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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

8913OS5:2023/09/22(金) 20:19:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/08626d40c5a1faeb93ac68382f26e49def646c4e
実は「売り込み上手」の上川陽子議員、外相起用の衝撃 岸田首相の念頭に“古賀誠問題”か
9/21(木) 11:02配信


デイリー新潮
上川陽子議員

 岸田文雄首相は9月13日に行った内閣改造で女性閣僚を5人登用した。女性の閣僚数では史上最多タイだという。その中で「静かな衝撃」と言えるインパクトを残したのが、上川陽子の外務大臣への起用である。永田町以外ではそれほど名の知られた政治家ではなく、むしろ比較的地味な部類かもしれない。そんな上川の抜擢がなぜ大きな意味を持つのかといえば、上川が事実上、将来の首相候補争いに電撃的に参入したことになるからである。【冬木陽一/政治アナリスト】


 上川は衆院静岡1区選出で衆院当選7回の70歳。岸田派に所属し、閣僚として少子化対策担当相、法相を歴任した。自民党役員としては女性局長、幹事長代理などを務めた。東大、三菱総合研究所、ハーバード大大学院を経て、政策コンサルティング会社を設立している。政策通との評が一般的で、国際関係から女性政策、憲法まで幅広く手がけた。

高市早苗、稲田朋美らとの“違い”
 上川が「ポスト岸田」候補になった理由は、外相が財務相と並ぶ重要閣僚だからではない。

 まず、首相候補と目される他の女性政治家と比べた場合の「異質さ」にある。これまで自民党で女性の首相候補として挙がってきたのは、主に高市早苗、野田聖子、小渕優子、稲田朋美らであった。彼女たちは自身が手を挙げて党総裁選に立候補したり、首相を目指すと公言したりした。あるいは目上のベテラン有力政治家らの寵愛を受けて「将来の首相だ」と言ってもらうことで「資格」を付与されてきた。

 高市、野田は実際に総裁選に出馬した。稲田は故安倍晋三元首相 から次々と要職に抜擢され、首相を目指すと発言してきた。小渕は故小渕恵三元首相の娘であり、恵三の系譜に連なる故青木幹雄元官房長官らから「プリンセス」としての期待を一身に背負ってきた。

 一方、上川が首相を狙うと発言したことはこれまでなく、強力な後ろ盾も見当たらない。政策力や問題解決能力などを周囲に認められ、結果的にポストを歩んできた。人物評として共通するのは「頭脳明晰」「聡明」「飾らない人柄」などだ。平たく言えば「頭は切れて、人当たりは良いが卑屈ではなく、性格もいい」となる。

 また大きなスキャンダルが発覚しておらず、周囲との目立った軋轢も特に聞こえない点も、優位である。例えば小渕は、政治資金規正法違反事件で元秘書が有罪判決を受けた。当時、事務所にあった証拠品とみられるパソコンがドリルで壊されており「ドリル優子」との揶揄を今も受ける。稲田は2017年、南スーダン国連平和維持活動の日報隠蔽問題で防衛相を辞任に追い込まれた。失言も目立った。

 高市は閣僚としての記者会見で2022年、増税問題で意見の合わない岸田に「(閣僚を)罷免されても仕方がない」などと挑発的な発言をして物議をかもすなど、歯に衣着せぬ政治スタイルだ。宰相を目指すには野心が必要だとの論評は多いが、権力を狙う過度な欲望は、時としてトラブルの要因となる。トップを狙う「野心のなさ」が、結果的に上川の評価を高める遠因となっている。「従来型」の女性リーダー候補との明白な違いでもある。

8914OS5:2023/09/22(金) 20:20:12
「オウム」死刑執行で存在感
 もちろん、上川の政治家としての足跡は見逃せない。これまで彼女の名を最も知らしめたのは2018年、地下鉄、松本両サリン事件などオウム真理教による事件で死刑が確定した松本智津夫死刑囚(教祖名・麻原彰晃)ら13人の死刑執行を命じたことだろう。信者らによる「報復」などが懸念される中、決断は注目を集めた。

 与党筋は「オウムの死刑執行は、胆力や根性があることを行動で示した」「行政における粛然とした態度は、国際情勢との対峙にも通じる」と話す。

 岸田派関係者は「オウムの死刑執行は非常に決断力が要ったはず。自分の意見を明確に示すことができる人だ。官房長官の呼び声があったことからも、女性の中では最も首相の座に近くなった」との見方を示す。

 複数の関係筋によると、自民党副総裁の麻生太郎も上川の能力を評価しており、外相起用の背景となった。党内には「重鎮、有力政治家に上川を高く買う人がいる。政策づくりなどを通じて人脈を広げているようだ」との指摘がある。

 もっとも「売り込み上手だ」との冷ややかな視線もある。上川は今年に入り、報道だけで、官邸を訪れての岸田首相への面会が10回程度確認できる。最近の主要な役職は党幹事長代理だ。党務の要を預かる幹事長室で党運営など実務の力を磨いたとみられる。「後輩の指導や仲間づくりといった、いわゆる政治家的な動きも見せていた」(永田町筋)との声もある。

岸田が仕掛けた「権力闘争」
 さて、上川の外相起用には、もう一つの重要な側面がある。それは同じ岸田派内で、岸田とそりが合わないとされる林芳正を外相ポストから外し、同じ岸田派から後任を据えたことだ。つまり、岸田が仕掛けた「権力闘争」の形ともなった。

 林と岸田は牽制し合う。因縁の背景には、かつて会長として宏池会(現岸田派)を率いた古賀誠元幹事長と、岸田の愛憎の歴史がある。

 古賀は岸田を若手時代から「宏池会のプリンス」として目をかけてきた。しかし岸田が派閥会長に就任して以降、次第に亀裂が生じる。総裁選で現職安倍への対抗馬として野田聖子が立候補を模索した際には、岸田が安倍支持を表明していたにもかかわらず、古賀は岸田派内の国会議員に対し、総裁選で野田の推薦人になるよう勧めたとされる。

 さらに古賀は、岸田の最大の政敵である菅義偉前首相と良好な関係を維持してきたとされる。菅が過去に、自民党で古賀の部下に当たる役職を務めたことなどが背景にある。関係者によると、菅が岸田を下した2020年の総裁選でも、古賀は菅支持に回ったと言われている。

 岸田と古賀の関係はこじれた。岸田と古賀は離れ、古賀は林寄りとなる。関係筋によると、古賀は周囲に「岸田は、昔はあのようではなかったのに」などと言い、岸田との距離感をにじませているという。林のバックには古賀がいる形なのだ。

 岸田による上川の抜擢により、林は派閥内で唯一のポスト岸田候補という地位を失った。林は今後、河野太郎、茂木敏充、石破茂、小泉進次郞、加藤勝信、西村康稔、世耕弘成らや、先に挙げた女性政治家たちと宰相の座を争うだけではない。派閥内での上川との競争が加わった。これは「二正面作戦」を迫られることを意味する。

8915OS5:2023/09/22(金) 20:20:25
「岸田派の存在感は上がった」
 一方、岸田にとっては、いつかは来る自身の首相退陣後、林、上川という2枚の後継カードを持つことになった。これは他派閥に対する優位性を高める。また、林と上川を競わせることにより、岸田は宏池会の「キングメーカー」として実権を握り続けることを可能にする。自民党筋の一人は、こう読み解く。

「これまで政策系の仕事が多かった林は今後、党で党務、派閥で閥務の力を磨くことになる。上川が重要閣僚の座を射止めたことで、岸田派には首相候補と目される人物が増えた。例えば人数が桁違いに多い清和会でも、首相候補と言えるのは2〜3人程度。岸田派の存在感は上がった」

 今回の内閣改造後は、直後の世論調査で内閣支持率が横ばいにとどまったケースが散見され、政権浮揚への効果は限定的だったようだ。長期政権を実現する道筋は藪の中と言って良い。しかし岸田が今回、上川カードを切ったことは、局地的にしろ「人事好き岸田」の本領を垣間見せた。このわずかな糸口を、来秋の総裁選勝利に向けた光明につなげることができるのか。見ものである。(敬称略)

冬木陽一/政治アナリスト

デイリー新潮編集部

新潮社

8916OS5:2023/09/22(金) 21:24:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/313fb4cce87277ab864f25afc2cef21d74fa4865
「分身」木原氏を党人事で重用する首相 狙いは「茂木氏包囲網」 
9/22(金) 21:15配信

朝日新聞デジタル
フィリピンのディオクノ財務相らの表敬訪問を受け、記念写真に納まる岸田首相(右)と、木原誠二官房副長官(肩書は当時)=2023年8月28日、首相官邸、上田幸一撮影

 自民党は22日、幹事長代理など中堅幹部62ポストの人事を決めた。党総裁の岸田文雄首相は、各要所に側近や岸田派を送り込み、党内統治への自らの関与を強める態勢を作った。「ポスト岸田」への意欲を隠さない茂木敏充幹事長を牽制(けんせい)する狙いが透ける。

 今人事の最大の特徴は、政権発足以来、首相官邸で官房副長官として首相を支えてきた木原誠二氏が幹事長代理と政調会長特別補佐に就いた点だ。首相側近は「木原氏は首相の分身として党に行き、党運営と政策立案の両方に関わる。これで党と官邸の連携がより強まる。来年の政治日程を考え布陣をしいた」と語る。

 党幹部によると、そもそも木原氏が幹事長代理に就くこと自体が異例という。代理は閣僚経験者が就く「不文律」があるが、木原氏は閣僚未経験だからだ。

 慣例を破る起用を仕掛けたのは首相だ。当初は木原氏を幹事長代理と政調会長代理の「ダブル代理」として登用する方向だったが、その構想が根回し不足のまま報道され、茂木氏や萩生田光一政調会長が事前に聞かされていなかったとして、反発したという。

朝日新聞社

8917OS5:2023/09/22(金) 21:25:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/124cf85425e50a4057e4c93c0decd1aa685ef393
内閣改造・自民党役員人事に踏み切った岸田首相 「解散か死に体か」岐路、決断の秋
9/21(木) 17:32配信
AERA dot.
内閣改造後、会見する岸田文雄首相=9月13日、首相官邸

 岸田文雄首相が内閣改造と自民党役員人事に踏み切った。だが、国民の受け止めは冷ややかだ。解散や来秋の総裁選をめぐる様々な思惑が交錯するなか、首相は「決断の秋」を迎えている。AERA 2023年9月25日号より。

【グラフ】岸田内閣の支持率の推移はこちら

*  *  *

 第2次岸田再改造内閣は、9月13日の認証式を経て正式に発足。(1)上川陽子外相、土屋品子復興相、加藤鮎子・こども政策相、高市早苗・経済安保相、自見英子・地方創生相の女性5人を閣僚に起用(2)松野博一官房長官、鈴木俊一財務相、西村康稔経済産業相ら主要閣僚が留任(3)派閥均衡を維持し、「入閣待機組」も処遇──などが特徴だ。

 林芳正氏を外相から外し、無役とした人事も注目された。岸田首相は林氏に「派閥(宏池会)をよろしく頼む」と伝えた。林氏は宏池会で岸田氏に次ぐナンバー2の立場。派閥の人数を増やす活動に専念する予定だ。

 自民党では通常、総裁・首相が率いる派閥は入会者が相次ぎ、衆参両院の選挙でも派閥所属の候補が増える。ところが、宏池会は岸田政権が発足して2年になるのに、ほとんど増えていない。宏池会は官僚出身者が多く、「お公家集団」と呼ばれてきた。政策に関心はあっても、他派閥や無派閥の議員に宏池会入りを勧誘する幹部は少ない。その結果、安倍派、麻生派、茂木派に次ぐ第4派閥に甘んじてきた。

■漏れるため息

 岸田首相は宏池会の議員に会うたびに「とにかく派閥の数を増やせ」と発破をかけてきた。第4派閥のままでは政局の主導権が握れないことを実感しているためだ。実際に今回の内閣改造・党役員人事でも、麻生太郎、茂木敏充両氏という第2、第3派閥連合の壁は厚かった。最大派閥の安倍派に対しては、萩生田光一政調会長、西村経産相、松野官房長官、世耕弘成・参院幹事長、高木毅国会対策委員長の「5人衆」の配置さえ変えられなかった。第4派閥の悲哀を実感した岸田氏が、林氏を使って宏池会拡大作戦に乗り出した格好だ。

 岸田首相にとって、政策のとりまとめや国会対策に走り回った木原誠二氏が週刊誌のスキャンダル報道を受けて、官房副長官を辞任したのは大きな打撃だ。首相の意を受けて衆院解散に向けた流れをつくるには、有力な参謀が欠かせないためだ。林氏がその役割を担うのか、自民党の選対委員長から横滑りした森山裕総務会長が動き出すのか。その動向も注目点だ。

8918OS5:2023/09/22(金) 21:25:50
 岸田首相は内閣改造・自民党役員人事を受けた記者会見で、賃上げ継続などのための経済対策を打ち出す考えを表明。「変化を力にする内閣」と胸を張った。「経済、社会、外交・安全保障を政策の柱として、強固な実行力を持った閣僚を起用した」とも語った。

 しかし、実際には年功序列の顔ぶれも少なくない。党役員人事で露呈した内部対立も政権運営に影を落としている。何よりも、急激に動く国際社会、経済情勢に対応できる布陣とは言えない。人事の直後の世論調査では、内閣支持率が読売新聞35%、日経新聞42%でいずれも8月とまったく変わらなかった。国民の反応が冷ややかだったことに、支持率アップを期待していた首相周辺からはため息が漏れた。

■首相は「決断の秋」

 岸田政権は2年前の発足以来、多くの「看板」を掲げてきた。新しい資本主義、異次元の少子化対策、賃上げ・雇用の流動化、防衛力の抜本的整備……。だが、いずれも具体的な政策遂行には至らず、入り口で立ち止まっている。富裕層増税は頓挫、少子化対策の財源は先送り。防衛費の増額は打ち出したが、財源となる増税の詳細は固まっておらず、自衛隊員の定員確保などの課題が残っている。

 政局的な思惑が入り交じったまま衆院解散・総選挙で局面展開を図るのか、「死に体」覚悟で来年の通常国会から総裁選への道へと進むのか。岸田首相は「決断の秋(とき)」を迎えている。(政治ジャーナリスト・星浩)

※AERA 2023年9月25日号より抜粋

星浩

8919OS5:2023/09/22(金) 21:32:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f089f86a9832452976f3657acca4222590c5836
自民・幹事長代理に木原氏 幹事長の補佐役に女性3割起用
9/22(金) 19:00配信


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コメント26件


毎日新聞
自民党の木原誠二氏

 自民党は22日の総務会で、茂木敏充幹事長を補佐する幹事長代理と副幹事長計20人のうち3割にあたる6人を女性とする人事を了承した。内閣改造で副大臣、政務官に女性の起用がなく、岸田政権の女性登用の姿勢に疑問符が付く中、茂木氏が積極登用をアピールする格好となった。岸田文雄首相の側近として内閣官房副長官を務めてきた木原誠二衆院議員(岸田派)は、幹事長代理と政調会長特別補佐を兼務し、党と政府のパイプ役を担う。

 幹事長代理5人のうち女性は1人で、稲田朋美元防衛相(安倍派)が就任。15人いる副幹事長には、鈴木貴子元副外相(茂木派)、島尻安伊子元沖縄担当相(同)、堀内詔子元五輪担当相(岸田派)ら5人を起用した。

 茂木氏は6月に女性議員の育成や登用に関する基本計画をまとめ、10年で党の女性議員を3割に増やす目標を掲げている。今月21日に公明党の山口那津男代表と国会内で面会した際には「幹事長室についても、できたら女性を3割にしたい」と語っていた。

 木原氏を巡っては、幹事長代理と政調会長代理を兼務させる案も浮上していたが、政調については党則上の役職ではない特別補佐を充てた。萩生田光一政調会長から案件ごとに指示を受け、政府側と調整する役割を担う。萩生田氏は「軸足は幹事長室にしっかり置いてもらった上で、直近まで官房副長官として政調とも連絡を取り合ってきた経験を生かし、より緊密に官邸との連携を取っていきたい」と起用の意図を説明した。

 経理局長には林幹雄元経済産業相(二階派)を充てた。茂木幹事長体制で党の資金を管理する「金庫番」の経理局長に、茂木派以外が就くのは初めて。国対委員長代理には西村明宏前環境相(安倍派)を起用した。【菊池陽南子、李舜】

8920OS5:2023/09/25(月) 18:53:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/041c652d2f130035409329821f57dfef646bacfd
岸田首相 木原氏にしか頼れない?“二刀流人事”に党内からも疑問符
9/24(日) 5:30配信
スポニチアネックス
木原氏“二刀流人事”を巡る首相の思惑

 岸田文雄首相が23日、側近中の側近である自民党の木原誠二幹事長代理と公邸で面会した。米国から22日夜に帰国。早期の衆院解散・総選挙を模索しているとされる中、連休中に真っ先に会った格好だ。出発した19日にも官邸に呼び、党内情勢を話し合っている。内閣改造に合わせ官房副長官を辞めてもなお、変わらぬ木原氏の重用。自民党内には波紋が広がりつつある。

 皇居で帰国の記帳を済ませ、木原氏を招いた首相。週明けに表明する見通しの新たな経済対策の柱について協議したとみられる。木原氏は政調会長特別補佐も兼務。首相の意向を党内議論に反映させる狙いがありそうだ。1時間以上に及んだ“密談”。予算の裏付けとなる補正予算案の提出時期は明らかにしていないことから、対策を打ち出した上での早期解散も模索しているとされ、きなくさい話にも及んだとみられる。

 2021年10月の岸田政権発足時から官邸に入っていた木原氏。首相就任直後の衆院解散や日銀人事、ウクライナのキーウ(キエフ)電撃訪問など、首相サイドが重ねてきた極秘サプライズ計画に常に関わってきた。

 しかし、7月に入り、妻が元夫の死亡を巡り警視庁から事情を聴かれていたなどと週刊文春に報じられ、官邸出入りの際の取材を避けるなど公務に影響。内閣改造を機に退任を申し出た。「首相に切る考えはなかった」(政府関係者)という。

 懐刀の処遇に頭を悩ませた首相は、異例尽くしの人事を主導。閣僚経験者が就くことが多い幹事長代理に未経験ながら起用し、政調会長特別補佐との“二刀流”を担わせた。

 党運営と政策立案の両面で官邸との連携を強める奇策。「ポスト岸田」への意欲を隠そうとしない茂木敏充幹事長を監視、けん制する狙いがあるのは明白で、党重鎮も「お目付け役を送り込まれた」。木原氏の議員会館事務所には首相秘書官が足を運んでいる。

 しかし、党内には不穏な空気が流れ始めている。岸田派内からも「過度な重用だ」との声が上がるなど、やっかみが広がりつつあるほか、説明責任を果たさないまま脚光を浴びる状況を不安視する声もくすぶっている。

 こうした中、木原氏との会談をおおっぴらに重ねる首相。執行部の一人は「岸田派に信頼できる人材が他にいないのだろう」と指摘。木原氏頼みという、お寒い状況を物語っていると言えそうだ。

8921OS5:2023/09/26(火) 07:38:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6182016c17210e1a88588953a0c6f5315f054ac
【岸田首相の内閣改造・自民役員人事】女性登用の目玉・小渕優子選対委員長を強く推した財務省
9/26(火) 6:59配信

NEWSポストセブン
内閣改造に様々な目玉を用意したはずだったが…(時事通信フォト)

【政治部記者覆面座談会・第2回】「内閣改造をするほど総理の権力は下がる」とは、「人事の佐藤」と呼ばれた佐藤栄作・元首相の言葉だが、今回の内閣改造・自民党役員人事はまさにその通りの結果となった。

【写真】白ブラウスが光る加藤鮎子・少子化相。他、岸田文雄・首相と閣僚たち、大臣には女性を最多タイとなる5人起用。一方、副大臣・政務官の女性登用はゼロ

 混迷する岸田政権にいったい何が起きているのか。そこで本誌・週刊ポストは官邸詰めや自民党担当の政治部記者4人による緊急覆面座談会を開催し、改造の舞台裏を辿った。参加者はキャップクラスのベテラン記者A氏とB氏、取材の第一線に立つ若手・中堅のC氏とD氏だ。

司会(編集部):女性登用について。女性大臣は5人だが、副大臣、政務官は女性ゼロだった。

記者B:総理はもともと前自民党女性局長の松川るいと首相補佐官(改造で退任)の森まさこを入閣させるつもりだったが、松川はエッフェル塔問題でコケ、森はブライダル補助金騒動で入閣リストから消えた【※注1】。めぼしい候補が誰もいなくなったというのが実情だ。

【※注1/7月に自民党女性局の研修のため議員ら38人でフランスのパリを訪問した際に、松川るい氏らがエッフェル塔の前でポーズをとった写真をSNSに投稿して大炎上した。8月には森まさこ首相補佐官(当時)がX(旧ツイッター)で「ブライダル補助金」の進捗について報告したところネットからは批判的な意見が相次ぐなど、女性議員のSNS投稿をめぐる炎上が相次いだ】

記者C:自民党女性局のパリ旅行組は全員、大臣、副大臣、政務官にもなれずに“落選”しましたからね。

記者D:松川さんは本気で悔しがっていましたよ。外務官僚出身で経歴は申し分ない。エッフェル塔がなければ入閣確実だったから、普段は感情を露わにしない彼女が相当苛立っているのがわかった。さすがに周囲に当たり散らしたりはしていませんでしたけど。

記者C:“漁夫の利”で入閣したのが二階派の自見英子・地方創生相ですね。改造まで現職の内閣府政務官で本来なら次は副大臣のポジションでしたが、総理から大臣枠を1人に減らすと伝えられた二階派幹部が、「それなら1人も出さない」と反発したため、同派の小泉龍司・法相と一緒に入閣した。岸田総理お気に入りの松川や森がコケていなければ、自見は副大臣だったでしょうね。

記者D:官邸では副大臣、政務官にも女性を起用しようと発表前日は遅くまで人選を検討していたが、過去の発言とか金がらみの問題とか、身体検査で見送られた。総理側近は「女性を増やせと言うけれども、経験があってちょうどいい人がいないんだ」とぼやいていました。

8922OS5:2023/09/26(火) 07:38:46
記者A:そもそも女性登用の目玉が小渕優子・選対委員長というのが誤算の始まり。総理は「選挙の顔」と言い切ったけど、世論調査でも政治資金問題を抱えた小渕さんの起用を「評価しない」という声が強く、これでは選挙の顔になるはずがない。

記者B:「選挙の顔」というのは総理のリップサービスだよ。入閣させずに党4役に据えたことからも、総理にすれば批判は想定内。

実は、小渕の登用を最も強く推したのは財務省だった。彼女は初入閣した後に格下の財務副大臣を経験していて、同省の“秘蔵っ子”でもある。財務省としては言いなりになる彼女を出世させたい。総理にすれば、彼女の起用は亡くなった青木幹雄・元自民党参院議員会長の遺言でもあるし、茂木敏充・幹事長への牽制にもなるから、意地で使った。

記者D:彼女は就任会見でドリル事件【※注2】を質問され、涙ぐんで「決して忘れることのない傷」と釈明していました。

【※注2/2014年10月、当時経済産業相だった小渕優子氏の政治団体が開催し、地元支援者が参加した観劇会をめぐり収支に不透明な点があることが報じられ、元秘書が政治資金規正法違反(虚偽記載・不記載)で有罪判決を受けた。東京地検特捜部が関係先を捜索する直前に、会計書類を保存したパソコンのハードディスクがドリルで破壊されていたことも注目を集めた】

記者A:あの涙は反省じゃない。事件から何年も経っているのに、まだ蒸し返すのかというマスコミへの怒りじゃないか。

記者B:涙の会見も財務省あたりの入れ知恵らしいね。

(第3回につづく。第1回から読む)

※週刊ポスト2023年10月6・13日号

8923OS5:2023/09/26(火) 12:50:07
21年衆院選出馬せず
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d86c04634f3f9d86824d4e630d97b79bb4571d6
【速報】鴨下元環境大臣を内閣官房参与に
9/26(火) 10:38配信

TBS NEWS DIG Powered by JNN
TBS NEWS DIG Powered by JNN

政府は、きょう付で鴨下一郎元環境大臣を健康・医療戦略分野の内閣官房参与に起用する方針を決定しました。

起用の理由について、松野官房長官は会見で「医師として幅広い知識と経験を有し、健康医療戦略の分野、特に創薬や認知症に関して、総理に対し助言を行う内閣官房参与として適任であると、総理が判断された」と述べました。

TBSテレビ

8924OS5:2023/09/26(火) 17:47:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc08567fe43591c388160e45da4c4f6b0b639e97
【岸田内閣改造の内幕】スキャンダルで官房副長官辞任の木原誠二氏は党中枢へ「転んでもただでは起きない」
9/26(火) 16:13配信

NEWSポストセブン
木原誠二・前官房副長官の今後は?(時事通信フォト)

【政治部記者覆面座談会・第3回】「内閣改造をするほど総理の権力は下がる」とは、「人事の佐藤」と呼ばれた佐藤栄作・元首相の言葉だが、今回の内閣改造・自民党役員人事はまさにその通りの結果となった。

【写真】岸田文雄・首相と閣僚たち、大臣には女性を最多タイとなる5人起用。ベルトも木目の腕時計をした河野太郎大臣も

 混迷する岸田政権にいったい何が起きているのか。そこで本誌・週刊ポストは官邸詰めや自民党担当の政治部記者4人による緊急覆面座談会を開催し、改造の舞台裏を辿った。参加者はキャップクラスのベテラン記者A氏とB氏、取材の第一線に立つ若手・中堅のC氏とD氏だ。

司会(編集部):スキャンダルが報じられた木原誠二・前官房副長官について、改造2日前に朝日新聞が、〈(岸田首相は)続投させる方向で調整していたが、木原氏が固辞し方針を転換した〉(9月11日付)と交代を報じた。人事の焦点だったのに、総理の記者会見ではなぜかどの社も木原氏交代について質問しなかった。官邸への忖度か。

記者C:忖度ではないし、上から「聞くな」とストップがかかっているわけでもありません。なぜ突っ込まないかと言われると弱いが、今回の件は政治家本人ではなく、「妻に対する一部の報道」の段階で、事実関係の確認も取れていない。うちはファクトの確認がとれていない話は書かないことになっているから、某社の女性記者のように「週刊文春にこんな話が出てましたけど」という質問はしない。他社も同じ判断ではないでしょうか。
(一同、ウンウンと頷く)

記者D:総理が続投させたかったことは間違いありませんが、文春報道で木原さんの家族はたいへんな状況のようです。本人も夫人や子どもたちのことを非常に心配している。官房副長官留任は無理だというのは頷けます。

記者A:朝日の記事は嶋田隆・総理首席秘書官が流したアドバルーンとみている。誰が見ても早く辞めさせたほうがいいのは確かだったが、総理にすれば官邸で腹を割って話ができる相手は木原氏しかいない。続投させたいが、その場合の世論や永田町の反応が知りたかった。

 案の上、記事を受けて世論は交代は当然という受け止めだった。それで決断できたんじゃないか。

記者C:木原辞任で心配されているのが、官邸がうまく回らなくなるのではないかということ。ああ見えて木原さんは党内への根回しなどを一手にやっていました。自民党の国対幹部も、「官邸で唯一まともな話ができた木原が抜けてこれからどうなるんだ」と漏らしています。

記者B:それは表面的な見方すぎる。岸田総理にとって木原氏の交代は大きな痛手だが、だからこそ、今回の人事はそれをどうカバーするかという前提で組み立てられている。木原氏をすぐに幹事長代理兼政調会長特別補佐に据えたのがその証拠だ。

 これから木原氏は幹事長代理として国対を仕切り、政調会長特別補佐として総合経済対策のとりまとめにもあたることになる。党と官邸のパイプ役として党運営、国対、政調に絶大な権限を握る。

 岸田さんは木原氏を官邸に置いておけないなら、“禍転じて福となしてやれ”と、自民党中枢に送り込んだわけだよ。木原氏も「家族が心配だから」と官房副長官を固辞したのであれば、こんな忙しいポストを受けるはずがない。それを受けたということは、“転んでもただでは起きない”つもりだろう。朝日が報じた「続投を固辞」というのはスキャンダル批判をかわすための2人の巧妙な芝居だよ。
(しばしの沈黙後、記者Aが口を開いた)

記者A:だとすれば、木原氏は党務の実権をめぐって茂木幹事長とぶつかることになる。

記者B:最初からそうさせるつもりだろう。

(第4回につづく。第1回から読む)

※週刊ポスト2023年10月6・13日号

8925OS5:2023/09/26(火) 17:48:15
https://www.news-postseven.com/archives/20230925_1907047.html?DETAIL&utm_source=news.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
2023.09.25 06:58
週刊ポスト
【内閣改造の内幕】最大のサプライズは林芳正・前外相の交代 岸田首相は「4年後の政権禅譲」を確約か

【政治部記者覆面座談会・第1回】岸田文雄・首相は低迷する支持率を挽回しようと過去最多に並ぶ5人の女性大臣を起用し、11人を初入閣させて人事刷新をアピールしようとしたが、各社の世論調査で支持率は横ばい、自民党内には人事の不満が高まる結果となった。

 アテが外れた岸田首相は「支持率に一喜一憂しない」と言いながら国内向けに物価対策の新たな経済対策をまとめることを表明して訪米すると、国連総会演説で「核なき世界」を訴えて核軍縮に30億円、感染症対策などに75億ドル、アフリカ連合の平和支援に900万ドルの拠出を表明するなどバラマキ外交を展開、国内外で失点をお金で挽回しようと躍起になっているように見える。

 政治部ベテラン記者A氏は「まるで政権末期の改造」と語る。

「総理にとって改造人事が支持率回復につながらなかったのは誤算でしょうが、当然といえば当然。政権の骨格は変えられず、官房長官、財務大臣、経産大臣など主要閣僚は再任、初入閣組が11人といっても、女性大臣以外は組閣前に各派の領袖から推薦されていた大臣候補をほぼそのまま任命した。自民党伝統の派閥順送り人事で、新鮮な印象はない。

総理は当初、大幅人事を考えていたようだが、途中から保身のために安全策に切り替えた。だが、それが結果的に党内の不満を強め、政権の寿命を縮めたのではないか」

 内閣改造は政治部記者たちにとっても腕の見せ所だ。首相官邸が建て替えられるまでは、改造の時期になると官邸前に報道各社のテント村がつくられ、各局は特番を組んで取材合戦を展開した。現在はテント村こそなくなったが、改造前から人事情報が飛び交い、総理と自民党実力者たちの水面下の駆け引きが展開された。

 そこで本誌・週刊ポストは官邸詰めや自民党担当の政治部記者4人による緊急覆面座談会を開催し、改造の舞台裏を辿った。参加者はキャップクラスのベテラン記者A氏とB氏、取材の第一線に立つ若手・中堅のC氏とD氏だ。座談会で浮かび上がったのは、政敵をなんとか葬ろうとする総理と、総理を潰そうと計略をめぐらす自民党実力者たち、リーク情報に踊らされてそうした権力闘争に利用される大メディアの姿だ。

司会(編集部):取材していて最大のサプライズ人事は?

