期を待たずに退陣に追い込まれるシナリオも語られ始めた。

【ひと目でわかる推移グラフ】岸田内閣の支持率推移

 ◇幻の「無派閥」長官
 「国民の信頼を取り戻せるよう取り組んでいきたい」。首相は14日昼、公明党の山口那津男代表と首相官邸で会談し、パーティー問題への対応を説明した。ただ、具体策には言及せず、山口氏から「抜本的出直しを」「毅然(きぜん)たる対応が望まれる」と厳しい注文が飛んだ。

 安倍派4閣僚らの交代を受けた新体制は14日夕に発足したが、そこに至るまでの舞台裏は首相の思惑とかけ離れた展開を見せた。

 松野博一氏更迭に伴う官房長官人事について、首相は当初、無派閥のベテラン浜田靖一前防衛相の起用を検討。同様に無派閥の梶山弘志幹事長代行らの閣僚起用も浮上した。パーティー問題と関わりがないと判断されたためだ。安倍派との亀裂が隠し切れなくなる中、党内の無派閥議員から信望を集める浜田氏らの取り込みを図る狙いもあったとみられる。

 だが、名前の挙がった対象者は口々に「絶対にやらない」「名前を出されても困る」と難色を示す。浜田氏は首相の意向を伝えた木原誠二幹事長代理に拒否する考えを伝え、梶山氏入閣も実現しなかった。ある閣僚経験者は主要派閥の一つについて「閣僚は出さないと首相に言ったようだ」と明かす。

 最終的に首相はお膝元の岸田派から林芳正氏を官房長官に起用した。9月の内閣改造で唐突に外相ポストから外した林氏の再登用は、「泥船」を見限り始めたかのような党内の雰囲気を浮き彫りにする。ある党関係者は「最初から岸田派の起用しか手はなかったのに」と話した。

 ◇打開へ「唯一の道」
 東京地検特捜部は近く安倍派側への強制捜査に乗り出すもようだ。他派閥にも捜査が進む可能性が取り沙汰されており、自民内は「どこまで対象になるのか」(中堅)と疑心暗鬼が広がる。

 公明の北側一雄副代表は14日の記者会見で、「捜査を待つのではなく、自民党自ら事実関係の解明をやってほしい」と踏み込んだ。

 だが、これまで自民の対応は派閥パーティーの自粛など弥縫(びほう)策が目立つ。森山裕総務会長は政治資金規正法改正について「必要があれば勇敢に取り組まなければいけない」と述べるが、こうした声は少数にとどまる。真相究明へ主体的に動く気配もほぼない。

 首相は14日夜、再発防止策について記者団に問われ、「実態を把握し、原因、課題を抽出していかなければいけない。それを踏まえて判断する」と述べるにとどめた。13日の会見でも具体策を語っていない。

 「独自で徹底調査などすれば、辞めなければいけない議員が続出する」。政治資金の問題に後ろ向きな自民の事情について、ある政府関係者はこう解説した。

 一向に自浄作用が働かない政権の姿勢に、世論が見限る兆しも見え始めた。時事通信の12月の世論調査では内閣支持率17.1%、自民支持率18.3%と、2012年の政権復帰後の最低を更新。深刻な数字に岸田派中堅は「首相に衆院解散に打って出られる力はもうない」と認める。

 来年4月には細田博之前衆院議長の死去に伴う衆院島根1区の補欠選挙が行われる見通しだが、捜査の結果次第で補選が増える可能性がある。政府関係者は「岸田さんが『顔』のままで戦えるのかとの声が広がるだろう」と警戒。党幹部の一人は「首相が責任を取って退陣すること。これしか党を救うことはできない」と明言した。

9176OS5:2023/12/16(土) 17:53:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/092410dd3cefc90e8f789c65052333eadfedd662岸田首相、安倍派一掃でも変えられない派閥政治 「死人に口なし」で捜査の標的は歴代事務総長に
12/16(土) 6:02配信


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東洋経済オンライン
閣議に臨む岸田文雄首相(写真:時事)

 リクルート事件に並ぶ政治と金のスキャンダルとなった安倍派(清和政策研究会)の「巨額裏金疑惑」は、臨時国会閉幕を受け、週明けにも東京地検特捜部が同派への強制捜査に着手する見通しだ。その結果次第で自民党最大派閥が分裂・崩壊する可能性もある一方、支持率下落に苦闘する岸田文雄首相も「絶体絶命の大ピンチ」に追い込まれつつある。

