したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

9055OS5:2023/12/09(土) 20:48:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc7a35e5b3d040590ac3ba7debe7d5fb8b7e745c
自民裏金疑惑、安倍派ぐるみの構図 23年は還流取りやめに
12/9(土) 20:03配信

毎日新聞
上段左から塩谷立元文部科学相、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、下段左から高木毅国対委員長、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、パーティー券収入のノルマ超過分のキックバック(還流)を受け裏金化していた疑惑が、自民党最大派閥の清和政策研究会(安倍派)の主要幹部6人に拡大した。安倍派では最近になってキックバックを取りやめており、派閥幹部が不適切な会計処理を認識して中止した可能性がある。派閥ぐるみの構図が浮上する中、券の購入者や地方政界では困惑の声も上がっている。

【図で解説】そもそも…今回の疑惑の構図

 一般に自民党派閥の政治資金パーティーではパーティー券の販売割り当て(ノルマ)があり、当選回数や派閥の役職などによって数十万から数百万円程度の幅が設けられている。関係者によると、清和研ではノルマ超過分を議員側に還流することが長年行われ、2018〜22年に1億円超の収入と議員側への還流が政治資金収支報告書に記載されず、裏金化した疑いが持たれている。

 そんな中で、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が22年11月に自民党派閥のパーティー券収入の過少記載疑惑を報道。その後、大学教授が、安倍派を含む5派閥が18〜21年分の収支報告書に計約4000万円分過少記載したとする告発状を東京地検に提出した。

 複数の自民関係者によると、安倍派では22年に還流を取りやめるとの方針が示され、今年5月のパーティー分の還流は行われなかったという。

 18年以降、清和研で事務総長を務めたのは、就任順に下村博文・元文部科学相、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅・党国会対策委員長の4人で、現職の高木氏は22年8月に就任した。パーティー券の会計処理を巡る視線が厳しくなる中、派閥幹部らが不適切な処理を認識して慣習を見直した可能性がある。

 東京地検特捜部は告発を受けて派閥の会計担当者らから事情聴取を進めており、臨時国会の会期末(13日)後に事務総長経験者や、裏金化が疑われる議員に事情を聴くとみられる。

 ◇購入団体「裏金扱いに迷惑」

 次々と表面化する疑惑に、パーティー券を購入した政治団体や、国会議員を支える地方議員から困惑の声が上がっている。

 安倍派のパーティー券を購入していたある政治団体の担当者は「重要な政策を理解してくれる先生方を応援したいだけなのに、(支出が)裏金のような扱いにされて迷惑。しっかりしてほしい」と憤る。

 今回、名前が挙がった安倍派「5人衆」の一人、世耕弘成・党参院幹事長の地元・和歌山県のある自民の地方議員は、派閥のキックバックについて「知らない」とした上で「キックバック自体はきちんと収支報告していれば問題ないのに」と困惑した様子だ。「頑張って政治活動をしようと思えばどうしてもお金がかかる。キックバック自体が悪いと言われているようで気になる」と話していた。【二村祐士朗、黒川晋史、樋口淳也、加藤敦久】

9056OS5:2023/12/10(日) 03:35:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b0a024748c6a10576ffdc76e1d0faa6dd51e1f2
裏金疑惑の松野博一官房長官に早期辞任論 官房長官任期途中の辞任となれば19年ぶりの異例事態
12/9(土) 17:17配信



日刊スポーツ
松野博一氏(2017年5月30日撮影)

 自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる「裏金」疑惑の渦中にある松野博一官房長官に「早期辞任論」が浮上していることが9日、複数の政界関係者への取材で分かった。官房長官は政権の要でスポークスマンという重要な立場だが、記者会見や国会で裏金疑惑について詳細な発言や答弁をほぼ拒否している状態が続いており、このまま職務に当たらせるのは難しいとの判断からとみられる。

 支持率が下落中の岸田文雄首相にとっては、大きな打撃だ。

 岸田首相はこの日、「国際賢人会議」出席のため東京を離れて長崎市を訪問した。帰京後、時期を見極めながら松野氏の後任人事を含めた調整に入ることになるが、「政治とカネ」の問題で官房長官が辞任することになれば、極めて異例なことだ。

 官房長官が任期中に辞任したケースはあまり多くない。最近では2000年10月に森喜朗内閣の中川秀直氏が女性問題などで辞任したほか、2004年5月に年金未納問題が発覚した小泉純一郎内閣の福田康夫官房長官が辞任した。もし松野氏が辞任するようなことになれば、約19年ぶり。

 安倍派の政治資金問題をめぐっては、派閥運営を取り仕切る「事務総長」経験者の国会議員側にキックバックされていた疑いが出ている。安倍派事務総長を務めた人物として、岸田政権には松野氏以外にも西村康稔経産相がいる。西村氏も国会答弁で「どこかの時点で説明責任を果たさなければいけない」と述べており、今後の対応に注目が集まっている。

 また、安倍派幹部には、塩谷立座長のほか、「5人組」と呼ばれる萩生田光一政調会長や世耕弘成参院幹事長、高木毅国対委員長といった党幹部がいる。今後の捜査の展開次第では松野氏以外の安倍派幹部にも影響が広がる可能性も指摘されている。

9057OS5:2023/12/10(日) 03:37:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8c59b61261f2964fe06af0fcfeb58663ef86880
松野官房長官更迭へ 改造論浮上、安倍派幹部扱い焦点
12/9(土) 17:49配信
共同通信

 岸田文雄首相は、自民党安倍派の政治資金パーティー裏金問題を巡り、松野博一官房長官を交代させる方向で検討に入った。事実上の更迭となる。松野氏以外を含め内閣改造・党役員人事を実施する案も政権内に浮上した。臨時国会会期末の13日以降で調整するとみられる。与党関係者が9日、明らかにした。パーティー券販売ノルマを超えた売り上げからキックバック(還流)を受けたとされる安倍派幹部の扱いが焦点となる。

 東京地検特捜部は歴代事務総長への聴取を検討している。

 松野氏は原則1日2回の記者会見で資金還流の質問に明確な回答を避け、機能不全に陥っている。内閣の要である官房長官の交代は異例。内閣改造であれば小幅と見込まれ、更迭の印象を薄める思惑もありそうだ。

 首相や松野氏は9日、いずれも公務があったが、資金問題について言及することはなかった。萩生田氏は高松市で開かれた党会合で心配をかけていると陳謝し「捜査の結果が出たら丁寧に説明したい」と述べた。世耕氏は京都府宇治市で記者団から自身の進退を問われ「職責を全うしたい」と辞任を否定した。

9058OS5:2023/12/10(日) 03:41:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9fb4a991b71ae88f9cc92815e34e25db78d1c36
自民に激震 裏金疑惑が安倍派「5人衆」らを直撃 分裂懸念の声も
12/9(土) 20:39配信


産経新聞
自民党本部の建物=東京都千代田区永田町

自民党最大勢力の安倍派(清和政策研究会)に激震が走っている。派閥からパーティー収入の一部のキックバック(還流)を受けた裏金疑惑が、松野博一官房長官ら幹部6人を直撃したからだ。「自民の屋台骨」の弱体化は、岸田文雄首相の政権運営を左右する可能性が高い。


還流を受けたとみられる幹部は、派内の有力者「5人衆」と呼ばれる松野氏、萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長に加え、塩谷立座長の6人。

松野氏は令和元年9月から3年10月まで派閥の事務総長を担い、西村氏はその後任。高木氏は4年8月から事務総長を務めている。塩谷氏は今年8月、派閥の代表となる座長に就任した。

萩生田氏は9日に高松市内で講演し、出席者によると「検察の捜査結果が出たら丁寧に説明したい」と話したという。また、世耕氏は同日、京都府宇治市で記者団に「しっかり調査し、誠実に対応したい」と述べた。

安倍派は昨夏の参院選で安倍晋三元首相が凶弾に倒れた後、後継会長選びが難航。有力候補が居並ぶ状況から、分裂を避けるために会長不在の集団指導体制に落ち着いた経緯がある。

しかし、還流疑惑の浮上に伴い、派内からは「幹部を一新しないと安倍派は持たない」(若手議員)との声が上がる。閣僚経験者は心配の声が相次ぎ寄せられていると明かし、「派閥としての対策を全く示せていないから不安が広がっている。集団指導体制なんて何の意味もない」と吐き捨てた。

安倍派の面々はこれまで岸田首相を支える「主流派」として、政府与党の要職を占めてきた。しかし、自民幹部は「捜査の進展によっては分裂しかねない」と指摘。岸田内閣の支持率低迷に歯止めがかからない中、「屋台骨が崩壊したと見なされ、野党側から衆院解散論が強まる可能性がある」とも語った。(竹之内秀介)

9059OS5:2023/12/10(日) 03:42:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/43766e5493a6d934d65abc6b6d1d2e4286217d4c
自民・安倍派6幹部裏金疑惑 年内の内閣改造・党人事案も浮上
12/9(土) 20:56配信

毎日新聞
上段左から塩谷立元文部科学相、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、下段左から高木毅国対委員長、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長

 岸田文雄首相は9日、自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティーの収入の一部を裏金化していた疑惑を巡り、松野博一官房長官を交代させる方針を固めた。事実上の更迭となる。他に高木毅・党国対委員長ら安倍派幹部5人にも同様の疑惑があり、松野氏を近く交代させる案や来年度予算編成後の12月下旬以降に松野氏以外を含めて内閣改造・党役員人事に踏み切る案が浮上している。

 首相は9日夜、長崎出張から戻った後、公邸で麻生太郎副総裁と会談した。今後の対応について協議したとみられる。

 安倍派では松野氏のほかに高木氏、西村康稔経済産業相、萩生田光一・党政調会長、世耕弘成・党参院幹事長、同派座長の塩谷立元文部科学相らにも同様の疑惑が浮上。松野氏に続いて、進退が問われる可能性がある。

 松野氏は2019年9月〜21年10月の約2年間、派閥の実務を取り仕切る事務総長を務めた。直近5年間で派閥から1000万円を超えるキックバック(還流)を受け、政治資金収支報告書に記載していない疑いがある。

 野党は8日の衆参予算委員会で首相を追及するとともに、松野氏の辞任を要求したが、首相は「政府のスポークスマンとしてしっかりと発信してもらう」と述べ、更迭を否定していた。

 「内閣の要」となる官房長官の辞任は政権にとって大きな打撃だ。過去には第2次森内閣の中川秀直氏が00年10月、女性問題などを受けて辞任。第2次小泉内閣の福田康夫氏も国民年金保険料の未納問題などで04年5月に辞任している。

 高木氏は安倍派の現事務総長。地元の福井県越前町で9日、記者団に「慎重に事実関係を確認し、適切に対応する」と述べた。自身の進退については「職責をまっとうする」とした。前事務総長の西村氏は8日の衆院予算委で還流の有無について「どこかの時点でしっかりと説明責任を果たしたい」と述べた。

 また世耕氏は9日、京都府宇治市内で疑惑について「政治不信を起こすことにつながり国民の皆さんに深くおわび申し上げる」と陳謝。ただし、参院幹事長職については高木氏と同じく「職責をまっとうしていく」と述べ、辞任を否定した。

 政治資金パーティーを巡る問題では、自民党最大派閥の安倍派のほか二階派でも裏金疑惑が浮上。岸田首相は6日、各派閥の政治資金パーティーの当面自粛や忘年会・新年会を控えることなどを指示したのに続き、「私自身が先頭に立って政治の信頼回復のために努力する」として、自身が所属する宏池会(岸田派)を7日付で離脱した。【田辺佑介】

9060OS5:2023/12/10(日) 03:43:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/a63f3d705100d1c834eae3dc3cd47ee69be993d0
<独自>安倍派幹部ら一斉聴取へ 東京地検、上級庁と最終調整 パーティー収入不記載
12/10(日) 1:07配信

産経新聞
自民党本部の建物=東京都千代田区永田町

自民党の最大派閥・安倍派(清和政策研究会)がパーティー券の販売ノルマを超過した分に応じて政治資金収支報告書に記載せずに議員にキックバック(還流)していた疑いについて、東京地検特捜部が臨時国会が閉会する13日以降、同派幹部ら国会議員を任意で事情聴取する方向で調整していることが9日、関係者への取材で分かった。上級庁と協議の上で最終判断するもようだ。


議員により不記載額は大きく違うとみられ、特捜部は悪質性や関与の度合いなどを慎重に見極めながら、会計責任者だけでなく議員本人にも経緯を確認する必要があると判断したとみられる。

安倍派を巡っては、販売ノルマ超過分に応じた還流分が松野博一官房長官ら幹部6人側の収支報告書に記載されていなかった疑いも浮上した。

関係者によると、6人は松野氏のほか、安倍派座長の塩谷立元文部科学相、同派の実務を仕切る事務総長の高木毅国対委員長、同派幹部の世耕弘成参院幹事長と萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相。塩谷氏を除く5人は同派の「5人衆」として知られる。

6人の関連団体は平成30年〜令和4年分の収支報告書で多くて1千万円超の還流分を記載しなかった疑いがある。松野氏は元年9月に安倍派事務総長に就任。西村氏はその後任で3年10月、高木氏は西村氏の後任で4年8月から事務総長。

安倍派は毎年のパーティーでパーティー券の販売ノルマ超過分を議員に還流していたとされるが、平成30年〜令和4年分の収支報告書には記載がなく、不記載は総額数億円に上る恐れがある。

9061OS5:2023/12/10(日) 11:54:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/460bda2e33a29012f52845b5d5de8ef21b1e8752
官房長官後任に加藤、小泉氏ら浮上 裏金問題で松野氏更迭の見通し 挙党一致アピールか
12/10(日) 5:00配信


カナロコ by 神奈川新聞
国会議事堂(資料写真)

 自民党安倍派の政治資金パーティー裏金問題を巡り更迭される見通しとなった松野博一官房長官の後任の人選について、(1)菅義偉氏(衆院神奈川2区)が首相時の要職経験者(2)岸田文雄内閣の現職閣僚─の2系統を軸に進められていることが9日、複数の政府関係者の話で分かった。無派閥議員まとめ役の菅氏と縁が深い議員の起用で派閥色を一掃し、挙党一致をアピールする狙いがあるようだ。 

 菅氏関係では、菅内閣の官房長官・加藤勝信、厚生労働相・田村憲久、環境相・小泉進次郎(11区)、官房副長官・坂井学(5区)の4氏が浮上。加藤氏は長官として菅内閣の要に就き、その前後には厚労相も務めた。茂木敏充幹事長の派閥に所属し、茂木氏を支えて同派と党内の融和を保ってきた。田村氏は今年9月に岸田派に入会したがそれまでは無派閥。かつて茂木氏の派閥や石破茂元幹事長の派閥にも参加し党内人脈も広い。

 小泉氏は報道各社の調査で次期総裁候補の上位に名前が挙げられ、坂井氏は菅氏を官邸で支えた。ともに無派閥で政治資金パーティー券の販売活動とは無縁と見られている。

 現職閣僚では、外相の上川陽子、デジタル相の河野太郎(15区)の2氏が有力視されている。上川氏は岸田派で首相の信任が厚い上、菅内閣では法相を務めた。やはり同内閣でワクチン担当相などを務め、新型コロナウイルス対策を進めた河野氏は総裁選で岸田氏と対決した間柄だが、小泉氏同様に国民から人気がある。 

 「キックバック(還流)の疑いが党役職者などに広がった」(自民党幹部)ことから小幅改造並みの人事構想が浮上したため、現閣僚からの起用も選択肢となっているという。 

神奈川新聞社

9062OS5:2023/12/10(日) 11:55:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/12199cfe9fc34b076846ca023ae5e0cd9a73c7a9

宮沢防衛副大臣の私設秘書逮捕 横断歩道の男性はねた疑い、静岡
12/9(土) 23:12配信

共同通信

静岡県警本部

 静岡県警磐田署は9日、軽乗用車で男性をはねて重傷を負わせたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、同県磐田市、川口浩生容疑者(39)を現行犯逮捕した。署によると、川口容疑者は宮沢博行防衛副大臣の私設秘書という。

 逮捕容疑は、9日午後6時半ごろ、磐田市中泉の道路で、横断歩道を渡っていた近所の自営業山本昇一さん(72)を車ではね、腰を骨折するなどの重傷を負わせた疑い。

 署によると、現場は信号機のない片側1車線の道路。川口容疑者にけがはなく、車に同乗者はいなかった。

9063OS5:2023/12/10(日) 11:57:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/09ffc98ce31a786842d5ff10fcafca3e857d76c0
松野・西村・萩生田・高木氏更迭へ 世耕氏も交代 安倍派5人衆一掃
12/10(日) 4:00配信

朝日新聞デジタル
安倍派5人衆

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田文雄首相は裏金を受け取った疑いが浮上した松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一・党政調会長、高木毅・党国会対策委員長を交代させる意向を固めた。近く事実上の内閣改造・党役員人事に踏み切る。政権の要職から、安倍派の幹部を一掃する構えだ。


 複数の政権幹部が明らかにした。世耕弘成・党参院幹事長の交代も検討する。いずれも事実上の更迭で、政権への大きな打撃となる。閣内や党執行部から最大派閥・安倍派幹部の「5人衆」が軒並み外れることになり、同派を重用したうえでの派閥均衡政治を続けてきた岸田政権の構造が、大きく変わることになる。

 首相は当初、捜査当局の動きを踏まえ対応する考えだったが、世論の批判の高まりを受け、疑惑を抱えた松野氏ら安倍派幹部は早期に交代せざるをえないと判断した。安倍派などから反発が出る可能性もあり、首相の求心力が低下する中で、人事が難航する可能性もある。

朝日新聞社

https://www.asahi.com/articles/ASRD96DJYRD9UTFK006.html?oai=ASRD96VPLRD9UTFK004&ref=yahoo
「安倍派は終わった」幹部6人疑惑に自民衝撃 政権運営マヒの恐れも
有料記事自民

2023年12月9日 20時00分
自民党安倍派の裏金疑惑で、派閥幹部6人にキックバックを受けた疑いが浮上した。いずれも閣内や党執行部に名を連ねる実力者らで、政権内に動揺が走る。

 「うちの派閥は崩壊だ」(安倍派の重鎮)、「安倍派は終わった」(無派閥の中堅)。9日朝、具体像を結び始めた最大派閥の裏金疑惑に自民内に衝撃が走った。

 朝日新聞は、同派幹部6人に直近5年間でそれぞれ1千万円超から約100万円を受け取り、政治資金収支報告書に記載していない疑いがあると報じた。

 6人は松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一・党政調会長、高木毅・党国会対策委員長、世耕弘成・党参院幹事長の「安倍派5人衆」と、「座長」の塩谷立・元文部科学相。塩谷氏以外は、閣僚や党執行部に現職で名を連ねている。


 「疑念を持たれるような事態になり、国民の政治不信を起こすことにつながった。深くおわびを申し上げたい」

9064OS5:2023/12/10(日) 11:58:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/197fa8a482dada40eb0178c5ed376857e951b553
安倍派3人に5千万円超〜4千万円超 最大規模の裏金か パー券収入
12/10(日) 4:00配信


朝日新聞デジタル
安倍派のパーティーで=2023年5月16日午後6時54分、東京都港区、森岡航平撮影

 自民党最大派閥の「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとみられる問題で、派閥から直近5年間で5千万円超〜4千万円超の裏金のキックバック(還流)を受けた疑いがある所属議員が3人いることが、関係者への取材でわかった。金額としては最大規模とみられ、いずれも自身の政治団体の政治資金収支報告書に収入として記載していないという。

 3人のうち、大野泰正参院議員=岐阜選挙区、当選2回=が5千万円超、池田佳隆衆院議員=比例東海、当選4回=と谷川弥一衆院議員=長崎3区、当選7回=が各4千万円超を受け取ったとみられる。東京地検特捜部も3人の資金の流れを把握している模様だ。

朝日新聞社

9065OS5:2023/12/10(日) 11:59:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/aeab6daf6ff02946ab288d37cd4c0db7718ee948
裏金疑惑、安倍派数十人規模か…西村・塩谷・萩生田氏は継続的に還流受けていた疑い
12/10(日) 5:00配信
読売新聞オンライン
(左から)萩生田政調会長、西村経産相、塩谷元文科相

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑で、西村康稔経済産業相(61)、塩谷立・元文部科学相(73)、萩生田光一・同党政調会長(60)の3氏側が派閥側から還流を受けていた疑いのあることがわかった。派閥側と議員側のそれぞれの政治資金収支報告書に記載していない疑いがある。


 これら派閥運営を担う幹部をはじめ、同派(99人)だけで数十人規模の議員がパーティー券販売のノルマ超過分の還流を受け、裏金化した可能性のあることも判明した。

今年開かれた自民党安倍派のパーティー(5月16日、東京都港区で)=須藤菜々子撮影

 同派では、これまで松野博一官房長官(61)、高木毅国会対策委員長(67)、世耕弘成参院幹事長(61)の3氏側に、還流分を収支報告書に記載していない疑いが判明。松野、西村、高木の3氏は派閥実務を担う事務総長の経験者で、萩生田、世耕の両氏も含めて「5人衆」とも呼ばれ、事実上トップの座長を務める塩谷氏とともに同派の中心的な存在だ。

 政治資金規正法違反(不記載、虚偽記入)容疑で捜査している東京地検特捜部は、これら同派の幹部が派閥側、議員側の双方の立場で裏金化の実態を把握していた可能性があるとみている。

 関係者によると、2018〜22年の5年間で裏金化した疑いのある金額は、松野、高木、世耕の3氏側で各1000万円超。残る3氏は、西村氏側が数十万円程度、塩谷、萩生田両氏側も1000万円に満たないとみられるが、継続的に還流を受けていた疑いがあるという。

 同派では、この5年間に派閥側からキックバックを受けるなどし、収支報告書に記載していない疑いのある議員が数十人規模に上ることも判明。中には総額が数千万円に上る議員もいるとみられる。特捜部は今後、同派事務総長経験者を中心に、多数の同党議員からの事情聴取も視野に入れている。

9066OS5:2023/12/10(日) 12:00:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/050449c813956c2dc3bcf26db94240fccd584402
裏金疑惑、官邸を直撃 「内閣の要」渦中に 派閥とカネ、野党追及〔深層探訪〕
12/10(日) 7:00配信

時事通信
衆院予算委員会に臨む岸田文雄首相(右)と松野博一官房長官=8日午前、国会内

 自民党派閥の政治資金パーティー問題が、岸田政権の中枢を直撃した。安倍派の裏金疑惑を巡り、松野博一官房長官に1000万円超が還流していた可能性が浮上。同派の高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長にも疑いが広がった。野党は、自民党の「派閥とカネ」の問題と位置付け追及を強めるが、岸田文雄首相はなお実態解明に後ろ向きな姿勢のままだ。

 ◇派閥の「幹部枠」? 
 「1000万円を超える裏金を受け取ったのか」。8日の参院予算委員会で、立憲民主党の蓮舫氏は冒頭から早速、核心に切り込んだ。松野氏は「精査し適切に対応する」と連発。納得しない蓮舫氏は「『内閣の要』が足元のカネの説明もできない」と断じ、首相に更迭を迫った。

 首相を支え、重要政策の総合調整などに当たる官房長官が「渦中の人」となり、裏金疑惑は政権基盤を揺るがす事態に発展した。首相官邸筋によると、安倍派の事務総長を務めた松野氏の関与は、当初から政権内でも取り沙汰されていたが、明らかになった金額の大きさに衝撃が走ったという。

 こうした規模で派閥から裏金が還流した可能性を踏まえ、自民党幹部は「(パーティー券販売の)ノルマ超過分のキックバックとは別に、派閥幹部の取り分があったのかもしれない」との見方を示した。

 ◇強まる交代論
 参院予算委では松野氏と同様、安倍派の事務総長経験者の西村康稔経済産業相も裏金受領の有無を問われ、「確認作業をしている」と防戦に追われた。蓮舫氏は、同派になお強い影響力を持つ森喜朗元首相や、派閥有力者の世耕氏と5日夜、西村氏が会食した事実関係をただし、「口裏合わせしているのでは」と追及。西村氏は「一切行っていない」と語気を強めたものの、最後まで具体的な説明はなかった。

 パーティー問題の発覚後、松野氏は連日の定例記者会見で事実上のノーコメントを続ける。自民党内では、苦しさが目立つ説明ぶりに「松野氏の続投は厳しい」(ベテラン)との見方が強まりつつある。

 党関係者は「司直の手が伸びる前に疑いを持たれた閣僚の交代が必要だ」と強調。ただ、政権中枢に疑惑が及ぶ中での「小出し」人事は、逆に傷口を広げる可能性もある。党中堅は「これ以上、政務三役の名前が挙がるようなら、もう内閣総辞職だ」とつぶやいた。

 ◇「脱税」主張も
 野党側は、自民党の「金権体質」を浮き彫りにしようと攻勢を強める。

 8日の衆院予算委では、立民の枝野幸男前代表が質問に立ち、一連の還流に関して「脱税になる」と主張。昨年死去した安倍晋三元首相の政治団体に、同氏が代表を務めていた「自民党山口県第4選挙区支部」から1億円超が移動していたことも指摘した。

 これに対し、首相は「政治団体で資金の扱いは判断される」との答弁に終始。裏金疑惑に関する松野氏らの対応を巡っても「閣僚がこの段階で具体的なことに触れるのは適切ではない」とかばい続けた。

 6日に派閥パーティーの自粛要請、7日に自身の派閥離脱と、首相は相次ぎ対応策を打ち出したが、かえって「後手」ぶりが際立ち、党内には「世論の流れを読み違えている」(関係者)との厳しい批判が渦巻く。公明党の石井啓一幹事長も8日の会見で「首相はリーダーシップを発揮し、事案の解明などをしっかり講じてもらいたい」と不満をにじませた。

9067OS5:2023/12/10(日) 12:02:09

4682 :OS5 :2023/12/10(日) 12:01:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cff638efe091a6f5fbc00660ed91776e18cb31e
【裏金スキャンダルで一斉更迭へ】松野官房長官は「もうフラフラ」 岸田首相が自派閥ではなく安倍派から“女房役”を選んだ背景
12/10(日) 11:15配信

NEWSポストセブン
ボロボロ、フラフラと指摘された松野官房長官(時事通信フォト)

 安倍派の裏金疑惑はいきなり岸田政権の中枢へと波及した。すでに、岸田首相が「安倍派5人衆」のうち松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一・党政調会長、高木毅・党国会対策委員長を交代させる意向を固めたと報じられたほか、世耕弘成・党参院幹事長の交代も検討されている。中でも、いち早く報じられていたのが“女房役”である松野官房長官の更迭だったが、岸田首相にとってこの事態は晴天の霹靂だったようだ。官邸関係者が語る。


「自民党各派の裏金疑惑が表面化したとき、総理はさほど深刻には受け止めていなかった。側近たちは東京地検特捜部の捜査が安倍派に向けられていたことで、『これで安倍派は身動きがとれない。政権批判はできなくなる』と喜んでいたくらいだ。まさか官房長官更迭という政権のど真ん中に飛び火するとは全く考えていなかった。今になって、側近たちは『安倍派から官房長官を選んだのが大失敗だった』と悔やんでいる」

 相変わらず世論の動向も、政局の先行きも見えない政権である。

 官房長官は政府のスポークスマンであると同時に、官邸であらゆる政策の総合調整を担う。さらに官房機密費の差配を一手に握っている。

 そのため「首相の女房役」とも呼ばれ、自民党では伝統的に、総理大臣は自分の派閥から腹心の議員を官房長官に選ぶことが多かった。安倍晋三内閣の官房長官を長く務めた菅義偉・前総理は無派閥ながら、安倍氏にとっては首相返り咲きを支えてくれた腹心だった。