記者D:やはり林芳正・前外相の交代でしょう。林さんはG7外相会議の議長を務めていたから、途中で交代させるのは外交的にもマイナス。各社とも完全にノーマークで記者はみんな「エッ」と驚いた。

記者C:国連総会の直前のタイミングとあって、当の外務省の幹部たちでさえ当日まで林大臣は留任と思いこんでました。改造当日(9月13日)は外務省で岡野正敬・事務次官がオーストラリアの大使と面談する予定があったが、大使がやって来たときには大臣が交代すると聞かされた省内はパニック状態だったそうです。

記者B:岸田総理は交代の理由を聞かれて「外交は首脳外交が大きなウェートを占める」と言った。外交は自分がやるからいいんだというわけだが、説明になっていない。後任の上川陽子・新外相はハーバード大学大学院に留学し、米国上院議員の政策立案スタッフを務めた経験もあるというが、外交経験はない。いきなり外相会議の議長というのはいくらなんでも荷が重い。

記者C:総裁派閥の宏池会(岸田派)には、来年の自民党総裁選に向けてまとめ役がいない。総理は同派座長でもある林さんを派閥に戻して閥務を担わせることにしたといわれてますが、本当のところは、女性大臣を過去最多の5人にするにはポストが足りなかった。かといって他派の大臣枠を削ると不満が出るから、数合わせで岸田派の林外相がはじき出されることになったということでしょう。

8926OS5:2023/09/26(火) 17:48:26
記者A:総理は改造前日の昼前、官邸で林さんと30分ほど話し込んだ。そこで相当激しくぶつかったようだ。

記者B:衝突した? 林さんは派閥に戻ることを納得したんじゃない?

記者A:表向きは2人で「宏池会の未来」について話し合ったことになっている。が、林さんはその席で総理から、「どうしても降りてほしい」と外相交代を告げられても納得しなかった。そこで総理は、来年の自民党総裁選で自分が再選すれば、その次の4年後の総裁選には宏池会から必ず林さんを擁立すると確約したそうだ。つまり政権禅譲すると。同じ宏池会内での総理たらい回しの密約だから、「宏池会の未来」の話には違いないんだがね(苦笑)。

記者D:林さんは総理と会った後、厳しい表情で官邸を出て行きましたよ。

記者A:岸田内閣が4年後まで持つと思っていないからじゃないか。

8927OS5:2023/09/26(火) 18:59:14
https://news.goo.ne.jp/article/tbs/politics/tbs-6111825.html
安保文書めぐり麻生氏「“がん”だったいわゆる山口代表」と批判 公明・山口代表は「評価控える」も、公明党内からは「言われっぱなしでいいのか」
2023/09/26 16:50
自民党の麻生副総裁が安全保障関連3文書の改定をめぐり、山口代表ら公明党の幹部が「がんだった」と批判。公明党内から反発の声が上がっています。

おととい、福岡市内で行われた自民党の麻生副総裁の講演。ここでの発言が今、波紋を呼んでいます。

自民党 麻生太郎 副総裁
「公明党の一番動かなかった“がん”だった、いわゆる山口(代表)、石井(幹事長)、北側(副代表)等々の一番上の人たち、その裏にいる創価学会」

岸田政権が去年12月に閣議決定した安全保障関連3文書の改定をめぐり、公明党の山口代表らが反撃能力の保有に慎重な姿勢を見せてきたことなどについて名指しで批判した麻生氏。

これに対し、山口代表は…

公明党 山口那津男 代表
「(麻生氏の発言への)評価は控えたいと思います」

反論を避けた山口代表ですが、公明党内からは…

公明党関係者
「関係悪化と言われないよう山口代表は抑えていたが、党内からは『言われっぱなしでいいのか』という声も聞こえてくるよ」

選挙協力をめぐり、悪化した関係の修復を図る自民党と公明党ですが、麻生氏の発言は新たな火種となるのでしょうか?

8928OS5:2023/09/26(火) 20:47:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/f98be2cbc15bca515ef5cbe02fd01882d9eb993d
石原氏が国家安保担当の補佐官 農山活性化は小里氏
9/13(水) 14:13配信

産経新聞
第2次岸田再改造内閣の閣僚名簿を発表する松野博一官房長官=13日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)

松野博一官房長官は13日、国家安全保障担当の首相補佐官に石原宏高元環境副大臣、農山漁村地域活性化担当の首相補佐官に小里泰弘元農林水産副大臣をそれぞれ充てる人事を発表した。森昌文首相補佐官(国土強靭化担当)は再任する。

8929OS5:2023/09/27(水) 12:16:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/88eb85c410698e6035abba596046920bd073f6b3
「あまり印象が良くない人だ…」小渕優子氏=選挙の顔 10月の衆参補選へ自民からも不安
9/27(水) 9:40配信

西日本新聞
小渕優子氏(撮影・中村太一)

 衆参補欠選挙(10月)を前に、自民党の小渕優子選対委員長の「選挙の顔」に疑問符がつき始めている。抜群の知名度を生かし陣頭指揮を執るはずが、クローズアップされるのは「政治とカネ」の説明責任ばかり。負の印象が先行し、党内からは不安の声が漏れる。選挙結果は岸田文雄首相の衆院解散戦略を左右しかねず、関係者の悩みは深い。

 19日の党役員会。小渕氏は「新体制がスタートし、最初の大型選挙となる。必勝を期してご支援、ご協力をお願いしたい」と衆院長崎4区補選(10月10日告示、22日投開票)、参院徳島・高知補選(同5日告示、同)の勝利を誓った。

 ともに自民の議席があった選挙区で、与野党対決となる見通し。党役員人事・内閣改造が政権浮揚につながらず、苦境を脱する契機とするためにも、ダブル当選は至上命令だ。自民は総力を注ぐ構えで、首相や茂木敏充幹事長ら幹部の現地入りは確実。小渕氏も応援演説や支持組織へのてこ入れなどをこなすはずだが、自民幹部の一人は「現地での応援は見送った方がいい」。

 党四役に起用された途端、経済産業相の辞任につながった2014年の不明朗な政治資金の支出に関する問題が再燃。新たな「政治とカネ」の問題も噴き出した。自らが関係する政治団体を巡り、親族や元秘書が幹部を務める企業に多額の支出があると週刊文春のニュースサイトが報じた。報道各社の世論調査は、小渕氏の起用に厳しい見方を示す。

 衆院長崎4区補選は、自民の北村誠吾元地方創生担当相の死去に伴う。党の情勢調査では今のところ、公認候補予定者に分があるとされるが、逆風が吹くことへの警戒感は地元にも根強い。長崎県連関係者は「今はあまり印象が良くない人だ…」。参院徳島・高知補選も不祥事を起こした自民議員(後に離党)の辞職に起因し、油断はできない。

 応援弁士として引く手あまただった頃とは一変した小渕氏を取り巻く環境に、自民関係者は嘆く。「万が一にも落とせない選挙。首相は見通しが甘かったのではないか」

 (大坪拓也、坂本公司)

西日本新聞

8930OS5:2023/09/27(水) 12:22:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7a7a544e997dd5f8645a95abfbd20fa09a6d0bd
公明党幹部が「がん」との“麻生節”波紋 発言の背景に「麻生氏の憤まん」の指摘【news23】
9/27(水) 9:18配信

TBS NEWS DIG Powered by JNN

自民党・麻生副総裁が福岡で行われた講演で、政府が去年12月に閣議決定した安全保障関連3文書の改定をめぐり、公明党幹部が「がんだった」と発言し、波紋を呼んでいます。“麻生節”の背景にはあった「麻生氏の憤まん」とは。

【写真を見る】公明党幹部が「がん」との“麻生節”波紋 発言の背景に「麻生氏の憤まん」の指摘【news23】

自民党 麻生太郎副総裁
「岸田さんのような、なんとなく極めて誠実そうに見える顔、本当に誠実かどうかは知らんよ、これはわからん。誠実そうに見えるあの顔、リベラルそうに見えるあの顔のほうが世の中、受けるんじゃないの」

24日、福岡市内で講演した自民党の麻生副総裁。政府が去年12月に閣議決定した安全保障関連3文書の改定をめぐり岸田総理を評価した一方で、波紋を呼ぶ発言が…

自民党 麻生太郎副総裁
「公明党は専守防衛に反するという理由でこれに反対。今の公明党の一番動かなかった“がん”だった、いわゆる山口(代表)、石井(幹事長)、北側(副代表)等々の一番上の人たち。その裏にいる創価学会」

公明党の山口代表らが反撃能力の保有に慎重な姿勢をみせてきたことなどについて、名指しで批判したのです。

26日、山口代表は…

公明党 山口那津男代表
「麻生さんがどういう意図で、どういう場でお話しになったのか、直接聞いていないし前後の関係もわからないので評価は控えたい」

公明党内からは…

公明党関係者
「関係悪化と言われないよう山口代表は抑えていたが、党内からは『言われっぱなしでいいのか』との声も聞こえてくるよ」

自民党と公明党が選挙協力をめぐり悪化した関係の修復を図る中での発言。背景に何があるのでしょうか。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩
「麻生さんと茂木幹事長が進めてきた国民民主党との連立工作が失敗。公明党が非常に強く反対したという底流があって憤まんをぶつけた。連立パートナーである公明党に対して礼を失した発言。全国でがんで闘病している人がたくさんいる、非常に無神経な発言」

TBS NEWS DIG Powered by JNN

8931OS5:2023/09/27(水) 13:05:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/689ced870ade14c830687ef522d1bc17440b703d
秘書が大量辞職の加藤鮎子こども相 横暴な態度に後援者は「二度と手伝わない」と激怒
9/27(水) 5:56配信


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デイリー新潮
祖父も代議士の3世議員

 岸田総理が掲げる目玉政策のひとつに「少子化対策」がある。その担当という大役に任命されたのが、当選3回の加藤鮎子大臣だ。政権の浮揚の一端を閣内最年少の44歳が託されることになるが、彼女を知る向きからは、早くも心配の声が上がっている。

【写真を見る】イケメン旦那と選挙活動する「加藤鮎子」こども政策担当相 父は「総理にいちばん近い男」と呼ばれた「加藤紘一氏」

 ***

 内閣改造が行われると、新大臣の金や男女関係の醜聞をマスコミが書き立てるのは恒例。その餌食となった第一号が加藤大臣である。

 就任2日後の15日、夕刊紙「日刊ゲンダイ」が早速、2件のスキャンダルを報じた。一つは一昨年の政治資金パーティーの際、「鮎友会」なる政治団体に上限の150万円を超える額の券を購入してもらっていた問題。もう一つは、実母の所有する物件に地元事務所を置き、5年間で900万円を超える額の「家賃」を支払っていたという問題だ。政治資金を親族に還流している、との指摘である。

 パーティー券の問題に関して加藤大臣は誤りを認め、政治資金収支報告書を訂正するとしたが、報告書を見ると問題点はまだある。券の大口購入者には「柿崎工務所」なる企業があり、40万円分を購入しているが、他にもその関連会社が5社、合計280万円分の券を購入しているのだ。各社の代表者の姓はみな「柿崎」。つまり、150万円の上限を超えないよう、同じグループの企業が分担して購入しているように見えるのである。

専門家は「グレーな行為」
 同工務所を中心とするグループは、加藤大臣の地元・山形県では「柿崎天皇」と言われるほど大きな存在。公共事業も数多く受注しているという。

「グレーな行為と言って差し支えないでしょう」

 とは政治資金に詳しい、神戸学院大学の上脇博之教授。

「グループの元締めは同じですから、企業との癒着を疑われる。特定の団体からの影響力を持たないように上限を定めた、政治資金規正法の趣旨を逸脱していると思います」

 また、事務所についてもいわくつきである。彼女の父は「総理に一番近い男」と言われたものの、「加藤の乱」を境に失脚した故・加藤紘一元官房長官。2006年、紘一氏の当時の事務所が右翼団体の男に放火され、全焼したことは大きなニュースになった。地元の政界関係者が言うには、

「その後、寄付を募って建てたのが今の事務所で、紘一さんの死後、母上の所有となった。タダ同然で建てた物件に家賃を長年支払っているのですから、一族の資産形成と見られても仕方ないかもしれません」

“子どもとどう接していいか分からない”
 加藤大臣は紘一氏の三女に生まれ、慶應女子高、慶應大を卒業後、民間企業勤務を経て米コロンビア大大学院に留学。帰国後、議員秘書を務め、2014年、父の地盤を継いで初当選した。バツイチで、会社経営者の夫との間に小6と保育園児の2人の息子がいる。ちなみに初婚の相手は後に金子恵美元議員と再婚し、「育休不倫」で議員辞職した宮崎謙介元代議士だ。

 加藤大臣が「現役のママ」であることも、今回の抜てきの決め手となったであろう。実際、就任直後の取材では、「息子が発熱し、薬を飲ませたりしている時に(入閣の)速報があった」と“母親”ぶりをそれとなくアピールしていたが、

「他の省庁ならともかく、よりによってこども政策担当大臣になった。そこがどうも引っかかるんです」

 と言うのは、加藤大臣の知人である。

「というのも、彼女は常々、周辺には“子育てが苦手”“子どもとどう接していいかわからない”とこぼし、高校時代の恩師には何度も相談している。まあ、子育ての悩みは誰にでもありますけど、彼女には、そこから解放されるために仕事に逃げている感じがあるんです」

8932OS5:2023/09/27(水) 13:05:24
議員宿舎のエレベーターホールでボタンを連打
「金帰火来」と言われるように、政治家は週末には地元に戻ることが通例だ。

「鮎子さんは普段は家族と赤坂の議員宿舎住まいで、土日や国会閉会中は山形に入るのが常。その時は次男を連れ、長男は東京に置いていくことが多い。一方ご主人も、社長をしているので土日も接待で外出しがちで、お子さんが一人になってしまうことがしばしばだそうです。そういう場合、お子さんが食事に一人でカップラーメンを食べることも珍しくないとか」(同)

 一人の時間を持て余してか、長男は議員宿舎のエレベーターホールで、ボタンを連打して“遊ぶ”こともあったという。

「もちろん加藤家は一般家庭とは仕事の形が違うという事情はあるでしょうが、そうした話を聞くたびに、お子さんがかわいそうになってしまうんです」(同)

 となれば、せめてウイークデーは一緒に、と提案したくもなるが、自民党関係者が言葉を継ぐには、

「会食がある時などは仕方ないですが、特に用もないと思われる時にも、議員会館で夜10時ごろまで仕事をしていることがあるとか。その場合、秘書に言付けて宿舎の食堂でお子さんに食事をさせることもあるそうです」

後援者は“二度と手伝わない”
 多忙な夫婦の今風の子育てといえばそれまでだが、周囲がそれでも違和感を持つ背景には、彼女の“育ち”がある。

「経歴からわかるように、鮎子さんは生粋のお嬢さんなんですよね」

 と解きほぐすのは、地元の古参後援者だ。

「だから世間知らずの部分はある。地元有力者の葬儀にベージュのストッキングで参列した時には周囲が引いていましたし、山形の議員なのに『中山間地(ちゅうさんかんち)』のことを知らないのか、“なかやまかんち”と読んで、農家の方をあれさせたこともありました」

 その浮世離れした様は、もうひとつの“家族”でもある事務所スタッフへの対応にも表れていて、

「とにかく秘書の扱い方が雑で、人情味に欠けるんです」

 と指摘するのは、前出とは別の地元政界関係者である。

「秘書と地元を回るでしょ。昼食時になると、鮎子さんはお店で千円くらいするランチを食べる。秘書も連れて行ってあげればいいのに行くのは自分だけで、秘書は持ってきたおにぎりを車の中で食べているとか。後援者に運転をしてもらって地元を回った時には、昼飯時にコンビニの前で車を停めさせ、店に入った。で、自分の分のお弁当とお茶だけを買ってきて“次行って”。後援者さんは“二度と手伝わない”と怒っていたそうです」

「職員がみなおびえていた」
 これらの件、周囲では広く知れ渡っているようで、本人もそれを気にしてか、「秘書や後援会のスタッフも有権者だから、おごると寄付と取られてしまう」と弁明しているとか。清廉めいて見えるが、冒頭の政治資金処理のずさんさに鑑みれば、クリーンというよりドライで、単に他者への気遣いに欠けるだけとの分析が当てはまりそうだ。

「性格も細かく、代理出席させた会議の報告などは電話やメールで済むものをレポートにまとめさせたり、イベント会場で椅子の並べ方が気に食わないと一からやり直させたり。彼女が県連会長だった時には、職員がみなおびえていました」

 そんなせいもあり、永田町や地元では、加藤事務所は“ご難場”として有名。

 実際、国会便覧で確認しても、同時に3人置ける公設秘書の、この3年間での退職者は実に6名にも上る。ブラック企業並みの離職率を示しているのだ。

本人の見解は? 
 大抜てきも足元乱れる新大臣。当人に見解を伺うと、パーティー券については、

「それぞれ別個独立の会社からの寄付であり、法律上問題はなく、ご質問の指摘は当たらないと考えております」

 子育てに関しては、

「世間の共働き家族と同様、親族などの協力を得ながら、仕事と家庭の両立にがんばっています」

 秘書の相次ぐ退職については、こう述べる。

「定年で公設秘書から私設秘書になられた方や、起業や転職、体調を崩し退職された方であり、ご指摘の事実はありません」

 まずはお手並み拝見だが、「加藤の乱」れは、政権の“乱れ”に直結しそうだ。

「週刊新潮」2023年9月28日号 掲載

新潮社

8933OS5:2023/09/27(水) 16:40:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec62ceb09a15167dcb451eb4a333c36e718dfd42
【内閣改造の内幕】茂木敏充・幹事長の留任の裏に麻生副総裁との「来年の総裁選への不出馬密約」あったか
9/27(水) 15:59配信

NEWSポストセブン
留任となった茂木敏充・幹事長(時事通信フォト)

【政治部記者覆面座談会・第4回】「内閣改造をするほど総理の権力は下がる」とは、「人事の佐藤」と呼ばれた佐藤栄作・元首相の言葉だが、今回の内閣改造・自民党役員人事はまさにその通りの結果となった。

【写真】岸田文雄・首相と閣僚たち、大臣には女性を最多タイとなる5人起用。一方、副大臣・政務官の女性登用はゼロ

 混迷する岸田政権にいったい何が起きているのか。そこで本誌・週刊ポストは官邸詰めや自民党担当の政治部記者4人による緊急覆面座談会を開催し、改造の舞台裏を辿った。参加者はキャップクラスのベテラン記者A氏とB氏、取材の第一線に立つ若手・中堅のC氏とD氏だ。

記者C:今回の改造にあたって、岸田総理は茂木敏充・幹事長に相当怒ってました。インド訪問中に読売が〈岸田首相が「茂木幹事長続投」で調整〉(9月7日付)と報じると、「オレは誰にもそんなことは言ってない」とすごい剣幕だったとか。あの記事は明らかに茂木氏サイドのリークで、「麻生氏も続投を首相に進言していた」と書かれているのがミソ。茂木氏は“麻生(太郎・副総裁)さんの言うことを聞かなくていいのか”と総理を牽制したのでしょう。

記者A:岸田総理は後見人の麻生さんの意向を無視できないというのはその通りだろう。

記者C:だから総理は記者には読売報道を全面否定しないで「(茂木続投は)条件付きだ」と言っていたが、インドから帰国すると真っ先に萩生田光一・政調会長を公邸に呼んだ。いわゆる萩生田官房長官構想ですが、その狙いは官房長官交代をテコに茂木幹事長も交代させるぞという逆襲でした。

記者A:それも麻生さんから、「萩生田を官房長官に起用したら旧統一教会問題で政権はもたなくなる」と忠告されてポシャった。

記者D:結局、麻生さんの言いなりですよね。

記者A:麻生さんは茂木氏に幹事長留任のかわりに来年の総裁選は出馬しないと約束させた。岸田総理もそれで手を打った。

記者C:しかし茂木氏は今年68歳で、来年の総裁選がラストチャンスと見られているから、党内には「茂木さんは総裁選をあきらめたのか」という声があがっています。

記者A:あきらめてはいないよ。茂木氏は総裁選まで岸田総理に解散・総選挙をさせないで、菅義偉・前首相のように支持率低下で総裁選に出られなくなる状況をつくりたい。そうなれば自分に出番が回ってくる。これまで以上に総理の足を引っぱりにかかるつもりだろう。

記者B:岸田さんも茂木氏の魂胆は見抜いている。だから同じ茂木派の小渕優子氏を党4役の選対委員長に起用して牽制させ、木原誠二・前官房副長官を党執行部の一端、幹事長代理兼政調会長特別補佐氏に送り込んだ。いわば小渕氏はデコイ(おとり)で、総理の茂木幹事長に対する“刺客”の本命は木原氏だとみていい。

記者D:ドロドロの戦いが始まりそうですね。

(第5回につづく。第1回から読む)

※週刊ポスト2023年10月6・13日号

8934OS5:2023/09/27(水) 17:21:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6c1c1c14f7487969026471437c39955317b70f8
積極派対規律派、論争激化へ 経済対策、来週にも検討着手 自民
9/27(水) 7:08配信

時事通信
閣議に臨む岸田文雄首相(中央)ら=26日午前、首相官邸

 岸田文雄首相の指示を踏まえ、自民党は来週にも経済対策策定のための党内議論を開始する。

 「アベノミクス」の流れをくむ「積極財政派」からはコロナ禍並みの財政出動を求める声が上がる一方、一層の財政悪化や物価高騰につながるとの懸念も党内には根強い。10月の取りまとめに向け論争が本格化しそうだ。

 首相は26日の自民党役員会で「政府・与党の緊密な連携の下、精力的に取りまとめ、速やかに補正予算の編成に入る」と述べた。

 首相が早期の衆院解散・総選挙に踏み切るのではないかとの観測も広がり、自民内からは内閣支持率の低迷も背景に「驚くような規模にしたい」(党関係者)といった歳出圧力が強まる。

 世耕弘成参院幹事長は26日の記者会見で、経済対策の裏付けとなる2023年度補正予算案に関し「15兆円規模が一つのライン」だと改めて指摘した。自民若手有志の「責任ある積極財政を推進する議員連盟」は政府への要望書を取りまとめる方針で、議連幹部は「補正予算は15兆〜20兆円にすべきだ」と話す。

 これに対し、経済活動が活発化し、需要の高まりや人手不足の問題が顕在化する中、党幹部は「対策を間違えればインフレを招く」と懸念を示す。森山裕総務会長は24日のNHK番組で「規模が先にあるということではない」とくぎを刺した。

 新型コロナウイルス拡大前まで、補正予算はおおむね2兆〜5兆円程度で推移したが、20〜22年は数十兆円規模に膨張。財政規律回復に向け、政府は6月の経済財政運営の基本指針「骨太の方針」で、歳出構造を「平時に戻していく」と明記したばかりだ。過去のコロナ予備費の多額の繰り越しも指摘されている。

 今回の首相指示は物価高騰や賃上げ対応のみならず、半導体を念頭に置いた投資促進、国土強靱(きょうじん)化など幅広い内容に及び、補正予算案が一定程度膨らむのは必至の情勢だ。財政悪化がさらに続けば「日本国債の格下げも現実味を帯びる。そうなれば企業への影響は大きい」(財界幹部)との声も出ている。

8935OS5:2023/09/28(木) 08:15:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3f55834263e33440ea026407557435527f74355
全容解明、法廷へ 秋本議員、検察と全面対決も 洋上風力汚職
9/28(木) 7:06配信
時事通信
秋本真利衆院議員

 洋上風力発電事業を巡る汚職事件で、衆院議員の秋本真利容疑者(48)らが起訴されたことで、事件の全容解明は法廷に舞台を移す。

 国会質問の依頼や約7200万円にも上るとされる賄賂について同容疑者は一貫して否認しており、検察側との全面対決も予想される。

 検察側は、秋本容疑者と「日本風力開発」の塚脇正幸前社長(64)=贈賄罪で在宅起訴=がやりとりしたメールや、塚脇前社長が同社幹部に送った「質問をお願いした」という内容のメールなどを押収。こうした証拠を基に、同容疑者が同社に有利な質問をするよう複数回にわたって依頼されていたと立証するとみられる。

 同容疑者は逮捕時、「自身の政治的信条に基づいて質問した。依頼されて日本風力開発の利益を図るために質問したということは断じてない」と否定するコメントを出している。

 一方、賄賂とされた約7200万円の大半は、秋本容疑者と塚脇前社長の共通の趣味である馬の購入などに充てられていた。検察側は、同容疑者が馬の売買契約を行い、自身の名前を契約書に記載していたことなどから、購入した馬は同容疑者の所有と判断しているもようだ。

 これに対し同容疑者は、馬は代金を支払った塚脇前社長の所有で、自分は管理していただけだと主張している。

8936OS5:2023/09/28(木) 17:09:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/d5aa2cc409e6a0ed762176d0868cc6aafe092951
【内閣改造に党内の不満】大恥をかかされた石破茂・元幹事長、首相との会談で入閣に意欲みせるも肩透かし
9/28(木) 7:15配信

NEWSポストセブン
入閣に意欲を見せていた石破茂氏(時事通信フォト)

【政治部記者覆面座談会・第5回(最終回)】「内閣改造をするほど総理の権力は下がる」とは、「人事の佐藤」と呼ばれた佐藤栄作・元首相の言葉だが、今回の内閣改造・自民党役員人事はまさにその通りの結果となった。

【写真】岸田文雄・首相と閣僚たち、大臣には女性を最多タイとなる5人起用。ベルトも木目の腕時計をした河野太郎大臣も

 混迷する岸田政権にいったい何が起きているのか。そこで本誌・週刊ポストは官邸詰めや自民党担当の政治部記者4人による緊急覆面座談会を開催し、改造の舞台裏を辿った。参加者はキャップクラスのベテラン記者A氏とB氏、取材の第一線に立つ若手・中堅のC氏とD氏だ。

司会(編集部):自民党内は人事への不満が強まっている。

記者A:たまってるね。それが表面化したのが改造直後に最大派閥の安倍派から生え抜きの土井亨議員が退会したことじゃないか。

記者C:土井氏は当選5回で入閣適齢期。選挙に強くないから早く大臣になりたいはずですが、安倍派は最大派閥で大臣枠が4人もあるのに、岸田総理は改造のたびに萩生田氏や松野博一・官房長官、西村康稔・経産相ら5人衆を大臣や党3役の重要ポストに起用し続けているから、同派の衆院の新入閣は毎回1人。適齢期の議員になかなか大臣が回ってこない。

今回、茂木派からは当選5回の木原稔・防衛相が入閣したのに、安倍派の7人の当選5回生は全員未入閣。大臣になれるのは遅ければ7年後と考えたら、“やってられない”という気になるでしょう。

記者D:大恥をかかされたのが、世論調査で「次の首相にふさわしい人」1位の石破茂・元幹事長でしょう。岸田総理は事前に石破氏と会談し、本人も入閣を打診された場合、「国家、国民のためなら『受けません』と言ってはいけない」と入閣に意欲を見せていたのに、肩透かしを食わされた。

記者A:石破さんは総理との会談で、自分ではなく旧石破派の赤沢亮正氏の入閣を求めていたというのが真相だが、それもダメだった。

記者C:不満は留任(再任)組にもありますよ。萩生田光一・政調会長は総理から官房長官を打診されたのに、ご破算にされてガッカリしていました。一方の松野博一・官房長官も、“総理はオレより萩生田を買っているのか”と内心面白くないようです。

記者D:河野太郎・デジタル相は退任するつもりで大臣室の片付けをしていたのに、再任といわれて逃げ損ないましたね。

記者B:岸田さんは河野氏にマイナ問題の責任をとらせるつもり。側近に言わせると、「閣外に出したら何を言いだすかわからないから厄介だが、大臣にとどめておけば総裁選の頃には勝手に潰れてくれるだろう」と総理は考えているらしい。

8937OS5:2023/09/28(木) 17:09:22

岸田派内にも隙間風
記者C:注意すべきは足元の岸田派ではないでしょうか。岸田総理は昨年末に「死刑のハンコを押す役目」発言で批判を浴びた葉梨康弘・元法相や政治資金問題の寺田稔・元総務相に詰め腹を切らせながら、同じ岸田派でも側近の木原誠二・前官房副長官はスキャンダルで政権の足を引っぱったのに党役員(幹事長代理兼政調会長特別補佐)に抜擢した。派内からは「なんだあの人事は」という声が聞かれます。派内にも隙間風が吹いている。

司会:改造は失敗。岸田首相はこんな状況で解散・総選挙を打てるのか。

記者D:小渕氏を選対委員長に起用した段階で、総選挙は無理でしょう。

記者C:解散・総選挙をやるつもりなら、女性大臣5人だけではなく、国民の人気がある石破氏や小泉進次郎氏らを無理にでも大臣にしたのではないでしょうか。総理は茂木幹事長から「総裁選には出ない」という言質を取り、安倍派5人衆を同じポストに留任・再任させたことで最大派閥の支持も取り付けた。ライバルになりそうな河野、高市(早苗)両大臣も再任して出馬できないように閣内に封じ込めた。

 改造前は解散を視野に入れていたでしょうが、これで解散総選挙で勝負しなくても、来年の総裁選の無投票再選に道筋をつけたと判断していると思います。

記者B:いや、岸田さんは解散をあきらめていない。10月中旬に旧統一教会への解散命令を申し立て、10月下旬に経済対策をまとめる。そこでチャンスありとみれば、迷わず解散に踏み切るのではないか。

記者A:11月はじめの解散だろう。総選挙を打てば、岸田派の盛山正仁・文科相(近畿ブロック比例)など選挙に弱い大臣の何人かが落選する可能性があるが、解散できなければジリジリ退陣へと追い詰められていくのは見えている。勝負に出るしかないことは総理もわかっているはずだ。

 岸田首相が解散・総選挙に踏み切るかどうかについては、若手記者2人は「ない」、ベテラン記者2人は「ある」と見方が割れた。

 果たして内閣改造に失敗した首相は形勢挽回のための一か八かの解散・総選挙を決断できるのか。

(了。第1回から読む)

※週刊ポスト2023年10月6・13日号

8938OS5:2023/09/28(木) 17:09:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/029ae113c53c83b3ea35ee7bec78f593404e4420
森喜朗元首相の言いなり「安倍派の15人」迷走極まる!木原誠二氏がおいしいとこ全部取りへ
9/28(木) 7:02配信
ダイヤモンド・オンライン
安倍派の総会であいさつする「座長」の塩谷立氏(右端)。左から2人目は下村博文元政調会長(8月31日)

 自民党内の最大派閥「安倍派(清和政策研究会)」が、15人もの船頭を抱える集団指導体制に移行した。いったいなぜそんなことが起きたのか。森喜朗元首相に支配された、「迷走」としかいえない安倍派の現状を解説する。(イトモス研究所所長 小倉健一)

● 岸田首相の「誰にも嫌われたくない」人事で 安倍派の会長不在は続く

 岸田文雄首相(自民党総裁)は、9月の内閣改造、党役員人事で、党内6派閥ごとの閣僚起用人数の配分を、改造前からほぼ維持した。「安倍派(清和政策研究会)」は閣僚4人を輩出するなど、最大派閥、そして岸田政権を支える主流派としての地位は確保できた。

 事前には、派閥内で「会長」ポストが不在であることで岸田政権との交渉力が低下し、不遇の扱いを受けるのではないのかという懸念があった。しかし、今回の内閣改造を経て、「早急に会長を決めなくてはいけないという機運はますますなくなった」(安倍派中堅議員)のだという。

 目下、安倍派の中では出世争いを「半歩リード」する萩生田光一氏(自民党・政務調査会長)を冷遇し、ライバルである西村康稔氏(経済産業相)を代わりに政調会長に据えるなど、政権からの嫌がらせはいくらでもできたはずだ。ところが、支持率低迷で来年の自民党総裁選挙を乗り越えることしか頭にない岸田首相が、ワラをもつかむ気持ちで誰にも嫌われたくない人事を行ったということだ。

 それでは、日本を牛耳る「安倍派」を誰が掌握することになるのか、見ていこう。

● 発言力が低い塩谷氏が 「座長」になれた理由とは?

