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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

8968OS5:2023/10/23(月) 10:27:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/205a6675dc3f7177576a5764fb29bd7ee33d84f6
額賀衆院議長 政策通、立法の長  財務や防衛、要職歴任 保守本流、姿勢貫く
10/21(土) 7:00配信


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茨城新聞クロスアイ

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衆院議長に就任し、自民党の議員らに祝福される額賀福志郎氏(左から3人目)=20日午後1時10分、国会

額賀福志郎氏(79)=茨城2区=が、現憲法下では茨城県から初めての衆院議長に就任した。経済、政策通として政府や自民党内で要職を歴任し、若手時代から派閥のプリンス、将来の総裁候補などと言われてきた。額賀氏の起用に、地元からは喜びの声が上がった。

■総裁候補

額賀氏は早稲田大政治経済学部を卒業後、新聞記者を経て1978年12月の県議選行方郡区(定数2)に無所属で出馬し、自民党公認の新人2氏を引き離しトップで初当選した。

県議を2期務めた後は、「県の新時代を開拓するため、先兵役を果たしたい」と、活躍の舞台を国政へと移す。自民党幹事長や建設、運輸大臣などを務めた橋本登美三郎氏の地盤を引き継ぎ、83年12月の衆院選で初当選を果たした。

党内きっての政策通、経済通としても知られ、若手時代から「派閥のプリンス」と言われ、次代の総裁候補として将来を嘱望されてきた。2003年9月に党の政調会長、09年9月に竹下登氏ら3人の首相を輩出した「平成研究会」(現茂木派)の会長に就くなど、手腕を振るった。

■手腕卓越

政府内でも要職を歴任してきた。初入閣は1998年7月。小渕内閣で防衛庁長官に就いた。第2次森内閣では2001年1月に新設された初代の経済財政・IT担当相に起用された。

ただ、いずれも途中降板する無念を味わった。防衛庁長官就任後は、わずか2カ月半で防衛庁の装備品調達を巡る背任事件で問責決議案が可決され辞任。また、経済財政担当相就任直後も、財団法人からの資金提供問題で混乱を招いたとして、責任を取り辞任した。

05年10月の第3次小泉改造内閣では、2度目となる防衛長官に就任。それまで自民党の日米安保・基地再編合同調査会座長を務めるなど、在日米軍再編協議で日米合意への道筋を主導した経験を買われた再登板で手腕と実力を見せつけた。

内閣の要となる財務相を担ったのは07年8月からの安倍改造内閣。茨城県選出の国会議員では、今でも額賀氏が唯一の起用だ。

■開港に力

茨城空港(小美玉市)の開港や東関東自動車道の県内延伸などにも力を尽くした。航空自衛隊百里基地の民間共用化は1998年3月、当時の防衛庁と運輸省、県の3者が新滑走路建設の方向で合意し、実現に向けて大きく前進した。三者会談を設定し、その場に立ち会ったのが当時官房副長官だった額賀氏だった。

今年9月には、額賀氏と大井川和彦知事が斉藤鉄夫国土交通相と面会、着陸枠の弾力化で合意。開港以来続いてきた「1時間に1着陸」ルールが拡大する見通しとなり、定期便の拡大に期待がかかる。大井川知事は20日の定例記者会見で「額賀先生の支援で前進した。今後も支援をお願いしたい」と期待を寄せた。

座右の銘は「福志大道」。国民の幸福を求め、大きな真ん中の道を歩むとする自身の造語だ。14年の茨城新聞取材に、額賀氏は保守本流を貫く姿勢を語っている。「あぜ道、横道、いろいろな道があるが、やはり真ん中を行きたい。保守政治の真ん中を進みたい」

茨城新聞社

8969OS5:2023/10/23(月) 22:11:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ab26e23b65a1553fa1872429e54ff4cc43d6cf4
岸田首相の孤立ぶり深刻、参院大敗で不信拡大「2敗なら『投げやり解散』だったかも」
10/23(月) 20:51配信
カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 岸田文雄首相は衆院長崎4区と参院徳島・高知選挙区の国政2補選から一夜明けた23日、国会で所信表明演説を行った。衆院辛勝で全敗を逃れ「岸田おろし」の誘発は防げたものの、参院での大敗には政権内にも「減税のサプライズ演出が無駄だった」(自民関係者)との不信が広がっている。周囲に本音を明かさない岸田首相の深刻な孤立ぶりが浮き彫りとなってきた。

 「2敗だったら『投げやり解散』だったかもしれない」(自民の閣僚経験者)。23日朝の与党関係者の間にはほっとしたムードが漂った。岸田首相も官邸入りの際に「緊迫する国際情勢や物価高から国民生活を守り安心や豊かさを次世代に引き継いでいく。そのために先送りできない課題に向き合うことに専念すべき時だ」と説明。年内の衆院解散を否定した。しかし、苦境に陥るたびに解散権を持ち出す岸田首相の言葉の説得力は乏しいようだ。臨時国会内の解散説はくすぶり続けている。

 選挙直前の21日には全勝戦略の一環として唐突に所得税の減税を表明。18日に麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長に加え、森山裕総務会長ら残る自民四役を含めた初の役員6者会合を開いて説明したが、首相以外のほとんどの参加者が戸惑っていたという。自民幹部は「『1年ほどは年貢をまけてやる。その後は永遠に多く取り立てる』とはまるで悪代官」とし、「徳島・高知の敗北を決定的にし長崎をさらなる苦戦に追い込んだ」と断じる。

神奈川新聞社

8970OS5:2023/10/25(水) 18:25:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba2651d526ab1a9ef1f806554a5c5e1670b5c7d4
《有村架純似の色白美女と》山田太郎文部科学政務官が国会開幕前夜に「ラブホ不倫」  山田氏は「約5年前に出会い、自然と男女の仲になりました」
10/25(水) 16:12配信


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文春オンライン
蝶ネクタイがトレードマーク(自民党のHPより)

 山田太郎文部科学政務官(56)が、国会開幕前夜に20代後半の女性とラブホテルに行くなど、不倫関係に陥っていたことが「 週刊文春 」の取材でわかった。山田氏は事実関係を認め、「自然と男女の仲になった」などと回答した。

【画像】“休憩”を終え、ホテルから出てきた山田太郎文科政務官

 山田氏は2010年の参院選で「みんなの党」の比例候補として初出馬し、2012年に繰り上げ当選。2016年の参院選には「新党改革」の推薦候補として出馬し、落選したものの、約29万票を獲得した。2019年の参院選では自民党から出馬し、約54万票を得て2期目の当選。岸田政権の発足に伴い、2021年10月にデジタル大臣政務官兼内閣府大臣政務官に就任し、今年9月の内閣改造で文科政務官兼復興政務官に就任した。

「山田氏はこども家庭庁創設に動くなど、こども政策には熱心で関連の著書もあるほど。少子化対策に力を注ぐ岸田文雄首相もその手腕に期待し、重責を委ねた形です」(同前)

 プライベートでは大学時代に知り合ったという妻と、社会人の娘がいる山田氏。だが、10月20日に開幕した臨時国会前夜に取っていた行動は――。

 10月19日夜6時過ぎ、参院議員会館を後にした山田氏が自身の車で向かったのは、都内のラブホテル「P」だった。約3時間後、ホテルからまず現れたのは、色白で有村架純似の女性A子さん。彼女は手元のキーで山田氏の車のドアを開け、助手席に座った。数分後、ホテルから姿を見せた山田氏は車内で女性と合流。山田氏がハンドルを握り、夜10時頃、A子さんを彼女の自宅マンション近くで降ろしたのだった。

「20代後半のA子は聞き上手で優しい性格。山田氏からの誘いで、数年前から親密な関係になりました」(事情を知る関係者)

 10月22日夜、A子さんは取材に対し、山田氏との肉体関係を認めた。

山田氏は電話で否定したものの、改めて書面で事実確認を求めると…
 一方、山田氏は同日夜、電話で次のように語った。

―――10月19日の(臨時国会)召集日前日の夜、どこに?

「木曜日? 木曜日……。ちょっと待って下さい。木曜日……。ちょっと待って下さい……。ちょっとわからないんですけど」

――「P」というラブホに3時間ほど居ませんでした?

「はぁ!」

――ご記憶にありますか?

「いや、ないですけど」

 以降も「ラブホテルに行ってない」などと繰り返した。 

 改めて書面で事実確認を求めたところ、10月24日夕方、電話での主張を翻し、以下のように回答した。

「(10月19日夜、A子さんとラブホテルに行き、自宅近くまで送り届けたことは)事実です。女性とは、知り合いの紹介で約5年前に出会い、以後、食事をする間柄になりました。食事をしたり様々な相談に乗ったりする関係を数年続けるうちに、自然と男女の仲になりましたが、頻度については月1回あるかないかくらいだと思います」

 だが、山田氏とA子さんの関係は単なる「男女の仲」ではなかった――。

 10月25日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および10月26日(木)発売の「週刊文春」では、“オタク族”議員と呼ばれる山田氏の人物像や、国会開幕前夜の山田氏の詳細な行動、2人の関係を巡るA子さんの“重大証言”、そして山田氏との20分に及ぶ一問一答などについて取り上げている。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年11月2日号

8971OS5:2023/10/25(水) 18:38:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/c99b3cd9a69cb797615df6043e5e0771a9ce6639
苦境の岸田首相、経済に活路 「還元」アピール、空回り危惧も 補選不調で求心力回復見えず〔深層探訪〕
10/25(水) 7:00配信

時事通信
衆院本会議で所信表明演説をする岸田文雄首相(手前)=23日午後、国会内

 岸田文雄首相は23日の所信表明演説で、経済再生への取り組みを前面に押し出した。自民党の議席を減らした22日の衆参補欠選挙でさらなる求心力低下が懸念される中、経済に活路を見いだす姿勢を鮮明にした。ただ、首相のメッセージに共感が広がっているとは言い難く、苦境を脱する糸口は見えていない。

【ひと目でわかるグラフ】岸田内閣の支持率推移

 ◇「経済」連呼
 「経済、経済、経済。何よりも経済に重点を置く」。首相は演説で、物価高対応や持続的な賃上げ実現など経済対策に注力する方針を明らかにした。所得税減税を念頭に国民への還元策を検討するよう指示したことを強調し、具体化を急ぐ意向も示した。賃上げや株高などの経済状況を「30年ぶりのチャンス」と表現し、「好機を無駄にしない決意」(周辺)を訴えた。

 内閣支持率が落ち込んだ今夏以降、首相はあの手この手で挽回を図ってきた。9月の内閣改造で女性5人を閣僚に起用するなど清新さを打ち出そうとしたほか、「追い風」になるとの期待もあった世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の解散命令請求にも踏み切った。しかし、いずれも支持回復にはつながらず、10月の報道各社の世論調査では政権発足後最低の数字も目立った。

 演説を受け、自民党内では「経済中心のメッセージは分かりやすい」(若手)という好意的な評価も聞かれた。一方、防衛力強化、少子化対策とこの1年だけで目まぐるしく変わる政治テーマに、自民ベテランは「首相がどこを向いているのか分からないことが支持が高まらない理由だ」と指摘し、首相の空回りを危惧した。

 ◇再選シナリオ厳しく
 首相の還元策指示は、政権の勢いを左右すると注目された22日の補選の直前に行われた。だが、経済対策で指導力を発揮しようとする首相の姿勢も奏功したとは言い難い。補選では、参院徳島・高知選挙区で議席を明け渡し、自民の閣僚経験者は「減税を打ち出しても首相は支持されなかった」と指摘した。

 首相は還元策の具体的な制度設計を与党税制調査会に委ねたが、自民の宮沢洋一税調会長は20日、「所得減税は首相としての希望だ」と述べるにとどめ、「1年が常識的」と明言した。インナーと呼ばれる自民税調幹部の一人は、「メンバーに前向きな人はいない」と語っており、与党税調が年末にまとめる大綱が、首相の思惑通りの内容になるかは見えない。党三役経験者は「これだけ期待値が上がれば大変だ」と顔を曇らせる。

 首相は23日の演説で、今後3年程度を日本経済の「変革期間」と位置付け、長期政権への意欲をにじませたが、衆院選に勝利して、来秋の党総裁選を無風で乗り切るシナリオは厳しさを増している。

 首相は衆院解散の機会を引き続き探る考えだが、補選では無党派層の支持でいずれも野党系候補に後れを取り、「内閣に不満を持つ人がたくさんいるとはっきりした」(立憲民主党の安住淳国対委員長)のも事実。自民党内でも「勝てない総裁の下で衆院選は厳しい」(若手)との声が強まりつつある。

8972OS5:2023/10/26(木) 19:56:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9dd8b90cdb5fc74684e55ad9298db374c249f54
岸田首相の減税発信、自民に不満拡大 世耕氏「リーダー像示せていない」
10/26(木) 7:12配信
時事通信
衆院本会議で答弁する岸田文雄首相=25日午後、国会内

 岸田文雄首相(自民党総裁)の減税を巡る発信に対し、党内から不満や苦言が相次いでいる。

【ひと目でわかる】所得減税と低所得者向け給付案

 25日の代表質問で自民の世耕弘成参院幹事長は「国民が期待するリーダーとしての姿を示せていない」と酷評した。「党内の空気を代弁した」(党関係者)との指摘もあり、今後、求心力低下に拍車が掛かる恐れもある。

 「『還元』という言葉が分かりにくかった。自分で決断するのではなく、検討を丸投げしたように国民には映った」。所信表明演説に対する代表質問で、世耕氏はこう語った。

 首相が税収増を国民に「還元」すべきだと言及したのは9月25日。国民の期待を踏まえ党内から所得税減税を求める声が上がっても、首相はその内容について明言を避け、衆参補欠選挙を間近に控えた10月20日にようやく党に「所得税減税を含めた具体策の検討」を指示した。世耕氏はこうした経緯を念頭に「世の中に対して何をやろうとしているのか全く伝わらなかった」と語気を強めた。

 世耕氏は、側近として仕えた安倍晋三元首相について「確固たる姿勢で国民に賛否のある政策を推進した」と言及。岸田首相に対しては「いくばくかの弱さを感じざるを得ない」と断じ、その政治姿勢を暗に対比した。

 答弁に立った首相は、特に反論することもなく「強い意志で政策を実現する姿勢を示すことが重要だ。そのように振る舞えているか常に省み、有言実行を貫きたい」と語った。

 世耕氏の発言に関し、自民党参院中堅は「他にもそう思っている人はいる」と述べた。実際に、経済対策の原案を議論した24日の党会合では、首相が年初に掲げた少子化対策について、ある出席者が「全然異次元ではなかった。首相は掲げた政策を本当に実行するか分からないと言われている」と声を荒らげた。

 25日に講演した二階俊博元幹事長も、所得税減税について「言った以上、直ちに実行すべきだ」としつつ、「(国民を)ちょっと喜ばせることを考えるより、国の財政は難しいから協力してくれと、率直に呼び掛ける姿勢が大事だ」と訴えた。

 所得税減税に対しては、いまだに党内に慎重論も根強い。別の党関係者は「税制調査会では意見が百出するだろう。首相が方針を変更するようなことがあれば大変なことになる」と不安を口にした。

8973OS5:2023/10/26(木) 19:57:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6cdd960945d09ccd4a21190257e5b383d8c7acb
「人、人、人」「改革、改革、改革」国会で連呼ブーム 首相に呼応
10/26(木) 17:09配信
毎日新聞
衆院本会議で立憲民主党の泉健太代表の質問に答える岸田文雄首相=国会内で2023年10月24日午後1時45分、竹内幹撮影

 参院本会議は26日、岸田文雄首相の所信表明演説に対する各党代表質問を行い、衆参両院の計3日間の代表質問日程を終えた。首相が演説で「経済、経済、経済」と連呼したことに多くの党が呼応し、代表質問は「連呼ブーム」の様相を呈した。

 「日本の未来は、人、人、人」

 国民民主党の大塚耕平代表代行は26日の代表質問を締めくくる際、同党が掲げる「『人づくり』こそ国づくり」のキャッチフレーズに絡め、「人」を連呼した。大塚氏は、首相が「経済」を連呼したことについて、「かつて英国のブレア首相が『教育、教育、教育』と述べた有名な演説を意識した工夫かと拝察する」と指摘。経済の重要性には同意するとしつつ、党が重視する姿勢を訴えた。

 この日は、大塚氏のあとに登壇した共産党の小池晃書記局長も、冒頭部分で「必要なのは反省、反省、そして転換ではないか」と首相の手法を逆手に取って追及を開始した。首相の連呼に言及する際、「解散」と言い間違え、場内が沸く場面もあった。

 24日から衆参で行われた代表質問では、立憲民主党の泉健太代表が「インフレ手当の給付、給付、給付」、日本維新の会の馬場伸幸代表が「いま必要なのは改革、改革、改革、改革だ」、国民民主の玉木雄一郎代表が「賃上げ、賃上げ、賃上げ。賃上げが実現すれば年金も上がる」などと連呼。首相が取り入れた手法を活用してアピールした。【樋口淳也】

8974OS5:2023/10/27(金) 08:57:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2dd2aad135b4b22a4c229f4f671ad2b7bb89c4a
政務官の不倫、幕引き急ぐ 予算委目前、政権に危機感
10/27(金) 7:07配信

時事通信
記者団の取材に応じる自民党の山田太郎氏=26日、国会内

 岸田文雄首相が26日、20代女性との不倫関係が報じられた自民党の山田太郎文部科学政務官(56)を事実上更迭した。

 内閣支持率が低迷する中、野党の追及が予想される27日からの衆院予算委員会を前に幕引きを急いだ。9月の内閣改造後初の政務3役の退場に、政権は危機感を募らせている。

 「適材適所と評した政務官の一人が早々に辞任した。首相の任命責任は重い」。立憲民主党の古賀之士氏が26日の参院本会議で批判すると、首相は「国民の信頼回復に努める」と低姿勢に徹した。

 山田氏はこの日、トレードマークのちょうネクタイ姿ではなく、一般的なネクタイを締めて国会に登場。報道陣に「審議の障害となるのは避けたい」と何度も頭を下げた。

 文春オンラインが醜聞を報じた25日、政府・自民の対応は敏速だった。関係者によると、立民幹部が「女性議員に追及させる」と自民に通告すると、午後の衆院本会議中に立民に更迭方針を伝達。首相と盛山正仁文科相が首相官邸で秘密裏に会談し、政務官交代を最終確認した。

 先の内閣改造で閣僚に過去最多タイの女性5人を起用したにもかかわらず、副大臣・政務官は女性ゼロで、首相は「一貫していない」(自民幹部)と批判された。首相は後任政務官に参院当選1回の女性議員を充て、「汚名返上の機会」(自民若手)になるとの見方もある。

 野党は徹底攻勢の構えだ。立民の長妻昭政調会長は記者会見で「(山田氏の)雲隠れで終わらせるのは決して許されない」と宣言。共産党の小池晃書記局長も「報道が事実なら法に触れ、国会議員の資格はない。とかげのしっぽ切りのような対応は許されない」と語った。

 公明党の山口那津男代表も記者団に「国会が始まった段階でこのような事態になったのは誠に遺憾だ。政府として襟を正して出直してほしい」と厳しい表情で語った。

 昨年8月の内閣改造後には閣僚4人が次々に辞める「辞任ドミノ」が起き、政権は痛手を負った。自民幹部は「国会冒頭から嫌な雰囲気だ」と指摘。林芳正前外相は岸田派例会で「荒波を乗り越えていく国会になりつつある」と緊張感を緩めないよう呼び掛けた。

8975OS5:2023/10/31(火) 10:12:18
【独自】柿沢法務副大臣が辞任の意向
10/31(火) 9:44配信


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テレ東BIZ
柿沢法務副大臣が辞任の意向

柿沢未途法務副大臣が、地元の東京・江東区長選挙をめぐる公職選挙法違反事件に関連して法務副大臣を辞任する意向を周囲に伝えていることが、テレビ東京の取材で分かりました。政府関係者が明らかにしました。今年4月の江東区長選をめぐっては、26日に区長の辞任を表明した木村弥生氏が、公選法違反の疑いがある有料のインターネット広告を利用していたことが分かっていますが、これについて、柿沢氏が木村氏側に広告の利用を勧めたとの報道が出ています。岸田総理大臣は、きょうの参院予算委員会でこのことを問われ、小泉法務大臣に事実関係を確認しているとしたうえで、「報道の通りであれば誠に遺憾なことであり、私も任命責任を感じなければならないが、今はまずは事実関係を確認している。」と述べていました。

8976OS5:2023/10/31(火) 10:16:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed966d82522d568bab672fd4c5fab3cf53aa1abf
江東区長選ネット広告、柿沢法務副大臣が推奨か 「深く反省」
10/31(火) 9:39配信

産経新聞
柿沢未途氏

今年4月の東京都江東区長選で投票を呼び掛けるインターネットの有料広告を配信したとして、東京地検特捜部が公職選挙法違反容疑で木村弥生区長(58)の関係先を家宅捜索した事件で、木村氏陣営を支援していた柿沢未途(みと)法務副大臣(52)が、木村氏にネットの広告配信を「勧めた」という趣旨の話をしていることが31日、分かった。小泉龍司法相が同日、閣議後の記者会見で明らかにした。

柿沢氏は江東区が選挙区となっている衆院東京15区の選出。

小泉氏によると、柿沢氏が広告配信を区長に勧めたことを認めたとする一部報道が31日朝にあったことを受け、松野博一官房長官が事実関係の確認を指示した。小泉氏が柿沢氏に確認したところ「取材に応じたのは間違いない。違法性の認識はなかったが、深く反省している」などと話したという。

公選法は選挙運動目的で有料のインターネット広告を出すことを禁じており、違反すれば2年以下の禁錮または50万円以下の罰金が科される。

小泉氏は柿沢氏に対し、政治家としての説明責任を果たすよう指示した。進退については言及がなかったという。

柿沢氏は現在5期目。NHK記者や都議会議員を経て、平成21年の衆院選で初当選。今年9月の内閣改造で法務副大臣に就任した。

8977OS5:2023/10/31(火) 21:14:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/52f181de9976f251c00280cebb8200814ad4cc81
自民・小泉氏「外相は外交専念を」 緊迫情勢下の予算委張り付きに異議 首相に国会改革後押し“直訴”
10/31(火) 21:01配信
カナロコ by 神奈川新聞
小泉進次郎氏(資料写真)

 国際情勢が緊迫する中、外相ら閣僚を国会に長時間拘束している現状では重要度を増す外交に専念する時間が確保できないとして、国会改革の議論が党の枠を超えて活発化している。自民党の小泉進次郎元環境相(衆院神奈川11区)は衆院予算委員会で、岸田文雄首相に国会改革を後押しするよう“直訴”。予算審議の序盤の基本的質疑で首相と全閣僚が出席する慣例に異議を唱えた。

 「上川陽子外相への質問は今のところゼロだ。国際情勢が不透明な中で、ずっと(閣僚席に)座っている必要があるのか」

 小泉氏は27日、衆院予算委で質問に立ち、中東やウクライナ情勢などへの対応が求められる中で国会に出席していた上川外相を引き合いに、国会での閣僚の負担軽減を訴えた。

 国会改革の必要性は立憲民主党の泉健太代表が24日の代表質問で訴えたばかり。小泉氏は首相に対し「総裁の立場としてぜひ(国会改革を)進めていただけたら」と与党としても議論を加速させるよう求めた。

神奈川新聞社

8978OS5:2023/10/31(火) 21:17:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/c22c9ef831b7f078abe81ab8aac7d1d99f8f079c
相次ぐ辞任劇で政権痛手 岸田首相「責任を重く受け止める」
10/31(火) 19:50配信
産経新聞
参院予算委で柿沢未途法務副大臣の辞任に際し、陳謝する岸田文雄首相=31日午後、参院第1委員会室(矢島康弘撮影)

東京都江東区の木村弥生区長が公職選挙法違反容疑で東京地検特捜部の強制捜査を受けた事件を巡り、自民党の柿沢未途衆院議員が31日、法務副大臣を辞任した。先週には女性との不適切な交際が報じられた同党の山田太郎参院議員が文部科学政務官を辞任したばかり。内閣支持率の低迷に苦しむ岸田文雄首相にとって手痛い不祥事が続いている。


「2人の辞任が続いた責任を重く受け止めなければならない。信頼回復に向けて先頭に立って努力したい」。首相は31日の参院予算委員会で、神妙な表情でそう語り、自身の任命責任を認めた。「内閣として(説明)責任を果たしていかなければならない。本人も必要に応じて説明責任を果たしていくのは当然のことだ」とも強調した。

今回の辞任劇は異例の経過をたどった。柿沢氏は自身の関与を31日付の朝日新聞で認め、同日午前に辞表を提出。ちょうど審議中だった参院予算委で野党は柿沢氏の出席と説明を求めたが、政府は予算委が昼休みのうちに慌ただしく辞表受理を決め、幕引きを急いだ。

政権には「辞任ドミノ」の苦い記憶がある。昨年の臨時国会でも「政治とカネ」や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)などの問題で閣僚4人が次々と職を辞し、並行して内閣支持率も下落した。そして現在の支持率は当時も下回る過去最低水準に沈んでいる。

9月の内閣改造など一連の人事は巻き返しの契機となるはずだったが、副大臣・政務官人事は当初、54人全員が男性で「女性ゼロ」と批判を浴びた。今回の公選法違反疑惑も8月時点で報道されており、「それで任命したのは、さすがに首相の落ち度・責任」(日本維新の会の音喜多駿政調会長)との指摘がある。

政権の目配り不足を懸念する声は与党内にも強い中で、野党は加藤鮎子こども政策担当相ら閣僚の「政治とカネ」問題にも追及の気配を見せる。(千葉倫之)

8979OS5:2023/10/31(火) 22:29:02
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_LEQ7WAZIFNPOFKOYVYXWYVVYKY.html
首相、のらりくらり答弁 攻めあぐねる野党 衆院予算委
2023/10/30 19:48産経新聞

首相、のらりくらり答弁 攻めあぐねる野党 衆院予算委

衆院予算委に臨む岸田文雄首相、鈴木俊一財務相(左)=30日午前、衆院第1委員室(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

立憲民主党は30日の衆院予算委員会で、論客で知られる逢坂誠二代表代行をトップバッターに起用し、政府が経済対策に掲げた所得税減税と防衛力強化のための増税の整合性などを追及した。しかし、岸田文雄首相は踏み込んだ答弁を避け続け、野党側が攻めあぐねる展開となった。

政府の計画では、令和9年度時点の防衛費は8兆9千億円程度となり、従来の水準より4兆円程度増える。このうち増税によって賄うのは1兆円強で、残りは歳出改革や国有財産の売却収入、決算剰余金などで捻出するとしている。

逢坂氏は、大半を占める増税以外の部分に関し「一時的なものだ。売り払う国有財産がなければ財源は出ない。安定的な恒久財源といえるのか」とただした。

しかし、首相は正面から答えず「さまざまな効率化の努力や行政改革を行う余地はある。こうしたものも合わせて恒久的に予算を維持できるようにする」。かみ合わない答弁に、逢坂氏は「国有財産に限りがあるので恒久的安定財源とはいえない。常識ですよ?」といらだちをあらわにした。

逢坂氏はさらに、所得税減税との整合性に矛先を向け「こんな状況で『減税』『減税』と言うから、国民は『大丈夫なのか』と思う」と尋ねたが、首相は「両者は矛盾するものではない」と突っぱね、議論は平行線をたどった。

のらりくらりの「岸田流答弁」は、来年9月までの自民党総裁任期中の実現を目指す憲法改正を巡る質疑でも変わらなかった。日本維新の会の漆間譲司氏に実現へのスケジュールを尋ねられると「具体的な議論の進め方など、直接何か申し上げることまでは控えなければならない」。漆間氏が「リーダーシップが求められる」と迫っても、ほぼ同じ内容の返答に終始した。

安全運転の答弁には、内閣支持率が低迷する中、失点を抑えたいという思惑が透ける。自民党の世耕弘成参院幹事長は25日の参院本会議で、首相の「言葉の弱さ」を批判した。逢坂氏は30日の衆院予算委で、世耕氏の発言を念頭に「リーダーは明確に方針を示し『課題があるなら乗り越えよう』と言わなきゃいけない。その歯切れの良さが感じられない」と首相の答弁に苦言を呈した。(松本学)

