第23回参議院議員選挙（2013年） - 1279062373

1244：チバＱ：2013/04/10(水) 23:18:23: http://www.asahi.com/area/yamaguchi/articles/MTW1304103600005.html
2013年4月10日
「野党共闘」カギに　　与党「圧勝」へ重責
　　参院山口補選（被選挙数１）が１１日に告示される。現時点で与野党の新顔４氏が立候補を予定している。

　　補選の告示２日前の９日午前。野党共闘を図るために無所属での立候補を予定している元法相の平岡秀夫氏（５９）は県庁での会見で、共闘できるかどうかを問われ、強調した。

　　「告示後も支援を呼びかける。まだまだこれからだ」

　　平岡氏は民主党員で、過去５回当選した衆院選は民主党公認で戦った。昨年１２月の衆院選では、党への逆風が吹き付け、平岡氏も落選。「逆風はまだ収まっていない」（党県連幹部）との判断も無所属での戦いを選んだ理由とみられる。

　　これまでに民主党のほか、みどりの風の推薦と社民党の支持を得た。昨年の知事選で１８万５千票を集めたＮＰＯ法人代表の飯田哲也氏ら脱原発派も支援団体を立ち上げ、県内で支援の輪が広まりつつある。

　　だが、日本維新の会やみんなの党は県内での基盤が薄い。細野豪志幹事長ら民主党幹部が平岡氏に立候補を要請したことで「実質的には民主党」（維新の橋下徹共同代表）との見方もある。告示日に海江田万里代表が来援するなどし、民主色が随所で出ることになる。平岡氏が思い描くような野党共闘を構築するのは容易ではない。

　　　　□

　　自民党は前下関市長の江島潔氏（５６）を立てる。

　　江島氏を候補者に「指名」したのは山口４区選出の安倍晋三首相だ。衆院選直前に直接、江島氏に立候補を打診。衆院選から５日後の昨年１２月２１日にも、県庁で自民県連幹部に江島氏の擁立方針を示した。

　　江島氏の父・淳氏は元参院議員で、首相の父・晋太郎氏の派閥に属していた。首相の初当選は１９９３年で、江島氏が下関市長に初当選したのは９５年。長年にわたって選挙戦を支え合ってきた間柄だけに、首相が「必ず勝つ」との意思を示したものとみられる。

　　江島氏陣営や県連には当初、楽観的なムードが漂っていた。だが、平岡氏の立候補表明で雰囲気は変わる。表明の２日後の３月２３日、陣営の選対会議で目標が決められた。「投票率６０％、得票４５万票」。県連幹部は「目標が達成できなければ責任問題につながるかもしれない」と漏らす。

　　１１日に来援する予定の石破茂幹事長は９日の会見で、補選について「総理総裁の地元で高い支持がいただけるかは、今後の選挙に大きな影響を及ぼす」と述べた。江島氏は山口市で６日にあった自民支部の集会で語った。「両肩にずしりと責任がのしかかっている」

　　　　□

　　共産党は前周南市議の藤井直子氏（６０）を立てる。３月上旬から県内全域を回り、消費増税反対や脱原発、環太平洋経済連携協定（ＴＰＰ）の交渉参加反対などを主張し、支持を呼びかけている。

　　諸派で幸福の科学職員の河井美和子氏（５０）は消費増税を批判しつつ、中国電力上関原発の建設計画の推進や国防の強化などを主張している。（水田道雄、峯俊一平）…