 岸田内閣が発足した2021年10月の組閣人事の際、首相は当初、岸田派から官房長官を選ぶ方針で、候補に側近の小野寺五典・元防衛相らの名前があがっていた。だが、政権基盤が弱いため、安倍派の介入を招いた。岸田派議員が語る。

「安倍元総理が、官房長官には安倍派の萩生田氏を強く推薦してきた。岸田総理としては、後見人だった安倍さんの意向には逆らえないし、最大派閥の安倍派を敵に回したら政権運営ができなくなる。しかし、安倍さんの側近中の側近だった萩生田さんを官房長官に据えると『安倍傀儡政権』と批判される。それは避けたかった。そこで同じ安倍派でも安倍元総理と距離があった松野氏を官房長官に起用することで妥協した」

 岸田首相と松野氏は、首相が政調会長時代に松野氏が政調会長代理として支えた関係だ。前回の自民党総裁選でも、安倍氏が高市早苗・経済安保相を支援したのに対し、松野氏は1回目の投票から安倍派内の一定勢力を岸田支持でまとめたとされる。いわば「論功行賞人事」でもあった。


4683 :OS5 :2023/12/10(日) 12:01:36
 その安倍派も裏金疑惑で座長の塩谷立氏をはじめ、「5人衆」ら有力幹部全員がパーティ券のキックバックを受けていたと報じられ、同派からは後任の官房長官を押し込めそうにない。岸田首相にすれば、松野氏辞任で政権がガタガタになってようやく、自前の官房長官を選ぶことができるわけだが、今となっては後の祭りだろう。

 むしろ、会見でのらりくらりと追及をかわしてきた松野官房長官が「もうフラフラ」(政治部記者)となる中で、岸田氏がその松野氏を守りきれずに切ったことが、ほかの大臣や自民党幹部たちのドミノ辞任につながる様相となっている。

 国会では安倍派事務総長を経験した西村経産相も追及され、「安倍派との資金のやりとりがあったか、なかったのかも精査している」と逃げの答弁に終始している。

 東京地検特捜部は、派閥の裏金づくりへの関与やキックバックを受けていた議員について、会計責任者にとどまらず議員本人の聴取へ向けて上級庁との調整に乗り出した。いったん政権中枢に燃え移った疑惑の火は、官房長官1人の更迭では消せるはずもなく、有力議員が一斉に捜査当局の事情聴取を受けるという異例の事態に発展しそうだ。

9068OS5:2023/12/10(日) 15:50:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab9b02fe4b1552f748731b25e8b7e360271d7e13
安倍派が存続の危機、「5人衆」全員が裏金疑惑の渦中に…自民党内での影響力低下避けられず
12/10(日) 14:06配信

読売新聞オンライン
講演する自民党の世耕弘成参院幹事長(9日、京都府宇治市で)

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会、99人)が存続の危機に直面している。派閥の政治資金パーティー収入を所属議員に還流させて裏金化していた疑惑が明らかとなり、党内での影響力の低下は避けられない情勢だ。

 「私の所属する政策集団に関し、疑惑を持たれる事態になったことを深くおわび申し上げたい」

 安倍派に所属する世耕弘成参院幹事長は9日、出張先の京都府宇治市で記者団にこう述べた。自身も1000万円超の裏金作りの疑いが持たれており、「責任の一端を感じている」とも語った。

 同派は、世耕氏に、松野官房長官、西村経済産業相、萩生田政調会長、高木毅国会対策委員長を加えた「5人衆」が中枢を担うが、5人とも同派の裏金化疑惑の渦中にある。

 岸田首相(自民党総裁)は一連の疑惑を受けて、閣僚や党役員の交代を視野に入れているとされる。実際に人事が行われた場合、疑惑がつきまとう安倍派議員は後任の選択肢から外れるのは確実だ。

 パーティー券購入者の減少により集金力が低下したり、派閥からの離脱者が相次いだりする可能性も指摘される。安倍派内からも「疑惑を払拭(ふっしょく)するには派を一度解散するしかない」(ベテラン)との声が漏れる。立憲民主党の泉代表は9日、静岡市内で記者団に「派閥幹部は一掃。派閥も解体していい」と批判を強めた。

 安倍派からは2000年以降、森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫と4人の首相が輩出した。民主党政権を経て、12年12月に首相に再登板した安倍氏は連続在職7年8か月の最長政権を築いた。菅前政権や現在の岸田政権でも、派の数の力を背景に、閣僚・党役員人事で優遇を受けるなどしてきた。

 今回の疑惑を受け、同派支配の時代は早晩終わりを迎えるとの見方が党内で出始めている。別の派閥のベテランは、「『清和1強』の時代が長く続き、組織の緩みやおごりが生まれたのだろう」と指摘する。

9069OS5:2023/12/10(日) 15:51:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/51052fd4ab31c54b92d3ce9d91d3081d9128f187
“裏金”疑惑の安倍派幹部5人、辞任不可避の声強まる 交代時期・規模で調整続く
12/10(日) 12:13配信
日テレNEWS NNN
日テレNEWS NNN

ウラ金疑惑が指摘されている安倍派幹部5人について、政府・与党内では、閣僚や自民党の役職の辞任は不可避との声が強まっています。

安倍派のウラ金疑惑をめぐっては、松野官房長官に加えて自民党の高木国対委員長や世耕参院幹事長、さらに、西村経済産業大臣や萩生田政調会長など安倍派幹部について、松野氏と同じ構図での疑惑が指摘されています。

こうした中、ある自民党幹部は「5人辞めないともたない」、総理周辺も「松野さんだけ辞めればよいという問題でない」と述べるなど、政府・与党内では、安倍派幹部の5人は、閣僚や党の役職について辞任は不可避との声が強まっています。

一方で、総理周辺は「人事はそう簡単ではない」と述べているほか、総理の側近議員は「松野氏だけを先に交代させるのか、改造などをやるのかがまだ不透明だ」と指摘しています。

岸田総理は、松野氏をはじめ要職に就く安倍派幹部5人を交代させる検討に入っていますが、時期や規模については調整が続いています。

人事のタイミングについては、13日の臨時国会の会期末や来年度の予算編成の状況などを見極めながら、慎重に判断するものとみられます。

9070OS5:2023/12/11(月) 01:38:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/88196d4ca71673c22d57cc30cf39dda6623bcec3
高木・西村氏も更迭、岸田首相検討 自民に安倍派一掃論 近く人事・裏金疑惑
12/10(日) 16:20配信

時事通信
記者団の取材に応じる西村康稔経済産業相=10日午後、茨城県那珂市

 自民党最大派閥・安倍派が政治資金パーティー収入を還流させて裏金化していた疑惑を巡り、岸田文雄首相(党総裁)は、還流を受けた疑いのある同派の高木毅国対委員長と西村康稔経済産業相を更迭する方向で検討に入った。


 閣僚・副大臣・政務官の政務三役から同派所属の計15人全員を外す案も浮上。複数の政権関係者が10日、明らかにした。早ければ13日の今国会会期末に合わせて人事を行う案が出ている。

 首相は10日、自民の茂木敏充幹事長、森山裕総務会長と首相公邸で個別に会談。岸田派所属の宮沢洋一税制調査会長、木原誠二幹事長代理とも意見交換した。また、萩生田光一政調会長とは東京都内のホテルで会談。いずれも人事について協議したとみられる。

 安倍派では「5人衆」と呼ばれる中核の高木、西村両氏と松野博一官房長官、萩生田氏、世耕弘成参院幹事長の全員に裏金受け取りの疑いが浮上。首相は既に松野氏更迭の意向を固めている。松野、西村、高木の3氏はいずれも事務総長として派の実務を取り仕切った経験がある。

 西村氏は10日、茨城県那珂市で記者団の取材に応じ、安倍派の疑惑について「幹部の一人として責任を感じている。おわび申し上げたい」と陳謝。自身の進退に関しては「与えられた職責を全うしたい」と辞任を否定した。

 党内では政権立て直しのため、事務総長経験のない萩生田、世耕両氏も交代させ、5人衆を一掃すべきだとの声も出ている。

 一方、安倍派所属の閣僚は松野、西村両氏に加え、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相の4人。副大臣5人、政務官6人を含む計15人全員が交代すれば、最大派閥を重視して安定化を図ってきた首相の政権運営に影響しそうだ。

9071OS5:2023/12/11(月) 01:41:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/5aa7e7bc0f3c3cfb8e94e666446b93f4235b7f5c
<独自>首相、政務三役から安倍派の全員交代を検討 官房長官、経産、総務、農水の4閣僚ら
12/10(日) 19:13配信


産経新聞
岸田文雄首相(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は、党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑を受け、閣僚・副大臣・政務官の「政務三役」から同派に所属する議員を全員交代させる方向で検討に入った。10日、政府・与党関係者が明らかにした。


閣僚では、裏金を受け取った疑いが浮上した松野博一官房長官や西村康稔経済産業相に加え、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相が対象になる。13日に臨時国会が閉会した後、速やかに人事に着手するとみられる。ただ、政権内の一部に異論もあり、慎重に調整を進める。

首相は政務三役で最大派閥である同派を重用し、政権運営の安定化を図ってきた。全員交代させれば政局が流動化する可能性がある。しかし首相は、安倍派の裏金疑惑を巡り東京地検特捜部の捜査が進む中、国民の信頼を回復するには、疑惑の有無に関わらず、すべての同派所属議員に改めて自身の政治資金の処理について調査させる必要があると判断した。

副大臣では宮澤博行防衛副大臣や堀井学内閣府副大臣ら、政務官では佐藤啓財務大臣政務官ら多数の政務三役が安倍派に所属している。

9072OS5:2023/12/11(月) 01:43:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/e12404a97362ead5a6e635298273f4d88dcf09a7
安倍派の裏金疑惑、新たに橋本聖子・元五輪相ら4人側が1000万円超を還流か…「事実関係を確認」
12/10(日) 20:40配信

読売新聞オンライン
橋本聖子参院議員

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入を還流させていた問題で、新たに元五輪相の橋本聖子参院議員(59)(比例)、大野泰正参院議員(64)(岐阜選挙区)、池田佳隆衆院議員(57)(比例東海)、谷川弥一衆院議員(82)(長崎3区)の4氏側が、還流を受けた資金について政治資金収支報告書に記載していなかった疑いがあることがわかった。


 この問題では、同派事務総長経験者の塩谷立・元文部科学相(73)、松野博一官房長官(61)、西村康稔経済産業相(61)、高木毅国会対策委員長(67)や、世耕弘成参院幹事長(61)、萩生田光一・政調会長(60)といった派閥幹部側も還流分を収支報告書に記載していなかったとされており、同派全体では議員数十人が直近5年間で数億円規模の還流分を記載していなかった疑いが浮上している。

 関係者によると、派閥側からキックバックを受けるなどして裏金化した金額は、松野、高木、世耕の3氏側は直近5年間で1000万円超とされ、橋本、大野、池田、谷川の4氏側も、これと同規模以上の金額に上るとみられる。

 政治資金規正法違反(不記載、虚偽記入)容疑で捜査している東京地検特捜部は今後、同派の議員数十人への聴取を検討している。

 谷川氏は10日、長崎市内で取材に応じ、「刑事告発を受けている案件でもあり、事実関係を慎重に調査、確認して、適切に対応してまいりたい」と述べた。また、橋本氏の事務所も同日、読売新聞の取材に対し、「清和政策研究会のパーティー券の問題については、刑事告発を受けている案件でもあり、事実関係を慎重に確認しているところです。適切に対応してまいります」とコメントした。

9073OS5:2023/12/11(月) 01:44:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/33ac5f49daa4406c78d910c11c9c205c6ef0fe60
安倍派の政務三役、計15人を全員交代へ 鈴木総務相、宮下農水相も
12/10(日) 22:23配信

朝日新聞デジタル
安倍派のパーティーで閉会のあいさつをする下村博文会長代理=2023年5月16日午後6時54分、東京都港区、森岡航平撮影

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田文雄首相は安倍派所属の閣僚、副大臣、大臣政務官の政務三役を全員交代させる意向を固めた。裏金作りが組織的に行われていた疑いを踏まえ、同派幹部にとどまらず、交代の対象を広げる。政権幹部が明らかにした。


 首相は、裏金を受け取った疑惑が浮上している安倍派幹部の松野博一官房長官、西村康稔経済産業相の閣僚2人を更迭する意向をすでに固めている。加えて、鈴木淳司総務相と宮下一郎農林水産相も交代させる。鈴木、宮下の両氏は、裏金のキックバック(還流)を受け取っていたことを否定している。

 同派所属の政務三役はこれら4人の閣僚のほか、副大臣5人、政務官6人の計15人に上る。最大派閥・安倍派を政務三役から軒並み外す方針になったことで、首相が近く踏み切る人事は大規模となる。

朝日新聞社

9074OS5:2023/12/11(月) 01:46:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/529bc71edc517525bb2853d9f0ea9a465e813b83
松野官房長官と缶ビール…たたきあげの苦労人がかつてエッセーに記した庶民性と裏金疑惑の落差
12/10(日) 11:00配信


68
コメント68件


日刊スポーツ
今年5月に開かれた安倍派の政治資金パーティーに、多くの所属議員とともに出席した松野博一官房長官(右)(2023年5月16日撮影)

 師走の永田町は、自民党派閥パー券をめぐる「裏金疑惑」で、ピリピリしている。その大きな要因が、ただでさえ支持率低迷で追い込まれ気味の岸田文雄首相を支える松野博一官房長官が、所属する安倍派の政治資金パーティー売り上げの一部のキックバックを受け「裏金」としていた疑惑で窮地に立たされているためだ。詳細の説明を一切拒んでいることも状況をさらに悪化させている。

【写真】田中真紀子氏、国民はそんなにばかじゃない…松野官房長官の答弁拒否を批判

 松野氏は毎日午前と午後の2回行う記者会見で、捜査中であることを理由に、裏金疑惑に関する質問に答えていない。8日には衆参両院で予算委員会集中審議が行われ、松野氏に質問が集中したが、「お金は受け取ったのか」「キックバックはあったのか」という蓮舫氏の直球質問にも「お答えを差し控えさせていただきます」などと、回答拒否を連発し続けた。

 官房長官は政権の要で、スポークスマン。それなのにまともな説明すらできず、超防戦一方。「アルマジロ」といわれるゆえんだが、それでは政権がもたないとして「辞任不可避」が既定路線となってきている。

9075OS5:2023/12/11(月) 01:46:50

 自民党派閥パー券問題の取材をしていると、少し前から「松野さんはかなり厳しいのではないか」の声が、少なからずあった。松野氏は安倍派中枢の「5人組」の1人。「5人組」は全員に裏金疑惑が指摘される(座長の塩谷立氏も)最悪の事態だが、中でも松野氏の動向は岸田首相の政権運営にもかかわるためだ。疑惑、特に「政治とカネ」の疑惑が出れば最も立場が厳しいのは想像に難くない。

 岸田首相は「増税メガネ」と指摘されるが、松野氏も「眼鏡」で知られる。記者会見を日々見ているだけでも眼鏡が頻繁に変わっているのに気付く。眼鏡のおしゃれに気を配っているのは、知られた話だ。

 また、松野氏は世襲の岸田首相とは異なり「たたきあげ」として知られる。松野氏のホームページなどによると、早大時代は映画会社への就職を目指し、卒業後は家庭用品大手の「ライオン」で広告制作に関わった。その後、政治を志し、松下政経塾、自民党千葉県連の公募を経て国会議員になった。1度落選して2度目の挑戦で政界入り、世襲議員が幅を利かせる自民党にあっては、「苦労人」の類に入る人物だ。

 「地味だが安定性がある」「よくも悪くも、無駄なことは言わない」(いずれも自民党関係者)などの評判が多いようだが、岸田政権の中枢に加え、自民党最大派閥安倍派中枢「5人組」の一角にものし上がった。「人当たりはいいが結構野心家」と話す人もいる。経歴を見ているとなんとなくうなずける側面もある。

 そんな松野氏について今、永田町で話題なのが、松野氏のホームページにある「エッセイ」だ。特に「政治家はどこで酒を飲むのか」というタイトルのもの。松野氏は「映画やテレビドラマの影響で、『政治家が飲むところ=料亭』というのがお決まりとなっている。しかし、実際のところ『料亭に行ったことがありますか』と問われれば『ある。でも、ほとんど無い』という答えになる」と記し、批判されることが多い「料亭政治」と自身の関係の薄さについて書いていた。

 また「さて、今僕はどんなところで飲んでいるかというと、お気に入りの場所がある。仕事で多勢の方と会い、家に帰る。冷蔵庫から缶ビールを取り出す」「リビングを抜けて裏庭に出る(別に前庭がある訳ではない)。三方を隣家に囲まれていて、目の前に塀がある。狭い庭だ」と解説。庭に小さなテーブルといすが置いてあるとして「椅子に深く座ってビールのプルトップを引く。リビングから洩れてくる明かりの中で唯一開けている空を見る」などと「家飲み派」であることを告白し、「うちにあるビールはカロリーオフの発泡酒しかないけど」と締めくくっている。

 政権中枢幹部となった最近の文章ではないにしても、「庶民派議員」であることをアピールしていたようにも受け取れる。それだけに、実力者となった今、取りざたされる裏金疑惑との乖離(かいり)がなおさら、クローズアップされる皮肉な事態を招いている。

 官房長官が、自身の任期中に自分の問題で辞任するのは異常事態。前のケースも19年前で、官房長官が辞任に追い込まれるのはそれだけ重い。そのまま首相の政権運営にも影響するためだ。特に今回、政権と自民党要職に安倍派幹部を配置していた岸田首相にとっては、大誤算。後任の選び方にも相当慎重を期さなければならず難しいという見方があり、「松野ショック」ともいわれている。

 例年の師走の永田町は、臨時国会が終わればすっかり「店じまい感」が漂う。今年は13日に国会会期は終わるが、「松野ショック」でそんな空気は皆無だ。【中山知子】(ニッカンスポーツ・コム/社会コラム「取材備忘録」)

9076OS5:2023/12/11(月) 07:32:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb5825a63acdfa46a4eb9c264058ddd5bc724d47
無派閥の浜田氏、梶山氏を要職に起用検討 更迭安倍派幹部の後任
12/11(月) 5:00配信


毎日新聞
浜田靖一氏(左)と梶山弘志氏

 岸田文雄首相は、自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑を受けて交代させる閣僚・党役員の後任に、無派閥の浜田靖一前防衛相(68)と梶山弘志幹事長代行(68)を起用する検討に入った。国対委員長を含む要職での起用を調整している。政府・自民党関係者が10日明らかにした。


 首相は併せて、松野博一官房長官(61)に加え、西村康稔経済産業相(61)、萩生田光一・党政調会長(60)、高木毅・党国対委員長(67)の3人を交代させる方針を固めた。松野氏を含む4人は安倍派「5人衆」のメンバーで、事実上の更迭となる。首相は13日の今国会閉会を待って人事に踏み切る検討を進めている。

 裏金疑惑が安倍派を直撃し「派閥政治」に対する世論の不信感は高まっている。信頼回復を図るには、無派閥の中から即戦力となり得る人材を選ぶ必要があると判断したとみられる。首相は周辺に「党全体として問題に向き合うには、無派閥議員との連携は重要だ」と語った。

 首相は13日の会期末に合わせて記者会見を開き、党改革に向けた方針を打ち出したい考えだ。

 首相は裏金を受け取った疑惑が指摘される松野氏を交代させる方針を9日までに固め、その後同様の疑惑を抱える高木、西村、萩生田の各氏の交代を判断した。残る5人衆の世耕弘成・党参院幹事長(61)や、安倍派座長で党税制調査会幹部の塩谷立元文部科学相(73)にも同様の疑惑が浮上しており、彼らも進退を問われる可能性がある。

 疑惑がどこまで広がるか見通せる状況になく、党内からは「安倍派全員を主要ポストから外しておくべきだ」との声も上がる。このため首相はどの程度の規模感で人事を行うか思案を重ねている模様だ。政府関係者は取材に対し「今はあつれきよりも全体のことを考えるべきだ」と語った。

 首相は9日に麻生太郎副総裁と約2時間、首相公邸で会談した。10日午後には、東京・虎ノ門のホテル「オークラ東京」に約1時間滞在。表向きの用件は「秘書官との打ち合わせ」だったが、首相周辺によると、ホテル内で萩生田氏と面会したという。

 首相はその後、首相公邸に戻り、自民党の森山裕総務会長(森山派会長)、茂木敏充幹事長(茂木派会長)、腹心の木原誠二幹事長代理(岸田派)らと個別に会談した。人事や今後の政権運営を巡り意見交換したとみられる。【畠山嵩、李舜、鈴木悟、木下訓明】

9077OS5:2023/12/11(月) 07:33:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c6e171e472cc41f67b67ace6381b198561fce48
政権に激震、打開策見えず 安倍派幹部、軒並み関与か 人事難航の可能性〔深層探訪〕
12/11(月) 7:00配信


24
コメント24件


時事通信
国際会議に出席した岸田文雄首相=9日午後、長崎市

 自民党安倍派の裏金疑惑で、派閥幹部「5人衆」全てが違法な資金還流に関わっていた疑いが明らかになった。岸田文雄首相はこのうち「内閣の要」の松野博一官房長官を更迭する方針だが、他のメンバーも閣僚・党幹部に丸抱えしており、政権人事の一新を迫られるとの見方も出ている。捜査がどこまで広がるのか見通せず、人事の時期や規模を巡り調整が難航する可能性もある。

【ひと目でわかる】特定パーティー収入ランキング

 ◇「組織ぐるみ」
 「今の時点で詳しく説明することはできない。状況を把握する」。普段、歯切れの良さで鳴らす自民党の世耕弘成参院幹事長は9日、京都府宇治市で自らへの裏金還流を問う記者団にこう釈明。政権への影響を問われると「大変厳しい。責任を感じる」と認めざるを得なかった。

 安倍派の裏金疑惑は日増しに深まるばかりだ。松野氏に続き、安倍派で実権を握る「5人衆」の萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長と世耕氏に加え、座長の塩谷立元文部科学相にも還流の疑いが浮上。松野、高木、世耕3氏の額は5年で1000万円超に上るとされる。

 政府内では、安倍派事務総長経験者を含む「5人衆」の関与について、派閥資金の管理責任が中心になるのでは、との見方も存在した。しかしここにきて派幹部が、軒並み裏金の「受け手」になっていた疑惑の構図が浮き彫りとなり、政府関係者は「意図的な『組織ぐるみ』の手法だったのは明白だ」と指摘する。

 ◇「八方ふさがり」の人事
 首相は昨年の安倍晋三元首相の死去後、党内最大派閥の安倍派との関係維持に腐心し、「5人衆」全てを政権中枢で重用し続けてきた。今回の疑惑は、政権に与える影響の大きさから、1989年の竹下内閣退陣につながったリクルート事件などの「疑獄」になぞらえる向きもある。

 松野氏の後任には首相の身内の岸田派から林芳正前外相や小野寺五典元防衛相のほか、茂木派の加藤勝信前厚生労働相らの名前が取り沙汰されるが、疑惑の広がりに「人事をやるなら国対委員長、政調会長を含め全部代えないといけない」(安倍派中堅)との声が上がる。

 松野氏交代を先行させた場合、「芋づる式に閣僚更迭を迫られる」という見方が自民内にある。かといって説明責任を果たしていない松野氏を当面留め置いても、政権にはダメージとなり、低迷する内閣支持率が「底割れ」する可能性も現実味を帯びる。「安倍派中堅以下の議員にも裏金が還流している」(自民関係者)とも言われる中、大幅な人事に踏み切った後に政務三役などの関与が発覚すれば政権に追い打ちとなるのは必至。自民関係者は「八方ふさがりの状況だ」とうめく。

 自民党の茂木敏充幹事長は9日、大阪市内の党会合で派閥パーティーを党本部がチェックするなどの対応策を検討していると明かし「国民の信頼回復を図りたい」と強調した。あくまでも派閥の存在を前提にする考えだが、党内からは「派閥解消などの思い切った策を打つべきだ」との声も上がる。

 立憲民主党の泉健太代表は9日、静岡市内で記者団に「自民党に自浄作用があるかどうかが問われている」と岸田政権の対応を重ねて批判。「派閥は解体してもいいのではないか」とも語った。

9078OS5:2023/12/11(月) 07:33:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbea0fb4f29c8d015762b532353ab29bec10857f
【安倍派裏金スキャンダル】「沈む船に誰も乗りたくない」後任官房長官に小泉進次郎氏らの名前挙がるも内閣改造、党役員人事が暗礁乗り上げる可能性が
12/11(月) 7:15配信

NEWSポストセブン
後任の官房長官候補には小泉氏の名前も挙がるが……(写真/時事通信フォト)

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーをめぐる裏金問題が急展開を見せている。岸田文雄・首相は、安倍派に所属する政務三役(閣僚・副大臣・政務官)を全員交代させる方向で検討しているとも報じられており、12月13日の臨時国会閉会後に人事が進められる見通しだが、そう簡単に事は進まなそうだ。

【写真】続々更迭される見通しの「裏金スキャンダル」渦中にある政権幹部の面々

 岸田首相は自派閥の宏池会が党内第4派閥というポジションのため、所属議員99人の最大派閥である安倍派の人材を重用してきた。しかし、安倍派5人衆と呼ばれる松野博一・官房長官、西村康稔・経済産業相、萩生田光一・党政調会長、高木毅・党国会対策委員長、世耕弘成・党参院幹事長がいずれも派閥からのキックバックを受け取っていた疑惑が浮上しており、内閣・党役員の人事に着手せざるを得ない状況になっている。

 とりわけ、内閣のスポークスマン役にあたる官房長官の後任人事では、官房長官経験者である茂木派の加藤勝信氏のほか、田村憲久・元厚労相(岸田派)、小泉進次郎・元環境相(無派閥)らの名前が挙がっている。

 しかし、「イメージ刷新のための人事といっても、難航するのは必至ではないか」と話すのは、安倍派以外の派閥に所属する中堅議員だ。

「ただでさえ支持率が低空飛行状態にあって長くはもたないとみられていた岸田政権を裏金問題が直撃した格好だ。重要ポストをエサにしたところで、入閣して数か月で内閣が潰れてしまったら、なんの意味もない。どうせ沈む船に乗りたいと思う人間なんていないでしょう。周りには“入閣要請があっても断わる”と話している議員もいる」

「小泉進次郎官房長官」でもイメージは変わらない
 衆議院議員の任期は折り返し地点を過ぎており、いつ解散総選挙があってもおかしくない時期に差し掛かるなか、「選挙に有利になる大臣ポストに就きたい」という発想になるのが“永田町の常識”のはずだが、今回ばかりはそれが当てはまらないという話だ。政治ジャーナリストが言う。

「もはや安倍派だけの問題では収拾がつかない。安倍派以外の派閥でも、政治資金収支報告書に記載こそしていたが、パーティー券を多く売った議員へのキックバックにあたるカネの流れがあり、十把一絡げでのイメージダウンは避けられない。小泉進次郎氏が官房長官の候補として取り沙汰されているが、そんな人事くらいでイメージが変わり、内閣支持率が反転上昇するような展開は考えられない。

