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テレビ・ラジオの局と番組のスレッド
565
:
とはずがたり
:2017/05/03(水) 19:12:35
>>564-565
――現役時代、自分の中で何か決めていたことはありましたか。
1年目から大事にしてきたのは新鮮であること。プロデューサーに「番組を見るのもコンサートに来るのもその子にとって1回きりかもしれないし、最後かもしれない。だからこそ瞬間、瞬間を常にフレッシュな気持ちで取り組んでもらいたい」と言われました。当時は僕と三谷たくみお姉さんだったので、この言葉を大事にしていこうと2人で話しました。
どちらかが疲れちゃったり、病気になってちょっと気分が凹んでいたりして、新鮮になれない瞬間は必ず訪れるものだと思います。年数が経てば経つほど、そういう瞬間は増えてくるかもしれない。でも僕らは一人でやっているわけじゃないし、お兄さんお姉さんは4人のチームワーク。さらにキャラクターたちがいて、技術さん、制作スタッフさん、みんなで一つの番組を作っているので、僕らがフレッシュな気持ちでいることが大事なんじゃないかと自分でも思うようになりました。
――具体的には何をしていましたか。
特に同じ歌を久しぶりに歌うとき、前の録音を聞いて、自分が今どう感じているか、どう歌おうかとお姉さんと話していました。感じたまま歌ってみて、合わせていきました。
――いつも笑顔のお兄さんもつらいことがあると思います。一番つらかったことは。
やっぱり声が出なくなったことが一番つらかったですね。東日本大震災の年に喉にポリープができてしまいました。特番で9月ごろに東北に行き、子どもたちと歌ったり、幼稚園とか保育園のお庭や野原で歌ったりして、自分たちに何ができるのかを考え、うたのお兄さんとしてのあり方も変わっていったときでした。自分が気持ちをしっかり持たなきゃと感じていたのに、喉にポリープができちゃって。
なかなか立ち止まることもできない時で、どうやって声が出づらいことを悟られないように歌うか悩みました。結局は自然治癒したんですが、やっぱり歌えないのが何よりもつらい。自分のいる意味ってなんだろうと感じちゃいます。
――どうやって気持ちを立て直したのですか。いつも支えられている歌や言葉は。
子どもたちや親御さんたちからの手紙に何よりも支えられました。子どもが初めてできるようになったこと、子どもを怒っちゃったけど番組を見てまた一緒に笑えて、なんかこれでいいんだって思えたこと。いろんなお手紙や描いてくれた絵を見ると、どんなつらいことがあっても、自分たちがやっていることはちゃんとテレビの向こうの人にも届いているんだなと感じて、また頑張ろうと思える。
1年目、2年目は自分たちのことで必死でしたが、客席の景色がだんだん見えるようになったのが3年目。これも震災があって、意識が少しずつ変わったころです。コンサートで目にするような、子どもと親が一緒に歌ったり、楽しんでくれたりしている景色は、当たり前のようで当たり前じゃないんだなと思いました。そこで、いま自分にできることがどんどんクリアになっていきました。
――今後の目標は。
9年間、子どもの歌を歌っていたことが何よりも幸せで、それは自分の生き方になりました。番組から離れても、一生子どもの歌を届ける存在でありたい。
「おかあさんといっしょ」という番組はこれからも60年、70年、100年と続いてほしいし、そうなる番組だと思う。自分はそれを外から支えるムーブメントを起こせたらいい。大きなことを言うと、子どもと芸術、子どもと音楽をもっと近づけていける何かができたらいいなと思います。
――ドラマやバラエティー番組への出演や、作詞・作曲はされますかという質問もありました。
それはもう、縁次第だと思っています。無駄なことは何もないと思うので、自分がどう見られているのかを感じつつ、これはやりませんという制限を設けず、新たな可能性を見つけていきたいと思っています。
(dot.編集部・金城珠代)
※AERAオンライン限定記事
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