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テレビ・ラジオの局と番組のスレッド

473とはずがたり:2016/03/02(水) 23:38:28

「報道ステーション」古舘さん降板の激震
一連のキャスター降板騒動について、もう一度「報道ステーション」から経緯を振り返っておこう。
古舘伊知郎さんの降板は、噂になってはいたとはいえ、年末のテレビ界を激震させた。同番組は12月23日が年内最終放送で、終了後に毎年恒例の忘年会が開かれ、朝まで飲んでいたスタッフも少なくなかったらしいのだが、それら関係者は翌日、ネットのニュースなどで古舘さん降板の発表を知り、愕然としたという。
古舘さん本人が24日の会見で明らかにしたように、既に昨年夏に局側に降板を申し入れていたというのだが、正式に決定したことは一部の役員にしか知らされていなかったようだ。
その後1月8日、テレビ朝日は、後任のメインキャスターに富川悠太アナをあてることを発表した。久米宏さんの「ニュースステーション」や古館さんの「報道ステーション」は、メインキャスターが歯に衣着せず権威権力にズバズバ物申すというのを売りにしてきたのだが、富川アナは局員だからそういう特性は薄れざるをえない。
現場を飛び回る富川アナの奮闘ぶりが視聴者から好感を持たれているのは事実だが、今回の選択は、この番組が“普通のニュース番組”になってしまうことを意味する。局側としても、とりあえず富川アナで様子を見て、視聴率の動向などによって次の展開を考えようという方針なのだろう。
週刊誌やネットでは、古舘さんとテレ朝の早河洋会長との関係がぎくしゃくし始めたのが遠因だという指摘が多い。つまり早河会長が安倍政権寄りになったことで両者の関係にすきま風が吹き始めたらしいという見方だ。
たぶんそれは背景としてあると思うが、そういうことも含めて古舘さんとしては会見で「ものすごく不自由な12年間」だったと語ったのだろう。昨年3月の古賀茂明さんの事件が要因と短絡的に捉えられることを怖れてか、古舘さんは、その件はいっさい関係ないと否定したが、あの事件での古舘さんのとった立ち位置は象徴的だった。

古賀さんが爆弾発言をしたのに対して古館さんは必死に局の立場に立って事態収拾を図ろうとした。確かに番組のメインキャスターとはそういうものであるのだが、期せずしてそういう立場に立たざるをえなかった自身に、古館さんが不自由さを感じたのは確かだろう。会見で「不自由な12年間でした」という発言の後にこうも述べていた。「言っていいことと、悪いこと、大変な綱渡り状態で、一生懸命頑張ってまいりました」
古賀さんの事件で明らかになったように、この1年余、安倍政権からの揺さぶりを受けて、テレ朝は揺れ動いていたから、そういう状況下で、局の顔という立場で発言を続けることに思うところがあったのだろう。もう2年前から辞めることを考えていたという発言もあったが、たぶんこの1年余のテレ朝をめぐるいろいろな動きが背中を押したのは間違いないと思う。
その後、放送時間が変わりリニューアルされるNHKの「クローズアップ現代」の国谷裕子キャスターの降板も報じられた。こちらは局の上層部の意向によるものらしい。朝日新聞デジタルによるとこうだ。
《NHK関係者によると、クロ現を担当する大型企画開発センターは続投を強く求めたが、上層部は「内容を一新する」という方針を昨年末に決定。同センターを通じ、国谷さんにも契約を更新しない方針を伝えた。》(1月8日付)
籾井体制になって以降のNHK上層部の安倍政権への“すり寄り”を見ていると、いろいろな意味でごたごたして騒動の火種にもなった「クロ現」をそのまま続けるのは認めないというのが上層部の意向なのだろう。

強まるテレビ界への揺さぶり
この1〜2年間、安倍政権のメディア界、特にテレビ界への介入は激しさを増した。NHK、テレ朝、そしてTBSと、かつてテレビ界のリベラル派だったところに揺さぶりが集中し、期せずしていま、キャスターの降板騒動が起きているのは偶然ではない。


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