 安倍派からは閣僚4人、副大臣5人、政務官6人が政務三役として送り込まれている。党役員も含め、5人衆だけでなく安倍派を軒並み外すような人事をやれば同派からの反発は避けられないが、仮にそれを断行しようとしても、岸田政権のもとでポストを欲しがる議員は相当に限られるはず。次々と断わられて人事が行き詰まる展開さえ懸念されます」

 臨時国会閉会後の岸田首相の政権運営が大きな壁にぶち当たることになるのは間違いなさそうだ。

9079OS5:2023/12/11(月) 07:34:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/12179fff31d6f64ba8e093af8e8b40e9cc3a86f3
「ポスト岸田」が「自民党キックバック大崩壊」で浮上…誰だ誰だ、裏を引くのは結局「霞が関」なのか
12/11(月) 7:19配信


5
コメント5件
現代ビジネス
「キックバック」の背景にあるもの
photo by gettyimages

 自民党政権を揺るがす事態が起きているーー。

 12月13日、臨時国会閉会後、東京地検特捜部による政治資金規正法の捜査が本格化するとみられている。政局に与える影響は計り知れない。

【写真】「小室圭」さんの様子がおかしい…眞子さんとの同棲で「2年前とは別人」に

 当初、自民党5派閥のパーティー券問題について、自民党の5派閥の政治団体が政治資金パーティーの収入について2018〜21年分の政治資金収支報告書に計約4000万円分を過少記載したとする告発状を受け、東京地検特捜部が各派閥の担当者から任意で事情を聴いているという程度だった。

 しかし、12月になると、政治資金パーティー収入について議員へのキックバックが裏金化していた疑いがあるとして、東京地検特捜部が捜査を進めていると報じられている。

 これまでの経緯は、先週12月4日付け本コラム「事実上の「キックバック」まで…自民党「政治資金パーティー問題」が勃発した「そもそもの理由」をご覧いただきたい。今回は、その政治的な背景について、考えたい。

 この問題は、11月13日付け本コラム「岸田首相、打つ手なし…! 財務省の「ハシゴ外し」で支持率回復どころか「党内分裂」へ」に遡ってみないと全体像が見えてこない。

 岸田首相が「増税メガネ」と呼ばれて所得税減税を謳い出し、岸田首相に「自我」が芽生えたために、財務省がハシゴ外しを目論んだというストーリーについて触れている。なお、減税を言い出したのは、党内では安倍派であるので、岸田首相に「自我をつけた」のは安倍派と財務省には見えただろう。

 岸田首相は宏池会のプリンスだった。宏池会は、池田勇人元首相が創始者で、その次に大平正芳元首相、鈴木善幸元首相、宮沢喜一元首相と迸出した名門派閥だ。池田氏、大平氏、宮沢氏は元大蔵官僚であり、宏池会と財務省の関係は深い。岸田首相も、宮沢家と姻戚関係にあり、二人の妹さんの旦那は大蔵官僚だ。

 したがって、宏池会の系譜としての「血筋」はいい。

9080OS5:2023/12/11(月) 08:38:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b269fae555dc49f40d937575cc2b4d96a25642e
また疑惑議員が…記者追及に「頭悪いね」裏金問題に総理周辺では「安倍派一掃」の声も
12/10(日) 23:30配信
テレビ朝日系(ANN)

All Nippon NewsNetwork(ANN)

岸田政権を直撃している安倍派の裏金問題です。
疑惑の渦中にある松野官房長官に加え、同じく疑惑がもたれている複数の安倍派幹部の更迭も検討されています。

■安倍派議員また疑惑…記者追及に「頭悪いね」

報道陣の前に姿を見せた谷川弥一衆院議員。
Q.4000万円超のキックバックがあったという報道があったが事実関係は?
(安倍派 谷川弥一衆院議員)「読み上げますよ。清和政策研究会のパーティー券の問題について、刑事告発を受けている案件でもあり、事実関係を慎重に調査・確認をして、適切に対応してまいりたい。」
Q.キックバックがあった?
「今、コメントしただけです。僕が今言えることは。」
Q.(パーティー券の販売の)ノルマはどれくらいだった?
「だから今言った通りって言っているでしょ。今言った通り」
Q.これからの議員活動については?
「だから、今言った通りって言っているじゃない。なんで同じこと、何回も言うの。」
谷川議員は安倍派で当選7回。これまでで最大規模の4000万円を超えるキックバックを受け、収支報告書に記載しなかった疑惑が報じられています。
Q.会派の中でそのようなことがあった?
「まあいいから、その通りって。何を言っても。頭悪いね。言っているじゃないの。質問しても、これ以上、きょう言いませんと言っているじゃない。わからない?」

9081OS5:2023/12/11(月) 08:38:41

■「安倍派一掃」も…“裏金疑惑”議員の週末

福島の水産物の魅力をアピールする西村経済産業大臣。安倍派をめぐる“裏金疑惑”は、政権の中枢を直撃する事態に。
Q.(収支報告書に)記載しなかったことが取りざたされています。
(安倍派 西村経産大臣)「捜査の状況もありますので、それも見ながら、私自身はいずれかの時点で、適切な時点でですね、 しっかりと説明をしたいと考えております。」
この週末までに名前があがった、安倍派幹部は6人。このうち、松野官房長官ら3人には、1000万円を超えるキックバックを収支報告書に記載しなかった疑いが浮上しています。岸田総理は松野官房長官を更迭する方針で、さらに複数の政府・与党関係者によると、西村経済産業大臣ら4人についても、交代させる方向で検討に入りました。
総理周辺は「安倍派を一掃するのはやむを得ない」と話していて、今月中に人事に踏み切る見方が強まっています。そんな中、安倍派の塩谷座長は。
Q.一度撤回はされているかと思うのですが、キックバックに関連して「あったと思う」という発言もされていたと思うが?
(安倍派 塩谷座長)「あれはいろいろな質問の中で、そういうような状況があったのかなと思っておりますが、 事実関係を把握しておりませんので、のちほど撤回したわけでございます。いまそれぞれの捜査が進んでいる中で、まだ具体的なことを申し上げる段階ではないと思っております。」

渦中の議員らは、この週末をどう過ごしたのか。
きのう、福井県越前町では、国政報告会の準備が進んでいました。
(佐々木一真アナウンサー)「いま、高木議員が会場に姿を見せました。高木議員が会場に到着しました。キックバックについてコメントお願いします。」
1000万円超の“裏金疑惑”が浮上する中、地元に入った高木国対委員長。
(佐々木一真アナウンサー)「今、カーテンが閉められましたね。」
疑惑について、支援者らを前に、どう説明したのか。
(高木毅国対委員長)「外に大勢の記者の方々がいらっしゃっておりまして、おわびを申し上げなければならないと思います。調査をして、精査をして、確認をしているという状況でございますので、これ以上、皆様方にお話しすることができないわけでありますけども…」
高木国対委員長は、派閥の実務を取り仕切る安倍派の事務総長でもあります。
Q.もしキックバックがあったならば、把握している立場では?
(高木毅国対委員長)「刑事告発されている案件でもありますし、あわせてもうすでに捜査が始まっているやに聞いておりますので、慎重に事実関係を確認して、適切に対応していくということに尽きます。」
やはり“捜査中”だとして、具体的な説明を避ける様子に、地元の町議会議員は。
(越前町議員 吉田憲行議員)「自民党員としても、ロッキード(事件)以来のと言われているのでね、ただでさえ、みんな不信感を持っているので、これが末端の僕らにまで来ますから、そこのところはきちんと説明責任は果たしていただきたいという思いはあります。」

同じく1000万円超の“裏金疑惑”がかかる、世耕参院幹事長の姿は、京都にありました。
(世耕弘成 参院幹事長)「冒頭 、少しおわびから始めさせていただかなければなりません。」
講演で、こう口火を切ったものの…
(世耕弘成 参院幹事長)「これは捜査そのものに影響を与えかねないということで、今なかなかご説明できない状況にあります。」
Q.軒並み皆さん、“捜査中”を理由に説明されないというスタンスを同じようにとられていますが?
(世耕弘成 参院幹事長)「いつまでも説明しないと言っているわけではありません。しっかりとけじめがついて、節目が出てくれば、私もしっかり説明したいと思っています。説明責任をいつかは果たしたいと思っています。」
Q.“いつか”というのは捜査終結のことをおっしゃっているんですか?
「それは分かりません。」

■「“金庫番”が一手に」松野長官の知人語る

もう一人、1000万円超の“裏金疑惑”を持たれているのが、松野官房長官です。
地元で取材を進める中で、松野氏個人と派閥のパーティー券、両方の販売に関わったという人物に、話を聞くことができました。
(松野氏をよく知る人物)「2万円の印刷した券があるわけで、それが売ってきてくださいよと手元にくる。」
Q.その派閥(のパーティー券)ですって言って?
「売れない、売れない、売れないよ。松野さん(のパーティー券)なら5枚買うけど、派閥のなら1枚だけ置いてきなよ。そんな感じだよ。」
ただ、この人物も、パーティー券のノルマやキックバックについては、分からないと言います。
(松野氏をよく知る人物)「いったい全体で何枚売れて、それがノルマを達成できたのか、あるいはノルマに足らなかったのかは、我々は全くわからん。それを全部一手にやっていたのは“金庫番”だから。」


12月10日『サンデーステーション』より

テレビ朝日

9082OS5:2023/12/11(月) 09:33:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/16e10cc41efde79fc1ede684543f356c74d4f33b?page=1
「1人で裏金9000万円」安倍派議員は誰だ…退陣濃厚の岸田政権「絶望の内閣改造へ」交代は松野、西村にトバッチリで高市
12/11(月) 9:10配信


39
コメント39件


みんかぶマガジン
AdobeStock

 自由民主党の最大派閥である「清和政策研究会」(安倍派)が裏金問題で大荒れだ。

 安倍派に所属する議員のうち数十人がキックバックを受け、議員側にキックバックされた資金の総額は、去年までに数億円にものぼるとされているようだ。松野博一官房長官、高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長を巡っては それぞれ1000万円超のキックバックを受けるも不記載であった可能性をメディアが指摘している。一方で共同通信は最近の5年間で9000万円超のキックバックを受けた議員がいるとも報じている。

 元プレジデント編集長で作家の小倉健一氏は「年末に内閣改造がある可能性が浮上してきた」というーー。

内閣の要である「官房長官」が辞任することは非常に由々しき事態
 支持率低迷が続いていた岸田文雄政権に、相次ぐ汚職事件で追い込まれた末の絶望の「内閣改造論」が浮上している。今、国会がある永田町で何が起きているのか。事実関係を順に追って見ていこう。

 岸田文雄首相は、自由民主党の最大派閥である「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティーの収入を不正に扱い、裏金化していた疑惑に関連して、安倍派の幹部である松野博一官房長官を交代させる方針を決定した。この交代は事実上の解任となる。首相は後任の人事について調整を進めている。

 内閣の要である「官房長官」が辞任することは非常に由々しき事態だ。過去には第2次森内閣時の2000年10月に、中川秀直氏が愛人報道で辞任した例がある。また、第2次小泉内閣では、福田康夫氏が2004年5月に国民年金保険料の未納問題により辞任した。今回、松野氏が辞任すると、2021年10月に発足した岸田内閣では、不祥事などによる閣僚の辞任は5人目となる。

安倍派「5人衆」の全滅
 内閣の重要な役職である官房長官の交代は、政権運営に深刻な不安定さをもたらし、すでに支持率が低迷している岸田首相にとっては大きな影響を与えることが避けられない。

 松野氏以外にも報道で名前が挙がっているのは、高木毅国対委員長や世耕弘成参院幹事長、塩谷立元文部科学相、萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相だ。塩谷氏は派閥の事実上トップの座長で、他の5氏は安倍派「5人衆」と称され、安倍晋三元首相の暗殺以後、空席となった会長職に代わって、集団指導体制を敷いてきた。

 安倍派が開催する政治資金パーティーは年に1回行われる。この派閥に所属する議員には、当選回数や役職に応じてチケットの販売枚数の目標が設定されている。目標を超えた分の資金は、派閥から議員へ不正に返還される仕組みだった。

事実なら、組織的かつ悪質な裏金隠し
 この過程で、安倍派は目標を超えた分の収入を派閥の収支報告書に記載せず、議員への返還も支出として記載しない方法で、組織的に裏金を作っていたとされる。裏金を受け取った議員も、自身の政治団体の収支報告書にこの収入を記載していなかった。

 安倍派の会計担当職員は特捜部(東京地検特捜部)による事情聴取で、パーティーの収入の一部を議員に返還していたことを派閥の事務総長に報告していたと説明していることが明らかになった。安倍派の国会議員は、<「キックバックについては『派閥から政治資金収支報告書に書くなと言われた』と事務所の会計責任者が言っていた。修正しなければならないと思っている」「上層部から『(報告書に)書くな』と言われたら、そうするしかない。悪気があってやったわけではないというところを、どう捉えられるか。特捜部の判断を待つしかない」TBSNESDIG・12月9日>と供述しており、事実なら、組織的かつ悪質な裏金隠しだ。

9083OS5:2023/12/11(月) 09:33:41
とにかく悪質…捜査を本格化へ
 また、一部議員はノルマ分だけを派閥に収め、超過分は派閥に報告せずに議員のパーティー券用口座に残す場合もあったとされる。一部議員への還流分はパーティー券の販売実績に応じた秘書への実質的な奨励金や、秘書の給与などにも使われていた。読売新聞(12月7日)によれば<安倍派では、10人以上の所属議員がキックバックなどにより裏金化していた疑いのあることが判明している。特捜部は政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)での立件を視野に捜査しており、同党議員数十人からの聴取を検討。臨時国会会期末の12月13日以降にも捜査を本格化させるとみられる>という。

 裏金の総額は、2018年から2022年の5年間で億単位に上ると見られている。この期間に、塩谷氏は数百万円、高木氏と世耕氏はそれぞれ1千万円以上、萩生田氏は数百万円、西村氏は約100万円の裏金を受け取っていた疑いが新たに明らかになった。松野氏についても1千万円以上の裏金を収支報告書に記載していなかった疑いがすでに指摘されており、問題は安倍派の中枢幹部6人全員に及んでいる。

 派閥の実務を管理する事務総長の役割は、松野氏が2019年から2021年、西村氏が2021年から2022年、高木氏が2022年から現在まで務めている。

安倍派の動きを察知して、謎の動きをしたのが、岸田首相
 先の『報告書に書くな』と命じたのは、これら3人の可能性がある。特捜部(東京地方検察庁特別捜査部)は幹部6人の資金の流れを把握しており、さらなる実態解明を進めているところだ。

 政治資金規正法では、政治団体の会計責任者に対して収支報告書を提出する義務が課されている。この報告書に記載がない場合、会計責任者は5年以下の懲役刑または100万円以下の罰金に処される可能性がある。さらに、もし共謀、つまり複数の人がこの不正行為に関わっていれば、会計責任者以外の関与者も罪に問われることがある。

 こうした安倍派の動きを察知して、謎の動きをしたのが、岸田首相だ。自らが会長をつとめる岸田派(宏池会)を、総理大臣と自民党総裁の間は離脱する意向を固めたのだった。首相就任後も政治資金集めに余念のなかった岸田首相であるが、菅義偉前首相などから「派閥政治を引きずっているというメッセージになって、国民の見る目は厳しくなる」と批判があっても、「派閥を抜けなければならないルールはない」と頑なに言い張って派閥会長にしがみついてた。今回の追い込まれての派閥離脱に、国民はさらなる「残念な印象」を持ったことであろう。

なぜかとばっちり食らう高市早苗
 では、今後、安倍派、そして岸田政権はどうなっていくのだろう。筆者は週末、自民党、永田町関係者と断続的に取材をした。そこで得られた話を述べる。まず、共通した認識は、安倍派の分裂含みの弱体化と脱派閥の流れが加速するとの観測だった。幹部全員がキックバックを受けていたことがわかったことは、関係者で衝撃が走っている。安倍派幹部による裏金化指示は、派閥解体の機運すら盛り上がりかねない。2000年の前までは、茂木派(平成研)が100人の議員を擁したが、日歯連事件などのスキャンダルを経て勢力が衰えた。安倍派は当面の間、自民党内での発言力を失うことになり、公認争いやポストの獲得で不戦敗が続くことになる。そんな派閥に所属しようというのは、よほど覚悟のある人物か、はたまた「親の代から清和研」というような2世、3世議員ということになろう。

 大手新聞政治部記者は「松野官房長官の更迭を誤魔化すために、内閣改造を行うようだ。そこでは、同じく安倍派事務総長だった西村大臣の交代、そして、岸田政権に公然と反旗を翻すような勉強会を立ち上げた高市早苗氏の交代もとばっちりの部分もあるが、選択肢に入っている。高市氏の勉強会に参加する議員数は少ないので問題はないだろう」と指摘した。

安倍派議員たちの弁明には呆れるほかない
 いずれにしろ、安倍派議員たちの弁明には呆れるほかない。巨額の裏金をつくった国会議員は、刑務所へ行くべきだ。また議員報酬を半額にして先進国平均に並にするか、「異次元の子育て政策」でお手本にするといっていた北欧スウェーデン、フィンランド並みの3分の1にすべきだ。

 彼らは偉くもないし、知恵もない。政策的に何の効果もない、莫大な補助金ばら撒いてその分以上に後から増税するだけの集団に、日本人は特権を与えすぎだ。

小倉健一

9084OS5:2023/12/11(月) 09:34:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/12179fff31d6f64ba8e093af8e8b40e9cc3a86f3
「ポスト岸田」が「自民党キックバック大崩壊」で浮上…誰だ誰だ、裏を引くのは結局「霞が関」なのか
12/11(月) 7:19配信
現代ビジネス
「キックバック」の背景にあるもの
photo by gettyimages

 自民党政権を揺るがす事態が起きているーー。

 12月13日、臨時国会閉会後、東京地検特捜部による政治資金規正法の捜査が本格化するとみられている。政局に与える影響は計り知れない。


 当初、自民党5派閥のパーティー券問題について、自民党の5派閥の政治団体が政治資金パーティーの収入について2018〜21年分の政治資金収支報告書に計約4000万円分を過少記載したとする告発状を受け、東京地検特捜部が各派閥の担当者から任意で事情を聴いているという程度だった。

 しかし、12月になると、政治資金パーティー収入について議員へのキックバックが裏金化していた疑いがあるとして、東京地検特捜部が捜査を進めていると報じられている。

 これまでの経緯は、先週12月4日付け本コラム「事実上の「キックバック」まで…自民党「政治資金パーティー問題」が勃発した「そもそもの理由」をご覧いただきたい。今回は、その政治的な背景について、考えたい。

 この問題は、11月13日付け本コラム「岸田首相、打つ手なし…! 財務省の「ハシゴ外し」で支持率回復どころか「党内分裂」へ」に遡ってみないと全体像が見えてこない。

 岸田首相が「増税メガネ」と呼ばれて所得税減税を謳い出し、岸田首相に「自我」が芽生えたために、財務省がハシゴ外しを目論んだというストーリーについて触れている。なお、減税を言い出したのは、党内では安倍派であるので、岸田首相に「自我をつけた」のは安倍派と財務省には見えただろう。

 岸田首相は宏池会のプリンスだった。宏池会は、池田勇人元首相が創始者で、その次に大平正芳元首相、鈴木善幸元首相、宮沢喜一元首相と迸出した名門派閥だ。池田氏、大平氏、宮沢氏は元大蔵官僚であり、宏池会と財務省の関係は深い。岸田首相も、宮沢家と姻戚関係にあり、二人の妹さんの旦那は大蔵官僚だ。

 したがって、宏池会の系譜としての「血筋」はいい。

大蔵官僚だった筆者が思っていたこと
 「増税メガネ」と言われたからとはいえ、首相が減税を言い出したのは、国民経済から見ればもまっとうであるが、財務省ファミリーとしては考えられないことだ。

 財務省ファミリーならば、国民は「短期的な快楽」のために減税を求めるが、それは浪費であり、今の厳しい財政状況を考えると将来のためにならない、と真顔で語る。

 かつて財務省ファミリーの一員だった筆者も、大蔵省入省当初はそう思っていた。

 内心本当かと思っていたが、今から30年ほど前に、当時の財政投融資批判など大蔵省への批判に対抗するために、どうしても国の財政状況を正確に言うために国のバランスシートを作らざるを得なくなった。

 その当時、それができるのは筆者に限られていたので、バランスシートを作ったら、それまで大蔵省が主張していた借金が大きいから財政危機という話はウソで資産があるので危機ではないことがわかった。

 17年前に退官するまでは、対外的には黙っていたが、小泉政権と第一安倍政権では、きちんとしたバランスシート分析では財政危機でないといい、それに基づく政策(埋蔵金の発掘・活用など)も政府内で実現してきた。

 本コラムでも、2015年12月28日付け「「日本の借金1000兆円」はやっぱりウソでした〜それどころか…」や2018年10月15日付け「IMFが公表した日本の財政「衝撃レポート」の中身を分析する それでも消費増税は必要ですか」をご覧いただきたい。

 筆者の「高橋洋一チャンネル」は、登録者数104万人(2023年12月現在)であり、この話題を何度も取り上げているので、流石に筆者の周りでは「常識化」しつつある。

9085OS5:2023/12/11(月) 09:35:12
官僚機構の中にある力学
 また、政治家の中にもこれまで財務省の言う財政危機を信用してきたが、そうでないと思い始める人も多くなった。例えば、故安倍晋三首相はその一人だ。

 元財務次官の矢野康治氏が、月刊文藝春秋2021年11月号で書いた財政論については、故安倍元首相は、月刊WiLL2021年12月号において会計論などで強烈に批判している。また、かの安倍晋三回顧録の中でも、同旨の批判をしている。

 ここで書かれているように、100兆円コロナ対策でもそのための増税がないのは、正しいバランスシート論に基づくものだ。

 率直にいえば、岸田首相が、安倍派からの提言でもあった減税を言い出さなければ、まだ財務省は岸田首相のハシゴを外さずに、それなりの政権支持率も維持できただろう。

 ここにきて、検察も岸田政権の落ち目を見て動き出したのが「パーティー券騒動」だ。それが、安倍派の狙い撃ちになっているので、自民党内力学から言えば、岸田派には余裕でもある。野党が弱いので、所詮自民党内力学で政治が動いているとみれば、岸田派、麻生派、茂木派も、実質的には余裕だ。

 財務省としても、安倍・菅政権で煮え湯を飲まされ続けたので、検察の安倍派叩きは悪くない。

 もちろん、こうした大掛かりの政局は、官僚機構だけで仕掛けられるものでない。財務省のバックには、麻生派がいる。

 麻生派としては、財務省や検察が安倍派、二階派を叩くのは好都合だ。また、大宏池会構想があるので、岸田首相を下ろしても大宏池会の中、例えば麻生派から首相が出ればいい、と思っている。これが、官僚機構の背景にある「自民都内派閥力学」だ。

マスコミの後押しで
 これを政策論から見れば、財務省としても麻生派から、減税をしない首相が出ればいいだろう。時折、鈴木俊一財務相がポスト岸田で浮上するのは、財務省の野望でもあろう。鈴木財務相は、麻生派であるが、宏池会の鈴木善幸氏の息子であり、麻生太郎氏の義弟でもあるので、財務省としてはベストだろう。

 自民党内派閥力学、財務省や検察の官僚機構の動きだけで十分だが、それを後押しするのが、反安倍のマスコミだ。安倍・菅の長期政権で、反アベのマスコミは出番がなかったが、ここにきてついに出番と意気込んでいる。

 こうした動きの結果、岸田おろしになっても、大宏池会の中での政権回し、安倍派排除という形の政局に動くだろう。松野官房長官(安倍派)は既に交代が決定的で、その後任には加藤勝信(茂木派)、田村憲久(岸田派)らの名前が出ている。萩生田光一政調会長(安倍派)、西村康稔経産大臣(安倍派)の交代もありえる。

 ただ、岸田政権は既にレームダック化しており、早ければ来年度政府予算を決定する年内、遅くとも来年度予算成立か来春の渡米までしかもたないだろう。

 安倍派もこのまま排除されるだけなのか、激しい抵抗が水面下で行われるのではないか。

髙橋 洋一(経済学者)

9086OS5:2023/12/11(月) 09:35:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/66b408ca5a1e5237d576964c8aa36c9356990788
【安倍派・裏金疑惑】すべてを知る“金庫番”を直撃 浮かび上がる事件表面化直前の「言動の異変」
12/11(月) 7:15配信
 自民党の最大派閥「清和政策研究会(安倍派)」の裏金疑惑は、“令和のリクルート事件”と呼ばれて政権を揺るがしている。特捜部の動きに戦々恐々とする派閥の重鎮たちがダンマリを決め込むなか、裏金づくりのすべてを知るキーマンを直撃した──。

誰の指示だったのか
 東京都内のとある住宅地。幹線道路からやや離れた閑静な一角にその家はあった。玄関には丹念に手入れされた鉢植えの花が飾られているが、木造2階建ての家屋は昼間も雨戸が閉じられたままだ。インターホンを押しても返事がない。

 12月3日午前10時30分過ぎ、70歳前後と思しき白髪の男性が家から出てきてガレージの車に乗り込もうとした。

「裏金づくりは誰の指示だったのか?」

 本誌・週刊ポスト記者が直撃すると、男性は、「近所の迷惑になるので」と、質問には答えずに車に乗り込み、走り去った──。

 東京地検特捜部の安倍派裏金疑惑の捜査は、「派閥解体作戦」の様相を帯びてきた。

 全国から応援検事を集めて同派の会計責任者や議員秘書らの事情聴取に乗り出し、事務総長経験者の聴取も検討していると報じられている。

 政治資金規正法違反(不記載罪など)の時効は5年で、その間の同派の事務総長経験者といえば、下村博文・元文部科学大臣、松野博一・官房長官、西村康稔・経産大臣、高木毅・自民党国対委員長の4人の大物議員。捜査が政権中枢に及ぶ可能性まで出てきたのだ。

 これほどの捜査の広がりは竹下登内閣時代に発覚したリクルート事件(注:1988年、竹下登・首相ら自民党の有力議員や大物財界人などが、リクルート社から賄賂として未公開株を受け取ったことが発覚。翌年に東京地検特捜部は計12人を贈収賄罪で起訴した。政界では、藤波孝生・元官房長官と池田克也・元衆院議員の2人の有罪が確定)級だ。

 この事態を受けて岸田文雄・首相は12月6日、麻生太郎・副総裁ら各派の領袖クラスの党幹部を招集して緊急幹部会を開き、「派閥パーティー全面自粛」を決めるなど厳戒態勢を敷いた。

 数多くの政界捜査を取材してきたジャーナリストの伊藤博敏氏が語る。

「焦点は安倍派の事務総長経験者や派閥から多額のキックバックを受けて裏金にしていた議員たちを摘発できるかどうかです。ちょうど1年前に似た構図の事件があった。麻生派の薗浦健太郎・元代議士がパーティー収入を少なく記載して政治資金規正法違反に問われ、会計を担当した秘書だけでなく、議員本人も略式起訴されて罰金と公民権停止の略式命令を受け、議員辞職に追い込まれた。

 東京地検はその時の捜査を通じて政治資金パーティーを利用した裏金づくりのカラクリを理解し、判例もできた。その上で満を持して安倍派の裏金づくりの捜査に乗り出したわけです。まずは派閥の会計責任者が追及され、さらに歴代の事務総長が会計責任者に指示したり、経理の報告を受けて了承したかを解明し、政治家の責任に踏み込んでいく方針だと考えられる」