 この危機的事態を踏まえ、岸田首相は党・内閣の主要ポストを占めていた松野博一官房長官をはじめとする安倍派5人衆を、すべて交代させるという人事を決断した。しかし、多くの国民が求める派閥の解消や、抜け穴だらけとされる政治資金規正法改正には及び腰の姿勢が際立ち、「危機打開への熱意や意欲が感じられない」(自民長老)のが実態だ。

 その一方で、異例の総力態勢で疑惑解明に挑む検察当局にとっても、組織的裏金作りの“主役”とも位置づけられる安倍晋三元首相、細田博之前衆院議長(いずれも故人)は「死人に口なし」で、10年前に政界を引退した森喜朗元首相には「時効」という壁が立ちはだかる。

 このため「必ずバッジ(国会議員)を挙げる」と意気込む検察側は、数千万円単位での裏金のキックバックを受けていた議員だけでなく、松野氏ら歴代安倍派事務総長を標的に立件を狙う構え。ただ、来年1月中下旬とされる次期通常国会召集までの「超短期決戦の捜査」となるだけに、「今後の展開は極めて不透明」(政界関係者)との見方も広がる。

■紆余曲折の果ての「林官房長官」

 臨時国会の13日閉幕を受け、岸田首相は14日、安倍派所属の4閣僚を事実上更迭したうえで、政権の要となる官房長官に岸田派座長の林芳正前外務相を充てるなどの一部交代人事を行った。西村康稔経産相の後任に無派閥の斎藤健前法相、鈴木淳司総務相の後任に麻生派の松本剛明前総務相、宮下一郎農水相の後任に森山派の坂本哲志元地方創生担当相を任命し、安倍派所属の副大臣5人と政務官1人も交代させた。

 岸田首相としては閣僚メンバーから安倍派を一掃し、他派閥の閣僚経験者を後任に据えることで、危機的事態を打開するきっかけとしたい考えとみられる。人事の手続きを終えた後、岸田首相は官邸で記者団の取材に応じ「所属する政策集団(派閥)がどこかではなく、1人ひとりの意向や事情を勘案して判断した」と説明したうえで、「党全体が一致結束していくことが重要だ」と強調した。

 今回の交代人事の最大の注目点は、岸田政権発足以来、岸田首相の女房役で政権の要となる官房長官を務めてきた松野氏の後任選びだった。最終的に岸田派の座長として同派を取り仕切る立場の林氏の起用で落着したが、「茂木派や無派閥の有力者にも打診したが固辞されたため、当初は官房長官就任を渋っていた林氏を口説き落とすという紆余曲折の果ての人事だった」(岸田派幹部)とされる。

 林氏は官房長官就任が内定した14日朝に記者団に対し「『青天のへきれき』という言葉がふさわしいが、岸田総理から『厳しい状況の中だが、支えてもらえないか』と言われた(ので応諾した)。持てる力を発揮できるよう誠心誠意、努力したい」と語ったがその表情や口ぶりには複雑な心境が隠せなかった。

9177OS5:2023/12/16(土) 17:54:14
■麻生氏らへの配慮と忖度がにじむ後任人事

 また、林氏とともに安倍派4閣僚の後任となった3氏をみても、総務相となった松本氏は麻生太郎副総裁の率いる麻生派の大幹部で、岸田首相の麻生氏への配慮がにじむ。経産相に起用された斎藤氏は、通産官僚出身という経歴が買われたとされるが、将来の岸田派入会が取り沙汰されている人物だ。また、新農相の坂本氏は農林族の大物でもある森山総務会長の側近で、党で政権を支える森山氏の意向を忖度したとみられている。

 その一方で、党執行部からも、安倍派5人衆の萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長の交代が決まっている。閣僚交代人事と並行して萩生田氏ら3氏がそれぞれ、岸田首相や茂木敏充幹事長に辞意表明したからだ。ただ、岸田首相は自民総裁として「政府与党の最優先課題となる2024年度予算案の決定までは職にとどまってほしい」と要請、3氏も受け入れる意向とされる。

 その中で、自民党内に複雑な波紋を広げたのが、萩生田氏の言動だ。同氏は人事に先立つ11日、「(安倍派所属の)閣僚や副大臣が辞めなければならないのであれば、政調会長の責任も、同等あるいはそれ以上に大きなものがある。(人事は)首相の専権事項だが、出処進退については自分で決めたい」と記者団の取材に応じ発言したという。

