[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
貧困スレ
88
:
チバQ
:2010/02/06(土) 13:55:32
◇「底辺校」の高校 小学校レベルからやり直し
◇面談し校内検定と朝学習、中退減る 一方で「勉強しても将来に関係ない」
経済格差が教育格差を生み、結果的に「底辺校」と呼ばれる学校に貧困家庭の子どもたちが集中する現実。そうした中、困窮家庭が多い地域にある福岡県の県立高校の男性教諭(57)が、4年前に始めた学校独自の学力向上策を発表して注目を集めた。
教諭がこの高校に赴任したのは5年前。分数の足し算や小数点のかけ算ができない、アルファベットが書けない……。小学校レベルの問題を解けない生徒の多さに驚いた教諭は着任から半年後、各教科の教員や学年担当らによる「基礎学力向上委員会」を組織して話し合いを始めた。「小学校のつまずいたところから学習をやり直して、卒業までに最低限の基礎学力をつけること」を目標に掲げ四つの取り組みを行うことにした。
(1)入学前面談
入学式前の登校日を1日増やして個人面談を行い、どの段階でつまずいたかを事前把握するのが狙いだ。将来の夢や高校生活の不安なども聞き取る。「学力が低い生徒の場合、中学時代に疎外感を感じていたケースが多い。早めに教職員との信頼関係を築くことが必要」と教諭は言う。
(2)入学前学力診断
県内の中学校が新入生に行っている「数学基礎力テスト」を使って、個々の学力を事前に診断する。過半数が小学3、4年段階でつまずいていることが分かった。
(3)校内検定
国語、数学、英語について、中学1年程度から高校初級程度までの20段階に分けた独自の検定を実施し、卒業までに一番上の級まで進むことを目指す。不合格者には夏休みや放課後などに個別指導をしたり、検定級別にグループ分けして補講したりする。
(4)「朝学」
「朝読」と題した読書の時間に充てていた始業前の8分間を、国語、数学、英語のプリントで学習する「朝学」の時間に改めた。毎朝、基本問題を繰り返すことで、学習習慣を身に着けさせ、基礎学力を定着させるのが狙いだ。
こうした取り組みで、一定の成果も出てきた。この高校には例年160人程度が入学するが、以前は60〜70人が中退し、卒業まで残るのは90人程度だった。だが、入学時からこの取り組みで育ってきた今の3年生の中退者は約40人。アンケートで校内検定や朝学について49%の生徒が「役に立っている」と答え、そのうち44%が「勉強が分かるようになる」と回答した。
◆夢や目標もたせたい
一方で「役に立っていない」という回答が過半数の51%あったのも事実。教諭がショックを受けたのは、「勉強しても将来に関係ない」という理由を挙げる生徒が多かったことだ。自宅での学習時間は依然として大半が「ゼロ」と答えた。半ば強制的に基礎学力を身に着けさせても、必ずしも学習意欲の向上には結びついていない。
将来の目標を具体的に描けるような進路指導など、どうすれば学習へのモチベーションを維持させることができるかが、次の課題だという。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板