 捜査のキーマンとなっているのが、安倍派事務局長で同派の政治団体「清和政策研究会」の会計責任者を務めるX氏だ。冒頭、本誌が直撃した白髪の男性である。

 安倍派の裏金づくりにどういう役割を果たしていたのか。

9087OS5:2023/12/11(月) 09:36:17
慌てて確認に奔走
 安倍派議員のベテラン秘書が言う。

「X氏はNTT出身で子会社の役員や監査役を務め、4年ほど前に安倍派の事務局長として迎えられた。同じNTT出身の世耕弘成先生(自民党参院幹事長)の紹介でした。民間企業出身だから政治は素人同然だが、われわれ秘書には『高木事務総長がこう仰っている』などと幹部の威光を振りかざす。選挙のことで相談に行くと、『議員が直接言ってこい』と秘書は相手にしない態度でした」

 世耕事務所に経緯を尋ねたところ締め切りまでに回答はなかったが、事務局長に就任したX氏は会計責任者として安倍派の資金を管理することになった、いわゆる派閥の金庫番である。

 同派は所属議員にノルマを課して派閥のパーティー券を売らせ、ノルマを超えて売りさばいた議員にはその分の代金をキックバックしていたとみられる。

「キックバックはだいぶ昔から行なわれていたことですが、かつては派閥が領収書を出したり、議員側が政治資金収支報告書に記載するなど、それが可視化できるようにしていた時期もあった。しかし、そうすると集金力のある有力議員が多額のキックバックをもらった際に、派内で『あの議員は自分で多額の献金を集めているのに、派閥はそんな裕福な議員に金を戻すのか』という不満の声が高まるようになった。

 それが面倒なのでキックバックは現金で渡し、領収書を取らずに政治資金収支報告書にも載せない裏金にしたと聞いています。派内の議員にも金額がわからないようにするためです。このシステムはX氏の前任者の時代にはもうできていて、X氏は引き継いだかたちです」(別の秘書)

 どの議員がパーティー券を何枚売ったかの本当の金額と、キックバックの金額を知るのはX氏とごく少数の派閥幹部だけだという。

 ところが最近、X氏の言動に異変が起きていた。特捜部の捜査が表面化する前のことだ。別のベテラン秘書の話である。

「X氏が複数の事務所の秘書にパーティー券の代金について問い合わせを始めたんです。代金を派閥の口座に振り込んだ分は通帳に記録があり、現金で持ち込んだ分も金額は各事務所が提出した帳簿でわかるが、誰が持ってきたかまでは記録していない。

だからX氏は『現金で持参したのは〇〇さんで間違いないか』とか、派閥から代金のキックバックを受けた事務所には『現金を受け取ったのは〇〇さんで間違いないか』と慌てた様子で確認して回っていた。秘書の間では、“あの時にはもう特捜部の事情聴取を受けていたのでは”という話になっている」

 だとすれば、特捜部はX氏の供述からキックバックの金額や誰が現金で受け取ったかまで詳細に掴んでいる可能性が高い。

 今後の捜査のポイントは、X氏が上司の事務総長や派閥幹部の具体的関与について、どこまで特捜部に供述するかになる。

「裏金づくりは誰の指示だったのか?」

 本誌記者がX氏に質問したのはまさにその点だったが、答えは返ってこなかった。

※週刊ポスト2023年12月22日号

9088OS5:2023/12/11(月) 14:51:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/da1cece05eb10b61ff29ea2689f359e51b0c5e1f
岸田首相、閣僚・自民党役員人事を14日軸で調整 裏金疑惑
12/11(月) 14:43配信

毎日新聞
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=首相官邸で2023年12月11日午前8時57分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相は、自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑を受けて、安倍派の政務三役らを交代させるため、閣僚・自民党役員人事を今国会閉会後の14日を軸に実施する調整に入った。政府関係者が11日明らかにした。【高橋祐貴】

9089OS5:2023/12/11(月) 14:52:15
https://mainichi.jp/articles/20231209/k00/00m/010/271000c?inb=ys
「座長も5人衆も求心力なくなった」 裏金疑惑、憤る安倍派中堅
深掘り 木下訓明 古川宗
政治

速報

政局
毎日新聞 2023/12/9 21:03(最終更新 12/11 11:19)
 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、安倍派の裏金疑惑は、松野博一官房長官ら「5人衆」に座長の塩谷立元文部科学相を加えた幹部6人まで拡大し、底なしにも見える様相だ。多くが政府や党で枢要な役職を担っており、岸田政権は窮地に陥っている。松野氏らを早期に更迭する案や、13日の臨時国会閉会後に内閣改造・党役員人事に踏み切る案が浮上。岸田文雄首相は政権刷新につなげようと模索するが、疑惑による打撃は深刻で奏功するかは不透明だ。

「逃げ回ってばかり」
 政治資金パーティー収入を巡る裏金疑惑は、党内最大の99人を擁する安倍派中枢に及んだ。派閥を率いる立場にありながら説明を避け、政治不信を招く要因ともなっている派閥幹部らの言動に対し、中堅や若手を中心に動揺が広がっている。

 「国民の政治不信を招くことになっているわけだから、大変厳しい影響が出てくるだろう。私自身もその責任の一端を感じている」。安倍派幹部で、自身もキックバックを受けた疑惑が報じられている世耕弘成党参院幹事長は9日、京都府宇治市での講演後、記者団にそう述べた。しかし、派閥や自身の裏金疑惑について見解をただされると「捜査に影響を与えてはいけないという観点から、残念ながら今の時点で詳しく説明することはできない」と説明を拒んだ。

 安倍派では、2022年7月に当時会長だった安倍晋三元首相が死去。その後、会長ポストは空席のまま、塩谷立元文部科学相を座長に据え、意思決定については、松野博一官房長官、高木毅・党国対委員長、西村康稔経済産業相、萩生田光一・党政調会長、世耕氏の「5人衆」を含む常任幹事会による集団指導体制をとってきた。

 派閥のパーティー収入を巡る問題の発覚後、塩谷氏が11月30日にキックバックの慣習について「あったと思う」と発言。直後に撤回したものの派内は混乱した。松野氏や西村氏らも記者会見で「捜査中」などを理由として説明を拒否し続けている。

 こうした状況に派内の若手からは…

9090OS5:2023/12/11(月) 17:29:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/12b27906c340ad0d4dc0073ca6acb678e35c3224
萩生田氏「進退自分で」 安倍派政務三役辞任なら自らも辞任の考え
12/11(月) 16:55配信

朝日新聞デジタル
自民党の萩生田光一政調会長

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、裏金を受け取った疑惑が浮上している同派幹部の萩生田光一政調会長は11日、「今回のことが原因で、閣僚や副大臣などが辞めるならば、政調会長の私の責任も同等に、またそれ以上に大きなものがある。人事は首相の専権事項だが、出処進退については自分で決めたい」と述べた。安倍派の政務三役が辞任する場合は、自らも辞任する考えを示した。

 東京・永田町の党本部で記者団の取材に応じた。岸田文雄首相は、萩生田氏のほか、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅・党国会対策委員長を交代させる意向を固めている。また、安倍派所属の閣僚、副大臣、大臣政務官の政務三役を全員交代させる考えだ。

 萩生田氏は当選6回。安倍派では「5人衆」と呼ばれる幹部の一人で、文部科学相や経済産業相を歴任してきた。

朝日新聞社

9091OS5:2023/12/11(月) 20:09:04
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20231211k0000m010230000c.html
首相、14日を軸に閣僚人事へ 安倍派を交代、無派閥人材を登用か
2023/12/11 20:01毎日新聞

首相、14日を軸に閣僚人事へ 安倍派を交代、無派閥人材を登用か

参院本会議で立憲民主党の徳永エリ氏の質問を聞く岸田文雄首相(右)。奥は松野博一官房長官=国会内で2023年12月11日午後1時36分、竹内幹撮影

(毎日新聞)

 岸田文雄首相は、自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑を受けて、安倍派の政務三役を交代させるため、今国会閉会後の14日を軸に閣僚・党役員人事に踏み切る調整に入った。

 首相は、松野博一官房長官(61)や西村康稔経済産業相(61)ら閣僚と、自民党の萩生田光一政調会長(60)、高木毅国対委員長(67)らも交代させる方針。安倍派の副大臣、政務官も含めた政務三役計15人をすべて代える調整もしている。

 松野氏を含む4人は安倍派「5人衆」のメンバーで、事実上の更迭となる。閣僚・党役員の後任には、無派閥の浜田靖一前防衛相(68)と梶山弘志幹事長代行(68)を国対委員長を含む要職で起用することを検討している。

 首相は周辺に「党全体として問題に向き合うには、無派閥議員との連携は重要だ」と語っており、無派閥の中から即戦力となり得る人材を登用することなどで信頼回復を図りたい考えだ。13日の国会会期末に合わせて記者会見を開き、党改革に向けた方針を打ち出すとみられる。

 政権運営を巡って首相は、党内最大派閥の安倍派(99人)との連携を重視して人事でも重用してきたが、安倍派を要職から外さざるを得ない状況となった。同様の裏金疑惑が浮上する「5人衆」の世耕弘成参院幹事長(61)や、安倍派座長で党税制調査会幹部の塩谷立元文部科学相(73)も交代する可能性がある。

 首相は11日の参院本会議で裏金疑惑に関し「今後事態が明らかになっていく状況を踏まえ、問題の原因や課題を把握しながら、国民の信頼回復の観点から必要な対応を行う」と言及。閣僚・党役員人事については「政治の信頼回復と国政の遅滞回避のため、しかるべきタイミングに適切な対応をとる」と述べた。

 首相は10日に、東京都内のホテルで萩生田氏と会談。その後、首相公邸で森山裕総務会長、茂木敏充幹事長、側近の木原誠二幹事長代理らと個別に相次いで会談した。11日には、麻生太郎副総裁、茂木氏と国会内で会い、人事や今後の政権運営について意見交換したとみられる。

 立憲民主党は11日、松野氏に対する不信任決議案を衆院に提出した。日本維新の会、共産、国民民主の各党も同調する見通しだ。【高橋祐貴、中村紬葵】

9092OS5:2023/12/11(月) 21:05:55
さて、どこまで粛清されるか!?ってレベルですね



安倍派の役職者たち
★は常任幹事(15人)


総務大臣     鈴木淳司
農林水産大臣  宮下一郎
経済産業大臣   西村康稔★
内閣官房長官   松野博一★

内閣総理大臣補佐官上野通子

内閣府副大臣   堀井学
内閣府副大臣   酒井庸行(経済産業副大臣兼任)
内閣府副大臣   宮澤博行(防衛副大臣兼任)
文部科学副大臣  青山周平
外務副大臣    堀井巌

復興大臣政務官  石井拓(経済産業、内閣府大臣政務官兼任)
復興大臣政務官  加藤竜祥(内閣府大臣政務官兼任)
総務大臣政務官  小森卓郎
財務大臣政務官  佐藤啓
厚生労働大臣政務官塩崎彰久
防衛大臣政務官  松本尚

幹事長代理    稲田朋美★
副幹事長     福田達夫
副幹事長     関芳弘
副幹事長     山田美樹
副幹事長     江島潔
副幹事長     吉川有美
副幹事長     山田宏
副幹事長     松川るい

政務調査会長   萩生田光一★
国会対策委員長  高木毅★
国会対策副委員長 西村明宏★

両院議員総会会長 橋本聖子★

参議院議員副会長 山本順三★
参議院幹事長   世耕弘成★
参議院幹事長代行 野上浩太郎★
参議院国会対策委員長岡田直樹★

人事局長     森まさこ
女性局長     高橋はるみ
青年局長     藤原崇
拉致問題対策本部長山谷えり子


安倍派座長    塩谷立★
安倍派常任幹事  柴山昌彦★
安倍派常任幹事  松島みどり★
安倍派常任幹事  末松信介★

9093OS5:2023/12/11(月) 21:39:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/d387155d2ad3c8f113555602d25aebfe3cb4f5a0
内閣不信任案、立民に提出慎重論根強く 維新は賛成の公算「出すことが相当」
12/11(月) 19:03配信


25
コメント25件


産経新聞
松野博一官房長官への不信任決議案を岡田憲治衆院事務総長(中央)へ提出する立憲民主党の議員ら=11日午後、国会内(春名中撮影)

自民党派閥のパーティーを巡る「政治とカネ」問題の波及を念頭に、野党第一党の立憲民主党は11日、岸田文雄内閣不信任決議案提出の可否について党内協議を続けた。現時点では、「本番は来年の通常国会だ」(閣僚経験者)として今国会への提出は見送るべきだとの意見が根強い。


慎重論の背景にあるのは、13日の臨時国会閉会後に東京地検特捜部による捜査が本格化するという見立てだ。不信任案提出によって衆院解散の「口実」を首相に与えれば、自民を利する展開になりかねないとの判断が働いている。

立民の安住淳国対委員長は11日、「万一解散になったら(疑惑が)うやむやになる。そういう危険性をはらむ不信任案だから慎重に対応しようと、泉健太代表はわれわれに指示している」と記者団に説明した。

とはいえ、今国会では不信任案提出を巡る環境が大きく異なっている。野党第二党の日本維新の会が、提出された場合は賛成する公算が大きいからだ。

維新はこれまで、会期末に不信任案を出す野党の常套戦術とは距離を置いてきた。だが、馬場伸幸代表は8日の衆院予算委員会集中審議で不信任案賛成の可能性を示唆した上で、国会議員に月額100万円が支給される調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の改革を首相に迫った。

旧文通費見直しが目に見える形で進展していない以上、維新としては振り上げた拳を下ろしにくい状況にある。立民が不信任案提出を封印すれば、野党第一党と第二党がそろって政権に対峙する姿勢を示す好機を逃すことになりかねない。

「不信任案を出すことが普通は相当だと思う」

維新の遠藤敬国対委員長は11日の記者会見で、立民を挑発するように語った。(児玉佳子)

9094OS5:2023/12/11(月) 21:40:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/905a3579ba84a34c3117bfcd145a55f33ea32ee3
岸田首相、裏金疑惑の安倍派4閣僚全員交代を検討 田村元厚労相ら要職検討
12/11(月) 21:05配信
産経新聞
岸田文雄首相

岸田文雄首相(自民党総裁)が、自民最大勢力の安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑を受け、閣僚・副大臣・政務官の「政務三役」から同派所属者の大幅交代を検討していることが分かった。また、自民の田村憲久元厚生労働相と浜田靖一前防衛相の要職起用を検討していることも判明した。政府・与党関係者が明らかにした。

【写真】疑惑の安倍派4閣僚…参院本会議に出席した松野官房長官、鈴木総務相、西村経産相、宮下農林水産相

安倍派出身で交代の対象となる閣僚は、裏金疑惑が浮上している松野博一官房長官と西村康稔経済産業相に加え、鈴木淳司総務相と宮下一郎農林水産相。鈴木、宮下両氏は疑惑を否定しているが、首相は疑惑の有無に関わらず、政治資金について調査させる必要があると判断した。

首相は13日の臨時国会閉会後、速やかに人事に着手する方向で調整している。11日午後の自民役員会では「政治の信頼回復と国政の遅滞回避のために、適切な対応をとっていきたい」と述べた。

安倍派所属の政務三役は閣僚4人、副大臣5人、政務官6人の計15人で、首相は全員の交代を検討した。だが、安倍派の反発や後任選定が難航する懸念が強まり、疑惑を抱えていない若手の政務官は対象から外すことも含め調整を進めている。茂木敏充幹事長は11日の記者会見で「安倍派一掃」に関し、「派閥によって一括の対応といった報道は必ずしも正しくない」と語った。

党幹部では安倍派現事務総長の高木毅国対委員長を交代させる方針。同派の萩生田光一政調会長も交代の公算が強まっている。萩生田氏は11日、記者団に「人事は首相の専権事項だが、出処進退は自分で決めたい」と強調した。また、同日は東京五輪・パラリンピック組織委員会会長を務めた橋本聖子参院議員の疑惑が新たに浮上した。

一方、立憲民主党は同日、松野氏に対する不信任決議案を衆院に提出した。与党は12日の本会議で否決する方針。日本維新の会は賛成する方向だ。

9095OS5:2023/12/11(月) 21:46:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/29823cf20bf3ac6627dc51a6ae01758d807bc9ae
首相、年明けの南米訪問見送りを検討 自民裏金疑惑、外交にも影響
12/11(月) 18:34配信
毎日新聞
記者団の質問を聞きながら首相官邸に入る岸田文雄首相=東京都千代田区で2023年12月11日午前8時56分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相は、2024年1月上中旬に予定している南米訪問を見送る検討に入った。政府関係者が11日、明らかにした。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題への対応に専念するよう求める声が政府・与党内で強まっているためで、この問題が外交にも影響し始めている。

 首相は1月9日をめどに出発し、ブラジルやチリなどの南米諸国を訪問する調整を進めてきた。ブラジルは、国際社会で存在感を強めるグローバルサウスと呼ばれる新興・途上国の代表格。24年の主要20カ国・地域(G20)の議長国でもあり、連携推進を確認する見通しだった。チリは銅やリチウムをはじめとする重要鉱物資源が豊富で、関係を強化していた。1月中旬から開かれる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席するため、南米からスイスを訪れる案も出ていた。

 パーティー券問題を巡っては、東京地検特捜部が13日の臨時国会閉会後から安倍派議員らへの聴取を本格化させる見通し。政権運営は予断を許さない状況で、1月後半の召集とみられる通常国会に向けて、首相は国内で対応にあたる必要があるとの見方が大勢だ。

 ただ、訪問予定国との調整はすでに進めており、外遊中止はグローバルサウスとの関係強化に力を入れてきた岸田外交にとって失点となる。捜査の進展や党内情勢を見極めて最終判断する見通しだ。【川口峻、池田直】

9096OS5:2023/12/12(火) 07:38:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e5c3c8bbb97bc1bf4b326eb3b8cdc61f071b99f
東京地検特捜部、自民安倍派を集中捜査へ 国会会期末後に聴取本格化
12/12(火) 5:00配信
毎日新聞
東京地検が入る庁舎=金寿英撮影

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、東京地検特捜部が、政治資金規正法違反(不記載、虚偽記載)容疑で刑事告発された主要5派閥のうち、最大派閥の清和政策研究会(安倍派)を集中的に捜査する方針であることが関係者への取材で判明した。パーティー券収入のノルマ超過分のキックバック(還流)が数億円に膨らむ恐れがある上に、収支報告書への記載を組織的に避けた疑いもあることから、悪質性が高いとみている模様だ。


 関係者によると、安倍派(99人)では直近5年間で所属議員がノルマを超えて集めた収入と、議員への還流分の支出がいずれも収支報告書に記載されていなかった疑いが持たれている。

 還流資金を裏金化した議員は10人超にとどまらず、数十人規模に上るとされる。中には数千万円の還流を受けていた議員もいるとされ、裏金の総額は数億円に膨らむ可能性がある。

 安倍派では安倍晋三元首相の死去後、座長の塩谷立元文部科学相と「5人衆」と称される松野博一官房長官、高木毅・党国対委員長、世耕弘成・党参院幹事長、萩生田光一・党政調会長、西村康稔経済産業相による集団指導体制が続いている。しかし、6人は直近5年間で1000万円超〜100万円程度を裏金化していた疑いが浮上している。

 特捜部は臨時国会の会期末(13日)後に、裏金化が疑われる議員側への聴取を本格化させる方針。主な対象は組織的な還流が疑われる安倍派で、歴代の派閥幹部も含まれる模様だ。

 安倍派の他に告発されている志帥会(二階派)、平成研究会(茂木派)、志公会(麻生派)、宏池会(岸田派)の4派閥についても捜査を継続するとみられる。【井口慎太郎、北村秀徳、岩本桜、山田豊】

9097OS5:2023/12/12(火) 09:45:53
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023121100719&g=pol
14日にも松野長官交代 岸田首相、経産・総務・農水3閣僚も調整―安倍派一掃には慎重論・裏金疑惑
2023年12月12日00時51分
 自民党最大派閥・安倍派による政治資金パーティー収入の裏金化疑惑を巡り、岸田文雄首相(自民党総裁)は11日、松野博一官房長官に加え、高木毅国対委員長、西村康稔経済産業相、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相を交代させる方向で調整に入った。5人はいずれも同派所属。今国会閉会後の14日にも松野氏ら一部の人事を行い、残りは22日を目指す2024年度予算案の閣議決定後などに先送りする案が出ている。

 首相は11日の参院本会議で、人事について「政治の信頼回復と国政の遅滞回避のため、しかるべきタイミングに適切な対応を取る」と表明。この後、麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長と国会内で会談し、党役員会でも対応を協議した。
 松野、高木、西村3氏は事務総長として安倍派の実務を取り仕切った。さらに同派からパーティー収入の還流を受け、政治資金収支報告書に記載しなかった疑いも出ている。党内では疑惑への関わりが深い3人の責任は免れないとの声が強く、他の安倍派2閣僚と合わせ、首相は情勢を見極めて最終判断する。
 自民参院執行部は約5000万円の還流を受け取った疑いがある大野泰正・参院内閣委員長の交代も検討する。松野、高木両氏と同様に1000万円超の還流を受けた疑いを持たれている世耕弘成参院幹事長の責任を問う声も党内で出ている。
 政権内では閣僚4人に、副大臣5人、政務官6人も加えた安倍派所属の計15人の政務三役全員を一掃すべきだとの声も浮上する。ただ、還流を否定する議員も含まれるため慎重論も強く、政務官は本人の判断に委ねる方向で調整している。
 安倍派の萩生田光一政調会長は11日、党本部で記者団に対し、首相から10日の会談で「税制、予算、大切な仕事を目の前にして、しっかり対応してほしい」と伝えられたと説明。その上で「仮に閣僚や副大臣が辞める事態になるとすれば、政調会長の責任はそれ以上に大きい。出処進退は自分で決めたい」と述べ、展開次第で自身も辞任する考えを示唆した。

9098OS5:2023/12/12(火) 10:46:04

https://news.yahoo.co.jp/articles/607b72751e898455fb2aca43796de48745c45c01?page=2
>「私は政治資金パーティー自体を批判しているわけではありません。裏金が問題なのです。得た収益を堂々と政治資金として記載すればいいだけの話です。そもそもパーティー券は1枚数万円くらいですし、年に何回も開かれません。やれキックバックだ、裏金だと言っても、多くの議員にとってはそれほど大きな額ではないはずです。だからこそ余計に記載しなければならなかったと思います」(同・深谷氏)

これに尽きる気がします。

9099とはずがたり:2023/12/12(火) 10:53:12

自民党スレも満タンになってきて次スレも検討のこのタイミングで自民党がぶっ壊れかねない不祥事勃発ですね〜。

個々の議員にとってはケチな少額でも安倍派が組織的に裏金作りを主導してたとなると悪質性はそれなりである。
>同派がパーティー券販売のノルマ超過分を所属議員側に現金でキックバック(還流)し、還流分を政治資金収支報告書に記載しないよう求めていたことがわかった。

安倍派、現金で還流し収支報告書への不記載求める…5年間で数億円の可能性
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e47c27e9cfdeb513c65e1dde29d5e10dd38c8dd
12/12(火) 5:01配信
読売新聞オンライン

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑で、同派がパーティー券販売のノルマ超過分を所属議員側に現金でキックバック(還流)し、還流分を政治資金収支報告書に記載しないよう求めていたことがわかった。東京地検特捜部は、資金の流れや会計処理の実態を解明するため、派閥の実務を取り仕切る事務総長の経験者を含め、数十人規模の所属議員への事情聴取を検討しているとみられる。

 特捜部は政治資金規正法違反(不記載、虚偽記入)容疑の適用を視野に、全国から事件捜査の経験が豊富な応援検事を集め、50人規模の捜査態勢を整えた。既に一部議員の秘書らの聴取を始めており、現在開かれている臨時国会の閉会後にも捜査を本格化させる見通し。

 関係者によると、安倍派ではノルマを超えてパーティー券を販売した議員側に対し、パーティーの開催後に派閥側から現金でキックバック。還流分については議員側の収支報告書に記載しないよう求め、派閥側と議員側の収支報告書に記載のない裏金になったという。こうして裏金化された資金は、直近5年間で総額数億円に上る可能性がある。

 現金の受け渡しや収支報告書に記載しないことについてのやり取りなどは、派閥の会計担当職員と各議員の秘書らとの間で行われていたとみられ、会計担当職員は、還流について事務総長に報告していたとされる。

 疑惑を巡っては、同派事務総長経験者の塩谷立・元文部科学相(73)や松野博一官房長官(61)、西村康稔経済産業相(61)、高木毅国会対策委員長(67)の4氏側のほか、世耕弘成参院幹事長(61)と萩生田光一政調会長(60)といった派閥幹部側も還流分を収支報告書に記載していなかったとされる。

 このほか、元五輪相の橋本聖子参院議員(59)(比例)、大野泰正参院議員(64)(岐阜選挙区)、池田佳隆衆院議員(57)(比例東海)、谷川弥一衆院議員(82)(長崎3区)の4氏側が還流分を収支報告書に記載していない疑いのあることも判明。裏金化された疑いのある金額は、橋本氏は1000万円超、大野氏は5000万円超、池田、谷川両氏は4000万円超とみられる。

 橋本氏は11日、報道陣の取材に応じ、「調査した上で説明責任を果たしたい」と述べ、「非常に反省しており、政治不信を招いたことをおわびしたい」と語った。谷川氏と、大野氏の事務所は10日、それぞれ取材に「事実関係を慎重に確認している。適切に対応する」などとしている。

9100OS5:2023/12/12(火) 11:53:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc6295d7ee98b53decd3f637bdd03b6bbc22dfe5
岸田首相の派閥でもパーティー収入過小記載の疑い 安倍派のキックバック裏金疑惑より少額か 
12/12(火) 9:27配信
FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
FNNプライムオンライン

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田首相が会長を務めていた「宏池政策研究会」でも、実際に集められた収入より少ない金額が政治資金収支報告書に記載されていたとみられることが分かった。


自民党の派閥の政治資金パーティーを巡っては、安倍派や二階派が販売ノルマを超えて集めた分の収入を所属する議員にキックバックし、派閥の収支報告書に収入として記載しなかった疑いがある。

その後の関係者への取材で、岸田首相が会長をつとめていた「宏池政策研究会」でも、実際に集められた収入より少ない金額が収支報告書に記載されていたとみられることが分かった。

不記載の額は、安倍派や二階派よりも少ないという。

フジテレビ,社会部

9101OS5:2023/12/12(火) 20:36:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/b962f3077562f25232e9f19d967d4d759f53683d
萩生田政調会長交代へ、安倍派政務官5人は留任の公算 松野官房長官の不信任案否決
12/12(火) 19:36配信

産経新聞
衆院本会議で松野官房長官に対する不信任決議案の投票に向かう途中に手を上げる麻生太郎副総裁(左から2人目)と一礼する松野博一官房長官(右から2人目)=12日午後、国会(岩崎叶汰撮影)

衆院は12日の本会議で、自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー裏金問題を巡り、立憲民主党が提出した松野博一官房長官に対する不信任決議案を与党の反対多数で否決した。岸田文雄首相(自民党総裁)は14日にも松野氏を含む安倍派の4閣僚を事実上更迭する方針で、人選を本格化。安倍派の萩生田光一政調会長を交代させる方向で調整に入った。政府・与党関係者が明らかにした。