8980OS5:2023/11/02(木) 20:32:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/654a7790961462170a090f2507b9090d8d816fb6
柿沢氏側、江東区長の選挙運動差配か 特捜部が元秘書を聴取
11/2(木) 19:43配信

毎日新聞
東京地検特捜部の捜索を受けた江東区役所=江東区東陽4で2023年10月31日午後2時17分、小林遥撮影

 4月の東京都江東区長選で初当選した木村弥生区長(58)が、選挙期間中に公職選挙法が禁じるインターネットの有料広告を掲載したとされる事件で、柿沢未途(みと)衆院議員(52)側が木村氏の選挙運動を差配していた疑いがあることが関係者への取材で判明した。柿沢氏を長年支援する事務所関係者が木村氏の陣営を実質的に取り仕切っていたという。東京地検特捜部はこの関係者から任意で事情を聴き、選挙運動全体の実態解明を進めているとみられる。

 関係者によると、聴取を受けたのは元衆院議員で柿沢氏の父・弘治氏(2009年に死去)の秘書だった男性2人。柿沢氏は09年8月の衆院選で父の地盤だった東京15区から、みんなの党(当時)の公認候補として出馬し、比例復活で初当選した。その後、4回連続で当選を果たし、21年衆院選後に自民党の追加公認を受けた。元秘書2人は柿沢氏の選挙でも中心的な役割を担ってきたという。

 23年4月の区長選では、木村氏が1月に出馬を表明。柿沢氏側が木村氏を、自民党都連が現職の前区長を支援する「保守分裂」の構図となった。ただ、党に所属する柿沢氏は表だった活動を控え、代わりに元秘書2人が木村氏の陣営に加わり、選挙運動を差配していたという。

 特捜部は、有料ネット広告が動画投稿サイト「ユーチューブ」に掲載された経緯に加え、木村氏の選挙運動全般について元秘書2人に説明を求めている模様だ。

 有料ネット広告の動画は木村氏が出演し、「木村やよいに投票してください」などと呼び掛ける内容だったが、この動画が東京・永田町の国会議員会館会議室で撮影されていたことも新たに判明した。柿沢氏の事務所が会議室の予約をしたという。

 柿沢氏は木村氏に有料ネット広告の利用を提案したことを認め、9月に就任したばかりの副法相を10月31日に辞任した。木村氏も特捜部の聴取に柿沢氏から勧められたことを認めている。

 動画の再生回数は約38万回で、掲載費用約14万円は木村氏のクレジットカードで支払われたとされる。有料ネット広告の規制は違反すると2年以下の禁錮か50万円以下の罰金。【井口慎太郎、岩本桜、山田豊、秋丸生帆】

8981OS5:2023/11/03(金) 01:05:35
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023110201252&g=pol
茂木氏「明智光秀にならぬ」 自民総裁選、首相対抗馬否定
2023年11月02日22時01分

 自民党の茂木敏充幹事長は2日夜のBSフジの番組で、来年秋の党総裁選への対応について「令和の(明智)光秀にはならない」と述べ、岸田文雄首相(党総裁)が再選を目指す限りは出馬を見送る意向を明確にした。

 茂木氏は「総裁が総裁選に出るときに、それを支えている幹事長が出るということでは、やはり批判を浴びる」と指摘。「時間(の経過)がアゲンスト(不利)だとあまり感じたことはない。別に追い詰められていない」と強調した。

8982OS5:2023/11/05(日) 20:33:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/551718dff505b92e1626944431815d403f3781bc
「首相になりたい」「チャンスは平等に来る」と語る河野氏に試練…ライドシェアやマイナ
11/5(日) 12:28配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 岸田政権下で、河野デジタル相の手腕が問われる局面が続いている。デジタル政策や規制改革など内閣の重要課題を担う一方、所管するマイナンバーカード問題などでは、対応次第で政権の打撃となるリスクもはらむ。河野氏が意欲を示す将来の首相候補としての試練と見る向きもある。

【プロフィール】アメリカの大学を卒業、出身地は…河野太郎氏はこんな人

 河野氏は4日、個人が自家用車を使って有料で乗客を運ぶ「ライドシェア」を特例的に導入する兵庫県養父市を訪れ、運用状況を視察した。視察後、記者団に「ニーズに対応できない規制は変えなければいけない。なるべく早くできるものからやりたい」と述べ、導入拡大に意欲を示した。

 現在、自家用車による有償での乗客運搬は原則禁止されており、導入には大幅な規制改革やタクシー業界との調整が必要だ。9月の内閣改造で行政改革や規制改革の担当が加わった河野氏は、今月6日に規制改革推進会議の作業部会を開催し、検討を加速させる考えだ。

「やぶくる」に体験乗車した河野デジタル相(養父市で)

 河野氏は、岸田首相肝いりの「デジタル行財政改革会議」の司令塔を任され、国の事業を点検する「行政事業レビュー」による政府予算の無駄削減なども所管している。政府内では「政策の実行力を示せば政権浮揚につながる」(首相周辺)との期待も出ている。

 一方、マイナカード問題では、河野氏が2024年秋の健康保険証の原則廃止を主導し、世論の不興を買った。トラブル対応の総点検は11月末までに完了する見通しだが、結果次第では内閣支持率のさらなる下落を招く可能性もある。

 09年と21年の自民党総裁選に出馬した河野氏は、3度目の挑戦への意欲を持ち続けている。最近も所属する麻生派議員に「首相になりたい」と伝えたほか、4日に大阪府東大阪市で行われたトークイベントでは、小学生から首相になるためにはどうしたらいいかと聞かれ、「チャンスは誰にも平等に来る。準備ができているかどうかが大事だ」と語った。

 党内では、河野氏の突破力や知名度の高さに一定の評価がある反面、強引な政治手法への警戒感は根強く、21年総裁選では麻生派からもまとまった支持は得られなかった。派閥を率いる麻生副総裁は今も、河野氏の総裁選出馬に慎重な姿勢を崩していないとされる。

 河野氏は、自身に近い中堅・若手を中心とする議員との勉強会を続けているが、派幹部は「自分に近い仲間内だけで物事を進めようとしても求心力は高まらない。党内の幅広い意見に耳を傾けることが必要だ」と指摘している。

8983OS5:2023/11/06(月) 11:19:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/f096bfea3324b37e9593516493db4d5329f51702
“消費減税”まで検討も「岸田総理」に打つ手なし 早くも浮上する“ポスト岸田”には「元官房長官」と「初の女性総理候補」も
11/6(月) 11:01配信
デイリー新潮
政権発足以来“最低レベル”の支持率に喘ぐ岸田総理

「岸田さんは実は消費税の減税も検討していた。もう何でもありなんだよ」

 自民党幹部はあきれ顔でこう嘆く。岸田文雄総理は2日の記者会見では、「消費税減税は今考えてはいません」と強調した。しかし、「税収増を国民に還元する」と言い始めた当初、腹心の木原誠二幹事長代理に減税策の検討を命じ、消費税の減税も俎上に上った。関係者によればこれは、食料品の軽減税率を今の8%から5%に下げ、物価高に苦しむ庶民の負担を軽減するといったものだったということだが、岸田総理は「一度下げるといつ戻せるかわからない」(官邸関係者)消費税減税は思いとどまった。


 結果として減税策は期限付きの所得税住民税の減税と、非課税世帯への給付の組み合わせとなり、財政再建派からは大衆迎合のバラマキと捉えられ、積極財政派からも中途半端な選挙対策と失望を買った。以来、内閣支持率は軒並み発足以来最低を更新し、自民党内からは「岸田総理の終わりが始まった」との声が漏れる。追い詰められた岸田政権の現状を取材した。【青山和弘/政治ジャーナリスト】

選挙が先か、総裁選が先か
 岸田総理の最大の課題は、長期政権を築くために来年9月の自民党総裁選挙を乗り切ることだ。そのためには総裁選の前に、解散総選挙に打って出て「民意」という錦の御旗を手に入れるというのが、当初の基本戦略だった。しかしG7広島サミット後の6月解散を見送り、内閣支持率が下落していく中で、総理周辺にはこのような見立てが出てきた。

「今はポスト岸田に有力な候補がいない。無理に衆院選をしなくても、来年9月の総裁選は岸田続投で行けるんじゃないか」

 8月上旬、岸田総理は側近議員にある依頼をする。それは「自民党総裁選を先に乗り切り、その後総選挙に踏み切った事例を調べて報告して欲しい」というものだった。2003年、当時の小泉純一郎総理は総裁選で亀井静香氏らを破り、その後の人事で若手のホープだった安倍晋三氏を党幹事長に抜擢し、総選挙に勝利した。この報告を受けて以降、岸田総理は基本戦略を修正し、解散総選挙と総裁選のどちらを先にしてもいい「両にらみ」の戦略を取る。ここから岸田総理の迷走が始まった。

 9月の内閣改造・党役員人事で岸田総理は、自らが総裁選で勝てる布石を打つことを最優先した。その人事は「内向き、保身」との批判を浴び、秋の解散も模索する中で期待していた支持率の上昇にはつながらなかった。その後、旧統一教会に対する解散命令請求、経済対策5本柱の発表とカードを切ったが、政権浮揚にはつながらず、岸田総理の目論見は完全に外れた。

 そして10月22日投開票の衆参補欠選挙で厳しい選挙情勢が伝えられる中で、岸田総理が慌てて打ち出したのが、冒頭に触れた所得税住民税の減税だった。確かに物価高に賃金上昇は追いつかず庶民の生活は苦しい。しかし、「選挙目当てのバラマキと捉えられた」(自民党幹部)減税宣言はさらなる支持率低下を呼んだ。岸田総理は、あがけばあがくほど支持率が下がる悪循環に陥ってしまったのだ。

まさかの「クリスマス選挙」!?
 このような状況となった以上、一旦腰を落ち着けて進めるべき政策を着実に実行し、来年9月の総裁選に勝負をかけるのが定石だろう。しかし、支持率が下がれば下がるほど頭を擡げてくるのが「解散総選挙に踏み切って勝利しない限り、総裁選出馬断念に追い込まれるのではないか」という懸念だ。自民党幹部はこう話す。

「減税カードまで切った岸田総理はもう解散以外に打つ手がない。このまま年を跨いだら、岸田おろしが始まりかねない」

 こうした中、官邸関係者は「岸田さんは年内解散も未だに視野に入れている。どちらに転ぶかまだ分からない」と明らかにする。しかし、日程は極めて厳しい。経済対策を盛り込んだ補正予算案が成立するのは、11月27日以降だと見られている。それから解散を宣言した場合、投票日は早くても12月24日となる。1年で最も多忙な時期の自己都合選挙。総理周辺も「さすがに国民から顰蹙を買う」などと岸田総理に慎重な判断を促している。

 そのため年内総選挙には補正予算案の審議前、もしくは審議中に解散を宣言するという「ウルトラC」(自民党国対関係者)が求められる。内閣支持率が下げ止まらない中で、判断は極めてハードルが高い。しかしそれでも強気の姿勢を示す自民党幹部もいる。

「維新への期待は下がってきている。立憲も支持が伸びる要素はない。自民・公明の与党は議席を減らしても、負けるということはない。今やった方がいい」

8984OS5:2023/11/06(月) 11:20:08
蠢き始めたポスト岸田
 一方で自民党内では岸田総理はもう解散には踏み切れないと見て、次を見据えた模索が始まってきている。二階派の幹部は語る。

「岸田総理が解散しようとしても、麻生副総裁と茂木幹事長が許さないだろう。茂木さんは選挙で負けた幹事長にはなりたくないだろうからね」

 茂木幹事長にとってみれば、岸田総理が総裁選出馬断念に追い込まれれば、総裁の椅子が転がり込んでくる可能性がある。茂木氏は周囲に「所得税減税は選挙のプラスにはならないねえ」と語り、不人気な岸田総理の政策から距離を置いている。ただ自民党内では、「岸田の後は茂木」というシナリオに難色を示す議員が少なくない。中堅議員は「茂木総理で国民的人気が出るわけもない」と渋い顔だ。

浮上する加藤元厚労相、ダークホースには上川外相も
 他に誰がポスト岸田に名乗りを上げるのか。岸田氏が出馬断念となれば、前回の総裁選に出馬した河野デジタル相や高市経済安保相は立候補を模索するだろう。河野氏はマイナンバーカードの問題はあったが、未だに国民的な人気もある。大きな焦点は「まだ早い。仲間を増やせ」と言い続けてきた、派閥の親分・麻生副総裁が、河野氏を推すかどうかだ。河野周辺は「麻生さんは茂木さんがいいと思っている訳じゃない」と期待を示す。

 一方、党内で多数派を作りやすいと密かに名前が浮上しているのが、加藤勝信元厚労相だ。安倍内閣で官房副長官、菅内閣で官房長官を務め、最大派閥の安倍派から非主流派まで親和性が高い。ネックは加藤氏が茂木派所属で、茂木氏と袂を分かつ覚悟があるかどうか。加藤氏に近いある議員は「本人にも意欲はある」と語るが、当の加藤氏は、「そんな本当かどうかもわからない話。気にしていられないよ」と周囲に無関心を装っている。

 さらにダークホースとして取りざたされるのが上川陽子外相だ。上川氏が所属する岸田派には、ナンバー2として林芳正前外相が控えている。しかし選挙がちらつく中で、「日本初の女性総理」の誕生を待望する声も根強い。自民党中堅議員はこう話す。

「上川氏は、派手さはないが実務能力には定評がある。支持の枠組みはまだ想定できないが、選挙前の窮余の一策として最大公約数になる可能性がある」

政治は危機に対応できるのか
 こうしたポスト岸田に向けた動きはまだ頭の体操レベルだ。しかし動きが表面化してくれば岸田総理のレイムダック化が加速する可能性もある。これに岸田総理が起死回生をかけた解散総選挙で対抗すれば、国政は一気に混乱するだろう。

 国外に目を転じれば、ウクライナ、パレスチナと緊迫する国際情勢、中国の動きも不穏だ。国内では円安、物価高。静かに進む少子化、労働力不足。この危機的な状況の中で、政治が果たすべき役割はとてつもなく大きい。そんな中、岸田総理がどんな策を弄しようと「国民不在の保身」と見透かされたら、手痛いしっぺ返しを食らうだろう。政治は何のためにあるのかが、今問われている。

青山和弘(あおやま・かずひろ)
政治ジャーナリスト 星槎大学非常勤講師 1968年、千葉県生まれ。元日本テレビ政治部次長兼解説委員。92年に日本テレビに入社し、野党キャップ、自民党キャップを歴任した後、ワシントン支局長や国会官邸キャップを務める。21年9月に独立し、メディア出演や講演など精力的に活動している。音声プラットフォーム「voicy」で永田町取材やメディア出演の裏話などを発信している。

デイリー新潮編集部

新潮社

8985OS5:2023/11/06(月) 23:07:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/a25b93df8366cffc802e2eb6322a74b47fa594cb身内も不支持の岸田内閣「自民より不人気」 柿沢未途氏巡る人事ミスも絡み「政権末期の症状」慢性化
11/6(月) 21:11配信


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カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 岸田文雄内閣の支持率が共同通信の11月調査で28・3%(前月比4ポイント減)となとなり、発足以来最低を更新した。3割を切るのは直後の総選挙で自民党が下野した2009年の麻生太郎内閣以来という低水準だ。所得税減税などを盛り込み大々的に打ち出した経済対策は奏功せず、自民の政党支持率より内閣支持率が低い「政権末期の症状」(自民重鎮)が、人事ミスも絡んで慢性化しつつある。

 10月にさかのぼるが、自民の支持率(34・7%)が「内閣のアレ(支持率=32・3%)」(自民重鎮)を逆転した。自民関係者によると党内には「論評禁止」の自粛ムードが漂ったという。「『党総裁が党支持者からも相手にされていない』との評判がはびこるのが恐ろしかったから」(自民幹部)とされる。

 そして11月の自民支持率は34・1%で前月と横ばい。だが内閣の「アレ」は続落し、差がさらに開いた。「自分の党にすら応援されない総理大臣ってありなのか?」(経済官庁官僚)。共同通信の支持率が報じられた週明けの6日、永田町や霞が関には首相の存在意義をも問う声が広がった。

 低迷の背景には人事のミスもある。関係者の話を総合すると、副大臣・政務官人事の際、法務副大臣は無派閥の星野剛士氏(衆院比例南関東)を内閣府副大臣から横滑りさせることで固まっていた。ところが星野氏が谷垣禎一元総裁のグループに顔を出していたことを理由に同グループ関係者が「この副大臣は無派閥ではなく自分たちの枠」と主張。発表前夜段階でグループ主要メンバーの柿沢未途氏との差し替えを持ち出し官邸は受け入れたという。

 柿沢氏は東京都江東区長選を巡るトラブルの渦中。自民政調会長でもある萩生田光一都連会長は柿沢氏の政務三役起用構想に対し、区長選後の混乱を懸念し起用見送りを促した。萩生田氏は「それを無視され人事をいじられたことに怒り心頭」(側近)という。政府関係者は「単に支持率が低いという分析で済まされない。とうとう身内からも見捨てられ始めた」と危機感を募らす。

 政務三役を巡っては柿沢氏に先立ち、文部科学政務官だった山田太郎氏が女性問題で辞任。共同通信の調査では両件について72・7%が「岸田首相に任命責任がある」と指摘しており、不評の経済政策同様に支持率を押し下げている。

神奈川新聞社

8986OS5:2023/11/06(月) 23:23:46
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/935294/首相と林氏、続く因縁 外相交代の背景に派閥内の権力争い<デジタル発>
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2023年11月2日 11:29(11月2日 18:10更新)
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 自民党保守本流の派閥・宏池会(岸田派)で、領袖(りょうしゅう)の岸田文雄首相とナンバー2の「座長」を務める林芳正前外相との間のきしみが表面化している。首相が9月の第2次岸田再改造内閣発足で、外相続投に意欲を示していた林氏の交代に踏み切ったことがきっかけだ。「目玉に乏しかった内閣改造で最大のサプライズ」(自民党関係者)とも言われる外相交代劇。その舞台裏で何があったのか―。(石井努)
 「いろいろ不満はあるかもしれないが、宏池会としては全力で皆さんの希望がかなうようにやってきた。しっかりと、司(つかさ)、司で頑張ってほしい」。10月5日、東京都内で開かれた宏池会の在京議員懇談会。林氏は冒頭あいさつで、派閥の結束を呼び掛けた。だが、自民内で発言を額面通りに受け取る向きは少ない。宏池会のベテラン議員は「本人は表に出さないが、今回の人事について本意ではなかったはずだ」と漏らした。
 林氏が外相に就任したのは、「第2次岸田内閣」が発足した2021年11月。防衛相や農水相など複数の閣僚を歴任した実務能力の高さや、ハーバード大大学院修了という豊富な海外経験が買われての起用だった。ロシアによるウクライナ侵攻や中国との関係悪化など重要な外交問題が山積する中、政権内では今回の改造で外相は留任との見方が強まっていた。林氏も自民幹部に対し「(内閣改造後に米国で開かれる)国連総会にも行くんだ」と続投に意欲を示していた。

8987OS5:2023/11/09(木) 12:37:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ca642274d762035bf106ce48aeca3075c4de87c
保守層引き留めへ「岸田改憲」にアクセル踏む首相 党側は冷ややか
11/9(木) 5:00配信

朝日新聞デジタル
憲法改正をめぐる岸田首相の主な発言

 憲法改正をめぐり、岸田文雄首相と自民党との間に温度差が出ている。首相は来年9月までの党総裁としての任期中の改憲をめざす考えを示すが、他党との協議を見すえれば現実的に難しく、首相が旗を振る「岸田改憲」は保守層の離反を防ぐのが狙いとの見方が党内に広がっているためだ。


 自民は8日、党憲法改正実現本部と衆参両院の憲法審査会との幹部会合を開いた。古屋圭司・同本部長は会合では「戦後初めての改憲に向けて歩を進めていこう」と呼びかけたが、その後は記者団に「一つの政党が前のめりになっても、残念ながら憲法改正はできない」と他党と議論を重ねていく姿勢を強調。改憲に向けた日程について「一切話していない」とも語った。

 その口ぶりは改憲へのアクセルを踏む首相と対照的だった。首相は先の衆院代表質問で「総裁任期中に憲法改正を実現したいという思いはいささかの変わりもない。党内議論を加速させるなど、責任を持って取り組む」と答弁。首相はその言葉通り、党会合前日の7日には官邸で衆院憲法審査会で与党筆頭幹事を務める中谷元氏と会談し、他党との協調路線で審議が進まなかった経緯を念頭に「(与野党一致の)護送船団方式では結果として全然前に進めない。とにかく動かさないといけない」との考えを伝えたという。

朝日新聞社

8988名無しさん:2023/11/09(木) 21:15:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/54b64b4420594f20957b30756cc8e07490d18286
神田財務副大臣、辞任を否定 税金滞納問題、参院委で
11/9(木) 16:19配信


共同通信
参院財政金融委で自身の税金滞納問題に関し、答弁する神田憲次財務副大臣=9日午後

 自民党の神田憲次財務副大臣は9日午後の参院財政金融委員会で、野党から自身の税金滞納問題の責任を追及されたのに対し「大きな役割を担わせてもらっている。職責を全うしたい」と述べ、改めて副大臣を辞任しない考えを示した。共産党の小池晃氏の質問に対する答弁。

 神田氏は午前の委員会で、2013年から22年にかけて自身が代表取締役を務める会社が保有する土地・建物の固定資産税を滞納し、4回にわたって差し押さえを受けていたことを認めた。午後の質疑でも謝罪を繰り返し「期限内に(納税を)実行せず、税法上の責務を果たしていないことは誠に反省すべきことだ」などと語った。

8989OS5:2023/11/09(木) 21:18:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9b06997b06014ad1f6c424f48071c37ac348426
神田財務副大臣が税金滞納で4回差し押さえ、文春が報道…秘書に暴言との指摘も
11/8(水) 21:19配信

読売新聞オンライン
神田憲次財務副大臣

 週刊文春(電子版)は8日、自民党の神田憲次財務副大臣(60)(衆院愛知5区)が税金の滞納を繰り返した疑惑などを報じた。

 文春によると、神田氏は税金を滞納し、ビルの土地と建物を4回差し押さえられた。税理士資格を持っているのにもかかわらず、日本税理士会連合会の会則が定める研修を受講していないことや、秘書に暴言を吐いた問題も指摘された。

 不動産登記簿によると、神田氏が代表取締役を務めるコンサルタント会社が所有する名古屋市中区のビルの土地と建物は2013〜22年に計4回、名古屋市から一時差し押さえられていた。関係者によると、神田氏は税金の滞納を周囲に明かしていたという。

 神田氏は8日、財務省内で「これから精査する」と記者団に述べ、詳細な説明は避けた。

8990OS5:2023/11/11(土) 20:12:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/88d210466526190320f9d399949c4f473b0f9d23
自民・茂木幹事長「明智光秀は好きではない」…総裁選巡り慎重な姿勢強調か
11/11(土) 19:20配信

読売新聞オンライン
講演する自民党の茂木幹事長(11日午後、埼玉県東松山市で)=福田麻衣撮影

 自民党の茂木幹事長は11日、埼玉県東松山市での講演で、来年の党総裁選への出馬を巡り、「明智光秀は好きではない。(明智は)追い込まれて本能寺の変をやらざるを得なかったが、決して私は追い込まれているわけではない」と述べた。

 茂木氏は、幹事長は党総裁である岸田首相を支える立場だとの考えから、「令和の明智光秀にはならない」と述べ、来年の総裁選出馬には慎重な姿勢を見せている。この日の発言も同様の考えを改めて強調する狙いがあったとみられる。

8991OS5:2023/11/11(土) 22:07:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/a42e2ca96d2467f70bb8900c5a5628d2471ee36b
神田副大臣進退で政権苦慮 立民代表「補正審議は不可能」
11/10(金) 19:37配信
時事通信
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=10日午後、首相官邸

 税金滞納が発覚した自民党の神田憲次財務副大臣の扱いに岸田政権が苦慮している。

 不祥事で政務三役の辞任が相次ぐ中、さらなる「辞任ドミノ」は避けたいのが本音。攻勢を強める立憲民主党は、続投したままでは経済対策などを巡る国会審議に影響しかねないと警告しており、岸田文雄首相の判断が焦点となっている。

 神田氏は自身が代表を務める会社が保有する土地・建物について、固定資産税の滞納により過去4回、差し押さえを受けたことを認めた。10日の衆院内閣委員会で立民の本庄知史氏から詳細な説明を求められた神田氏は「精査している」と繰り返した。進退に関し「言及を控えたい」と述べ、歯切れの悪い答弁に終始した。

 10月下旬には山田太郎氏(自民)が不倫問題で、柿沢未途氏(同)は公職選挙法違反の疑いのある事件に絡み、それぞれ文部科学政務官と法務副大臣を辞任。内閣支持率が低迷する首相にとって「3人目の辞任」となれば打撃は必至だ。

 松野博一官房長官は10日の記者会見で「財務副大臣の自覚を持ち説明を尽くしてもらいたい」と推移を見守る考えを示した。自民幹部は神田氏について「首相官邸は『法には触れていない』と線引きしており、辞任はない」と語った。

 新たな「追及カード」を手にした野党は勢いづく。立民の泉健太代表は10日の会見で、神田氏の即時辞任を要求。応じなければ、政府が今国会成立を目指す2023年度補正予算案の審議は「不可能だ」と明言した。安住淳国対委員長は「なぜ『適材適所』なのか首相に聞きたい」と、首相の任命責任を問う考えを表明。国民民主党の榛葉賀津也幹事長も「早く辞めた方がいい」と断じた。

8992OS5:2023/11/13(月) 17:00:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8aba5afbb24427583eb4b5797e0cc1e35599cad
神田憲次財務副大臣が辞任、税金滞納で事実上の更迭か…改造内閣発足後の政務三役辞任は3人目
11/13(月) 13:20配信

読売新聞オンライン
神田憲次財務副大臣

 税金滞納が報じられていた自民党の神田憲次財務副大臣(60)(衆院愛知5区)は13日、財務副大臣の辞表を提出した。辞表は同日の持ち回り閣議で受理された。事実上の更迭とみられる。政府は後任人事の調整を急ぐ。10月下旬以降、第2次岸田再改造内閣の政務三役が辞任するのは3人目で、岸田首相の政権運営へのさらなる打撃となるのは必至だ。

 神田氏は税金滞納について、11月9日の参院財政金融委員会で「私が代表取締役となっている会社が保有する土地、建物について、税金の滞納で(名古屋市の)市税事務所から差し押さえを受けたことがある」と述べ、事実を認めていた。差し押さえは2013年以降の計4回で、いずれも固定資産税だったことも明らかにしている。

 神田氏は当初、「引き続き職務の遂行に全力を傾注する」などとして辞任を否定。首相官邸側も「まずは本人に説明責任を果たしてもらう」(政府高官)として、続投を容認していた。ただ、野党のほか与党内からも「国民に納税を求める立場での税金滞納は深刻だ」として、辞任すべきだとの声が強まったことから、首相は神田氏を更迭する意向を固め、辞表を提出させたとみられる。

 今月後半には、経済対策の裏付けとなる2023年度補正予算案を審議する衆参両院の予算委員会が控えている。神田氏を巡っては、日本税理士会連合会の会則で定められた研修を受講していないなどの疑いも週刊文春で報じられており、野党の反発で国会審議が停滞する懸念も指摘されていた。

 9月の内閣改造後、10月下旬に山田太郎・前文部科学政務官が不倫問題で辞任したほか、柿沢未途・前法務副大臣も公職選挙法違反事件に関与した疑いで辞任に追い込まれている。

8993OS5:2023/11/13(月) 23:56:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b32a73d3b60acdbac5692679b0987d79d97a505
神田憲次副財務相を更迭 岸田政権、2度目の「辞任ドミノ」
11/13(月) 20:36配信
毎日新聞
副財務相の辞表を提出後に報道陣の取材に応じ、財務省を去る神田憲次衆院議員(中央)=東京都千代田区の同省内で2023年11月13日午後3時半、浅川大樹撮影