 8月31日、安倍派は、会長不在のまま塩谷立・元文部科学相を座長とし、松野博一官房長官や萩生田氏ら15人による常任幹事会を設置する新体制を発足させた。経歴からして常任幹事会に入ってもおかしくない下村博文会長代理が外される形となった。その下村外しに決定的な役割を果たしたのが塩谷氏である。

 塩谷氏は、松野氏、萩生田氏、世耕弘成参院幹事長、西村氏、高木毅国会対策委員長とで構成される「安倍派5人衆」には入っておらず、5人衆の中でもパワーダウンが指摘される高木氏(詳細は後述)と並んで権威はなく発言力が低い。それというのも、塩谷氏は地元静岡8区の小選挙区で落選し、比例復活当選であることが影響を受けている。

 静岡県政を担当する大手新聞社の記者は次のように解説する。

 「静岡県政において自民党国会議員の能力を疑う人が多い。県議会の定数68の中で、自民党は41人を占める圧倒的多数派です。しかし、県知事選挙ではリニア妨害で有名な川勝平太氏の連続当選を許し、また、国会議員も細野豪志氏(旧民主党で閣僚を務め、21年の衆院選当時は無所属で選挙に出馬)、渡辺周氏、源馬謙太郎氏など、野党議員の当選を許してきました」

 「後に自民党へ入党する細野氏ですが、県知事選で川勝知事の対抗馬として出馬を検討していた時期があった。しかし、塩谷氏は指導力を最後まで発揮せず、幻の案となってしまいました。あのとき細野氏が出ていれば、リニア問題でここまで停滞することはなかったかもしれません」

 そんな塩谷氏を安倍派の中枢から外そうという動きがあったが、今回座長に就任できたのは、関係の近かった下村氏(前述の通り、新体制に移行するまで「会長代理」職にあった)を常任幹事会から切って捨てたからだ。

 下村氏は、安倍派に今なお絶大な影響力を誇る森喜朗元首相との折り合いの悪さが指摘されてきた。下村氏は安倍派の新体制を評して「ここまで邪魔されるとは思わなかった。政界引退した森氏に影響力が残っているのは残念だ」と語っている。一方で森氏は、安倍派が新体制へ移行する前に北國新聞のインタビューで「下村氏から土下座された」と暴露(下村氏は土下座の事実を否定)しており、恨み骨髄ということだろう。

 この下村氏を外したことで、塩谷氏はかろうじて生き残ったのだ。

8939OS5:2023/09/28(木) 17:10:21
 安倍派が15人体制に移行し、パワーダウンを指摘されているのが、5人衆の中の一人、高木氏だ。「松野、萩生田、西村、世耕の4氏による『安倍派四天王』だったはずが、森元首相が高木氏を加えて『5人衆』と呼んで別格扱いをしてしまった。高木氏の勘違いはそこから始まった」(安倍派関係者)というから、実力はもともとなかったと人物といえよう。

 高木氏については、週刊文春からも「能力も意欲もなく、誰からも『首相候補』と目されない最年長の高木氏を一時的に祭り上げる案もあるが、最後にはパンツ事件(筆者注:高木氏が女性の自宅に侵入して下着を盗んだとされる疑惑)が引っかかり、暗礁に乗り上げる」(2023年7月13日・文春オンライン『安倍派迷走の裏でパンツ論争 高木毅が絶対に認めない議員』)と指摘を受けている。

● 安倍派の集団指導体制が 「15人体制」まで膨張した理由

 さて、ここで安倍派はなぜ「15人体制」になったかを説明したい。この15人体制になった理由が分かれば、今、実際に行われている権力闘争の行方も理解しやすいものになるだろう。

 現在、国会議員99人を束ねる安倍派だが、衆院議員が59人、参院議員が40人で、おおよそ3:2という比率だ。衆院議員の方が人数としては多いのだが5人衆のうち4人は衆院議員であり、参院議員は世耕氏がほぼ一人でまとめている。

 国会議員の比率である3:2をそのまま幹部の比率とするならば、幹部は衆院議員3人、参院議員2人とならなくては、おかしいことになる。かといって、安倍派を2人代表(共同代表制度)にすると、今度は1:1となり、参院議員が人数以上に影響力を持つことになる。また、5人衆の衆院議員4人が現時点で代表を1人に絞ることができないという点も影響し、この共同代表制は見送られることになった。

 そこで、「衆:参=3:2」という比率での大規模な集団指導体制とすることが検討されることになった。

8940OS5:2023/09/28(木) 17:10:36
 3:2という比率を守るとなると、幹部の数は、5人、10人、15人…という数になる。しかし、5人は先ほど指摘した理由によりダメ、10人となると、何かでもめたときに意見が5:5に割れると意思決定ができなくなってしまう。よって、15人という数に膨れ上がった。15人の顔触れを見てほしい。

 衆院からは、塩谷氏、松野氏、高木氏、萩生田氏、西村康稔氏、西村明宏氏、柴山昌彦氏、稲田朋美氏、松島みどり氏の9人。参院からは、世耕氏、橋本聖子氏、岡田直樹氏、末松信介氏、野上浩太郎氏、山本順三氏の6人だ。きれいに、「衆:参=3:2」となっていることがお分かりいただけただろうか。

 党内バランスに配慮し、誰からも文句が出ないような体制を作った結果、15人の合議制となった。

 昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」になぞらえて、「安倍派(清和研)の15人」とでも呼称したいところだが、ドラマの題名にするようなかっこいい話ではない。鎌倉時代に全国を治めるためには13人ぐらい必要だったのかもしれないが、安倍派99人を束ねるのが15人とはあまりにも数が多い。

 結局、誰にも権力を与えないようにするための体制であり、当然ながら、これまで以上に森氏の影響力が強まっただけという状態だ。森氏と犬猿の仲の議員が追放され、残っているメンバーは、森氏の言いなりと言われても仕方がない状態だ。これこそ迷走と言わずしてなんと表現すればよいだろうか。

● 森氏の影響力強化に反発し 安倍派を離脱した議員も…

 国土交通副大臣を務めたことのある土井亨衆院議員は、派閥の運営体制に対する不満を理由として9月15日付で安倍派を退会したが、これも森氏の影響力が強まったことに対する反発だ。

 土井氏は、森氏の首相在任中に、支持率が下がり続けて選挙に惨敗した際、事実上の「退陣勧告」とでもいうような行動を起こしている。01年2月19日に記者会見し、「首相は賢明な判断をすべきだ」と進退の決断を求めた。

 当時、自民党宮城県連の幹事長を務めていた土井氏が深く制作に関わった因縁のCMがあり、「CMは当初、主婦が『わたしが総理大臣の方がましよ』と絶叫する内容で、自民党本部が変更を求めるなど物議を醸した。宮城県連はせりふのうち、「総理大臣の方がましよ」の部分に「ピー」という音をかぶせて放映する」(河北新報、11年2月20日)ことになったのだという。

 森氏と土井氏は心底、お互いを軽蔑していた。将来が見えない派閥にいたくない土井氏の気持ちはよく分かる。

 この安倍派の迷走に笑うのが、木原誠二前官房副長官だ。文春砲にたたかれ続け、党務に就くことになったが、出演した動画番組(23年9月19日『どこよりも詳しい内閣改造 徹底解説!【木原・平の地上波いらず】』)で、「内閣にいるときは言えなかったが、減税をやればいい」「増税内閣と言われている以上、やって示すしかない」と発言した。

 今後、党内世論をリードしていくのは、意思決定能力を完全に失った安倍派ではなく、木原氏ということになりそうだ。

 党内基盤の弱さから存在感が示せず、おいしいところは全部木原氏が持っていき、安倍派で笑っているのは森氏というこの展開を、安倍晋三元首相は果たして望んでいたのだろうか。

小倉健一

8941OS5:2023/09/29(金) 07:44:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/e28529baf3660477c954cda2b7719444b01b686d
安倍派新体制で初の総会 「会長決めきれず先行き不安」の声
9/28(木) 20:22配信
毎日新聞
自民党安倍派の総会で発言する塩谷立座長(左)。右から2人目は自民党の萩生田光一政調会長=東京都千代田区の同党本部で2023年9月28日午後0時13分、竹内幹撮影

 自民党安倍派(清和政策研究会、99人)は28日、8月の新体制発足後初となる議員総会を党本部で開いた。座長の塩谷立元文部科学相のほか萩生田光一政調会長ら15人で構成する意思決定機関「常任幹事会」のメンバーが「ひな壇」と呼ばれる幹部席に座り、一致結束を確認した。ただ派閥内には新体制への不満もくすぶり、最大派閥として結束を保てるかが課題となる。

【写真特集】役員人事 記念写真を撮る自民幹部

 塩谷氏は会合冒頭、「新しい体制になり初めての総会で、常任幹事が前に座らせていただいた。清和研の新しいスタートということで協力をお願いをしたい」と呼びかけた。

 安倍派は内閣改造で、ともに衆院6期の宮下一郎農相と鈴木淳司総務相が初入閣。松野博一官房長官、西村康稔経済産業相と萩生田氏らが留任した。この人事について常任幹事会メンバーの一人は「満点ではないが80点だ」と語る。

 一方で、新体制への不満も一部にある。前体制で塩谷氏とともに会長代理を務めた下村博文元文科相は、会長選出を訴えたが退けられた。下村氏は常任幹事会にも選ばれず「顧問」に就いたが、11日のインターネット番組で安倍派に強い影響力を持つ森喜朗元首相の存在に触れ「影響力はいまだに残っている。ちょっと残念な状況だ。(新体制の人事について)そこまで邪魔されると思わなかった」と批判した。

 関係者によると、今月15日付で退会した土井亨衆院議員も、森氏の派閥への介入や会長を置かない新体制に不満を持っていたとされる。現状、土井氏に追随する表立った動きはないが、ある所属議員は「会長を今回決めきれなかったことで士気は低下している。分裂はしないだろうが、先行きへの不安感はどうしてもある」と漏らした。【畠山嵩】

8942名無しさん:2023/09/29(金) 09:35:17
https://www.girlsheaven-job.net/aichi/ma-22/sa-164/frontier/blog/

8943OS5:2023/09/29(金) 16:33:38
本命 額賀福志郎  (茂木派 当選13回 79歳)
対抗 船田元    (茂木派 当選13回 69歳)
大穴 石破茂    (無派閥 当選12回 66歳)
ってところですかね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f08c44246448228d8005a78949f2b202b020bc1
細田衆院議長 辞任の意向固める
9/29(金) 14:57配信


細田博之衆院議長(79)が辞任する意向を固め、与党幹部に伝えたことが29日、分かった。体調不良のため公務の遂行が難しくなったためとみられる。

細田氏は7月下旬、熱中症の症状を訴え、病院に搬送された。今月7日にも体調不良のため東京都内の病院に入院し、8日の先進7カ国(G7)下院議長会議は欠席し、海江田万里副議長が代わりに出席した。

細田氏は昭和42年に通商産業省(現・経済産業省)に入省し、衆院議員秘書を経て、平成2年の衆院選で自民党から出馬し初当選した。官房長官や党幹事長など要職を歴任し、令和3年11月に衆院議長に選出された。当選11回。安倍派(清和政策研究会、99人)の会長も務めていた。

8944OS5:2023/09/29(金) 20:53:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/0112dc5eaf73780a92cd26859007dc6626aa2516
細田博之衆院議長が辞任の意向 体調不良で入退院を繰り返す
9/29(金) 19:25配信

朝日新聞デジタル
細田博之衆院議長

 細田博之衆院議長(79)は、体調不良を理由に議長を辞任する意向を固めた。衆院関係者が29日、明らかにした。細田氏は7月に熱中症の症状を訴えて救急搬送されるなど、入退院を繰り返していた。10月20日に召集される臨時国会で辞任が認められる見通し。

 7月に救急搬送されて入院し、8月の全国戦没者追悼式を欠席。9月に議長公邸でウクライナ最高会議議長と会談後、再び入院した。その後、G7(主要7カ国)下院議長会議も欠席していた。

 細田氏は、2021年に衆院議長に就任。「一票の格差」を是正するための衆院小選挙区の区割りをめぐっては、中立が求められるはずの衆院議長の立場で「10増10減」案に否定的な見解を示したほか、女性記者に対するセクハラ疑惑が週刊誌で報じられた。22年には不信任決議案が提出された。

 また、14年12月から議長就任までの約7年間にわたり、自民党の清和政策研究会(現・安倍派)の会長を務めた。昨年7月の安倍晋三元首相の銃撃事件後、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点がたびたび指摘された。今年1月、非公開の場で与野党の代表者との懇談形式で説明に応じただけで、公開の場で説明を行うことはなかった。

 細田氏は自民党出身の衆院議員で当選11回。官房長官や党幹事長などを歴任した。(小木雄太)

朝日新聞社

8945OS5:2023/10/01(日) 03:00:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b2917b1585d46cb9812e0c88e7c463cb46ec66d
「準備は当たり前」石破茂氏〝再起動〟か 来秋の総裁選出馬へ意欲「ポスト岸田」へ名乗り 「政界はぐれ鳥」参謀不在も
9/30(土) 17:00配信

夕刊フジ
自民党の石破茂元幹事長

【ニュース裏表 伊藤達美】

自民党の石破茂元幹事長が23日、テレビ番組で来年秋の自民党総裁選への出馬の意向を問われ、「首相は国会議員の中から選ばれる。準備をしておくのは、国会議員たる者(として)当たり前だ」と述べ、出馬への意欲を示した。


岸田文雄首相が年内の解散をしないとすれば、政局は来年の総裁選に向けて新たな局面に入る。石破氏の発言は、いち早く「ポスト岸田」への名乗りを上げ、主導権を握ろうとの思惑があるのだろう。しばらく鳴りを潜めていたが、いよいよ「再起動」というところではないか。

石破氏は、これまで4回の総裁選出馬経験を持つ。

初出馬は、福田康夫首相の退陣に伴う2008年の総裁選。この時は、立候補者5人中最下位だった。2回目の挑戦となった12年の総裁選では、第1回投票で1位を獲得した。決選投票で安倍晋三氏に敗れたものの、圧倒的な地方票を獲得したことを受け、幹事長に就任。民主党から政権を奪還した自民党を、安倍氏とともに取り仕切った。

15年の総裁選は立候補を見送り、3回目の挑戦は18年だった。「安倍3選」に異を唱え、安倍政権への批判を展開したが、思ったほど地方票が伸びず、一敗地に塗(まみ)れた。4回目は安倍氏退任に伴う20年だ。菅義偉氏、岸田文雄氏とともに出馬したが、最下位に終わった。

前回の21年は、自身は立候補せず、河野太郎氏を小泉進次郎氏らとともに担いだ。それぞれの名字の一字を取って「小石河」連合といわれ、国民的人気を背景に健闘したが、決選投票で岸田氏に敗れた。

石破氏は8月、岸田首相と夕食を共にした。「入閣の打診があったのでは」とも噂されたが、9月13日に発足した第二次岸田再改造内閣での起用はなかった。

もっとも、石破氏は「閣僚か党役員で仕えているときは、(総裁選には)出ない」というのが信条という。その意味では、むしろ、総裁選出馬へのハードルが取り払われたとも考えることができる。

自民党の総裁候補が枯渇する中、石破氏の存在感はいまなお大きい。「次の首相は誰がふさわしいか」との世論調査では、いまなお上位にランクインする。長年、党幹部や政府要職を重ねてきただけに「安定感」「キャリア」という意味では追随を許さない。

ただ、自身の主張にこだわる性格が災いして多数派形成は得意ではない。それが行き過ぎて「政界はぐれ鳥」とも揶揄(やゆ)される。

〝参謀〟不在も課題の一つだ。石破氏は自分で考え、自分で決めて、自分で行動してきた。しかし、首相を目指すのであれば、そういうわけにはいかないだろう。政局観に精通した同志が不可欠だ。

はたして、5回目の総裁選出馬があるのか。それとも、再び河野氏を担ぐのか。石破氏が今後どう動くか、注目していきたい。 (政治評論家・伊藤達美)

8946OS5:2023/10/01(日) 10:30:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/1062be1050c101d2cb6271cc027de64d21afef88
総裁再選、支持率が左右 残り1年、岸田首相「長期政権」懸け
10/1(日) 7:10配信
時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=9月29日、東京・永田町

 岸田文雄首相の自民党総裁任期が9月30日で残り1年となった。

 長期政権を目指す首相にとって、総裁選での「再選」は絶対条件。9月の内閣改造で「ポスト岸田」の顔触れを政権内に囲い込んだことで、対抗する動きは今のところ見られない。ただ低迷する内閣支持率に反転の兆しは見えず、道のりは視界不良だ。

【ひと目でわかる】岸田内閣の支持率推移

 「先送りできない課題に一意専心に取り組む。それ以外のことは今考えていないと再三繰り返している」。首相は29日、記者団が早期の衆院解散の可能性を質問したのに対し、こう語気を強めた。

 首相は内閣改造・党役員人事で、党内各派の意向に配慮した「総主流派」体制を構築。来秋の総裁選出馬が取り沙汰される茂木敏充幹事長や、高市早苗経済安全保障担当相、河野太郎デジタル相らを政権内に留め置いた。

 茂木氏と同じ党四役として、茂木派で「首相候補」の呼び声もある小渕優子選対委員長を起用。これを「野心をちらつかせる茂木氏へのけん制」(四役経験者)と見る向きは多い。高市氏が担当する機密情報の取り扱い資格者認定制度の創設や、河野氏が推進するマイナンバーカードの健康保険証一体化は、賛否が分かれ、矢面に立ちやすい。自民関係者は「対抗馬に力を蓄えさせない首相の執念を感じた」と話す。

 それでも首相の再選戦略が盤石とは言い難い。命運を左右しそうなのは内閣支持率の推移。改造人事では女性閣僚を過去最多に並ぶ5人に増員したものの、副大臣・政務官は女性ゼロとなり批判を招くなど、期待した浮揚効果は得られなかった。年末以降は防衛費増額や少子化対策の財源確保に向けた議論が本格化する見通し。「国民負担増」の議論が具体化すれば、政権への逆風が強まる可能性もある。

 次の総裁任期中となる2025年には参院選が行われるほか、現在の衆院議員が任期満了を迎える。政権の体力がじりじり失われる中で来年の総裁選を迎えれば、「選挙の『顔』にはなり得ないと見なされ、一気に『岸田降ろし』が吹く」(閣僚経験者)恐れもある。それゆえ、与野党では、総裁選に向け求心力を強めたい首相が「年内に衆院解散を断行するのでは」との観測が強まる。

 一方で、現状のまま解散に打って出ても勝てる保証はない。政府関係者は「自ら掲げた重要政策の財源論をあいまいにして解散すれば、しっぺ返しを食らう」と指摘する。選挙の結果次第では首相の責任が問われる。直ちに引責辞任につながらなくとも、再選シナリオはますます描きにくくなる。

8947OS5:2023/10/01(日) 11:22:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/4114bbbf8d65844e5f306a6c2ccf1341d1a9a2f8
「寸止め芸」定着の岸田首相 伝家の宝刀・衆院解散めぐる、におわせと火消しの繰り返し
10/1(日) 11:00配信
日刊スポーツ
岸田文雄首相(2023年8月2日撮影)

 衆議院の解散を決める権限というものは、時の首相にとって「伝家の宝刀」といわれる。この宝刀を抜こう、抜こうとしているように見せながら、実際にはなかなか抜かない「解散寸止め芸」(野党関係者)が、板についてきたようにもみえるのが、最近の岸田文雄首相の言動だ。

 解散について「今は考えていない」というフレーズを繰り返し、「じゃあ今じゃなければ、後になったら考えるのか」と、周囲を疑心暗鬼にさせる。やるともやらないとも受け止められないコメントなら「解散風」が強まるのは当然。今回は、臨時国会の召集にあたって、提出されれば審議が必要になる補正予算案を提出するかどうかを、首相が当初はっきりさせなかったこともあって、先週の永田町は、解散の有無から、いつ衆院が解散されるのかというステージに上がり、ざわつく日が続いていた。

 臨時国会の召集日をいつにするかについても腹のうちを明かさず、提出となれば、ある程度の程感がみえる補正予算案の提出の有無にも触れなかったため、臨時国会召集日の「10・20冒頭解散か」と、ざわつきの盛り上がりは右肩上がりになった。結果的に岸田首相は9月29日になって、補正予算案を臨時国会に提出すると表明。「10・20解散」の臆測を自ら沈静化、火消しすることになったが、自身が説明するまではざわつく周囲の状況を見ながら、自分の権力というものをあらためて確認しているかのようにもみえた。

 岸田首相は今年6月の通常国会最終盤にも、解散について「情勢をよく見極めたい」と踏み込んで大騒ぎになったことを受け、2日後に「考えていません」と打ち消したことがある。「におわせ」からの「打ち消し」という手法は、今回もほぼ同じだった。前出の野党関係者は取材に「岸田首相の『解散寸止め芸』は不誠実だ」とも批判したが、「10・20解散」は消えても「首相は何をやってくるか分からない」という疑心暗鬼は、今も消えていないとも明かした。



 政界には、「首相は衆院解散と公定歩合については、うそをついてもいい」という言い伝えがあるといわれる。かつて佐藤栄作首相が、解散の可能性を聞かれた際に「頭の片隅にもない」と語りながら実際に衆議院解散に踏み切り、後日「頭の片隅にはなかったが、頭の真ん中にあった」と言ったというのは、今も語り継がれていることだという。岸田首相の最近のコメントも「先送りできない問題に一意専心に取り組む。今はそれ以外は考えていない」(20日、訪問先のニューヨークで)「経済対策をはじめとする先送りできない課題に一意専心取り組む、それ以外のことは今考えていない」(29日、報道陣の取材に)と、言質を取らせないような巧妙な構成となっている。

 最近、よく出てくる「一意専心(他に心を向けず、ひとつのことだけに集中する、の意味)」という「岸田ワード」は、かつて大相撲で若ノ花(のちの3代目若乃花)が1993年7月の大関昇進時の口上で使ったことで知られる。口上は力士の強い決意を示す言葉として知られる。岸田首相の「一意専心」が額面通りなら解散はしないというふうにも受け止められるが、言葉と行動がマッチしているのか、いないのか、あいまいなのが岸田首相流でもある。これまでの手法から、首相が「政局好き」というのはつとに知られるが、「政局好きと政局巧者は違う。首相は『かき回す』のがうまいだけ」(自民党関係者)との声も聞いた。

 首相の腹のうちは、誰にも分からない。解散、解散と騒いでいるのはこちら側だけで、実際は、岸田首相は当面、衆院解散するつもりはない、と見る向きもあるようだ。冷静に考えると、内閣支持率は上がっていないし、防衛費増額に向けた財源確保のための増税を打ち出すなどしていることで、SNS上では「増税メガネ」と批判され、たびたびトレンドワードになるほど。解散風をあおっても、その先の選挙に向けて風が吹くのかどうか、見通せていないようにも感じる。

 風が吹いていない時は、崖から飛び降りてでも自分で風を起こす、と言ったのは小池百合子東京都知事だが、「勝負師」ともいわれる岸田首相がそうした賭けに出るほどの明確な戦略があるのかも今は、見えてこない。定番化した岸田首相の「寸止め芸」がどう展開していくか、気の抜けない日々が続く。【中山知子】

8948OS5:2023/10/02(月) 11:37:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b1d97a63e0a34f81883f8d2b6e8680c9e66df95
小渕優子が「別格」である理由...「『姫』を総理大臣にすることだけが心残り」の「自民党の大物たち」
10/2(月) 7:03配信
現代ビジネス
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 自民党の長老たちが発する「必ずや、お嬢さまを総理に」という声に背中を押されるかのごとく、おずおずと表舞台へ戻ってきた「姫」。だがどう見ても、当の本人は戸惑っているようにしか思えない。


守り立てられる宿命
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 眉をハの字に寄せて、困ったような笑みを浮かべる遺影に、森喜朗は目を合わせて呼びかける。

 「青木さんの心残りは、小渕さんのお嬢さんのことと思います。あなたの夢、希望が叶うように、最大限の努力をする」

 8月29日、港区芝の東京プリンスホテル「鳳凰の間」で、今年6月11日に89歳で亡くなった元官房長官・青木幹雄の自民党葬が開かれた。86歳の森が弔辞で述べた「青木さんの心残り」とは、すなわち、小渕優子を総理大臣にすることにほかならない。

 '87年に田中派を乗っ取るかたちで発足した竹下派(経世会→現・平成研究会=茂木派)は、'92年に主流の小渕派と羽田派に分かれた。下野していた自民党が'95年に与党へ復帰すると、小渕派から橋本龍太郎、小渕恵三が続けて総理になった。

 竹下登の一の秘書として政界に入った青木は、平成期には小渕の筆頭家老として派閥を、そして自民党を支配した。

 「小渕さんは竹下さんの愛弟子。だから小渕さんは誰よりも青木さんを信頼していたし、総理になると、青木さんを参院議員としては異例の官房長官に抜擢した。だから青木さんにとっちゃ、優子さんは実の娘も同然だった」(自民党閣僚経験者)

「姫」になるまで
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 一方で、青木は森の師であり恩人である。小渕、青木、森は同じころに早稲田大学雄弁会に籍をおいたが、青木が年長だった。学生の時分から、とりわけ森は青木を慕っており、2年生が務める幹事長(会長)選挙では青木の手足となって奔走、当選を助けたという。

 「そのときの恩というわけではないでしょうが、小渕さんが脳梗塞で倒れたあと、森さんを後継総理に指名したのは青木さんだった。森さんは青木さんのおかげで総理になれたわけだから、死んでも頭が上がらない。『小渕優子を頼む』という青木さんの遺言を叶えることが、自分の最後の仕事だと思っているでしょう」(平成研関係者)

 つまり小渕、青木、森の三者は、単なる政治家同士の打算を超えた長年の絆で結ばれている。そして小渕の死後、青木と森は、小渕の置き土産である優子を守り立てることこそ自らの使命と考えるようになった。先の平成研関係者が続ける。

 「森さんは衰えて動けなくなった青木さんにかわって、会食のたび『小渕優子をよろしく』と岸田総理に念押ししていた。今年の3月に菅(義偉)さんが韓国の尹大統領と会談したとき、なぜか小渕さんが同席していたが、これも真相は森さんが岸田総理に頼み、総理が菅さんに頼んだそうだ」