 そもそも、安倍派の次期会長候補の本命とみられてきたのが萩生田氏。それだけに自民党内には「岸田首相の安倍派一掃という方針に異議を唱え、『安倍派は反岸田に回る』と脅しをかけた」(自民長老)との憶測が飛び交う事態となった。

■「進退は自分で」との萩生田発言の複雑な背景

 ただ、萩生田氏はこの発言に先立って10日に岸田首相と会談している。萩生田氏自身もこの会談について「首相から『税制、予算と大切な仕事を目の前にしてしっかり対応してほしい』と言われた」と説明しており、官邸サイドから「双方が互いの立場を理解し合ったうえでの、萩生田氏の政治的パフォーマンス」との声も漏れてくるなど「今のところ真相は不明」(閣僚経験者)だ。

 ただ、麻生副総裁と並ぶ岸田首相の後見役とみられている森元首相は地元紙のインタビューで、「安倍派の結束維持には萩生田派への衣替えが必要」との趣旨の発言をしている。このため「安倍派の分裂・解体を恐れる森氏が仕掛け、岸田首相にも伝達済み」(森氏周辺)との声も出るが、現状をみる限り「まさに百鬼夜行の闇試合」の様相を濃くしている。

 こうした安倍派をめぐる複雑怪奇な蠢きをさらに加速させたのが同派の宮沢博行前防衛副大臣。同氏は副大臣在任中の13日、東京地検が裏金疑惑の“核心”として捜査している販売ノルマの超過分に対するキックバック(資金還流)について「(政治資金収支報告書へ)記載しないでよいと派閥から指示があった」と明言、同派所属議員として初めて安倍派の組織的裏金作りへの指示を認めたからだ。

 宮沢氏は同日、国会内でわざわざ記者団の取材に応じたもので、その中で「長年やってきているので適法と推測し、指示に従った」と釈明。指示した人物の特定は避けたうえで「(主な使途は)政治活動としての交際費」と説明する一方、「黙っていろと言われたが、早く潔白を説明したいと多くの議員が思っている」と箝口令を敷く同派幹部の姿勢を批判した。

9178OS5:2023/12/16(土) 17:54:35
■安倍派混乱を拡大させた宮沢氏の「暴露」

 さらに宮沢氏は14日に副大臣の辞表を提出した後メディアのインタビューに対し「(キックバックは)3年間で140万円」「派閥の方から『しゃべるな、しゃべるな』といわれた」「(発言したことに)悔いはない」などと同派一掃への憤懣もぶちまけた。

こうした安倍派の混乱が拡大する中、14日に公表された時事通信の12月世論調査(8〜11日実施)では、内閣支持率が17.1%まで下落、18.3%とこちらも下落した自民党支持率との合計は約35ポイントと「まさに政権維持の危険水域」となった。今後の各メディアの調査での支持率下落は必至とみられる。

 そうした状況にもかかわらず、15日午前の交代人事後の初閣議では、岸田首相の笑顔と明るさがひときわ目立っていた。これについて、与党内からは「目の上のたんこぶだった安倍派の一掃と抑え込みに成功したことへの達成感」(自民長老)との皮肉な見方も出るが、「テレビ画面でこの様子を見た国民は、ますます政権批判を強める」(閣僚経験者)ことは間違いなさそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

9179OS5:2023/12/16(土) 20:07:34
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231216-OYT1T50051/
安倍派議員の聴取に着手…裏金疑惑、対象者は高額還流中心に数十人に及ぶ見通し
2023/12/16 05:00
裏金疑惑

スクラップ
 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)による政治資金パーティー収入の裏金化疑惑で、東京地検特捜部が同派所属議員(99人)のうち一部について、任意での事情聴取に着手し、週明けにかけて重点的に行うことが関係者の話でわかった。聴取は高額のキックバック(還流)を受けていた議員らを中心に行い、金額や使い道などのほか、政治資金収支報告書に記載しなかった経緯や認識などについて確認するとみられる。

 関係者によると、安倍派ではパーティー券販売のノルマ超過分を議員側に還流し、派閥側、議員側双方の収支報告書に収支を記載せず裏金化していた疑いがある。還流分は2018〜22年の5年間で計5億円に上るとみられている。

 特捜部は応援を含め検事50人規模で、同派の会計担当職員や所属議員の秘書らを対象とした捜査を進めてきたが、臨時国会が閉会したことなどを受け、議員本人から任意で事情聴取を実施する態勢を整えた。週明けにかけて行われる聴取では、実際に販売したパーティー券の売り上げや派閥からの還流分の金額を確認するなどして不記載額を特定するとともに、使い道などについても確認するとみられる。聴取対象者は数十人に及ぶ見通しという。

