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テレビ・ラジオの局と番組のスレッド

405名無しさん:2015/06/28(日) 10:16:07
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150626-00074695-toyo-soci
「SASUKE」が世界の視線を集める意外な理由
東洋経済オンライン 6月26日(金)7時50分配信

凡人ではおよそひとつも攻略できないさまざまな障害物に、鍛え上げた生身の人間が挑んでいく――。TBSのスポーツエンターテインメント番組『SASUKE』が、7月1日(水)に最新回の放送を迎える(よる7時から4時間SP)。国内では今回で31回目となるSASUKEが、世界中で愛されるコンテンツだということをご存じだろうか。『Ninja Warrior(ニンジャ・ウォリアー)』として、世界165の国と地域でも放送され、現地制作は9カ国に拡大している。アニメを除いて日本のテレビコンテンツが世界を席巻するケースはまれだ。ただ、ここまでの道のりは順風満帆だったワケではない。日本発のスポーツエンターテインメントが世界に通用するようになったのはなぜか。どんな道のりがあったのか。海外販売の裏側を明かそう。
■ 海外ではウケない「勝者」のいないコンテンツ

 SASUKEの日本における初回放送は1997年。当時人気を博していた『筋肉番付』の2時間特番として登場した。その後、海外向けにも汎用性がありそうだと販売が検討された。本格的な海外セールスを始めたのが2000年。以降は毎年の「カンヌ国際見本市」などで積極展開した。

 関係者は比較的すぐに販売実績を上げられると期待していたようだが、実はSASUKEは、既存番組を販売する「完パケ番販」にも、番組コンセプトを基に現地版を制作する「フォーマット番販」にも適さない要素を複数抱えていた。一般的に、世界流通に適したテレビコンテンツの条件には以下が挙げられる。

・話数が多い
・1話あたりの尺が30分〜1時間程度、最大でも90〜120分
・1話あたりの尺が一定
・制作が容易
・定期(シリーズ)制作出来る
・適度の制作規模で制作費が抑えられる

 一方、これらの条件すべてに当時のSASUKEは当てはまらなかった。

・話数が少ない(当時はまだ10話もない状態)
・1話あたりの尺が120分以上
・1話あたりの尺がバラバラ(120〜最大240分)
・制作に手間がかかり困難
・定期制作しづらい(TBSはそれまで不定期に平均年2話)
・制作規模が大きく制作費が高い

 さらにSASUKEには、諸外国の一般的なフォーマット番組とは大きく異なる要素がほかにもあった。それは、必ずしも「勝者」を生まない番組であるという点だ。SASUKEはこれまで延べ3000人が挑戦したが、全4ステージを攻略(いわゆる「完全制覇」)した選手はわずかに3人しかいない。むしろ「勝者」を生まないことのほうが圧倒的に多い。

 諸外国のフォーマット番組は、クイズであれ、サバイバルであれ、恋愛やゲームであれ、最後に必ず「勝者」を生み出す。「勝者」のないエンディングは後味も悪いしありえないと、当初、海外の人達にはまったく理解されなかった。

■ アニメ以外では稀なチャレンジングな試み

 海外流通に必要な重要案件が、これだけ整わないコンテンツも珍しく、当然、長らく販売は実現しなかった。販売を継続すればするほど支出だけが増える。単体で見れば当然累積赤字が増える一方で、会社としてもこれ以上は困難として、販売断念せざるをえない、つまりお蔵入りの瀬戸際に追い込まれていた。

 そんな中、ようやく2004年に台湾と香港への完パケ販売が成立、翌年現地での放送が実現したことにより収入が得られ、しばらく販売活動が継続可能になった。そして2006年、米国のケーブル局との契約が成立する。

 全米ケーブルとはいえ、当初は深夜枠の実験番組。アニメ番組が米国でレギュラー放送されたことはあったが、海外の(特に日本の)実写番組が全米ネットで放送されること自体がほとんどなく、購入自体が米国側にとってもチャレンジングだったと言える。

 この際に、米国の放送事情に合わせ、番組の尺を30分枠と一定にし、新たなオープニングや楽曲、英語ナレーションを加え、TBS番組を基にした米国版『Ninja Warrior』が誕生した。


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