 今回の内閣改造で登用された閣僚・自民党四役のうち、女性かつ世襲の政治家は、選対委員長となった小渕優子を含めて4人。ただし、その中では優子が別格だ。任期中に急逝した総理の愛娘であり、後見人に参院のドンと、党内最高齢の総理経験者が控える―。いわば彼女は「爺や」に守られ、かわいがられ、担がれる「姫」としての宿命を背負ってきた。

 後編記事『小渕元首相の急死で人生は一変「私が継がないといけない」から「ドリル事件」へ...小渕優子「人生最大の失敗」につながった「ある存在」』に続く。

 週刊現代2023年9月30日・10月7日合併号より

週刊現代(講談社)

8949OS5:2023/10/03(火) 10:49:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/6abaf22c1049908e207b87ccd7bf9f4efe062845
「これほどあからさまに再選シフトを敷くとは」 自民総裁任期あと1年の岸田首相、非主流派含め早くも神経戦
10/3(火) 9:40配信

西日本新聞
国会議事堂

 岸田文雄首相の自民党総裁としての任期が30日で残り1年となる。第4派閥で党内基盤が弱い岸田氏は、内閣改造・党役員人事で派閥領袖(りょうしゅう)や「ポスト岸田」候補を要職に囲い込むなど再選への布石を着々と打っている。ただ、首相を支える安倍、麻生、茂木の主流3派は再選支持を明確にしておらず、世論の動向などを見極める方針だ。二階派を中心とする非主流派は虎視眈々(たんたん)と巻き返しの隙をうかがっており、早くも神経戦が熱を帯びている。

【画像】「つまらないプリンス」が首相就任会見で見せた「らしくない」顔

 「宏池会(岸田派)が、明日は必ず今日より良くなるという時代をリードする」。改造人事翌日の14日に山梨県で開かれた派閥研修会で、岸田氏は高揚感を浮かべて結束を呼びかけた。

 新体制でも茂木敏充幹事長や河野太郎デジタル相らライバルを政権中枢に抱き込み、派閥均衡に腐心。党内幅広く総裁選への動きを封じる戦略は明白だった。

 さらに地方組織や職域団体を束ねる党の組織運動本部長に岸田派の閣僚経験者を登用。党関係者は「これほどあからさまに再選シフトを敷くとは」と驚く。

 とはいえ、再選への道は盤石とは言い難い。

 首相は安倍晋三元首相の死去後、麻生、茂木両氏との関係を重視する「三頭政治」を確立。麻生氏は「しっかり成果を上げている」と岸田氏への信頼を高めており、麻生氏周辺も「再選を目指すなら支えるのが既定路線」とみる。

 しかし、麻生派は前回総裁選で支持を岸田氏に一本化できなかった。派内は一枚岩ではなく、「今は岸田氏を支えているが、総裁選になれば話は別だ」(閣僚経験者)との声も漏れる。

 「ポスト岸田」を見据える茂木氏は、幹事長続投で「岸田政権を真ん中で支える」とのスタンスを強めている。派ベテランも「総裁選で多くは岸田氏を推すだろう」と主戦論はトーンダウン。党の資金と人事を握る幹事長として力を蓄え、岸田政権が行き詰まった局面になれば、総裁選に打って出る機会を探るとみられる。

 最大勢力を誇る安倍派は、本来なら総裁選を主導できる立場だが、安倍氏という絶大な求心力を失い結束がほころび始めている。

 萩生田光一政調会長や西村康稔経済産業相ら有力者がけん制し合い、総裁候補ともなる「会長」は不在のまま。総裁選への対応では、世耕弘成参院幹事長が「派の方向性としては岸田氏支持がコンセンサス」とする一方、萩生田氏は「党四役として政権を支え、その延長で判断する」と言葉を濁す。派閥若手は「総裁選になれば、分裂含みの展開もあり得る」と身構える。

 岸田氏と距離を置く二階派などは、主流派中心の政権運営に不満がくすぶっている。二階氏が菅義偉前首相らと連携し、無派閥グループなどを抱き込んで対抗馬を立てるとの観測も根強い。

 そこで岸田氏がパイプ役として頼るのが森山裕総務会長だ。率いる派閥は8人と最少ながら二階、菅両氏と近く党内の人望も厚い。

 岸田氏側近は「表では会わないがしょっちゅう電話している」と明かす。岸田氏がもくろむ無投票再選。鍵を握りそうな森山氏も「首相の努力を支え、結果を見極めていきたい」と述べるにとどめた。 (大坪拓也、御厨尚陽、坂本公司)

8950OS5:2023/10/04(水) 10:26:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/9317f2285d6f1b07ce9d9a18f274411a95b94890
「戦わせていただきます」自民・高市氏、来年の総裁選立候補に意欲
10/3(火) 22:04配信

朝日新聞デジタル
閣議のため首相官邸に入る高市早苗経済安保相=2023年9月22日午前9時57分、上田幸一撮影

 高市早苗経済安全保障担当相は3日、来年9月に想定される自民党総裁選に立候補する意欲を示した。総裁選への対応を問われ、担当大臣として制度の実現をめざす機密情報を扱う人の身辺を事前に調べる「セキュリティークリアランス」(適性評価)を仕上げたうえで、「また戦わせていただく」と述べた。BSフジの番組で語った。


 高市氏は2021年9月の総裁選に立候補し、岸田文雄首相と河野太郎デジタル相、野田聖子元総務相と総裁の座を競った。岸田氏に敗れたが、国会議員票で2位につけた。

朝日新聞社

8951OS5:2023/10/04(水) 10:27:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/7fa70924015b58c32cc6812948920feb350f7e75
だから小渕優子氏を選対委員長に就けた…自民党役員人事から透けて見える「本当の目的」
10/4(水) 9:17配信


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プレジデントオンライン
記者会見を終え、撮影に応じる自民党新4役の(左から)萩生田光一政調会長、茂木敏充幹事長、森山裕総務会長、小渕優子選対委員長=2023年9月13日午前、東京・永田町の同党本部 - 写真=時事通信フォト

岸田首相が政権発足2年を控えた9月、内閣改造・自民党役員人事に踏み切った。その目的は何か。政治ジャーナリストの小田尚さんは「来年9月の総裁再選戦略から逆算しての体制作りと同時に、その総裁選前に仕掛ける衆院解散・総選挙に向けての新布陣でもある。岸田首相は総裁再選を果たせば、2027年の総裁選に向けて萩生田政調会長を後押しし、茂木幹事長はどこかでハシゴを外されるだろう」という――。

【写真】茂木敏充外務大臣は、令和2年度外務省予算に関して、麻生太郎財務大臣と折衝を行った ※肩書は当時

■小渕氏の党4役登用は茂木氏への牽制

 ある意味、サプライズ人事だった。岸田文雄首相(自民党総裁)が、9月13日の内閣改造・自民党役員人事で、茂木敏充幹事長(67)を留任させ、これとセットで同じ平成研究会(茂木派)の小渕優子組織運動本部長(49)を、党4役の一角である選挙対策委員長に登用したのだ。来年9月の次期総裁選で茂木氏の不出馬を「期待」するとともに、茂木派が茂木氏支持でまとまらないことを見透かし、小渕氏に地力をつけさせることで、茂木氏を牽制する狙いがあると言える。

 今回の党役員人事は、茂木氏が政権の要である幹事長にとどまるかどうかが最大の焦点だった。茂木氏は党内第3派閥を率い、総裁選出馬への意欲を隠さなかったためだ。

 幹事長は、選挙対策や国会対策を仕切り、政党交付金の配分を決める権限を持つことで政治力や求心力を身に付け、自らの勢力を広げることもできる「おいしい」ポストだ。

 首相やその陣営にとって、次期衆院選を挟んで迎える1年後の次期総裁選を「無風」に近い形で再選されるには、どちらが得策か、思案のしどころだった。

■「茂木を令和の明智光秀にさせない」

 首相は当初、茂木氏の交代を図ろうとした。茂木氏が、政権運営をめぐって、岸田首相、麻生太郎副総裁との「三頭政治」と称して自身を誇示したり、今年に入って、児童手当の所得制限撤廃や臨時国会に向けた補正予算編成など重要政策の方針を、首相と擦り合わせもなく明らかにしたりするなど、その「前のめり」の言動が鼻についていたからだ。

 だが、麻生氏から「茂木を『令和の明智光秀』にさせないから、幹事長を続けさせてやってくれ」と要請され、首相は態度を変える。麻生氏の言い分は、党には、幹事長は自ら支える総裁が出馬する総裁選には出馬しないとの不文律があり、茂木氏は幹事長なら、対抗馬にはなれない、させないということだった。

 野党時代の2012年総裁選では、当時の谷垣禎一総裁の下にいた石原伸晃幹事長が出馬に名乗りを上げ、谷垣氏を出馬辞退に追い込んだ。その時、石原氏を「平成の明智光秀」と批判し、その勢いを失速させたのが麻生氏であり、石原陣営に加わっていたのが国会対策委員長の岸田氏、政調会長だった茂木氏という因縁もある。

■「岸田の次は茂木、その次は萩生田だ」

 麻生氏は、茂木氏に対しては「岸田の次はお前だ。その次は萩生田(光一政調会長=60=安倍派)だ」とささやきつつ、岸田政権の「2期6年」を支援させようとしている。麻生氏にとって、岸田政権は安倍晋三元首相(昨年7月死去)とともに樹立し、育成してきた、自前の政権なのである。

 麻生氏が今後、どこまで「茂木政権」に関わろうとするかは、判然としない。麻生派も、鈴木俊一財務相(70)や河野太郎デジタル相(60)という総裁候補を抱えているほか、茂木氏については、茂木派を完全に掌握できておらず、他派との連携を含めた総裁選戦略が立てられていないように見えるからだ。

 岸田首相も今回、そこを突いた。茂木氏が幹事長として衆院選などを経て政治力を高めても、茂木派が一丸となって押し上げることがないようにする「仕掛け」が、小渕氏の党4役入りだったのだろう。

8952OS5:2023/10/04(水) 10:27:34
■森氏が青木氏に替わって後ろ盾になる

 小渕氏の登用は、岸田首相がこれまで支援を受けてきた森喜朗元首相、6月に死去した青木幹雄・元自民党参院議員会長の要望(遺言)を受け入れた面もある。

 森氏は、8月29日に行われた青木氏の党葬で、遺影に向かって「心残りは小渕恵三さん(元首相)のお嬢さんのことと思う。一生懸命、あなたの夢、希望がかなうように最大限努力する」と語った。安倍派に強い影響力が残る森氏が、青木氏に替わって小渕氏の後ろ盾になるという意思表明でもあった。

 これには、森、青木両氏が昨年8月、岸田首相と会食した際、直後の内閣改造・党人事に向け、同席していた小渕氏(当時、組織運動本部長)を幹事長などの要職で起用するよう求め、首相が1年後の課題として引き取ったという経緯もあった。

 青木氏は、小渕、森内閣で官房長官を務めたほか、参院自民党で幹事長、議員会長を歴任し、「参院のドン」と呼ばれた。茂木氏に対しては、2018年の総裁選対応で、当時の竹下亘会長らの意向に反して安倍陣営に走ったため、青木氏が「自分さえよければいいのか」などと怒って事務所への出入りを禁止するなどし、その後も了解なしに平成研の会長に就いたことにも強い不満を示していた。青木氏の影響下にあった参院茂木派の幹部らは、今なお茂木氏に対して「面従腹背」の姿勢を取っている。

■首相は「萩生田官房長官」を打診した

 最大派閥の安倍派は、会長不在のまま、萩生田政調会長をはじめ、松野博一官房長官(61)、高木毅国会対策委員長(67)、西村康稔経済産業相(60)、世耕弘成参院幹事長(60)の幹部5人が留任した。この5人は、既述の昨年8月の岸田・森・青木会談で、森氏がポスト名を挙げて推薦し、首相がそっくり受け入れたメンバーだ。

 今回の人事で首相が最も気を使ったのは、萩生田氏の処遇だった。報道によると、首相は9月11日、人事をめぐって党本部で幹部らと意見交換したが、萩生田氏とはこれに先立って首相公邸で会い、「官房長官か、政調会長留任のどちらがいいか」と打診する。萩生田氏は、政調会長が与党の全政策を仕切る「おいしい」ポストだと自認し、「茂木氏が留任なら、自分も留任したい」とのスタンスだったため、結局、留任に落ち着いた。

 このプロセスからは、岸田首相が萩生田氏の安倍派での会長継承、政権取りに向け、経験すべき要職を提供しようと腐心しているのが見て取れる。

8953OS5:2023/10/04(水) 10:27:54
■安倍氏は後継会長に「指名」していた

 首相にとって、萩生田氏は、6年前に当時の安倍首相から「将来の岸田政権の官房長官候補だ」と引き合わせられて以来、同志的関係にある。安倍氏からも、将来の自身の後継会長として萩生田氏の名を聞かされてきた。

 森氏も、近い将来のリーダーとして萩生田氏を買っていて、岸田政権2期6年後の「萩生田政権」に向け、派内工作を進めているとされる。萩生田氏のバックには、ほかに麻生氏や菅義偉前首相もいる。萩生田氏の強みは、こうした首相や首相経験者らからの信頼と引き立てだ。今後、派内で広範な支持基盤をどう築いていくかが課題になるだろう。

 政界は「一寸先は闇」とされ、何が起こるか分からないが、今回の人事をめぐる攻防から展望すると、岸田首相は総裁再選を果たせば、2027年の総裁選に向けて萩生田氏を後押しし、茂木氏はどこかでハシゴを外されることになるだろう。

■女性5閣僚でも支持率は上がらなかった

 内閣改造・自民党人事で、内閣支持率は上がらず、政権浮揚につながらなかった。読売新聞緊急世論調査(9月13〜14日)によると、内閣支持率は前回8月調査と同じ35%で、3カ月連続で発足以来最低の支持率を記録した。不支持率も前回と同じ50%だった。

 政党支持率は、自民党が31%(前回30%)、日本維新の会が6%(同6%)、立憲民主党が4%(同3%)などで、無党派層は41%(同44%)だった。

 女性閣僚を過去最多の5人に増やしたことについて「評価する」とした人は72%に上ったが、小渕氏を選挙対策委員長に起用したことを「評価する」とした人は37%で、「評価しない」が44%だった。

 小渕氏については、2014年に関係政治団体をめぐる政治資金規正法違反問題が発覚し、経済産業相を辞任、翌15年に元秘書が有罪判決を受けたという経緯がある。

 小渕氏は13日の自民党4役の記者会見で、「(15年に地元・群馬で記者会見を行うなど)誠意をもってご説明させていただいてきた。十分に伝わっていない部分があれば、不徳のいたすところだ。心に反省を持ち、忘れることのない傷として歩みを進めていく」と声を震わせ、「今後の歩みを見てご判断をいただきたい」とも語っていた。

8954OS5:2023/10/04(水) 10:28:24
■「選挙の顔の1人として活躍いただく」

 岸田首相は13日夜の記者会見で、小渕氏について、「高い実務能力と選挙対策への知見を培ってこられたと思う。こうした能力や知見を生かしていただきたいということで、選対委員長をお願いした」と述べていた。政治資金問題には触れなかった。支持率向上のためではなく、「潜在能力」を含めて買ったと言いたかったのだろう。

 注目されるのは、小渕氏に対し、「選挙の顔の1人としても活躍していただくことを期待している」「(自民党が目指す今後10年間で)女性議員3割に向けて先頭に立って力を振るってほしい」と述べたことだ。首相はこの新布陣での解散・総選挙を模索している、とのメッセージだと受け取れたからだ。

 岸田首相の基本戦略は、来年9月に総裁再選を確実にするには、その前に衆院を解散し、選挙に勝って、総裁選に臨むことにある。衆院選を後に控えた総裁選となると、国民人気がある河野氏や石破茂元幹事長(66)、小泉進次郎元環境相(42)が「選挙の顔」として浮上しかねないからだ。

 岸田派内には「次期総裁選に茂木氏が出ず、河野氏を閣内にとどめたのなら、有力対抗馬がいない。その前に議席減のリスクを冒して衆院選を打つ必要があるのか」との声も出てきたが、その一方で、首相はこれまで今秋解散の環境を整えるため、着々と手を打ってきた。

■自公は東京での選挙協力を復活させた

 外交・安全保障政策としては、8月18日の日米韓首脳会談で、日米同盟、米韓同盟を強化し、日米韓の安保協力を先端技術協力やサプライチェーンの強化を含む経済安保分野へ引き上げることで一致した。3月の日韓首脳会談の成果がここに実を結んだと言える。

 8月24日からは、東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出を国際原子力機構(IAEA)の基準に沿って進めている。中国は「核汚染水」放出と断じ、日本の水産物の全面禁輸という嫌がらせに出てきたが、韓国の反発は小さかった。政府は、国内消費の拡大や海外市場の新規開拓で水産業を支援する。

 物価高対策としては、8月末のガソリン小売価格が過去最高を記録すると、石油元売り企業への補助金を延長し、10月中に1リットル175円程度の水準に抑える方針を示した。

 政治問題的には、8月31日の公明党の山口那津男代表との会談で、次期衆院選に向けて東京でも自公両党が選挙協力を復活させることで合意した。5月に東京28区の候補者調整で決裂し、東京で相互推薦しないことになったが、公明党の要請を受け、首相主導で関係修復させている。

8955OS5:2023/10/04(水) 10:29:11
■旧統一教会との決別をアピールへ

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への対応についても、10月中にも解散命令を東京地裁に請求し、教団との決別をアピールする。

 11月末をメドに、マイナンバーカードをめぐるトラブルの総点検を完了する。

 その一方、防衛費5年間で43兆円への大幅増額や異次元の少子化対策の財源をめぐる議論は封印している。自民党内には税収増や国債発行で賄うべきだとの声も少なくない。

 岸田首相の「懐刀」である木原誠二前官房副長官(53)が9月22日の自民党人事で、幹事長代理兼政調会長特別補佐に就任したことも、衆院解散戦略に関わる一環だとうかがわせる。

 木原氏は、官房副長官として、内政や外交一般で政策を仕切るだけでなく、公明党とのパイプ役を担うなど、政局を動かす立場にいた。だが、妻の元夫の死亡をめぐる週刊文春報道が続いたため、家族への影響を考慮し、8月中に留任辞退を首相に伝えていた。

 首相はこれを踏まえ、政局判断や重要政策の連絡役として自ら党に押し込んだ。木原氏は衆院の早期解散に消極的とされるが、首相は翌23日には首相公邸に呼び、「減税」を含む経済政策や衆院選のタイミングをめぐって意見交換したとみられる。

■首相はいつ衆院解散を断行するのか

 公明党の山口代表も23日、福岡市内での街頭演説で、解散・総選挙について「岸田首相が『そろそろやりたい』と言う時に『待ってほしい』と言えばチャンスを失う。いつあってもいいよう準備を進めたい」と述べ、解散環境の整備に同調する考えを示した。

 公明党・創価学会は、6月に首相が衆院解散機運を高めて以来、全国で選挙態勢を敷いている。当初は衆参両院補選に合わせた「10月22日投票」を想定して臨戦モードに入ったが、その可能性が小さくなっても、支援者の動きを止めていない。

 衆院選にまつわる各種情勢調査によると、議席を伸ばすのは野党第1党に迫ろうとする日本維新の会(現有41議席)だけで、政権与党の自民、公明両党は、現有293(261+32)議席から多少減らす程度で、自民党単独で衆院定数465の過半数(233以上)を確保できるのは確実だという。立憲民主党(現有96議席)を軸とする野党共闘は進まず、自民党4役の一人は「いつ解散しても、勝てる」と自信をのぞかせる。

 岸田首相は、自らの政権基盤を固めるため、そして、防衛費の大幅増額、原発の再稼働・新増設などの重要政策、看板となる少子化対策を強力に推進させるためにも、早ければ今秋の臨時国会、遅くても来年の通常国会冒頭にも衆院解散を断行するのではないか――という臆測が消えなかったゆえんである。

 こうして解散風を煽ってきた岸田首相が、ここに来て、軌道修正を図り始めた。

 9月26日には新たな経済対策を10月末までに策定することを表明しながら、財源の裏付けとなる補正予算案の提出時期をあいまいにしていたが、3日後に、10月20日召集の臨時国会に提出する意向を明らかにした。さらに、10月3日の読売新聞インタビューで、「提出する以上は成立させたい」と踏み込んだ。補正予算成立は早くとも11月下旬とみられる。これが本意なら、年内解散は日程的には難しくなった。



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小田 尚(おだ・たかし)
政治ジャーナリスト、読売新聞東京本社調査研究本部客員研究員
1951年新潟県生まれ。東大法学部卒。読売新聞東京本社政治部長、論説委員長、グループ本社取締役論説主幹などを経て現職。2018〜2023年国家公安委員会委員。
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政治ジャーナリスト、読売新聞東京本社調査研究本部客員研究員 小田 尚

8956OS5:2023/10/04(水) 22:59:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/94f61eb843c4d72f246ec6350fd763223696df31
「お手盛り」「説明不足」 杉田・松川氏起用、木原氏兼務…首相の自民人事に党内外から批判
10/4(水) 19:51配信


カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 4日に就任2年を迎えた岸田文雄首相(自民党総裁)だが、党人事が党内外で批判を浴びている。幹部人事で兼務を原則しないよう求める一方、側近の前官房副長官・木原誠二氏の役職兼務は容認。札幌法務局から「人権侵犯」を認定された杉田水脈氏を環境部会長代理、「海外研修」でのエッフェル塔前のポーズ写真などを巡り「観光旅行」との批判を受けた松川るい氏を副幹事長に充てた。

 通常、内閣改造などを行えば新たな人材への期待含みで支持率がアップするものだが、今回の人事では効果が見えず、総裁任期1年を切った中での厳しい3年目のスタートとなった。木原氏の役職兼務などには自民内からも「国民にお手盛りと見られかねない」(中堅議員)、「説明不足」(若手議員)との指摘が聞かれ、疑問と不満が広がっている。

 自民関係者によると、首相は9月26日の党役員会で幹事長ら「党七役」と呼ばれる幹部の党政務調査会と党特別機関(党則79条機関)の兼務を原則禁止するよう求めた。議員へのポスト配分を広げる狙いともみられている。

 同機関を巡っては今年1月に「『こども・若者』輝く未来創造本部」の本部長を兼ねた茂木敏充幹事長が「児童手当の所得制限撤廃」を政府との調整未達のまま打ち出し波紋を広げた経緯がある。「兼務禁止は総理の茂木幹事長へのけん制」(自民党幹部)との指摘も出ている。

神奈川新聞社

8957OS5:2023/10/04(水) 23:04:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a0ffc4e4aba7609b3bb30781ee4e812858870f0
岸田政権2年 首相在職日数 来年2月には戦後トップ10入り
10/4(水) 19:39配信

産経新聞
岸田文雄首相=3日、東京都千代田区(根本和哉撮影)

戦後の首相35人の通算在職日数を比較すると、在職2年を迎えた岸田文雄首相は多いほうから14番目となる。今年7月には自らが率いる自民党の宏池会(岸田派)出身で、「政治の師」と仰ぐ宮沢喜一元首相を超えた。来年2月には同じく宏池会出身の鈴木善幸元首相を超え、トップ10に入る計算だ。

今後のカギを握るのは衆院解散・総選挙だ。首相が来年9月末までの自民党総裁任期のうちに解散に踏み切り、選挙で勝利できれば総裁再選も有力となり、さらなる長期政権への展望が開ける。

そんなシナリオ通りの展開となれば、令和8年1月末に首相の在職日数は宏池会創設者の池田勇人元首相も超える。もちろん一寸先は闇といわれる政界で「皮算用」が実現する保証はない。

8958OS5:2023/10/10(火) 10:29:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/350def9a96b989d8837d77f69dfba2e296f98a0c
【初の女性首相候補に浮上】安倍元首相側近の元官房副長官が推す上川陽子外相 小渕優子氏にはない強み
10/10(火) 7:15配信

NEWSポストセブン
「初の女性首相」レースに“ダークホース”として浮上した上川陽子・外相(時事通信フォト)

「初の女性首相」レースに“ダークホース”が浮上した。「目立たないが安定感、行政手腕ともに女性議員の中でピカイチ」(自民党ベテラン議員)と注目されているのが、岸田派の上川陽子・外相だ。


 キャリアは申し分ない。東京大学教養学部卒業後、ハーバード大学で政治行政学修士号を取得、米国では上院議員の政策スタッフも務めた。2000年の総選挙で初当選して現在当選7回。この間、少子化担当相を2期、法相を5期務めるなど大臣経験豊富で、安倍政権の法相時代にはオウム真理教の教祖・麻原彰晃ら16人の死刑執行にサインしたことで知られる。

「これまで多くの政治家を見てきましたが、総理に相応しい人は上川さんしかいないと思う」

 そう語るのは上川氏が初入閣した第1次安倍内閣で事務方トップの官房副長官を務めた的場順三氏(元大蔵官僚)だ。彼女を総理適格者と考える大きな理由は法相時代に死刑執行を命じた時の姿勢だという。

「歴代法相の中には死刑執行を躊躇する人が多く、『(死刑は)私の世界観とは違う』と言う人までいた。その点、私が仕えた後藤田正晴さん(元副総理兼法相)は、死刑執行停止は『法治国家として望ましくない』と言って法相として内容を精査、確認し、納得したうえで執行を命じた。それが責任ある政治家の態度です。私の知る限り、後藤田さん以降、ご自身で深く考え、判断された大臣は上川さんしかいない」

 的場氏が続ける。

「リーダーは周りの協力がなければ務まらない。政治家には、『オレがオレが』と目立ちたがって周囲と軋轢を生む人も多いが、そうした人は周囲も補佐しにくい。上川さんは多くの役職をこなす中で軋轢も生まず、キッチリ仕事をこなしてきた。それは総理大臣の重要な資質です。

 女性総理候補には小渕優子さんも名前が挙がっているが、それは父の小渕恵三元総理の存在が大きい。世襲政治家には先代からの政治家同士の確執や怨念まで継承せざるを得ないところがあるが、世襲政治家ではない上川さんにはそうしたしがらみもない」

 並み居るライバルだけではなく、岸田首相まで“ごぼう抜き”するかもしれない。

※週刊ポスト2023年10月20日号

8959OS5:2023/10/11(水) 21:07:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/61b99a52a2a33d3624339c1c286ab3f417480fe2
台湾重視で「安倍後継」印象付け 自民・萩生田氏、派継承には課題
10/11(水) 18:59配信

時事通信
安倍晋三元首相の銅像の前で記念撮影する自民党の萩生田光一政調会長=10日、台湾南部・高雄市

 【台北時事】自民党の萩生田光一政調会長は11日、3日間の台湾訪問を終えた。

 昨年12月に続く訪台で、台湾と関係が深かった故安倍晋三元首相の後継者としての存在を印象付けた形。ただ、所属する安倍派内では他の有力者もおり、「会長レース」は混沌(こんとん)としている。衆目の一致する後継会長となれるかはなお不透明だ。

 「安倍派は台湾外交を最も重視してきたグループだ。しっかりと引き継ぎたい」。10日に台湾南部の高雄市で安倍氏の銅像に献花した萩生田氏は、記者団にこう決意を示した。

 11日の講演では、安倍氏について「台湾との友情をことのほか大切にしてきた」と強調し、「わが政治の師であり、人生の師」と表現した。

 実際に萩生田氏を安倍氏の後継と見る向きは多い。安倍派は今年8月、塩谷立元総務会長を座長とする集団指導体制に移行したが、9月に内閣改造・自民党役員人事が本格化した際、岸田文雄首相(党総裁)が真っ先に会談したのは萩生田氏だった。

 首相は萩生田氏の幹事長や官房長官への起用を検討したとされる。党関係者は「首相にとって萩生田氏が安倍派で一番大事にしなければいけない存在だということだ」と解説する。

8960OS5:2023/10/11(水) 21:11:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/71ec7203af799c10a850b041f1ddd949259f03d2
デジタル行財政改革会議が初会合 首相肝いり、河野氏と思惑にずれも
10/11(水) 21:00配信
朝日新聞デジタル
 行政のデジタル化や規制緩和を一手に議論する「デジタル行財政改革会議」の初会合が11日、首相官邸で開かれた。成長戦略の柱に掲げるデジタル化の推進役として岸田文雄首相が期待をかけるが、テーマが幅広く調整も複雑になりそうで、かじ取り役の手腕が問われる。


 首相肝いりの同会議は、40代の経済学者やスタートアップ企業幹部、自治体の首長ら6人を有識者として招き、人口減や少子高齢化社会に対応するため、デジタル技術で国と地方の行政サービスの効率化や財政の健全化につなげる方法を議論する。自ら議長に就いた首相は初会合で「人口減少が進行している日本だからこそ、デジタルの力を借りて国と地方の行財政の仕組みを変えていく」と強調した。

 優先して取り組む項目に(1)教育(2)交通(3)介護(4)子育て・児童福祉(5)防災(6)インバウンド(訪日外国人客)・観光(7)スタートアップ(起業)の7分野を挙げ、分野ごとにデジタル化の現状や課題を洗い出し対策を議論する。

朝日新聞社

8961OS5:2023/10/12(木) 19:58:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/f36319a530f9ab0ee284fde7095ce7fc0145a29a
次期衆院議長、本命不在 額賀、衛藤、森氏が取り沙汰
10/12(木) 19:16配信
共同通信
左から額賀福志郎氏、森英介氏、衛藤征士郎氏

 自民党が、体調不良を理由に辞任する意向を固めた細田博之衆院議長(79)の後任人事を巡り調整を急いでいる。臨時国会の召集を20日に控え、名前が取り沙汰されるのは、額賀福志郎元財務相(79)や衛藤征士郎元衆院副議長(82)、森英介元法相(75)。ただ「いずれも決め手に欠ける」(中堅)として本命不在との見方がもっぱらだ。