記者団に囲まれながら首相官邸に入る松野官房長官(当時)=13日
 同派では、事務総長経験者の松野博一氏(61)、高木毅氏(67)ら数十人側が還流分を裏金化した疑いがあり、その額が1000万円を超えるのは両氏側を含め10人以上いるという。大野泰正参院議員(64)側では5000万円超、池田佳隆衆院議員(57)側と谷川弥一衆院議員(82)側では各4000万円超の裏金化が疑われている。


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 また、特捜部が所属議員の大半の秘書から任意で聴取したことも判明。このうち複数の秘書が、派閥から還流された現金について「収支報告書に記載しないよう派閥から指示があった」と供述しているという。

東京地検などが入る検察合同庁舎
 特捜部は秘書らからの聴取結果も踏まえ、派閥側が裏金化を主導したとの見方を強めており、同派の会計責任者について政治資金規正法違反(不記載、虚偽記入)容疑での立件を検討。会計責任者はこれまでの任意の事情聴取に対し、収支報告書に記載しなかった事実関係を認めた上で、還流の仕組みについて説明しているという。

 パーティー収入の過少記載疑惑は「志帥会」(二階派)と「宏池会」(岸田派)にも浮上している。特捜部は高額の裏金作りが組織的に行われていた疑いのある安倍派を集中的に調べ、近く強制捜査に踏み切る方針だ。

9180OS5:2023/12/16(土) 20:08:35
https://www.tokyo-np.co.jp/article/296034
裏金問題でも…政権の窮地にいつも呼ばれる 新官房長官の林芳正氏ってどんな人? 安倍家とも因縁
2023年12月14日 20時29分
自民党派閥の政治資金パーティーの裏金問題で、閣僚から安倍派が一掃された。窮地に立つ岸田文雄首相が、代わりに政権の要となる官房長官に起用したのは自身の側近、林芳正氏(62)だった。
過去にも政権を揺るがすスキャンダルで、火中の栗を拾ってきたピンチヒッターだ。数々の政権の危機を救ってきた林氏とはいかなる人物なのか。(デジタル編集部)
◆起用は「晴天の霹靂」
林氏は14日夜の就任会見で、記者から官房長官に起用された感想を問われると、「晴天の霹靂(へきれき)だった」と明かした。
官房長官に就任した林芳正氏=12月14日、首相官邸で
官房長官に就任した林芳正氏=12月14日、首相官邸で

その上で「厳しい状況の中、総理を支え、微力ではありますが、誠心誠意、努力していきたい」と抱負を述べた。
林氏は岸田派でナンバー2の座長を務めており、岸田首相の次のリーダー候補と目される。いわば岸田首相の側近中の側近だ。
会見では、岸田首相を「長年の同士」「(1995年の)初当選のとき以来、同じ政策集団の仲間」と評し、「お互い率直に意見交換し合える仲。私からも忌憚のない意見を申し上げながら職責を果たしたい」と決意を語った。
岸田派の国会議員のベテラン秘書は、林氏の官房長官への起用について「官房長官は首相を守る存在。岸田首相は女房役として本当に信頼できる人を選んだんだと思う」とし、「何でもできるオールマイティーな人なので、派閥関係なく納得の人事だろう」と話す。
◆岸田首相は安倍派排除の狙いを否定
ただ、裏金問題では、岸田派でもパーティー収入の不記載が取り沙汰されている。
裏金問題に関し、林氏は「私自身は、(岸田派から)パーティー券収入の還流は受けていない。宏池政策研究会(岸田派)から私の政治団体に対して寄付はなされているが、政治資金規正法に則り対応している」と述べた。
13日の会見で「自民党の体質を一新すべく先頭に立って闘うのが自分の務めだ」と述べた岸田首相。最大派閥の安倍派を内閣から一掃し、側近を起用した今回の人事について、排除された派閥の心境はいかばかりか。一部の安倍派からは反発の声も聞こえる。
14日、記者団の取材に応じる岸田首相
14日、記者団の取材に応じる岸田首相