 岸田文雄首相は13日、過去の税金滞納と資産差し押さえの事実を認めた神田憲次副財務相(60)を事実上更迭した。神田氏は国民に納税を求める立場にあることから、国会審議への影響は避けられないと判断した。9月の内閣改造後、政務三役が不祥事で辞任するのは3人目で、政権へのさらなるダメージは必至。神田氏は辞表を提出し、持ち回り閣議で受理された。政府は同日夕の持ち回り閣議で、神田氏の後任に自民党の赤沢亮正政調会長代理(62)=衆院鳥取2区、当選6回=を充てる人事を決定した。

【写真特集】副財務相を辞任した神田憲次氏

 首相は官邸で記者団に「任命責任を重く受け止めている。政府一丸となって、より一層緊張感を持って職責を果たしていく。そのことを通じて国民の信頼回復につなげていく」と語った。

 神田氏の度重なる税金滞納と資産差し押さえは、8日に文春オンラインが報じた。神田氏は9日の参院財政金融委員会で報道を事実と認め謝罪。2013〜22年に固定資産税を滞納したことで、自身が代表取締役を務める会社が保有する土地と建物を計4回差し押さえられたと述べていた。辞任については否定していた。

 神田氏は13日、財務省で記者団に「大変ご迷惑をおかけしたことをおわびする」と語り、改めて陳謝。「私の問題で大事な国会に迷惑をかけることは避けたい。それは私の本意でもない」と辞任の理由を語った。

 神田氏は12年衆院選で自民党公認で初当選し、当選4回。今年9月の内閣改造で副財務相に就任し、予算編成や金融政策などを担当していた。

 岸田政権では内閣改造後、山田太郎文部科学政務官が女性と不適切な関係を持ったと報じられ、10月26日に辞任。同31日には東京都江東区の木村弥生区長を巡る公職選挙法違反事件に関与したとして、柿沢未途(みと)副法相が引責辞任しており、3週間で政務三役3人が辞任する事態となっている。内閣支持率の低迷が続く中、自民は12日投開票の福島県議選で改選前から2議席減らし、東京都青梅市長選では公明党とともに支援した現職が敗れるなど、地方選で苦境が続いている。

 岸田政権では22年10月から同年末にかけても、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や政治とカネの問題などを巡り4閣僚が相次いで辞任する「辞任ドミノ」に見舞われていた。【浅川大樹、松岡大地、池田直】

8994OS5:2023/11/14(火) 22:45:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/1602452f03f11c404c9eb9ead8d3a0f5ef0eb4b3
自民・高市氏が勉強会立ち上げへ 総裁選視野、岸田首相に異例の対抗
11/14(火) 20:03配信

朝日新聞デジタル
記者会見で質問に答える高市早苗・経済安保相=2023年10月6日、東京都千代田区永田町1丁目、目黒隆行撮影

 高市早苗経済安保相が自民党内に自身が主宰する勉強会を立ち上げ、15日に国会内で初会合を開くことがわかった。来秋の党総裁選への立候補を見据え、勉強会を足がかりに党内基盤を固めたい考え。岸田内閣の現職閣僚ながら、総裁選の再選をめざす岸田文雄首相に対抗する異例の動きで、今後、波紋を広げそうだ。

 勉強会の名称は「『日本のチカラ』研究会」。「国力」をテーマに、外交や防衛、経済や情報収集などについて外部の有識者らを招いて議論していく。松下政経塾で高市氏の先輩にあたる山田宏参院議員(安倍派)が呼びかけ人を務め、党内の保守系議員らの参加を見込む。

 高市氏は無派閥。高市氏に近い党内関係者は、勉強会が総裁選をにらんだ動きだと認めたうえで、「派閥に総裁選の票を固められたら、割っては入れない。今から準備を始める」と狙いを語った。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/ac5c3311abb88c2e0b3a364b4644878f438ac0ce
高市早苗氏が勉強会発足へ 総裁選へ支持固め 岸田内閣低迷の中
11/14(火) 19:03配信



産経新聞
高市早苗経済安保相(松井英幸撮影)

高市早苗経済安全保障担当相が自民党内に自ら主宰する勉強会を発足させることが14日、分かった。15日に国会内で初会合を開く。来年の党総裁選への出馬をにらみ、政策を磨くとともに支持基盤を固める狙いがあるとみられる。

勉強会の名称は「『日本のチカラ』研究会」とし、高市氏が会長に就く見通し。15日は有識者から日本のインテリジェンスについて学ぶ。水曜日を定例日とし、月1回か2回のペースで会合を開く予定だ。岸田文雄内閣の支持率が低迷している中での高市氏の動きは、党内に波紋を呼びそうだ。

8995OS5:2023/11/15(水) 07:44:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/aeaf1f9fa7e8e481f7df35764f5fe8867a105727
不祥事政務三役の穴埋めに旧石破派議員の登用相次ぐ
11/14(火) 19:39配信

産経新聞
自民党の石破茂元幹事長(写真)が率いた旧石破派の所属議員がピンチヒッターに起用されるケースが目立っている

岸田文雄内閣で更迭された閣僚や副大臣の後任に、自民党の石破茂元幹事長がかつて率いた旧石破派(水月会)の所属議員を充てるケースが目立っている。13日には過去の税金滞納問題で更迭された神田憲次前財務副大臣に代わり、旧石破派の赤沢亮正元内閣府副大臣が起用された。昨年10月以降、不祥事や失言に伴い空席となった政務三役は計8人の自民議員で穴埋めされたが、旧石破派議員は3人を占める。同派は20人前後と少なかったが、〝非常時〟に任せやすい人材が揃っていた証左といえそうだ。

「重要な使命を受けて、しっかり仕事したい。率直な思いだ」

赤沢氏は13日、財務副大臣に任命された後、首相官邸で記者団にこう語った。赤沢氏の副大臣起用は4回目。過去、石破氏が出馬した党総裁選で石破氏の公約づくりを任されるなど政策全般に通じる一方、今年9月の内閣改造でも取り沙汰された入閣は見送られ続けている。

不祥事で辞任した政務三役のポストに充てられた旧石破派議員を巡っては、門山宏哲法務副大臣が10月末、公職選挙法違反事件に関与して更迭された柿沢未途前法務副大臣の後任に、斎藤健前法相が昨年11月、死刑執行を巡る不適切発言で引責辞任した葉梨康弘元法相の後任にそれぞれ起用された。赤沢、門山両氏は今も石破グループに所属する。

同グループは10人程度だが、令和3年12月にグループに移行した当時の旧石破派も最盛期で20人を超える程度だった。衆参で約380人の自民議員で圧倒的に少数といえる。

旧石破派は平成27年秋、安倍晋三政権下で安倍氏に代わる対抗軸の結集を掲げて結成された。そのせいか、主流派ににらまれても派閥の力に頼ることなく、存在感発揮を自負する政策通は少なくない。領袖である石破氏本人も所属議員の面倒を見るタイプではなかった。

石破氏は党要職に起用されることも、再入閣を果たすこともなく、冷や飯生活を余儀なくされている。石破氏は所属議員の〝活躍〟にまんざらでもない表情で、「そろそろ人材も払底しそうだ。私もお願いしようか」などと周囲に冗談めかしている。(奥原慎平)

8996OS5:2023/11/15(水) 08:47:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/996e40c4c901442c8b792db40673a53bddccd441
地方選連敗、自民に焦り 「政権逆風が影響」の声も
11/15(水) 7:07配信
時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=14日午前、首相官邸

 最近の地方選で、自民党の連敗が目立っている。

 12日投開票の福島県議選では単独過半数を割り込み、東京都青梅市長選でも与党推薦の現職が敗北。岸田政権への逆風の影響を指摘する向きもあり、次期衆院選を意識する党内には焦りの声が広がっている。

 福島県議選(定数58)で、自民は改選前から2議席減らし29議席にとどまった。先月の宮城県議選でも改選前を下回る結果となった。

 東京都内の選挙では、特に退潮ぶりが鮮明だ。9月の立川市長選で推薦候補が敗北。10月の都議選立川市選挙区補欠選挙も議席を得られなかった。今月の青梅市長選と合わせて「3連敗」したことになる。

 地方選は各地域特有の事情なども絡み合う。梶山弘志幹事長代行は14日の記者会見で「地方選は争点や構図がそれぞれ異なる」と述べ、国政とは必ずしも連動しないとの考えをにじませた。

 ただ、政府関係者は「特に政権が下り坂のとき、地方選は国政選の先行指標になる」と指摘。最近の地方選に関わった自民中堅は、報道各社の世論調査で評価の低い政府の総合経済対策や、相次ぐ政務三役の不祥事などを念頭に、「選挙に影響しないわけがない。こんな状況で有権者も自民に投票しようとは思わない」と政権への不満を隠さない。

 今月下旬に高知県知事選、12月に東京都江東区長選などと、今後も各地で地方選が控える。世耕弘成参院幹事長は14日の会見で「わが党に国民が厳しい目を持っていると率直に受け止める必要がある。乗り越えるのに奇策があるわけではない」と強調。所得税減税などへの理解を引き続き訴えていく方針を示した。

8997OS5:2023/11/15(水) 19:31:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/d378eed43676141e398c86db0cc83a95e1728d64
三宅防衛政務官、性加害は「身に覚えがない」 週刊誌報道を否定
11/15(水) 18:55配信

毎日新聞
記者団の取材に答える三宅伸吾防衛政務官=防衛省で2023年11月15日午後6時17分、松浦吉剛撮影

 自民党の三宅伸吾防衛政務官は15日、過去に事務所スタッフの女性に性加害を行ったとの文春オンライン報道を受け防衛省で記者団の取材に応じ、「ハラスメントをしたとの報道がなされたと聞いているが、私には全く身に覚えがない」と否定した。

【写真特集】政治家の失言・問題発言

 文春オンラインは15日、三宅氏が2013年に事務所で当時アルバイトをしていた女性へ性加害をしたと報じた。三宅氏は「明日(16日)にも抗議文を代理人を通じて週刊誌へ送付する予定だ」とも語った。

 三宅氏は参院香川選挙区選出で当選2回。9月の内閣改造で防衛政務官に就任した。

8998OS5:2023/11/16(木) 16:55:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f77c2d2c385fa9e0aac7eb9816d8b3cde687134
杉田水脈氏発言に再び批判 アイヌ事業「公金チューチュー」
11/16(木) 7:06配信
時事通信
自民党の杉田水脈議員の発言について、関係者からヒアリングする立憲民主党の議員ら=15日午後、国会内

 自民党の杉田水脈衆院議員が政府のアイヌ文化関連事業の関係者を「公金チューチュー」とやゆし、再び批判を浴びている。


 杉田氏はこれまでもアイヌへの差別的投稿などが問題となっており、野党からは自民党の責任を追及する声が出ている。

 杉田氏は保守系雑誌のユーチューブ番組に出演し、アイヌ関連事業に公金不正流用疑惑があるとの一部の見方に同調。インターネット上で使われる「公金チューチュー」という関係者をやゆする表現に言及した。

 杉田氏は、過去の差別的言動により昨年12月に総務政務官を事実上更迭されたことについて、アイヌ関連団体から謝罪を求められたことを挙げ「謝罪するくらいなら辞める。一番の原因はここだ」とも述べた。

 杉田氏に関して立憲民主党が15日に開いた会合にはアイヌ団体が出席。多原良子代表は「デマ、差別を扇動する議員を黙って見ている社会はどうなってしまうのか」と危機感を示した。

 立民の徳永エリ参院議員は「杉田氏を放置している自民党も大きな問題だ」と指摘。社民党の福島瑞穂党首も記者会見で「もう個人の問題ではなく自民党の問題だ。しっかり対応するようにと言いたい」と述べた。

 公明党の高木陽介政調会長は記者会見で「人権侵害と認定されている場合、問題に真摯(しんし)に向き合ってほしい」と苦言を呈した。杉田氏は今年9月、アイヌ民族への投稿で札幌法務局から「人権侵犯」認定を受けている。

8999OS5:2023/11/17(金) 10:18:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/46f67b1c4ff809d60e5284e66bd3f1dc81f4e85f
自民、NTT法廃止で対立 甘利氏VS野田氏、結論出ず
11/17(金) 7:11配信


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時事通信
甘利明 「NTT法の在り方に関するプロジェクトチーム」座長

 自民党は16日、NTT法を巡り、廃止も含めた見直しを検討するプロジェクトチーム(PT、座長・甘利明前幹事長)と、廃止に反対する情報通信戦略調査会(会長・野田聖子元総務相)の合同役員会を開いて議論した。


 PTが抜本的な規制改革を求めたのに対し、調査会は懸念を示し、結論は出なかった。

 甘利氏は経済産業相を経験した商工族の代表格で、NTTに固定電話の全国一律サービスや研究成果の開示を義務付ける同法が国際競争の制約になっているとの立場。PTが先にまとめた提言素案には2024年の通常国会で研究成果の開示義務を撤廃する法改正を行い、25年の通常国会までの法廃止を求める内容を盛り込んだ。

 これに対し、野田氏は、NTTを所管する総務相を務めた。調査会側はNTT法が廃止されれば、市場の健全性が阻害される恐れや、これまでの通信網を維持できなくなる可能性を懸念している。

 野田氏はこの日の会合で「外資に支配されない仕組みの担保が大事だ。それを前提に議論してほしい」と慎重論を唱えた。甘利氏は「世界と勝負するために研究開発をさせたいが、規制が障害になっている」として規制緩和の必要性を強調し、平行線に終わった。

 PTは今月中の提言取りまとめを目指しており、調査会側の意見も踏まえて内容を検討する見通し。

9000OS5:2023/11/17(金) 13:22:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/778741324f433472788e2e2b001d2c835f2c483c
底なしの支持率、与党に動揺 「ポスト岸田」にらみ動きも 時事世論調査
11/17(金) 7:10配信

時事通信
米サンフランシスコ国際空港に到着した岸田文雄首相(右)=15日、米カリフォルニア州(AFP時事)

 岸田政権の支持率低下に歯止めがかからない。

 時事通信の11月世論調査で内閣支持率は21.3%、自民党支持率は19.1%となり、与党内に動揺が広がる。浮揚策が「見当たらない」(自民幹部)中、党内では「ポスト岸田」をにらんだ動きも出始めている。


 「調査に表れた国民の声を真摯(しんし)に受け止め、政府対応に生かすことが重要だ」。松野博一官房長官は16日の記者会見で、調査結果について言葉少なに語った。

 内閣支持率が2割台前半にまで落ちたのは、2012年に自民党が政権復帰して以降初めて。旧民主党政権を除けば、09年衆院選で野党へ転落する直前の麻生政権末期(同年7月、16.3%)に近づきつつある。自民支持率も当時(同15.1%)の水準が視界に入る。

 政界では内閣支持率と政党支持率の合計が50を下回ると、首相退陣が近づくとの見方がある。故青木幹雄元自民参院議員会長が唱えたことから「青木の法則」と呼ばれる。今回この目安を大きく割り込んでおり、自民内では「危機的状況になった」(中堅)との受け止めが広がる。若手からは「内閣支持率が1割台になれば退陣だ」との声も上がる。

 岸田文雄首相を支持しない理由として「期待が持てない」を挙げた人は前月比5.8ポイント増の31.8%に増えた。直近の地方選挙で自民党は敗北が目立っており、「岸田氏で選挙は戦えない」(元職)との声が地方組織にも広がれば、一気に「レームダック(死に体)化」が進みかねない。15日には総裁選への意欲を示す高市早苗経済安全保障担当相が勉強会を立ち上げたが、こうした動きが広がる可能性もある。

 公明党の山口那津男代表は取材に対し「深刻に受け止めなければならない」と述べるとともに、「右往左往するのではなく結束し政権を支える姿勢が必要だ」と訴えた。

 野党は国会論戦で攻勢を強める構えだ。立憲民主党の泉健太代表は取材に「首相の指導力のなさが支持率低下につながっている」と指摘。日本維新の会の馬場伸幸代表は、「経済対策などの中身が国民の意識と大きくずれている。このトレンドは変わらないのではないか」との見方を示した。

9001OS5:2023/11/20(月) 21:57:05
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-1055742.html
内閣支持率「危険水域」で“ポスト岸田”に急浮上した「上川陽子外相」と、“麻生の子飼い”で批判される「茂木幹事長」の差
2023/11/20 06:01デイリー新潮

内閣支持率「危険水域」で“ポスト岸田”に急浮上した「上川陽子外相」と、“麻生の子飼い”で批判される「茂木幹事長」の差

実務派として評価の高い上川陽子外務大臣(公式ホームページより)

(デイリー新潮)

過去最低
 発足から2年――。岸田政権の支持率低下が留まるところを知らない。時事通信社が11月11日から13日にかけて行った世論調査では、内閣支持率は先月から5ポイント下がり、21.3%。自民党が政権を取り戻した2012年以降で、過去最低となった。

 政治部デスクが言う。

「手がける政策がどれもインパクトに欠け、さらにピントもずれている。苦肉の策で打ち出した所得税・住民税の期間限定の定額減税も、全く響かないどころか、“いずれ増税が決まっているのに意味がない”“まさに今、物価高で困っているのにそれがわかっていないのか”“国民のこと考えるなら消費税減税でしょう”といった反発の声が上がり、支持率低下に拍車をかけています。さらに、副大臣、政務官らのスキャンダルが相次いで発覚。政権運営も不安定になってきている。自民党議員も“地元の後援者から岸田批判をされる”“今の政権のまま選挙になったら勝てる自信がない”と嘆いていますよ」

 となると、当然のように永田町では、“ポスト岸田”の話が囁かれ始めた。

「高市早苗氏が早速勉強会を立ち上げ、次の総裁選に向けて準備をしていますし、茂木幹事長も出馬には意欲的。なのですが、高市氏は激しい物言いや、極端すぎる政策に党内にも嫌う人が多く、さらに茂木幹事長は、現・岸田政権を支えているわけですから、変わり映えしない。じゃあ一体誰ならいいのか、という話の中で浮かび上がってきたのが、上川陽子氏なのです」

女性初の総理を
 上川氏といえば、過去に計3回も法務大臣を務め、先の内閣改造で外務大臣にも抜擢された人物である。党内きっての実務派として評価は高い。東大卒で当選回数も7回と、重鎮クラスではある。が、その一方で、目立った動きもなく、高市氏や野田聖子氏などと比べても、失礼ながら地味な存在だ。一体なぜ、上川氏の名前が挙がっているのか。その理由を自民党幹部が言う。

「まず一番は、女性初の総理をここで誕生させ、支持率浮揚のきっかけにしたいということ。でも、小渕優子氏や野田聖子氏はあまりにも国民の人気がなく、過去のスキャンダルが蒸し返されるだけで逆効果になってしまう。そんな中、実務派の上川さんにはそうした負のイメージはない。むしろ、法務大臣時代には、麻原彰晃らオウム真理教の幹部13人の死刑執行を決断した胆力もある。ドイツのメルケルさんのようなタイプの、質実剛健な総理になるのではないかと考えられているのです」

 とはいえ、上川氏は総裁選にこれまで出馬したこともなく、知名度は低いまま。いくら重鎮が推しているとはいえ、仮に彼女が立ち上がった場合、推薦人は集まるのか。そして、他派閥は彼女を応援するのだろうか。

9002OS5:2023/11/20(月) 21:57:16

彼女なら
「まさにそこがポイントなのですが、自民党の最大派閥である清和会(安倍派)が、彼女なら、と傾きつつあるというのです。というのも清和会は、安倍さんが亡くなって以降、未だに新しい領袖が決まらず、幹部5人による集団統治体制を敷いています。その中の誰か一人を総裁候補として担ごうものなら、瞬く間に派閥は分裂し、他派閥の草刈り場になりかねない。そのため、独自の総裁候補を立てることが難しいのです。そんな事情の中、上川さんは安倍さんからの信頼も厚かったということもあり、彼女なら推してもいいという流れが出来つつあります」

 さらに、総裁候補が見当たらない二階派や、菅前総理のグループも、上川待望論に異論はないという。

「ライバルとなるのは、茂木敏充幹事長でしょう。茂木さんは麻生太郎自民党副総裁と仲良く、茂木さんが総裁選に出るとなれば、麻生派の多くは彼を応援する可能性が高い。もちろん、自派閥である平成研も茂木さんを、となるでしょうが……」

 と、した上で、

「党内では今、麻生さんへの批判が強まっています。というのも、元を辿れば、前回の総裁選で、岸田政権を誕生させた立役者が、他ならぬ麻生さんなのです。その結果がこの支持率の超低空飛行なわけですからね。最近永田町では、“今の岸田政権は、麻生政権に似ている”と囁かれています。解散をせずにずるずる政権を引き伸ばし、政権交代を引き起こしたあの悪夢が蘇ると」

公認候補者を立てない
 そんな麻生氏といえば、地元福岡県の選挙区の一つ、第9区における候補者選定にも我儘を発揮している。自らが応援する候補者、三原朝利氏を出馬させたいがため、自民党福岡県連が行った党員投票で支持された参院議員の大家敏志氏を公認せず、さらに苦肉の策として、“そもそも公認候補者を立てない”という奇想天外な手に打って出たのだ。

「こうした上で、麻生さんは裏で三原氏を応援するつもりなんでしょう。それにしても、公認候補者を立てないなんて聞いたことがない。これも、自らが総理になりたいが故に、麻生氏の言うなりになってしまっている茂木幹事長の判断です。混乱が続く福岡の自民党関係者からは“茂木さんはそこまでして総理になりたいのか”といった声が上がっていますよ。仮に茂木氏が総理になっても、麻生さんの傀儡でしかないですから、岸田政権の二の舞になってしまうのでは」

デイリー新潮編集部

9003OS5:2023/11/20(月) 22:04:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef7b5b40e89f464104c14dd4192360041b299fdc
野党転落前夜?麻生政権末期に近づく 岸田内閣、止まらぬ支持率低下【解説委員室から】
11/18(土) 8:06配信


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時事通信
政権復帰後初の20%割れ―自民
訪米前に記者の取材に応じる岸田文雄首相=11月15日夜、首相公邸

 時事通信社の11月世論調査で、岸田文雄内閣の支持率は21.3%(前月比5.0ポイント減)、自民党の支持率は19.1%(同1.9ポイント減)で、いずれも岸田政権発足以来の最低を更新した。特に、自民党の支持率が20%を切ったのは、2012年12月の政権復帰後、初めて。岸田政権に対する有権者の厳しい評価は、衆院選惨敗で野党に転落した麻生太郎政権末期に近づきつつあることが、調査結果から読み取れる。(時事通信解説委員長 高橋正光)

【ひと目でわかる】政党支持率の推移

 調査は10〜13日に、全国18歳以上の2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は57.2%。それによると、岸田内閣の不支持率は53.3%(同7.0ポイント増)、「わからない」が25.5%(同1.9ポイント減)。世代別の支持率を見ると、「18歳〜29歳」で若干持ち直したが、それ以外の世代では全て減少。50歳代以下の世代はいずれも2割に届かず、60歳代も22.0%(同10.4ポイント減)と大きく落ち込んだ。不支持率は全世代で上昇した。

 性別では、男性の支持率は21.8%(同8.1ポイント減)、不支持率は56.2%(同9.3ポイント増)。女性の支持率は20.7%(同1.8ポイント減)、不支持率は50.3%(同4.6ポイント増)。男性の支持が大幅に低下した結果、男女がほぼ同水準となった。

 自民支持層の内閣支持も50.0%(同10.7ポイント減)と大きく減り、「支持政党なし」(無党派層)の内閣支持も13.9%(同3.2ポイント減)で、低下した。

 一方、自民党支持(19.1%)の性別では、男性22.5%(同2.3ポイント減)、女性15.5%(同1.5ポイント減)。女性の支持が低い。世代別では、50歳代以下は全て2割に届かず、15%前後。60歳代が20.1%、70歳以上が28.4%。このうち、60歳代は、前月比9.9ポイント減で、内閣支持率と同様に大幅に下落した。

9004OS5:2023/11/20(月) 22:04:27
「民主主義の危機」菅政権より進む
記者会見で一礼する菅義偉首相(当時)=2021年8月17日、首相官邸

 今回の結果を、菅義偉前首相が党総裁選への不出馬を表明する直前の菅内閣(21年8月調査)、衆院選を控えた麻生内閣(09年7月調査)とそれぞれ比べると、菅内閣よりはるかに厳しく、麻生内閣に迫りつつあることが分かる。それによると、菅内閣の支持率は29.0%、不支持率は48.3%。自民党支持率は23.7%で、同党支持層の内閣支持率は59.4%だった。

 政界では、内閣支持率と自民党支持率を足した数字が50%を切ると、政権維持に早晩行き詰まる、との説(青木の法則)が広く知られる。菅政権は1回も「青木の法則」を下回ることがないまま、退陣に追い込まれた。岸田政権は、「青木の法則」から約10%も割り込んでおり、政権運営がはるかに厳しい状況にあると言える。

 岸田首相は21年9月の党総裁選で、当時の菅政権を「国民の声が自民党に届いていない。民主主義の危機」と断じ、厳しく批判した。調査結果は、岸田政権で「民主主義の危機」が、菅政権より進んだことを示している。

自民支持層の内閣支持、麻生政権と同水準
内閣総辞職の後の記者会見で、言葉に詰まる麻生太郎首相(当時)=2009年9月16日午前、首相官邸

 一方、麻生内閣の支持率は16.3%(不支持64.2%)、自民党の支持率は15.1%。「青木の法則」から、2割近く割り込んでいる。また、自民支持層の内閣支持率は48.0%、無党派層では11.1%。内閣、自民党の支持率とも、麻生内閣より若干高いが、自民支持層、無党派層の内閣支持率は、麻生内閣時の水準に迫りつつある。今後、内閣、自民党の支持率低下に歯止めがかからなければ、政権交代前夜の麻生内閣の様相を呈することになろう。

 もっとも、岸田内閣と麻生内閣で、決定的に異なる点が一つある。それは、野党の支持率だ。岸田内閣の支持率低下が進んでも、野党の支持率は低迷したまま。これに対し、麻生内閣当時、野党第1党・民主党の支持率は18.6%で、自民党を上回っていた。政権批判票の受け皿ができていたことが、直後の衆院選で自民党の惨敗、野党転落につながった。

 今回11月の世論調査での、自民党以外の支持率は、維新4.6%(前月比0.7ポイント増)、公明4.1%(同1.0ポイント増)、立憲民主2.7%(同0.4ポイント減)の順。これに、れいわ新選組の1.6%(同0.5ポイント増)が続き、共産(1.1%)と国民民主(0.9%)を上回った。「支持政党なし」は62.5%(同1.4ポイント増)。

 政党支持率は、「自民1強」「他弱野党」の状態。自民支持から離れた有権者は、既成野党には向かわず、野党全体で支持の分散化が進みつつあることがうかがえる。岸田首相は年内の衆院解散を断念し、経済対策の実行に全力を挙げる考えだ。

 こうした状況を踏まえ、次期衆院選を占うと、カギを握りそうなのは、野党側の候補者調整と無党派層の動向。岸田首相が現状で解散しても、小選挙区で野党の候補者が乱立し、投票率(前回21年10月は55.93%、自民が惨敗した09年8月は69.28%)が上がらなければ、自民党の議席(262、過半数は233)は、それほど減らないかもしれない。

9005OS5:2023/11/22(水) 07:35:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/40667cbe9198d20bf921d3482674b9d2441c91f7
派閥資金疑惑に立民照準 自民、問題拡大に危機感
11/22(水) 7:11配信

時事通信
岸田文雄首相に質問する立憲民主党の泉健太代表=21日午後、国会内

 立憲民主党は21日の衆院予算委員会で、岸田文雄首相が会長を務める自民党の宏池会(岸田派)など5派閥の政治資金パーティー収入不記載疑惑に照準を合わせ、攻勢を強めた。

 疑惑が拡大しかねない状況に、自民党内では危機感が広がった。

 「本当のことを語ってほしい。もう報告を受けているか。改善は指示したか」。立民の泉健太代表は首相にこう迫った。首相は岸田派について収支報告書を訂正したとの報告を受けたと説明し、「今後、適切に対応するよう努める」と強調した。

 疑惑は5派閥の政治団体がパーティー券収入計約4000万円分に関して、収支報告書に記載していなかったというもの。収入の一部が裏金化しているのではと疑う向きもあり、泉氏に続いて質問に立った大西健介氏は「これほど多額の不記載を単純なミスと見ることは難しい」とし、会計帳簿の公開などを求めた。

