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椿姫彩菜とセメンヤで考える、性について

103チバQ:2010/06/17(木) 22:49:43
http://mainichi.jp/life/edu/news/20100614ddm013100044000c.html
境界を生きる:子どもの性同一性障害/2 性別変更、戸惑う学校
 ◇国通知、具体策なく/「拒否」「支援」対応ばらばら
 1時間目の授業はもう始まっている。静まり返った校内に入り、他の生徒が誰もいない別室で席に着く。下校は午後の授業中。教師に付き添われ、人目につかぬよう通用門から出る。

 「まるで悪いことをしているような毎日でした。差別の心をなくす教育をすべき学校が、臭いものにふたをするようでいいのでしょうか」。兵庫県の公立中学校をこの春卒業した千春さん(15)=仮名=の母親(52)は今も学校の対応に怒りを禁じ得ない。

 千春さんは幼いころから女の子っぽい男の子で、小学校では同級生にからかわれた。中学に入学して5日目、隣の小学校を卒業した男子に「オカマのくせに偉そうにするな」とからまれた。「陰で言いふらされているんだ」。次の日から学校に行けなくなった。

 2年生の秋、性同一性障害(GID)の専門病院を受診し、カウンセリングを受けるようになった。翌春、母親は不登校生が通う校外の適応指導教室に女子生徒として通わせたいと申し出たが、学校側は「前例がない」と取り合わず、ようやく認められたのが人目を避けた別室登校だった。

 千春さんは言う。「私の記憶から中学の3年間を消したい。同級生たちの記憶からも私を消したい」。4月からは定時制高校に化粧をして通っている。GIDと診断されたことは誰にも打ち明けていない。同級生に「声が低いね」と言われることもあるが、平静を装うようにしている。

 「また差別されるのが怖いのでは」。母親は不安でならない。

     *

 埼玉県の公立小がGIDと診断された児童の訴えで学校生活上の性別変更を認めたことを受け、文部科学省は4月、都道府県教委などに通知を出した。性別への悩みを訴える子どもについて、学校側に「個別の事案に応じたきめ細やかな対応」を求めた。

 だが教委には「具体的にどうすればいいのか」との戸惑いも広がる。GIDの児童・生徒が安心して登校できるかどうかは、どの学校に在籍するかで左右される。そんな現実は通知一つでは変わりそうにない。

 一方で、対応には慎重さが必要との声もある。京都府立高教諭で当事者でもある土肥いつきさん(48)は「社会に出れば学校以上に厳しい現実がある。生徒が生きる力をつけるため、学校はいい意味での壁になるべきだ」と話す。生徒の希望を頭から拒むのでも、すべてあっさり受け入れるのでもなく、何度も話し合い折り合いをつけていくことが重要なのだという。


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