萩生田氏の交代時期は4閣僚らに合わせて週内か、令和6年度予算案決定後か調整を続ける。

松野氏は不信任案が否決された直後の更迭となるが、首相は松野氏の続投は理解が得られないと判断したとみられる。公明党の山口那津男代表も不信任案否決に先立つ記者会見で「否決したから即信任という評価はできない」と強調した。

一方、首相が全員交代を検討した安倍派所属の閣僚・副大臣・政務官の「政務三役」15人のうち、衆院当選1回の政務官5人は留任する公算が大きくなった。安倍派から、当選1回の5人は裏金を受け取っていないとして「辞めさせるのは理屈が成り立たない」(閣僚経験者)と反対論が噴出し、全員交代案を軌道修正する見通し。

首相はすでに、裏金疑惑が浮上している松野氏と西村康稔経済産業相に加え、疑惑を否定している鈴木淳司総務相と宮下一郎農林水産相を交代させる方針を固めている。安倍派の高木毅党国対委員長も事実上更迭する。

また、首相は12日、岸田派(宏池会)のパーティー収入に関する政治資金収支報告書への過少記載の疑いに関し「具体的なことが確定した段階で私に報告がある。報告を受けたら適切に説明をさせる」と述べた。

9102OS5:2023/12/12(火) 20:36:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/deea55c07540d84e2369c3171cc4a10218907b94
「ポスト松野」難しい官房長官の人選 クリーン、説明力、危機管理…人材少なく
12/12(火) 19:30配信

産経新聞
官房長官が途中で交代するのはどのような場合か

岸田文雄首相(自民党総裁)が党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑を受けて実施する人事の焦点は、松野博一官房長官の後任だ。政府のスポークスパーソンとしての説明力に加え、与党との調整力が求められる「内閣の要」だからだ。また、裏金問題が直撃した政権にあって、平時とは異なる対応力も必要となる。首相はこうした条件を踏まえ、慎重に人選する意向だ。


「(東京地検特捜部による)捜査が行われていると承知しており、私の政治団体についても精査して適切に対応したい」。松野氏は12日の記者会見でも、裏金疑惑に関して従来通りの回答を繰り返した。

政府高官は「官房長官は捜査に影響を与える立場だ。踏み込んだことは言えない」と擁護してきたが、松野氏の「説明拒否」が国民や与野党の反発を招き、事態を悪化させた面がある。次期官房長官にはクリーンさに加え、裏金疑惑に関する説明力が最低条件となる。

与党や省庁との調整力も重要な要素だ。歴代では菅義偉前首相が官房長官在任時の辣腕(らつわん)で知られる。官僚機構を掌握しつつ、与党国対幹部らと頻繁に面会して情報収集や調整を担い、安倍晋三政権の安定を支えた。

特に岸田政権の官邸は国対との連携不足が指摘されてきた。首相周辺は「国会対応ができなければ官房長官は務まらない」と強調する。

加えて、危機管理力も欠かせない条件だ。官房長官は大規模災害などが発生すればいち早く官邸に駆けつけ、指揮や発信に当たる。兼務する拉致問題担当相としての見識と手腕も求められる。

こうした条件を十分に満たす人材は多くはない。自民内には松野氏の後任という「火中の栗」を敬遠する向きも強く、「岸田派(宏池会)が責任を持って引き受けるべきだ」(官房長官経験者)との声がある。首相が思い描く通りに人事が実現するかは不透明だ。(永原慎吾)

9103OS5:2023/12/12(火) 20:39:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/b86c0c8328e290067cd7f5920b91ac3efa84c030
岸田総理 14日に安倍派閣僚を交代へ 岸田派も“不記載”が判明 人事難航 「安倍派一掃おかしい」反発も
12/12(火) 18:21配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN

自民党・安倍派の裏金疑惑を受け岸田総理は、安倍派の閣僚4人らを交代させる人事をあさって行う方向です。しかし、新たに岸田派からも政治資金をめぐる問題が発覚し、人選は難航しています。

きょうの衆議院本会議では、松野官房長官に対する不信任決議案の採決が行われました。あさってにも更迭される松野氏。決議案自体は自民・公明の与党などの反対で否決されましたが、仲間である与党内からも…

自民党 井上信治衆院議員
「捜査に支障が出ない範囲の中で、国民の皆様への説明責任を果たしていただくことを我が党からも強くお願いしたいと思います」

公明党 山口那津男代表
「否決したから即信任したと同じ評価をするべきではないと思います」

収まる気配のない自民党・安倍派の政治資金パーティーの問題。安倍派から議員側にキックバックされた総額は、過去5年間でおよそ5億円にのぼるとみられることがわかりました。このため、複数の政府・与党関係者によりますと、岸田総理は松野官房長官ら安倍派の閣僚4人を交代させる意向を固めました。

安倍派の副大臣と政務官についても大半を交代させる考えですが、後任探しの難しさや安倍派からの反発が大きいこともあり、問題がないと主張している政務官については除外する方針です。

現職政務官
「対応が難しい。自分だけ残るわけにもいかないし…」

ところが、きょうになって新たな疑惑が。

岸田派でも政治資金パーティーの収入を収支報告書に少なく記載していた疑いがあることが、関係者への取材で分かりました。

岸田総理
「宏池会の事務局に対して調査を行い、そして当局に説明を行い、そして修正の必要があるならば適切に対応する。このように指示しています」

岸田総理はこのように説明しましたが、党内からは安倍派の議員ばかり交代させることへの反発の声が上がっています。

安倍派議員
「岸田派だってニュースになっている。安倍派の一掃はおかしいよ」
現職政務三役
「そんなバカなことしないでしょ。自民党から人がいなくなるよ」

岸田総理はあさって14日に、閣僚と副大臣の交代に踏み切る方向です。

政府関係者によりますと、松野官房長官の後任については「安定感があること」を重視しているほか、他の人事についても「閣僚経験者」や「無派閥議員」を中心に人選が進められています。

しかし、新たな政治資金の問題が表面化したことで人事は難航が必至です。

TBSテレビ

9104OS5:2023/12/12(火) 20:45:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a9c7c1b53f2a8985c99f8cca96b5075e729d226
「罪人扱いか」自民安倍派が被害者ぶって批判殺到も…SNSに蔓延する「解散総選挙すれば自民勝つ」説
12/12(火) 15:22配信

SmartFLASH 自民党・安倍派が政治資金パーティーの収入を裏金化していた疑惑を受け、岸田文雄首相は、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相の4閣僚を含め、安倍派15人を交代する調整に入った。12月14日を軸に、閣僚・党役員人事に踏み切るとみられる。

【ランキング】岸田内閣「もっとも評価できない大臣は?」

 岸田首相の方針に対しては、安倍派内部でも不満が出ているようだ。朝日新聞は12月11日、《「安倍派というだけで罪人扱いか」 首相に批判噴出、疑惑ない議員も》と題する記事で、安倍派中堅議員のこんな言葉を報じている。

「とんでもない悪手だ。(資金の流れを知りうる派幹部の)事務総長経験者は責任ある立場だったから別にしても、何もしていないのに辞任させられては罪人になってしまう。

 安倍派一掃を首相に勧めたのは他の派閥の領袖なんだろうが、その派閥は絶対に許さない。そして、助言を受け入れた首相も許さない。もう即刻、総理を辞めてもらいたい」

 だが、この議員の発言には、SNSで批判が殺到した。

《裏金作って甘い汁を吸う議員を多数出しておきながら、何を被害者ぶっているの?》

《ついには被害者ぶってきた。どこまで醜いんだ》

《安倍派、首相にいじめられているかのような「被害者」アピール。人はなぜか、都合が悪くなると、途端に、「被害者」アピールを始める。「被害者」アピールをする前に、説明責任を果たすべきではなかろうか?》

 12月11日、NHKが報じた岸田内閣の支持率は、11月より6ポイント下がって23%。不支持率は58%。支持率は2021年10月の岸田内閣発足以降、最低を更新した。

 政党支持率は自民が激減し、29.5%。30%を下回るのは、2012年に自民党が政権復帰以降、初めてという。

 危険水域といえる数字だが、それでも政権交代は起きないという説が、SNSでは蔓延している。

《今解散したってまた自民党が勝つよ。だって地方の小選挙区では相変わらず野党が割れてて投票率も低いから自民が当選するし野党は辛うじて複数人区と比例で議席確保するに留まるから。政権交代が起こるには”風”が不可欠》

《岸田内閣支持率低下と言うが解散総選挙ではやはり自民党が勝つ。立憲民主党の泉では勝負にならない。維新は万博で国民は玉木の自民寄りに国民は横を向く》

《解散総選挙しても自民が勝つよ。野党の選挙資金をショートさせる意味でもやってみたら?》

 野党が弱い現状では、自民党以外の選択肢を見出せない多くの人たちが無党派となり、投票率が下落。結果として自民が有利になるとの指摘もある。

 安倍派を排除するという “荒療治” に打って出る岸田首相。解散総選挙で信任を得られれば、たしかに政権の立て直しにはなるが――その覚悟を岸田首相は持つことができるだ

9105OS5:2023/12/12(火) 20:46:48
何が良くて何が悪いかをミスリードさせるような記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/8687ee535ed4262fd1726ed5e3c52995a8ea2dce
派閥パーティーは資金調達の場 安倍派は販売分の4割来場せず 料理も全員分用意せず
12/12(火) 15:00配信

産経新聞
5月に行われた安倍派のパーティー=東京都港区(松井英幸撮影)

自民党派閥のパーティー券問題が政界を揺るがしている。そもそも派閥は、どのようにして政治資金パーティーを資金源としているのか。パー券は1枚2万円で販売されるケースが多いが、会場の飲食代などの原価はごくわずかだ。政治資金規正法への記載義務が生じる条件も一般の個人献金より緩く設定されている。パーティーは、実質的に政治資金を回収する舞台となってきた。

派閥のパーティーは、一般的に東京都内の大手ホテルの宴会場で開かれる。寿司やサンドウィッチ、ビールやワインなどが立食形式で提供され、出席者は所属議員と名刺交換などができる。首相や党幹部、他派の派閥会長らが来賓に訪れ、あいさつして場を盛り上げる流れだ。

麻生派(志公会)のパーティーでは、来場者が最後に麻生太郎副総裁とツーショット写真を撮影する場面が設けられており、目玉の一つになっている。

派閥にとって、パーティーは政治資金を調達する重要な機会となっている。今回、パー券収入を大規模に裏金化していた疑惑を持たれた安倍派(清和政策研究会)の政治資金収支報告書をみると、昨年5月17日に東京プリンスホテル(東京都港区)で開いたパーティーの収入は9480万円。これに対し、会場代や飲食代などパーティーの開催事業費は2592万円と報告しており、差し引いた6888万円は同派の利益となる。

パーティー券は1枚2万円で、単純計算では、同パーティーで4740枚が売れた形だ。一方、参加者は約2800人(主催者発表)にとどまる。約1940人がパーティー券を購入したものの、来場しなかったことになる。

ある派閥の事務局長経験者は「そもそもパーティー券の販売分全員が来るわけではない。食事を用意するのは半分もない。そこを見越してホテル側と調整している」と明かす。

主催者側はより多くの政治資金を得ようとするが、来場者に対する待遇があまりにも〝塩対応〟であればSNS(交流サイト)で酷評されることもある。ある派閥のパーティーの来場者はX(旧ツイッター)で「出されたのはペットボトル入りのお茶。お土産は会員名簿。散々だった」などと訴えた。

政治資金規正法はパーティー券の購入額が20万円以下ならば、購入者や購入金額の政治資金収支報告書の記載は義務付けていない。一方、個人献金にあたる一般の寄付は5万円以上で記載が義務付けられる。パーティーは、政治資金の入手経路が不透明になりかねないといった懸念もある。

9106OS5:2023/12/12(火) 20:47:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/a29ce87b6ab976a5dee17cfd417c3bcff23ae1e3
安倍派一掃、見送りへ 閣僚・副大臣交代、政務官自主判断 岸田首相、14日にも人事・裏金疑惑
12/12(火) 14:54配信
時事通信
取材に応じる岸田文雄首相=12日午後、首相官邸

 自民党安倍派の政治資金パーティー収入の裏金化疑惑を巡り、岸田文雄首相(党総裁)は政権内で浮上していた政務三役からの同派一掃案を見送る方向で調整に入った。

 複数の政府・与党関係者が12日、明らかにした。閣僚4人と副大臣5人は交代させる一方、政務官は疑惑への関与が薄ければ続投させる意向。14日にも人事に踏み切る。

 首相は12日、人事について、首相官邸で記者団に「適切なタイミングで対応したい。この考えは変わっていない」と語った。13日夜に記者会見し、規模や時期について説明する見通しだ。

 安倍派所属の政務三役は松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相、副大臣5人に加え、政務官6人の計15人。鈴木、宮下両氏らは裏金の受領を否定しているが、東京地検特捜部の捜査がどこまで広がるか読み切れないため、政権内では全員を交代させてリスクを減らすべきだとの声が出ている。

 周辺によると、首相は政務三役について「全員交代を求めることはできない」と言明。「疑惑への関わりを精査する。検察に立件される可能性が高いなら代える」と語った。後任人事の難航が予想される中、安倍派の反発が強まれば政権が揺らぎかねないと懸念したとみられる。

 政務官6人には疑惑への関与の度合いを自ら精査し、進退を「自主判断」させる案が出ている。副大臣5人については閣僚と同様の扱いとする方向で、松野氏は既に一部の副大臣に「自主的に辞表を出してほしい」と伝えた。

9107OS5:2023/12/12(火) 21:40:26

>>9101
>首相は12日、岸田派(宏池会)のパーティー収入に関する政治資金収支報告書への過少記載の疑いに関し「具体的なことが確定した段階で私に報告がある。報告を受けたら適切に説明をさせる」と述べた。
>>9103
「宏池会の事務局に対して調査を行い、そして当局に説明を行い、そして修正の必要があるならば適切に対応する。このように指示しています」

岸田は宏池会から抜けたんじゃないんですか?抜けた人に報告とか 抜けた人が指示とは?
命令けいとうとしておかしくないですか?

9108OS5:2023/12/12(火) 21:43:57
>>9104

《今解散したってまた自民党が勝つよ。だって地方の小選挙区では相変わらず野党が割れてて投票率も低いから自民が当選するし野党は辛うじて複数人区と比例で議席確保するに留まるから。政権交代が起こるには”風”が不可欠》

いつから、衆院に複数人区が復活したんだ!?記事にするなら選んでよ

9109OS5:2023/12/12(火) 22:13:00
>>9105もだけど、産経は「政治資金パーティーはほかもやってるし」
「キックバックは他の派閥もやってるし」 だから「安倍派だけ攻めるな」論調なんですかね。
論点は不記載なのに

https://www.sankei.com/article/20231212-ZAQPXTNG65N37BRYWZ7YMF75HM/
<独自>安倍派、数十人が不記載か パーティー収入、他派閥は2〜7割還流記載
2023/12/12 01:02
自民党の派閥のパーティーを巡り、最大派閥・安倍派(清和政策研究会)を除く主要4派閥がパーティー券の販売ノルマを超過した分に応じて5年間で10億円弱を所属議員の2〜7割にキックバック(還流)していたと推計されることが11日、政治資金収支報告書の分析で分かった。

安倍派の収支報告書には記載がないが、同様に数割程度の議員が還流を受けた可能性が高く、数十人が総額数億円分を不記載としていた疑いがある。東京地検特捜部は、資金の流れや不記載の経緯などを調べている。

産経新聞は、平成30年〜令和4年分の安倍派▽志公会(麻生派)▽平成研究会(茂木派)▽宏池政策研究会(岸田派)▽志帥会(二階派)-の収支報告書を、関係者への取材に基づき分析。

各派から所属議員の関連団体に支出された寄付金のうち、金額も時期も毎年一定のいわゆる夏の「氷代」、冬の「モチ代」は除外した上で、パーティー開催後、数カ月以内に関連団体ごとに異なる金額で一斉に支出されたものを議員側への還流分と推計、算出した。

これによると、麻生派は所属議員の4〜7割、茂木派は2〜3割、岸田派は3〜5割、二階派は5〜7割の関連団体に、それぞれ還流分とみられる支出を記載。総額は5年間で約9億9千万円に上った。

同時期の安倍派を除く主要4派閥のパーティー収入は総額40億2953万円で、パーティー収入の約4分の1が還流されたとみられる計算になる。一方、安倍派の収支報告書には氷代、モチ代の記載はあったが、還流分とみられる記載はなかった。

9110OS5:2023/12/12(火) 22:13:38

https://www.sankei.com/article/20231212-PRB3J7TRJBOYROPKXN4JPAQA5E/
〝冷遇〟から一転…となるか 小泉進次郎、梶山弘志、浜田靖一氏ら…「無派閥議員」に脚光
2023/12/12 20:20
永井 大輔
市岡 豊大
竹之内 秀介
自民党の「無派閥議員」が注目を集めている。派閥をめぐる裏金疑惑が表面化し、党再建を図る必要性に迫られる中、クリーンな印象が持たれているからだ。岸田文雄首相(自民総裁)は疑惑が浮上した松野博一官房長官らを近く事実上更迭する方針だ。9月の内閣改造・党役員人事の際に〝冷遇〟した無派閥議員を一転、登用するのかが焦点となる。

「無派閥か派閥かという問題ではない。国民の不信感に応え、信頼回復できるようにしなければならない」。自民の小泉進次郎元環境相(無派閥)は12日、国会内で記者団に裏金疑惑についてこう述べた。


「次の首相候補」の常連で、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が9、10両日に実施した合同世論調査では石破茂元幹事長に続く2位。爽やかなイメージがあり、要職での起用が取り沙汰されている。

梶山弘志幹事長代行=12月11日、国会内(春名中撮影)
梶山弘志幹事長代行=12月11日、国会内(春名中撮影)
梶山弘志幹事長代行(無派閥)も期待を集める一人。梶山静六元官房長官を父に持ち、安定した仕事ぶりに定評がある。過去には公選法違反疑惑で経済産業相を辞任した菅原一秀氏の後任として緊急登板し、ピンチを乗り切った。12日の記者会見では「全身全霊で岸田総裁、茂木敏充幹事長を支える」と述べるにとどめた。


疑惑が報じられた安倍派現事務総長の高木毅国対委員長の後任として、頻繁に名前が挙がるのが浜田靖一前防衛相(同)だ。自民重鎮は「浜田氏の名前はちらちら首相の口から出ている」と証言する。国会戦略のプロで与野党の評価は高い。

浜田靖一氏=9月12日(矢島康弘撮影)
浜田靖一氏=9月12日(矢島康弘撮影)
無派閥の有力株は他にも石破氏や斎藤健前法相らがいる。もっとも石破氏は11日のBSフジ番組で、首相の責任の取り方として内閣総辞職が選択肢になると指摘。軋轢(あつれき)を招きかねない言動は「表面的な人気はあるかもしれないが誰もついて行かない」(自民幹部)と不興も買っている。


9月の人事は派閥政治の復権が色濃くにじむ布陣となり、無派閥議員は憂き目を見た。「『派閥、派閥』と言ってやってきて、都合が悪くなると無派閥を頼るのは調子が良すぎる」。無派閥組の重鎮はこうほえたが、その表情は言葉とは裏腹に穏やかだった。(永井大輔、市岡豊大、竹之内秀介)

9111OS5:2023/12/12(火) 22:16:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/2c5456ddf968333350bebc5b0dd259eae44a36d5
安倍派4閣僚、14日交代 若手ら反発で政務官は留任含め調整
12/12(火) 21:18配信

毎日新聞
裏金の問題を巡り、宏池会のパーティー収入で過少申告があったという一部報道について、記者の取材に答える岸田文雄首相=首相官邸で2023年12月12日午後2時22分、手塚耕一郎撮影

 岸田文雄首相は、自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑を受け、14日に松野博一官房長官(61)ら安倍派の4閣僚を交代させる人事を実施する。政府・自民党関係者が12日明らかにした。首相は安倍派の閣僚に加え、副大臣5人と政務官6人の全員交代も検討したが、若手の政務官については裏金疑惑への関与の有無などを考慮し、続投させることも含め調整している。

 立憲民主党は13日に内閣不信任決議案を衆院に提出する方向で、12日の執行役員会では泉健太代表に対応を一任した。泉氏は国会内で記者団に「総辞職すべきだ。信任に値しない」と語った。

 首相が14日に交代させるのは松野氏のほか、西村康稔経済産業相(61)、鈴木淳司総務相(65)、宮下一郎農相(65)。西村氏の後任には無派閥の梶山弘志幹事長代行(68)が浮上している。首相は国会閉会を受けて13日夜に記者会見して人事について説明するとみられる。安倍派の萩生田光一・党政調会長(60)と高木毅・党国対委員長(67)も交代させる方針で、高木氏の後任には無派閥の浜田靖一前防衛相(68)を起用する案がある。

 首相は安倍派の政務三役を全員交代させて「安倍派一掃」を図る意向だったが、安倍派の若手らが反発。安倍派は最大派閥で人事実施後の政権運営に支障が出かねないことから、方針転換した形だ。

 一方、衆院は12日の本会議で、裏金疑惑を受けて立憲が提出した松野氏に対する不信任決議案を自民、公明両党の反対多数で否決した。日本維新の会、共産党、国民民主党など野党は立憲に同調し賛成した。松野氏は数日で交代する見通し。首相は官邸で記者団に「職務に当たってもらいたい」と語った。松野氏は会見で「与えられた職務を果たしていきたい」と語った。【森口沙織、畠山嵩、安部志帆子】

9112OS5:2023/12/13(水) 07:29:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3a06238dd99a2ea8046ce76b5089aa73349d991
安倍派一掃、岸田首相判断が焦点 裏金疑惑拡大、不可避の声 政権さらに弱体化も〔深層探訪〕
12/13(水) 7:00配信

時事通信
記者団の質問に答える岸田文雄首相=11日午前、首相官邸

 自民党派閥の政治資金パーティー問題で、裏金疑惑が拡大する安倍派を政権人事から一掃するかどうかが焦点に浮上した。党内では、新たな疑惑発覚のダメージを避けるため、同派の政務三役を全員更迭する案が浮上。ただ、これまで重視してきた最大派閥を「敵」に回すことになれば、政権基盤の弱体化が加速するのは避けられず、岸田文雄首相にとって重大な岐路となりそうだ。

 ◇数十人聴取か
 「適切なタイミングで適切に対応を考えたい。それ以上申し上げることはない」。首相は11日朝、首相官邸入りする際に記者団から安倍派の政務三役を交代させる考えを問われ、言葉を選びながら説明。さらなる質問の途中で背を向け立ち去った。

 安倍派の裏金疑惑を巡っては、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長の有力幹部「5人衆」にも還流した疑いが判明。首相は既に松野、西村、高木3氏を更迭する方向で調整しているが、党幹部は「5人とも交代だろう」と話す。

 人事はそれだけにとどまらない可能性がある。臨時国会は13日に会期末を迎えるが、ある政府関係者は閉会直後から東京地検特捜部による関係議員の聴取が始まり、「対象者は数十人に上る」との見方を示す。政府高官は「どこまで捜査が進むのか」と困惑を隠さない。

 安倍派の事務総長経験者を含む5人衆は11日も具体的な説明を避け、疑惑の全容はつかめないままだ。閣僚経験者は「安倍派を三役から全て外さないと政権が持たない」と強調した。

 首相は10日、萩生田氏や茂木敏充幹事長、森山裕総務会長と個別に会談。11日も麻生太郎副総裁、茂木氏と3者で意見を交わした。この場でも「安倍派一掃」案が話題になったとみられる。党幹部は「そういう案を言う人はいる」と述べ、人事上の懸案になっていることを認めた。

 ◇「遺恨残る」
 もっとも、首相にとって安倍派を遠ざける判断は「もろ刃の剣」だ。

 首相は2021年の就任後、麻生、茂木両氏との「三頭政治」を政権運営の柱に据えてきた。しかし、茂木氏との関係は次第にぎくしゃくし、今年9月の内閣改造では、真っ先に萩生田氏を首相公邸に呼んで相談。5人衆全員を政府・自民党の重要ポストに留任させるなど、来年秋の党総裁選を見据え安倍派への傾斜を強めていた。

 そのため、安倍派内では「一掃」案に衝撃が走り、首相に反発する声が出始めた。中堅議員は「他派閥もパーティー問題はあるはずだ。首相と一緒にはやれない」と断言。党関係者も「安倍派に首相がレッテルを貼ることになる。総裁選で協力は望めないだろう」とみる。

 萩生田氏は11日、安倍派の政務三役が交代する場合は「政調会長の責任も大きい」と自身の進退に言及。「一掃」案のけん制が目的と受け止める向きもある。

 政権内のパワーバランスが崩れ始める中、首相の後見役を任じる麻生氏は周囲にこう漏らした。「証拠に基づいて判断すべきだ。それなしには派閥が壊れかねない。遺恨を残すぞ」

9113OS5:2023/12/13(水) 07:31:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/99e3bd4f57ea894eea5c5380f9f3ffe9341fa7ed
「安倍派15人除外」を修正、6人は自主判断に 首相、求心力低下も
12/13(水) 6:00配信

朝日新聞デジタル
(左から)松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、宮下一郎農林水産相、鈴木淳司総務相

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田文雄首相は組織的に裏金を作っていた疑いのある安倍派の松野博一官房長官、西村康稔経済産業相ら4閣僚と、副大臣5人の計9人を14日に交代させる方針を決めた。政務官6人については安倍派に配慮して方針を修正し、辞任は自主判断とする。全ての安倍派議員を政務三役から除外する当初の方針を実現できなければ、首相の求心力低下に拍車がかかる可能性がある。


 複数の政権幹部が明らかにした。首相は安倍派の政務三役計15人をすべて交代させる方針だった。首相周辺は「公務をやりながら政治資金の精査はできない」との考えを示していた。

 だが、安倍派をはじめ党内から不満が上がり、対応の修正を迫られた。官邸幹部は「安倍派の更迭色を薄める措置」「裏金作りへの関与がはっきりしない議員もいる」と説明。安倍派の政務官には続投を希望する議員もおり、政府高官は「全員を辞めさせるのは難しい」との見方を示した。

 一方、官房長官の後任は無派閥から起用する方向で検討に入った。閣僚の交代は松野、西村両氏に加え、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相の4人。全閣僚からいったん辞表を集める内閣改造ではなく、問題がある閣僚だけを入れ替える形をとる。人事後、仮に閣内で不祥事が明るみに出た場合、問題の閣僚だけを交代させやすくする狙いがある。首相は臨時国会の閉会に合わせた13日の記者会見で人事について説明する。

朝日新聞社

9114OS5:2023/12/13(水) 07:31:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/99e3bd4f57ea894eea5c5380f9f3ffe9341fa7ed
「安倍派15人除外」を修正、6人は自主判断に 首相、求心力低下も
12/13(水) 6:00配信

朝日新聞デジタル
(左から)松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、宮下一郎農林水産相、鈴木淳司総務相

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田文雄首相は組織的に裏金を作っていた疑いのある安倍派の松野博一官房長官、西村康稔経済産業相ら4閣僚と、副大臣5人の計9人を14日に交代させる方針を決めた。政務官6人については安倍派に配慮して方針を修正し、辞任は自主判断とする。全ての安倍派議員を政務三役から除外する当初の方針を実現できなければ、首相の求心力低下に拍車がかかる可能性がある。