 首相は「各派閥が説明責任を果たすべきだ」と述べる一方、裏金づくりとの指摘については「(パーティーの)対価の総額は変わっていない」と否定した。大西氏は行政府の長が派閥会長を続けるのは問題だとして辞任を求めたが、首相は「現職の首相が派閥会長を続けた例はいくつもある」と応じなかった。

 立民の大西氏や本庄知史氏らは5派閥の一つ、平成研究会(茂木派)事務総長の新藤義孝経済再生担当相にも説明を要求。しかし、新藤氏は「政府にある立場として答えは差し控える」と繰り返し、野党は納得せず審議は一時中断した。

 新藤氏は「趣旨は(派閥に)伝えたい」と語るのが精いっぱいだった。清和政策研究会(安倍派)事務総長経験者の松野博一官房長官と西村康稔経済産業相も質問を受けた。

 今後、5派閥に説明を求める声が強まるのは必至だ。告発を受けた5派閥に所属する国会議員は、自民議員の約8割に上り、党内からは「真相が明らかになったらどうなるか分からない」(中堅)と不安の声が漏れる。東京地検特捜部の捜査を見守るしかないのが実情だ。

 立民は疑惑について「自民党の大きなダメージになる」(ベテラン)とにらむ。衆院予算委理事会では派閥幹部名簿の提出を要求。自民党が拒否すると、野党筆頭理事の逢坂誠二・立民代表代行は記者団に「派閥が自民党の組織ではないと思っている国民はいない」と述べ、揺さぶりを強めた。

9006OS5:2023/11/26(日) 08:41:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd9d6b8ce3bbaee5c94bb2e76685143180577bfb

森喜朗氏、今こそ安倍派が支えるべき  年内解散、まだ可能性ある
11/26(日) 8:02配信

北國新聞社
衆院予算委員会に臨む岸田文雄首相(中央)=22日、国会内

  ●極めて軽率

 (東京五輪の招致活動で機密費を使って贈答品を渡したという)馳浩知事の発言は軽率も軽率、極めて軽率です。知ったかぶりをして言ったんでしょう。すぐに全て撤回したのはよかったですがね。

 だいたい馳さんは、スポーツだとか五輪だとか得意分野で調子に乗りすぎるところがあります。「俺はこんなこともしてきたんだ」と誇示したかったのでしょう。私に言わせれば、幼いというか、いまだに学生気分、選手気分が抜けていない、かわいらしさがあります。

 ただ、相手との面会や交渉の内容をしゃべり過ぎたり、ブログに載せたりすると、せっかく良好な関係を築いた富山や福井の知事からも警戒されかねません。大知事を目指すのなら、言動だけで注目を集めるのでなく、広い視野に立った政策で「なるほど」とうならせないといけません。

  ●亀井氏が画策

 目下、岸田内閣の支持率が下がっています。高市(早苗経済安全保障担当相)さんが勉強会を始めるなどいろんな動きが出てきましたが、高市さんは内閣の一員なんだから今は助けてあげるべきではないでしょうか。こんな時こそ、自民党は踏ん張って岸田(文雄)総理を支えないといけません。

 この前、亀井(静香)さんから電話があって「いっぺん集まらないか」と言うんです。私は「足が悪いから無理だ」と断りました。小泉(純一郎)さんや山崎(拓)さんにも声を掛けているようで、何かを画策しているんですよ。だからと言って党内で「これは大変だ」とはなりません。「年寄り連中が何を考えてんだ」と言われるだけですよ。総理があっぷあっぷで溺れそうになっているところを頭の上から押さえつけることないでしょう。みんな自民党の仲間じゃないですか。

 麻生(太郎)さんはどこまで本気で岸田さんを支えるつもりか分からないし、茂木(敏充)幹事長も自分からは仕掛けられなくても次にやりたくてしょうがない。

 だから今こそ、清和政策研究会(安倍派)が岸田さんをしっかり支えないといけない。

 岸田さんを総理に、という原点は安倍(晋三)さんの意向です。岸田さんもわが派に配慮してくれているじゃないですか。幹部の「5人衆」は今もいいポストに収まっていますし、初入閣もちゃんと2人起用してくれた。それなのに、ピンチになったら急に手のひらを返すようなまねをしてはいけません。この苦難をともに乗り切る覚悟が必要です。それが安倍さんの遺志でもあると思いますよ。

 近々また5人が集まるようです。5人には「次の選挙までには決めろ」と言っていますが、会長が決まりそうな雰囲気はありません。いつまでもグチグチ言ってないで、西村(康稔)さんなのか萩生田(光一)さんなのか早く誰かが覚悟と責任を示すべきです。減ったとはいえ99人の議員を抱えている大派閥なんですから。

 このままだと結局、私がわざと会長を決めるのを先延ばししているんじゃないかと邪推されるんです。会長不在の方が森は影響力を発揮しやすいだろう、などと思われるのは大変心外です。

 福田達夫(元総務会長)さんは「リーダーが必要だ」と現在の集団指導体制に異を唱えました。若手らしい正論です。佐々木(紀衆院議員)さんと同じ4期でしょ。こういうことを、本当は佐々木さんに言ってほしいのです。

  ●「しっかり頑張ります」

 岸田さんには「自分が辞めたら誰がやるんだ、そういう気概でやりなさい」と励ましました。「しっかり頑張ります」と言っていましたよ。幸い、最近も岸田さんの表情は明るい。歩いている姿も下を向いていないし、堂々としたものです。大変な時期でも、そういう姿勢は実にいい。

9007OS5:2023/11/26(日) 08:41:18
 私が多少心配しているのは、岸田さんは人が良すぎることなんです。宏池会(現岸田派)は伝統的に大蔵省に近いですが、岸田内閣も財務省のペースに乗せられている。最近は外務省の言いなりにもなって、バイデン米大統領に高い買い物をさせられている。軍事的圧力を増す中国とどう対峙するかを考えた時、ロシアとの関係はどうあるべきなのか。日本の安全保障をしっかり見据えて戦略的に対応すべきだと思います。

 内閣支持率が20%台になると騒がしくなりますが、私が総理の時は一切無視しました。小渕(恵三)さんの後を救援した私は「やれるところまでやったら、いつでもやめてやる」と思っていましたから。

 年内の衆院解散は見送りという報道が出ましたが、まだ分かりませんよ。岸田さん本人は何も言ってませんからね。党内をあっと言わせるために、解散に持ち込む可能性はまだありますよ。

 今の状況をがらっと変えるために、一度思い切ってやってもいいんじゃないですか。私も内閣支持率20%台で解散に踏み切りましたが、負けませんでしたよ。(談)

9008OS5:2023/11/27(月) 10:56:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c06ac3ee67abfd9930f2b8dbfd856595402e358
「岸田離れが始まった」自民内で広がる遠心力 保守層つなぎ留めへ麻生氏を皇位継承懇談会座長に
11/27(月) 9:50配信

西日本新聞
岸田文雄首相

 自民党の保守派内で岸田文雄首相(党総裁)の遠心力が強まっている。公然と首相を批判する声が上がり、高市早苗経済安全保障担当相は保守系議員の糾合とも取れる勉強会を設立。内閣支持率が過去最低に落ち込む中、「岩盤支持層」とされる保守層が離反しているとの焦りがにじむ。首相は、安定的な皇位継承策を議論する総裁直轄組織を新設するなど保守派のつなぎ留めに腐心する。


 「安倍政権を支えた岩盤保守層が離れてしまった」。14日、安倍派の高鳥修一衆院議員は党有志の会合ではばかることなく恨み節を口にした。高鳥氏は首相が成立にこだわったLGBTなど性的少数者への理解増進法が保守層の反感を買ったと指摘。「内閣や自民の支持率が軒並み下がった大きな要素だ」と不満の矛先を首相に向けた。

 翌15日には、前回の総裁選で安倍晋三元首相を後ろ盾に善戦した高市氏が、安保関連の勉強会「『日本のチカラ』研究会」を立ち上げ。この日の出席者は高市氏を含め13人にとどまったが、入会は45人とされる。

 「現職閣僚が同僚議員と一緒に勉強することの何が悪いのか」と平静を装う高市氏に対し、自民内には「総裁選への足場固め。『岸田離れ』が始まった」(ベテラン)と波紋が広がる。

 伝統的にハト派でリベラル志向とされる宏池会(岸田派)の会長でもある首相。防衛力強化などタカ派的な政策を推し進めるなど、意識的に保守派の取り込みに注力してきた。

 しかし、報道各社の世論調査で内閣支持率は軒並み20%台に急落。自民が2012年に政権を奪還して以降、最低に沈む調査も多い。それに引きずられるように自民の支持率も下落している。LGBT理解増進法などで「保守の支持基盤が失われている」との見方もあり、くすぶる不満が表面化し始めている。

 一方の首相は保守層の引き留めに神経をとがらす。

 党内に皇位継承に関する懇談会を設置し、17日に初会合が開かれた。同様の組織はこれまでもあったが、総裁直轄機関に格上げして本気度を演出した形だ。座長に麻生太郎副総裁を据え、メンバーには男系男子を重視する保守派の重鎮議員も顔をそろえた。

 ただ、以前の懇談会は活動が低調で、昨年の会合は1月の1回きり。先延ばしできない重要課題とはいえ、自民幹部は「急に言い始めた。不自然だ」と戸惑う。別の自民関係者は「保守層の取り込みと思われても仕方ない。議論が紛糾するようなことになれば、もっと支持を失う」と話した。

 (大坪拓也、坂本公司)

西日本新聞

9009OS5:2023/11/28(火) 17:58:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/e76bf122fabb5480b79b5855e6305cacc25197c6
支持率21%「ポスト岸田」でうごめく6人 大穴の上川陽子氏の弱点は「タカ派」と「経済」 古賀茂明
11/28(火) 6:32配信

AERA dot.
古賀茂明氏

 岸田文雄内閣の支持率が急落している。11月の世論調査によると、共同28.3%、時事通信21.3%、読売24%、毎日21%、朝日25%と驚くべき凋落だ。自民党支持率も時事19.1%、読売28%、毎日24%、共同34.1%、朝日27%と急落している。内閣支持率と自民党支持率の数字を足したものが時事と毎日では50を割り、読売と朝日も52となった。50を割ると首相はほどなく退陣するという「青木の法則」(青木幹雄元自民党参議院議員会長が唱えた)が当てはまると話題になっている。


 その最大の原因は、岸田首相個人への落胆、憤り、不信が極度に増大していることにある。

「地味だけど真面目そう」「安倍晋三氏や菅義偉氏と違い優しそう」「宏池会出身、広島選出で平和主義者」といったイメージがここにきて一気に崩れた。防衛費爆増の財源として増税を予定しながら、解散総選挙を狙って、増税イメージ打ち消しのために打ち出した突然の減税宣言は、支離滅裂だと酷評された。減税が悪いということではなく、岸田氏の政策が、国民のためではなく、自分の政権維持のためだと国民に見透かされ、岸田氏の人格自体に負の烙印が押されてしまったのだ。

 副大臣・大臣政務官の辞任ドミノ、自民党5大派閥による総額4000万円の政治資金収入隠し疑惑、官房機密費を使用した東京五輪誘致のための賄賂工作疑惑などと続くスキャンダルへの不誠実な対応もまた岸田首相への信頼を大きく傷つけた。こうしたことが起きるたびに自民党他派閥が背後から首相批判の攻撃をするのも影響している。

 こうした状況を見て、私が思い出すのは、麻生太郎政権末期の様子だ。2008年12月頃から翌年春にかけて、麻生不人気は極限に達し、支持率13.4%、不支持率76.6%(共同)にまで下落した。今でも印象に残っているのは、こんな冗談だ。

「ある小学校で女性教師が授業中に先生に隠れて漫画を読んでいた男の子に注意した。〇〇ちゃんだめよ。漫画ばかり読んでると麻生総理大臣みたいになっちゃうわよ」と。

 一国の首相がここまで馬鹿にされるのは異例だ。

 こうなると、麻生氏の言動全ては悪く解釈され、支持率回復は不可能。衆議院議員の任期満了ギリギリまで解散もできず、最後にやぶれかぶれの解散総選挙を行ったが、民主党に大敗し、自民党は政権を失った。

 岸田氏が、増税メガネ、さらには増税クソメガネというあだ名をつけられて馬鹿にされる状況はこれに酷似している。

 だが、実は、違うことが二つある。

 一つは、麻生氏が衆議院任期まであと1年で政権に就いたのに対し、岸田首相の場合は、衆議院の任期まであと2年近くあるため、その間は首相が解散しない限り選挙の審判を受けなくてよいこと。

 もう一つは、麻生氏の時は、民主党が破竹の勢いで支持を拡大中で選挙をすれば自民党大敗が確実な状況だったが、今の野党には政権交代する勢いは全くないということだ。

 そこで、首相としてはこの二つの違いを利用した戦略が可能になる。

 一つは、選挙なしで来年秋の自民党総裁選までなんとか低空飛行を続けること。その間に、支持率の若干の回復を図り、党内派閥の談合により、再選を果たす。その後、衆議院の任期が来るまでの1年以内に支持率をさらに回復して解散総選挙を行い、負けを最小限に抑えて、党内の退陣要求を抑え込む。「時間稼ぎ」の戦略だ。

 もう一つは、立憲民主党の人気が低迷し、日本維新の会も準備が整わないうちに解散し、過半数プラスアルファで「勝利」宣言をして、党内の岸田おろしを封じる戦略だ。野党が政権交代できる体制にないことを利用するわけだ。来年度のばらまき予算を成立させ、減税が施行される来年6月以降が一つのタイミングになる。

 それを狙っているのだろうか、来春には、「国賓待遇」で米国を訪問すると報じられた。国賓待遇だから、普通の訪米よりもはるかに手厚いもてなしを受け、議会での演説など見せ場も設定されるだろう。バイデン大統領とハグして「ジョー」「フミオ」と呼びかわし、バイデン氏に肩を抱かれてフラッシュを浴びる。世界一の大国アメリカの大統領との親密さを見せつける政治ショーで支持率を急回復させたいという「夢」を岸田首相は抱いているのだろう。

9010OS5:2023/11/28(火) 17:58:49
しかし、国民はそれほど馬鹿ではない。どんな戦略でも事態打開は至難の業。

 それを見越して、すでに岸田首相を退陣させて総裁選を前倒しで行い、人気のある総裁を選挙の顔にして解散総選挙に打って出るという話が自民党内では始まっている。

 では、誰を新総裁にするのか。そこには二つのポイントがある。

 一つは、選挙に勝てる顔かどうか。

 もう一つは、自民党や各派閥の利権を守れるかどうかだ。

 ただし、この二つは二律背反になる。利権政治家だと見られれば、国民人気を失い選挙の顔には不向きとなるからだ。

 こうした観点から、ポスト岸田について見ていこう。

 次の総裁候補としては、最近の世論調査で、小泉進次郎元環境相の人気が急上昇している。

 クリステル夫人との間に第二子が誕生したことで露出度が高まったのが最大の理由だが、最近はライドシェアの超党派勉強会を立ち上げるなど、政策面でのパフォーマンスも拡大中だ。ただし、総裁選に向けた準備は行なっていないようで、今回の立候補はないように見える。

 2番人気は、石破茂元幹事長だ。石破氏は、自民党以外の有権者、特にリベラル層にも支持を受ける。選挙の顔としては魅力的だ。

 一方、石破氏はかつて安倍元首相と激しく対立したために安倍派の反発が非常に強く、他派閥からも唯我独尊という批判が聞かれる。自分の派閥も消滅しており、党内基盤はきわめて弱い。

 そこで、岸田氏に恨みを持つ二階俊博元幹事長や菅元首相などの支持を得る方法が考えられる。そうなれば、一気に本命になるかもしれない。

 3番人気は僅差で河野太郎氏だ。人気は高く無党派にも強いのが選挙の顔として優位に立てる材料だ。ただし、マイナンバーでつまずき人気に少し翳りがあるのが気になる。

 一方、人気の源でもある既得権に切り込む改革派としての過去の行動や脱原発の姿勢が警戒され、党内基盤の拡大には苦戦しているようだ。自分の派閥の麻生元首相の支持もまだ得られない。菅氏や小泉氏、さらには石破氏の支持を得ることで支持を広げたいというところだろう。

 国民の立場から言えば、解散総選挙なしのまま自民党政権を続けざるを得ないという状況の中では、せめて石破氏や河野氏のように、従来型の自民党派閥談合政治にノーと言える政治家を総裁に選ぶ良識を自民党に求めたいところだ。

 4番手に挙げられる高市早苗氏は早くから立候補に意欲を示している。

 岩盤右翼、特に安倍元首相の支持層に強いため、一定の支持を集めるポテンシャルはあるが、党内では嫌われ者なので、現状では立候補のための20人の推薦人集めも難しく、仮にできても過半数の支持には到底届かないだろう。そもそも、こんな人が首相になったら、日本の政治は右翼層に乗っ取られて大変なことになる。国民の立場からは絶対に避けたい選択だ。

 世論調査では目立たないものの、この他に政治部記者などの間で名前が挙がるのが茂木敏充幹事長だ。派閥領袖に取り入るのが上手く、特に、麻生元首相の評価は高いと言われる。利権政治家の顔も持ち、派閥の支持は取り付けやすそうだが、国民人気はほぼゼロ。パワハラのエピソードがたくさんあるとの悪評が高く、選挙の顔には向いていない。

 さらに、目立たない実力者として林芳正前外相がいるが、岸田派のナンバー2の立場上、岸田内閣の下では動きにくく、岸田氏が責任を取らされた後にその一の子分が総裁になるのは党内の理解を得られない。

 以上は有名な政治家であるが、ここへきて、これまで無名の上川陽子外相の名前が挙がり始めた。華がなく地味な印象だが、女性ということで急激に注目度が上がっている。英語が堪能などの面が知られるようになれば、新鮮さもあって支持が伸びる可能性がある。高市氏を悪役に仕立てて「女の戦い」を演出できればなおさらだ。

 しかし、この人は、法相を3回務めている間に16人もの死刑を執行した実績の持ち主で、タカ派の顔を持つ。岸田派ではあるが、むしろ安倍元首相の寵愛を受けたこともあり、人柄が知れるにつれて、逆に人気が落ちるリスクもある。

 また、経済政策に関する実績がほぼゼロで、日本の最大の課題である経済再生に不向きなことが致命的な弱点だ。

 いろいろと書いてきたが、読者からはこんなヨタ話なんか聞きたくないとお叱りを受けるかもしれない。確かに日本の経済はボロボロなのに、国会では亡国予算と言われる23年度補正予算が成立する見込みだが、その間も、日本経済の危機は日々深刻化している。そんな時に「ポスト岸田」の政局話かと思うのも無理はない。

9011OS5:2023/11/28(火) 17:59:17

 しかし、実際の政治では、むしろポスト岸田の話で持ちきりという感じで、危機感は全く感じられない。

 タイタニック号が氷山にぶつかる前に船内の客室でダンスに興じる男女にも似た自民党議員の「政局ダンス」。誰もが踊らなくてはと浮き足立っているが、いつになれば本当の危機に気づくのか。

 総裁選前倒しなら、全国の党員を含めたフルスペックの選挙は行われない可能性が高い。国民の声を全く聞かずに国会議員票による事実上の派閥談合決着となるわけだ。ふざけるなという国民の怨嗟の声が今から聞こえるようだ。

 自民党議員と同じ船に乗る私たち国民は、今すぐにその舵を自民党から奪い取らないと、本当に日本はこのまま氷山にクラッシュ、沈没ということになりそうだ。そのためには、政局ダンスに興じる自民党議員に警鐘を鳴らすしかない。

 選挙の道を封じられた私たち国民としては、声を上げることしか残された手段はないようだ。

古賀茂明

9012OS5:2023/12/01(金) 11:11:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/c3a5b0379b521b5e610e46dc25accd151718d985
安倍派パーティー券1億円裏金か ノルマ超、議員側に還流
12/1(金) 11:07配信
共同通信
 自民党各派閥の政治団体による政治資金パーティーを巡る問題で、清和政策研究会(安倍派)がパーティー券の販売ノルマを超えて所属議員が集めた分について、議員側に還流させるキックバックを続けてきたとみられることが1日、関係者への取材で分かった。政治資金収支報告書に記載されず、最近の約5年で1億円規模が裏金になった可能性がある。東京地検特捜部は政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)の疑いで安倍派を重点的に調べている。

 関係者によると、自民党の各派閥は1枚2万円が相場のパーティー券の販売ノルマを所属議員に課しており、当選回数や閣僚経験が増えればノルマの枚数が多くなる。

 ノルマを超えた売り上げが派閥からキックバックされ、議員側の収入になる運用があるとされる。派閥の支出と議員側の収入を収支報告書に記していれば問題はない。だが安倍派では適切な記載がされず、多額が裏金になっていたとみられる。こうした運用が長年続いており、特捜部は事務的なミスではなく、故意性が強いとみているもようだ。

9013OS5:2023/12/01(金) 21:49:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/b00e66a4c62722f26d456ee774e4926cf7dfd889
岸田首相と閣僚14人、大規模パーティー28回開催…自粛求める「大臣規範」が形骸化
12/1(金) 20:26配信

読売新聞オンライン
閣議に臨む岸田首相(中央)ら(9月)

 岸田首相と閣僚14人が2022年、政治資金規正法で「特定パーティー」とされる収入1000万円以上の政治資金パーティーを計28回開いていたことが、同年分の政治資金収支報告書で分かった。大規模パーティーの自粛を求めた「大臣規範」の形骸化が進んでいる実態が明らかとなった。

(写真:読売新聞)

 読売新聞が、総務相と各都道府県選挙管理委員会に提出された22年分の資金管理団体と政党支部の収支報告書に基づき、首相と第2次岸田内閣、第2次岸田改造内閣の閣僚36人について集計した。22年末時点で現職議員ではない元閣僚2人は、代表を務める資金管理団体と政党支部がないため、対象から外した。

 特定パーティーの収入が最多だったのは首相で、東京都内や地元の広島で計7回にわたって開催し、総額は1億4871万円に上った。林外相(当時)が6回で8150万円、加藤厚生労働相(同)が2回で5884万円、高市経済安全保障相が1回で3987万円と続いた。

 01年に閣議決定された大臣規範には、「政治資金の調達を目的とするパーティーで、国民の疑惑を招きかねないような大規模なものの開催は自粛する」と明記されているが、「大規模」の基準は示されていない。政治資金規正法で開催日や場所などの報告が義務づけられる特定パーティーは収入1000万円以上であることから、この金額が「大規模」の目安とされている。野党は首相の特定パーティー開催の頻度の多さを問題視している。

9014OS5:2023/12/02(土) 07:58:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/205f97d2f22d9bd1e880fe46f153444cc07fb7b7
パー券収入不記載、相次ぎ発覚 派閥から議員へ還流疑惑 識者「政界全体へ波及も」・政治資金
12/2(土) 7:08配信

時事通信
 11月30日までに公開された2022年の政治資金収支報告書では、パーティー券などの収入不記載が相次いで発覚した。

 自民党安倍派が販売ノルマを超えた収入を所属議員側に還流させ、裏金づくりをしていた疑いも浮上。識者は「政治資金パーティーは与野党問わず開いており、疑惑が政界全体に広がる可能性もある」と指摘する。

 政治資金規正法は、1回の政治資金パーティーで20万円超の支出をした個人・団体名や金額の記載を義務付けている。22年の収支報告書では、購入側が20万円を超える額を記載しているのに、主催者側に記載がなかったり、過少に記載されたりしている例があった。

 自民党のある派閥から28万円分を購入した政治団体の担当者は「買う側はルールにのっとって、一定額を超えたものは記載している。派閥側の不記載にはコメントしようがない」と困惑する。

 別の派閥から26万円分を買った政治団体の担当者によると、同じパーティーでも国会議員ごとに購入し、別々に代金を振り込むという。今回、派閥側で実際より2万円過少記載されていたことが判明し、「派閥内の集計作業の過程で金額がずれたのでは」と推測した。

 ある派閥の議員秘書は「どの団体と付き合いがあり、パー券をいくら買ってもらっているかなんて(他の議員に)知られたくない。全部表に出したら(得意先を)取られてしまうかもしれない」と事情を明かす。一方、派閥側の関係者は「議員から報告がなければこちらは把握できない」と釈明した。

 先月30日には安倍派の塩谷立座長が記者団に対し、所属議員の経歴に応じてノルマがあり、ノルマを超えた分の還流も「あったことはあった」と認めたが、還流についてはその後撤回した。

 政治資金に詳しい日本大の岩井奉信名誉教授(政治学)は「撤回したとはいえ、派閥の座長が認めた意味は大きい。横行していたことがあからさまになった」と話す。「長年繰り返されていればミスでは済まない。派閥を挙げた裏金づくりであればただごとではなく、本格的な捜査に発展する可能性が高まった」と語った。

9015OS5:2023/12/02(土) 07:58:56
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023120101148&g=pol&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_auto
巨額裏金疑惑、自民に動揺 広がる疑心、口つぐむ幹部―安倍派パーティー券不記載
2023年12月01日20時15分


記者会見する立憲民主党の泉健太代表=1日午前、国会内

 自民党派閥のパーティー券収入不記載問題に絡み、最大派閥の清和政策研究会(安倍派)が巨額の裏金づくりを続けていた疑いが発覚した。岸田政権の中枢にいる同派歴代幹部が事情を知っている可能性もあり、野党からは「リクルート事件以来の大事件」との声さえ出る。求心力低迷に苦しむ岸田政権に追い打ちとなるのは必至だ。

 「この場は政府の立場としてお答えしている。個々の政治団体や私の政治活動については差し控える」。1日、安倍派で「閥務」を取り仕切る事務総長を務めていた松野博一官房長官の記者会見は裏金疑惑に質問が集中したが、松野氏は事実上のノーコメントを繰り返した。
 同派の裏金の総額は2022年までの5年間で1億円以上に上るとみられ、東京地検特捜部が捜査を進めている。この間の事務総長は、松野氏が19年9月から21年10月まで、その後西村康稔経済産業相が22年8月まで、高木毅自民党国対委員長が現在まで務める。
 幹部らは1日、一様に「貝」となった。安倍派座長の塩谷立元総務会長は午前、「事実関係を精査する」とコメントした後、報道陣の取材を振り切った。高木氏も国会から雲隠れし、西村氏は閣議後の記者会見で「個々の政治団体の話なので答えを控えたい」と語った。
 パーティー券収入の一部を払い戻すキックバックについては、塩谷氏が前日、派内で行われていたことを一時認めたが、すぐさま撤回。参院安倍派会長を務める世耕弘成参院幹事長は1日の会見で、自身がキックバックを受けたことはないか問われ、「慎重に事実関係を調査し、適切に対応させたい」と直接の回答を避けた。
 政府・自民党内ではパーティー券収入不記載問題が明るみに出て以降、裏金づくりの存在がささやかれ「この件はさらに進展する」(自民関係者)との見方が広がっていた。
 ある安倍派関係者は「安倍派の事務処理がずさん過ぎる」と述べつつも、「うちだけで収まる話のわけがない。他派閥もやっていることだ」と党内に疑いの目を向ける。他派閥の閣僚経験者からも「裏金というと聞こえは悪いが、パーティー券をノルマ以上に頑張って売ってくれた人にお返しするということ。悪質とまでは言えないのではないか」と同情する声が漏れる。
 立憲民主党の泉健太代表は1日の会見で、「他派閥でも行われたと想像するのは当然だ」と強調。「この(臨時)国会で岸田文雄首相や自民党に説明を求める」と明言した。
 「政治とカネ」の問題では、東京都江東区長選を巡り、自民党の柿沢未途前法務副大臣に対する東京地検特捜部による買収容疑での捜査も進んでいるもよう。政府関係者は「『裏金』スキームは悪質。年明け以降、捜査が本格化するだろう」との見通しを示しており、来年1月の通常国会でも自民党の政治資金の在り方が主要テーマとなる可能性がある。
 党内では「これでは衆院解散などとても打てない」(中堅)との空気が大勢を占めつつある。岸田文雄首相は訪問先のドバイで「情勢を確認して答えたい」と述べるにとどめ、政府高官は「当面様子を見るしかない」とうめいた。

