したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

石炭・亜炭・炭砿スレ

103とはずがたり:2017/10/22(日) 17:09:04
>南アフリカは液化石炭利用のパイオニアだ。アパルトヘイト時代に経済制裁で石油の輸入が制限されたため、CTLインフラの整備が進んだ。サソールは南アで消費される輸送燃料の30%を供給している。
残念ながら石油の出ない日本は日本は石炭も掘り尽くしちゃったんだよな。。世界から経済制裁を受けるような事は出来ないのが日本なのだ。

バイオ燃料より有望、液化石炭の未来
The New Coal Car
技術の向上でコスト面のハンディが解消された液化石炭が、クリーンな代替燃料として中国やアメリカで注目
http://www.newsweekjapan.jp/stories/2011/08/post-2186.php
2011年8月3日(水)10時50分
エミリー・フリンベンカット

 石炭を車の燃料に使えば、真っ黒な排ガスで空気が汚れそうだ。しかし、そんな「汚い鉱物」も液状になると話は別。専門家の予測が正しければ、液化石炭はガソリンに代わる燃料として、20年以内に世界各地で利用されるようになる。

 液化石炭は自動車や列車だけでなくジェット機の燃料にもなる。しかも環境にやさしく経済的なうえ、多くの地域で簡単に手に入ると、推進派は言う。

 液化石炭は目新しいものではない。1920年代にドイツで開発され、ナチスの軍用車両に利用されていた。しかし最近まで、石炭液化(CTL)技術はコストが高すぎた。03年までの20年間、原油価格は平均1バレル=25ドルにとどまっており、1バレル=45ドルの液化石炭の出番はなかった。

 しかしその後、原油価格が高騰し、人々の環境意識も高まるなか、液化石炭は「正しい選択肢」として見直されつつある。エネルギー安全保障の面で有益で、地球温暖化対策にも威力を発揮するとみられている。「CTLは今後、経済と環境の両面で社会に貢献する技術になりうる」と、コンサルティング会社グローバル・インサイトのスティーブン・ネルは言う。

中国で複数のプロジェクトが進行
 最近では、世界中で何十億ドルもの液化石炭が取引されている。世界全体の生産量は今のところ日量15万バレルだが、2020年には60万バレル、30年には180万バレルに増える見込みだ。

 中国では液化石炭開発に250億ドルが投じられている。CTL技術で世界をリードする南アフリカの化学・燃料会社サソールは、中国の寧夏回族自治区と陜西省にそれぞれ60億ドルをかけてCTL工場を建設中。中国の国営石炭会社、神華集団は07年に中国初のCTL工場を稼働させる予定で、既に75億ドルを投資している。

 一方、アメリカでは少なくとも9州が液化石炭の生産を検討中。イリノイ州とケンタッキー州では、州議会にCTL工場誘致法案を提出する動きがある。モンタナ州のブライアン・シュワイツァー知事は06年10月、13億ドルをかけてアメリカ初のCTL工場を建設すると表明。知事の顧問エリック・スターンは「アメリカの運輸燃料をすべてCTLでまかなえる日が来るかもしれない」と話す。

 南アフリカは液化石炭利用のパイオニアだ。アパルトヘイト時代に経済制裁で石油の輸入が制限されたため、CTLインフラの整備が進んだ。サソールは南アで消費される輸送燃料の30%を供給している。

バイオ燃料にはないメリット
 世界のエネルギー消費大国の多くは石炭の豊富な国でもあるため、南アの成功はよいお手本になる。「液化石炭が完全に石油に取って代わることはないが、中国、インド、アメリカのような国には大きな救いになりうる」と、サソールのパット・デービーズCEO(最高経営責任者)は言う。

 アメリカは石炭の埋蔵量世界一で、少なくともあと100年は国のエネルギー需要を石炭でまかなえる。ロシア、中国、インドの状況もアメリカに近い。石炭推進派によれば、ベンチャー投資家の注目を集めているバイオ燃料よりも石炭のほうがはるかに手に入りやすく、効率的な代替燃料となる。

 古いCTL工場は大気汚染の元凶だが、最新の工場はほぼ例外なく環境面では優等生だ。製造工程で排出される二酸化炭素を回収・隔離し、地下に封じ込める技術が確立されている。これを使えば、液化石炭はガソリンより約30%もクリーンな燃料となる。石油に追いやられた石炭が「新エネルギー」に生まれ変わりはじめた。

[2007年1月 3日号掲載]


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板