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椿姫彩菜とセメンヤで考える、性について

172チバQ:2011/02/10(木) 23:33:45
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20110203ddlk01040194000c.html
レインボーマーチが聞こえる:性的マイノリティーの日常/1 /北海道
 ◆「プライド」

 ◇共生できる街を目指し 自分たちが動けば変わる
 赤、青、オレンジ、黄色……。色とりどりの4000個の風船が一斉に青空へ舞い上がる。札幌駅前通を埋めた約1000人の性的マイノリティー(LGBT)の人たちとその支援者から、歓声が上がった。14回目を迎えた昨年9月のパレード「レインボーマーチ」。多様性の象徴である虹色の旗の下、LGBTの存在を知ってもらい、一般の人との共生を呼び掛けるイベントだ。

 札幌でのパレードの創設者が、ススキノでゲイバー「Hearty Cafe」を営む桑木昭嗣(あきつぐ)さん(34)。10回目を区切りに実行委員を退いたが、今も生きづらさを抱える同性愛者らの相談に乗る、コミュニティーのリーダー的存在だ。

 「ゲイは自分一人じゃないか」。13歳の時、男性が好きなことに気付いた桑木さんは、孤独感と、同性愛者であることを否定したい思いで苦しんだ。16歳で思い切ってゲイバーを訪れた。出会いが、世界を一変させた。

 親しくなった友人と参加した「北海道セクシャルマイノリティ協会・札幌ミーティング」。そこでは月1回、勉強会が開かれていた。LGBTは生まれつきの性質なのに、法律や制度はそういう人が「いない」前提になっている。否定的な情報にさらされ続け、自己肯定ができず、自殺に至るケースも少なくない。最年少だった桑木さんが行き着いたのは「隠れて生きなきゃいけないのは、おかしい」という結論だった。

 96年、2年前から東京で始まったパレードを参考に、札幌でのレインボーマーチ開催を仲間と企画した。地方都市では初めての試みだったが「自分たちの街でやらないと意味がない」と考えた。

 反発は、コミュニティー内からも出た。ゲイバーに足を運ぶと客に無視された。「周囲にゲイだとばれるじゃないか」と非難してくる人もいた。実行委員会には匿名の中傷文書が届き、パーティーを開くと「参加者がクスリやってますよ」と110番される嫌がらせに遭った。企業の協賛金集めの際は、病院でもらった精神安定剤を飲みながら奔走した。

 第1回のマーチには約200人が参加。7回目の03年には、春に就任した上田文雄市長が参加し「皆さんを歓迎します」とあいさつした。うれし涙を流す仲間たち。自分たちが動けば世の中は変わる−−。桑木さんは、そう実感した。

 引退後も、パレードの関連イベントに店を貸し、後輩の指導などに当たる。前回07年の統一地方選では、代表を務めるNPOで、知事選と市長選の立候補者と各政党にLGBT政策に関するアンケートを実施した。活動を支えているのは、ゲイとしての誇り、「ゲイプライド」だ。

 「自分は子どもを残せないけど、これから出てくるゲイの子たちが自分にとっての子ども。その子たちがあるがまま認められる、住みやすい虹の街を作りたい」。孤独から抜け出したくて、初めて店を訪ねて来る若い子を、桑木さんは勇気をたたえて、こう出迎える。「よく来たね」=つづく

    ◇

 全国で最多のレインボーマーチが開かれている札幌。そこで生きるLGBTの人たちの日常を追った。【中川紗矢子】

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 ■ことば

 ◇LGBT
 レズビアン(女性同性愛者)▽ゲイ(男性同性愛者)▽バイセクシュアル(両性愛者)▽トランスジェンダー(心と体の性が一致しない人)を指す。こうした性的指向は基本的に先天的だというのが学説の主流だ。同性愛に関しては、ポータルサイトのインターネット調査で、日本人の4%が該当し、潜在的な可能性がある人を含めると9・6%に上るとのデータもある。


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