 議長は第1会派から選ぶのが慣例。自民内には「三権の長である衆院議長は当選10回以上が適任だ」(党ベテラン)との不文律があるとされる。細田氏の任期は衆院解散がなければ2025年10月までだった。

 額賀氏は茨城2区選出で当選13回。

8962OS5:2023/10/13(金) 07:31:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf52aa5c0aa1809566fffaa16185807fa56db3cd
次期衆院議長に額賀福志郎・元財務相、自民党が最終調整…細田博之氏はきょう辞任表明
10/13(金) 5:07配信

読売新聞オンライン
額賀福志郎・元財務相(2018年撮影)

 自民党は、体調不良を理由に議長を辞任する意向を固めた細田博之衆院議長(79)の後任に、額賀福志郎・元財務相(79)を推す方向で最終調整に入った。20日召集の臨時国会で行われる議長選挙で正式に選出される見通しだ。

 額賀氏は、茨城県議を経て1983年に衆院議員に初当選し、現在13期目。財務相や防衛長官、党政調会長を歴任し、2009年から18年まで自民党額賀派(平成研究会、現茂木派)を率いた。

 国会では、政府が22年1月に安定的な皇位継承などに関する有識者会議の報告書を提出したことを受け、皇室典範改正も視野に入れた与野党協議が求められている。ただ、各党の取り組みは滞っており、新衆院議長には議論推進に向けた手腕が問われる。

 細田氏は13日に記者会見を開き、正式に議長辞任を表明する予定だ。

8963OS5:2023/10/13(金) 07:32:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8d76c67f5745b79cd03a8c819cb2031dbc2deca
「上川陽子は初の女性首相になれる逸材」と持ち上げる「ある企み」...「麻生太郎の終活」という「最終戦争」が始まった!
10/13(金) 7:03配信

現代ビジネス
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 「年内は解散すべきじゃねーだろうな」麻生太郎副総裁は、解散をしようとはやる岸田文雄首相にこう諭したという。9月27日昼、紀尾井町・ホテルニューオータニの日本料理店「千羽鶴」に、岸田、麻生、茂木敏充幹事長、松野博一官房長官の4人が集まった。話題の中心はもっぱら解散の時期についてだった。


 前編記事『「公明党ガン」発言は失言ではなく“作戦の一環”だった...『ローゼン閣下』こと麻生太郎が「自民党内部」に仕掛ける「最後の戦争」』より続く。

日本初の女性首相になれる逸材
photo by gettyimages

 茂木は「ポスト岸田」への野心を隠さないから危険だ―岸田の心はいっとき、「森山幹事長」に傾いていた。しかし茂木を評価する麻生がすかさず、この芽を摘んだ。こう岸田を口説いたという。

 「茂木は次の総裁選に出ないから安心しな」

 一方で茂木に囁く。

 「次の次はおまえだから」

 これでしばらく安泰だ。万一、岸田がコケたら茂木がいる。でもそれだけでは心もとないから、さらに「人形」を送り込む。

 「今回の内閣改造で岸田を説得して、上川陽子を外務大臣に押し込んだ。麻生は上川のことを『日本初の女性首相になれる逸材』と持ち上げている。

 一方、前外相で将来の総理候補である林芳正のバックには岸田派のドンである古賀誠がいる。麻生にとって古賀は地元・福岡の地盤でしのぎを削ってきた因縁の相手。上川の強引な起用は、林の総理への道を阻む意味もあった」(政治評論家)

 地方創生担当大臣に、二階派の自見英子を押し込んだのも麻生だが、これにも狙いがある。

 「自見は北九州が地盤で、麻生と関係が深い。自見を抜擢することで、力があるところを見せたかったんだろう。福岡政界で主権を争っている二階派の武田良太に対しても一泡吹かせたわけだ」(自民党中堅議員)

最後だし好きにやるか
 まるで遺言状を書くように、「あれは残せ、あれは捨てろ」と次々に指示を出していく。これは老い先短くなった麻生太郎の「政界終活」なのだ。

 「麻生さんが長男の将豊さん(38歳)にバトンタッチをするのは既定路線。しかし、将豊さんは日本青年会議所の会頭を務めており、その任期が今年いっぱい残っている。麻生さんが年内の解散を避けたいのもスムーズに地盤を『相続』するためです。

 しかし、麻生派は麻生さんの個人派閥の側面が強いので、麻生さんがいなくなったら空中分解する可能性がある。だから強権を振るって、今のうちに地ならしをしている」(別の自民党中堅議員)

自民党、いや日本はオレのものだ!
photo by gettyimages

 吉田茂を祖父に持つ麻生には、「自民党はオレのものだ。いや自民党が作ってきた日本もオレのものだ!」という自負がある。エスタブリッシュメントである「オレ様」に傅く者は味方だが、歯向かう輩は敵だ。

 麻生は若かりし頃、テレビの取材にこう語っている。

 「国会議員として日本の方向を間違えずにやったのが、あの男だったと歴史に残ってくれさえすればええな」

 しかし、若き日の熱い想いはどこへやら。今は政界を去った後も、どれだけ自分が力を持てるかを考えることにしか頭が向いていない。

 麻生は83歳になった今も毎朝、SPを従えて自宅の周りを散歩する。

 「いまだにバーベルを使って筋トレしているらしい」(麻生派記者)

 引退してもしばらくは息子の面倒はオレが見る。手駒となる人形を動かすには、体力がいるからな―そんな独り言さえ聞こえてきそうだ。閣下の生前葬はまだ始まったばかりだ。

 さらに関連記事『』では、

 「週刊現代」2023年10月14日号より

8964OS5:2023/10/13(金) 17:31:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/6af316dd2d950ebb2e8383094eb972362b819f64
次期衆院議長に額賀福志郎氏 自民が調整 辞任の細田博之氏後任
10/13(金) 12:46配信
毎日新聞
自民党の額賀福志郎氏

 自民党は、体調不良を理由に辞任する細田博之衆院議長(79)の後任に、額賀福志郎元財務相(79)=衆院当選13回=を起用する調整に入った。複数の党幹部が13日、明らかにした。20日召集の臨時国会で実施される議長選挙で決定する見通し。


 額賀氏は衆院茨城2区選出。産経新聞記者、茨城県議を経て1983年の衆院選で初当選。防衛庁長官や党政調会長、財務相などを歴任した。2009年から18年まで、平成研究会(現・茂木派)の会長を務めた。

 党内には議長に、森英介元法相(75)=当選11回=を推す意見もあったが、当選回数で上回る額賀氏が有力となった。森氏は麻生派事務総長で、議長に就くと派閥を離脱することが慣例のため、麻生太郎副総裁が難色を示したとの見方もある。

 国会では今後、安定的な皇位継承策の検討が重要課題となる。政府は22年1月、有識者会議による検討結果を国会に報告したが、与野党の議論は進んでいない。

 細田氏は13日午後、記者会見で正式に辞任を表明する。細田氏は7月、東京都内の自宅で熱中症の症状を訴え、都内の病院に救急搬送された。8月には広島市での平和記念式典と都内での全国戦没者追悼式を体調不良のため欠席。9月7日には脳血管に関する予防的な治療のため都内の病院に入院し、同中旬に退院していた。【高橋祐貴】

8965OS5:2023/10/19(木) 14:13:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbcacd52b2d9c24e586cc1546a91ed21466b0dfb
自民幹部と「6者会合」定例化 岸田首相、基盤安定狙う
10/18(水) 16:53配信
時事通信
自民党本部に入る岸田文雄首相=18日午後、東京・永田町

 岸田文雄首相(自民党総裁)は18日、党本部で麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長に加え、森山裕総務会長ら残る党四役を含めた6人で会合を行った。


 今後月2回程度開催する。これまで首相は麻生、茂木両氏との3者会合で重要課題を協議してきたが、党内非主流派に近い森山氏らを重視する姿勢を示し、政権基盤の安定を図る狙いとみられる。

 会合には萩生田光一政調会長、小渕優子選対委員長も参加し、約50分間行われた。9月の党役員人事後、この6人による会合は初めて。所得税減税や20日召集の臨時国会、22日に投開票される衆参補欠選挙などが話題となったという。

8966OS5:2023/10/23(月) 10:04:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa49d4170d725283528e53fe818338fe71b8ea9d
岸田首相、衆院解散に余地残す 衆参補選1勝1敗
10/22(日) 23:27配信
産経新聞
岸田文雄首相

22日投開票された衆院長崎4区と参院徳島・高知選挙区の衆参2補欠選挙で、自民党は参院補選で敗れたものの、衆院長崎4区の議席は死守した。第2次岸田文雄再改造内閣発足後初の国政選挙で、首相はいずれも必勝を期したが、支持率低下が続く政権の現状を反映し、厳しい戦いになった。ただ、与野党対決を1勝1敗としたことで、首相が模索する衆院解散・総選挙に道を残した。

【写真】衆院長崎4区補欠選挙で初当選を決め、万歳する金子容三氏

「2敗と1勝1敗では圧倒的に違う。首相もほっとしていた」

自民幹部は22日夜、結果に胸をなでおろした。

元自民議員の不祥事を受けて行われた参院補選と異なり、衆院補選は北村誠吾元地方創生担当相の死去に伴う弔い選挙で、「当初は圧勝ムードだった」(陣営関係者)。だが、県連内の分裂もあり、終盤は立憲民主党前職の猛追を許した。

「物価高で地方は生活が苦しく、政権への不信感が強い」。地方議員からはこうした声も上がっていた。

首相は投開票日2日前の20日、所得税減税を含む国民への還元策の検討を与党幹部に指示。さらに、21日の長崎入りも検討した。最終的に見送ったが、小渕優子選対委員長らが現地を訪れ、支持を呼びかけた。

補選の結果は政権の体力を表す。菅義偉前首相は令和3年4月の衆参3補選・再選挙で不戦敗を含めて全敗。その6カ月後、衆院解散に踏み切れないまま退陣した。今回1議席とはいえ、競り合いを制し、首相は解散の選択肢を保持した。

首相は今年9月の人事で「ポスト岸田」候補や各派閥に要職を割り振る「総主流派体制」を敷いた。ただ、衆院議員は今月末に任期4年の折り返しを迎える。首相が解散せずに来年秋の総裁選を迎えた場合、党内でその後に控える衆院選を意識し、勝てる候補を求める動きが強まりかねない。

次期総裁にふさわしい人を尋ねる世論調査では、非主流派の石破茂元幹事長や河野太郎デジタル相らが首相に先行する。党重鎮は「河野氏は総裁選に出る」とみる。

「政策を実行する体力をもらうには、解散も考えないといけない」。首相は周囲にこう語ってきた。30年ぶりの転換期を迎えた日本経済の再生、そして憲法改正は道半ばだ。決断のタイミングは近付いている。(田村龍彦)

8967OS5:2023/10/23(月) 10:26:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/b40e26c685306cf8af04725d2d524de2531f1bc3
衆参補選、自民1勝1敗 年内解散「困難」の見方も
10/22(日) 20:07配信


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時事通信
取材に応じる自民党の茂木敏充幹事長(中央)=22日午後、東京・永田町の同党本部

 第2次岸田再改造内閣の発足後初めての国政選挙となった衆院長崎4区と参院徳島・高知選挙区の補欠選挙が22日、投開票された。

 いずれも与野党一騎打ちの構図で、長崎4区は自民党が制し、徳島・高知選挙区は野党系無所属候補が勝利した。自民は選挙前の2議席を守れず1勝1敗。岸田文雄首相(党総裁)には痛手だ。

 首相は23日から臨時国会での与野党論戦に臨み、経済対策などを訴える。ただ、目標としていた補選全勝を逃したことで、与党内で取り沙汰されている年内の衆院解散は困難との見方が広がりそうだ。

 自民の茂木敏充幹事長は党本部で記者団に「厳しい選挙戦だったのは間違いない。結果を謙虚に受け止め、国会の本格的な論戦に緊張感を持って臨みたい」と表明。立憲民主党の大串博志選対委員長は「岸田政権の政権運営にノーという厳しい声を突き付けることができた」と語った。

 2補選では物価高騰への対応に加え、3年目に入った首相の政権運営の評価が争点となった。内閣支持率が低迷する中、首相は自ら応援に入り、20日には所得税減税の検討を打ち出して「大胆な取り組み」をアピールしたが、徳島・高知選挙区では及ばなかった。

 長崎4区補選は自民現職だった北村誠吾氏の死去に伴うもので、前参院議員の長男で自民新人の金子容三氏(40)=公明党推薦=が、2021年衆院選で比例代表で復活当選した立民前職の末次精一氏(60)=社民党推薦=に競り勝った。当初、与党陣営の連携不足が取り沙汰されたが、北村氏らが所属していた首相率いる岸田派が派閥を挙げてテコ入れした。

 徳島・高知選挙区補選は秘書に暴力を振るった高野光二郎氏(自民離党)の議員辞職を受けたもので、元立民衆院議員で無所属の広田一氏(55)が元高知県議で自民新人の西内健氏(56)=公明推薦=を破った。

 

 ◇衆院長崎4区・確定得票
当 53,915 金子 容三 自 新(1)
  46,899 末次 精一 立 元
 

 ◇金子容三氏略歴
 金子 容三氏(かねこ・ようぞう)慶大法卒。証券会社員。衆院長崎4区、当選1回。40歳。(自民)

 

 ◇参院徳島・高知選挙区・確定得票
当  233,250 広田 一 無 元(3)
   142,036 西内 健 自 新
※「確」は当選確実、「当」は当選。政党名は自=自民、立=立憲民主、無=無所属。元は元職(前職を含む)、新は新人。カッコ数字は当選回数。

 

 ◇広田一氏略歴
 広田 一氏(ひろた・はじめ)早大社会科学卒。高知県議、防衛政務官。参院徳島・高知、当選3回、衆院1回。55歳。(無所属)。

8968OS5:2023/10/23(月) 10:27:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/205a6675dc3f7177576a5764fb29bd7ee33d84f6
額賀衆院議長 政策通、立法の長  財務や防衛、要職歴任 保守本流、姿勢貫く
10/21(土) 7:00配信


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茨城新聞クロスアイ

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衆院議長に就任し、自民党の議員らに祝福される額賀福志郎氏(左から3人目)=20日午後1時10分、国会

額賀福志郎氏(79)=茨城2区=が、現憲法下では茨城県から初めての衆院議長に就任した。経済、政策通として政府や自民党内で要職を歴任し、若手時代から派閥のプリンス、将来の総裁候補などと言われてきた。額賀氏の起用に、地元からは喜びの声が上がった。

■総裁候補

額賀氏は早稲田大政治経済学部を卒業後、新聞記者を経て1978年12月の県議選行方郡区(定数2)に無所属で出馬し、自民党公認の新人2氏を引き離しトップで初当選した。

県議を2期務めた後は、「県の新時代を開拓するため、先兵役を果たしたい」と、活躍の舞台を国政へと移す。自民党幹事長や建設、運輸大臣などを務めた橋本登美三郎氏の地盤を引き継ぎ、83年12月の衆院選で初当選を果たした。

党内きっての政策通、経済通としても知られ、若手時代から「派閥のプリンス」と言われ、次代の総裁候補として将来を嘱望されてきた。2003年9月に党の政調会長、09年9月に竹下登氏ら3人の首相を輩出した「平成研究会」(現茂木派)の会長に就くなど、手腕を振るった。

■手腕卓越

政府内でも要職を歴任してきた。初入閣は1998年7月。小渕内閣で防衛庁長官に就いた。第2次森内閣では2001年1月に新設された初代の経済財政・IT担当相に起用された。

ただ、いずれも途中降板する無念を味わった。防衛庁長官就任後は、わずか2カ月半で防衛庁の装備品調達を巡る背任事件で問責決議案が可決され辞任。また、経済財政担当相就任直後も、財団法人からの資金提供問題で混乱を招いたとして、責任を取り辞任した。

05年10月の第3次小泉改造内閣では、2度目となる防衛長官に就任。それまで自民党の日米安保・基地再編合同調査会座長を務めるなど、在日米軍再編協議で日米合意への道筋を主導した経験を買われた再登板で手腕と実力を見せつけた。

内閣の要となる財務相を担ったのは07年8月からの安倍改造内閣。茨城県選出の国会議員では、今でも額賀氏が唯一の起用だ。

■開港に力

茨城空港(小美玉市)の開港や東関東自動車道の県内延伸などにも力を尽くした。航空自衛隊百里基地の民間共用化は1998年3月、当時の防衛庁と運輸省、県の3者が新滑走路建設の方向で合意し、実現に向けて大きく前進した。三者会談を設定し、その場に立ち会ったのが当時官房副長官だった額賀氏だった。

今年9月には、額賀氏と大井川和彦知事が斉藤鉄夫国土交通相と面会、着陸枠の弾力化で合意。開港以来続いてきた「1時間に1着陸」ルールが拡大する見通しとなり、定期便の拡大に期待がかかる。大井川知事は20日の定例記者会見で「額賀先生の支援で前進した。今後も支援をお願いしたい」と期待を寄せた。

座右の銘は「福志大道」。国民の幸福を求め、大きな真ん中の道を歩むとする自身の造語だ。14年の茨城新聞取材に、額賀氏は保守本流を貫く姿勢を語っている。「あぜ道、横道、いろいろな道があるが、やはり真ん中を行きたい。保守政治の真ん中を進みたい」

茨城新聞社

8969OS5:2023/10/23(月) 22:11:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ab26e23b65a1553fa1872429e54ff4cc43d6cf4
岸田首相の孤立ぶり深刻、参院大敗で不信拡大「2敗なら『投げやり解散』だったかも」
10/23(月) 20:51配信
カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 岸田文雄首相は衆院長崎4区と参院徳島・高知選挙区の国政2補選から一夜明けた23日、国会で所信表明演説を行った。衆院辛勝で全敗を逃れ「岸田おろし」の誘発は防げたものの、参院での大敗には政権内にも「減税のサプライズ演出が無駄だった」(自民関係者)との不信が広がっている。周囲に本音を明かさない岸田首相の深刻な孤立ぶりが浮き彫りとなってきた。

 「2敗だったら『投げやり解散』だったかもしれない」(自民の閣僚経験者)。23日朝の与党関係者の間にはほっとしたムードが漂った。岸田首相も官邸入りの際に「緊迫する国際情勢や物価高から国民生活を守り安心や豊かさを次世代に引き継いでいく。そのために先送りできない課題に向き合うことに専念すべき時だ」と説明。年内の衆院解散を否定した。しかし、苦境に陥るたびに解散権を持ち出す岸田首相の言葉の説得力は乏しいようだ。臨時国会内の解散説はくすぶり続けている。

 選挙直前の21日には全勝戦略の一環として唐突に所得税の減税を表明。18日に麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長に加え、森山裕総務会長ら残る自民四役を含めた初の役員6者会合を開いて説明したが、首相以外のほとんどの参加者が戸惑っていたという。自民幹部は「『1年ほどは年貢をまけてやる。その後は永遠に多く取り立てる』とはまるで悪代官」とし、「徳島・高知の敗北を決定的にし長崎をさらなる苦戦に追い込んだ」と断じる。

神奈川新聞社

8970OS5:2023/10/25(水) 18:25:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba2651d526ab1a9ef1f806554a5c5e1670b5c7d4
《有村架純似の色白美女と》山田太郎文部科学政務官が国会開幕前夜に「ラブホ不倫」  山田氏は「約5年前に出会い、自然と男女の仲になりました」
10/25(水) 16:12配信


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文春オンライン
蝶ネクタイがトレードマーク(自民党のHPより)

 山田太郎文部科学政務官(56)が、国会開幕前夜に20代後半の女性とラブホテルに行くなど、不倫関係に陥っていたことが「 週刊文春 」の取材でわかった。山田氏は事実関係を認め、「自然と男女の仲になった」などと回答した。

【画像】“休憩”を終え、ホテルから出てきた山田太郎文科政務官

 山田氏は2010年の参院選で「みんなの党」の比例候補として初出馬し、2012年に繰り上げ当選。2016年の参院選には「新党改革」の推薦候補として出馬し、落選したものの、約29万票を獲得した。2019年の参院選では自民党から出馬し、約54万票を得て2期目の当選。岸田政権の発足に伴い、2021年10月にデジタル大臣政務官兼内閣府大臣政務官に就任し、今年9月の内閣改造で文科政務官兼復興政務官に就任した。

「山田氏はこども家庭庁創設に動くなど、こども政策には熱心で関連の著書もあるほど。少子化対策に力を注ぐ岸田文雄首相もその手腕に期待し、重責を委ねた形です」(同前)

 プライベートでは大学時代に知り合ったという妻と、社会人の娘がいる山田氏。だが、10月20日に開幕した臨時国会前夜に取っていた行動は――。

 10月19日夜6時過ぎ、参院議員会館を後にした山田氏が自身の車で向かったのは、都内のラブホテル「P」だった。約3時間後、ホテルからまず現れたのは、色白で有村架純似の女性A子さん。彼女は手元のキーで山田氏の車のドアを開け、助手席に座った。数分後、ホテルから姿を見せた山田氏は車内で女性と合流。山田氏がハンドルを握り、夜10時頃、A子さんを彼女の自宅マンション近くで降ろしたのだった。

「20代後半のA子は聞き上手で優しい性格。山田氏からの誘いで、数年前から親密な関係になりました」(事情を知る関係者)

 10月22日夜、A子さんは取材に対し、山田氏との肉体関係を認めた。

山田氏は電話で否定したものの、改めて書面で事実確認を求めると…
 一方、山田氏は同日夜、電話で次のように語った。

―――10月19日の(臨時国会)召集日前日の夜、どこに?

「木曜日? 木曜日……。ちょっと待って下さい。木曜日……。ちょっと待って下さい……。ちょっとわからないんですけど」

――「P」というラブホに3時間ほど居ませんでした?

「はぁ!」

――ご記憶にありますか?

「いや、ないですけど」

 以降も「ラブホテルに行ってない」などと繰り返した。 

 改めて書面で事実確認を求めたところ、10月24日夕方、電話での主張を翻し、以下のように回答した。

「(10月19日夜、A子さんとラブホテルに行き、自宅近くまで送り届けたことは)事実です。女性とは、知り合いの紹介で約5年前に出会い、以後、食事をする間柄になりました。食事をしたり様々な相談に乗ったりする関係を数年続けるうちに、自然と男女の仲になりましたが、頻度については月1回あるかないかくらいだと思います」

 だが、山田氏とA子さんの関係は単なる「男女の仲」ではなかった――。

 10月25日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および10月26日(木)発売の「週刊文春」では、“オタク族”議員と呼ばれる山田氏の人物像や、国会開幕前夜の山田氏の詳細な行動、2人の関係を巡るA子さんの“重大証言”、そして山田氏との20分に及ぶ一問一答などについて取り上げている。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2023年11月2日号

8971OS5:2023/10/25(水) 18:38:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/c99b3cd9a69cb797615df6043e5e0771a9ce6639
苦境の岸田首相、経済に活路 「還元」アピール、空回り危惧も 補選不調で求心力回復見えず〔深層探訪〕
10/25(水) 7:00配信

時事通信
衆院本会議で所信表明演説をする岸田文雄首相(手前)=23日午後、国会内

 岸田文雄首相は23日の所信表明演説で、経済再生への取り組みを前面に押し出した。自民党の議席を減らした22日の衆参補欠選挙でさらなる求心力低下が懸念される中、経済に活路を見いだす姿勢を鮮明にした。ただ、首相のメッセージに共感が広がっているとは言い難く、苦境を脱する糸口は見えていない。

【ひと目でわかるグラフ】岸田内閣の支持率推移

 ◇「経済」連呼
 「経済、経済、経済。何よりも経済に重点を置く」。首相は演説で、物価高対応や持続的な賃上げ実現など経済対策に注力する方針を明らかにした。所得税減税を念頭に国民への還元策を検討するよう指示したことを強調し、具体化を急ぐ意向も示した。賃上げや株高などの経済状況を「30年ぶりのチャンス」と表現し、「好機を無駄にしない決意」(周辺)を訴えた。

 内閣支持率が落ち込んだ今夏以降、首相はあの手この手で挽回を図ってきた。9月の内閣改造で女性5人を閣僚に起用するなど清新さを打ち出そうとしたほか、「追い風」になるとの期待もあった世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の解散命令請求にも踏み切った。しかし、いずれも支持回復にはつながらず、10月の報道各社の世論調査では政権発足後最低の数字も目立った。

 演説を受け、自民党内では「経済中心のメッセージは分かりやすい」(若手)という好意的な評価も聞かれた。一方、防衛力強化、少子化対策とこの1年だけで目まぐるしく変わる政治テーマに、自民ベテランは「首相がどこを向いているのか分からないことが支持が高まらない理由だ」と指摘し、首相の空回りを危惧した。

 ◇再選シナリオ厳しく
 首相の還元策指示は、政権の勢いを左右すると注目された22日の補選の直前に行われた。だが、経済対策で指導力を発揮しようとする首相の姿勢も奏功したとは言い難い。補選では、参院徳島・高知選挙区で議席を明け渡し、自民の閣僚経験者は「減税を打ち出しても首相は支持されなかった」と指摘した。

 首相は還元策の具体的な制度設計を与党税制調査会に委ねたが、自民の宮沢洋一税調会長は20日、「所得減税は首相としての希望だ」と述べるにとどめ、「1年が常識的」と明言した。インナーと呼ばれる自民税調幹部の一人は、「メンバーに前向きな人はいない」と語っており、与党税調が年末にまとめる大綱が、首相の思惑通りの内容になるかは見えない。党三役経験者は「これだけ期待値が上がれば大変だ」と顔を曇らせる。

 首相は23日の演説で、今後3年程度を日本経済の「変革期間」と位置付け、長期政権への意欲をにじませたが、衆院選に勝利して、来秋の党総裁選を無風で乗り切るシナリオは厳しさを増している。

 首相は衆院解散の機会を引き続き探る考えだが、補選では無党派層の支持でいずれも野党系候補に後れを取り、「内閣に不満を持つ人がたくさんいるとはっきりした」(立憲民主党の安住淳国対委員長)のも事実。自民党内でも「勝てない総裁の下で衆院選は厳しい」(若手)との声が強まりつつある。

8972OS5:2023/10/26(木) 19:56:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9dd8b90cdb5fc74684e55ad9298db374c249f54
岸田首相の減税発信、自民に不満拡大 世耕氏「リーダー像示せていない」
10/26(木) 7:12配信
時事通信
衆院本会議で答弁する岸田文雄首相=25日午後、国会内

 岸田文雄首相(自民党総裁)の減税を巡る発信に対し、党内から不満や苦言が相次いでいる。

【ひと目でわかる】所得減税と低所得者向け給付案

 25日の代表質問で自民の世耕弘成参院幹事長は「国民が期待するリーダーとしての姿を示せていない」と酷評した。「党内の空気を代弁した」(党関係者)との指摘もあり、今後、求心力低下に拍車が掛かる恐れもある。

 「『還元』という言葉が分かりにくかった。自分で決断するのではなく、検討を丸投げしたように国民には映った」。所信表明演説に対する代表質問で、世耕氏はこう語った。

 首相が税収増を国民に「還元」すべきだと言及したのは9月25日。国民の期待を踏まえ党内から所得税減税を求める声が上がっても、首相はその内容について明言を避け、衆参補欠選挙を間近に控えた10月20日にようやく党に「所得税減税を含めた具体策の検討」を指示した。世耕氏はこうした経緯を念頭に「世の中に対して何をやろうとしているのか全く伝わらなかった」と語気を強めた。

 世耕氏は、側近として仕えた安倍晋三元首相について「確固たる姿勢で国民に賛否のある政策を推進した」と言及。岸田首相に対しては「いくばくかの弱さを感じざるを得ない」と断じ、その政治姿勢を暗に対比した。

 答弁に立った首相は、特に反論することもなく「強い意志で政策を実現する姿勢を示すことが重要だ。そのように振る舞えているか常に省み、有言実行を貫きたい」と語った。

 世耕氏の発言に関し、自民党参院中堅は「他にもそう思っている人はいる」と述べた。実際に、経済対策の原案を議論した24日の党会合では、首相が年初に掲げた少子化対策について、ある出席者が「全然異次元ではなかった。首相は掲げた政策を本当に実行するか分からないと言われている」と声を荒らげた。

 25日に講演した二階俊博元幹事長も、所得税減税について「言った以上、直ちに実行すべきだ」としつつ、「(国民を)ちょっと喜ばせることを考えるより、国の財政は難しいから協力してくれと、率直に呼び掛ける姿勢が大事だ」と訴えた。

 所得税減税に対しては、いまだに党内に慎重論も根強い。別の党関係者は「税制調査会では意見が百出するだろう。首相が方針を変更するようなことがあれば大変なことになる」と不安を口にした。

8973OS5:2023/10/26(木) 19:57:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/e6cdd960945d09ccd4a21190257e5b383d8c7acb
「人、人、人」「改革、改革、改革」国会で連呼ブーム 首相に呼応
10/26(木) 17:09配信
毎日新聞
衆院本会議で立憲民主党の泉健太代表の質問に答える岸田文雄首相=国会内で2023年10月24日午後1時45分、竹内幹撮影

 参院本会議は26日、岸田文雄首相の所信表明演説に対する各党代表質問を行い、衆参両院の計3日間の代表質問日程を終えた。首相が演説で「経済、経済、経済」と連呼したことに多くの党が呼応し、代表質問は「連呼ブーム」の様相を呈した。

 「日本の未来は、人、人、人」

 国民民主党の大塚耕平代表代行は26日の代表質問を締めくくる際、同党が掲げる「『人づくり』こそ国づくり」のキャッチフレーズに絡め、「人」を連呼した。大塚氏は、首相が「経済」を連呼したことについて、「かつて英国のブレア首相が『教育、教育、教育』と述べた有名な演説を意識した工夫かと拝察する」と指摘。経済の重要性には同意するとしつつ、党が重視する姿勢を訴えた。