岸田首相は14日、人事の狙いについて、報道陣に「所属する政策集団がどこかということではなくて、一人一人の意向や事情を勘案した上で判断をした。事実、清和政策研究会(安倍派)でも、大臣政務官は大部分留任してもらった」と、安倍派排除の意図を否定。
「今後も個別の政策集団の立場がどうだなどというのではなくして、党全体の課題として、全体が一致結束していくことが重要」と訴えた。
◆地元は山口、安倍家とはライバル
林氏は、安倍派を率いた安倍晋三元首相とは因縁浅からぬ関係にある。
地元は同じ山口県。林家と安倍家はライバルだった。
かつて中選挙区制時代、父の林義郎氏と安倍元首相の父・晋太郎氏とは激しい選挙戦を繰り広げてきた。今でも地元の首長や地方議員の選挙となると、安倍派、林派に分かれてしのぎを削る。
◆安倍元首相の後継と公認争い
林氏は1995年、参院山口選挙区で初当選した。2012年には、参院議員ながら自民党総裁選に立候補し、安倍元首相と争ったこともある。
安倍晋三元首相
安倍晋三元首相

2021年に念願の衆院山口3区への鞍替えを果たす。
安倍晋三元首相の地盤である山口4区と隣り合う選挙区。安倍元首相死後、区割り変更で次期衆院選から山口の議席が4から3に減ることになり、公認候補者調整を迫られた。
安倍元首相の後継、4区の吉田真次氏との公認争いの結果、党本部が次期衆院選の新3区の候補者に選んだのは、林氏だった。
◆政権スキャンダルのたびに…
林氏はこれまでも防衛相や農相、外相など重要閣僚を歴任し、政策通として知られる。安倍政権の下でも、3度にわたって閣僚に起用されており、実務能力の高さには定評がある。
注目すべきは、その起用のタイミングだ。
2015年、2度目の農相就任は、政治資金問題で大臣を辞任した西川公也氏の後任だった。
2017年には、加計(かけ)学園の獣医学部新設を巡って安倍元首相の関与が取り沙汰されている中、学部新設を認可する文科省の大臣として矢面に立った。
今回は、派閥パーティーの裏金問題を巡り、岸田政権が窮地を迎えている中、三たびピンチヒッターに立つこととなった。

9181OS5:2023/12/17(日) 09:12:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/dda3cf3d7bdb26b73dc475375939aca35ceaf1fd
<独自>安倍派複数議員「中抜き」 パーティー収入不記載拡大、10億円超か
12/17(日) 1:15配信
産経新聞
安倍派を巡るパーティー収入「中抜き」の流れ

自民党の派閥のパーティーを巡る問題で、最大派閥・安倍派(清和政策研究会)の複数の所属議員がパーティー収入のノルマ超過分100万円以上を安倍派に納入せず、政治資金収支報告書に記載しないまま「中抜き」していたことが16日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は安倍派からのキックバック(還流)に加えて、中抜き分についても政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)の疑いで捜査を進めているもようだ。

【表でみる】自民党の主な"疑惑"の議員

安倍派は平成30年〜令和4年分のパーティー券の販売ノルマ超過分を収支報告書に記載せずに還流し、不記載額は収支合わせて10億円に上る恐れがある。中抜き分を加えれば、不記載額はさらに膨らむ可能性がある。

特捜部は、安倍派の議員への任意での事情聴取も開始。今後、対象を広げていく。特捜部はパーティー収入の一部を不記載にした経緯について安倍派や議員の関連団体の会計責任者だけでなく、議員本人の関与を慎重に調べている。

関係者によると、安倍派はパーティー券用の口座を用意し、パーティー券を購入する支援者は議員ごとに割り振られたパーティー券番号を名義に添えて送金。派閥として議員ごとのパーティー券販売額を集計し、後日、ノルマを超えた分を議員に還流していた。

一方、所属議員の一部は支援者に対し、安倍派の口座ではなく、個人のパーティー券用口座に送金するよう依頼。個人口座からノルマ分だけを安倍派に納入し、超過分は中抜きして議員側の支出に充てたり、ノルマ未達の場合の補塡(ほてん)に充てたりしていたという。

議員の関連団体の収支報告書には記載していなかったといい、関係者によると、中抜き額が100万円を超える議員も複数確認されている。

安倍派側では確認が困難とみられ、特捜部は個人の口座などを調べ、中抜き分の資金の流れの解明も進めている。

9182OS5:2023/12/17(日) 10:27:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/f54aeb940de20a80b2ebee65fadcb3d0a404155a
自民の元派閥幹部「パーティー券100枚、200万円分がノルマ」…届かなければ自腹も
12/16(土) 19:19配信

