第23回参議院議員選挙（2013年）

1002：チバＱ：2013/03/21(木) 19:55:20: http://mainichi.jp/select/news/20130321ddm005010034000c.html
選挙:参院選　維・み協力、２人区で駆け引き　自党擁立こだわり
毎日新聞　2013年03月21日　東京朝刊

　夏の参院選に向け、日本維新の会とみんなの党が選挙区の候補者調整を急いでいる。候補者を一本化すれば、当選の可能性が高まる改選数２～３の１３選挙区が調整の焦点。しかし、衆院選後、両党の党勢は伸び悩んでおり、自党候補擁立へのこだわりから駆け引きが続いている。【木下訓明、熊谷豪】

　維新は２０日、大阪市の党本部で参院選の候補者公募に応じた約３５人の面接を行った。松井一郎幹事長（大阪府知事）は記者団に対し「３０日の党大会で（１次公認を）発表できる態勢になってきた」と表明。党大会までにみんなとの候補者調整を進める意向を示した。

　維新、みんな両党は昨年の衆院選で２８小選挙区で競合し、いずれも共倒れした。両党候補の票を合計すると、うち５選挙区で当選した自民候補の票を上回る。松井氏とみんなの江田憲司幹事長は参院選の１～３人区で、あらかじめ候補者を調整することで合意。改選数３の埼玉、千葉、愛知は、維新が千葉、みんなが埼玉と愛知と、すみ分ける方向だ。

　しかし、改選数２の１０選挙区ではさや当てが続く。維新幹部が兵庫と京都を挙げ、「地盤の関西は任せてもらう」と強調すれば、みんな幹部は「強い方が擁立すべきだ」とけん制。１０年の前回参院選で京都、大阪、兵庫に独自候補を立てた実績があるからだ。

　参院選での協力に弾みをつけようと、両党は前哨戦となる東京都議選（６月２３日投開票）で選挙協力を進める。維新が４０人前後、みんなが３０人弱の擁立を目指しているが、共倒れを避けるため、全４２選挙区のうち１～３人区の２８選挙区で、どちらか一方に候補者をしぼる。競合しない選挙区では、互いに推薦する方向で調整している。

　一方、両党の枠組みを超え、参院選全体を見据えた「野党共闘」の道筋は見えない。選挙戦の勝敗を左右する３１の１人区では、民主党との協力が不可欠。衆院選の比例票をみると、維新、みんなの合計票に民主党の票も加えれば、１３選挙区で自公票を上回るが、維新、みんなとも民主党との連携に否定的だ。

　松井氏は１９日、大阪府庁で記者団に「行財政、教育、公務員改革を横に置いて、選挙を一緒にとはならない」と距離を置いた。江田氏も「政策や信頼関係で、維新と民主党は土壌が違う」と慎重。内閣支持率の上昇で、自民、公明両党が勢いを増すなか、野党票が割れれば、自民党が引き続き、漁夫の利を得ることになる。

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