 この日は、大塚氏のあとに登壇した共産党の小池晃書記局長も、冒頭部分で「必要なのは反省、反省、そして転換ではないか」と首相の手法を逆手に取って追及を開始した。首相の連呼に言及する際、「解散」と言い間違え、場内が沸く場面もあった。

 24日から衆参で行われた代表質問では、立憲民主党の泉健太代表が「インフレ手当の給付、給付、給付」、日本維新の会の馬場伸幸代表が「いま必要なのは改革、改革、改革、改革だ」、国民民主の玉木雄一郎代表が「賃上げ、賃上げ、賃上げ。賃上げが実現すれば年金も上がる」などと連呼。首相が取り入れた手法を活用してアピールした。【樋口淳也】

8974OS5:2023/10/27(金) 08:57:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2dd2aad135b4b22a4c229f4f671ad2b7bb89c4a
政務官の不倫、幕引き急ぐ 予算委目前、政権に危機感
10/27(金) 7:07配信

時事通信
記者団の取材に応じる自民党の山田太郎氏=26日、国会内

 岸田文雄首相が26日、20代女性との不倫関係が報じられた自民党の山田太郎文部科学政務官(56)を事実上更迭した。

 内閣支持率が低迷する中、野党の追及が予想される27日からの衆院予算委員会を前に幕引きを急いだ。9月の内閣改造後初の政務3役の退場に、政権は危機感を募らせている。

 「適材適所と評した政務官の一人が早々に辞任した。首相の任命責任は重い」。立憲民主党の古賀之士氏が26日の参院本会議で批判すると、首相は「国民の信頼回復に努める」と低姿勢に徹した。

 山田氏はこの日、トレードマークのちょうネクタイ姿ではなく、一般的なネクタイを締めて国会に登場。報道陣に「審議の障害となるのは避けたい」と何度も頭を下げた。

 文春オンラインが醜聞を報じた25日、政府・自民の対応は敏速だった。関係者によると、立民幹部が「女性議員に追及させる」と自民に通告すると、午後の衆院本会議中に立民に更迭方針を伝達。首相と盛山正仁文科相が首相官邸で秘密裏に会談し、政務官交代を最終確認した。

 先の内閣改造で閣僚に過去最多タイの女性5人を起用したにもかかわらず、副大臣・政務官は女性ゼロで、首相は「一貫していない」(自民幹部)と批判された。首相は後任政務官に参院当選1回の女性議員を充て、「汚名返上の機会」(自民若手)になるとの見方もある。

 野党は徹底攻勢の構えだ。立民の長妻昭政調会長は記者会見で「(山田氏の)雲隠れで終わらせるのは決して許されない」と宣言。共産党の小池晃書記局長も「報道が事実なら法に触れ、国会議員の資格はない。とかげのしっぽ切りのような対応は許されない」と語った。

 公明党の山口那津男代表も記者団に「国会が始まった段階でこのような事態になったのは誠に遺憾だ。政府として襟を正して出直してほしい」と厳しい表情で語った。

 昨年8月の内閣改造後には閣僚4人が次々に辞める「辞任ドミノ」が起き、政権は痛手を負った。自民幹部は「国会冒頭から嫌な雰囲気だ」と指摘。林芳正前外相は岸田派例会で「荒波を乗り越えていく国会になりつつある」と緊張感を緩めないよう呼び掛けた。

8975OS5:2023/10/31(火) 10:12:18
【独自】柿沢法務副大臣が辞任の意向
10/31(火) 9:44配信


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テレ東BIZ
柿沢法務副大臣が辞任の意向

柿沢未途法務副大臣が、地元の東京・江東区長選挙をめぐる公職選挙法違反事件に関連して法務副大臣を辞任する意向を周囲に伝えていることが、テレビ東京の取材で分かりました。政府関係者が明らかにしました。今年4月の江東区長選をめぐっては、26日に区長の辞任を表明した木村弥生氏が、公選法違反の疑いがある有料のインターネット広告を利用していたことが分かっていますが、これについて、柿沢氏が木村氏側に広告の利用を勧めたとの報道が出ています。岸田総理大臣は、きょうの参院予算委員会でこのことを問われ、小泉法務大臣に事実関係を確認しているとしたうえで、「報道の通りであれば誠に遺憾なことであり、私も任命責任を感じなければならないが、今はまずは事実関係を確認している。」と述べていました。

8976OS5:2023/10/31(火) 10:16:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed966d82522d568bab672fd4c5fab3cf53aa1abf
江東区長選ネット広告、柿沢法務副大臣が推奨か 「深く反省」
10/31(火) 9:39配信

産経新聞
柿沢未途氏

今年4月の東京都江東区長選で投票を呼び掛けるインターネットの有料広告を配信したとして、東京地検特捜部が公職選挙法違反容疑で木村弥生区長(58)の関係先を家宅捜索した事件で、木村氏陣営を支援していた柿沢未途(みと)法務副大臣(52)が、木村氏にネットの広告配信を「勧めた」という趣旨の話をしていることが31日、分かった。小泉龍司法相が同日、閣議後の記者会見で明らかにした。

柿沢氏は江東区が選挙区となっている衆院東京15区の選出。

小泉氏によると、柿沢氏が広告配信を区長に勧めたことを認めたとする一部報道が31日朝にあったことを受け、松野博一官房長官が事実関係の確認を指示した。小泉氏が柿沢氏に確認したところ「取材に応じたのは間違いない。違法性の認識はなかったが、深く反省している」などと話したという。

公選法は選挙運動目的で有料のインターネット広告を出すことを禁じており、違反すれば2年以下の禁錮または50万円以下の罰金が科される。

小泉氏は柿沢氏に対し、政治家としての説明責任を果たすよう指示した。進退については言及がなかったという。

柿沢氏は現在5期目。NHK記者や都議会議員を経て、平成21年の衆院選で初当選。今年9月の内閣改造で法務副大臣に就任した。

8977OS5:2023/10/31(火) 21:14:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/52f181de9976f251c00280cebb8200814ad4cc81
自民・小泉氏「外相は外交専念を」 緊迫情勢下の予算委張り付きに異議 首相に国会改革後押し“直訴”
10/31(火) 21:01配信
カナロコ by 神奈川新聞
小泉進次郎氏(資料写真)

 国際情勢が緊迫する中、外相ら閣僚を国会に長時間拘束している現状では重要度を増す外交に専念する時間が確保できないとして、国会改革の議論が党の枠を超えて活発化している。自民党の小泉進次郎元環境相(衆院神奈川11区)は衆院予算委員会で、岸田文雄首相に国会改革を後押しするよう“直訴”。予算審議の序盤の基本的質疑で首相と全閣僚が出席する慣例に異議を唱えた。

 「上川陽子外相への質問は今のところゼロだ。国際情勢が不透明な中で、ずっと(閣僚席に)座っている必要があるのか」

 小泉氏は27日、衆院予算委で質問に立ち、中東やウクライナ情勢などへの対応が求められる中で国会に出席していた上川外相を引き合いに、国会での閣僚の負担軽減を訴えた。

 国会改革の必要性は立憲民主党の泉健太代表が24日の代表質問で訴えたばかり。小泉氏は首相に対し「総裁の立場としてぜひ(国会改革を)進めていただけたら」と与党としても議論を加速させるよう求めた。

神奈川新聞社

8978OS5:2023/10/31(火) 21:17:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/c22c9ef831b7f078abe81ab8aac7d1d99f8f079c
相次ぐ辞任劇で政権痛手 岸田首相「責任を重く受け止める」
10/31(火) 19:50配信
産経新聞
参院予算委で柿沢未途法務副大臣の辞任に際し、陳謝する岸田文雄首相=31日午後、参院第1委員会室(矢島康弘撮影)

東京都江東区の木村弥生区長が公職選挙法違反容疑で東京地検特捜部の強制捜査を受けた事件を巡り、自民党の柿沢未途衆院議員が31日、法務副大臣を辞任した。先週には女性との不適切な交際が報じられた同党の山田太郎参院議員が文部科学政務官を辞任したばかり。内閣支持率の低迷に苦しむ岸田文雄首相にとって手痛い不祥事が続いている。


「2人の辞任が続いた責任を重く受け止めなければならない。信頼回復に向けて先頭に立って努力したい」。首相は31日の参院予算委員会で、神妙な表情でそう語り、自身の任命責任を認めた。「内閣として(説明)責任を果たしていかなければならない。本人も必要に応じて説明責任を果たしていくのは当然のことだ」とも強調した。

今回の辞任劇は異例の経過をたどった。柿沢氏は自身の関与を31日付の朝日新聞で認め、同日午前に辞表を提出。ちょうど審議中だった参院予算委で野党は柿沢氏の出席と説明を求めたが、政府は予算委が昼休みのうちに慌ただしく辞表受理を決め、幕引きを急いだ。

政権には「辞任ドミノ」の苦い記憶がある。昨年の臨時国会でも「政治とカネ」や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)などの問題で閣僚4人が次々と職を辞し、並行して内閣支持率も下落した。そして現在の支持率は当時も下回る過去最低水準に沈んでいる。

9月の内閣改造など一連の人事は巻き返しの契機となるはずだったが、副大臣・政務官人事は当初、54人全員が男性で「女性ゼロ」と批判を浴びた。今回の公選法違反疑惑も8月時点で報道されており、「それで任命したのは、さすがに首相の落ち度・責任」(日本維新の会の音喜多駿政調会長)との指摘がある。

政権の目配り不足を懸念する声は与党内にも強い中で、野党は加藤鮎子こども政策担当相ら閣僚の「政治とカネ」問題にも追及の気配を見せる。(千葉倫之)

8979OS5:2023/10/31(火) 22:29:02
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_LEQ7WAZIFNPOFKOYVYXWYVVYKY.html
首相、のらりくらり答弁 攻めあぐねる野党 衆院予算委
2023/10/30 19:48産経新聞

首相、のらりくらり答弁 攻めあぐねる野党 衆院予算委

衆院予算委に臨む岸田文雄首相、鈴木俊一財務相(左)=30日午前、衆院第1委員室(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

立憲民主党は30日の衆院予算委員会で、論客で知られる逢坂誠二代表代行をトップバッターに起用し、政府が経済対策に掲げた所得税減税と防衛力強化のための増税の整合性などを追及した。しかし、岸田文雄首相は踏み込んだ答弁を避け続け、野党側が攻めあぐねる展開となった。

政府の計画では、令和9年度時点の防衛費は8兆9千億円程度となり、従来の水準より4兆円程度増える。このうち増税によって賄うのは1兆円強で、残りは歳出改革や国有財産の売却収入、決算剰余金などで捻出するとしている。

逢坂氏は、大半を占める増税以外の部分に関し「一時的なものだ。売り払う国有財産がなければ財源は出ない。安定的な恒久財源といえるのか」とただした。

しかし、首相は正面から答えず「さまざまな効率化の努力や行政改革を行う余地はある。こうしたものも合わせて恒久的に予算を維持できるようにする」。かみ合わない答弁に、逢坂氏は「国有財産に限りがあるので恒久的安定財源とはいえない。常識ですよ?」といらだちをあらわにした。

逢坂氏はさらに、所得税減税との整合性に矛先を向け「こんな状況で『減税』『減税』と言うから、国民は『大丈夫なのか』と思う」と尋ねたが、首相は「両者は矛盾するものではない」と突っぱね、議論は平行線をたどった。

のらりくらりの「岸田流答弁」は、来年9月までの自民党総裁任期中の実現を目指す憲法改正を巡る質疑でも変わらなかった。日本維新の会の漆間譲司氏に実現へのスケジュールを尋ねられると「具体的な議論の進め方など、直接何か申し上げることまでは控えなければならない」。漆間氏が「リーダーシップが求められる」と迫っても、ほぼ同じ内容の返答に終始した。

安全運転の答弁には、内閣支持率が低迷する中、失点を抑えたいという思惑が透ける。自民党の世耕弘成参院幹事長は25日の参院本会議で、首相の「言葉の弱さ」を批判した。逢坂氏は30日の衆院予算委で、世耕氏の発言を念頭に「リーダーは明確に方針を示し『課題があるなら乗り越えよう』と言わなきゃいけない。その歯切れの良さが感じられない」と首相の答弁に苦言を呈した。(松本学)

8980OS5:2023/11/02(木) 20:32:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/654a7790961462170a090f2507b9090d8d816fb6
柿沢氏側、江東区長の選挙運動差配か 特捜部が元秘書を聴取
11/2(木) 19:43配信

毎日新聞
東京地検特捜部の捜索を受けた江東区役所=江東区東陽4で2023年10月31日午後2時17分、小林遥撮影

 4月の東京都江東区長選で初当選した木村弥生区長(58)が、選挙期間中に公職選挙法が禁じるインターネットの有料広告を掲載したとされる事件で、柿沢未途(みと)衆院議員(52)側が木村氏の選挙運動を差配していた疑いがあることが関係者への取材で判明した。柿沢氏を長年支援する事務所関係者が木村氏の陣営を実質的に取り仕切っていたという。東京地検特捜部はこの関係者から任意で事情を聴き、選挙運動全体の実態解明を進めているとみられる。

 関係者によると、聴取を受けたのは元衆院議員で柿沢氏の父・弘治氏(2009年に死去)の秘書だった男性2人。柿沢氏は09年8月の衆院選で父の地盤だった東京15区から、みんなの党(当時)の公認候補として出馬し、比例復活で初当選した。その後、4回連続で当選を果たし、21年衆院選後に自民党の追加公認を受けた。元秘書2人は柿沢氏の選挙でも中心的な役割を担ってきたという。

 23年4月の区長選では、木村氏が1月に出馬を表明。柿沢氏側が木村氏を、自民党都連が現職の前区長を支援する「保守分裂」の構図となった。ただ、党に所属する柿沢氏は表だった活動を控え、代わりに元秘書2人が木村氏の陣営に加わり、選挙運動を差配していたという。

 特捜部は、有料ネット広告が動画投稿サイト「ユーチューブ」に掲載された経緯に加え、木村氏の選挙運動全般について元秘書2人に説明を求めている模様だ。

 有料ネット広告の動画は木村氏が出演し、「木村やよいに投票してください」などと呼び掛ける内容だったが、この動画が東京・永田町の国会議員会館会議室で撮影されていたことも新たに判明した。柿沢氏の事務所が会議室の予約をしたという。

 柿沢氏は木村氏に有料ネット広告の利用を提案したことを認め、9月に就任したばかりの副法相を10月31日に辞任した。木村氏も特捜部の聴取に柿沢氏から勧められたことを認めている。

 動画の再生回数は約38万回で、掲載費用約14万円は木村氏のクレジットカードで支払われたとされる。有料ネット広告の規制は違反すると2年以下の禁錮か50万円以下の罰金。【井口慎太郎、岩本桜、山田豊、秋丸生帆】

8981OS5:2023/11/03(金) 01:05:35
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023110201252&g=pol
茂木氏「明智光秀にならぬ」 自民総裁選、首相対抗馬否定
2023年11月02日22時01分

 自民党の茂木敏充幹事長は2日夜のBSフジの番組で、来年秋の党総裁選への対応について「令和の(明智)光秀にはならない」と述べ、岸田文雄首相(党総裁)が再選を目指す限りは出馬を見送る意向を明確にした。

 茂木氏は「総裁が総裁選に出るときに、それを支えている幹事長が出るということでは、やはり批判を浴びる」と指摘。「時間(の経過)がアゲンスト(不利)だとあまり感じたことはない。別に追い詰められていない」と強調した。

8982OS5:2023/11/05(日) 20:33:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/551718dff505b92e1626944431815d403f3781bc
「首相になりたい」「チャンスは平等に来る」と語る河野氏に試練…ライドシェアやマイナ
11/5(日) 12:28配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 岸田政権下で、河野デジタル相の手腕が問われる局面が続いている。デジタル政策や規制改革など内閣の重要課題を担う一方、所管するマイナンバーカード問題などでは、対応次第で政権の打撃となるリスクもはらむ。河野氏が意欲を示す将来の首相候補としての試練と見る向きもある。

【プロフィール】アメリカの大学を卒業、出身地は…河野太郎氏はこんな人

 河野氏は4日、個人が自家用車を使って有料で乗客を運ぶ「ライドシェア」を特例的に導入する兵庫県養父市を訪れ、運用状況を視察した。視察後、記者団に「ニーズに対応できない規制は変えなければいけない。なるべく早くできるものからやりたい」と述べ、導入拡大に意欲を示した。

 現在、自家用車による有償での乗客運搬は原則禁止されており、導入には大幅な規制改革やタクシー業界との調整が必要だ。9月の内閣改造で行政改革や規制改革の担当が加わった河野氏は、今月6日に規制改革推進会議の作業部会を開催し、検討を加速させる考えだ。

「やぶくる」に体験乗車した河野デジタル相(養父市で)

 河野氏は、岸田首相肝いりの「デジタル行財政改革会議」の司令塔を任され、国の事業を点検する「行政事業レビュー」による政府予算の無駄削減なども所管している。政府内では「政策の実行力を示せば政権浮揚につながる」(首相周辺)との期待も出ている。

 一方、マイナカード問題では、河野氏が2024年秋の健康保険証の原則廃止を主導し、世論の不興を買った。トラブル対応の総点検は11月末までに完了する見通しだが、結果次第では内閣支持率のさらなる下落を招く可能性もある。

 09年と21年の自民党総裁選に出馬した河野氏は、3度目の挑戦への意欲を持ち続けている。最近も所属する麻生派議員に「首相になりたい」と伝えたほか、4日に大阪府東大阪市で行われたトークイベントでは、小学生から首相になるためにはどうしたらいいかと聞かれ、「チャンスは誰にも平等に来る。準備ができているかどうかが大事だ」と語った。

 党内では、河野氏の突破力や知名度の高さに一定の評価がある反面、強引な政治手法への警戒感は根強く、21年総裁選では麻生派からもまとまった支持は得られなかった。派閥を率いる麻生副総裁は今も、河野氏の総裁選出馬に慎重な姿勢を崩していないとされる。

 河野氏は、自身に近い中堅・若手を中心とする議員との勉強会を続けているが、派幹部は「自分に近い仲間内だけで物事を進めようとしても求心力は高まらない。党内の幅広い意見に耳を傾けることが必要だ」と指摘している。

8983OS5:2023/11/06(月) 11:19:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/f096bfea3324b37e9593516493db4d5329f51702
“消費減税”まで検討も「岸田総理」に打つ手なし 早くも浮上する“ポスト岸田”には「元官房長官」と「初の女性総理候補」も
11/6(月) 11:01配信
デイリー新潮
政権発足以来“最低レベル”の支持率に喘ぐ岸田総理

「岸田さんは実は消費税の減税も検討していた。もう何でもありなんだよ」

 自民党幹部はあきれ顔でこう嘆く。岸田文雄総理は2日の記者会見では、「消費税減税は今考えてはいません」と強調した。しかし、「税収増を国民に還元する」と言い始めた当初、腹心の木原誠二幹事長代理に減税策の検討を命じ、消費税の減税も俎上に上った。関係者によればこれは、食料品の軽減税率を今の8%から5%に下げ、物価高に苦しむ庶民の負担を軽減するといったものだったということだが、岸田総理は「一度下げるといつ戻せるかわからない」(官邸関係者)消費税減税は思いとどまった。


 結果として減税策は期限付きの所得税住民税の減税と、非課税世帯への給付の組み合わせとなり、財政再建派からは大衆迎合のバラマキと捉えられ、積極財政派からも中途半端な選挙対策と失望を買った。以来、内閣支持率は軒並み発足以来最低を更新し、自民党内からは「岸田総理の終わりが始まった」との声が漏れる。追い詰められた岸田政権の現状を取材した。【青山和弘/政治ジャーナリスト】

選挙が先か、総裁選が先か
 岸田総理の最大の課題は、長期政権を築くために来年9月の自民党総裁選挙を乗り切ることだ。そのためには総裁選の前に、解散総選挙に打って出て「民意」という錦の御旗を手に入れるというのが、当初の基本戦略だった。しかしG7広島サミット後の6月解散を見送り、内閣支持率が下落していく中で、総理周辺にはこのような見立てが出てきた。

「今はポスト岸田に有力な候補がいない。無理に衆院選をしなくても、来年9月の総裁選は岸田続投で行けるんじゃないか」

 8月上旬、岸田総理は側近議員にある依頼をする。それは「自民党総裁選を先に乗り切り、その後総選挙に踏み切った事例を調べて報告して欲しい」というものだった。2003年、当時の小泉純一郎総理は総裁選で亀井静香氏らを破り、その後の人事で若手のホープだった安倍晋三氏を党幹事長に抜擢し、総選挙に勝利した。この報告を受けて以降、岸田総理は基本戦略を修正し、解散総選挙と総裁選のどちらを先にしてもいい「両にらみ」の戦略を取る。ここから岸田総理の迷走が始まった。

 9月の内閣改造・党役員人事で岸田総理は、自らが総裁選で勝てる布石を打つことを最優先した。その人事は「内向き、保身」との批判を浴び、秋の解散も模索する中で期待していた支持率の上昇にはつながらなかった。その後、旧統一教会に対する解散命令請求、経済対策5本柱の発表とカードを切ったが、政権浮揚にはつながらず、岸田総理の目論見は完全に外れた。

 そして10月22日投開票の衆参補欠選挙で厳しい選挙情勢が伝えられる中で、岸田総理が慌てて打ち出したのが、冒頭に触れた所得税住民税の減税だった。確かに物価高に賃金上昇は追いつかず庶民の生活は苦しい。しかし、「選挙目当てのバラマキと捉えられた」(自民党幹部)減税宣言はさらなる支持率低下を呼んだ。岸田総理は、あがけばあがくほど支持率が下がる悪循環に陥ってしまったのだ。

まさかの「クリスマス選挙」!?
 このような状況となった以上、一旦腰を落ち着けて進めるべき政策を着実に実行し、来年9月の総裁選に勝負をかけるのが定石だろう。しかし、支持率が下がれば下がるほど頭を擡げてくるのが「解散総選挙に踏み切って勝利しない限り、総裁選出馬断念に追い込まれるのではないか」という懸念だ。自民党幹部はこう話す。

「減税カードまで切った岸田総理はもう解散以外に打つ手がない。このまま年を跨いだら、岸田おろしが始まりかねない」

 こうした中、官邸関係者は「岸田さんは年内解散も未だに視野に入れている。どちらに転ぶかまだ分からない」と明らかにする。しかし、日程は極めて厳しい。経済対策を盛り込んだ補正予算案が成立するのは、11月27日以降だと見られている。それから解散を宣言した場合、投票日は早くても12月24日となる。1年で最も多忙な時期の自己都合選挙。総理周辺も「さすがに国民から顰蹙を買う」などと岸田総理に慎重な判断を促している。

 そのため年内総選挙には補正予算案の審議前、もしくは審議中に解散を宣言するという「ウルトラC」(自民党国対関係者)が求められる。内閣支持率が下げ止まらない中で、判断は極めてハードルが高い。しかしそれでも強気の姿勢を示す自民党幹部もいる。

「維新への期待は下がってきている。立憲も支持が伸びる要素はない。自民・公明の与党は議席を減らしても、負けるということはない。今やった方がいい」

8984OS5:2023/11/06(月) 11:20:08
蠢き始めたポスト岸田
 一方で自民党内では岸田総理はもう解散には踏み切れないと見て、次を見据えた模索が始まってきている。二階派の幹部は語る。

「岸田総理が解散しようとしても、麻生副総裁と茂木幹事長が許さないだろう。茂木さんは選挙で負けた幹事長にはなりたくないだろうからね」

 茂木幹事長にとってみれば、岸田総理が総裁選出馬断念に追い込まれれば、総裁の椅子が転がり込んでくる可能性がある。茂木氏は周囲に「所得税減税は選挙のプラスにはならないねえ」と語り、不人気な岸田総理の政策から距離を置いている。ただ自民党内では、「岸田の後は茂木」というシナリオに難色を示す議員が少なくない。中堅議員は「茂木総理で国民的人気が出るわけもない」と渋い顔だ。

浮上する加藤元厚労相、ダークホースには上川外相も
 他に誰がポスト岸田に名乗りを上げるのか。岸田氏が出馬断念となれば、前回の総裁選に出馬した河野デジタル相や高市経済安保相は立候補を模索するだろう。河野氏はマイナンバーカードの問題はあったが、未だに国民的な人気もある。大きな焦点は「まだ早い。仲間を増やせ」と言い続けてきた、派閥の親分・麻生副総裁が、河野氏を推すかどうかだ。河野周辺は「麻生さんは茂木さんがいいと思っている訳じゃない」と期待を示す。

 一方、党内で多数派を作りやすいと密かに名前が浮上しているのが、加藤勝信元厚労相だ。安倍内閣で官房副長官、菅内閣で官房長官を務め、最大派閥の安倍派から非主流派まで親和性が高い。ネックは加藤氏が茂木派所属で、茂木氏と袂を分かつ覚悟があるかどうか。加藤氏に近いある議員は「本人にも意欲はある」と語るが、当の加藤氏は、「そんな本当かどうかもわからない話。気にしていられないよ」と周囲に無関心を装っている。

 さらにダークホースとして取りざたされるのが上川陽子外相だ。上川氏が所属する岸田派には、ナンバー2として林芳正前外相が控えている。しかし選挙がちらつく中で、「日本初の女性総理」の誕生を待望する声も根強い。自民党中堅議員はこう話す。

「上川氏は、派手さはないが実務能力には定評がある。支持の枠組みはまだ想定できないが、選挙前の窮余の一策として最大公約数になる可能性がある」

政治は危機に対応できるのか
 こうしたポスト岸田に向けた動きはまだ頭の体操レベルだ。しかし動きが表面化してくれば岸田総理のレイムダック化が加速する可能性もある。これに岸田総理が起死回生をかけた解散総選挙で対抗すれば、国政は一気に混乱するだろう。

 国外に目を転じれば、ウクライナ、パレスチナと緊迫する国際情勢、中国の動きも不穏だ。国内では円安、物価高。静かに進む少子化、労働力不足。この危機的な状況の中で、政治が果たすべき役割はとてつもなく大きい。そんな中、岸田総理がどんな策を弄しようと「国民不在の保身」と見透かされたら、手痛いしっぺ返しを食らうだろう。政治は何のためにあるのかが、今問われている。

青山和弘(あおやま・かずひろ)
政治ジャーナリスト 星槎大学非常勤講師 1968年、千葉県生まれ。元日本テレビ政治部次長兼解説委員。92年に日本テレビに入社し、野党キャップ、自民党キャップを歴任した後、ワシントン支局長や国会官邸キャップを務める。21年9月に独立し、メディア出演や講演など精力的に活動している。音声プラットフォーム「voicy」で永田町取材やメディア出演の裏話などを発信している。

デイリー新潮編集部

新潮社

8985OS5:2023/11/06(月) 23:07:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/a25b93df8366cffc802e2eb6322a74b47fa594cb身内も不支持の岸田内閣「自民より不人気」 柿沢未途氏巡る人事ミスも絡み「政権末期の症状」慢性化
11/6(月) 21:11配信


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コメント53件


カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 岸田文雄内閣の支持率が共同通信の11月調査で28・3%(前月比4ポイント減)となとなり、発足以来最低を更新した。3割を切るのは直後の総選挙で自民党が下野した2009年の麻生太郎内閣以来という低水準だ。所得税減税などを盛り込み大々的に打ち出した経済対策は奏功せず、自民の政党支持率より内閣支持率が低い「政権末期の症状」(自民重鎮)が、人事ミスも絡んで慢性化しつつある。

 10月にさかのぼるが、自民の支持率(34・7%)が「内閣のアレ(支持率=32・3%)」(自民重鎮)を逆転した。自民関係者によると党内には「論評禁止」の自粛ムードが漂ったという。「『党総裁が党支持者からも相手にされていない』との評判がはびこるのが恐ろしかったから」(自民幹部)とされる。

 そして11月の自民支持率は34・1%で前月と横ばい。だが内閣の「アレ」は続落し、差がさらに開いた。「自分の党にすら応援されない総理大臣ってありなのか?」(経済官庁官僚)。共同通信の支持率が報じられた週明けの6日、永田町や霞が関には首相の存在意義をも問う声が広がった。

 低迷の背景には人事のミスもある。関係者の話を総合すると、副大臣・政務官人事の際、法務副大臣は無派閥の星野剛士氏(衆院比例南関東)を内閣府副大臣から横滑りさせることで固まっていた。ところが星野氏が谷垣禎一元総裁のグループに顔を出していたことを理由に同グループ関係者が「この副大臣は無派閥ではなく自分たちの枠」と主張。発表前夜段階でグループ主要メンバーの柿沢未途氏との差し替えを持ち出し官邸は受け入れたという。

 柿沢氏は東京都江東区長選を巡るトラブルの渦中。自民政調会長でもある萩生田光一都連会長は柿沢氏の政務三役起用構想に対し、区長選後の混乱を懸念し起用見送りを促した。萩生田氏は「それを無視され人事をいじられたことに怒り心頭」(側近)という。政府関係者は「単に支持率が低いという分析で済まされない。とうとう身内からも見捨てられ始めた」と危機感を募らす。

 政務三役を巡っては柿沢氏に先立ち、文部科学政務官だった山田太郎氏が女性問題で辞任。共同通信の調査では両件について72・7%が「岸田首相に任命責任がある」と指摘しており、不評の経済政策同様に支持率を押し下げている。

