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テレビ・ラジオの局と番組のスレッド
703
:
とはずがたり
:2018/05/22(火) 10:16:45
>>702-703
これについてA記者が所属するNHK大阪放送局報道部員に確認した。
「A記者は50代の半ばです。50代半ばより、少し上かと思います」
ところで、NHKの資料によると、定年退職は60歳で、54歳から早期退職制度の対象となる。つまり、A記者は既に早期退職の対象となる年齢ということになる。
そうなると、仮にA記者の異動先が「定年間際の社員がいく」部署だったとしても、年齢から言えばおかしな異動ではないとも言える。
では、異動のタイミングが突飛なことか?仮にこの記者が大阪放送局に来て1年、2年にしかならないのであれば、異例と言っても良いだろう。
これについても前述の報道部員は語る。
「A記者の大阪放送局の在籍年数は6年です。かなり長い在籍ですので、異動があってもおかしくはないかと思います」
当然だが、NHKの予算執行については、厳格さが求められる。その予算はこの記者が所属する大阪放送局報道部の人員の定数についても適用される。つまり、記者の定員が決まっているということだ。そして、この大阪放送局報道部には毎年、中堅、若手の記者が来る。それが組織の活性化を生むことも間違いない。その為には誰かが出なければいけない。それが在籍6年になる高齢な記者であるといういことは、良し悪しは別としてあり得る。
A記者を知る首都圏で勤務するNHK記者も日刊ゲンダイの記事に疑問を感じると話している。
「異動の内示を受けたA記者がそれを不本意と思ったことは推測できます。しかし、今回の異動をもって、NHKによるスクープ記者潰しという説明をするのは議論が飛躍していると思います」
ファクト・チェックという取り組みがある。これは米国を中心に世界に広がっているもので、公職にある人間の発言や報道された事実について事実関係を検証する取り組みだ。このファクト・チェックのルールを適用してこの日刊ゲンダイの記事を判断するなら、残念ながら、「事実の提示が不十分で、読者をミスリードする内容」としかならない。
繰り返しになるが、NHKの報道に問題が無いと言っているわけではない。特にNHKの政治部に顕著な政権に配慮した報道は問題だと思う。しかし、議論には整理が必要だ。批判は事実をもって行うべきだ。事実とは言えない事象を持ち出して批判するのは極めて稚拙だと言わねばならない。
スクープを放つA記者が優秀な記者であることは間違いないだろう。そういう優秀な記者が年齢や定員を理由に現場を離れることは残念だと思う。しかし、それはNHKの制度の問題だ。この制度は改善すべきだと考えるが、それは別の話だ。それに、この日刊ゲンダイの記事はそこまで踏み込んだものではない。
この記事については著名なジャーナリストや識者が拡散させている。疑問に思うのは、その人たちは私がここに書いているような事実の確認をしたのだろうか?それとも、NHKと政権を批判する為には、事実はどうでも良いと言うのだろうか?仮にそうだとすれば、それはどこかの政権と何も変わらない。
大事なのは政治的な立ち位置ではない。事実だ。
立岩陽一郎
調査報道NPO「ニュースのタネ」(旧iAsia)編集長
調査報道を専門とする認定NPO運営「ニュースのタネ」編集長。アメリカン大学(米ワシントンDC)フェロー。1991年一橋大学卒業。放送大学大学院修士課程修了。NHKでテヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクとして主に調査報道に従事。政府が随意契約を恣意的に使っている実態を暴き随意契約原則禁止のきっかけを作ったほか、大阪の印刷会社で化学物質を原因とした胆管癌被害が発生していることをスクープ。以後、化学物質規制が強化される。「パナマ文書」取材に中心的に関わった後にNHKを退職。公益法人「政治資金センター」理事として政治の透明化に取り組む。毎日放送「ちちんぷいぷい」のレギュラー・コメンテータ。
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