9016OS5:2023/12/02(土) 08:00:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/a96ac157198feac1be9dae3bde937af89684d901
安倍派「裏金」疑惑、自民に逆風必至…松野官房長官ら要職多数で政権にも影響か
12/2(土) 7:05配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党5派閥が政治資金パーティーの収入を収支報告書に過少記載したとして告発された問題は、最大派閥・安倍派による組織的な裏金作りの疑いが浮上する事態に発展した。党全体への逆風が強まるのは必至で、岸田首相の政権運営に影響する可能性も出ている。

言及避ける
 「慎重に事実関係を調査確認の上、適切に対応していくことが重要だ」

 同派所属の世耕弘成参院幹事長は1日の記者会見でこう述べ、裏金疑惑について言及を避けた。

 自民内では、新たな「政治とカネ」の問題の浮上に危機感が広がっている。読売新聞社の世論調査では夏以降、内閣支持率が続落する一方、自民支持率は大幅には落ち込まず、3割前後で推移してきた。党幹部は「かなりまずい事態だ。個別の派閥の不祥事とはいえ、党全体に批判が飛び火する。党支持率も下がる」と危惧する。

 連立を組む公明党からも苦言が相次いでいる。石井幹事長は1日の記者会見で「国民の信頼が得られるような誠実な対応に努めてほしい」と求めた。

不信の目
 安倍派は松野官房長官、西村経済産業相、萩生田政調会長ら「5人衆」が中枢を担う。いずれも岸田政権の要職に就いており、国民の不信の目が党や政府に向けられる事態は避けられない。松野氏は1日の記者会見で裏金作りについて問われ、「政府の立場としてお答えは差し控える」と繰り返したが、政府内からは「説明責任を果たさないと、疑惑は深まるばかりだ」(高官)との声があがっている。

野党追及
 野党は国会審議などで追及を強める構えだ。立憲民主党の泉代表は1日の記者会見で「安倍派に限らず、他派でも行われていたのではないか。説明責任を果たしてもらわねばならない」と語気を強めた。日本維新の会の音喜多政調会長は「政治とカネの問題は最も国民の信頼を失う。ゆゆしき事態だ」と批判した。

9017OS5:2023/12/02(土) 08:01:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/ae33d8ea7ddd69058d9384c6b0106cb40aeb6bd3
自民安倍派、政治資金パーティー還流分の数億円を不記載か 東京地検特捜部が立件視野
12/1(金) 18:58配信

産経新聞
安倍派を巡るパーティー券収入の流れ

自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、最大派閥の清和政策研究会(安倍派)の平成30年〜令和4年分の政治資金収支報告書に、パーティー券販売に応じて所属議員にキックバック(還流)される寄付が記載されていないことが1日、分かった。安倍派の還流分は5年間で数億円に上る可能性があり、東京地検特捜部は政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)の疑いでの立件も視野に調べている。

自民党関係者によると、自民党の派閥は年に1度、政治資金パーティーを開催。所属する国会議員には、当選回数などに応じ、派閥のパーティー券(1枚2万円)の販売ノルマを課している。ノルマ超過分は一部や全額を所属議員に還流し、大半の派閥は政治資金収支報告書に寄付として記載してきた。

複数の安倍派関係者によると、安倍派でもノルマ超過分を所属議員に還流する慣例があるが、超過分の一部や還流された分は派閥や担当議員の収支報告書には記載されてこなかったという。

安倍派の平成30年〜令和4年の収支報告書によると、パーティー収入は5年間で総額約6億6千万円。パーティー収入を還流したとみられる記載は確認できなかった。ノルマ超過分は議員により数万円から100万円を超えるとされ、安倍派全体では5年間で総額数億円に上る可能性がある。

超過分の一部や議員への還流分をパーティー収入や寄付として派閥や議員の関連団体の収支報告書に記載していない場合は、政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)に問われる疑いがある。

安倍派の塩谷立座長は11月30日、記者団の取材に議員への還流について「そういう話はあったと思う」としたが、数時間後、「事実を確認しているわけではない」などとして撤回している。

安倍派は産経新聞の取材に「慎重に事実関係を確認し適切に対応してまいります」としている。

9018OS5:2023/12/03(日) 18:44:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/af10d80828e62aed7822911e3023e3af819cd6f8
二階派も1億円超の収入不記載か パー券ノルマ超え 地検が立件視野
12/3(日) 5:00配信

朝日新聞デジタル
自民党二階派の政治資金パーティーであいさつをする二階俊博元幹事長=2023年4月26日午後4時24分、東京都千代田区紀尾井町、白見はる菜撮影

 自民党の派閥が開いた政治資金パーティーをめぐる問題で、最大派閥「清和政策研究会」(安倍派)のほかに「志帥会」(二階派)も、所属議員が販売ノルマを超えて集めた分を、派閥の政治資金収支報告書の収入に記載しない運用をしていた疑いがあることが、関係者への取材でわかった。不記載の総額は、直近5年間で、安倍派と同様に1億円を超えるとみられる。

【写真】安倍派と二階派のパーティー収入の処理の仕組み

■キックバックの支出は記載

 両派とも不記載分の収入は議員側にキックバックしていたが、安倍派は支出にも記載せずに裏金化していた一方、二階派は支出には記載していたという。悪質性は安倍派の方が強いとみられるが、二階派も収入の不記載額は大きく、東京地検特捜部は二階派についても政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)容疑での立件を視野に調べている模様だ。

朝日新聞社

9019OS5:2023/12/03(日) 19:24:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec217820eb703ddf289b080cdafe71ce2974e498
パーティー券めぐる安倍派や二階派の裏金疑惑 岸田首相の対応焦点に
12/3(日) 19:00配信


朝日新聞デジタル
COP28首脳級会合で演説する岸田文雄首相=2023年12月1日、ドバイ、代表撮影

 自民党安倍派(清和政策研究会)や二階派(志帥会)の政治資金パーティーをめぐる疑惑で、党総裁の岸田文雄首相の対応が焦点となっている。

 首相は2日、訪問先のアラブ首長国連邦(UAE)で安倍派の裏金作り疑惑について「(派閥の)活動に国民から疑念を持たれていることは大変遺憾。状況を把握しながら、党としても対応を考えていく」と記者団に述べた。4日には首相出席の党役員会が開かれる予定だ。

 最大派閥の安倍派をめぐっては、パーティー券の販売ノルマを超えた分を議員側に還流しながらも政治資金収支報告書に記載せず、直近5年間で総額1億円超の裏金を組織的につくっていたとされる。議員側がノルマ超過分を派閥に納めずに裏金化する手法があるとの疑惑も判明した。二階派でもノルマ超過分を派閥の政治資金収支報告書の収入に記載しない運用をしていた疑いが浮上している。二階派事務総長の武田良太元総務相は1日、派閥としてノルマ超過分をキックバックしていたかどうかについて、朝日新聞の取材に「政治資金収支報告書の通り寄附(きふ)をしているところであり、収支報告書をご覧ください」とコメントを出していた。

朝日新聞社

9020OS5:2023/12/04(月) 00:17:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/4db8ee00c98bddf825287f29f45d88764b9fd93e
自民・安倍派、10人超が裏金化か 二階派も聴取 パー券不記載
12/3(日) 19:26配信
毎日新聞
自民党

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、最大派閥の安倍派(清和政策研究会)からパーティー収入の一部のキックバック(還流)を受けながら、政治資金収支報告書には記載せず裏金化した疑いがある所属議員が複数いることが関係者への取材で判明した。派閥から議員側に還流した総額は直近5年で1億円を超えるとされ、還流資金を裏金にした議員は10人を超える可能性がある。

【図解】自民・安倍派の疑惑の構図

 一方、東京地検特捜部が二階派(志帥会)の担当者から事情聴取を進めていることも判明した。二階派ではノルマを超えた分を各議員に還流させ、派閥の収支報告書に支出として記載する一方、派閥の収入欄にはノルマ超過分を記載していなかったとの情報もある。特捜部は、安倍派だけでなく二階派についても裏金作りが行われていたとみている模様だ。

 複数の自民党関係者によると、派閥の政治資金パーティーは一般的に議員の当選回数や役職に応じて数十万〜数百万円分のパーティー券の割り当て(販売ノルマ)があり、ノルマを超えて売れた分は派閥から議員側に還流される。

 こうした資金の流れは収支報告書に記載すれば法的には問題ないものの、安倍派では直近5年で1億円以上のノルマ超過分の収入と、議員に還流した分の支出がいずれも記載されていなかった疑いがもたれている。

 関係者の証言などによると、安倍派で資金の還流を受けながら自身の関係政治団体の収支報告書に収入として記載していなかった議員は10人超に上る可能性があり、直近5年分の還流額を合算すると、1000万円を超える議員もいるとみられる。

 安倍派と二階派を含む自民党5派閥の政治団体は、政治資金パーティーの収入を2018〜21年分の政治資金収支報告書に計約4000万円分過少記載したとして、政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)容疑で会計責任者らが刑事告発されている。告発された過少記載額は安倍派が約1900万円と最も多く、他の派閥は約200万〜約950万円だった。

 5派閥はこれまで毎日新聞の取材に対し「事実関係を調査し、適切に対応する」などとコメントしている。【大場弘行、黒川晋史、井口慎太郎】

9021OS5:2023/12/04(月) 11:50:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b8cea78b093fb1f89ed567ee13a4954a641d4b5

「任期中改憲」自民動き鈍く 保守派不満、首相離れ加速も
12/4(月) 7:04配信
時事通信
参院予算委員会で答弁する岸田文雄首相=11月27日、国会内

 憲法改正に向けた自民党の取り組みに、改憲派の論客や日本維新の会などの野党が批判を強めている。


 岸田文雄首相が来年9月までの自民総裁任期中の改憲を目指すとして条文案づくりを呼び掛けたにもかかわらず、具体的な動きが見えないためだ。矛先は「指導力が足りない」と首相にも向けられ、低迷する内閣支持率の一段の低下を危惧する声も出ている。

 「総裁任期中に憲法改正を果たしたい思いは全く変わらない」。首相は先月27日の参院予算委員会で、改憲への積極的な発言は「右派をつなぎ留めたいからではないか」と立憲民主党の辻元清美氏からやゆされ、こう反論した。

 今国会では、「前のめり」な首相の発言が目立つ。10月の所信表明演説で、改憲を「先送りできない重要課題」と位置付け、「条文案の具体化」を提唱。その後も、「2期目を含む」との解釈もあった「任期中」について「来年9月まで」と明言した。

 しかし、意気込みは空回りしている。憲法審査会は今国会に入り、衆院で4回、参院で1回開かれたが、いずれも自由討議などにとどまる。13日に会期末を迎える今国会中の開催予定は衆参とも残り1回ずつ。与党幹部は「条文化は無理だ」と語った。

 自民が首相のかけ声に呼応しない背景には、政権の先行きが危ぶまれ、改憲への見通しが立たない中、野党第1党との協調を重んじてきたこれまでの「伝統」を崩すわけにはいかないとの判断があるようだ。与党筆頭理事を務める自民の中谷元氏は先月30日の衆院憲法審で「首相が発言しようがしまいが、各党が議論して決めるのがルールだ」と強調した。

 改憲派は首相への不満を募らせている。民間団体「美しい日本の憲法をつくる国民の会」は同27日、緊急集会を国会内で開催。共同代表でジャーナリストの櫻井よしこ氏は「(自民の)ふがいなさに限りない不満を抱いている。首相は責任を持つ政治家とは思えない」と酷評した。

 維新や国民民主党は櫻井氏らに同調する。維新の青柳仁士氏は同30日の衆院憲法審で「首相の決意とは裏腹に、自民から一向に熱が伝わってこない」と自民を批判。国民の玉木雄一郎代表は「自民の熱意と本気度が感じられない。絶望的な徒労感を感じている」と嘆いた。

 報道各社の世論調査で岸田内閣の支持率は軒並み2割台に突入。自民の支持率も下降を続ける。自民関係者は「このままでは維新や国民に保守派の支持を奪われ、内閣や自民の支持率の底が抜けかねない」と危機感をあらわにした。

9022OS5:2023/12/05(火) 11:54:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/733ac8c44921125d258363c2945cde7227197c32
桜田元五輪相、二階派に退会届 パー券ノルマが動機か
12/5(火) 10:32配信
時事通信
桜田義孝氏

 自民党の桜田義孝元五輪担当相が、所属する同党二階派に退会届を提出したことが分かった。


 関係者が5日、明らかにした。

 桜田氏は同派の政治資金パーティーに関し、経歴などに応じて設定されるパーティー券販売ノルマに不満を持っており、退会する動機になったとみられる。

9023OS5:2023/12/07(木) 08:47:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/6283ca15fe40e1f1efd55d9b427d6a06e0b744a2
パー券収入、派閥の重要資金源 ずさん会計、裏金づくり温床か
12/7(木) 7:07配信
 自民党派閥の政治資金パーティー問題をきっかけに、パーティー券販売の実情が浮かび上がってきた。

 岸田文雄首相が要請した当面の開催自粛は、派閥にとって重要な資金源を失いかねない深刻な事態だ。ずさんな会計処理が裏金づくりの温床になった可能性もある。

 「パーティー開催、さらに年末年始の行事自粛を申し合わせた」。首相は6日、党本部で執行部メンバーと緊急会合を開いた後、首相官邸で記者団にこう説明した。

 2022年の政治資金収支報告書によると、自民党6派の総収入に占めるパーティー収入の割合はおおむね8割超。しかし、最大派閥・安倍派は約5割にとどまっている。

 同派のパーティー収入は9480万円と、最も多い麻生派(2億3331万円)の半分にも満たない。自民党関係者は「所属議員の人数は他派閥の倍近いのに、パーティー収入の額が少なすぎる」と指摘。一部を裏金として所属議員に還流させていた疑惑が浮上する要因となっている。

 各派は集めた収入を、所属議員の活動資金などに充てている。夏・冬に慣例で「氷代」「餅代」と称して配分。国政選挙などの際に「陣中見舞い」として渡すこともある。派閥の会食代などにも使われる。

 パーティー券の相場は1枚2万円。各派とも、収入確保のため所属議員に販売ノルマを課している。例えば、二階派では「当選回数×50枚」が原則。閣僚や派閥幹部になればさらにノルマが増える仕組みだ。

 実際のパーティーでは、来場者数と比べて用意する料理を絞るなど、収益確保に工夫を凝らす。利益率は6割以上になることが多いという。

 ただ、政治家個人のパーティーと異なり、派閥のパーティーは「企業・団体からすれば参加する明確なメリットが見えにくい」(主要派閥関係者)ことから、各議員は販売に苦戦することも。二階派所属の桜田義孝元五輪担当相は先月、ノルマへの不満から退会届を提出した。

 パーティー券の会計処理は各派でまちまち。(1)各議員がパーティー専用の口座を設けて購入者の入金後に派閥へ納める(2)購入者に直接派閥の口座へ入金を求める―などの方法が一般的という。

 一方、複数の自民党関係者によると、安倍派では各議員が専用口座を設けず、個人口座などに振り込ませて手元に残すケースなどもあった模様。このため、会計処理がずさんになりがちだったとの指摘が出ている。安倍派の議員秘書経験者は「カネの管理が緩かったのは事実だ」と話した。

9024OS5:2023/12/07(木) 18:42:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/358946c2908edd26dde30a7bfa63946ceb5c1527
伊藤惇夫氏「5大派閥が混乱」政治資金パー券問題が岸田政権の延命に?一方で大物逮捕の「噂ある」
12/7(木) 15:40配信


スポニチアネックス
東京・赤坂のTBS社屋

 政治ジャーナリストの伊藤惇夫氏が7日、TBS系「ゴゴスマ〜GO GO!smile〜」(月〜金曜後1・55)に電話で生出演。自民党の派閥パーティーで政治資金のキックバック(還流)があったとされる問題に言及した。

 この日、岸田文雄首相が岸田派の会長を退く方針を固めたことから、番組ではこの問題をトップニュースで紹介。伊藤氏は岸田首相の会長辞任について「一言で言うと“それが何か?”って感じですよね。実態解明とまったく関係ありませんから」と一刀両断した。

 岸田政権は支持率下落が止まらない状況だが、伊藤氏は「5大派閥が全部この問題で混乱状態に陥ってる。今この状況の中で岸田政権を倒して首をすげ替えようというエネルギーが自民党の中であるかっていうとですね、なかなかそれはそれで難しい」と党内が混乱状況にあることがむしろ、岸田政権の延命になる可能性もあるとした。

 ただ、来秋の総裁選までズルズルと岸田政権が続くかというと「その前に何か、あるか分かりません。例えば年明けにそれこそ大物が逮捕されるんじゃないかって噂もある」と含みを持たせ「そうなってくると、自民党が出直し選挙をしないといけない状況になってくると、それとセットでトップも代えなきゃいけないって話も出てくるかもしれない」とも語った。

9025OS5:2023/12/07(木) 19:49:20
https://www.asahi.com/articles/ASRD75QP8RD7UTFK00T.html
「ばかもんと言ってやらねば」 岸田氏の派閥会長退任、焦りとあきれ
有料記事自民

今野忍2023年12月7日 17時35分
 自民党の政治資金パーティーをめぐる問題が岸田政権を揺るがしている。

 7日午前、岸田文雄首相が、自ら率いる岸田派(宏池会)の派閥会長を退く意向を固めたというニュースが飛び交った。首相周辺によると、派閥の政治資金問題の疑惑を受け、派閥の会長を退くことで、党のトップとして信頼回復に努めることが狙いだという。

 そもそも自民党の歴代首相は在任中は派閥を抜ける慣習があった。それは所属したままでは派閥の利益にとらわれてしまい、国家や党全体のリーダーとしてふさわしくないという不文律だった。首相として憲政史上最長の在任期間を記録した安倍晋三氏も、在任中は派閥を抜けていた。

 無派閥の菅義偉前首相が「派閥政治を引きずっているというメッセージになって、国民の見る目は厳しくなる」と苦言を呈し、派閥を抜けるよう求めたこともあったが、首相は周囲に「別に派閥を抜けなければならないルールがあるわけではない」と主張。首相在任中も岸田派会長でいることにこだわってきた。

派閥から離れられなかった理由? 「ライバル」の存在
 それは派内での首相の立ち位…

9026OS5:2023/12/07(木) 19:50:06
https://www.sankei.com/article/20231207-LPRIG64ASNA3DG43L7HVGBOQCY/
「首相は派閥が好きなんだ」 岸田首相、就任から26カ月間派閥会長を継続、深い愛着
2023/12/7 19:24
奥原 慎平
岸田文雄首相(自民党総裁)は7日、自身が会長を務める岸田派(宏池会)を離脱する意向を正式に表明した。首相や党総裁は派閥から離れるのが慣例があったが、岸田首相は令和3年10月の首相就任以降も岸田派の会長にとどまり続けてきた。公務の隙間ができたときには、原則毎週1回開かれる派閥会合にも出席してきた。派に対する深い愛着が感じられる。

「党内には無派閥の人間も大勢いる。首相や総裁の任にあるうちは派閥を離れるのが適切な対応だ」


首相は7日、首相官邸で記者団にこう述べ、近く岸田派を離脱する考えを強調した。

自民党は平成元年5月に「党政治改革大綱」を策定し、総裁や幹事長、閣僚らは在任中に派閥を離脱することを申し合わせている。ただ、大綱の中身は形骸化し、現在の党四役は4人とも派閥に属している。麻生太郎副総裁も、20年9月に首相に就任した後、麻生派(旧為公会)の会長職にとどまっていた。

首相はかねて同派への愛着は深いものがある。就任直後に打ち出した「令和版所得倍増」は派の先輩である池田勇人元首相の「所得倍増計画」、「デジタル田園都市国家構想」は同じく大平正芳元首相の「田園都市国家構想」をそれぞれ現代風にアレンジした。


首相は、派の会合にもたびたび出席していた。現職首相が定期的に派閥会合に出席するのは異例だ。今年9月に山梨県富士吉田市で開いた派の夏季研修会では、官邸から駆け付けただけでなく、所属議員同士の親睦を深める懇親会に長居したという。派の幹部は「首相は機嫌がよかった。時間だから帰るかと思ったが、なかなか腰を上げなかった。派閥が好きなんだ」と周囲に語っていた。

9027OS5:2023/12/07(木) 19:50:43
https://www.sankei.com/article/20231206-G2V4MF6RTRIL7EBMHJJZMN3WSQ/
首相、8者会合で派閥パーティー自粛要請 忘年会なども見合わせ
2023/12/6 15:15
岸田文雄首相(自民党総裁)は6日、同党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)がパーティー券のノルマを超えた販売利益を議員側にキックバック(還流)した裏金疑惑などを受け、党本部で開いた幹部らとの「8者会合」で各派閥のパーティー開催の当面の自粛を申し合わせた。忘年会や新年会など年末年始の行事も見合わせる。会合後、首相が官邸で記者団の取材に明らかにした。

首相は「国民の政治に対する信頼が揺らいでいる。党としても強い危機感を持たなければならない。党全体で一致結束して対応しなければならない」と述べた。


8者会合には首相のほか麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長、森山裕総務会長、萩生田光一政調会長、小渕優子選対委員長、関口昌一参院議員会長、世耕弘成参院幹事長が出席した。首相が定例の役員会など以外でこれらの幹部を集めるのは極めて異例で、首相は強い危機感を持って対応にあたることを指示した。

派閥パーティーを巡っては、平成30〜令和3年分の政治資金収支報告書で安倍、麻生(志公会)、茂木(平成研究会)、岸田(宏池会)、二階(志帥会)の5派閥に計約4千万円の過少記載があったなどとして規正法違反容疑で刑事告発されている。二階派では各議員が販売ノルマを超えて集めたパーティー券の収入が派閥側の政治資金収支報告書に記載されていなかったとみられている。

9028OS5:2023/12/08(金) 08:04:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cc5111f525f747976377b2a3d4ad42308a7c135
松野官房長官に裏金1千万円超か パーティー収入還流、政権内に波及
12/8(金) 4:00配信

朝日新聞デジタル
会見で記者を指名する松野博一官房長官=2023年12月7日午前11時14分、首相官邸、岩下毅撮影

 自民党最大派閥の「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとみられる問題で、同派に所属する松野博一官房長官が、直近5年間で派閥から1千万円を超える裏金のキックバックを受け、政治資金収支報告書に記載していない疑いがあることが、関係者への取材でわかった。


 裏金問題は岸田文雄政権の中枢に波及した。政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)容疑で捜査している東京地検特捜部も松野氏の資金の流れを把握している模様だ。

朝日新聞社

https://www.asahi.com/articles/ASRD76HS7RD7UTFK016.html?oai=ASRD7777MRD7UTIL01J&ref=yahoo
松野官房長官、際立つ消極姿勢 「隠しているように見えてしまう」
有料記事自民

笹川翔平2023年12月8日 7時00分

 自身が所属する自民党安倍派の裏金疑惑について説明を拒んでいる松野博一官房長官は7日、会見での説明と対応の改善などを求めた報道各社の要望に応じない考えを示した。説明に後ろ向きな姿勢は、安倍派の他閣僚と比べても際立つ。自身への不信を深める結果につながり、進退を危ぶむ声も上がる。

 松野氏が7日に首相官邸報道室を通じて文書で回答した内容は、これまでの会見での答えと同様に「政府の立場」を理由にしていた。「個々の政治団体や政治活動に関するお尋ねについては、政府の立場として、お答えは差し控える」

 安倍派では、所属議員が販売ノルマを超えて集めた1億円超の収入を派閥が裏金として議員側にキックバックしていたとされる疑惑が報じられた。それ以降、松野氏を含めた安倍派の4閣僚には、質問が続く。

 鈴木淳司総務相と宮下一郎農…

9029OS5:2023/12/08(金) 09:08:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/69d5674ac05397dfdd369ecfc785ddf4ac8670dc
また言うだけ番長? 前原誠司氏が起こした“幻のクーデター”で「国民民主は自公政権寄りに舵を切る」
12/8(金) 6:06配信
デイリー新潮
前原誠司氏

「これを機に、国民民主党は自公政権寄りに舵を切る。“勝負あった”ですね」

【写真を見る】自公国による3党協議が本格化?

 政治部デスクが言うのは、わずか1日で萎んだ同党の前原誠司代表代行による“幻のクーデター”のことだ。

 衆議院が2023年度補正予算案を採決した11月24日朝、「京都新聞」は〈国民・前原代表代行、離党の意向 党が補正予算案賛成なら 新党設立も視野〉とのスクープ記事を配信した。岸田文雄政権へのスタンスを巡る、玉木雄一郎代表との路線対立が引き金だとする書きぶりだったが、本当の原因は別にあった。

「それは来年2月の京都市長選。前原氏の意中の候補は旧民主党で前原グループに属し、官房副長官も務めた松井孝治元参院議員でした。彼なら“非自民、非共産”で野党勢力を結集できると考えたとか。ところが自民党が松井氏を横取りし、公明、立憲民主党と相乗りで支援する枠組に。ウラで、自民党の伊吹文明元衆院議長が動いたそうです」

記事は勇み足だった? 
 慌てた前原氏は京都市議会で国民民主党、日本維新の会と会派を組む地域政党「京都党」の政策顧問、村山祥栄元市議に乗り換えた。が、彼には市長選で2度敗北した過去があった。

「さすがに玉木代表も、そんな人物を“推せるわけがない”と一蹴したんです」(国民民主党関係者)

 党内では“代表の判断は当然”との声が多数というが、収まらないのはメンツを潰された格好の前原氏。

「鼻息荒く“離党も辞さない”と漏らしたのを記者にキャッチされた。還暦を過ぎても、政局観の欠如と癇癖は相変わらずです」(同)

 記事が配信されると、前原氏はSNSに〈補正予算の賛否を理由に、重大な政治決断をすることはありません。本人に確認することなく、この様な記事を書くとは。誤報です!〉と投稿。

 一方でこの日、国民民主は与党提出の補正予算案に賛成し、前原氏も同調した。記事は勇み足だったのか。

 再び政治部デスクの解説。

「そうとも限りません。採決後、前原氏は記者団の質問にロクに答えず、逃げるように立ち去った。詳細を追及されてボロが出るのを嫌がったとみられている」

“話題作りが成就したためしがない”
 前原氏は旧民進党代表だった17年に、旧希望の党との合流騒動で党の分裂を招く大失態を演じている。

「自民党にとっては衆院選で圧勝する“敵失”となった。与党の古参議員は“前原は話題作りはうまいけど、それが成就したためしがない”とあきれていますよ」

 連立政権参加に意欲を見せる玉木代表とは対照的に、前原氏は政権交代を視野に維新との連携を模索してきた。そんな二人の対立は、9月の党代表選で玉木氏が圧勝したことで決着したのではなかったのか。

「粘着質な性格が露呈して、党内での前原氏の存在感はさらに低下。岸田総理はそんな事情を見透かすように、元国民民主党参院議員の総理補佐官への抜てきに続いて、玉木代表が訴えるガソリン税の一部を軽減するトリガー条項の凍結解除に“検討を進めるのは有意義だ”とリップサービスしました」

 今後は自公国による3党協議が本格化する見通しだ。

「昨年、野党分断を狙う岸田総理のもくろみの下、国民民主党は同じ構図で22年度予算に賛成したが、与党側がほごにした。が、いまや内閣支持率は2割台で総理に余裕はない。何とか玉木氏を抱き込んで、延命を図りたい腹なんでしょう」

「週刊新潮」2023年12月7日号 掲載

新潮社

9030OS5:2023/12/08(金) 11:37:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2c28f6af346606a0e84ae6fec0be3ebff6d906e
〈パー券“裏金”疑惑〉岸田政権、年明け退陣か⁉ いち早く派閥離脱で「逃亡」とあきれの声…「ポスト岸田」という名の“火中の栗”は無派閥のあの人に押し付け?
12/8(金) 8:01配信


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集英社オンライン
自身が会長を務める岸田派を離脱することを表明した

「リクルート事件以来の大疑獄になるかもしれない」と自民党を揺るがしている、党派閥の政治資金パーティーに関する「政治とカネ」の問題。岸田文雄首相は、各派閥のパーティーを自粛することを党内に指示し、自らも岸田派を離脱する意向を表明したが、事態は一向に収まりそうにない。党内からは「国会が閉会したら、東京地検特捜部は一気に安倍派幹部への聴取も進めるようだ。安倍派幹部に支えられている岸田政権は、年明けにはもたなくなるのでは」との懸念が高まり、火中の栗を拾う「ポスト岸田」の押しつけあいまで噂されている。

火中の栗を拾わされるのは無派閥のあの人たち?