読売新聞オンライン
自民党本部(東京・千代田区で)

 自民党安倍派が政治資金パーティー収入を還流させて裏金化していた疑惑を巡り、読売新聞は富山県選出の自民党国会議員にアンケートを行った。安倍派所属の2議員は「慎重に事実関係を確認して適切に対応する」とした。現在のところ県内の国会議員で疑惑は浮上していないが、地方議員からは中央政界の混乱に対して憤りの声が上がっている。


 安倍派に所属しているのは、野上浩太郎参院議員(富山選挙区)と田畑裕明衆院議員(1区)だ。野上氏は「刑事告発されている件でもあり、慎重に事実関係を確認し、適切に対応する」とコメント。田畑氏は「県民の皆様に疑念を抱かせる結果となっていることは、政策集団の一員として残念かつ申し訳ない気持ちでいっぱいだ。失われた信頼を得られるよう努める」とし、適切に対応する考えを示した。

 一方、安倍派以外では、橘慶一郎衆院議員(3区、無派閥)は「派閥に入っておらず、パーティーも開催していない」とコメントした。上田英俊衆院議員(2区、茂木派)は、キックバック(還流)を受けていたことを認めた上で「政治資金収支報告書に記載している」とした。堂故茂参院議員(富山選挙区、茂木派)も「派閥からの寄付金を受けたことはあるが、正確に収支報告書に記載している」とした。

 自民党県連は14日、常任総務会を開いた。米原蕃会長代行はあいさつで「国会議員の皆さんが体たらくで、極めてはなはだ本当にはらわたが煮えくり返るような思いだ」と憤った。

 宮本光明県連幹事長は「あまりにもずさんであきれる。党員や支持層に、大変な疑念を持たれていることは間違いない」と指摘。県内の国会議員については「(問題ないと)信じたい。事実がないのなら、それを明らかにしてもらわないといけない」と語った。

 一方、立憲民主党県連の菅沢裕明代表は「国会議員や派閥が真相解明、説明責任を果たしていないことに大きな憤りを感じる」と述べ、内閣総辞職を迫った。

「政党交付金だけでは足りない」
 自民党のある派閥幹部経験者が読売新聞の取材に応じ、派閥のパーティー券販売の実態などについて証言した。

 この元派閥幹部の場合、パーティー券100枚(1枚2万円)200万円分がノルマだった。企業などに購入を依頼するが、ノルマに届かない分は自らが負担することもあったという。「ノルマをこなすのは大変だ。多くの議員はそこまで余裕をもって売れていなかったはずだ」と話す。

 派閥から所属議員には、夏と冬にいわゆる「氷代」「餅代」が現金で支給され、この元派閥幹部は政治資金収支報告書に記載していたという。秘書の雇用や事務所の家賃など政治活動には多額の費用がかかるといい、「政党交付金だけでは足りなかった」と語った。

 安倍派の裏金疑惑については、「信じられない。ばれないと思っていたのか」と驚く。裏金の使途は明らかになっていないが、「もし地方議員にばらまかれていれば、問題が各地方に広がる恐れがある」と懸念した。

9183OS5:2023/12/18(月) 07:48:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/c81cc3781935431497ea5213fa20334f225598f9
安倍派「瓦解」の見方も 裏金疑惑、身内に反発 派閥パーティー
12/18(月) 7:07配信
時事通信
自民党安倍派のパーティーで壇上に上がる同派幹部=5月16日、東京都港区

 政治資金パーティー収入の裏金化疑惑が火を噴いた自民党安倍派(清和政策研究会)について、瓦解(がかい)が進むとの見方が出ている。

 派閥ぐるみの裏金化の手口や口止め工作に関する証言を機に、派内で不満や焦りが一気に拡大。指導部も事実上崩壊しており、最大派閥は大きな曲がり角に差し掛かっている。

 「『しゃべるな、しゃべるな』。これですよ」。13日、国会内で記者団にこうぶちまけたのは、安倍派の宮沢博行氏(衆院当選4回、防衛副大臣を辞任)だ。キックバック(還流)について派から「収支報告書に記載しなくていい」と指示されたと明かし、かん口令の存在も明言。「もう各議員の判断で動く段階に来ている」と踏み込んだ。

 他の主要派閥の2倍程度の99人を抱える安倍派。2000年代の森、小泉両政権で勢力を増し、12年からの第2次安倍政権下で隆盛を誇った。だが、安倍晋三元首相の死後は常に「分裂含み」と見られ、8月に発足した集団指導体制を巡っても派内で反発が続いていた。