 複数の政権幹部が明らかにした。首相は安倍派の政務三役計15人をすべて交代させる方針だった。首相周辺は「公務をやりながら政治資金の精査はできない」との考えを示していた。

 だが、安倍派をはじめ党内から不満が上がり、対応の修正を迫られた。官邸幹部は「安倍派の更迭色を薄める措置」「裏金作りへの関与がはっきりしない議員もいる」と説明。安倍派の政務官には続投を希望する議員もおり、政府高官は「全員を辞めさせるのは難しい」との見方を示した。

 一方、官房長官の後任は無派閥から起用する方向で検討に入った。閣僚の交代は松野、西村両氏に加え、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相の4人。全閣僚からいったん辞表を集める内閣改造ではなく、問題がある閣僚だけを入れ替える形をとる。人事後、仮に閣内で不祥事が明るみに出た場合、問題の閣僚だけを交代させやすくする狙いがある。首相は臨時国会の閉会に合わせた13日の記者会見で人事について説明する。

朝日新聞社

9115OS5:2023/12/13(水) 09:01:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/01da14c998b6367dc7a89b0223d89c20c68f3b8c
〈裏金問題・迫る特捜部〉会長も不在、ポストもなしで安倍派は崩壊へ…”裏ボス”森喜朗元首相は「介護施設に入るので」と雲隠れ? 疑心暗鬼の最大派閥内では黒幕探しもはじまって…
12/13(水) 7:01配信

集英社オンライン
集英社オンライン

政治資金パーティをめぐる一連の問題を受け、岸田文雄首相は大臣や、党役員などから安倍派議員を外す人事を行う考えだ。これまで99人の最大派閥として自民党内で大きな影響力をもってきた安倍派だが、会長も不在で、ポストも失うとなれば、派閥としての求心力を失うことは必至。さらに、ここに来て安倍派のオーナー的存在である森喜朗元首相の「雲隠れ」情報や、「黒幕」による裏切りの噂も派内の混乱に拍車をかけている。


「もはや安倍派にいる意味がない」急速に落ちる求心力
「政治の信頼回復と国政の停滞回避のため、しかるべきタイミングに適切な対応をとる」

12月11日、国会でそう語った岸田首相は、国会閉会後の14日という「しかるべきタイミング」に「安倍派の大臣らの交代」という「適切な対応」をとることを決めた。

「首相は、週末に麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長らと相次いで会談しました。こうした他派閥の党幹部の助言も受け、安倍派議員を早期に交代させる方針を決めました」(全国紙政治部記者)

99人を擁する最大派閥の安倍派には激震が走っている。

「ただでさえ安倍派は、松野博一官房長官、西村康稔経産相ら『5人衆』が重要ポストを確保していたので、中堅以下にポストが回って来るのが遅かった。そのうえ『安倍派』というだけでポストからはがされては、たまったものではない。

もっとも、今は無派閥議員も『今、入閣要請されても泥船の岸田政権には入りたくないから断る』という状況で、ポストを求めたいわけではないが……。それでも、安倍派というだけで疑いの目を向けられるし、安倍さんももういないし、もはや安倍派に所属する意味がなくなる」(安倍派議員)

「キックバック額が最大規模だと報じられたある議員は、事務所も閉め、記者にも最低限の対応しかせず、なんとかやり過ごそうとしていますが、安倍派に狙いを定めた検察は本気です。これまで安倍政権は検察の人事に介入するなどして検察を抑え込んできましたが、今回は完全に反撃をくらっている形です」(自民党関係者)

9116OS5:2023/12/13(水) 09:01:29
森氏が先手を打って「逃亡」したのでは
安倍派が大混乱に陥るなか、動向が注目されているのが、派閥に大きな影響力を持つ森喜朗元首相だ。

森氏は安倍氏の死去以降、安倍派会長人事をめぐって「官房長官の松野さんは、今は自分のことで精いっぱい」「萩生田さんは総合力は最も高い」などと口を挟んできた。

そんな森氏の発言の機会となっていたのが、森氏の地元・石川県の北國新聞の連載『総理が語る』だった。ここで森氏は、15人の集団指導体制となった安倍派について「下村博文さんを外すことが狙い」「下村さんは私に土下座するくらい、命懸けで会長を狙っていますが、残念ながら派内に期待する声はない」などと赤裸々に語っていた。

隔週1回、永田町で大きな話題となってきたこの連載が突如終了したのが、11月26日。低支持率に苦しむ岸田政権を「今こそ清和政策研究会(安倍派)が岸田さんをしっかり支えないといけない」などと語ったが、北國新聞の「この連載は今回で終了します」との一文で、24回の連載はあっけなく幕切れとなった。

「折しも、安倍派のパーティ券問題が大きく炎上する直前で連載が終了し、森氏が先手を打って『逃亡』したのではないかと話題になりました。森氏は安倍派の組織的な裏金づくり疑惑が連日報じられている渦中の12月5日夜に、安倍派の西村康稔経済産業相や世耕弘成参院幹事長と都内で会食。一連の問題への対応を協議したとみられますが、その前後には森氏が『介護施設に入るので、外部との連絡がとれなくなる』と友人に連絡したとの情報も駆け巡りました。

安倍派の組織的な裏金作りは20年ほど続いてきた慣習ともいわれており、森氏の関与や認識が問われるのは必至。それだけに森氏は検察の動きを見越して、先回りして動いているのでは、とみられています」(自民党関係者)

森氏と5人衆に反撃したいあの人は…
一方、大混乱に陥る安倍派の「裏切り者」「黒幕」とみられ始めているのが、安倍派の新体制で森氏や5人衆によって外された形となった、下村博文元文科相だ。

「5人衆や塩谷立座長の側が受け取ったキックバック額が具体的に報じられるなか、2018年に事務総長も務めた下村氏側のキックバックが報じられていないことで『安倍派の運営から外された下村氏が検察の捜査に協力し、キックバックによる裏金づくりの仕組みを伝えている』との見方が強まっています」(全国紙政治部記者)

その背景には、下村氏をめぐる現状がある。

「下村氏は、集団指導体制の15人からは外されたうえに、自身が安倍派会長に就任するために2000万円を森氏に渡そうとしたことを森氏に暴露されました(※下村氏は否定)。森氏や5人衆に反撃するため、自身に火の粉が降りかかるのも覚悟の上で、検察に裏金づくりの実態を暴露し、そのことを察知した安倍派幹部も、すでに森氏には下村氏の『裏切り』を報告したのでは、との話が永田町では出回っています。

連日、安倍派のキックバックの実態が報道され、安倍派議員は『次は自分の名前が出るのでは』とおびえ、『誰が裏切ってリークするのか』と疑心暗鬼になっているのです」(同)

過去に分裂を繰り返してきた歴史をもつ安倍派。分裂どころではなく、跡形もなくなってしまうのか……。

※「集英社オンライン」では、今回の事件について情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。

メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com

X(Twitter)
@shuon_news  

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

9117OS5:2023/12/13(水) 09:06:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/7627fb504b946e41ed9f9e9bbb220fd4ece1ed36
<独自>パーティー収入巡り安倍派など3ルート重点捜査 東京地検、議員ら聴取本格化へ
12/13(水) 1:05配信

産経新聞
自民党の派閥のパーティーを巡る問題で、東京地検特捜部が最大派閥・安倍派(清和政策研究会)の政治資金収支報告書への不記載など3つのルートを政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載など)の疑いで重点的に捜査していることが12日、関係者への取材で分かった。特捜部は臨時国会が閉会する13日以降、安倍派議員らの聴取などを本格化させるもようだ。


また、岸田文雄首相が7日に離脱するまで会長だった岸田派(宏池会)でもパーティー収入の一部が不記載だった疑いが浮上。数千万円に上るとの情報もあり、特捜部は慎重に確認を進める。

安倍派では所属議員に課したパーティー券販売ノルマの超過分を派閥や議員側の収支報告書に記載せずに議員側にキックバック(還流)していたとされ、不記載額は平成30年〜令和4年分で数億円に上る恐れがある。

関係者によると、特捜部が捜査の重点を置いている主なルートは3つ。

①安倍派のノルマ超過分のパーティー収入と所属議員に還流した分の支出が記載されていない派閥としての不記載疑惑②安倍派から還流された分を所属議員の関連団体が記載していない議員側の不記載疑惑③二階派(志帥会)のパーティー収入の一部が記載されていない派閥としての不記載疑惑-だ。

安倍派では還流分を一切記載しないなどの不記載の慣行が長年行われ、不記載額も5年間で数億円を超えるなど、他派閥に比べて突出していた疑いがある。

特捜部は安倍派の会計責任者だけでなく、派閥の事務を議員側で仕切る事務総長経験者が不記載の経緯を知っていた可能性もあるとみて、安倍派幹部らの任意での事情聴取を進めるとみられる。

還流された安倍派の議員側についても、不記載額が総額数千万円以上に上るなど、悪質性が高い事例を中心に捜査。会計責任者だけでなく議員が不記載に関与しなかったか確認する見通しだ。

二階派はパーティー収入の不記載額が5年間で総額1億円を超える恐れがある一方、還流分は記載。特捜部は会計責任者などの事情聴取を進め、収入だけ記載しなかった経緯などを調べている。

9118OS5:2023/12/13(水) 09:33:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/058daf9c3ccaa46e0af8928297a15f81afcd5eb3
裏金疑惑「安倍派一掃」に森喜朗氏が大慌て…派閥崩壊阻止へ電話“指令”で悪あがきの醜悪
12/13(水) 9:06配信
日刊ゲンダイDIGITAL
自民党大会に出席する安倍派OBの森元首相=2023年2月(C)JMPA

 派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑で、安倍派(清和政策研究会=清和会)は幹部を含め数十人がキックバックを受けながら、政治資金収支報告書に記載していない疑いが浮上。岸田首相は安倍派に所属している政務三役(大臣、副大臣、政務官)計15人全員を交代させる方向で検討に入った。“安倍派崩壊”を予兆させるような前代未聞の異常事態だが、これに大慌てなのが、過去に同派会長も務めたOBの森喜朗元首相(86)だという。

森喜朗元首相がインタビューで岸田首相をブッタ斬り! 蜜月関係の2人に何があったのか?

■「萩生田会長で苦境を乗り切るんだ!」

「裏金問題で連日、松野官房長官ら幹部の名前が報じられ、清和会はガタガタですが、森さんは所属議員らに『今こそ、萩生田会長で苦境を乗り切るんだ!』と電話をかけまくっているそうです。岸田首相にも電話をして、『萩生田は切るな(交代させるな)』と“指令”まで出しているらしい。党幹部では、現職の清和会事務総長である高木国対委員長の交代が早々に既定路線になりましたが、萩生田政調会長についてはすぐには名前が出なかった。岸田首相が、自らを応援してくれている森元首相に配慮したのではないか、という見方が出ていました」(安倍派関係者)

 安倍元首相の死去後、安倍派は「事実上の森派」みたいなものだ。塩谷座長の下での「5人衆(松野、萩生田、高木、西村経産相、世耕参院幹事長)」による集団指導体制も、下村元文科相の派閥運営からの排除も、森元首相がレールを敷いた。御年86歳、政界引退して10年以上経っている森元首相が、キングメーカー気取りでいられるのも、安倍派があってこそなのである。

妻と共に都内の高級介護施設に入所
同大会で、あいさつに駆け寄る議員たちに声を掛ける森元首相(中央左)と寄り添う萩生田光一政調会長(隣り)/(C)JMPA

 驚くのは、派閥のために電話をかけまくる、そのエネルギー。森元首相は今年9月ごろから、背骨の圧迫骨折のために1カ月ほど入院し、退院後は政治家のパーティーなどで、車椅子姿が目撃されている。今は妻とともに都内の高級介護施設で暮らしているという。

「施設に入居したのは1カ月ほど前のようです。親しい周辺には、『今後は連絡が取りにくくなるから』と通知があった。安倍派の裏金問題が表面化するかしないかの頃で、検察の事情聴取を意識したのか。清和会のキックバックによる裏金づくりのスキームは25年前くらいからあり、1998年から2006年まで清和会会長だった森さんは(※途中1年間は小泉純一郎会長)事情をよく知っているはずです」(自民党関係者)

 どこまでも悪あがきだ。

9119OS5:2023/12/13(水) 15:43:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/3062eb1fe0e90fbecaf03b1cc5de7375c51e9aa5
官房長官の後任打診、浜田前防衛相が固辞 「自分にはできない」
12/13(水) 14:23配信

朝日新聞デジタル
浜田靖一氏

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、事実上の更迭となる松野博一官房長官の後任について、岸田文雄首相が首相側近を通じて浜田靖一前防衛相(無派閥)に就任を打診したが、浜田氏は固辞した。複数の政権幹部が明らかにした。

 浜田氏へは12日に打診があったという。首相側近から首相の意向として「官房長官をお願いしたい」と伝えられ、浜田氏は「自分にはできない」などと応じたとされる。首相は裏金問題で派閥への批判が高まっていることを考慮し、官房長官の後任は無派閥から起用したい考え。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/dbd3fdba3ca7a8972b7de63a461aa1a58e87d314
【独自】松野官房長官の後任 林芳正前外相起用を軸に検討
12/13(水) 13:09配信

FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
FNNプライムオンライン

岸田首相は、松野官房長官の後任に、岸田派の林芳正前外相を起用することを軸に検討していることがFNNの取材で明らかになった。


官邸側は、加藤前厚労大臣を充てる案も検討したが、岸田派で実務能力が高く、より岸田総理と距離が近い林氏を充てたい考えだ。ただし、党幹部の中で林氏の起用に反対する声もあるため、調整が続いているとみられる。

松野官房長官を巡っては、安倍派の政治資金パーティー収入の一部から1000万円をこえるキックバックを受けて、収支報告書に記載していなかった疑惑が指摘されている。

岸田首相は、14日にも松野官房長官ら4人の安倍派の閣僚を交代させる見通し。

フジテレビ,政治部

9120OS5:2023/12/13(水) 15:45:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/56001734240fc6061016c9e7149813ed601226b5
安倍派、議員収入で還流分計上を要請か…裏金化の実態を隠す狙い
12/13(水) 15:00配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)による政治資金パーティー収入の裏金化疑惑で、同派が昨年開いたパーティーで所属議員側にキックバック(還流)した現金について、「個々の議員側のパーティー収入として計上してほしい」と要請した疑いのあることがわかった。同派内部から還流を問題視する指摘があったことなどを踏まえ、議員側が独自に集めた資金として政治資金収支報告書に記載させ、裏金化の実態を隠す意図があったとみられる。

 同派が裏金化した疑いのある還流分は直近5年間で計5億円規模に上り、収入と支出を合わせた不記載額は総額で10億円を超える可能性がある。議員側も、還流を受けた分を収支報告書に記載していなかったという。東京地検特捜部は近く本格捜査に着手し、所属議員から一斉聴取する見通し。同派の会計責任者については政治資金規正法違反(不記載、虚偽記入)容疑での立件を視野に入れている。

 関係者によると、同派では議員側にノルマを超えてパーティー券を販売した分を現金で還流し、派閥側の収支報告書に収入や支出として記載せず、議員側の収支報告書にも記載しないよう求めていた。その一方で超過分を含めたパーティー収入の金額や還流先の議員の氏名、金額などの記録を作成していたとされる。

 ところが昨年5月に開催したパーティーの後、同派の会計担当職員が議員側に対し、還流分について、個々の議員側のパーティーの収入として同年分の収支報告書に記載するよう要請。ある所属議員の事務所では要請を受け、還流分の現金を事務所の口座に入金し、関連政治団体のパーティー収入に計上する処理を行ったという。

 還流分の運用を転換させた背景には、同派内部でパーティー収入の会計処理を問題視する声が上がっていたことがあったとされる。また、昨秋以降には同派を含む自民党派閥のパーティーを巡って、収入の過少記載疑惑を指摘する報道や刑事告発が出ていた。同派では、議員側の収支報告書に還流分を記載させることで、派閥側が裏金との指摘を受けないようにした可能性があるという。

 同派では、事務総長経験者の松野博一官房長官(61)、高木毅国会対策委員長(67)ら幹部を含めた所属議員数十人が還流分を裏金化し、このうち10人以上は1000万円超に上るとされている。

9121OS5:2023/12/13(水) 18:27:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/666feb9ef9628b7afe2ef9fe64e681b2bab05958
キックバック「『記載するな』と指示あった」 宮沢防衛副大臣が説明
12/13(水) 18:21配信

朝日新聞デジタル
衆院本会議後、記者の質問に答える自民党の宮沢博行防衛副大臣=2023年12月13日午後4時58分、岩下毅撮影

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、同派の宮沢博行防衛副大臣は13日に国会内で記者団の取材に応じ、販売ノルマの超過分に対するキックバック(還流)について「(政治資金収支報告書への)不記載の指示があった」と語った。誰の指示かは「記憶があいまい」などと明言を避けた。


 宮沢氏は、過去3年間で計140万円の不記載があったと明かし、用途は各種団体への年会費や交際費で「政治活動で使った」と説明した。この問題については派閥から箝口令(かんこうれい)が敷かれているとしたうえで、「多くの議員は適正に管理していたはずで、多くの議員が潔白を説明したいと思っている」と述べた。(国吉美香)

朝日新聞社

9122OS5:2023/12/13(水) 18:28:26
順当というか 他になり手が居ないというか
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ca3f321208efc12f10605cb35f124481c972766
松野官房長官の後任、林芳正前外相で調整
12/13(水) 17:37配信


産経新聞
林芳正前外相=10月4日午後、国会内(矢島康弘撮影)

自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー裏金問題を巡り、岸田文雄首相が裏金疑惑が浮上している松野博一官房長官の後任に林芳正前外相を充てる方向で調整していることが13日、分かった。林氏は岸田派(宏池会)の座長を務めている。

政府・与党関係者が明らかにした。

9123OS5:2023/12/13(水) 18:29:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/6e65170801c4b621ed7125e70c577ec8c8520164
浜田靖一元防衛相 官房長官打診も固辞 国対委員長起用が有力視
12/13(水) 16:45配信

産経新聞
浜田靖一元防衛相

岸田文雄首相(自民党総裁)が安倍派(清和政策研究会)を巡る裏金疑惑に伴い交代させる方針を固めた松野博一官房長官の後任として、浜田靖一元防衛相に就任を打診し、浜田氏が固辞していたことが13日、分かった。浜田氏は無派閥のベテラン。国対委員長の起用も取り沙汰されている。


複数の関係者が明らかにした。首相は12日に側近を通じ、浜田氏に官房長官起用の感触を探ったが、浜田氏は辞退したという。浜田氏は党防衛族、水産族の重鎮だが、官房副長官や首相補佐官といった官邸勤務の経験に乏しく、「慣れないことはやれない」と語っているという。

浜田氏は国会対策に精通し与野党の老荘青に人脈を持つ。松野氏と同様の疑惑が浮上し更迭される安倍派事務総長の高木毅国対委員長の後継が有力視されている。浜田氏は岸田政権で令和4年8月から今年9月まで防衛相を務めた。

9124OS5:2023/12/13(水) 18:30:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d3de6b699eb9f01fb137986c0fae20e28295eba
国対委員長に浜田氏検討 裏金疑惑、14日に政権幹部人事 岸田首相
12/13(水) 16:05配信

時事通信
浜田靖一前防衛相

 自民党最大派閥・安倍派の政治資金パーティー収入の裏金化疑惑を受け、岸田文雄首相(自民党総裁)は13日、同派所属の閣僚・党役員の交代に向けて調整を進め、高木毅国対委員長の後任に無派閥の浜田靖一前防衛相を充てる方向で検討に入った。

 閣僚などの人事は14日に決める方針だ。

 首相は高木氏に加え、萩生田光一政調会長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、鈴木淳司総務相、宮下一郎農林水産相を交代させる方針を固めている。官房長官には林芳正前外相や加藤勝信前厚生労働相、田村憲久元厚労相が浮上。梶山弘志幹事長代行、斎藤健前法相、後藤茂之前経済再生担当相らの要職起用も取り沙汰される。

 萩生田氏は近く辞表を提出する意向だが、首相は22日を目指す2024年度予算案の決定まで受理を先延ばしする方向で検討している。

 一方、世耕弘成参院幹事長は辞任する意向を固め、政権関係者に伝えた。これを受け、自民参院執行部は後任の調整に入った。首相は堀井学内閣府副大臣ら安倍派所属の副大臣5人も交代させる意向で、人選を急いでいる。

9125OS5:2023/12/13(水) 22:49:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/79e9460614e1c52ea86eb3b2ebcf60f74f4d77ca
「架空パーティー。すごいの来た」西村康稔経産相に〝文春砲〟10人足らずの茶話会で儲けは1回数百万…「これはあまりにひどい」ネット上でも怒りの声
12/13(水) 22:29配信

中日スポーツ
西村康稔経産相

 政治資金パーティーを巡る裏金疑惑が連日報道される自民党最大派閥の安倍派。その「幹部5人衆」の1人について、文春オンラインが13日、「《安倍派幹部に新疑惑》西村康稔経産相が捜査中に『架空パーティ』を開催していた!《儲けは1回数百万、経産官僚をサクラに…》」(原文のまま)のタイトルで記事を発信。ネット上でも「架空パーティー」などの関連ワードがトレンド入りした。

 報道によると、パーティーの実態はホテルの会議室に10人足らずの経産官僚を動員し講師の話を聞くという茶話会。スポンサー企業が1枚2万円のパーティー券を購入しているという。西村経産相は14日に岸田文雄首相が行う予定の安倍派閣僚人事刷新で交代するとの報道が出ている。

 臨時国会閉会当日の”文春砲”に、元朝日新聞記者でジャーナリストの佐藤章さんはX(旧ツイッター)で「これはあまりにひどいんじゃないか。西村は年に18回もパーティーやってるが、こんなものばかりか!」と怒りの声を上げた。

 このほかにもX上では「架空パーティー。すごいの来た」「これは酷い…酷過ぎる。自民党議員は裏金を作るのみならず、架空パーティーを開催して荒稼ぎまでしてたのか」「実態は、名前を隠しておこなう企業団体献金」「一体何をしているの? 政治家の仕事って?」「どんどん出てくるよ。これで終わるはずがない」などの怒りや憤りが飛びかった。

中日スポーツ

9126OS5:2023/12/13(水) 22:55:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/89bb94a37767ba5289b4c371fb0496ce8e917206
【速報】安倍派閣僚交代人事の全容判明 西村経産相の後任は無派閥の斎藤健氏 総務相に松本氏が再登板 農水は坂本氏 官房長官は林前外相
12/13(水) 21:09配信
FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
FNNプライムオンライン

岸田首相は、14日に行う予定の安倍派4閣僚を交代させる人事の全容を固めた。

西村経産相の後任として、無派閥の斎藤健前法相を起用する。

そもそも政治資金パーティーって? どうしてキックバックが問題なの?

鈴木総務相の後任には、前任の松本剛明氏が再登板する。松本氏は麻生派に所属。

また、宮下農水相の後任には、森山派の坂本哲志元地方創生相を起用する。

松野官房長官の後任には、既に岸田派の座長を務める、林芳正前外相の起用が固まっている。

また文科副大臣に、無派閥の阿部俊子衆院議員の起用が固まった。

政治部

9127OS5:2023/12/13(水) 22:57:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/824e59be172400ad85eda8ac776abf23a881813b
安倍派の上野通子首相補佐官の交代を調整
12/13(水) 22:30配信

共同通信
 岸田首相は、安倍派参院議員の上野通子首相補佐官を交代させる方向で調整に入った。

9128OS5:2023/12/13(水) 23:00:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ca5a1aae835efc048349f12a6ad1e5cf1278e92
予算説明「どこに行けば…」 裏金疑惑で与党混乱、政策の停滞懸念
12/13(水) 21:10配信
毎日新聞
首相官邸=東京都千代田区で2023年1月11日午前10時44分、竹内幹撮影

 自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑で、政府や党内で要職に就く安倍派幹部が軒並み退く見込みとなった。岸田文雄政権は支持率だけでなく求心力の低下も指摘されており、政策の停滞も懸念されている。

【図解】安倍派を巡る疑惑の構図

 足元では、来年度の税制改正と予算編成作業が大詰めを迎えている。財務省は、すでに来年度以降の財政健全化に向けて有力与党議員に根回しを始めているが、ある財務省幹部は「与党内がこんなに混乱している状況では、どこに説明に行けば良いのか分からない」と打ち明ける。

 霞が関では、来年の通常国会で実現を目指す政策への影響を心配する声も出ている。

 経済産業省では、西村康稔経産相が交代する見込みだ。同省は、脱炭素を進めるためのGX(グリーントランスフォーメーション)関連の法案を通常国会に提出する予定だが、これは前経産相の萩生田光一政調会長が党GX実行本部長を務め旗振り役となってきた。また、世耕弘成参院幹事長も、元経産相として同省の政策に影響力を持つとされる。ある幹部は「大臣だけでなく両氏の去就にも注目している」と話し、政策の推進役が不在とならないか気をもむ。

 NTTへの政府の関与を減らすNTT法見直しを議論している総務省でも、鈴木淳司総務相が交代する見通し。NTT法を巡っては、自民党のプロジェクトチームが通常国会で一部改正を提言しているが、党内の混乱が続けばその機運もしぼみかねない。

 国の農業政策の根幹で「農政の憲法」といわれる食料・農業・農村基本法の改正や、食料安全保障の強化も緊急課題の一つだ。だが、法案を担う宮下一郎農相も交代する見込み。法案自体は農相の交代に影響を受けないというが、農林水産省幹部は「事態が沈静化せず、国会での審議時間が十分取れなくなるのは困る」と話す。

 岸田政権は、目玉政策である防衛力強化や子育て支援を巡り、来年度の税制改正で増税時期や扶養控除縮小など国民の負担増につながる決定を見送る方針だ。求心力の低下に歯止めがかからなければ、今後も難しい政策判断を先送りする傾向が強まる可能性もある。【古屋敷尚子、道永竜命、山下貴史】

9129OS5:2023/12/13(水) 23:00:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ca5a1aae835efc048349f12a6ad1e5cf1278e92
予算説明「どこに行けば…」 裏金疑惑で与党混乱、政策の停滞懸念
12/13(水) 21:10配信
毎日新聞
首相官邸=東京都千代田区で2023年1月11日午前10時44分、竹内幹撮影

 自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑で、政府や党内で要職に就く安倍派幹部が軒並み退く見込みとなった。岸田文雄政権は支持率だけでなく求心力の低下も指摘されており、政策の停滞も懸念されている。

【図解】安倍派を巡る疑惑の構図

 足元では、来年度の税制改正と予算編成作業が大詰めを迎えている。財務省は、すでに来年度以降の財政健全化に向けて有力与党議員に根回しを始めているが、ある財務省幹部は「与党内がこんなに混乱している状況では、どこに説明に行けば良いのか分からない」と打ち明ける。

 霞が関では、来年の通常国会で実現を目指す政策への影響を心配する声も出ている。

 経済産業省では、西村康稔経産相が交代する見込みだ。同省は、脱炭素を進めるためのGX(グリーントランスフォーメーション)関連の法案を通常国会に提出する予定だが、これは前経産相の萩生田光一政調会長が党GX実行本部長を務め旗振り役となってきた。また、世耕弘成参院幹事長も、元経産相として同省の政策に影響力を持つとされる。ある幹部は「大臣だけでなく両氏の去就にも注目している」と話し、政策の推進役が不在とならないか気をもむ。