キックバックでの裏金づくりは、全国津々浦々で?
「総理・総裁の任にあるうちは、派閥を離れるのが適切な対応であると考えた」

岸田首相は7日、自身が会長を務める岸田派を離脱することを表明した。

「そもそもこれまでの首相は、首相在任中は派閥を抜けるのが慣例でした。それなのに、岸田首相は自分の支持基盤である岸田派の会長で居続け、派閥をグリップし続けてきました。にもかかわらず、各派閥のパーティー券疑惑が報じられると、いち早く派閥を抜けた首相に、党内からはあきれの声があがっています」(全国紙政治部記者)

首相が派閥を「いちぬけ」できても、永田町の動揺は収まらない。

「自民党の船田元衆院議員は7日、このタイミングですが自身のパーティーを開催。自身が所属する茂木派の茂木敏充幹事長はあいさつに立ってもパーティー券問題には触れませんでしたが、船田氏は、党内でキックバックの不記載があったと決めつけて『このパーティーは大丈夫です』とあいさつ。あまりにきわどい発言に、場が凍ったような、どう反応していいかわからない空気になりました」(パーティー参加者)

一方、若手議員は「パーティーも自粛することになり、(各派閥が所属議員に夏や冬に配る資金である)『氷代』『餅代』はどうなるのか。参院選は2025年夏。きっとその前に衆院選もあるだろうに、これでは資金不足で選挙を戦えない」と頭を抱える。

そんな大きな収入源を失ってでも、パーティーを自粛せざるを得なくなったほど、自民党に打撃を与えている疑惑の広がりはとどまるところを知らない。

「とくに最大派閥の安倍派では、議員が販売ノルマを超えて集めたパーティー券収入を収支報告書に記載せず、その裏金は5年間で1億円を超えるとされています。安倍派の議員秘書はすでに東京地検特捜部の任意聴取を受けており、今後、松野博一官房長官や西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長ら事務総長経験者も任意で事情聴取されるとみられています。13日の国会閉会後にも、事態は大きく動きそうです」(全国紙政治部記者)

政権幹部から地方議員までの自民党全体が戦々恐々
ある自民党関係者は「安倍派のパーティー券売上がトップクラスとされる中堅議員は、自分では地元でパーティーを開催していなかったのに、なぜかカネを潤沢に持っていた。地元の経済界の重鎮が社長を務める有力企業に多額のパーティー券を買ってもらい、キックバックを受けていた、という構図のようだ。そんな議員は安倍派にごろごろいる」と語る。

さらに、疑惑は永田町だけでなく、地方の自民党にも。

「各地の県連で開くパーティーをめぐっても、国会議員だけでなく地方議員もノルマ超過分を適正に処理せず、裏金化していたという疑惑が持ち上がっている。国会議員だけでなく、国政選挙で手足となって働く地方議員にもこの問題が直撃すると、自民党が全国的に立ち行かなくなる。もはや党・政権幹部から地方議員までの自民党全体が戦々恐々としている状況だ」(自民党関係者)

「松野官房長官や西村経産相のような政権幹部まで立件されたら、岸田政権が立ち行かない。年明けの退陣も十分あり得る」との危機感が日に日に広まる自民党。

ただ、「派閥とカネ」の問題がここまで大きくなっただけに、「ポスト岸田」レースからの脱落者が多く出た格好で、首相が退陣しても後任の本命は不在だ。

「最大派閥の安倍派は、今回の捜査のメインターゲットとなっており、身動きがとれません。安倍派の萩生田光一政調会長、西村経産相ともに次期総理の可能性はないでしょう。茂木幹事長ら派閥幹部らも、総裁選への立候補はしづらい」(全国紙政治部記者)

9031OS5:2023/12/08(金) 11:37:21

火中の栗は「派閥解散」提言の石破氏に押し付け?
ここに来て注目度が高まっているのが、派閥パーティーとは無縁だった「無派閥」組だ。
派閥に属さない大物の筆頭は、菅義偉前首相。自身を首相の座から追いやった形となった岸田首相のことは日頃、「何をしたいのかわからない」「政策が中途半端だし、遅い」と酷評。最近では「ライドシェア」導入を提言し、自身に近い小泉進次郎氏らに超党派でライドシェア導入を議論する勉強会を立ち上げさせるなど、注目を集めている。

ただ、党内からは「今回、検察が本気なのは、菅さんが検察の人事に手を突っ込もうとして検察庁法改正案を主導したことに対する恨みもあるから。いわば菅さんが今回の自民党の大ピンチを招いたともいえるだけに『無派閥』だから復権、なんてありえない」(自民党議員)との反発の声も出る。

総裁選出馬の意欲を隠さない高市早苗経済安保相は6日、自身を中心とする2回目の党内勉強会を開いたものの、参加者は初回を下回る10人で、総裁選出馬の推薦人名簿に必要な20人には届かない状況だ。

一方、長らく「冷や飯」を食わされながら、ここにきて動向が注目されているのが石破茂元幹事長だ。2日にはインターネット番組で「(法律に)違背することがあれば、政治集団なんて解散したらいい」と発言。世論調査の「次の総理」ランキングではトップの常連ということも追い風に、無派閥の立場から「派閥とカネ」問題に苦言を呈した形だ。

「自分だって総裁選に出て当時の安倍総理と戦ったときには、参院の竹下派の支持を得られたからメンツが保たれたのに、派閥がピンチになったらこんなことを言うなんて……。でも、この状況では誰が総理になったとしても、選挙も政権運営も大変。ここは党内からの人気はないが、国民人気はある石破さんに押し付けて、救世主になってもらうしかないのでは」(自民党関係者)

ますます混とんとする「令和のリクルート事件」の行く末はいかに。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

9032OS5:2023/12/08(金) 13:02:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/f063b8e56f3bcad52746f5d39a54fc95d4369eb1
松野博一官房長官、裏金疑惑の説明「控える」1週間で40回 塩対応の末、疑いは自身に
12/8(金) 12:08配信
松野博一官房長官に、所属する自民党安倍派(清和政策研究会)からパーティー収入の一部のキックバック(還流)を受け、政治資金収支報告書に記載していなかった疑いが浮上した。裏金となった可能性があり、金額は「1千万円超」との報道もあるが、松野氏は8日も記者会見などで説明を拒み続けている。

【グラフィックで見る】安倍派を巡るパーティー券収入の流れ

「この場は政府の立場として参加しているので、お答えを差し控える」

松野氏は8日午前の記者会見で、自身が1千万円超の還流を受けていたとする報道を問われたが、数日来用いている同じフレーズを使いながら回答を拒んだ。自らの進退に関しては「緊張感を持って、職責を果たしたい」と語り、引責辞任を否定した。

一部報道で、松野氏は虚偽記載罪などの時効にかからない平成30年から令和4年の5年間で安倍派から1千万円を超える裏金の還流を受けていた疑いが指摘されている。

松野氏は8日朝、首相官邸に入る際、記者団に「記者会見で対応する」と述べていたが、実際の会見では不毛なやり取りに終始した。

松野氏は令和元年9月から約2年間、安倍派で実務を取り仕切る事務総長を務めている。今月1日、同派がパーティー券のノルマを超えた販売利益を議員側に還流した疑惑が報じられて以降、官邸で開かれる記者会見で再三説明を求められているが、松野氏は8日午前の会見まで「控える」を計約40回連発し、まともに答えようとしない。

首相官邸記者クラブ「内閣記者会」加盟の報道各社も6日、安倍派パーティーを巡る裏金問題について松野氏に会見で説明するよう求める要望書を渡したが、松野氏は7日、書面でこれを拒否した。

8日午前の衆院予算委員会集中審議に先立つ理事会では、立憲民主党が松野氏を参考人として委員会招致を求めるなどして開会が約15分遅れ、混乱含みとなった。

9033OS5:2023/12/08(金) 16:34:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7348bcf57cc3dedf6d29f654a6784a7e633d5d2
「料亭にほとんど行ったことない」たたき上げの松野博一長官、ライオン時代はCM制作
12/8(金) 14:42配信
産経新聞
松野博一官房長官(春名中撮影)

自民党安倍派(清和政策研究会)のパーティー収入の一部をキックバック(還流)され、裏金とした疑いが浮上した松野博一官房長官(61)。早大入学後は映画会社を志し、生活用品メーカーの「ライオン」入社後は広告制作を担当するなど、政界では異例の経歴を持つ。松下政経塾から党の公募で政界を目指した「たたきあげ」として知られ、料亭にほとんど行ったことがないことをアピールするなど、清廉な姿勢も目立っていた。


松野氏は千葉県出身で、同県立木更津高校から早大法学部に進学。自身の公式ホームページ(HP)には「早稲田大学を選んだのも『映画をやるなら早稲田でしょ』という想いであったし、当然映画会社に就職するつもりだった」と記している。

早大卒業後の昭和61年にはライオンに就職し、広告制作室に配属された。自身のHPでは「早朝から深夜まで休み返上という生活だったが充実し、勉強になった。社会人としての基礎はこの時に教えられた」と振り返っている。

サラリーマン時代を過ごしていた松野氏だが、政治の世界に興味を持ち、松下政経塾へ。「『自分の考えたコンセプトがCMを通して人々の生活のごく一部でも変えていくことがこんなに面白いなら、社会全体へコンセプト提言をして時代を進めていく政治というのは面白いかもしれないな』と考えた」(松野氏のHP)といい、政治のノウハウを学んだ。

世襲議員のような「地盤、看板、カバン」を持たないたたき上げの政治家として知られ、平成8年に自民党千葉県連の公募で合格し、同年の衆院選で千葉3区から出馬した。このときは落選したが、12年の衆院選で初当選。以後、8期連続で当選している。28年には文部科学相として初入閣。令和3年から務めている官房長官では堅実な仕事ぶりが目立っていた。

HPには、『「料亭に行ったことがありますか」と聞かれれば、『ある。でも、ほとんど無い』という答えになる」とも強調。「今の政治家は余裕が無い。特に僕のような陣笠は、ものすごく余裕が無い」ことや、「居酒屋チェーンの流行が個室型になり、充分プライバシーが保たれる上に、とっても安い。回転が良いからビールが新鮮で美味い」ことなどを理由に挙げている。

9034OS5:2023/12/08(金) 17:09:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e60196fa25be65e6fcf3249187f4ac7e1770994
「1人で裏金9000万円」安倍派議員は誰だ 永田町は騒然…「それより松野官房長官がフラフラでもう持たない」
12/8(金) 11:08配信

デイリー新潮
もう持たないのでは…と心配されている松野博一官房長官

 連日、激しい報道合戦が繰り広げられている自民党派閥のパーティー券をめぐる政治資金問題。12月6日には、最近の5年間で9千万円超のキックバックを受けていた安倍派(清和政策研究会)議員がいたとの報道が飛び出した。安部派全体でのキックバックの総額は「1億円超」とされているので大半を占める驚きの額だ。匿名報道だったため永田町では「誰なのか」と騒ぎになっているが、それよりも心配されているのは岸田首相の“女房役”だという。

 ***

疑惑の目を向けられている「安倍派」重鎮たち
 現在、東京地検特捜部は安倍派をターゲットに絞って捜査を進めていると言われている。

「5派閥全部でキックバックは行われていましたが、問われているのはそれをちゃんと政治資金収支報告に記載していたか否か。ちゃんと書いていなかったところは安倍派と二階派の2派閥。二階派(志水会)は『収入欄』は不記載だったものの『支出欄』に記載があった。一方、安部派はどちらも不記載だったので、より悪質とみられているわけです」(司法記者)

 では具体的にどんな面々がターゲットにされているのか。すでに名前が上っているのが、この5年間で安倍派の事務総長を務めていた松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅自民党国対委員長、下村博文・元政調会長ほか10名以上。4人の元事務総長は裏金を支出した側として名が挙げられている一方で、受け取った側に入っていた疑惑がある。

 6日に共同通信が配信した記事によれば、その中に1人で9000万円も支出を受けていた突出した議員がいたという。はたして誰なのか。永田町では噂が駆け巡っているが、ある安倍派関係者は「閣僚級ではないと思う」と分析する。

パチンコメーカーをタニマチに大量販売していた議員
「というのも、閣僚経験者はノルマが厳しいからです。先日、桜田義孝・元五輪相がノルマに耐えられないことを理由に二階派を退会したことがニュースになりましたが、桜田さんのノルマは300枚だった。『貧乏人にとっては大変だった』とコメントしていた通り、8期務めたベテラン議員ですらノルマを達成するのはそんなに簡単なことではないのです」(政治部記者)

 9000万円を5で割ると1800万円。パー券は一枚2万円だから、年間で900枚売り捌いていた計算だ。いま巷で言われている安部派のノルマは、陣笠議員で50〜100万円、閣僚級が500万円、さらに上の最高幹部クラスが700〜800万円。裏金にできるのはそのノルマを超えた分のみと考えると、確かに上記した安部派の重鎮たちが5年で9000万円分も裏金化するのは難しそうである。

 とすれば、消去法で候補者は絞られていく。安倍派議員の中でノルマの低い若い議員で、金集めがうまく、さらに言えば「カネに汚い」議員…。

「一部では、比例東海ブロック選出の4回生、池田佳隆元文科副大臣ではないかという声が出回っている。池田さんは青年会議所会頭を務めた後、政界入りしたので地元企業に太いパイプがある。名古屋の大手パチンコメーカーをタニマチとして大量にパー券を買い支えていた。実際、安倍派の終始報告書を見ると愛知県内の企業名が目立っている」(前出・司法記者)

 デイリー新潮は池田事務所に質問状を送付したが、期限までに回答はなかった。

9035OS5:2023/12/08(金) 17:10:00
記者からの猛攻撃でノックアウト寸前
 では、もし9000万円もの裏金をプールしていた議員が実在していたとしたらどんな罪に問われる可能性があるのだろうか。

「使い途次第です。ちゃんと政治活動に使っていたりすればいいわけですが、もし明らかに政治とは関係ない金の使い方が判明すれば、所得税違反などに問われる可能性も出てきます。ただ『単に不記載でした、認めます』となってしまうと、金額がいくら高くても、政治資金規正法違反で在宅起訴か略式起訴くらいで済まされる可能性が高い」(前出の司法記者)

 とはいえ、今回のパー券裏金騒動で金にまつわる国民の不信感を拭い去ることは難しいだろう。今取りざたされている安部派の面々の中には重要閣僚や自民党三役もおり、まさに岸田政権を支えているメンバーだからだ。

 中でも、もう持たないのではないか、と言われているのが松野博一官房長官である。松野氏は連日のように野党やマスコミからの追及を受けるも、「政府の立場としては…」の言葉を盾に逃げ続けてきた。だが、「もうフラフラ。いつ辞めてもおかしくない」(前出の政治部記者)。8日にはとうとう松野氏も1000万円超のキックバックを受けていたと一部で報じられた。

「逃げの一途を決め込む松野氏にブチギレた記者会は、官房長官ではなく衆議院議員の立場で記者会見に応じるよう求める要望書を、7日午後5時を期限として松野氏に対して提出しましたが、松野氏は拒否。先日も東京新聞の望月衣塑子記者からの終わらない質問を浴び続けていました。この間までは親しい記者と望月氏の陰口を叩き合う余裕もありましたが、今や四面楚歌。松野さんが辞任することになったら岸田政権はもう持たないかもしれない」(同)

 13日に臨時国会が閉じた後、本格化すると言われている特捜部の捜査に注目したい。

デイリー新潮編集部

新潮社

9036OS5:2023/12/08(金) 18:29:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/cada66fb25b62683209d8921ed6f94196e29b1c1
松野官房長官の進退焦点 説明拒否、辞任は否定 政権運営厳しく・裏金疑惑
12/8(金) 16:54配信

時事通信
参院予算委員会で答弁する松野博一官房長官=8日午後、国会内

 松野博一官房長官を巡って8日、所属する自民党の清和政策研究会(安倍派)から1000万円超のキックバックを受けていた裏金疑惑が浮上し、進退が焦点となった。


 松野氏は記者会見で「引き続き緊張感を持って与えられた職責を果たしていきたい」と述べ、辞任を否定。国会でも裏金の有無などについて説明を避けた。

 松野氏は清和研の事務総長経験者。自民派閥の政治資金パーティー問題は内閣の屋台骨を揺るがす事態に発展しており、岸田文雄首相の政権運営が厳しさを増すのは必至だ。

 首相は8日午前の衆院予算委員会で、松野氏について「政府のスポークスマンとして役割をしっかり果たしてほしい」と表明。続投させる意向を示した。

 午後の参院予算委で、松野氏は自身の政治団体の収支に関して「適正に処理をしてきた」と強調した。同時にこの後の会見では、パーティー収入の一部を政治資金収支報告書に記載せず、所属議員に還流させた安倍派の疑惑が捜査中である点に言及。「私の政治団体に対する問題も、精査して適切に対応する」と述べた。

9037OS5:2023/12/08(金) 18:29:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/91d0e3b94889962280dfd34b6b24d82e740f021a
松野官房長官、ついに議員辞職迫られる… 自民・安倍派パーティー券問題、政府スポークスマンへの信頼は崩壊状態
12/8(金) 17:21配信

 自民党安倍派などが政治資金パーティー券収入を所属議員に還流し裏金になったとされる問題を巡り、説明を拒み続けている松野博一官房長官は8日の定例会見で、記者団から「説明できないのなら議員辞職すべきだ」と迫られた。「職責を全うする」と否定したが、政府スポークスマンへの信頼は崩壊状態だ。

 官邸取材を担当する内閣記者会は、安倍派に所属し問題発生当時は閥務を担う事務総長だった長官に対し、「政府の立場で定例会見での説明ができないのなら別途会見を開いてほしい」と文書で要請。長官側は回答期限の7日に「派閥の説明と捜査結果を踏まえた上で適切に対応する」と別途会見開催に応じる姿勢を見せず要請を突っぱねた。

 8日午前の会見では10分以上にわたり「もはや長官職を辞すべきだ」などと追及の質問が繰り返された。この中で長官は「一議員としても派閥と捜査の2つの立場を踏まえた対応になる」と長官職を解かれても説明する考えがないとしたため、議員辞職要求にまで発展した。 

神奈川新聞社

9038OS5:2023/12/08(金) 18:41:28
官房長官の辞任は下記くらいですね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%B4%E4%BB%A3%E3%81%AE%E5%86%85%E9%96%A3%E5%AE%98%E6%88%BF%E9%95%B7%E5%AE%98
山下徳夫1989年海部内閣(愛人スキャンダル)
中川秀直2000年森内閣(愛人スキャンダル)
福田康夫2004年小泉内閣(年金未納)

9039OS5:2023/12/08(金) 18:44:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/1d147383537214dc1b5a33992bac0a21f09f0d71
松野博一氏の後は西村康稔、高木毅両氏? 安倍派「5人衆」への捜査はどこまで延びるのか
12/8(金) 18:02配信
AERA dot.
記者会見に臨む松野博一官房長官=12月7日、首相官邸

 自民党の最大派閥、清和政策研究会(安倍派)の政治資金パーティーによる裏金作りの疑惑で、同派の松野博一官房長官が直近5年間で派閥から1千万円を超える裏金のキックバックを受け、政治資金収支報告書に記載していない疑いがあると報じられた。東京地検特捜部による関係者への聴取も進んでおり、安倍派議員の秘書らに話を聞くと、危機感が広がっているという。13日には臨時国会が終了する。特捜部はその後、議員本人からも事情を聴く方針だ。検察はどのクラスの議員までの立件を視野に入れているのか。

【写真】松野官房長官の次はだれだ? 安倍派の政治資金パーティーで紹介される幹部たち

 12月6日朝、東京地検の関係する施設に姿を見せたのは、安倍派の副大臣の事務所関係者。検察の取り調べ要請を受けて出向いたという。

 安倍派では、派閥のパーティー券のノルマは、新人議員なら「30枚、60万円分」。幹部クラスになると100枚単位に増えるという。

 安倍派のベテラン秘書がこう話す。

「ノルマ以上売れた分は、派閥から議員側にキックバックで戻されます。これはどこの派閥も同じです。安倍派は、たいていの議員は政治資金収支報告書に記載していない裏金になっているとみられており、特捜部が調べているようです。すでに会計責任者、担当者は特捜部から何度も呼ばれています」

■議員の遊び代に消えるケースも

 そして、安倍派の衆院議員の一人は、

「うちは調べのときに、帳簿や名簿など政治資金収支報告書などで公開されていないものも特捜部に出してしまって、一気に捜査が進展していると幹部から聞かされました」

 と明かした。

 前出の安倍派のベテラン秘書は、

「いつ特捜部に呼ばれるかびくびくしています。キックバック分の金額はパーティー券10枚足らずだが、政治資金収支報告書には記載していないので、裏金になっています。うちの場合の使途は、議員が選挙用に蓄えていました。なかには、キックバック分が数十枚分に及び、100万円を超す議員もいます。それが飲み食いなど遊び代に消えているケースもあります。本当のことをしゃべったらアウトだ。秘書のクビどころか、議員もバッジが飛んでしまう」

 と深刻そうに語るのだ。

 安倍晋三元首相が7年8カ月、首相の座についていたこともあり、安倍派は膨張した。安倍氏が2度目の首相についた当時、安倍派は80人ほどだった。しかし、長期政権の間に派閥の勢力はさらに拡大し、100人の大台を超えたこともあった。

 派閥のパーティー券は、すべての議員に割り当てられる。派閥のパーティーの売り上げも大きくなり、ノルマを超えた分のキックバックも増えたことになる。

9040OS5:2023/12/08(金) 18:44:27

■ノルマのクリアだけでは出世できない

 安倍派の閣僚経験者は、

「これまで派閥の政治資金は絶対に大丈夫とされてきた。それに特捜部が手を付けるとなると、派閥のボスや、安倍派なら約100人の議員と対決することになる。それでも検察はうちとやりあうつもりなのだろうか」

 と語り、こう続けた。

「5人衆を含めたうちの幹部が、10月ごろから時々、弁護士事務所に行って話し込んでいると聞いていた。今思えば、パーティー券のキックバックのことだったのではとも思う。派閥の幹部は300枚、600万円分などの割り当てがくる。けど、ノルマをクリアする程度では出世できないので、それ以上をさばこうとする。そうなるとキックバックも増える」

 パーティー券をめぐっては、昨年12月の政治資金パーティーの売り上げを記載しなかった薗浦健太郎・前衆院議員(麻生派)について特捜部が捜査に乗り出し、4千万円を超える不記載が発覚した。パーティーを開きながらほとんど収入を計上していなかった例もあった。薗浦氏やその秘書は政治資金規正法違反の罪で罰金刑の有罪となった。

 薗浦氏の例もそうだが、これまで政治資金に関する事件は、議員個人のお金にかかわるものだった。それが派閥に広がった背景について、ある検察幹部はこう語る。

「薗浦氏の捜査で派閥の政治資金、パーティー券の実態が明らかになったことが今回の捜査につながっている。安倍派は100人を超え、安倍元首相が長期政権で強大な力を持つようになり、パーティーの収入もかなり増えた。つまり、キックバックされて裏金化している金額も大きくなっているということ。一方で、国民からすると、賃金はあがらず、安倍政権で消費税が2度も上がった。政治家ばかりが優遇されていて、おかしいと疑問に思っている国民は多くいるはずだ」

■キックバックをもらったことが2回ほど……

 前出の安倍派の衆院議員は、

「キックバックの多い議員の秘書から特捜部に呼ばれているようです。議員は、政治資金収支報告書への不記載などの容疑でやられるのでは。岸田政権として怖いのは、派閥の幹部が立件されること。大変なことになる。幹部クラスは毎晩のようにこっそり会合を開いたり、弁護士に相談したりして、深刻そうな顔をしています」

 と危機感をにじませる。そしてこう打ち明けた。

「実は私もキックバックをもらったことが2回ほどあります。特捜部が捜査している人と比べたら少ない金額です。まあ10万円とかそんなレベルですが。封筒に入れられて、派閥幹部からもらいました。私のような金額でも特捜部から呼び出しがあるかも、と先輩議員から言われて、安心して眠れません。以前、細田博之会長(当時)から『もっとたくさん買ってもらえるように頑張りなさいよ』と声をかけられました」

 派閥の前会長の安倍元首相や、その前の会長の細田氏はすでに他界している。実質的に派閥を仕切るのは事務総長だ。特捜部は2018〜22年に安倍派で1億円超が裏金になったとみて調べている。その時期の事務総長には、下村博文元文部科学相のほか、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長と「5人衆」が含まれる。

 過去に衆院選に出馬し、政治資金収支報告書も提出した経験がある元検事の落合洋司弁護士はこう話す。

「元東京高検検事長の黒川弘務氏の定年延長、桜を見る会、森友学園と、安倍政権で起きた問題で、検察はやられっぱなしの感じだった。今回、安倍派を最大のターゲットにしているのは、一矢報いたいという思いがあるのではないか。現状の報道などを見ても、会計責任者程度なら政治資金規正法違反容疑で立件できるでしょう。ポイントは、キックバックが多かった国会議員よりもさらに上の事務総長クラスの共謀を立証できるかどうか。おそらく安倍派側は『事務方に任せていた』などと言って共謀はなかったと主張するはず。そこを特捜部が突破できるか」

9041OS5:2023/12/08(金) 18:44:40
■ロッキード、リクルート事件並みの可能性も?