 宮沢氏の証言に対しては、派内に「あれはだめだ」(中堅)と批判が上がる半面、「地元の空気は相当厳しい。やむにやまれず話したのだろう」(閣僚経験者)と同情的な声も少なくない。

 松野博一前官房長官や西村康稔前経済産業相ら有力幹部「5人衆」はそろって政府や党の要職辞任となった。捜査の進展に戦々恐々とする雰囲気が覆う中、「証拠隠滅を疑われる」(若手)との懸念もあり、派の集まりのみならず、同僚間の連絡も控えがちという。「派閥の体を成していない」。ある所属議員はこう吐き捨てる。

 体制立て直しに向けては、裏金への関与が比較的低そうな5人衆の一角、萩生田光一氏(政調会長)が中軸になるとみる向きがある。衆院当選4回ながら総務会長経験者で、派を創設した福田赳夫元首相を祖父に持つ福田達夫氏を挙げて「引っ張っていくのでは」と語る党関係者もいる。

 ただ、5人衆は今も具体的な説明を避け、疑惑は底なしの様相だ。「中堅以下は安倍派の看板で選挙を戦うのは厳しい」(党ベテラン)との見方も出ており、派内には「離脱者は避けられない」「半分は出ていく」と悲観的な声が相次ぐ。

 「清和会」という名称には「清廉な政治は人々を穏やかにする」という意味が込められている。田中角栄元首相の「金権政治」に対抗するとして発足した経緯があるが、中堅の一人は「存在意義を失ったということだ」と言い切った。

9184OS5:2023/12/18(月) 14:16:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb284f55a02926b73348c3314948105f6479f968
絞られる次期首相の条件、「ポスト岸田」の一番手は初の女性首相か
12/18(月) 11:17配信



 派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、岸田首相は安倍派の4閣僚を交代させた。安倍派に属する主要な党役員も相次いで辞意を表明している。
 岸田政権がいつまで続くのか、先を見通すのは難しいが、足もとの混乱を乗り切れば、来年9月の総裁選まで延命する可能性も出てきた。
 「ポスト岸田」には、岸田派、麻生派、茂木派からなる主流派、二階派、森山派、菅グループや石破グループなどの非主流派、安倍派からなる反主流派がそれぞれ候補を出すことになる。その中でも可能性の高い一番手は誰か? 
 (宮前 耕也:SMBC日興証券 日本担当シニアエコノミスト)

【著者作成グラフ】自民党支持率の推移。長らく安定していたが、今はこんな感じ

 12月7日に寄稿した拙稿「メインシナリオは来春から夏の総辞職、危険水域に達した岸田政権の続投の道筋」では、来年に想定される3つの政治シナリオを提示した。だがその後、自民党の安倍派など主要派閥における政治資金パーティー収入を巡る問題が急速に深刻化している。

 岸田首相は14日に安倍派に属する閣僚と副大臣を交代させた。また、安倍派に属する主要な党役員が相次いで辞意を表明している。政局は年末に大きく変動しており、来年の政治シナリオについて再考せざるを得ない状況だ。

 従来、来年の春から夏に掛けての内閣総辞職をメインシナリオに考えていた。だが、政治資金問題により、岸田政権がいつまで続くか予想が難しくなっている。一方で、「ポスト岸田」に求められる条件はある程度絞られそうだ。

 【安倍派の排除】
<閣僚交代、党役員辞任>

 11月14日に岸田首相は安倍派の4閣僚を交代させた。松野官房長官の後任には林前外相(岸田派)、西村経産相の後任には斎藤前法相(無派閥)、鈴木総務相の後任には松本前総務相(麻生派)、宮下農相の後任には坂本元地方創生相(森山派)を起用した。4名とも閣僚経験者で、うち3名は岸田内閣での経験者だ。

 また、安倍派の萩生田政調会長や高木国対委員長、世耕参院幹事長が相次いで辞表を提出した。2024年度当初予算が閣議決定されると目される22日までは任にとどまり、その後交代する模様だ。

 一時は、党役員や大臣のみならず、副大臣と政務官全ての安倍派メンバーを交代する案が取り沙汰された。結局、副大臣は交代となるも、政務官は留任で落ち着いた。

 ただ、13日の国会で立憲民主党の泉代表が「この危機的状況の中で裏金議員の一掃よりも、安倍派一掃を画策しているよう」と指摘したように、安倍派の排除と受け止められても仕方のない展開となった。安倍派は岸田首相に対する不満を強めているだろう。