 NTTへの政府の関与を減らすNTT法見直しを議論している総務省でも、鈴木淳司総務相が交代する見通し。NTT法を巡っては、自民党のプロジェクトチームが通常国会で一部改正を提言しているが、党内の混乱が続けばその機運もしぼみかねない。

 国の農業政策の根幹で「農政の憲法」といわれる食料・農業・農村基本法の改正や、食料安全保障の強化も緊急課題の一つだ。だが、法案を担う宮下一郎農相も交代する見込み。法案自体は農相の交代に影響を受けないというが、農林水産省幹部は「事態が沈静化せず、国会での審議時間が十分取れなくなるのは困る」と話す。

 岸田政権は、目玉政策である防衛力強化や子育て支援を巡り、来年度の税制改正で増税時期や扶養控除縮小など国民の負担増につながる決定を見送る方針だ。求心力の低下に歯止めがかからなければ、今後も難しい政策判断を先送りする傾向が強まる可能性もある。【古屋敷尚子、道永竜命、山下貴史】

9130OS5:2023/12/13(水) 23:00:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ca5a1aae835efc048349f12a6ad1e5cf1278e92
予算説明「どこに行けば…」 裏金疑惑で与党混乱、政策の停滞懸念
12/13(水) 21:10配信
毎日新聞
首相官邸=東京都千代田区で2023年1月11日午前10時44分、竹内幹撮影

 自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑で、政府や党内で要職に就く安倍派幹部が軒並み退く見込みとなった。岸田文雄政権は支持率だけでなく求心力の低下も指摘されており、政策の停滞も懸念されている。

【図解】安倍派を巡る疑惑の構図

 足元では、来年度の税制改正と予算編成作業が大詰めを迎えている。財務省は、すでに来年度以降の財政健全化に向けて有力与党議員に根回しを始めているが、ある財務省幹部は「与党内がこんなに混乱している状況では、どこに説明に行けば良いのか分からない」と打ち明ける。

 霞が関では、来年の通常国会で実現を目指す政策への影響を心配する声も出ている。

 経済産業省では、西村康稔経産相が交代する見込みだ。同省は、脱炭素を進めるためのGX(グリーントランスフォーメーション)関連の法案を通常国会に提出する予定だが、これは前経産相の萩生田光一政調会長が党GX実行本部長を務め旗振り役となってきた。また、世耕弘成参院幹事長も、元経産相として同省の政策に影響力を持つとされる。ある幹部は「大臣だけでなく両氏の去就にも注目している」と話し、政策の推進役が不在とならないか気をもむ。

 NTTへの政府の関与を減らすNTT法見直しを議論している総務省でも、鈴木淳司総務相が交代する見通し。NTT法を巡っては、自民党のプロジェクトチームが通常国会で一部改正を提言しているが、党内の混乱が続けばその機運もしぼみかねない。

 国の農業政策の根幹で「農政の憲法」といわれる食料・農業・農村基本法の改正や、食料安全保障の強化も緊急課題の一つだ。だが、法案を担う宮下一郎農相も交代する見込み。法案自体は農相の交代に影響を受けないというが、農林水産省幹部は「事態が沈静化せず、国会での審議時間が十分取れなくなるのは困る」と話す。

 岸田政権は、目玉政策である防衛力強化や子育て支援を巡り、来年度の税制改正で増税時期や扶養控除縮小など国民の負担増につながる決定を見送る方針だ。求心力の低下に歯止めがかからなければ、今後も難しい政策判断を先送りする傾向が強まる可能性もある。【古屋敷尚子、道永竜命、山下貴史】

9131OS5:2023/12/13(水) 23:11:00
>萩生田氏の後任に岸田派の田村憲久政調会長代行(58)を起用する案が浮上。高木氏の後任には無派閥の浜田靖一前防衛相(68)を充てる方針だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bf134cee5da3a6dc07445b120ff0a9ce656479e2
自民裏金疑惑、首相具体策示さず 複数議員が官房長官就任固辞
12/13(水) 21:02配信


77
コメント77件


毎日新聞
臨時国会閉会を受け、記者会見する岸田文雄首相=首相官邸で2023年12月13日午後6時42分、竹内幹撮影

 第212臨時国会が13日、55日間の会期を終えて閉会した。岸田文雄首相(自民党総裁)は党派閥の政治資金パーティー収入を巡る裏金疑惑が取り沙汰される安倍派の閣僚4人と副大臣5人を14日に交代させる方針で、後任の人選を本格化させた。閉会後の記者会見では信頼回復に向け「火の玉となって自民党の先頭に立つ」と強調したが、具体策は示さなかった。

【図解】安倍派を巡る疑惑の構図

 交代させる閣僚は松野博一官房長官(61)、西村康稔経済産業相(61)、鈴木淳司総務相(65)、宮下一郎農相(65)で、松野氏の後任には林芳正前外相(62)を充てる方針を固めた。林氏は参院で当選5回、衆院当選1回で防衛相や文部科学相、外相などを歴任。岸田派では会長に次ぐポストの座長を務める。首相は政権の要である官房長官ポストを無派閥や茂木派の複数の議員に打診したが、岸田内閣の先行き不透明感を背景に固辞。派内から起用せざるを得なくなった。

 農相に森山派の坂本哲志元地方創生担当相(73)を、総務相に麻生派の松本剛明前総務相(64)を、経産相には無派閥の斎藤健前法相(64)を起用する方針を固めた。

 党役員人事も年内に実施し、いずれも安倍派の、萩生田光一政調会長(60)▽高木毅国対委員長(67)▽世耕弘成参院幹事長(61)――を交代させる方針。萩生田氏の後任に岸田派の田村憲久政調会長代行(58)を起用する案が浮上。高木氏の後任には無派閥の浜田靖一前防衛相(68)を充てる方針だ。交代時期については2024年度当初予算案を閣議決定する22日前後とする案が検討されている。萩生田氏は交代に先立ち14日にも岸田総裁に辞表を提出する方針。高木氏も13日、記者団に辞意を語った。

 14日に交代する安倍派の副大臣は、堀井学副内閣相(51)、堀井巌副外相(58)、青山周平副文科相(46)、酒井庸行副経産相(71)、宮沢博行副防衛相(48)。

 首相は当初、安倍派の政務三役15人全員を交代させることも検討したが、党内の反発を踏まえ、若手の政務官6人については続投も認める方針に改めた。

 首相は閉会後、首相官邸で記者会見に臨んだ。裏金疑惑を巡り「政治の信頼回復に向け自民党の体質を一新すべく、先頭に立って戦っていく」などと語ったが、具体的な対策を問われても「党所属議員と膝詰めの議論を集中的に進める」などと述べるにとどめた。対策取りまとめの時期についても「さまざまなケースがある。一律にいつまで、と決めて結果を明らかにするのはなかなか難しい」と明言しなかった。

 来秋の自民党総裁選に再選を目指して立候補するかについて「今はそうした先のことを考える余裕はない」と語った。

 国会閉会に先立ち立憲民主党が岸田内閣に対する不信任決議案を衆院に提出した。自民、公明両党などの反対多数で否決されたが、日本維新の会や共産党、国民民主党などは賛成した。臨時国会では議員立法の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害者救済に向けた特例法などが成立した。【田辺佑介、高橋祐貴、森口沙織、中村紬葵】

 ◇首相記者会見のポイント

<人事>

・国政の遅滞回避の観点から、明日速やかに人事を行う。内容は調整を続けている

<自民党派閥の裏金疑惑>

・党全体として強い危機感を持って一致結束した対応を図っていく。国民の信頼回復のため火の玉となって自民党の先頭に立ち、取り組んでいく

・(政治資金規正法など)法律の問題だという議論になり得るが、事実を把握した上で議論しなければならない

<衆院解散・総選挙や次期自民党総裁選>

・今はそうした先のことを考えている余裕はない

<経済政策>

・物価高から国民生活を守り、物価上昇を上回る賃上げを必ず達成しなければならない。政府の総力を挙げて政策を実行する

<米空軍輸送機オスプレイ墜落>

・引き続き日本におけるすべてのオスプレイの飛行停止を継続してもらいたい

9132OS5:2023/12/13(水) 23:29:43
>>9092
国会 常任委員長

祝儀委員
厚生労働委員会 田畑裕明
安全保障委員会 簗和生

参議院
内閣委員会    大野泰正
外交防衛委員会  北村経夫
財政金融委員会  宮本周司
農林水産委員会  滝波宏文
予算委員会    末松信介

9133OS5:2023/12/13(水) 23:31:47
https://mainichi.jp/articles/20231213/k00/00m/010/295000c
自民・安倍派、突出した悪質性 「5年5億円」「派閥から指示」
深掘り 大場弘行 山田豊
毎日新聞 2023/12/13 19:13(最終更新 12/13 20:30)
 清和政策研究会(安倍派)が、政治資金パーティーの販売ノルマ超過分を所属議員にキックバック(還流)させて裏金化していたスキームは、派閥側の主導だった疑いが浮上している。自民党の派閥の中でも安倍派は悪質性が突出しており、東京地検特捜部は裏金スキームに関与した派閥幹部や議員本人に対する事情聴取に踏み切る構えだ。

 一連の問題のきっかけとなったのは大学教授が提出した告発状だった。自民5派閥の政治団体が収支報告書でパーティー収入を過少記載したとする内容で、特捜部は告発をきっかけとした捜査を通じて、還流の存在を把握したとみられる。

 ただ、還流には派閥によって違いがあった。…

9134OS5:2023/12/13(水) 23:32:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/b06a93a6eacd9f5beeec17b987535195650d2a6d
【独自】安倍派 佐藤財務政務官も交代へ
12/13(水) 19:10配信


テレ東BIZ
安倍派 佐藤財務政務官も交代へ

岸田総理大臣は、あす14日に行う人事で、安倍派の閣僚4人と副大臣5人を交代させる方針ですが、6人いる安倍派の政務官のうち、財務省の佐藤啓政務官を交代させる方針を固めたことがテレビ東京の取材で分かりました。自民党関係者が明らかにしました。今後の調整によっては、政務官の交代が増える可能性もあります。

9135OS5:2023/12/14(木) 08:12:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/28dffab81bea38d63583a4b71ded96cf7e7bb1fc
上野首相補佐官、和田防衛相補佐官も交代へ 安倍派の裏金疑惑受け
12/14(木) 6:00配信

朝日新聞デジタル
首相補佐官に就任し、岸田文雄首相と記念写真に納まる上野通子氏(左)=2023年9月15日午後1時15分、首相官邸、上田幸一撮影

 自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田文雄首相は組織的に裏金づくりをしていた疑いのある同派所属の上野通子首相補佐官を交代させる意向を固めた。上野氏は9月の内閣改造に伴い、首相補佐官に就任した。また、同派所属の和田義明防衛相補佐官についても交代させる方向。政権幹部が明らかにした。(佐藤瑞季)

9136OS5:2023/12/14(木) 08:12:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbaea1ba790533d23bb52ee451813b59566e9561
安倍派切りも出口見えず 岸田首相「火の玉」強調、にじむ苦悩
12/14(木) 7:09配信

時事通信
記者の質問を聞く岸田文雄首相(奥)=13日午後、首相官邸

 自民党安倍派が政治資金パーティー収入を裏金化していた疑惑を受け、岸田文雄首相は同派所属の閣僚と党幹部の交代を決めた。

 長引く混乱の収束を図りたい考えだが、会長を務めてきた岸田派でも収入の不記載疑惑が発覚。東京地検特捜部による捜査の行方も読めず、政権発足以来最大の危機は出口の見えない状況が続く。

 首相は13日の記者会見で「国民の信頼回復のため、火の玉となって党の先頭に立ち、取り組んでいく」と強調。その一方で、言葉の途切れる場面が目立つなど、苦悩もうかがわせた。

 沈静化の手始めとして、首相は14日に内閣の要を担う松野博一官房長官ら安倍派4閣僚を更迭する方針。有力幹部「5人衆」をはじめとする「派閥ぐるみ」の疑惑にけじめをつけさせる意図は明らかだ。

 ただ、新たに岸田派でもパーティー収入を過少記載していた疑いが浮上。安倍派からは「わが派だけを悪の温床として扱っていたのは誰だ」(閣僚経験者)との恨み節が漏れるなど、首相との亀裂は深刻さを増しつつある。

 特捜部の捜査対象が見通せないことも、政府・与党内の不安を高めている。政権中枢は「捜査を待てば国政に遅滞が生じる」と「安倍派切り」の狙いを説明するが、党幹部は「捜査状況を把握しているのか。さらに閣僚交代となれば首相はもう終わりだ」と危機感を隠さない。

 政権の求心力が急速に失われる状況下で、臨時国会の会期中ともささやかれた衆院解散論は雲散霧消した。立憲民主党が13日に提出した内閣不信任決議案について、首相は「粛々と対応する」と表明。通常国会が終盤を迎えた今年6月、政局の主導権を握るため、解散に含みを持たせ続けた姿とは対照的だ。

 公明党の山口那津男代表は「政治の信頼を取り戻す努力をしない限り問うべき信がない。当面解散などできる状況ではない」と断じた。

 自民党の麻生太郎副総裁は13日、党幹部が居並ぶ席上で、首相を「気がめいっているように見えるのは良くない」と励ました。しかし、今後の政権運営が「地検の捜査に左右される」(自民関係者)のは確実だ。

 政府内には、政治資金規正法改正など政治改革を掲げて局面転換を図る意見もあるが、首相は会見で具体策への言及を避けた。首相官邸幹部は「流れに身を任せるしかない」と打つ手がないことを認めた。

9137OS5:2023/12/14(木) 14:27:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/abcd37f18ea039b811062a53998a348f03311eba
非常時にはおなじみの顔 辞任の安倍派4人に代わる新閣僚は〝ピンチヒッター〟常連組
12/14(木) 14:19配信

産経新聞
岸田文雄首相(右)と、官房長官起用が内定している林芳正前外相=今年6月、衆院本会議場

岸田文雄首相(自民党総裁)は14日、安倍派(清和政策研究会)のパーティー券を巡る裏金疑惑を受けて、同派の松野博一官房長官ら4閣僚を交代させる。後任に内定した林芳正前外相や松本剛明前総務相らは、過去にも不祥事などで急遽退任した閣僚に代わり起用された経験を持ち、〝ピンチヒッター〟としておなじみの顔が多い。


林氏は松野氏の代わりに、松本氏は鈴木淳司氏に代わる総務相に、斎藤健前法相は西村康稔氏に代わる経済産業相に、坂本哲志元地方創生担当相は宮下一郎氏に代わる農林水産相に、それぞれ起用される。

「首相の女房役」とされる官房長官に就任する林氏は「何度も大臣を任される能力がある」(自民参院議員)とされ、政策全般に明るい。過去に外相をはじめ防衛相や農水相、文部科学相などを歴任し、突然の登板も目立つ。

令和3年11月には、衆院選の選挙区で敗れた甘利明氏の辞任で空席となった幹事長に起用された茂木敏充の後任の外相となった。平成27年2月に西川公也元農水相が政治資金問題で辞任した際も代打を務めた。21年7月には与謝野馨氏が経済関連3閣僚の兼任解消のため、補充人事で経済財政担当相に起用されている。こうした経歴から自民内では阪神タイガースで「代打の職人」としてならした川藤幸三氏になぞらえ「究極のピンチヒッター」(党幹部)と形容された。

松本氏は民主党時代も含め3度目の入閣となる。民主党政権で外務副大臣を務めていた23年3月、在日韓国人から献金を受けたとして辞任した前原誠司外相(当時)の後継に昇格する形で初入閣した。29年9月に自民党に入党し、令和4年11月には寺田稔総務相(当時)が「政治とカネ」問題で事実上更迭され、2度目の入閣となった。

斎藤氏は当選5回の中堅ながら3度目の入閣となる。令和4年11月に死刑制度を巡る失言で更迭された葉梨康弘法相(当時)の代わりに法相に就任。法務政策は経験に乏しい分野だったが、立憲民主党などが反発した外国人の送還・収容の仕組みを見直す改正入管難民法を手堅い答弁や立民側のキーマンと交渉するなどして成立にこぎつけた。経産省の官僚時代は日米貿易交渉に関わるなど将来の経産次官の呼び声も高かった。

坂本氏は2年9月の菅義偉内閣で地方創生担当相として初入閣した。手堅い実務能力とともに、森山派(近未来政治研究会)に所属し、党重鎮の森山裕総務会長の右腕としても知られる。

非常時に要職を託される4人はそれぞれ行政手腕に長けていることに加え、不祥事も少ないとされる。ただ、同じメンバーの登板が相次ぐ背景には、自民党の人材難も指摘される。

9138OS5:2023/12/14(木) 14:29:11
ただ、徹底的に代わりが居ないんですからね・・・

https://news.yahoo.co.jp/articles/984656da0690d9ba96c53a5611feda0aa2ccc19b
【記者解説】「もうこの政権は厳しいだろう」と自民党内からも冷ややかな声 林前外相の官房長官起用めぐる舞台裏
12/14(木) 12:27配信
FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン

自民党の安倍派のパーティー券収入をめぐる問題を受け、松野官房長官など安倍派の4人の閣僚が14日、辞表を提出した。
岸田首相は、松野長官の後任に林芳正前外相を起用する方針。

今回の人事の目玉といえる官房長官への林前外相の起用をめぐる舞台裏と自民党内の反応について、国会記者会館からフジテレビ政治部・福井慶仁記者がお伝えする。

自民党内からも冷ややかな声
13日夜の会見で、信頼回復に向け、「火の玉」になると決意表明し、背水の陣を敷いた岸田首相だが、党内からは「火だるまの間違いじゃないか」と、冷ややかな声が上がっている。

官房長官の後任人事については当初、加藤前厚労相や浜田前防衛相の起用を模索したものの、調整が難航。

そのため、「身内」である林氏が浮上したが、麻生副総裁が外交姿勢をめぐり距離を置く林氏の起用に難色を示した。

岸田首相としては反対意見を振り切り、林氏の起用を決断した形で、首相周辺も「今は平時ではない」として、林氏の高い答弁能力や首相との近さを強調している。

一方、党内からは、岸田派からの起用について、「ただの安倍派外しで、臭いものにふたをしただけだ」、「もうこの政権は厳しいだろう」などと厳しい声が出ている。

これまでスクラムを組んできた党幹部との関係性が変わる可能性もあり、厳しい政権運営を迫られることになりそう。
(「Live News days」12月14日放送より)

Live News days

9139OS5:2023/12/14(木) 14:30:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/244bb1d8c9c74ffb18f5a4371e9911f779ade863
特捜部、安倍派・二階派に強制捜査へ 派閥側関係先を週明けにも捜索か
12/14(木) 12:02配信
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、東京地検特捜部が、安倍派と二階派の強制捜査に乗り出す方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。週明けにも、派閥側の関係先への家宅捜索に乗り出すものとみられます。


この問題では安倍派と二階派、岸田派で、パーティー券収入の一部が収支報告書に記載されていなかったことが分かっていますが、特捜部が安倍派と二階派の関係先に、それぞれ週明けにも家宅捜索に入る方針を固めたことが、関係者への取材で分かりました。

安倍派は、収支報告書に記載のないキックバックの総額が、直近5年間で5億円にのぼるとみられています。

また、二階派は、キックバックについては派閥側と議員側、双方の収支報告書に記載があるものの、直近5年間でノルマを超えた収入1億円あまりを記載していなかったとみられ、特捜部は、いずれも総額が「億単位」で、規模が大きいことなどから強制捜査が必要と判断したものとみられます。

特捜部は、検事や事務官など捜査態勢を100人以上に拡充しており、近く議員らへの聴取も始め、全容解明を進めるものとみられます。

9140OS5:2023/12/14(木) 14:32:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/ccf2f96678826ea7274e2e37253818ae00da0aa7
「めざまし8」風間晋解説委員「激震だと思います」自民党裏金疑惑で宮澤防衛副大臣が暴露
12/14(木) 9:35配信

日刊スポーツ
風間晋氏(2019年3月)

 14日に放送されたフジテレビ系「めざまし8」(月〜金曜午前8時)で、自民党安倍派の宮澤博行防衛副大臣が政治資金パーティーの裏金疑惑について派閥から「しゃべるな」とかん口令を敷かれていたことや、「収支報告書に記載しなくてもいい」と指示があったを明らかにした。


 これに対し、フジテレビの風間晋解説委員は「おーっ、言ったねぇ。彼なりの思惑、計算があって言うことにしたんだと思う。ほかの議員や秘書も考えざるを得ない。激震だと思いますよ」と断言した。

 また、政治ジャーナリストの岩田明子氏は「派閥の運営に対して非常に不満が高まっている。出て行きたいという動きもチラホラある」と話していた。

 宮澤副大臣は、自ら「3年間で140万円」と不記載の金額も明らかにしている。

9141OS5:2023/12/14(木) 16:56:29
これでしょうね。キッシーが出るかどうかはわからんが、総裁選後=秋に解散総選挙でしょうね

https://news.yahoo.co.jp/articles/4cc84f972ce5421c6baf4bf68c20eac70ea74bb2
佐藤千矢子氏「ほとぼりがさめるまで岸田さん。総裁選をして新しい顔で即選挙して勝つ」自民党の青写真
12/14(木) 15:20配信
スポニチアネックス
東京・赤坂のTBS社屋

 毎日新聞論説委員の佐藤千矢子氏が14日、TBS「ひるおび!」(月〜金曜前10・25)に出演。自民党派閥の政治資金パーティー裏金問題について言及した。

 安倍派(清和政策研究会)の裏金問題を巡り、松野博一官房長官が14日午前、自身を含む同派4閣僚の辞表を岸田文雄首相に提出した。事実上の更迭となる。東京地検特捜部は安倍派側の強制捜査に乗り出す方針を固めており、還流を受けたとされる議員への事情聴取を進める。

 交代する4閣僚は松野氏と西村康稔経済産業相、鈴木淳司総務相、宮下一郎農相。党の要職を担う萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長も近く退任する。世耕弘成参院幹事長も交代する見通し。安倍派実力者「5人組」の高木、松野、西村、萩生田、世耕の5氏側はそれぞれ資金還流を受け、高木、松野、世耕3氏のケースは各1000万円を超えていたとされる。

 安倍派の裏金は最近5年間で5億円ほどに上る可能性があり、聴取の対象は同派所属99人のうち数十人規模になる見通し。二階派(志帥会)と岸田派(宏池会)でも政治資金収支報告書への不記載などがあったとされ、特捜部は安倍派と並行して調べるもよう。

 佐藤氏は、今後の自民党について「自民党のピンチで、もう政権交代間際という雰囲気が永田町にはずいぶん流れている。しばらく選挙をやりたくない。だから岸田さんに、こんなヨタヨタでも頑張ってもらって、来年の予算が成立する3月くらいまでは、このまま事件が急拡大、急展開しない限りはやってもらって、そこで代えるかどうかという話」と言い、「自民党は、事件のほとぼりが冷めるのを待ちたいんです。岸田さんを代えるということは、上川さんが出てくるのか、石破さんが出てくるのか分かりませんが、総裁選をやって新しい顔にして即選挙して勝つ。今、選挙をしても勝てないので、もう少し岸田さんにやってもらって、この事件が収まったところで顔、本の表紙を変えて選挙をやりたいと。そんなにうまくいくかなと。野党は今が最大のチャンス」と自身の見解を述べた。

9142OS5:2023/12/14(木) 18:19:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/da5fe24b993c07796e6bc83f2a54cd34bd9684a5
岸田首相〝焼け太り人事〟政権の「泥船」嫌って相次ぎ辞退者 屈指の親中派・林前外相の官房長官就任「絶望しかない」と識者
12/14(木) 17:00配信


28
コメント28件


夕刊フジ
岸田首相(右)は同じ派閥だった林前外相を官房長官に起用する

岸田文雄首相は14日、松野博一官房長官ら安倍派(清和政策研究会)の閣僚を一掃する更迭人事を行う。自民党派閥の政治資金パーティー券疑惑が大炎上するなか、キックバック(還流)の裏金化が目立つ最大派閥・安倍派を切り捨て、危機的状況にある政権の延命を図る。官房長官の後任には、自身が先週まで率いた岸田派(宏池会)幹部で、「政界屈指の親中派」とされる林芳正前外相を充てる。米中対立が深刻化するなか、同盟国・米国や、覇権拡大を進める中国の反応も注目されそうだ。林氏の起用は、意中の候補に相次いで固辞されたための窮余の策という。ただ、岸田派でも政治資金収支報告書の「過少記載」が浮上しているのに、政権の要に身内を充てる〝焼け太り人事〟〝厚顔人事〟という批判も聞かれる。

【表でみる】自民党の主な"疑惑"の議員

「政治の信頼回復と国政の遅滞回避の観点から、14日に人事を行いたい」「信頼回復のため、火の玉となって自民党の先頭に立ち取り組む」

岸田首相は13日、臨時国会閉会を受け記者会見で、こう語った。ただ、声のボリュームは低く、目も泳いでいるように見えた。

一連の疑惑は、安倍派や二階派(志帥会)に加え、岸田派にも飛び火している。14日から本格化する東京地検特捜部の捜査の行方次第で、さらなる大混乱となり得る。

岸田首相は人事について、「懸念が生じないよう、諸課題に対応するための体制」と語ったが、閣僚人事は難航を極めたという。

退任するのは松野氏と鈴木淳司総務相、西村康稔経産相、宮下一郎農水相の4人。後任には、総務相に松本剛明前総務相(麻生派)、経産相に斎藤健前法相(無派閥)、農水相に坂本哲志元地方創生相(森山派)を起用する。

ベテラン議員は「派閥の疑惑が〝炎上〟するなか、岸田首相は無派閥や、派閥色が薄く経験豊かな人材を起用したかったようだが、『泥船』を嫌って辞退が相次いだ」と語る。

例えば、無派閥で当選10回の浜田靖一前防衛相には要職に推す声が上がり、岸田首相側は官房長官就任を要請したものの、浜田氏は固辞したという。この他にも、複数の辞退者がいたとされる。

今回の人事をどう見るか。

ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「浮上した閣僚の陣容を見ると、岸田政権を支える主流派で固めた。重大な政権のピンチに、本来なら危機管理に長けた『剛腕』を起用するべきだが、『大改革の覚悟』は感じられない人事だ。頭を低くしてやり過ごしたい意図が透ける。政治不信の根本解決にはならず、岸田首相の求心力はさらに低下した。そもそも、疑惑の全容が不透明ななか、丁寧な検証もなく安倍派を一掃する性急な人事で、強い怒りも鬱積した」と分析する。

中でも、党内に反対論があった林氏の官房長官起用は禍根を生みそうだ。

中国事情に詳しい評論家の石平氏は「官房長官は『内閣の要』『政権の顔』だ。『政界屈指の親中派』である林氏を起用した岸田政権には絶望しかない。中国は大歓迎の人事だろう。来年1月に台湾総統選を控え、挑発的行動を強める中国がますます増長しかねない。政治資金問題も重要だが、今の局面で外交への視点が欠落している」と批判する。

米政界や国際政治に詳しい福井県立大の島田洋一名誉教授も、林氏起用を問題視する。

「岸田首相が2021年、林氏を外相に起用した際、安倍晋三元首相は強く反対した。『異次元の媚中派』だからだ。実際、外相時代には中国に毅然(きぜん)とした姿勢を示さなかった。中国は沖縄県・尖閣諸島での主権侵害や、海洋ブイの設置で、ますます覇権主義的動きを強めているだけに、今回の人事は『日本は譲歩する』という誤ったシグナルに受け取られかねない。林氏は、米国でも超党派で中国への距離感が懸念されている。3月に20カ国・地域(G20)外相会合に欠席したが、この会合は露中に対峙する自由主義諸国の結束を表明する場だっただけに、米側は激怒した。さらに、官房長官は北朝鮮による拉致問題担当相を兼ねることになるだろう。林氏は、救出運動の現場で顔を見たことがない。『親中』の姿勢は、自ずと『親北』の姿勢につながりがちだ。非常に懸念している」