 宏池会(岸田派)のスタッフから自民党本部で政務調査役を20年以上経験した政治評論家の田村重信氏は、

「政治資金規正法は『規制』ではなく『規正』。正しいという字が使われています。いわゆる政治家の性善説、きちんとやるはずという前提です。私が宏池会にいたときは、今とはルールが違う古い時代の話ですが、派閥のパーティー券を現金で払う人も多かったけど、それなりに収支はきちんとしていた記憶があります」

 と振り返りつつ、今回の捜査についてこう語った。

「自民党の知り合いと話すと、特捜部が動かざるを得ないほどやりすぎた感がある。もう性善説とは言い難い。大物の国会議員が立件されるとなれば、古くはロッキード事件やリクルート事件並みの大スキャンダルになりかねません。どちらの事件も総理大臣の進退にかかわった。今回も岸田政権を大きく揺るがすことになりかねない」

(AERA dot.編集部・今西憲之)

今西憲之

9042OS5:2023/12/08(金) 19:33:29
>>9037
なんで
記者が『辞任要求』するんですかね!?
意味わからん

9043OS5:2023/12/09(土) 00:27:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/f348b4e00fb420d9b9e34dc77045c4121997deb3
1000万円超“キックバック”不記載か  高木毅国対委員長や世耕弘成参院幹事長も
12/8(金) 20:54配信
テレビ朝日系(ANN)
自民党・安倍派の政治資金パーティーを巡る問題で、高木毅国対委員長側や世耕弘成参院幹事長側にも1000万円以上のキックバックがあり、収支報告書に記載されていない疑いがあることがわかりました。

関係者によりますと、安倍派の政治団体「清和政策研究会」では、5年間でパーティー券の販売ノルマを超えた分の1億円以上が所属議員側にキックバックされ、収支報告書に記載されていない疑いがあります。

その後の取材で、派閥の事務総長を務める高木国対委員長側のほか、世耕参院幹事長側に5年間でそれぞれ1000万円以上のキックバックがあり、収支報告書に記載されていない疑いがあることがわかりました。

これまでに、事務総長だった松野博一官房長官側にも同様の疑いがあることがわかっています。東京地検特捜部が資金の流れなどについて実態解明を進めているとみられます。

テレビ朝日報道局

9044OS5:2023/12/09(土) 00:36:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/64000e95b4ca39962d7278f13bcffbfa8570e462
自民5派閥裏金疑惑ついに実名が…萩生田氏の“舎弟”池田佳隆氏にパー券営業「900万円」のキックバック浮上
11/30(木) 14:35配信

日刊ゲンダイDIGITAL
萩生田光一政調会長(左)の弟分・池田佳隆元文科副大臣(右)は、派内では“パー券営業部長”の異名も(C)日刊ゲンダイ

 やはり、裏金づくりをやっていたのか。

 自民党5派閥の政治団体が、パーティー収入計約4000万円を政治資金収支報告書に記載していなかった裏金疑惑が、連日、国会で追及の的になっている。東京地検特捜部は不記載額が最も大きかった安倍派に照準を絞っているとみられ、既に派閥関係者を聴取したとされる。焦点は、裏金づくりが実際に行われていたか否かだ。

自民・安倍派は「パー券裏金疑惑」に後手後手対応…“素人”金庫番が派閥のアキレス腱に

「浮かび上がっている手口は、パー券販売ノルマの超過分を国会議員が懐に入れるというものです。派閥に入金されたパー券売り上げのうち、ノルマを超えた分を議員側にキックバック。戻ってきた分を収支報告書に記載しなかった議員がいるとみられているのです」(政界関係者)

 複数の安倍派関係者によると、販売ノルマは当選回数や立場によって分けられており、最高幹部は約750万円で、閣僚経験者は400万〜500万円。ヒラの議員は50万〜100万円だという。

 ノルマを超えてパー券をさばけばさばくほど、議員側の“実入り”が増えるスキームだったとみられている。

企業経営者の知り合い多数
池田元文科副大臣のノルマは60万円ほど、では超過分の900万円超はどこに?(C)日刊ゲンダイ

 この裏金づくりに手を染めていた恐れのある議員の実名が、ついに浮上した。30日発売の「週刊文春」によると、キックバックの恩恵にあずかっていた可能性があるのは、安倍派所属の池田佳隆元文科副大臣(57、愛知3区)だ。派内では“パー券営業部長”として知る人ぞ知る存在で、秘書に「俺個人のパーティーより、派閥のパー券を売ることを優先して」と命じていたほどだという。文教族で、文科相経験者でもある萩生田政調会長の“舎弟”のような存在だそうだ。

 文春の調査によると、安倍派の収支報告書には、毎年数十社のパー券購入企業が記されており、うち3割以上が池田氏個人のパー券も購入していた企業だという。2020年には、池田氏が地元企業に1000万円以上も派閥のパー券を販売。シャカリキになって地元の支援企業にパー券を売りさばいていた構図が浮かぶ。

 ところが、池田氏に課されたノルマは60万円程度。文春は、ノルマ超過分の900万円超が池田氏側にキックバックされた可能性を指摘している。特捜部は、池田氏がキックバックを受けたか否かに着目しているという。

 もし、文春が指摘するように、年間数百万円ものキックバックを受け、裏金として処理していたとしたら大問題だ。日刊ゲンダイは池田事務所に問い合わせたが、締め切りまでに回答はなかった。

 安倍派関係者が言う。

「池田さんは06年から1年間、多くの若手経営者が所属する『日本青年会議所』の会頭を務めていました。企業経営者の知り合いが多いから、大量にパー券をさばけたのかもしれません。しかし、1000万円も売るなんてハンパじゃないですよ。本人は萩生田さんと似た体育会系のノリだから“モーレツ営業”ができたのかもしれませんが、それにしても1000万円はスゴ過ぎる。安倍さん並みの集金力ですよ」

 池田氏は、キチンと説明責任を果たすべきだ。

9045OS5:2023/12/09(土) 00:37:06
https://bunshun.jp/articles/-/67329
《派閥パーティ問題》安倍派パーティ券大口購入者の3割以上が“萩生田の舎弟”池田佳隆元文科副大臣の支援企業だった 「彼は異常なほどパー券を捌いている」
「週刊文春」編集部2023/11/29
source : 週刊文春 2023年12月7日号

genre : ニュース, 社会, 政治

 自民党の各派閥が政治資金パーティの収入を過少記載したとして告発されている問題を巡り、安倍派(清和会)のパーティ券の大口購入者の3割以上が、同派に所属する池田佳隆元文科副大臣(57)の支援企業だったことが、「週刊文春」の取材でわかった。安倍派の所属議員が100人近いことを踏まえれば、極めて高い割合と言える。

池田氏は愛知3区の選出 ©時事通信社
池田氏は愛知3区の選出 ©時事通信社
不記載額が最も大きい安倍派
 自民党の主要5派閥は、2018〜21年の政治資金収支報告書にパーティ収入約4000万円分を過少記載したとして、政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)容疑で告発されている。中でも、不記載額が約1900万円と最も大きいのが、安倍派だ。11月24日時点で、既に54カ所の収支報告書の訂正に追い込まれている。

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 その安倍派のパーティ券を最も捌いていると見られるのが、池田氏だ。2012年の衆院選で愛知3区から出馬し、初当選。現在当選4回で、岸田政権では昨年まで文科副大臣兼内閣府副大臣を務めた。保守派の文教族として知られ、「文科相経験者の萩生田光一政調会長の“舎弟”のような存在」(自民党関係者)だという。

大口購入者35社のうち13社が
 実際、池田氏はどれほど派閥のパーティ券を捌いているのか。政治資金収支報告書には、20万円を超えてパーティ券を購入した大口の企業・団体名などが記載される。安倍派の2022年の収支報告書によれば、大口購入者は17社。このうち、3割以上の6社が池田氏の政治団体に献金ないしはパーティ券を購入したことがある支援企業だった。2021年の収支報告書によれば、大口購入者は35社。このうち、3割以上の13社が同様に池田氏の支援企業だった。中には、同じ年に安倍派のパーティ券も池田氏のパーティ券も購入していた企業も少なくない。例えば、工業用ゴムメーカー(名古屋市中区)は2022年に安倍派のパーティ券を100万円分、池田氏のパーティ券を150万円分購入していた。

収支報告書には愛知県の企業がズラリ
収支報告書には愛知県の企業がズラリ
 安倍派のパーティ券収入は毎年1億円前後だが、池田氏の支援企業によるパー券購入額を合計すると、多い年で950万円に上っていた。安倍派の所属議員は100人近いことなどを踏まえれば、パーティ券購入者のうち池田氏の支援企業が占める割合は極めて高く、「池田氏は異常なほどパーティ券を捌いていると言っていい」(安倍派関係者)。

 池田氏に事実関係の確認を求めたが、期限までに回答はなく、その後、担当者が「派閥に関することなので、こちらでは一切お答えできません。派閥にお問合せ下さい」と口頭で回答。清和会は「事実関係を確認し、適切に対応して参ります」とした。

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 では、池田氏は一体、なぜこれほど派閥のパーティ券を捌いてきたのか――。

 11月29日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および11月30日(木)発売の「週刊文春」では、池田氏の人物像や多額の派閥パーティ券を捌いてきた背景、森喜朗元首相や安倍昭恵夫人の政治資金を巡る問題、元最高幹部の事務所資料に記されたパーティ券販売の実態などについても詳報している。

9046OS5:2023/12/09(土) 08:12:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c000192ab7e177c648dad9d01c9e5295a7c96ac
パーティー裏金疑惑の松野官房長官を更迭へ、首相「役割果たして」から一転・後任調整
12/9(土) 5:05配信

読売新聞オンライン
首相官邸に入る松野官房長官(8日午前)=川口正峰撮影

 岸田首相は自民党最大派閥の安倍派が政治資金パーティー収入の一部を還流させるなどして裏金化していた疑惑を巡り、還流を受けた疑いのある松野博一官房長官(61)を交代させる方針を固めた。事実上の更迭となる。首相は後任人事の調整を進める考えだ。


 複数の政府・与党関係者が明らかにした。内閣の要である官房長官の交代で政権運営が不安定化するのは避けられず、内閣支持率が低迷する首相にとって大きな打撃となる。

 松野氏は2019年9月〜21年10月に安倍派の事務総長として派閥の実務を取り仕切っていたが、還流疑惑に関して定例記者会見などで説明を拒み続けている。8日の参院予算委員会でも自らへの還流疑惑について、「私の政治団体に関しては適切に処理してきた」と釈明したうえで、「精査して適切に対応していく」との答弁を繰り返した。

 首相は同日の衆院予算委員会で、野党議員が松野氏の更迭を求めたのに対し、「政府のスポークスマンとしての役割をしっかり果たしていただきたい」と強調した。松野氏も「引き続き責任を果たしていく」と述べた。

 だが、政府・与党内では、松野氏を巡り、「疑惑を払拭(ふっしょく)できない以上、官房長官の任を果たせず、速やかに身を引くべきだ」(閣僚経験者)との声が強まっており、首相も続投は困難との判断に傾いたとみられる。

 官房長官が辞任するのは異例だ。第2次森内閣で中川秀直氏が女性問題などの疑惑が発覚し、00年10月に辞任した。第2次小泉内閣では、福田康夫氏が04年5月に国民年金保険料の未納問題で辞任を表明した。松野氏が辞任すれば、21年10月に発足した岸田内閣で、不祥事などでの閣僚辞任は5人目となる。

 松野氏は衆院千葉3区選出で当選8回。文部科学相や自民党総務会長代行を経て、岸田内閣の発足当初から官房長官を務めた。

9047OS5:2023/12/09(土) 08:14:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9a2c300f7f1db46daf8860bb3ebbecf729c5106
自民、裏金疑惑で動揺拡大 安倍派「5人衆」に反発渦巻く 首相、唐突な岸田派離脱〔深層探訪〕
12/9(土) 7:00配信


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コメント32件


時事通信
自民党安倍派の総会であいさつする塩谷立座長(左から2人目)=7日、東京・永田町の同党本部

 自民党派閥の政治資金パーティーに絡む裏金疑惑で、渦中の最大派閥・安倍派を中心に党内が大きく揺らいでいる。政権中枢の松野博一官房長官ら「5人衆」と呼ばれる同派幹部が裏金化を把握していた可能性も取り沙汰されて動揺が拡大。各派との関係を重視してきた岸田文雄首相は唐突に「脱派閥」を示し、むしろ「場当たり的」(立憲民主党若手)な対応が迷走ぶりを浮き彫りにした。

 ◇実力者は全員沈黙
 「事実関係を慎重に確認していく」。7日昼の安倍派総会で、同派座長の塩谷立・元総務会長の発言は「一般論」に終始した。

 安倍派の裏金総額は2022年までの5年間で1億円以上に上るとみられ、東京地検特捜部が捜査を進める。集団指導体制の同派で、名目上のトップは塩谷氏だが、実権は松野氏、萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長の5人衆が握る。閣僚経験者は「5人衆プラス森喜朗元首相が仕切っている。塩谷氏は飾りだ」と語る。

 裏金疑惑では、その5人衆の関与が焦点の一つだ。19年9月以降に「閥務」を取りまとめる事務総長は松野、西村、高木3氏が務めた。萩生田、世耕両氏も政権の要職にあった。政府・自民内では「裏金づくりで何らかの事情を知っている」との見方が広がる。

 裏金疑惑について、松野氏は官房長官会見での連日の質問に事実上のノーコメントを続ける。現在の事務総長である高木氏も7日の総会後、記者団に「座長の話の通りだ」と説明を避けた。他の3人も核心部分を語らないままだ。

 これに対し、同派中堅は「資金還流を把握している5人が派の『想定問答』を決めている。その対応がかえって苦境を招いている」と批判した。

 派内ではそもそも5人衆に対する他の幹部の不満がくすぶっていた。自民幹部は「5人衆も一枚岩ではない」とみる。捜査の進展次第では「責任の所在や派閥の今後を巡り内紛が起こる可能性もある。離脱者が相次ぐかもしれない」(政府関係者)との指摘もある。

 ◇究明指示なく迷走
 首相は政権を安定させるため、各派との良好な関係に努めてきた。安倍派実力者を要職に就けるなど最大派閥に特段の配慮を示し、麻生派、茂木派との連携も継続。自らは歴代首相が慣例とした首相就任後の派閥離脱をあえてせず、岸田派会長の座にとどまってきた。

 だが裏金疑惑が「リクルート事件以来の大事件」とも言われる中、7日に急きょ岸田派からの離脱を表明。記者団に対し「首相の任にあるうちは派閥を離れるのが適切だ」と言い放った。

 21年10月の政権発足以来、派閥会長を続けた首相には、菅義偉前首相をはじめとする党内や野党から疑問が投げ掛けられてきた。突然の派閥離脱に、自民ベテラン議員は「政治資金問題と何のつながりがあるのか。何をどうしたらいいか分からなくなっている」と、迷走ぶりにあきれかえった。

 首相は6日に派閥パーティー自粛を表明したものの、疑惑の徹底究明を指示する姿勢は見られない。8日の衆参両院の予算委員会集中審議では野党の集中砲火を浴びるのは確実。自民重鎮は「彼は派閥の人。対応が中途半端だ」と切り捨てた。

9048OS5:2023/12/09(土) 08:15:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/5373d0935e49cba81416095e69a0c08d326844d7
キックバック問題で終盤国会が大荒れ状態… 「閉じても地獄、延長しても地獄」
12/8(金) 19:30配信

カナロコ by 神奈川新聞
衆院予算委員会で、答弁のため挙手をする岸田文雄首相=国会内

 国会は8日、衆参両院で予算委員会が開かれ、岸田文雄内閣は政治資金パーティー券収入キックバック(還流)問題などを巡り野党からの追及を受けた。首相は「捜査に影響を与える」との理由で「ゼロ回答」(立憲民主党議員)答弁を繰り返して怒号を浴び、与党からも不満をぶつけられた。


 会期末が13日に迫る中で終盤国会は大荒れ状態だ。「野党の出番を封じるため早く国会を閉じたい」(自民幹部)のが政権の本音。一方で「閉じれば東京地検特捜部の捜査が本格化する」(同)との観測もあり「閉じても地獄、延長しても地獄」(閣僚経験者)の状態に追い込まれている。

 「『派閥』については危機感を持つよう指示した手前、在任中は外れることにしたものだ。決して逃げてはいない」。岸田首相は野党質問のトップバッターで立民の枝野幸男前代表からの「反省を口にするなら派閥会長を降りるだけでなく、岸田派を解散せよ」との追及に色をなし反論した。

 官邸関係者によると「答弁では『政策集団』を使い、国民の印象が悪い『派閥』との表現は避ける」と申し合わせたが「総理がキレて審議冒頭から崩れた」という。質問者が使っていない「逃げ」という言葉を自ら発する事態に「もはや制御不能」となった。補正予算に賛成した日本維新の会の馬場伸幸代表からも「派閥会長辞任もパーティー開催自粛も国民には響いていない」と突っぱねられた。  

神奈川新聞社

9049OS5:2023/12/09(土) 08:16:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/e229fb4412dbf4a4714ada4b45dbf5b503027a95
安倍派幹部6人に裏金か 塩谷・松野・高木・世耕・萩生田・西村氏
12/9(土) 4:00配信

朝日新聞デジタル
裏金のキックバックを受けた疑いがある安倍派幹部6人

 自民党最大派閥の「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとみられる問題で、同派の中枢幹部6人のうち、松野博一官房長官のほかの5人も、直近5年間でそれぞれ1千万円超〜約100万円の裏金のキックバック(還流)を派閥から受け、政治資金収支報告書に記載していない疑いがあることが、関係者への取材でわかった。


■1千万円超〜100万円

 全6人の安倍派の中枢幹部は、事実上トップの「座長」を務める塩谷立・元文部科学相と、派閥の有力者で「5人衆」とされる松野氏、高木毅・党国会対策委員長、世耕弘成・党参院幹事長、萩生田光一・党政調会長、西村康稔経済産業相。裏金問題は、松野氏に加えて、岸田文雄首相を支える党幹部や重要閣僚に幅広く波及した。

9050OS5:2023/12/09(土) 11:34:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/d227f59c4b6dae990ad11b2d9f518150d896e42d
安倍派主要6幹部に裏金か 塩谷、萩生田、西村の3氏にも疑い
12/9(土) 11:11配信


毎日新聞
自民党安倍派の塩谷立元文部科学相=東京都千代田区の同党本部で2023年8月31日、竹内幹撮影

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、最大派閥の清和政策研究会(安倍派)の主要幹部がパーティー券収入のノルマ超過分のキックバック(還流)を受けていた疑いがあることが関係者への取材で判明した。松野博一官房長官のほか、5人の名前が挙がっている。いずれも関連する政治団体の政治資金収支報告書に収支が記載されず、裏金となっていた可能性があるという。


 名前が挙がっているのは、松野氏、高木毅国対委員長や世耕弘成参院幹事長、塩谷立元文部科学相、萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相。塩谷氏は派閥の事実上トップの座長で、他の5氏は安倍派「5人衆」と称され、岸田文雄政権を支える存在でもある。

 安倍派では、安倍晋三元首相の死去後、座長と「5人衆」による集団指導体制が続いており、主要幹部に軒並み裏金疑惑が浮上したことになる。ただ、還流額は1000万円超から100万円程度と幅がある模様だ。

 安倍派では、直近5年間で所属議員がノルマを超えて集めた1億円以上の収入と、議員への還流分の支出がいずれも派閥の収支報告書に記載されていなかった疑いが持たれている。

 こうした運用は組織的に行われていたとみられ、還流資金を裏金化した議員は主要幹部を含めて10人を超える可能性がある。

 安倍派を含む自民5派閥に対する政治資金規正法違反(不記載、虚偽記載)容疑で刑事告発を受けている東京地検特捜部は、全国から応援検事を集め、派閥の会計責任者らの事情聴取を進めている。臨時国会の会期末(13日)後に、裏金化が疑われる議員らへの聴取を本格化させるとみられる。【井口慎太郎、北村秀徳、黒川晋史、遠藤龍】

9051OS5:2023/12/09(土) 11:39:08
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20231207k0000m010128000c.html
岸田首相への答弁「助け舟」乏しく 孤軍奮闘? 求心力に黄信号
2023/12/09 08:00毎日新聞

岸田首相への答弁「助け舟」乏しく 孤軍奮闘? 求心力に黄信号

参院予算委員会で質問に答えるため挙手する岸田文雄首相(中央)。右は鈴木俊一財務相=国会内で11月29日、竹内幹撮影

(毎日新聞)

 2023年度補正予算は11月29日に成立したが、衆参両院の予算委員会の審議では、閣僚が積極的に答弁に立つことは少なく、岸田文雄首相が「孤軍奮闘」する場面が目立った。既に指導力を疑問視する声も出ている中で、首相の政府・与党内での求心力低下を象徴しているようにも映る。

 「43兆円という金額は閣議決定した数字だ。この範囲内で防衛力を強化していく」。首相は11月27日の参院予算委で、円安が進む中、23年度から5年間で防衛費を総額約43兆円に増やす方針を堅持するかを問われ、こうした答弁を繰り返した。

 質問した立憲民主党の辻元清美氏は「総理」「防衛大臣」「財務大臣」などと、質問ごとにわざわざ答弁者を指名。誰に答えさせるかは、質疑を仕切る予算委員長に権限があるが、政府側はおおむね辻元氏の要望に沿って、首相や閣僚が答弁に立った。

 通常は、政府側はなるべく首相の負担を減らすため、自分が担当する質問が出たら、閣僚自ら手を挙げて答えて、質問者の持ち時間を消費させようとすることが多い。こうした「助け舟」は、首相を支える姿勢を示すことでもある。

 辻元氏の防衛費に関する質問は本来、防衛相が前面に出て答弁する案件だ。しかし、木原稔防衛相は辻元氏から求められたときには答弁に立ち、円安に伴う装備品の取得費の増額幅などを説明したが、首相に代わって前に出る姿勢は乏しかった。

 結局、首相の答弁機会はあまり減らず、首相周辺は「こういう質問は、本来は防衛相が答えるべきだ。木原氏は全然手を挙げない」と不満を漏らした。

 9月の内閣改造で、木原氏をはじめ11人が初入閣した。新任閣僚は不慣れなため、答弁に消極的なことは過去にもあった。だが、21年から約2年、任に就いている鈴木俊一財務相が率先して答弁しないことに、違和感を抱く声が自民党内にある。財務相は原則、予算委に出席する必要があり、今回の補正予算を所管する閣僚だ。

 予算委は首相と全閣僚が出席することが多く、質問内容は多岐にわたる。午前9時から午後5時まで、昼休みの1時間を除く「7時間コース」で開かれ、NHKが中継することも少なくない。

 見せ場となるため、野党議員は、閣僚より答弁に重みがあると受け止められる首相が答えるよう求めることはよくある。辻元氏が20年ほど前の予算委で、「ソーリ(総理)、ソーリ、ソーリ」と、当時の小泉純一郎首相が答弁するよう連呼したのもそのためだ。

 計6日間にわたった今回の補正予算の審議では、自民党5派閥の政治資金問題や、自ら打ち出した定額減税など首相が矢面に立たざるを得ない論点が多かったのは確かだ。首相はかつて、外相を4年7カ月務めた経験があり、答弁に一定の自信を持っているとみられ、孤軍奮闘のような状況をそれほど苦にはしていないようだ。

 とはいえ、報道各社の世論調査で内閣支持率は低迷を続けている。自民党の世耕弘成参院幹事長が10月の参院本会議の代表質問で、支持率低下について「最大の原因は、国民が期待するリーダーとしての姿が示せていないことに尽きる」と公然と首相に苦言を呈するなど、党内基盤に揺らぎが見えている。

 来年秋の自民党総裁選での再選を疑問視する声が出始める現状では、予算委での閣僚の消極的なふるまいは、支えるメンバーが少なく、首相が孤立しているように受け取られかねない。ある閣僚経験者は「首相の代わりに答えようとする閣僚がいない。財務相もなかなか手を挙げない。あれでは首相も大変だ」と同情している。【畠山嵩】

9052OS5:2023/12/09(土) 11:43:03
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2023111701001367
石破氏、党内結束呼びかけ 「ポスト岸田」高市氏前に
2023/11/17 18:50共同通信

石破氏、党内結束呼びかけ 「ポスト岸田」高市氏前に

石破茂氏

(共同通信)

 自民党の石破茂元幹事長が17日、東京都内で開かれた党所属衆院議員のパーティーで、「ポスト岸田」候補と目される高市早苗経済安全保障担当相、河野太郎デジタル相を前に結束を呼びかける一幕があった。「政権の具合が悪くなると『顔を替えよう』とする者がいる。あまり良いことではない」と述べた。

 内閣支持率が低迷する中、保守系議員を集めた勉強会を発足させた高市氏の動きが念頭にあるとみられる。石破氏は、首相指名選挙の際に「岸田氏と書いた人には責任がある。おかしいと思うことがあれば陰で言うのではなく、きちんと議論すべきだ」と指摘した。

9053OS5:2023/12/09(土) 16:26:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/94a4fdb10dd53d1d352624712e072d502f372688
松野博一官房長官を更迭へ パー券還流、裏金1000万円未記載疑惑
12/9(土) 11:33配信

毎日新聞
議員宿舎を出る松野博一官房長官(中央)=東京都港区で2023年12月9日午前11時1分、玉城達郎撮影

 岸田文雄首相は9日、自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティーの収入の一部を裏金化していた疑惑を巡り、松野博一官房長官を交代させる方針を固めた。事実上の更迭となる。松野氏は直近5年間で派閥から1000万円を超えるキックバック(還流)を受けたが、政治資金収支報告書に記載していない疑いがある。政権中枢の進退に波及したことで、政権に深刻な打撃となることは必至だ。政権内からは、内閣改造論も出ている。


 安倍派は2018〜22年に毎年1回パーティーを開き、計約6・6億円の収入を報告書に記載している。一方、関係者によると、直近5年間に帳簿外で処理された額は1億円を超え、還流分を裏金にしていた議員は10人を超える可能性がある。この中に松野氏が含まれているという。刑事告発を受けた東京地検特捜部は、政治資金規正法違反容疑で捜査を進めている。

 松野氏は19年9月〜21年10月の約2年間、派閥の実務を取り仕切る事務総長を務めた。派閥の裏金疑惑が浮上して以降、連日、記者会見などで説明を求められているが「政府の立場としてお答えは差し控える」との回答を繰り返していた。8日の参院予算委員会では、自身の政治団体の会計について「適正に処理をしてきたと考えている」と答弁。安倍派からの還流については「私の政治団体に関しては適切に処理してきたと考えているが、現在派閥が刑事告発を受けており、捜査をされている。私の政治団体についても改めて精査した上で適切に対応したい」などと説明していた。

 安倍派では松野氏のほかに自民党の高木毅国対委員長と世耕弘成参院幹事長にも裏金疑惑が浮上。さらに、同派座長の塩谷立元文部科学相、萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相の疑惑も新たに表面化した。松野氏に続いて、辞任ドミノが起こる可能性がある。高木氏は安倍派の現事務総長で、西村氏は事務総長経験者。西村氏は8日の衆院予算委で還流の有無について「どこかの時点でしっかりと説明責任を果たしたい」と述べた。塩谷氏はのちに撤回したものの還流の仕組みが「あったと思う」といったんは認めている。

 政治資金パーティーを巡る問題では、安倍派のほか二階派でも裏金疑惑が浮上。首相は6日、各派閥の政治資金パーティーの当面自粛や忘年会・新年会を控えることなどを指示した。7日には「私自身が先頭に立って政治の信頼回復のために努力する」と表明し、同日付で自身が会長を務めていた宏池会(岸田派)から離脱した。

 野党は首相の対応を「筋違い」「的外れ」などと批判。8日の衆参予算委員会で首相を追及するとともに、松野氏の辞任を要求したが、首相は「政府のスポークスマンとしてしっかりと発信してもらう」と述べ、更迭を否定していた。

 報道各社の世論調査で内閣支持率は発足以来最低となる20%台まで下落している。「政治とカネ」の問題を巡り、政権運営はさらに厳しい状況に追い込まれそうだ。【田辺佑介】

9054OS5:2023/12/09(土) 16:26:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/19639e03bebca27bdcfdb2743ae3a431b48d6c7d
<独自>自民が高木国対委員長の交代検討 安倍派現事務総長 小規模内閣改造論も浮上
12/9(土) 14:11配信

産経新聞
自民党の高木毅国対委員長

自民党が、安倍派(清和政策研究会)からパーティー収入の一部のキックバック(還流)を受けた疑いがある同派現事務総長の高木毅国対委員長の交代を検討していることが9日、分かった。

また、同様の疑惑が浮上した松野博一官房長官らを含め、年内を念頭に小規模の内閣改造論が岸田文雄政権内で浮上していることも判明した。複数の政府・与党関係者が明らかにした。

9055OS5:2023/12/09(土) 20:48:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc7a35e5b3d040590ac3ba7debe7d5fb8b7e745c
自民裏金疑惑、安倍派ぐるみの構図 23年は還流取りやめに
12/9(土) 20:03配信

毎日新聞
上段左から塩谷立元文部科学相、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、下段左から高木毅国対委員長、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、パーティー券収入のノルマ超過分のキックバック(還流)を受け裏金化していた疑惑が、自民党最大派閥の清和政策研究会(安倍派)の主要幹部6人に拡大した。安倍派では最近になってキックバックを取りやめており、派閥幹部が不適切な会計処理を認識して中止した可能性がある。派閥ぐるみの構図が浮上する中、券の購入者や地方政界では困惑の声も上がっている。

【図で解説】そもそも…今回の疑惑の構図

 一般に自民党派閥の政治資金パーティーではパーティー券の販売割り当て(ノルマ)があり、当選回数や派閥の役職などによって数十万から数百万円程度の幅が設けられている。関係者によると、清和研ではノルマ超過分を議員側に還流することが長年行われ、2018〜22年に1億円超の収入と議員側への還流が政治資金収支報告書に記載されず、裏金化した疑いが持たれている。

 そんな中で、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が22年11月に自民党派閥のパーティー券収入の過少記載疑惑を報道。その後、大学教授が、安倍派を含む5派閥が18〜21年分の収支報告書に計約4000万円分過少記載したとする告発状を東京地検に提出した。

 複数の自民関係者によると、安倍派では22年に還流を取りやめるとの方針が示され、今年5月のパーティー分の還流は行われなかったという。

 18年以降、清和研で事務総長を務めたのは、就任順に下村博文・元文部科学相、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、高木毅・党国会対策委員長の4人で、現職の高木氏は22年8月に就任した。パーティー券の会計処理を巡る視線が厳しくなる中、派閥幹部らが不適切な処理を認識して慣習を見直した可能性がある。

 東京地検特捜部は告発を受けて派閥の会計担当者らから事情聴取を進めており、臨時国会の会期末(13日)後に事務総長経験者や、裏金化が疑われる議員に事情を聴くとみられる。