 <安倍派の帰趨が重要に>

 今後の政局を見る上で、安倍派の帰趨が注目される。これまで安倍派は岸田政権を支える立場であったが、反主流派とでも呼ぶべき立ち位置に転じそうだ。ただ、反主流派として安倍派が自民党内で影響力を持つか否かは不透明だ。

 安倍派が影響力を持つためには、会長などリーダーを据えてまとまる必要がある。今後の政治資金問題の展開次第となるが、いわゆる安倍派5人衆の中では、派閥の事務総長を経験していない衆院議員である萩生田氏が会長候補となる可能性がある。

 会長などリーダーを据えることができない状況では、派閥が分裂する危機に直面するか、もしくは分裂せずともまとまらず、総裁選で草刈り場となるかもしれない。

9185OS5:2023/12/18(月) 14:17:09
 派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、岸田首相は安倍派の4閣僚を交代させた。安倍派に属する主要な党役員も相次いで辞意を表明している。
 岸田政権がいつまで続くのか、先を見通すのは難しいが、足もとの混乱を乗り切れば、来年9月の総裁選まで延命する可能性も出てきた。
 「ポスト岸田」には、岸田派、麻生派、茂木派からなる主流派、二階派、森山派、菅グループや石破グループなどの非主流派、安倍派からなる反主流派がそれぞれ候補を出すことになる。その中でも可能性の高い一番手は誰か? 
 (宮前 耕也:SMBC日興証券 日本担当シニアエコノミスト)

【著者作成グラフ】自民党支持率の推移。長らく安定していたが、今はこんな感じ

 12月7日に寄稿した拙稿「メインシナリオは来春から夏の総辞職、危険水域に達した岸田政権の続投の道筋」では、来年に想定される3つの政治シナリオを提示した。だがその後、自民党の安倍派など主要派閥における政治資金パーティー収入を巡る問題が急速に深刻化している。

 岸田首相は14日に安倍派に属する閣僚と副大臣を交代させた。また、安倍派に属する主要な党役員が相次いで辞意を表明している。政局は年末に大きく変動しており、来年の政治シナリオについて再考せざるを得ない状況だ。

 従来、来年の春から夏に掛けての内閣総辞職をメインシナリオに考えていた。だが、政治資金問題により、岸田政権がいつまで続くか予想が難しくなっている。一方で、「ポスト岸田」に求められる条件はある程度絞られそうだ。

 【安倍派の排除】
<閣僚交代、党役員辞任>

 11月14日に岸田首相は安倍派の4閣僚を交代させた。松野官房長官の後任には林前外相(岸田派)、西村経産相の後任には斎藤前法相(無派閥)、鈴木総務相の後任には松本前総務相(麻生派)、宮下農相の後任には坂本元地方創生相(森山派)を起用した。4名とも閣僚経験者で、うち3名は岸田内閣での経験者だ。

 また、安倍派の萩生田政調会長や高木国対委員長、世耕参院幹事長が相次いで辞表を提出した。2024年度当初予算が閣議決定されると目される22日までは任にとどまり、その後交代する模様だ。

 一時は、党役員や大臣のみならず、副大臣と政務官全ての安倍派メンバーを交代する案が取り沙汰された。結局、副大臣は交代となるも、政務官は留任で落ち着いた。

 ただ、13日の国会で立憲民主党の泉代表が「この危機的状況の中で裏金議員の一掃よりも、安倍派一掃を画策しているよう」と指摘したように、安倍派の排除と受け止められても仕方のない展開となった。安倍派は岸田首相に対する不満を強めているだろう。

 <安倍派の帰趨が重要に>

 今後の政局を見る上で、安倍派の帰趨が注目される。これまで安倍派は岸田政権を支える立場であったが、反主流派とでも呼ぶべき立ち位置に転じそうだ。ただ、反主流派として安倍派が自民党内で影響力を持つか否かは不透明だ。

 安倍派が影響力を持つためには、会長などリーダーを据えてまとまる必要がある。今後の政治資金問題の展開次第となるが、いわゆる安倍派5人衆の中では、派閥の事務総長を経験していない衆院議員である萩生田氏が会長候補となる可能性がある。

 会長などリーダーを据えることができない状況では、派閥が分裂する危機に直面するか、もしくは分裂せずともまとまらず、総裁選で草刈り場となるかもしれない。


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