神奈川新聞社

8986OS5:2023/11/06(月) 23:23:46
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/935294/首相と林氏、続く因縁 外相交代の背景に派閥内の権力争い<デジタル発>
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2023年11月2日 11:29(11月2日 18:10更新)
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 自民党保守本流の派閥・宏池会(岸田派)で、領袖(りょうしゅう)の岸田文雄首相とナンバー2の「座長」を務める林芳正前外相との間のきしみが表面化している。首相が9月の第2次岸田再改造内閣発足で、外相続投に意欲を示していた林氏の交代に踏み切ったことがきっかけだ。「目玉に乏しかった内閣改造で最大のサプライズ」(自民党関係者)とも言われる外相交代劇。その舞台裏で何があったのか―。(石井努)
 「いろいろ不満はあるかもしれないが、宏池会としては全力で皆さんの希望がかなうようにやってきた。しっかりと、司(つかさ)、司で頑張ってほしい」。10月5日、東京都内で開かれた宏池会の在京議員懇談会。林氏は冒頭あいさつで、派閥の結束を呼び掛けた。だが、自民内で発言を額面通りに受け取る向きは少ない。宏池会のベテラン議員は「本人は表に出さないが、今回の人事について本意ではなかったはずだ」と漏らした。
 林氏が外相に就任したのは、「第2次岸田内閣」が発足した2021年11月。防衛相や農水相など複数の閣僚を歴任した実務能力の高さや、ハーバード大大学院修了という豊富な海外経験が買われての起用だった。ロシアによるウクライナ侵攻や中国との関係悪化など重要な外交問題が山積する中、政権内では今回の改造で外相は留任との見方が強まっていた。林氏も自民幹部に対し「(内閣改造後に米国で開かれる)国連総会にも行くんだ」と続投に意欲を示していた。

8987OS5:2023/11/09(木) 12:37:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ca642274d762035bf106ce48aeca3075c4de87c
保守層引き留めへ「岸田改憲」にアクセル踏む首相 党側は冷ややか
11/9(木) 5:00配信

朝日新聞デジタル
憲法改正をめぐる岸田首相の主な発言

 憲法改正をめぐり、岸田文雄首相と自民党との間に温度差が出ている。首相は来年9月までの党総裁としての任期中の改憲をめざす考えを示すが、他党との協議を見すえれば現実的に難しく、首相が旗を振る「岸田改憲」は保守層の離反を防ぐのが狙いとの見方が党内に広がっているためだ。


 自民は8日、党憲法改正実現本部と衆参両院の憲法審査会との幹部会合を開いた。古屋圭司・同本部長は会合では「戦後初めての改憲に向けて歩を進めていこう」と呼びかけたが、その後は記者団に「一つの政党が前のめりになっても、残念ながら憲法改正はできない」と他党と議論を重ねていく姿勢を強調。改憲に向けた日程について「一切話していない」とも語った。

 その口ぶりは改憲へのアクセルを踏む首相と対照的だった。首相は先の衆院代表質問で「総裁任期中に憲法改正を実現したいという思いはいささかの変わりもない。党内議論を加速させるなど、責任を持って取り組む」と答弁。首相はその言葉通り、党会合前日の7日には官邸で衆院憲法審査会で与党筆頭幹事を務める中谷元氏と会談し、他党との協調路線で審議が進まなかった経緯を念頭に「(与野党一致の)護送船団方式では結果として全然前に進めない。とにかく動かさないといけない」との考えを伝えたという。

朝日新聞社

8988名無しさん:2023/11/09(木) 21:15:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/54b64b4420594f20957b30756cc8e07490d18286
神田財務副大臣、辞任を否定 税金滞納問題、参院委で
11/9(木) 16:19配信


共同通信
参院財政金融委で自身の税金滞納問題に関し、答弁する神田憲次財務副大臣=9日午後

 自民党の神田憲次財務副大臣は9日午後の参院財政金融委員会で、野党から自身の税金滞納問題の責任を追及されたのに対し「大きな役割を担わせてもらっている。職責を全うしたい」と述べ、改めて副大臣を辞任しない考えを示した。共産党の小池晃氏の質問に対する答弁。

 神田氏は午前の委員会で、2013年から22年にかけて自身が代表取締役を務める会社が保有する土地・建物の固定資産税を滞納し、4回にわたって差し押さえを受けていたことを認めた。午後の質疑でも謝罪を繰り返し「期限内に(納税を)実行せず、税法上の責務を果たしていないことは誠に反省すべきことだ」などと語った。

8989OS5:2023/11/09(木) 21:18:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9b06997b06014ad1f6c424f48071c37ac348426
神田財務副大臣が税金滞納で4回差し押さえ、文春が報道…秘書に暴言との指摘も
11/8(水) 21:19配信

読売新聞オンライン
神田憲次財務副大臣

 週刊文春(電子版)は8日、自民党の神田憲次財務副大臣(60)(衆院愛知5区)が税金の滞納を繰り返した疑惑などを報じた。

 文春によると、神田氏は税金を滞納し、ビルの土地と建物を4回差し押さえられた。税理士資格を持っているのにもかかわらず、日本税理士会連合会の会則が定める研修を受講していないことや、秘書に暴言を吐いた問題も指摘された。

 不動産登記簿によると、神田氏が代表取締役を務めるコンサルタント会社が所有する名古屋市中区のビルの土地と建物は2013〜22年に計4回、名古屋市から一時差し押さえられていた。関係者によると、神田氏は税金の滞納を周囲に明かしていたという。

 神田氏は8日、財務省内で「これから精査する」と記者団に述べ、詳細な説明は避けた。

8990OS5:2023/11/11(土) 20:12:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/88d210466526190320f9d399949c4f473b0f9d23
自民・茂木幹事長「明智光秀は好きではない」…総裁選巡り慎重な姿勢強調か
11/11(土) 19:20配信

読売新聞オンライン
講演する自民党の茂木幹事長(11日午後、埼玉県東松山市で)=福田麻衣撮影

 自民党の茂木幹事長は11日、埼玉県東松山市での講演で、来年の党総裁選への出馬を巡り、「明智光秀は好きではない。(明智は)追い込まれて本能寺の変をやらざるを得なかったが、決して私は追い込まれているわけではない」と述べた。

 茂木氏は、幹事長は党総裁である岸田首相を支える立場だとの考えから、「令和の明智光秀にはならない」と述べ、来年の総裁選出馬には慎重な姿勢を見せている。この日の発言も同様の考えを改めて強調する狙いがあったとみられる。

8991OS5:2023/11/11(土) 22:07:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/a42e2ca96d2467f70bb8900c5a5628d2471ee36b
神田副大臣進退で政権苦慮 立民代表「補正審議は不可能」
11/10(金) 19:37配信
時事通信
記者団の取材に応じる岸田文雄首相=10日午後、首相官邸

 税金滞納が発覚した自民党の神田憲次財務副大臣の扱いに岸田政権が苦慮している。

 不祥事で政務三役の辞任が相次ぐ中、さらなる「辞任ドミノ」は避けたいのが本音。攻勢を強める立憲民主党は、続投したままでは経済対策などを巡る国会審議に影響しかねないと警告しており、岸田文雄首相の判断が焦点となっている。

 神田氏は自身が代表を務める会社が保有する土地・建物について、固定資産税の滞納により過去4回、差し押さえを受けたことを認めた。10日の衆院内閣委員会で立民の本庄知史氏から詳細な説明を求められた神田氏は「精査している」と繰り返した。進退に関し「言及を控えたい」と述べ、歯切れの悪い答弁に終始した。

 10月下旬には山田太郎氏(自民)が不倫問題で、柿沢未途氏(同)は公職選挙法違反の疑いのある事件に絡み、それぞれ文部科学政務官と法務副大臣を辞任。内閣支持率が低迷する首相にとって「3人目の辞任」となれば打撃は必至だ。

 松野博一官房長官は10日の記者会見で「財務副大臣の自覚を持ち説明を尽くしてもらいたい」と推移を見守る考えを示した。自民幹部は神田氏について「首相官邸は『法には触れていない』と線引きしており、辞任はない」と語った。

 新たな「追及カード」を手にした野党は勢いづく。立民の泉健太代表は10日の会見で、神田氏の即時辞任を要求。応じなければ、政府が今国会成立を目指す2023年度補正予算案の審議は「不可能だ」と明言した。安住淳国対委員長は「なぜ『適材適所』なのか首相に聞きたい」と、首相の任命責任を問う考えを表明。国民民主党の榛葉賀津也幹事長も「早く辞めた方がいい」と断じた。

8992OS5:2023/11/13(月) 17:00:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8aba5afbb24427583eb4b5797e0cc1e35599cad
神田憲次財務副大臣が辞任、税金滞納で事実上の更迭か…改造内閣発足後の政務三役辞任は3人目
11/13(月) 13:20配信

読売新聞オンライン
神田憲次財務副大臣

 税金滞納が報じられていた自民党の神田憲次財務副大臣(60)(衆院愛知5区)は13日、財務副大臣の辞表を提出した。辞表は同日の持ち回り閣議で受理された。事実上の更迭とみられる。政府は後任人事の調整を急ぐ。10月下旬以降、第2次岸田再改造内閣の政務三役が辞任するのは3人目で、岸田首相の政権運営へのさらなる打撃となるのは必至だ。

 神田氏は税金滞納について、11月9日の参院財政金融委員会で「私が代表取締役となっている会社が保有する土地、建物について、税金の滞納で(名古屋市の)市税事務所から差し押さえを受けたことがある」と述べ、事実を認めていた。差し押さえは2013年以降の計4回で、いずれも固定資産税だったことも明らかにしている。

 神田氏は当初、「引き続き職務の遂行に全力を傾注する」などとして辞任を否定。首相官邸側も「まずは本人に説明責任を果たしてもらう」(政府高官)として、続投を容認していた。ただ、野党のほか与党内からも「国民に納税を求める立場での税金滞納は深刻だ」として、辞任すべきだとの声が強まったことから、首相は神田氏を更迭する意向を固め、辞表を提出させたとみられる。

 今月後半には、経済対策の裏付けとなる2023年度補正予算案を審議する衆参両院の予算委員会が控えている。神田氏を巡っては、日本税理士会連合会の会則で定められた研修を受講していないなどの疑いも週刊文春で報じられており、野党の反発で国会審議が停滞する懸念も指摘されていた。

 9月の内閣改造後、10月下旬に山田太郎・前文部科学政務官が不倫問題で辞任したほか、柿沢未途・前法務副大臣も公職選挙法違反事件に関与した疑いで辞任に追い込まれている。

8993OS5:2023/11/13(月) 23:56:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b32a73d3b60acdbac5692679b0987d79d97a505
神田憲次副財務相を更迭 岸田政権、2度目の「辞任ドミノ」
11/13(月) 20:36配信
毎日新聞
副財務相の辞表を提出後に報道陣の取材に応じ、財務省を去る神田憲次衆院議員(中央)=東京都千代田区の同省内で2023年11月13日午後3時半、浅川大樹撮影

 岸田文雄首相は13日、過去の税金滞納と資産差し押さえの事実を認めた神田憲次副財務相(60)を事実上更迭した。神田氏は国民に納税を求める立場にあることから、国会審議への影響は避けられないと判断した。9月の内閣改造後、政務三役が不祥事で辞任するのは3人目で、政権へのさらなるダメージは必至。神田氏は辞表を提出し、持ち回り閣議で受理された。政府は同日夕の持ち回り閣議で、神田氏の後任に自民党の赤沢亮正政調会長代理(62)=衆院鳥取2区、当選6回=を充てる人事を決定した。

【写真特集】副財務相を辞任した神田憲次氏

 首相は官邸で記者団に「任命責任を重く受け止めている。政府一丸となって、より一層緊張感を持って職責を果たしていく。そのことを通じて国民の信頼回復につなげていく」と語った。

 神田氏の度重なる税金滞納と資産差し押さえは、8日に文春オンラインが報じた。神田氏は9日の参院財政金融委員会で報道を事実と認め謝罪。2013〜22年に固定資産税を滞納したことで、自身が代表取締役を務める会社が保有する土地と建物を計4回差し押さえられたと述べていた。辞任については否定していた。

 神田氏は13日、財務省で記者団に「大変ご迷惑をおかけしたことをおわびする」と語り、改めて陳謝。「私の問題で大事な国会に迷惑をかけることは避けたい。それは私の本意でもない」と辞任の理由を語った。

 神田氏は12年衆院選で自民党公認で初当選し、当選4回。今年9月の内閣改造で副財務相に就任し、予算編成や金融政策などを担当していた。

 岸田政権では内閣改造後、山田太郎文部科学政務官が女性と不適切な関係を持ったと報じられ、10月26日に辞任。同31日には東京都江東区の木村弥生区長を巡る公職選挙法違反事件に関与したとして、柿沢未途(みと)副法相が引責辞任しており、3週間で政務三役3人が辞任する事態となっている。内閣支持率の低迷が続く中、自民は12日投開票の福島県議選で改選前から2議席減らし、東京都青梅市長選では公明党とともに支援した現職が敗れるなど、地方選で苦境が続いている。

 岸田政権では22年10月から同年末にかけても、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や政治とカネの問題などを巡り4閣僚が相次いで辞任する「辞任ドミノ」に見舞われていた。【浅川大樹、松岡大地、池田直】

8994OS5:2023/11/14(火) 22:45:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/1602452f03f11c404c9eb9ead8d3a0f5ef0eb4b3
自民・高市氏が勉強会立ち上げへ 総裁選視野、岸田首相に異例の対抗
11/14(火) 20:03配信

朝日新聞デジタル
記者会見で質問に答える高市早苗・経済安保相=2023年10月6日、東京都千代田区永田町1丁目、目黒隆行撮影

 高市早苗経済安保相が自民党内に自身が主宰する勉強会を立ち上げ、15日に国会内で初会合を開くことがわかった。来秋の党総裁選への立候補を見据え、勉強会を足がかりに党内基盤を固めたい考え。岸田内閣の現職閣僚ながら、総裁選の再選をめざす岸田文雄首相に対抗する異例の動きで、今後、波紋を広げそうだ。

 勉強会の名称は「『日本のチカラ』研究会」。「国力」をテーマに、外交や防衛、経済や情報収集などについて外部の有識者らを招いて議論していく。松下政経塾で高市氏の先輩にあたる山田宏参院議員(安倍派)が呼びかけ人を務め、党内の保守系議員らの参加を見込む。

 高市氏は無派閥。高市氏に近い党内関係者は、勉強会が総裁選をにらんだ動きだと認めたうえで、「派閥に総裁選の票を固められたら、割っては入れない。今から準備を始める」と狙いを語った。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/ac5c3311abb88c2e0b3a364b4644878f438ac0ce
高市早苗氏が勉強会発足へ 総裁選へ支持固め 岸田内閣低迷の中
11/14(火) 19:03配信



産経新聞
高市早苗経済安保相(松井英幸撮影)

高市早苗経済安全保障担当相が自民党内に自ら主宰する勉強会を発足させることが14日、分かった。15日に国会内で初会合を開く。来年の党総裁選への出馬をにらみ、政策を磨くとともに支持基盤を固める狙いがあるとみられる。

勉強会の名称は「『日本のチカラ』研究会」とし、高市氏が会長に就く見通し。15日は有識者から日本のインテリジェンスについて学ぶ。水曜日を定例日とし、月1回か2回のペースで会合を開く予定だ。岸田文雄内閣の支持率が低迷している中での高市氏の動きは、党内に波紋を呼びそうだ。

8995OS5:2023/11/15(水) 07:44:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/aeaf1f9fa7e8e481f7df35764f5fe8867a105727
不祥事政務三役の穴埋めに旧石破派議員の登用相次ぐ
11/14(火) 19:39配信

産経新聞
自民党の石破茂元幹事長(写真)が率いた旧石破派の所属議員がピンチヒッターに起用されるケースが目立っている

岸田文雄内閣で更迭された閣僚や副大臣の後任に、自民党の石破茂元幹事長がかつて率いた旧石破派(水月会)の所属議員を充てるケースが目立っている。13日には過去の税金滞納問題で更迭された神田憲次前財務副大臣に代わり、旧石破派の赤沢亮正元内閣府副大臣が起用された。昨年10月以降、不祥事や失言に伴い空席となった政務三役は計8人の自民議員で穴埋めされたが、旧石破派議員は3人を占める。同派は20人前後と少なかったが、〝非常時〟に任せやすい人材が揃っていた証左といえそうだ。

「重要な使命を受けて、しっかり仕事したい。率直な思いだ」

赤沢氏は13日、財務副大臣に任命された後、首相官邸で記者団にこう語った。赤沢氏の副大臣起用は4回目。過去、石破氏が出馬した党総裁選で石破氏の公約づくりを任されるなど政策全般に通じる一方、今年9月の内閣改造でも取り沙汰された入閣は見送られ続けている。

不祥事で辞任した政務三役のポストに充てられた旧石破派議員を巡っては、門山宏哲法務副大臣が10月末、公職選挙法違反事件に関与して更迭された柿沢未途前法務副大臣の後任に、斎藤健前法相が昨年11月、死刑執行を巡る不適切発言で引責辞任した葉梨康弘元法相の後任にそれぞれ起用された。赤沢、門山両氏は今も石破グループに所属する。

同グループは10人程度だが、令和3年12月にグループに移行した当時の旧石破派も最盛期で20人を超える程度だった。衆参で約380人の自民議員で圧倒的に少数といえる。

旧石破派は平成27年秋、安倍晋三政権下で安倍氏に代わる対抗軸の結集を掲げて結成された。そのせいか、主流派ににらまれても派閥の力に頼ることなく、存在感発揮を自負する政策通は少なくない。領袖である石破氏本人も所属議員の面倒を見るタイプではなかった。

石破氏は党要職に起用されることも、再入閣を果たすこともなく、冷や飯生活を余儀なくされている。石破氏は所属議員の〝活躍〟にまんざらでもない表情で、「そろそろ人材も払底しそうだ。私もお願いしようか」などと周囲に冗談めかしている。(奥原慎平)

8996OS5:2023/11/15(水) 08:47:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/996e40c4c901442c8b792db40673a53bddccd441
地方選連敗、自民に焦り 「政権逆風が影響」の声も
11/15(水) 7:07配信
時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=14日午前、首相官邸

 最近の地方選で、自民党の連敗が目立っている。

 12日投開票の福島県議選では単独過半数を割り込み、東京都青梅市長選でも与党推薦の現職が敗北。岸田政権への逆風の影響を指摘する向きもあり、次期衆院選を意識する党内には焦りの声が広がっている。

 福島県議選(定数58)で、自民は改選前から2議席減らし29議席にとどまった。先月の宮城県議選でも改選前を下回る結果となった。

 東京都内の選挙では、特に退潮ぶりが鮮明だ。9月の立川市長選で推薦候補が敗北。10月の都議選立川市選挙区補欠選挙も議席を得られなかった。今月の青梅市長選と合わせて「3連敗」したことになる。

 地方選は各地域特有の事情なども絡み合う。梶山弘志幹事長代行は14日の記者会見で「地方選は争点や構図がそれぞれ異なる」と述べ、国政とは必ずしも連動しないとの考えをにじませた。

 ただ、政府関係者は「特に政権が下り坂のとき、地方選は国政選の先行指標になる」と指摘。最近の地方選に関わった自民中堅は、報道各社の世論調査で評価の低い政府の総合経済対策や、相次ぐ政務三役の不祥事などを念頭に、「選挙に影響しないわけがない。こんな状況で有権者も自民に投票しようとは思わない」と政権への不満を隠さない。

 今月下旬に高知県知事選、12月に東京都江東区長選などと、今後も各地で地方選が控える。世耕弘成参院幹事長は14日の会見で「わが党に国民が厳しい目を持っていると率直に受け止める必要がある。乗り越えるのに奇策があるわけではない」と強調。所得税減税などへの理解を引き続き訴えていく方針を示した。

8997OS5:2023/11/15(水) 19:31:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/d378eed43676141e398c86db0cc83a95e1728d64
三宅防衛政務官、性加害は「身に覚えがない」 週刊誌報道を否定
11/15(水) 18:55配信

毎日新聞
記者団の取材に答える三宅伸吾防衛政務官=防衛省で2023年11月15日午後6時17分、松浦吉剛撮影

 自民党の三宅伸吾防衛政務官は15日、過去に事務所スタッフの女性に性加害を行ったとの文春オンライン報道を受け防衛省で記者団の取材に応じ、「ハラスメントをしたとの報道がなされたと聞いているが、私には全く身に覚えがない」と否定した。

【写真特集】政治家の失言・問題発言

 文春オンラインは15日、三宅氏が2013年に事務所で当時アルバイトをしていた女性へ性加害をしたと報じた。三宅氏は「明日(16日)にも抗議文を代理人を通じて週刊誌へ送付する予定だ」とも語った。

 三宅氏は参院香川選挙区選出で当選2回。9月の内閣改造で防衛政務官に就任した。

8998OS5:2023/11/16(木) 16:55:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f77c2d2c385fa9e0aac7eb9816d8b3cde687134
杉田水脈氏発言に再び批判 アイヌ事業「公金チューチュー」
11/16(木) 7:06配信
時事通信
自民党の杉田水脈議員の発言について、関係者からヒアリングする立憲民主党の議員ら=15日午後、国会内

 自民党の杉田水脈衆院議員が政府のアイヌ文化関連事業の関係者を「公金チューチュー」とやゆし、再び批判を浴びている。


 杉田氏はこれまでもアイヌへの差別的投稿などが問題となっており、野党からは自民党の責任を追及する声が出ている。

 杉田氏は保守系雑誌のユーチューブ番組に出演し、アイヌ関連事業に公金不正流用疑惑があるとの一部の見方に同調。インターネット上で使われる「公金チューチュー」という関係者をやゆする表現に言及した。

 杉田氏は、過去の差別的言動により昨年12月に総務政務官を事実上更迭されたことについて、アイヌ関連団体から謝罪を求められたことを挙げ「謝罪するくらいなら辞める。一番の原因はここだ」とも述べた。

 杉田氏に関して立憲民主党が15日に開いた会合にはアイヌ団体が出席。多原良子代表は「デマ、差別を扇動する議員を黙って見ている社会はどうなってしまうのか」と危機感を示した。

 立民の徳永エリ参院議員は「杉田氏を放置している自民党も大きな問題だ」と指摘。社民党の福島瑞穂党首も記者会見で「もう個人の問題ではなく自民党の問題だ。しっかり対応するようにと言いたい」と述べた。

 公明党の高木陽介政調会長は記者会見で「人権侵害と認定されている場合、問題に真摯(しんし)に向き合ってほしい」と苦言を呈した。杉田氏は今年9月、アイヌ民族への投稿で札幌法務局から「人権侵犯」認定を受けている。

8999OS5:2023/11/17(金) 10:18:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/46f67b1c4ff809d60e5284e66bd3f1dc81f4e85f
自民、NTT法廃止で対立 甘利氏VS野田氏、結論出ず
11/17(金) 7:11配信


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時事通信
甘利明 「NTT法の在り方に関するプロジェクトチーム」座長

 自民党は16日、NTT法を巡り、廃止も含めた見直しを検討するプロジェクトチーム(PT、座長・甘利明前幹事長)と、廃止に反対する情報通信戦略調査会(会長・野田聖子元総務相)の合同役員会を開いて議論した。


 PTが抜本的な規制改革を求めたのに対し、調査会は懸念を示し、結論は出なかった。

 甘利氏は経済産業相を経験した商工族の代表格で、NTTに固定電話の全国一律サービスや研究成果の開示を義務付ける同法が国際競争の制約になっているとの立場。PTが先にまとめた提言素案には2024年の通常国会で研究成果の開示義務を撤廃する法改正を行い、25年の通常国会までの法廃止を求める内容を盛り込んだ。

 これに対し、野田氏は、NTTを所管する総務相を務めた。調査会側はNTT法が廃止されれば、市場の健全性が阻害される恐れや、これまでの通信網を維持できなくなる可能性を懸念している。

 野田氏はこの日の会合で「外資に支配されない仕組みの担保が大事だ。それを前提に議論してほしい」と慎重論を唱えた。甘利氏は「世界と勝負するために研究開発をさせたいが、規制が障害になっている」として規制緩和の必要性を強調し、平行線に終わった。

 PTは今月中の提言取りまとめを目指しており、調査会側の意見も踏まえて内容を検討する見通し。

9000OS5:2023/11/17(金) 13:22:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/778741324f433472788e2e2b001d2c835f2c483c
底なしの支持率、与党に動揺 「ポスト岸田」にらみ動きも 時事世論調査
11/17(金) 7:10配信

時事通信
米サンフランシスコ国際空港に到着した岸田文雄首相(右)=15日、米カリフォルニア州(AFP時事)

 岸田政権の支持率低下に歯止めがかからない。

 時事通信の11月世論調査で内閣支持率は21.3%、自民党支持率は19.1%となり、与党内に動揺が広がる。浮揚策が「見当たらない」(自民幹部)中、党内では「ポスト岸田」をにらんだ動きも出始めている。


 「調査に表れた国民の声を真摯(しんし)に受け止め、政府対応に生かすことが重要だ」。松野博一官房長官は16日の記者会見で、調査結果について言葉少なに語った。

 内閣支持率が2割台前半にまで落ちたのは、2012年に自民党が政権復帰して以降初めて。旧民主党政権を除けば、09年衆院選で野党へ転落する直前の麻生政権末期(同年7月、16.3%)に近づきつつある。自民支持率も当時(同15.1%)の水準が視界に入る。

 政界では内閣支持率と政党支持率の合計が50を下回ると、首相退陣が近づくとの見方がある。故青木幹雄元自民参院議員会長が唱えたことから「青木の法則」と呼ばれる。今回この目安を大きく割り込んでおり、自民内では「危機的状況になった」(中堅)との受け止めが広がる。若手からは「内閣支持率が1割台になれば退陣だ」との声も上がる。

 岸田文雄首相を支持しない理由として「期待が持てない」を挙げた人は前月比5.8ポイント増の31.8%に増えた。直近の地方選挙で自民党は敗北が目立っており、「岸田氏で選挙は戦えない」(元職)との声が地方組織にも広がれば、一気に「レームダック(死に体)化」が進みかねない。15日には総裁選への意欲を示す高市早苗経済安全保障担当相が勉強会を立ち上げたが、こうした動きが広がる可能性もある。

 公明党の山口那津男代表は取材に対し「深刻に受け止めなければならない」と述べるとともに、「右往左往するのではなく結束し政権を支える姿勢が必要だ」と訴えた。

 野党は国会論戦で攻勢を強める構えだ。立憲民主党の泉健太代表は取材に「首相の指導力のなさが支持率低下につながっている」と指摘。日本維新の会の馬場伸幸代表は、「経済対策などの中身が国民の意識と大きくずれている。このトレンドは変わらないのではないか」との見方を示した。

9001OS5:2023/11/20(月) 21:57:05
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-1055742.html
内閣支持率「危険水域」で“ポスト岸田”に急浮上した「上川陽子外相」と、“麻生の子飼い”で批判される「茂木幹事長」の差
2023/11/20 06:01デイリー新潮

内閣支持率「危険水域」で“ポスト岸田”に急浮上した「上川陽子外相」と、“麻生の子飼い”で批判される「茂木幹事長」の差

実務派として評価の高い上川陽子外務大臣(公式ホームページより)

(デイリー新潮)

過去最低
 発足から2年――。岸田政権の支持率低下が留まるところを知らない。時事通信社が11月11日から13日にかけて行った世論調査では、内閣支持率は先月から5ポイント下がり、21.3%。自民党が政権を取り戻した2012年以降で、過去最低となった。

 政治部デスクが言う。

「手がける政策がどれもインパクトに欠け、さらにピントもずれている。苦肉の策で打ち出した所得税・住民税の期間限定の定額減税も、全く響かないどころか、“いずれ増税が決まっているのに意味がない”“まさに今、物価高で困っているのにそれがわかっていないのか”“国民のこと考えるなら消費税減税でしょう”といった反発の声が上がり、支持率低下に拍車をかけています。さらに、副大臣、政務官らのスキャンダルが相次いで発覚。政権運営も不安定になってきている。自民党議員も“地元の後援者から岸田批判をされる”“今の政権のまま選挙になったら勝てる自信がない”と嘆いていますよ」

 となると、当然のように永田町では、“ポスト岸田”の話が囁かれ始めた。

「高市早苗氏が早速勉強会を立ち上げ、次の総裁選に向けて準備をしていますし、茂木幹事長も出馬には意欲的。なのですが、高市氏は激しい物言いや、極端すぎる政策に党内にも嫌う人が多く、さらに茂木幹事長は、現・岸田政権を支えているわけですから、変わり映えしない。じゃあ一体誰ならいいのか、という話の中で浮かび上がってきたのが、上川陽子氏なのです」

女性初の総理を
 上川氏といえば、過去に計3回も法務大臣を務め、先の内閣改造で外務大臣にも抜擢された人物である。党内きっての実務派として評価は高い。東大卒で当選回数も7回と、重鎮クラスではある。が、その一方で、目立った動きもなく、高市氏や野田聖子氏などと比べても、失礼ながら地味な存在だ。一体なぜ、上川氏の名前が挙がっているのか。その理由を自民党幹部が言う。

「まず一番は、女性初の総理をここで誕生させ、支持率浮揚のきっかけにしたいということ。でも、小渕優子氏や野田聖子氏はあまりにも国民の人気がなく、過去のスキャンダルが蒸し返されるだけで逆効果になってしまう。そんな中、実務派の上川さんにはそうした負のイメージはない。むしろ、法務大臣時代には、麻原彰晃らオウム真理教の幹部13人の死刑執行を決断した胆力もある。ドイツのメルケルさんのようなタイプの、質実剛健な総理になるのではないかと考えられているのです」

 とはいえ、上川氏は総裁選にこれまで出馬したこともなく、知名度は低いまま。いくら重鎮が推しているとはいえ、仮に彼女が立ち上がった場合、推薦人は集まるのか。そして、他派閥は彼女を応援するのだろうか。

