第23回参議院議員選挙（2013年）

995：チバＱ：2013/03/20(水) 23:16:24: http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20130320ddlk35010301000c.html
選挙:参院補選・山口選挙区　平岡氏、出馬の意向　幅広い野党結集、無所属も選択肢　／山口
毎日新聞　2013年03月20日　地方版

　参院山口補選（４月１１日告示、同２８日投開票）を巡り、民主党が擁立を決めた元法相の平岡秀夫前衆院議員（５９）は１９日、報道陣の取材に「前向きに考えている」と述べ、出馬の意向を示した。自民党に対抗し、幅広い野党の結集を目指すため無所属での出馬も選択肢としている。２１日に山口市内で海江田万里民主党代表と記者会見し、正式に出馬表明する。

　民主党に逆風が吹く情勢からこれまで平岡氏出馬に慎重だった同党県連も「党本部が決めた以上、やらざるをえない」（幹部）と方針を転換。２０日に幹事会を開き、平岡氏擁立を了承する。【大山典男、吉川雄策、尾村洋介】

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　■解説

　◇民主党本部、土壇場の擁立劇
　一度、県連が擁立見送りを決めた平岡氏を、党本部がひっくり返した土壇場の擁立劇。

　「安倍晋三首相のお膝元での不戦敗を避けたいという政党のメンツだけ」（連合関係者）。地元では海江田執行部の「焦り」を冷ややかにみる姿勢が強く、平岡氏自身も「不戦敗を避けるためだけなら、私が戦う大義名分はない」と語っていた。その平岡氏に出馬の決断をさせたのは何か。

　平岡氏は昨年１２月の衆院選で、安倍首相の実弟で、参院からくら替え出馬した岸信夫氏に大敗。自民王国山口で唯一の民主の議席を奪われた。政治的なダメージは少なくなく、一度は浪人中に弁護士活動を再開する構えもみせていた。

　だが、この間、地元では米軍岩国基地を拠点とするオスプレイの低空飛行訓練や、山本繁太郎知事による上関原発埋め立て免許の延長判断の先送りなど、安倍政権の下で「揺り戻し」が鮮明化。

　一方、民主党内には、衆院選大敗で参院本選に向けた準備も整わない中、無所属候補を立て「野党共闘」に望みを託す気分が広がりつつある。平岡氏の出馬は、この流れに賭けたものだが、実は自民党が圧倒的に強い山口では、共闘する野党の姿は見えにくい。

　「自民党に対して穏健保守から中道リベラルまでの政治集団を結成できなければ、政治家としての存在価値はない。民主の推薦でも公認でも構わない。私が立って呼びかければ賛同して応援してくれる人々はいる。参院補選をこの新しい動きのさきがけにしたい」。海江田代表に繰り返し「覚悟」を求めた平岡氏。結果は２１日に示されそうだ。

〔山口版〕

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