9143OS5:2023/12/14(木) 18:19:49

■「無限の辞任・更迭ドミノ」危機

野党が一致して提出した内閣不信任決議案は13日、否決されたが、14日以降、特捜部の捜査は本格化する。二階派や岸田派に追及が広がれば、「無限の辞任・更迭ドミノ」を招きかねない。

疑惑に絡み、安倍派事務総長の高木毅国対委員長が辞意を伝え、萩生田光一政調会長も辞表を提出する。さらに、世耕弘成参院幹事長も退く見通しで、混乱は続きそうだ。

岸田首相も先の会見で、解散・総選挙や内閣総辞職、来年秋の自民総裁選への対応について、「今は先のことを考えている余裕はない」と述べるなど、追い込まれている。

前出の鈴木氏は「混乱はますます加速するだろう。岸田首相は『政権の延命』を画策しているが、党内の反発が強まり、世論の支持がさらに低下すれば、その立場はますます厳しいものになる」と語った。

9144OS5:2023/12/14(木) 21:57:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/09c32e556b2e9f0dacef03cce14cb7fcc9096391
「5人衆」全員が要職外れる、政務官6人には一律の辞任求めず…首相「信頼回復へ努力」
12/14(木) 21:45配信

読売新聞オンライン
記者団からの質問を聞く岸田首相(14日午後、首相官邸で)=帖地洸平撮影

 岸田首相(自民党総裁)は14日、自民党安倍派による政治資金パーティー収入の裏金化疑惑を受け、同派の4閣僚と副大臣5人全員を交代させた。同日、皇居での認証式を経て新体制が発足した。新閣僚には経験者を起用し、2024年度予算案の編成作業に向け、立て直しを図る考えだ。

天皇陛下から認証を受ける松本剛明総務相(中央は岸田首相)(14日午後、皇居・宮殿「松の間」で)=代表撮影

 首相は認証式後、政治資金を巡る問題について、「実態を把握し、原因と課題を抽出していかなければならない」と指摘し、「党全体として信頼回復に向けて努力していく覚悟だ」と述べた。首相官邸で記者団に語った。

 松野博一官房長官の後任には岸田派の林芳正・前外相を起用した。西村康稔経済産業相は無派閥の斎藤健・前法相と、鈴木淳司総務相は麻生派の松本剛明・前総務相と、宮下一郎農相は森山派の坂本哲志・元地方創生相と、それぞれ交代した。

 自民の萩生田光一政調会長と高木毅国会対策委員長、世耕弘成参院幹事長も同日、辞表を提出した。松野、西村両氏を含め、安倍派の中枢を担う「5人衆」全員が政府と党の要職から外れることになる。

 首相は14日、公明党の山口代表と首相官邸で会談し、24年度予算案を決定する22日にも党人事を行う考えを伝えた。高木氏の後任の国対委員長には浜田靖一・前防衛相が有力視されている。

 副大臣では、青山周平文部科学副大臣の後任に無派閥の阿部俊子・元外務副大臣を起用した。9月に発足した第2次岸田再改造内閣の副大臣では初の女性となった。

 6人いる安倍派の政務官には一律での辞任は求めなかった。同派の佐藤啓財務政務官だけが外れ、後任に進藤金日子・元総務政務官を充てた。上野通子首相補佐官と和田義明防衛相補佐官も辞任した。

9145OS5:2023/12/14(木) 21:57:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4f9c44405b15b717d82f971812ae46ab7d69979
「旧知の即戦力」人選難航で白羽の矢 林芳正官房長官、ポスト岸田へ正念場
12/14(木) 21:30配信


中国新聞デジタル
認証式を終えて官邸に入る林氏

 岸田文雄首相による14日の閣僚交代で最大の焦点だった官房長官に就いたのは林芳正前外相(山口3区)だった。閣外となってわずか3カ月。人選が難航した首相側から「旧知の即戦力」として頼られた格好だ。意欲を持つ「ポスト岸田」へ正念場を迎えた。

 政府のスポークスマンとしての最初の記者会見の冒頭。表情を引き締め「首相から国民の信頼回復に尽くしてほしいとの話があった。長年の同志を支え、職責を果たしたい」と述べた。

 1年10カ月務めた外相を退いたのは9月。来秋の総裁選で再選を狙う首相から「閥務に注力してほしい」と要請された。その役割は、座長を務める自民党内第4派閥・岸田派のてこ入れだった。

 だが、3カ月で政権運営は急転。派閥の政治資金パーティー裏金問題で苦境に陥る。首相側は疑惑の渦中の松野博一氏の後任選びを急いだ。加藤勝信前厚生労働相や浜田靖一前防衛相ら複数が候補に浮上したものの実現せず、最終的に林氏に白羽の矢が立った。

 林氏は首相と、派閥会長とナンバー2の座長として歩んできた。首相周辺は「一番大変な時に気心が知れて能力も高い。即戦力だ」と前を向く。

 岸田首相の後継をうかがう林氏にも、断る道は事実上なかった。岸田派のある幹部は「想定外かもしれないが、官房長官は露出が多い。旧知の首相とタッグを組んで難局を乗り切れば、お互いにプラスだ」と見通す。

 林氏は2015年の農林水産相、09年の経済財政担当相の就任時も前任者の辞職などに伴い「緊急登板」した。かつては会合などで自ら「トラブルシューター」(問題解決人)と称した。高まる国民の政治不信を解消できるかどうか。その手腕が問われる。

中国新聞社

9146OS5:2023/12/14(木) 21:58:44
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/398009
「上はもう総理しかない」 林官房長官に地元関係者から期待の声 内閣支持率低迷続く中の就任に懸念も
地域

山口
21:21
(最終更新: 21:21)
twitter
「決断。」と記された看板が掲げられた林氏の下関事務所(11月4日、下関市)
 衆院山口3区選出の林芳正氏が官房長官に起用された14日、地元山口県では、岸田内閣の要職に就くことに「上はもう総理しかない」と支援者から期待する声が上がった。一方、政治とカネの問題などで内閣の支持率低下が続く中での就任が「吉と出るか凶と出るか」との懸念もあった。

 平成以降に官房長官を経験した30人のうち首相になったのは4人。その一人は昨年7月に亡くなった安倍晋三元首相だった。「安倍氏に続く9人目の宰相に」。山口ではそう期待する声もある。

 次の衆院選で林氏は出身地の下関市を含む新山口3区から立候補を予定する。「総理に向けて通らないといけない道だ。逃げることなく、一つずつクールに対処してくれると思う」。下関地区後援会の岡本博之会長(80)は政治手腕を信じる。

 参院時代の2015年には政治資金問題で辞職した農相の後任となり、17年は加計学園問題を抱える文部科学相に就いた。21年に衆院に転身した直後は党幹事長の交代劇を受け、外相に起用された。林氏に近い江本郁夫山口県議は「いつも『困った時の林さん』という感じだ。大変な難局だがやり抜いてほしい」と心境を明かす。

 自民党の各派閥の政治資金パーティー券を巡る疑惑が広がる中でポストを担うことになる。党県連関係者は「日本の政治が、自民党が、生きるか死ぬかの時。今回の就任は下手をすると政治家としての寿命を縮めるかもしれない」と危惧した。(渡辺裕明)

<関連記事>

9147OS5:2023/12/14(木) 21:59:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/1edbab4c92564a32382dffea60db6b650e97f7df
極めて異例…4閣僚ら辞任で安倍派ゼロに 裏金疑惑で事実上更迭
12/14(木) 20:40配信

毎日新聞
記者団に囲まれながら首相官邸に入る松野博一官房長官=東京都千代田区で2023年12月14日午前8時39分、竹内幹撮影

 自民党最大派閥の清和政策研究会(安倍派)の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑を受け、松野博一官房長官(61)や西村康稔経済産業相(61)ら同派の4人が14日、閣僚を辞任した。岸田文雄首相が事実上、更迭した。最大派閥の閣僚がゼロとなる極めて異例の事態となった。党幹部のうち安倍派の萩生田光一政調会長(60)、高木毅国対委員長(67)、世耕弘成参院幹事長(61)の3人も14日、辞表を提出した。安倍派有力議員「5人衆」の松野、西村、萩生田、高木、世耕5氏が全員、要職から外れることになった。

【写真まとめ】安倍派の閣僚らが辞任

 岸田首相は安倍派の閣僚のみを交代させた理由について「所属する政策集団(派閥)がどこかではなく、一人一人の意向や事情を勘案した上で判断した」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 松野、西村両氏のほかに辞任したのは鈴木淳司総務相(65)と宮下一郎農相(65)。4氏は14日、辞表を提出した。岸田首相は直ちに後任人事を行い、官房長官に林芳正前外相(62)=岸田派、経産相に斎藤健前法相(64)=無派閥、総務相に松本剛明前総務相(64)=麻生派、農相に坂本哲志元地方創生担当相(73)=森山派=を充てた。

 安倍派の堀井学副内閣相(51)、堀井巌副外相(58)、青山周平副文部科学相(46)、酒井庸行副経産相(71)、宮沢博行副防衛相(48)の5人も14日、副大臣を辞任した。安倍派は副大臣もゼロとなった。同派は、政務官6人のうち佐藤啓財務政務官(44)と、上野通子首相補佐官(65)、和田義明防衛相補佐官(52)も同日辞任し、14日に辞めた人が計12人に上った。

 松野氏は安倍派の裏金疑惑に関連し、自身も同派から直近5年間に1000万円超のキックバック(還流)を受けた疑惑が浮上している。14日の記者会見で「国政に遅滞を生じさせないよう、職を辞したいと首相に申し上げた」と語った。議員辞職は「考えていない」と否定した。後任の林氏は就任会見で「私自身、パーティー券収入の還流は受けていない」と述べた。

 岸田首相は14日、官邸で萩生田氏から辞表を受け取り、2024年度予算案編成などが終わるまで職にとどまるよう指示した。萩生田氏は記者団に「最後の仕事としてしっかり責任を果たしていく」と語った。首相は安倍派の党幹部3人の交代について「年内の適切なタイミングで行いたい」と記者団に述べた。

 首相は14日に公明党の山口那津男代表と会談し、政治不信を払拭(ふっしょく)するため「結束して取り組みたい」と協力を要請。山口氏は「信頼回復のためには毅然(きぜん)たる対応が望まれる」と述べた。【小田中大】

9148OS5:2023/12/14(木) 22:01:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/39ce11efc7e094ebd352658a4211b65a96721e41
官房長官に林氏 地元は林家vs安倍家 関係者「因縁感じるが…」
12/14(木) 19:56配信
毎日新聞
自民党の林芳正氏

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で空席となった官房長官に14日、林芳正前外相が起用された。林氏の出身地でもある地元・山口県下関市といえば、安倍派を率いた安倍晋三元首相の地盤。裏金疑惑が取り沙汰される安倍派の閣僚交代に伴う林氏の登板に、関係者の脳裏にはかつて激しい争いが繰り広げられた先代以来の因縁もよぎる。

【図で解説】そもそも…今回の疑惑の構図

 「安倍政権時代に政治献金問題で前任者が辞任した時も、林が農相となった。今回も安倍派絡みでの登板だ。因縁を感じる」。林氏の後援会幹部が明かした。林氏は第3次安倍内閣だった2015年2月、政治献金問題に絡んで辞任した農相の後任を務めている。

 林氏は衆院山口3区(同県宇部市など)の選出だが、衆院小選挙区定数の「10増10減」に伴う区割り見直しで、次期衆院選からは新山口3区(下関市など)での立候補を予定している。

 現山口4区から新3区に再編される下関は、安倍氏の父・故晋太郎元外相が中選挙区制当時から地盤とし、安倍氏も22年の銃撃事件で亡くなるまで現4区で議席を得ていた。一方、林氏の父・故義郎元蔵相も中選挙区制当時は下関が地盤で、両者は激しく対立した。

 23年4月の4区補選では、安倍氏の妻昭恵さんが強く推した後継候補が初当選。ただ、自民党内の調整で新3区の支部長は林氏となるなど、安倍系と林系の対立軸がさまざまな場面で現れることも珍しくない。

 そんな中での林氏の官房長官起用に「因縁」を感じながらも、自民を揺るがす非常事態の沈静化を期待したい気持ちは地元で高まっている。

 この後援会幹部は「林にはプラス。林には自民党がこれ以上傾かないよう、岸田文雄首相を支えてほしい」。30年以上前から林氏を支持しているという、飲食店経営の女性は「(9月の内閣改造で)外相を外されたから『どうなるのだろうか』と思っていた。林さんにとっては『ポスト岸田』を狙う重要な局面に来ている」と語気を強める。

 自民県連関係者は、参院議員から衆院議員へのくら替えなど、将来の「首相候補」として県連が林氏を支援してきた経緯があるといい「今後の情勢次第では、首相と共倒れになるのでは」と懸念を明かす。官房長官への就任が「林氏にとってプラスに働くかは未知数」としながらも「いずれにしても本人の頑張り次第。苦境を乗り越えてほしい」とエールを送る。

 ある自民関係者は「今回の裏金疑惑は安倍派だけの問題でなく、自民全体の危機だ。皆が一つになって林さんを支えて信頼を取り戻していかなければ、本当に党として崩れていく」と危機感をあらわにした。【橋本勝利、大坪菜々美、脇山隆俊】

9149OS5:2023/12/14(木) 22:02:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/9cc3f89cdbafdabf4c6f25bd46316701c365ab6d
ぶれぶれ「一択」後任長官選びは二転三転 露呈した首相の求心力下落
12/14(木) 18:40配信
カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 自民党安倍派(清和政策研究会)を中心とした政治資金パーティー裏金問題で岸田文雄首相が更迭を決めた松野博一官房長官(元同派事務総長)の後継選びは難航を極めた。首相本人は「人材は一択」と説明してきたとされるが、その内容は二転三転。巡り巡って最側近の林芳正前外相起用という「ぶれぶれ決着」(野党幹部)で、首相の求心力の低下を露呈した。

◆「一択」その1・上川外相

 いわゆる「身体検査」などの人選作業は先週末から始まっていた。閣僚や自民幹部がこぞって慎重発言にとどめる中、岸田派の上川陽子外相の行動が際立った。

 外相周辺によると上川氏は省内での会見では説明を避けたが8日夕、同省敷地を出てすぐの場所に省担当の記者を呼び集め「私は適正に対応している」と明言した。

 「政府の立場」ではなく「一議員の立場」を体現しようとしたとみられる。政府関係者によると、首相は「長官は自分の所(派閥)から出したい」として信頼を寄せる上川氏起用を示唆していたという。

 「敷地外」対応を「官房長官横滑りへの布石」とみた外務省は「外交二の次で内政を優先したとの誤ったサインを米国などに送ってしまう」と懸念。内閣官房も意見に同調し、首相に見直しの秋波を送ったとされる。

◆「一択」その2・無派閥系

 続いて浮上したのは無派閥議員まとめ役の菅義偉前首相(衆院神奈川2区)に近い議員の面々。菅内閣の官房長官・加藤勝信、経済産業相・梶山弘志、環境相・小泉進次郎、官房副長官・坂井学の各氏だ。

 無派閥から9月に岸田派入りした厚生労働相・田村憲久氏や、総裁選で菅陣営の推薦人代表を務めた無派閥の浜田靖一氏も候補とされたという。

 ところが「固辞者が続出」(首相周辺)。浜田氏のように「別の形で政権を支える」との肉声まで報道各社に報じられるケースも出た。「みんな泥船に乗るのは嫌なのだな」(自民幹部)との臆測が広がったゆえんだ。

 首相は意向伝達と交渉役に木原誠二幹事長代理を使ったという。「岸田さんの側近だが、内閣の人事打診なのだから党人ではなく官房副長官ら官邸勤務者を使うのが筋だろう」と首をかしげる副長官経験者は「総理はわざと断られるような交渉の立て付けにしたのでは」と推測した。

◆「一択」その3・林前外相

 側近(上川氏)から側近(林氏)へという回りくどい経過は、外相当時の中国への姿勢に難色を示す麻生太郎党副総裁への配慮との見方もある。麻生派幹部は「『いろいろ検討したが林さんしかいなかった』というオチの決まった芝居」と酷評。今になり岸田首相は周囲に「もともと『林さん一択』だった」と説明しているといい、新たな火種となりそうな気配も漂う。

 官邸スタッフは「パートナー(官房長官)は別勢力から引っ張らないと党内の過半数勢力を確保するのは困難。それでも身内にすがらなければならないほど不安なのか」と嘆く。閣僚経験者は「首相は松野さんの更迭を引き延ばしてさらし続けた。冷たい印象を抱くのは安倍派にとどまらない」と指摘した。

神奈川新聞社

9150OS5:2023/12/14(木) 22:19:11
●がリリーフ登板
コメントはwikiからコピペ

松本剛明
●外務大臣
2011年1月、菅直人第2次改造内閣で外務副大臣に再任。同年3月、在日韓国人から献金を受けていた問題で辞任した前原誠司の後任の外務大臣に昇格した
●総務大臣
2022年11月21日、第2次岸田第1次改造内閣で総務大臣を務めていた寺田稔が、自身の政治団体の政治資金収支報告書を巡る問題が表面化し、事実上更迭されたことを受けて、その後任として起用された[25]。
●総務大臣2
2023年12月13日、政治資金パーティー収入の裏金問題で辞職する鈴木淳司に代わり総務大臣に就任すると報じられた[32]。

齋藤健
・農林水産大臣
2017年8月3日、第3次安倍第3次改造内閣で農林水産大臣に任命され、当選3回ながら初入閣した
●法務大臣
2022年11月11日、死刑制度と大臣の役割をめぐる失言により事実上更迭された葉梨康弘の後任として、法務大臣に就任
●経済産業大臣
2023年12月13日、政治資金パーティー収入の裏金問題で辞職する西村康稔に代わり経済産業大臣に就任すると報じられた

林芳正
・防衛大臣
2008年8月、福田康夫改造内閣で防衛大臣に就任し初入閣を果たしたが[10][12]、福田康夫首相の突然の辞任に伴い、1ヶ月あまりで退任した。
●経済財政担当相
これは、中川昭一の辞任により財務大臣、内閣府特命担当大臣(金融)、内閣府特命担当大臣(経済財政政策)を兼務していた与謝野馨の兼任を解くために行われた補充人事
今度も在任期間は短命となり2ヶ月程での退任となった。
・中川は酩酊記者会見で辞任
・農林水産大臣
2012年12月、自民党が政権奪還後の第2次安倍内閣で農林水産大臣に任命され、2014年9月の内閣改造まで務めた。
●農林水産大臣2
その後、後任を務めていた西川公也が2015年2月23日に辞任したことで、同日に後任の農林水産大臣として再び任命された[23]。
 *西川は政治献金問題が発覚
・文部大臣
2017年8月3日、加計学園をめぐる問題で文部科学省のガバナンスが揺らぐ中、第3次安倍第3次改造内閣で文部科学大臣に就任。
・外務大臣
11月10日、新たに発足した第2次岸田内閣において第151代外務大臣に就任
●官房長官
同年12月13日、政治資金パーティー収入の裏金問題で辞職する松野博一に代わり官房長官に就任すると報じられた

9151OS5:2023/12/14(木) 22:22:11
リリーフ若林正俊を思い出した・・・
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%A5%E6%9E%97%E6%AD%A3%E4%BF%8A
2006年、第1次安倍内閣で環境大臣として初入閣。2007年5月28日から6月1日まで、自殺した農林水産大臣・松岡利勝の後を受けて農水大臣臨時代理を務めた。これは松岡の外国訪問中にはおおむね若林が臨時代理に指定されていたことなどによる。

8月1日、松岡利勝の正式な後任として農林水産大臣を務めていた赤城徳彦の辞任に伴い、農林水産大臣を兼任。8月27日の内閣改造(第1次安倍内閣改造内閣)により一度は閣僚を退任したが、自分の後任農林水産大臣として入閣した遠藤武彦の辞任に伴い、8日後の9月4日に専任大臣として再度就任。

臨時代理を含めると「3ヶ月余りで3回目の大臣就任[4]」という事態となったことで、「不祥事を起こした農林水産大臣の後のリリーフ役」というイメージが定着し、農林水産省では「抑えの切り札」「ミスター・リリーフ」と呼ばれるようになった(ただし、自身にも関連政治団体への不透明な政治資金が発覚したことがある)。同年9月26日に発足した福田康夫内閣でも農林水産大臣に再任され、2008年8月2日の内閣改造まで1年間在任した。

2009年の第45回衆議院議員総選挙で自民党下野が決まった後の9月16日には、内閣総理大臣指名選挙で自民党の首班候補となり、119票を得た(民主党代表の鳩山由紀夫は327票)。これは、総選挙で惨敗した責任を取って麻生太郎を初めとした自民党幹部が総裁など党役職を辞任すること[5]、この時点で自由民主党総裁選挙が実施されておらず、後継総裁が決まらない状況でもあったことから、自民党議員全員が一致して投票できる候補として、両院議員総会長の職にあった若林に白羽の矢が立ったものである。相次いだ農相リリーフに続く「大役」が話題となり、参議院議員初の自民党指名候補となった[6][7]。若林本人は「若林正俊(の名前を書くこと)自体に、大きな意味があるとは思わない。(自民党の)結束のためだ」とコメントした[8]。

9152OS5:2023/12/14(木) 22:24:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/f04413adf957ce0cfce73e7b5015baf5d653e2db
裏金疑惑捜査本格化で自民苦悩の師走 野党は「一強多弱」打破へ攻勢
12/14(木) 20:42配信
産経新聞
岸田首相へ辞表を提出し記者団の質問に答える自民党の萩生田光一政調会長=14日午前、首相官邸(春名中撮影)

自民党が苦悩の師走を迎えている。安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑を受け、国会議員らの事情聴取や関係先への捜索などが本格化する公算が大きくなっているためだ。岸田文雄首相(自民総裁)は信頼回復へ安倍派所属の4閣僚らの更迭に踏み切ったが、刷新感は演出できていない。野党は長年の「一強多弱」を覆す千載一遇のチャンスと見て、攻勢を強める構えだ。

【表でみる】自民党の主な"疑惑"の議員

14日午前、東京・永田町の自民党本部。人事で明暗を分けた2人の衆院議員がエレベーターの狭い空間を共有する一コマがあった。

一人は農林水産相への起用が決まった坂本哲志氏。扉が閉まる瞬間、外部から「おめでとうございます」と声をかけられると、「いやいや、どうも」と照れ笑いを浮かべた。もう一人は疑惑を持たれ、茂木敏充幹事長に国対委員長の辞表を提出した安倍派事務総長の高木毅氏だ。こちらは無表情。気まずい空気が漂う中、両氏は言葉を交わさず、目も合わせないまま同じフロアで降りていった。

同日は疑惑が浮上した安倍派出身の自民幹部の辞意表明が相次いだ。萩生田光一政調会長は沈痛な面持ちで、記者団に「政治不信を招いた責任を感じ、辞表を提出してきた」と語った。世耕弘成参院幹事長も記者団に「(疑惑の表面化で)同志、仲間が役を離れている。けじめをつけなければいけないと思うに至った」と説明した。

前代未聞の交代劇に連立を組む友党の危機感は強い。公明党の北側一雄副代表は同日の記者会見で、捜査終結を待たずに説明責任を果たすべきだと主張。「事実関係がはっきりしなければ前に進まない。『司法の判断を待って』と言わず、党として積極的に事案解明をやってもらいたい」と自民に注文をつけた。

勢いに乗るのが野党だ。立憲民主党は同日、裏金問題を受けた「調査チーム」を設置し、国会内で初会合を開いた。来年1月召集予定の通常国会を見据えて追及の材料を集める方針。会合の冒頭、安住淳国対委員長は「国民の怒りは頂点に達している」と語気を強めた。

また、共産党の小池晃書記局長も同日の会見で、「けじめをつけるのであれば真相を全面的に明らかにしていただきたい。辞めて済む話ではない」と足並みをそろえた。

14日は公選法違反の疑いで、自民に離党届を出した柿沢未途衆院議員の自宅や事務所に捜索が入った。裏金疑惑とのダブルパンチ。首相に近い自民関係者は「まだまだ波乱があるだろう。気が抜けない日々が続く」とため息を漏らした。(永井大輔)

9153OS5:2023/12/14(木) 22:51:20
>>9150
林芳正の外務大臣就任もリリーフか
(甘利小選挙区落選→茂木が外相から幹事長に移動→林が外相就任の玉突きによる)

9154OS5:2023/12/14(木) 22:51:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/20b9b1b96222ea785de8126d60621a76cc435dea
岸田首相、新体制も厳しい前途「低空飛行どころか潜水艦」 総裁選出馬できず退陣の見方も
12/14(木) 20:40配信


1093
コメント1093件


産経新聞
記者団の取材に対応する岸田文雄首相=14日午後、首相官邸(安元雄太撮影)

岸田文雄首相(自民党総裁)は14日、政治資金パーティーを巡る裏金問題が浮上した党安倍派(清和政策研究会)の4人を閣僚から外した新体制を発足させ、政権の立て直しを図る。しかし、情勢は厳しい。選択肢の一つである来年1月の通常国会冒頭の衆院解散は見送られる公算が大きい。党内では、首相が次期総裁選に出馬できず退陣に追い込まれるとの見方もある。

【表でみる】主な「ポスト岸田」候補

「国民の信頼を取り戻せるように結束をして取り組んでいきたい」

首相は14日、官邸で会談した公明党の山口那津男代表に呼び掛けた。

しかし、物価高などが生活を圧迫する中、国会議員の金銭問題に対する国民の視線は厳しく、信頼回復は容易ではない。

首相が7日に退会した岸田派(宏池会)にも派閥パーティー収入の一部が政治資金収支報告書に不記載だった疑いが浮上し、二階派(志帥会)にも同様の疑いがある。新体制発足直後に安倍派以外にも疑惑が拡大する可能性があり、首相が政党の自浄能力を示せなければ、政権の行く末は危うくなりかねない。

裏金の問題がどこまで広がるかは見通せない。野党は来年の通常国会での追及に向けて手ぐすね引いている。自民ベテランは民主党への政権交代が起きた平成21年衆院選を引き合いに「あの時より厳しい。1月解散は無理だ」と話した。

次の節目は来年度予算成立後となる3〜4月だ。首相は今月13日の記者会見でこの時期の内閣総辞職や総裁選への出馬意向を問われ「今はそうした先のことを考えている余裕はない」と述べた。

また、安倍派会長だった細田博之前衆院議長の死去に伴う衆院島根1区補欠選挙が来年4月16日告示-28日投開票の日程で実施される見込みだ。他にも地方選で自民に厳しい結果が出れば、首相が「選挙の顔」として失格とされかねない。こうなると、来年9月の総裁任期満了を前に「表紙」を替える圧力が強まりそうだ。

とはいえ、現状で岸田降ろしの気配はない。閣僚経験者は「首相には、身をていして難題を片付けてもらいたい。低空飛行どころか潜水艦のように支持率が低い状況で総裁選まで続くのではないか」と話した。(沢田大典)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板