9002OS5:2023/11/20(月) 21:57:16

彼女なら
「まさにそこがポイントなのですが、自民党の最大派閥である清和会(安倍派)が、彼女なら、と傾きつつあるというのです。というのも清和会は、安倍さんが亡くなって以降、未だに新しい領袖が決まらず、幹部5人による集団統治体制を敷いています。その中の誰か一人を総裁候補として担ごうものなら、瞬く間に派閥は分裂し、他派閥の草刈り場になりかねない。そのため、独自の総裁候補を立てることが難しいのです。そんな事情の中、上川さんは安倍さんからの信頼も厚かったということもあり、彼女なら推してもいいという流れが出来つつあります」

 さらに、総裁候補が見当たらない二階派や、菅前総理のグループも、上川待望論に異論はないという。

「ライバルとなるのは、茂木敏充幹事長でしょう。茂木さんは麻生太郎自民党副総裁と仲良く、茂木さんが総裁選に出るとなれば、麻生派の多くは彼を応援する可能性が高い。もちろん、自派閥である平成研も茂木さんを、となるでしょうが……」

 と、した上で、

「党内では今、麻生さんへの批判が強まっています。というのも、元を辿れば、前回の総裁選で、岸田政権を誕生させた立役者が、他ならぬ麻生さんなのです。その結果がこの支持率の超低空飛行なわけですからね。最近永田町では、“今の岸田政権は、麻生政権に似ている”と囁かれています。解散をせずにずるずる政権を引き伸ばし、政権交代を引き起こしたあの悪夢が蘇ると」

公認候補者を立てない
 そんな麻生氏といえば、地元福岡県の選挙区の一つ、第9区における候補者選定にも我儘を発揮している。自らが応援する候補者、三原朝利氏を出馬させたいがため、自民党福岡県連が行った党員投票で支持された参院議員の大家敏志氏を公認せず、さらに苦肉の策として、“そもそも公認候補者を立てない”という奇想天外な手に打って出たのだ。

「こうした上で、麻生さんは裏で三原氏を応援するつもりなんでしょう。それにしても、公認候補者を立てないなんて聞いたことがない。これも、自らが総理になりたいが故に、麻生氏の言うなりになってしまっている茂木幹事長の判断です。混乱が続く福岡の自民党関係者からは“茂木さんはそこまでして総理になりたいのか”といった声が上がっていますよ。仮に茂木氏が総理になっても、麻生さんの傀儡でしかないですから、岸田政権の二の舞になってしまうのでは」

デイリー新潮編集部

9003OS5:2023/11/20(月) 22:04:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef7b5b40e89f464104c14dd4192360041b299fdc
野党転落前夜?麻生政権末期に近づく 岸田内閣、止まらぬ支持率低下【解説委員室から】
11/18(土) 8:06配信


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時事通信
政権復帰後初の20%割れ―自民
訪米前に記者の取材に応じる岸田文雄首相=11月15日夜、首相公邸

 時事通信社の11月世論調査で、岸田文雄内閣の支持率は21.3%(前月比5.0ポイント減)、自民党の支持率は19.1%(同1.9ポイント減)で、いずれも岸田政権発足以来の最低を更新した。特に、自民党の支持率が20%を切ったのは、2012年12月の政権復帰後、初めて。岸田政権に対する有権者の厳しい評価は、衆院選惨敗で野党に転落した麻生太郎政権末期に近づきつつあることが、調査結果から読み取れる。(時事通信解説委員長 高橋正光)

【ひと目でわかる】政党支持率の推移

 調査は10〜13日に、全国18歳以上の2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は57.2%。それによると、岸田内閣の不支持率は53.3%(同7.0ポイント増)、「わからない」が25.5%(同1.9ポイント減)。世代別の支持率を見ると、「18歳〜29歳」で若干持ち直したが、それ以外の世代では全て減少。50歳代以下の世代はいずれも2割に届かず、60歳代も22.0%(同10.4ポイント減)と大きく落ち込んだ。不支持率は全世代で上昇した。

 性別では、男性の支持率は21.8%(同8.1ポイント減)、不支持率は56.2%(同9.3ポイント増)。女性の支持率は20.7%(同1.8ポイント減)、不支持率は50.3%(同4.6ポイント増)。男性の支持が大幅に低下した結果、男女がほぼ同水準となった。

 自民支持層の内閣支持も50.0%(同10.7ポイント減)と大きく減り、「支持政党なし」(無党派層)の内閣支持も13.9%(同3.2ポイント減)で、低下した。

 一方、自民党支持(19.1%)の性別では、男性22.5%(同2.3ポイント減)、女性15.5%(同1.5ポイント減)。女性の支持が低い。世代別では、50歳代以下は全て2割に届かず、15%前後。60歳代が20.1%、70歳以上が28.4%。このうち、60歳代は、前月比9.9ポイント減で、内閣支持率と同様に大幅に下落した。

9004OS5:2023/11/20(月) 22:04:27
「民主主義の危機」菅政権より進む
記者会見で一礼する菅義偉首相(当時)=2021年8月17日、首相官邸

 今回の結果を、菅義偉前首相が党総裁選への不出馬を表明する直前の菅内閣(21年8月調査)、衆院選を控えた麻生内閣(09年7月調査)とそれぞれ比べると、菅内閣よりはるかに厳しく、麻生内閣に迫りつつあることが分かる。それによると、菅内閣の支持率は29.0%、不支持率は48.3%。自民党支持率は23.7%で、同党支持層の内閣支持率は59.4%だった。

 政界では、内閣支持率と自民党支持率を足した数字が50%を切ると、政権維持に早晩行き詰まる、との説(青木の法則)が広く知られる。菅政権は1回も「青木の法則」を下回ることがないまま、退陣に追い込まれた。岸田政権は、「青木の法則」から約10%も割り込んでおり、政権運営がはるかに厳しい状況にあると言える。

 岸田首相は21年9月の党総裁選で、当時の菅政権を「国民の声が自民党に届いていない。民主主義の危機」と断じ、厳しく批判した。調査結果は、岸田政権で「民主主義の危機」が、菅政権より進んだことを示している。

自民支持層の内閣支持、麻生政権と同水準
内閣総辞職の後の記者会見で、言葉に詰まる麻生太郎首相(当時)=2009年9月16日午前、首相官邸

 一方、麻生内閣の支持率は16.3%(不支持64.2%)、自民党の支持率は15.1%。「青木の法則」から、2割近く割り込んでいる。また、自民支持層の内閣支持率は48.0%、無党派層では11.1%。内閣、自民党の支持率とも、麻生内閣より若干高いが、自民支持層、無党派層の内閣支持率は、麻生内閣時の水準に迫りつつある。今後、内閣、自民党の支持率低下に歯止めがかからなければ、政権交代前夜の麻生内閣の様相を呈することになろう。

 もっとも、岸田内閣と麻生内閣で、決定的に異なる点が一つある。それは、野党の支持率だ。岸田内閣の支持率低下が進んでも、野党の支持率は低迷したまま。これに対し、麻生内閣当時、野党第1党・民主党の支持率は18.6%で、自民党を上回っていた。政権批判票の受け皿ができていたことが、直後の衆院選で自民党の惨敗、野党転落につながった。

 今回11月の世論調査での、自民党以外の支持率は、維新4.6%(前月比0.7ポイント増)、公明4.1%(同1.0ポイント増)、立憲民主2.7%(同0.4ポイント減)の順。これに、れいわ新選組の1.6%(同0.5ポイント増)が続き、共産(1.1%)と国民民主(0.9%)を上回った。「支持政党なし」は62.5%(同1.4ポイント増)。

 政党支持率は、「自民1強」「他弱野党」の状態。自民支持から離れた有権者は、既成野党には向かわず、野党全体で支持の分散化が進みつつあることがうかがえる。岸田首相は年内の衆院解散を断念し、経済対策の実行に全力を挙げる考えだ。

 こうした状況を踏まえ、次期衆院選を占うと、カギを握りそうなのは、野党側の候補者調整と無党派層の動向。岸田首相が現状で解散しても、小選挙区で野党の候補者が乱立し、投票率(前回21年10月は55.93%、自民が惨敗した09年8月は69.28%)が上がらなければ、自民党の議席(262、過半数は233)は、それほど減らないかもしれない。

9005OS5:2023/11/22(水) 07:35:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/40667cbe9198d20bf921d3482674b9d2441c91f7
派閥資金疑惑に立民照準 自民、問題拡大に危機感
11/22(水) 7:11配信

時事通信
岸田文雄首相に質問する立憲民主党の泉健太代表=21日午後、国会内

 立憲民主党は21日の衆院予算委員会で、岸田文雄首相が会長を務める自民党の宏池会(岸田派)など5派閥の政治資金パーティー収入不記載疑惑に照準を合わせ、攻勢を強めた。

 疑惑が拡大しかねない状況に、自民党内では危機感が広がった。

 「本当のことを語ってほしい。もう報告を受けているか。改善は指示したか」。立民の泉健太代表は首相にこう迫った。首相は岸田派について収支報告書を訂正したとの報告を受けたと説明し、「今後、適切に対応するよう努める」と強調した。

 疑惑は5派閥の政治団体がパーティー券収入計約4000万円分に関して、収支報告書に記載していなかったというもの。収入の一部が裏金化しているのではと疑う向きもあり、泉氏に続いて質問に立った大西健介氏は「これほど多額の不記載を単純なミスと見ることは難しい」とし、会計帳簿の公開などを求めた。

 首相は「各派閥が説明責任を果たすべきだ」と述べる一方、裏金づくりとの指摘については「(パーティーの)対価の総額は変わっていない」と否定した。大西氏は行政府の長が派閥会長を続けるのは問題だとして辞任を求めたが、首相は「現職の首相が派閥会長を続けた例はいくつもある」と応じなかった。

 立民の大西氏や本庄知史氏らは5派閥の一つ、平成研究会(茂木派)事務総長の新藤義孝経済再生担当相にも説明を要求。しかし、新藤氏は「政府にある立場として答えは差し控える」と繰り返し、野党は納得せず審議は一時中断した。

 新藤氏は「趣旨は(派閥に)伝えたい」と語るのが精いっぱいだった。清和政策研究会(安倍派)事務総長経験者の松野博一官房長官と西村康稔経済産業相も質問を受けた。

 今後、5派閥に説明を求める声が強まるのは必至だ。告発を受けた5派閥に所属する国会議員は、自民議員の約8割に上り、党内からは「真相が明らかになったらどうなるか分からない」(中堅)と不安の声が漏れる。東京地検特捜部の捜査を見守るしかないのが実情だ。

 立民は疑惑について「自民党の大きなダメージになる」(ベテラン)とにらむ。衆院予算委理事会では派閥幹部名簿の提出を要求。自民党が拒否すると、野党筆頭理事の逢坂誠二・立民代表代行は記者団に「派閥が自民党の組織ではないと思っている国民はいない」と述べ、揺さぶりを強めた。

9006OS5:2023/11/26(日) 08:41:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd9d6b8ce3bbaee5c94bb2e76685143180577bfb

森喜朗氏、今こそ安倍派が支えるべき  年内解散、まだ可能性ある
11/26(日) 8:02配信

北國新聞社
衆院予算委員会に臨む岸田文雄首相(中央)=22日、国会内

  ●極めて軽率

 (東京五輪の招致活動で機密費を使って贈答品を渡したという)馳浩知事の発言は軽率も軽率、極めて軽率です。知ったかぶりをして言ったんでしょう。すぐに全て撤回したのはよかったですがね。

 だいたい馳さんは、スポーツだとか五輪だとか得意分野で調子に乗りすぎるところがあります。「俺はこんなこともしてきたんだ」と誇示したかったのでしょう。私に言わせれば、幼いというか、いまだに学生気分、選手気分が抜けていない、かわいらしさがあります。

 ただ、相手との面会や交渉の内容をしゃべり過ぎたり、ブログに載せたりすると、せっかく良好な関係を築いた富山や福井の知事からも警戒されかねません。大知事を目指すのなら、言動だけで注目を集めるのでなく、広い視野に立った政策で「なるほど」とうならせないといけません。

  ●亀井氏が画策

 目下、岸田内閣の支持率が下がっています。高市(早苗経済安全保障担当相)さんが勉強会を始めるなどいろんな動きが出てきましたが、高市さんは内閣の一員なんだから今は助けてあげるべきではないでしょうか。こんな時こそ、自民党は踏ん張って岸田(文雄)総理を支えないといけません。

 この前、亀井(静香)さんから電話があって「いっぺん集まらないか」と言うんです。私は「足が悪いから無理だ」と断りました。小泉(純一郎)さんや山崎(拓)さんにも声を掛けているようで、何かを画策しているんですよ。だからと言って党内で「これは大変だ」とはなりません。「年寄り連中が何を考えてんだ」と言われるだけですよ。総理があっぷあっぷで溺れそうになっているところを頭の上から押さえつけることないでしょう。みんな自民党の仲間じゃないですか。

 麻生(太郎)さんはどこまで本気で岸田さんを支えるつもりか分からないし、茂木(敏充)幹事長も自分からは仕掛けられなくても次にやりたくてしょうがない。

 だから今こそ、清和政策研究会(安倍派)が岸田さんをしっかり支えないといけない。

 岸田さんを総理に、という原点は安倍(晋三)さんの意向です。岸田さんもわが派に配慮してくれているじゃないですか。幹部の「5人衆」は今もいいポストに収まっていますし、初入閣もちゃんと2人起用してくれた。それなのに、ピンチになったら急に手のひらを返すようなまねをしてはいけません。この苦難をともに乗り切る覚悟が必要です。それが安倍さんの遺志でもあると思いますよ。

 近々また5人が集まるようです。5人には「次の選挙までには決めろ」と言っていますが、会長が決まりそうな雰囲気はありません。いつまでもグチグチ言ってないで、西村(康稔)さんなのか萩生田(光一)さんなのか早く誰かが覚悟と責任を示すべきです。減ったとはいえ99人の議員を抱えている大派閥なんですから。

 このままだと結局、私がわざと会長を決めるのを先延ばししているんじゃないかと邪推されるんです。会長不在の方が森は影響力を発揮しやすいだろう、などと思われるのは大変心外です。

 福田達夫(元総務会長)さんは「リーダーが必要だ」と現在の集団指導体制に異を唱えました。若手らしい正論です。佐々木(紀衆院議員)さんと同じ4期でしょ。こういうことを、本当は佐々木さんに言ってほしいのです。

  ●「しっかり頑張ります」

 岸田さんには「自分が辞めたら誰がやるんだ、そういう気概でやりなさい」と励ましました。「しっかり頑張ります」と言っていましたよ。幸い、最近も岸田さんの表情は明るい。歩いている姿も下を向いていないし、堂々としたものです。大変な時期でも、そういう姿勢は実にいい。

9007OS5:2023/11/26(日) 08:41:18
 私が多少心配しているのは、岸田さんは人が良すぎることなんです。宏池会(現岸田派)は伝統的に大蔵省に近いですが、岸田内閣も財務省のペースに乗せられている。最近は外務省の言いなりにもなって、バイデン米大統領に高い買い物をさせられている。軍事的圧力を増す中国とどう対峙するかを考えた時、ロシアとの関係はどうあるべきなのか。日本の安全保障をしっかり見据えて戦略的に対応すべきだと思います。

 内閣支持率が20%台になると騒がしくなりますが、私が総理の時は一切無視しました。小渕(恵三)さんの後を救援した私は「やれるところまでやったら、いつでもやめてやる」と思っていましたから。

 年内の衆院解散は見送りという報道が出ましたが、まだ分かりませんよ。岸田さん本人は何も言ってませんからね。党内をあっと言わせるために、解散に持ち込む可能性はまだありますよ。

 今の状況をがらっと変えるために、一度思い切ってやってもいいんじゃないですか。私も内閣支持率20%台で解散に踏み切りましたが、負けませんでしたよ。(談)

9008OS5:2023/11/27(月) 10:56:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/5c06ac3ee67abfd9930f2b8dbfd856595402e358
「岸田離れが始まった」自民内で広がる遠心力 保守層つなぎ留めへ麻生氏を皇位継承懇談会座長に
11/27(月) 9:50配信

西日本新聞
岸田文雄首相

 自民党の保守派内で岸田文雄首相(党総裁)の遠心力が強まっている。公然と首相を批判する声が上がり、高市早苗経済安全保障担当相は保守系議員の糾合とも取れる勉強会を設立。内閣支持率が過去最低に落ち込む中、「岩盤支持層」とされる保守層が離反しているとの焦りがにじむ。首相は、安定的な皇位継承策を議論する総裁直轄組織を新設するなど保守派のつなぎ留めに腐心する。


 「安倍政権を支えた岩盤保守層が離れてしまった」。14日、安倍派の高鳥修一衆院議員は党有志の会合ではばかることなく恨み節を口にした。高鳥氏は首相が成立にこだわったLGBTなど性的少数者への理解増進法が保守層の反感を買ったと指摘。「内閣や自民の支持率が軒並み下がった大きな要素だ」と不満の矛先を首相に向けた。

 翌15日には、前回の総裁選で安倍晋三元首相を後ろ盾に善戦した高市氏が、安保関連の勉強会「『日本のチカラ』研究会」を立ち上げ。この日の出席者は高市氏を含め13人にとどまったが、入会は45人とされる。

 「現職閣僚が同僚議員と一緒に勉強することの何が悪いのか」と平静を装う高市氏に対し、自民内には「総裁選への足場固め。『岸田離れ』が始まった」(ベテラン)と波紋が広がる。

 伝統的にハト派でリベラル志向とされる宏池会(岸田派)の会長でもある首相。防衛力強化などタカ派的な政策を推し進めるなど、意識的に保守派の取り込みに注力してきた。

 しかし、報道各社の世論調査で内閣支持率は軒並み20%台に急落。自民が2012年に政権を奪還して以降、最低に沈む調査も多い。それに引きずられるように自民の支持率も下落している。LGBT理解増進法などで「保守の支持基盤が失われている」との見方もあり、くすぶる不満が表面化し始めている。

 一方の首相は保守層の引き留めに神経をとがらす。

 党内に皇位継承に関する懇談会を設置し、17日に初会合が開かれた。同様の組織はこれまでもあったが、総裁直轄機関に格上げして本気度を演出した形だ。座長に麻生太郎副総裁を据え、メンバーには男系男子を重視する保守派の重鎮議員も顔をそろえた。

 ただ、以前の懇談会は活動が低調で、昨年の会合は1月の1回きり。先延ばしできない重要課題とはいえ、自民幹部は「急に言い始めた。不自然だ」と戸惑う。別の自民関係者は「保守層の取り込みと思われても仕方ない。議論が紛糾するようなことになれば、もっと支持を失う」と話した。

 (大坪拓也、坂本公司)

西日本新聞

9009OS5:2023/11/28(火) 17:58:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/e76bf122fabb5480b79b5855e6305cacc25197c6
支持率21%「ポスト岸田」でうごめく6人 大穴の上川陽子氏の弱点は「タカ派」と「経済」 古賀茂明
11/28(火) 6:32配信

AERA dot.
古賀茂明氏

 岸田文雄内閣の支持率が急落している。11月の世論調査によると、共同28.3%、時事通信21.3%、読売24%、毎日21%、朝日25%と驚くべき凋落だ。自民党支持率も時事19.1%、読売28%、毎日24%、共同34.1%、朝日27%と急落している。内閣支持率と自民党支持率の数字を足したものが時事と毎日では50を割り、読売と朝日も52となった。50を割ると首相はほどなく退陣するという「青木の法則」(青木幹雄元自民党参議院議員会長が唱えた)が当てはまると話題になっている。


 その最大の原因は、岸田首相個人への落胆、憤り、不信が極度に増大していることにある。

「地味だけど真面目そう」「安倍晋三氏や菅義偉氏と違い優しそう」「宏池会出身、広島選出で平和主義者」といったイメージがここにきて一気に崩れた。防衛費爆増の財源として増税を予定しながら、解散総選挙を狙って、増税イメージ打ち消しのために打ち出した突然の減税宣言は、支離滅裂だと酷評された。減税が悪いということではなく、岸田氏の政策が、国民のためではなく、自分の政権維持のためだと国民に見透かされ、岸田氏の人格自体に負の烙印が押されてしまったのだ。

 副大臣・大臣政務官の辞任ドミノ、自民党5大派閥による総額4000万円の政治資金収入隠し疑惑、官房機密費を使用した東京五輪誘致のための賄賂工作疑惑などと続くスキャンダルへの不誠実な対応もまた岸田首相への信頼を大きく傷つけた。こうしたことが起きるたびに自民党他派閥が背後から首相批判の攻撃をするのも影響している。

 こうした状況を見て、私が思い出すのは、麻生太郎政権末期の様子だ。2008年12月頃から翌年春にかけて、麻生不人気は極限に達し、支持率13.4%、不支持率76.6%(共同)にまで下落した。今でも印象に残っているのは、こんな冗談だ。

「ある小学校で女性教師が授業中に先生に隠れて漫画を読んでいた男の子に注意した。〇〇ちゃんだめよ。漫画ばかり読んでると麻生総理大臣みたいになっちゃうわよ」と。

 一国の首相がここまで馬鹿にされるのは異例だ。

 こうなると、麻生氏の言動全ては悪く解釈され、支持率回復は不可能。衆議院議員の任期満了ギリギリまで解散もできず、最後にやぶれかぶれの解散総選挙を行ったが、民主党に大敗し、自民党は政権を失った。

 岸田氏が、増税メガネ、さらには増税クソメガネというあだ名をつけられて馬鹿にされる状況はこれに酷似している。

 だが、実は、違うことが二つある。

 一つは、麻生氏が衆議院任期まであと1年で政権に就いたのに対し、岸田首相の場合は、衆議院の任期まであと2年近くあるため、その間は首相が解散しない限り選挙の審判を受けなくてよいこと。

 もう一つは、麻生氏の時は、民主党が破竹の勢いで支持を拡大中で選挙をすれば自民党大敗が確実な状況だったが、今の野党には政権交代する勢いは全くないということだ。

 そこで、首相としてはこの二つの違いを利用した戦略が可能になる。

 一つは、選挙なしで来年秋の自民党総裁選までなんとか低空飛行を続けること。その間に、支持率の若干の回復を図り、党内派閥の談合により、再選を果たす。その後、衆議院の任期が来るまでの1年以内に支持率をさらに回復して解散総選挙を行い、負けを最小限に抑えて、党内の退陣要求を抑え込む。「時間稼ぎ」の戦略だ。

 もう一つは、立憲民主党の人気が低迷し、日本維新の会も準備が整わないうちに解散し、過半数プラスアルファで「勝利」宣言をして、党内の岸田おろしを封じる戦略だ。野党が政権交代できる体制にないことを利用するわけだ。来年度のばらまき予算を成立させ、減税が施行される来年6月以降が一つのタイミングになる。

 それを狙っているのだろうか、来春には、「国賓待遇」で米国を訪問すると報じられた。国賓待遇だから、普通の訪米よりもはるかに手厚いもてなしを受け、議会での演説など見せ場も設定されるだろう。バイデン大統領とハグして「ジョー」「フミオ」と呼びかわし、バイデン氏に肩を抱かれてフラッシュを浴びる。世界一の大国アメリカの大統領との親密さを見せつける政治ショーで支持率を急回復させたいという「夢」を岸田首相は抱いているのだろう。

9010OS5:2023/11/28(火) 17:58:49
しかし、国民はそれほど馬鹿ではない。どんな戦略でも事態打開は至難の業。

 それを見越して、すでに岸田首相を退陣させて総裁選を前倒しで行い、人気のある総裁を選挙の顔にして解散総選挙に打って出るという話が自民党内では始まっている。

 では、誰を新総裁にするのか。そこには二つのポイントがある。

 一つは、選挙に勝てる顔かどうか。

 もう一つは、自民党や各派閥の利権を守れるかどうかだ。

 ただし、この二つは二律背反になる。利権政治家だと見られれば、国民人気を失い選挙の顔には不向きとなるからだ。

 こうした観点から、ポスト岸田について見ていこう。

 次の総裁候補としては、最近の世論調査で、小泉進次郎元環境相の人気が急上昇している。

 クリステル夫人との間に第二子が誕生したことで露出度が高まったのが最大の理由だが、最近はライドシェアの超党派勉強会を立ち上げるなど、政策面でのパフォーマンスも拡大中だ。ただし、総裁選に向けた準備は行なっていないようで、今回の立候補はないように見える。

 2番人気は、石破茂元幹事長だ。石破氏は、自民党以外の有権者、特にリベラル層にも支持を受ける。選挙の顔としては魅力的だ。

 一方、石破氏はかつて安倍元首相と激しく対立したために安倍派の反発が非常に強く、他派閥からも唯我独尊という批判が聞かれる。自分の派閥も消滅しており、党内基盤はきわめて弱い。

 そこで、岸田氏に恨みを持つ二階俊博元幹事長や菅元首相などの支持を得る方法が考えられる。そうなれば、一気に本命になるかもしれない。

 3番人気は僅差で河野太郎氏だ。人気は高く無党派にも強いのが選挙の顔として優位に立てる材料だ。ただし、マイナンバーでつまずき人気に少し翳りがあるのが気になる。

 一方、人気の源でもある既得権に切り込む改革派としての過去の行動や脱原発の姿勢が警戒され、党内基盤の拡大には苦戦しているようだ。自分の派閥の麻生元首相の支持もまだ得られない。菅氏や小泉氏、さらには石破氏の支持を得ることで支持を広げたいというところだろう。

 国民の立場から言えば、解散総選挙なしのまま自民党政権を続けざるを得ないという状況の中では、せめて石破氏や河野氏のように、従来型の自民党派閥談合政治にノーと言える政治家を総裁に選ぶ良識を自民党に求めたいところだ。

 4番手に挙げられる高市早苗氏は早くから立候補に意欲を示している。

 岩盤右翼、特に安倍元首相の支持層に強いため、一定の支持を集めるポテンシャルはあるが、党内では嫌われ者なので、現状では立候補のための20人の推薦人集めも難しく、仮にできても過半数の支持には到底届かないだろう。そもそも、こんな人が首相になったら、日本の政治は右翼層に乗っ取られて大変なことになる。国民の立場からは絶対に避けたい選択だ。

 世論調査では目立たないものの、この他に政治部記者などの間で名前が挙がるのが茂木敏充幹事長だ。派閥領袖に取り入るのが上手く、特に、麻生元首相の評価は高いと言われる。利権政治家の顔も持ち、派閥の支持は取り付けやすそうだが、国民人気はほぼゼロ。パワハラのエピソードがたくさんあるとの悪評が高く、選挙の顔には向いていない。

 さらに、目立たない実力者として林芳正前外相がいるが、岸田派のナンバー2の立場上、岸田内閣の下では動きにくく、岸田氏が責任を取らされた後にその一の子分が総裁になるのは党内の理解を得られない。

 以上は有名な政治家であるが、ここへきて、これまで無名の上川陽子外相の名前が挙がり始めた。華がなく地味な印象だが、女性ということで急激に注目度が上がっている。英語が堪能などの面が知られるようになれば、新鮮さもあって支持が伸びる可能性がある。高市氏を悪役に仕立てて「女の戦い」を演出できればなおさらだ。

 しかし、この人は、法相を3回務めている間に16人もの死刑を執行した実績の持ち主で、タカ派の顔を持つ。岸田派ではあるが、むしろ安倍元首相の寵愛を受けたこともあり、人柄が知れるにつれて、逆に人気が落ちるリスクもある。

 また、経済政策に関する実績がほぼゼロで、日本の最大の課題である経済再生に不向きなことが致命的な弱点だ。

 いろいろと書いてきたが、読者からはこんなヨタ話なんか聞きたくないとお叱りを受けるかもしれない。確かに日本の経済はボロボロなのに、国会では亡国予算と言われる23年度補正予算が成立する見込みだが、その間も、日本経済の危機は日々深刻化している。そんな時に「ポスト岸田」の政局話かと思うのも無理はない。

9011OS5:2023/11/28(火) 17:59:17

 しかし、実際の政治では、むしろポスト岸田の話で持ちきりという感じで、危機感は全く感じられない。

 タイタニック号が氷山にぶつかる前に船内の客室でダンスに興じる男女にも似た自民党議員の「政局ダンス」。誰もが踊らなくてはと浮き足立っているが、いつになれば本当の危機に気づくのか。

 総裁選前倒しなら、全国の党員を含めたフルスペックの選挙は行われない可能性が高い。国民の声を全く聞かずに国会議員票による事実上の派閥談合決着となるわけだ。ふざけるなという国民の怨嗟の声が今から聞こえるようだ。

 自民党議員と同じ船に乗る私たち国民は、今すぐにその舵を自民党から奪い取らないと、本当に日本はこのまま氷山にクラッシュ、沈没ということになりそうだ。そのためには、政局ダンスに興じる自民党議員に警鐘を鳴らすしかない。

 選挙の道を封じられた私たち国民としては、声を上げることしか残された手段はないようだ。

古賀茂明

9012OS5:2023/12/01(金) 11:11:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/c3a5b0379b521b5e610e46dc25accd151718d985
安倍派パーティー券1億円裏金か ノルマ超、議員側に還流
12/1(金) 11:07配信
共同通信
 自民党各派閥の政治団体による政治資金パーティーを巡る問題で、清和政策研究会(安倍派)がパーティー券の販売ノルマを超えて所属議員が集めた分について、議員側に還流させるキックバックを続けてきたとみられることが1日、関係者への取材で分かった。政治資金収支報告書に記載されず、最近の約5年で1億円規模が裏金になった可能性がある。東京地検特捜部は政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)の疑いで安倍派を重点的に調べている。

 関係者によると、自民党の各派閥は1枚2万円が相場のパーティー券の販売ノルマを所属議員に課しており、当選回数や閣僚経験が増えればノルマの枚数が多くなる。

 ノルマを超えた売り上げが派閥からキックバックされ、議員側の収入になる運用があるとされる。派閥の支出と議員側の収入を収支報告書に記していれば問題はない。だが安倍派では適切な記載がされず、多額が裏金になっていたとみられる。こうした運用が長年続いており、特捜部は事務的なミスではなく、故意性が強いとみているもようだ。


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