 ◇購入団体「裏金扱いに迷惑」

 次々と表面化する疑惑に、パーティー券を購入した政治団体や、国会議員を支える地方議員から困惑の声が上がっている。

 安倍派のパーティー券を購入していたある政治団体の担当者は「重要な政策を理解してくれる先生方を応援したいだけなのに、(支出が)裏金のような扱いにされて迷惑。しっかりしてほしい」と憤る。

 今回、名前が挙がった安倍派「5人衆」の一人、世耕弘成・党参院幹事長の地元・和歌山県のある自民の地方議員は、派閥のキックバックについて「知らない」とした上で「キックバック自体はきちんと収支報告していれば問題ないのに」と困惑した様子だ。「頑張って政治活動をしようと思えばどうしてもお金がかかる。キックバック自体が悪いと言われているようで気になる」と話していた。【二村祐士朗、黒川晋史、樋口淳也、加藤敦久】

9056OS5:2023/12/10(日) 03:35:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b0a024748c6a10576ffdc76e1d0faa6dd51e1f2
裏金疑惑の松野博一官房長官に早期辞任論 官房長官任期途中の辞任となれば19年ぶりの異例事態
12/9(土) 17:17配信



日刊スポーツ
松野博一氏(2017年5月30日撮影)

 自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる「裏金」疑惑の渦中にある松野博一官房長官に「早期辞任論」が浮上していることが9日、複数の政界関係者への取材で分かった。官房長官は政権の要でスポークスマンという重要な立場だが、記者会見や国会で裏金疑惑について詳細な発言や答弁をほぼ拒否している状態が続いており、このまま職務に当たらせるのは難しいとの判断からとみられる。

 支持率が下落中の岸田文雄首相にとっては、大きな打撃だ。

 岸田首相はこの日、「国際賢人会議」出席のため東京を離れて長崎市を訪問した。帰京後、時期を見極めながら松野氏の後任人事を含めた調整に入ることになるが、「政治とカネ」の問題で官房長官が辞任することになれば、極めて異例なことだ。

 官房長官が任期中に辞任したケースはあまり多くない。最近では2000年10月に森喜朗内閣の中川秀直氏が女性問題などで辞任したほか、2004年5月に年金未納問題が発覚した小泉純一郎内閣の福田康夫官房長官が辞任した。もし松野氏が辞任するようなことになれば、約19年ぶり。

 安倍派の政治資金問題をめぐっては、派閥運営を取り仕切る「事務総長」経験者の国会議員側にキックバックされていた疑いが出ている。安倍派事務総長を務めた人物として、岸田政権には松野氏以外にも西村康稔経産相がいる。西村氏も国会答弁で「どこかの時点で説明責任を果たさなければいけない」と述べており、今後の対応に注目が集まっている。

 また、安倍派幹部には、塩谷立座長のほか、「5人組」と呼ばれる萩生田光一政調会長や世耕弘成参院幹事長、高木毅国対委員長といった党幹部がいる。今後の捜査の展開次第では松野氏以外の安倍派幹部にも影響が広がる可能性も指摘されている。

9057OS5:2023/12/10(日) 03:37:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8c59b61261f2964fe06af0fcfeb58663ef86880
松野官房長官更迭へ 改造論浮上、安倍派幹部扱い焦点
12/9(土) 17:49配信
共同通信

 岸田文雄首相は、自民党安倍派の政治資金パーティー裏金問題を巡り、松野博一官房長官を交代させる方向で検討に入った。事実上の更迭となる。松野氏以外を含め内閣改造・党役員人事を実施する案も政権内に浮上した。臨時国会会期末の13日以降で調整するとみられる。与党関係者が9日、明らかにした。パーティー券販売ノルマを超えた売り上げからキックバック(還流)を受けたとされる安倍派幹部の扱いが焦点となる。

 東京地検特捜部は歴代事務総長への聴取を検討している。

 松野氏は原則1日2回の記者会見で資金還流の質問に明確な回答を避け、機能不全に陥っている。内閣の要である官房長官の交代は異例。内閣改造であれば小幅と見込まれ、更迭の印象を薄める思惑もありそうだ。

 首相や松野氏は9日、いずれも公務があったが、資金問題について言及することはなかった。萩生田氏は高松市で開かれた党会合で心配をかけていると陳謝し「捜査の結果が出たら丁寧に説明したい」と述べた。世耕氏は京都府宇治市で記者団から自身の進退を問われ「職責を全うしたい」と辞任を否定した。

9058OS5:2023/12/10(日) 03:41:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9fb4a991b71ae88f9cc92815e34e25db78d1c36
自民に激震 裏金疑惑が安倍派「5人衆」らを直撃 分裂懸念の声も
12/9(土) 20:39配信


産経新聞
自民党本部の建物=東京都千代田区永田町

自民党最大勢力の安倍派(清和政策研究会)に激震が走っている。派閥からパーティー収入の一部のキックバック(還流)を受けた裏金疑惑が、松野博一官房長官ら幹部6人を直撃したからだ。「自民の屋台骨」の弱体化は、岸田文雄首相の政権運営を左右する可能性が高い。


還流を受けたとみられる幹部は、派内の有力者「5人衆」と呼ばれる松野氏、萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長に加え、塩谷立座長の6人。

松野氏は令和元年9月から3年10月まで派閥の事務総長を担い、西村氏はその後任。高木氏は4年8月から事務総長を務めている。塩谷氏は今年8月、派閥の代表となる座長に就任した。

萩生田氏は9日に高松市内で講演し、出席者によると「検察の捜査結果が出たら丁寧に説明したい」と話したという。また、世耕氏は同日、京都府宇治市で記者団に「しっかり調査し、誠実に対応したい」と述べた。

安倍派は昨夏の参院選で安倍晋三元首相が凶弾に倒れた後、後継会長選びが難航。有力候補が居並ぶ状況から、分裂を避けるために会長不在の集団指導体制に落ち着いた経緯がある。

しかし、還流疑惑の浮上に伴い、派内からは「幹部を一新しないと安倍派は持たない」(若手議員)との声が上がる。閣僚経験者は心配の声が相次ぎ寄せられていると明かし、「派閥としての対策を全く示せていないから不安が広がっている。集団指導体制なんて何の意味もない」と吐き捨てた。

安倍派の面々はこれまで岸田首相を支える「主流派」として、政府与党の要職を占めてきた。しかし、自民幹部は「捜査の進展によっては分裂しかねない」と指摘。岸田内閣の支持率低迷に歯止めがかからない中、「屋台骨が崩壊したと見なされ、野党側から衆院解散論が強まる可能性がある」とも語った。(竹之内秀介)

9059OS5:2023/12/10(日) 03:42:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/43766e5493a6d934d65abc6b6d1d2e4286217d4c
自民・安倍派6幹部裏金疑惑 年内の内閣改造・党人事案も浮上
12/9(土) 20:56配信

毎日新聞
上段左から塩谷立元文部科学相、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、下段左から高木毅国対委員長、萩生田光一政調会長、世耕弘成参院幹事長

 岸田文雄首相は9日、自民党の清和政策研究会(安倍派)が政治資金パーティーの収入の一部を裏金化していた疑惑を巡り、松野博一官房長官を交代させる方針を固めた。事実上の更迭となる。他に高木毅・党国対委員長ら安倍派幹部5人にも同様の疑惑があり、松野氏を近く交代させる案や来年度予算編成後の12月下旬以降に松野氏以外を含めて内閣改造・党役員人事に踏み切る案が浮上している。

 首相は9日夜、長崎出張から戻った後、公邸で麻生太郎副総裁と会談した。今後の対応について協議したとみられる。

 安倍派では松野氏のほかに高木氏、西村康稔経済産業相、萩生田光一・党政調会長、世耕弘成・党参院幹事長、同派座長の塩谷立元文部科学相らにも同様の疑惑が浮上。松野氏に続いて、進退が問われる可能性がある。

 松野氏は2019年9月〜21年10月の約2年間、派閥の実務を取り仕切る事務総長を務めた。直近5年間で派閥から1000万円を超えるキックバック(還流)を受け、政治資金収支報告書に記載していない疑いがある。

 野党は8日の衆参予算委員会で首相を追及するとともに、松野氏の辞任を要求したが、首相は「政府のスポークスマンとしてしっかりと発信してもらう」と述べ、更迭を否定していた。

 「内閣の要」となる官房長官の辞任は政権にとって大きな打撃だ。過去には第2次森内閣の中川秀直氏が00年10月、女性問題などを受けて辞任。第2次小泉内閣の福田康夫氏も国民年金保険料の未納問題などで04年5月に辞任している。

 高木氏は安倍派の現事務総長。地元の福井県越前町で9日、記者団に「慎重に事実関係を確認し、適切に対応する」と述べた。自身の進退については「職責をまっとうする」とした。前事務総長の西村氏は8日の衆院予算委で還流の有無について「どこかの時点でしっかりと説明責任を果たしたい」と述べた。

 また世耕氏は9日、京都府宇治市内で疑惑について「政治不信を起こすことにつながり国民の皆さんに深くおわび申し上げる」と陳謝。ただし、参院幹事長職については高木氏と同じく「職責をまっとうしていく」と述べ、辞任を否定した。

 政治資金パーティーを巡る問題では、自民党最大派閥の安倍派のほか二階派でも裏金疑惑が浮上。岸田首相は6日、各派閥の政治資金パーティーの当面自粛や忘年会・新年会を控えることなどを指示したのに続き、「私自身が先頭に立って政治の信頼回復のために努力する」として、自身が所属する宏池会(岸田派)を7日付で離脱した。【田辺佑介】

9060OS5:2023/12/10(日) 03:43:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/a63f3d705100d1c834eae3dc3cd47ee69be993d0
<独自>安倍派幹部ら一斉聴取へ 東京地検、上級庁と最終調整 パーティー収入不記載
12/10(日) 1:07配信

産経新聞
自民党本部の建物=東京都千代田区永田町

自民党の最大派閥・安倍派(清和政策研究会)がパーティー券の販売ノルマを超過した分に応じて政治資金収支報告書に記載せずに議員にキックバック(還流)していた疑いについて、東京地検特捜部が臨時国会が閉会する13日以降、同派幹部ら国会議員を任意で事情聴取する方向で調整していることが9日、関係者への取材で分かった。上級庁と協議の上で最終判断するもようだ。


議員により不記載額は大きく違うとみられ、特捜部は悪質性や関与の度合いなどを慎重に見極めながら、会計責任者だけでなく議員本人にも経緯を確認する必要があると判断したとみられる。

安倍派を巡っては、販売ノルマ超過分に応じた還流分が松野博一官房長官ら幹部6人側の収支報告書に記載されていなかった疑いも浮上した。

関係者によると、6人は松野氏のほか、安倍派座長の塩谷立元文部科学相、同派の実務を仕切る事務総長の高木毅国対委員長、同派幹部の世耕弘成参院幹事長と萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相。塩谷氏を除く5人は同派の「5人衆」として知られる。

6人の関連団体は平成30年〜令和4年分の収支報告書で多くて1千万円超の還流分を記載しなかった疑いがある。松野氏は元年9月に安倍派事務総長に就任。西村氏はその後任で3年10月、高木氏は西村氏の後任で4年8月から事務総長。

安倍派は毎年のパーティーでパーティー券の販売ノルマ超過分を議員に還流していたとされるが、平成30年〜令和4年分の収支報告書には記載がなく、不記載は総額数億円に上る恐れがある。

9061OS5:2023/12/10(日) 11:54:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/460bda2e33a29012f52845b5d5de8ef21b1e8752
官房長官後任に加藤、小泉氏ら浮上 裏金問題で松野氏更迭の見通し 挙党一致アピールか
12/10(日) 5:00配信


カナロコ by 神奈川新聞
国会議事堂(資料写真)

 自民党安倍派の政治資金パーティー裏金問題を巡り更迭される見通しとなった松野博一官房長官の後任の人選について、(1)菅義偉氏(衆院神奈川2区)が首相時の要職経験者(2)岸田文雄内閣の現職閣僚─の2系統を軸に進められていることが9日、複数の政府関係者の話で分かった。無派閥議員まとめ役の菅氏と縁が深い議員の起用で派閥色を一掃し、挙党一致をアピールする狙いがあるようだ。 

 菅氏関係では、菅内閣の官房長官・加藤勝信、厚生労働相・田村憲久、環境相・小泉進次郎(11区)、官房副長官・坂井学(5区)の4氏が浮上。加藤氏は長官として菅内閣の要に就き、その前後には厚労相も務めた。茂木敏充幹事長の派閥に所属し、茂木氏を支えて同派と党内の融和を保ってきた。田村氏は今年9月に岸田派に入会したがそれまでは無派閥。かつて茂木氏の派閥や石破茂元幹事長の派閥にも参加し党内人脈も広い。

 小泉氏は報道各社の調査で次期総裁候補の上位に名前が挙げられ、坂井氏は菅氏を官邸で支えた。ともに無派閥で政治資金パーティー券の販売活動とは無縁と見られている。

 現職閣僚では、外相の上川陽子、デジタル相の河野太郎(15区)の2氏が有力視されている。上川氏は岸田派で首相の信任が厚い上、菅内閣では法相を務めた。やはり同内閣でワクチン担当相などを務め、新型コロナウイルス対策を進めた河野氏は総裁選で岸田氏と対決した間柄だが、小泉氏同様に国民から人気がある。 

 「キックバック(還流)の疑いが党役職者などに広がった」(自民党幹部)ことから小幅改造並みの人事構想が浮上したため、現閣僚からの起用も選択肢となっているという。 

神奈川新聞社

9062OS5:2023/12/10(日) 11:55:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/12199cfe9fc34b076846ca023ae5e0cd9a73c7a9

宮沢防衛副大臣の私設秘書逮捕 横断歩道の男性はねた疑い、静岡
12/9(土) 23:12配信

共同通信

静岡県警本部

 静岡県警磐田署は9日、軽乗用車で男性をはねて重傷を負わせたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、同県磐田市、川口浩生容疑者(39)を現行犯逮捕した。署によると、川口容疑者は宮沢博行防衛副大臣の私設秘書という。

 逮捕容疑は、9日午後6時半ごろ、磐田市中泉の道路で、横断歩道を渡っていた近所の自営業山本昇一さん(72)を車ではね、腰を骨折するなどの重傷を負わせた疑い。

 署によると、現場は信号機のない片側1車線の道路。川口容疑者にけがはなく、車に同乗者はいなかった。

9063OS5:2023/12/10(日) 11:57:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/09ffc98ce31a786842d5ff10fcafca3e857d76c0
松野・西村・萩生田・高木氏更迭へ 世耕氏も交代 安倍派5人衆一掃
12/10(日) 4:00配信

朝日新聞デジタル
安倍派5人衆

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、岸田文雄首相は裏金を受け取った疑いが浮上した松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一・党政調会長、高木毅・党国会対策委員長を交代させる意向を固めた。近く事実上の内閣改造・党役員人事に踏み切る。政権の要職から、安倍派の幹部を一掃する構えだ。


 複数の政権幹部が明らかにした。世耕弘成・党参院幹事長の交代も検討する。いずれも事実上の更迭で、政権への大きな打撃となる。閣内や党執行部から最大派閥・安倍派幹部の「5人衆」が軒並み外れることになり、同派を重用したうえでの派閥均衡政治を続けてきた岸田政権の構造が、大きく変わることになる。

 首相は当初、捜査当局の動きを踏まえ対応する考えだったが、世論の批判の高まりを受け、疑惑を抱えた松野氏ら安倍派幹部は早期に交代せざるをえないと判断した。安倍派などから反発が出る可能性もあり、首相の求心力が低下する中で、人事が難航する可能性もある。

朝日新聞社

https://www.asahi.com/articles/ASRD96DJYRD9UTFK006.html?oai=ASRD96VPLRD9UTFK004&ref=yahoo
「安倍派は終わった」幹部6人疑惑に自民衝撃 政権運営マヒの恐れも
有料記事自民

2023年12月9日 20時00分
自民党安倍派の裏金疑惑で、派閥幹部6人にキックバックを受けた疑いが浮上した。いずれも閣内や党執行部に名を連ねる実力者らで、政権内に動揺が走る。

 「うちの派閥は崩壊だ」(安倍派の重鎮)、「安倍派は終わった」(無派閥の中堅)。9日朝、具体像を結び始めた最大派閥の裏金疑惑に自民内に衝撃が走った。

 朝日新聞は、同派幹部6人に直近5年間でそれぞれ1千万円超から約100万円を受け取り、政治資金収支報告書に記載していない疑いがあると報じた。

 6人は松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一・党政調会長、高木毅・党国会対策委員長、世耕弘成・党参院幹事長の「安倍派5人衆」と、「座長」の塩谷立・元文部科学相。塩谷氏以外は、閣僚や党執行部に現職で名を連ねている。


 「疑念を持たれるような事態になり、国民の政治不信を起こすことにつながった。深くおわびを申し上げたい」

9064OS5:2023/12/10(日) 11:58:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/197fa8a482dada40eb0178c5ed376857e951b553
安倍派3人に5千万円超〜4千万円超 最大規模の裏金か パー券収入
12/10(日) 4:00配信


朝日新聞デジタル
安倍派のパーティーで=2023年5月16日午後6時54分、東京都港区、森岡航平撮影

 自民党最大派閥の「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していたとみられる問題で、派閥から直近5年間で5千万円超〜4千万円超の裏金のキックバック(還流)を受けた疑いがある所属議員が3人いることが、関係者への取材でわかった。金額としては最大規模とみられ、いずれも自身の政治団体の政治資金収支報告書に収入として記載していないという。

 3人のうち、大野泰正参院議員=岐阜選挙区、当選2回=が5千万円超、池田佳隆衆院議員=比例東海、当選4回=と谷川弥一衆院議員=長崎3区、当選7回=が各4千万円超を受け取ったとみられる。東京地検特捜部も3人の資金の流れを把握している模様だ。

朝日新聞社

9065OS5:2023/12/10(日) 11:59:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/aeab6daf6ff02946ab288d37cd4c0db7718ee948
裏金疑惑、安倍派数十人規模か…西村・塩谷・萩生田氏は継続的に還流受けていた疑い
12/10(日) 5:00配信
読売新聞オンライン
(左から)萩生田政調会長、西村経産相、塩谷元文科相

 自民党の「清和政策研究会」(安倍派)が政治資金パーティー収入の一部を裏金化していた疑惑で、西村康稔経済産業相(61)、塩谷立・元文部科学相(73)、萩生田光一・同党政調会長(60)の3氏側が派閥側から還流を受けていた疑いのあることがわかった。派閥側と議員側のそれぞれの政治資金収支報告書に記載していない疑いがある。


 これら派閥運営を担う幹部をはじめ、同派(99人)だけで数十人規模の議員がパーティー券販売のノルマ超過分の還流を受け、裏金化した可能性のあることも判明した。

今年開かれた自民党安倍派のパーティー(5月16日、東京都港区で)=須藤菜々子撮影

 同派では、これまで松野博一官房長官(61)、高木毅国会対策委員長(67)、世耕弘成参院幹事長(61)の3氏側に、還流分を収支報告書に記載していない疑いが判明。松野、西村、高木の3氏は派閥実務を担う事務総長の経験者で、萩生田、世耕の両氏も含めて「5人衆」とも呼ばれ、事実上トップの座長を務める塩谷氏とともに同派の中心的な存在だ。

 政治資金規正法違反(不記載、虚偽記入)容疑で捜査している東京地検特捜部は、これら同派の幹部が派閥側、議員側の双方の立場で裏金化の実態を把握していた可能性があるとみている。

 関係者によると、2018〜22年の5年間で裏金化した疑いのある金額は、松野、高木、世耕の3氏側で各1000万円超。残る3氏は、西村氏側が数十万円程度、塩谷、萩生田両氏側も1000万円に満たないとみられるが、継続的に還流を受けていた疑いがあるという。

 同派では、この5年間に派閥側からキックバックを受けるなどし、収支報告書に記載していない疑いのある議員が数十人規模に上ることも判明。中には総額が数千万円に上る議員もいるとみられる。特捜部は今後、同派事務総長経験者を中心に、多数の同党議員からの事情聴取も視野に入れている。

9066OS5:2023/12/10(日) 12:00:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/050449c813956c2dc3bcf26db94240fccd584402
裏金疑惑、官邸を直撃 「内閣の要」渦中に 派閥とカネ、野党追及〔深層探訪〕
12/10(日) 7:00配信

時事通信
衆院予算委員会に臨む岸田文雄首相(右)と松野博一官房長官=8日午前、国会内

 自民党派閥の政治資金パーティー問題が、岸田政権の中枢を直撃した。安倍派の裏金疑惑を巡り、松野博一官房長官に1000万円超が還流していた可能性が浮上。同派の高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長にも疑いが広がった。野党は、自民党の「派閥とカネ」の問題と位置付け追及を強めるが、岸田文雄首相はなお実態解明に後ろ向きな姿勢のままだ。

 ◇派閥の「幹部枠」? 
 「1000万円を超える裏金を受け取ったのか」。8日の参院予算委員会で、立憲民主党の蓮舫氏は冒頭から早速、核心に切り込んだ。松野氏は「精査し適切に対応する」と連発。納得しない蓮舫氏は「『内閣の要』が足元のカネの説明もできない」と断じ、首相に更迭を迫った。

 首相を支え、重要政策の総合調整などに当たる官房長官が「渦中の人」となり、裏金疑惑は政権基盤を揺るがす事態に発展した。首相官邸筋によると、安倍派の事務総長を務めた松野氏の関与は、当初から政権内でも取り沙汰されていたが、明らかになった金額の大きさに衝撃が走ったという。

 こうした規模で派閥から裏金が還流した可能性を踏まえ、自民党幹部は「(パーティー券販売の)ノルマ超過分のキックバックとは別に、派閥幹部の取り分があったのかもしれない」との見方を示した。

 ◇強まる交代論
 参院予算委では松野氏と同様、安倍派の事務総長経験者の西村康稔経済産業相も裏金受領の有無を問われ、「確認作業をしている」と防戦に追われた。蓮舫氏は、同派になお強い影響力を持つ森喜朗元首相や、派閥有力者の世耕氏と5日夜、西村氏が会食した事実関係をただし、「口裏合わせしているのでは」と追及。西村氏は「一切行っていない」と語気を強めたものの、最後まで具体的な説明はなかった。

 パーティー問題の発覚後、松野氏は連日の定例記者会見で事実上のノーコメントを続ける。自民党内では、苦しさが目立つ説明ぶりに「松野氏の続投は厳しい」(ベテラン)との見方が強まりつつある。

 党関係者は「司直の手が伸びる前に疑いを持たれた閣僚の交代が必要だ」と強調。ただ、政権中枢に疑惑が及ぶ中での「小出し」人事は、逆に傷口を広げる可能性もある。党中堅は「これ以上、政務三役の名前が挙がるようなら、もう内閣総辞職だ」とつぶやいた。

 ◇「脱税」主張も
 野党側は、自民党の「金権体質」を浮き彫りにしようと攻勢を強める。

 8日の衆院予算委では、立民の枝野幸男前代表が質問に立ち、一連の還流に関して「脱税になる」と主張。昨年死去した安倍晋三元首相の政治団体に、同氏が代表を務めていた「自民党山口県第4選挙区支部」から1億円超が移動していたことも指摘した。

 これに対し、首相は「政治団体で資金の扱いは判断される」との答弁に終始。裏金疑惑に関する松野氏らの対応を巡っても「閣僚がこの段階で具体的なことに触れるのは適切ではない」とかばい続けた。

 6日に派閥パーティーの自粛要請、7日に自身の派閥離脱と、首相は相次ぎ対応策を打ち出したが、かえって「後手」ぶりが際立ち、党内には「世論の流れを読み違えている」(関係者)との厳しい批判が渦巻く。公明党の石井啓一幹事長も8日の会見で「首相はリーダーシップを発揮し、事案の解明などをしっかり講じてもらいたい」と不満をにじませた。

9067OS5:2023/12/10(日) 12:02:09

4682 :OS5 :2023/12/10(日) 12:01:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cff638efe091a6f5fbc00660ed91776e18cb31e
【裏金スキャンダルで一斉更迭へ】松野官房長官は「もうフラフラ」 岸田首相が自派閥ではなく安倍派から“女房役”を選んだ背景
12/10(日) 11:15配信

NEWSポストセブン
ボロボロ、フラフラと指摘された松野官房長官(時事通信フォト)

 安倍派の裏金疑惑はいきなり岸田政権の中枢へと波及した。すでに、岸田首相が「安倍派5人衆」のうち松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、萩生田光一・党政調会長、高木毅・党国会対策委員長を交代させる意向を固めたと報じられたほか、世耕弘成・党参院幹事長の交代も検討されている。中でも、いち早く報じられていたのが“女房役”である松野官房長官の更迭だったが、岸田首相にとってこの事態は晴天の霹靂だったようだ。官邸関係者が語る。


「自民党各派の裏金疑惑が表面化したとき、総理はさほど深刻には受け止めていなかった。側近たちは東京地検特捜部の捜査が安倍派に向けられていたことで、『これで安倍派は身動きがとれない。政権批判はできなくなる』と喜んでいたくらいだ。まさか官房長官更迭という政権のど真ん中に飛び火するとは全く考えていなかった。今になって、側近たちは『安倍派から官房長官を選んだのが大失敗だった』と悔やんでいる」

 相変わらず世論の動向も、政局の先行きも見えない政権である。

 官房長官は政府のスポークスマンであると同時に、官邸であらゆる政策の総合調整を担う。さらに官房機密費の差配を一手に握っている。

 そのため「首相の女房役」とも呼ばれ、自民党では伝統的に、総理大臣は自分の派閥から腹心の議員を官房長官に選ぶことが多かった。安倍晋三内閣の官房長官を長く務めた菅義偉・前総理は無派閥ながら、安倍氏にとっては首相返り咲きを支えてくれた腹心だった。

 岸田内閣が発足した2021年10月の組閣人事の際、首相は当初、岸田派から官房長官を選ぶ方針で、候補に側近の小野寺五典・元防衛相らの名前があがっていた。だが、政権基盤が弱いため、安倍派の介入を招いた。岸田派議員が語る。

「安倍元総理が、官房長官には安倍派の萩生田氏を強く推薦してきた。岸田総理としては、後見人だった安倍さんの意向には逆らえないし、最大派閥の安倍派を敵に回したら政権運営ができなくなる。しかし、安倍さんの側近中の側近だった萩生田さんを官房長官に据えると『安倍傀儡政権』と批判される。それは避けたかった。そこで同じ安倍派でも安倍元総理と距離があった松野氏を官房長官に起用することで妥協した」

 岸田首相と松野氏は、首相が政調会長時代に松野氏が政調会長代理として支えた関係だ。前回の自民党総裁選でも、安倍氏が高市早苗・経済安保相を支援したのに対し、松野氏は1回目の投票から安倍派内の一定勢力を岸田支持でまとめたとされる。いわば「論功行賞人事」でもあった。


4683 :OS5 :2023/12/10(日) 12:01:36
 その安倍派も裏金疑惑で座長の塩谷立氏をはじめ、「5人衆」ら有力幹部全員がパーティ券のキックバックを受けていたと報じられ、同派からは後任の官房長官を押し込めそうにない。岸田首相にすれば、松野氏辞任で政権がガタガタになってようやく、自前の官房長官を選ぶことができるわけだが、今となっては後の祭りだろう。

 むしろ、会見でのらりくらりと追及をかわしてきた松野官房長官が「もうフラフラ」(政治部記者)となる中で、岸田氏がその松野氏を守りきれずに切ったことが、ほかの大臣や自民党幹部たちのドミノ辞任につながる様相となっている。

 国会では安倍派事務総長を経験した西村経産相も追及され、「安倍派との資金のやりとりがあったか、なかったのかも精査している」と逃げの答弁に終始している。

 東京地検特捜部は、派閥の裏金づくりへの関与やキックバックを受けていた議員について、会計責任者にとどまらず議員本人の聴取へ向けて上級庁との調整に乗り出した。いったん政権中枢に燃え移った疑惑の火は、官房長官1人の更迭では消せるはずもなく、有力議員が一斉に捜査当局の事情聴取を受けるという異例の事態に発展しそうだ。


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